JP2729707B2 - 建築設備の吊設支持構造 - Google Patents

建築設備の吊設支持構造

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JP2729707B2
JP2729707B2 JP3089655A JP8965591A JP2729707B2 JP 2729707 B2 JP2729707 B2 JP 2729707B2 JP 3089655 A JP3089655 A JP 3089655A JP 8965591 A JP8965591 A JP 8965591A JP 2729707 B2 JP2729707 B2 JP 2729707B2
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昭司 岡田
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Kyokuto Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートスラブ等の
天井より吊設する換気・冷暖房空調、給排水、電気屋内
配線、ガス等の建築設備の作業を極めて簡易にする建築
設備の吊設支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の建築設備の吊設手段とし
ては、コンクリートスラブ等の天井に吊りボルトを埋設
固定し、該吊りボルトに例えば冷暖房等の配管をクラン
プバンドを介して固定したり、又吊りボルトに直接的に
冷暖房機器を固定して種々の建築設備を吊設している。
【0003】即ち、具体的には吊りボルトの埋設位置は
天井面であることにより、種々の建築設備に対応すべく
床面に仮の埋設位置を位置決めし、そしてこの位置から
床面より天井面に届く程度の長尺棒を鉛直に起立させ、
その先端を天井面に当接させ、かかる当接位置に適宜マ
ークを付して埋設位置を設定し、該埋設位置に吊りボル
トを埋設固定している。
【0004】しかしながら、かかる位置決め方法では、
長尺棒が鉛直に起立しているか否かは、その作業者の熟
練に応じた目分量のために非常に不正確であり、このた
め特に箱型である冷暖房機器等であっては、該冷暖房機
器等に予め機械的に正確に設けている四方の取付孔に対
し、著しく位置が相違することによって、埋設した吊り
ボルトを強制的に撓ませて取付孔に挿入して固定する
か、若しくは吊りボルトを途中で切断して継手等を介し
て新たな吊りボルトを連結させる等して吊設しているた
め、作業性が甚だ悪い欠点を有している。
【0005】而も、これらの建築設備の施工業者は明確
に区分されており、このため既に他の業者において建築
設備が施工されていると、次に施工する業者においては
既設備の間の天井に吊りボルトを埋設固定しなければな
らないため、作業性が極めて悪い欠点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は建築設備にお
ける配管等の被冠固定の作業能率を向上させ、又機器の
取付孔との位置決め精度を良好となすと共に、天井面に
埋設する取付部材の位置決め精度を全く不要と成して作
業性を格段に向上させ、又取付孔の配列等が相違する機
器の変換にも容易に対応させる建築設備の吊設支持構造
を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく作業性等の課題に鑑み、天井面に埋設固定する取
付部材に対しレールウエイを連結し、該レールウエイ
長手方向に位置調整自在なる支持体を固定し、換気・冷
暖房空調、給排水、電気屋内配線、ガス等の建築設備を
支持体の吊りボルトに連結して吊設することを要旨とす
る建築設備の吊設支持構造を提供して上記欠点を解消せ
んとしたものである。
【0008】そして、吊設支持構造としては、建築物の
天井面に埋設固定されるアンカーボルト等の取付部材
と、下方開口した断面略コ字状の基体の両側壁の下端縁
に傾斜掛止壁を設け、傾斜掛止壁間に下方開口部を形成
したレールウエイを備え、このレールウエイは下方開口
部を下側となして取付部材に連結し、又ナット部材を固
設する圧接部材をレールウエイ内に位置させ、前記ナッ
ト部材に螺入している吊りボルトを螺動させ、該吊りボ
ルトの先端をレールウエイの上内面に当接させて圧接部
材をレールウエイの下方開口部を形成する傾斜掛止壁に
押圧している。
【0009】又、レールウエイに固定された吊りボルト
に対し、該吊りボルトが挿通若しくは挿入される貫通孔
若しくは挿入溝を穿設してなる第一基体の一端側に回動
自在に装着し、且つ他端側に着脱自在となす配管支持体
を設けると共に、貫通孔若しくは挿入溝に挿通若しくは
挿入される吊りボルトと第一基体との間に吊りボルトを
貫通孔若しくは挿入溝側へ押圧する板バネ等の押圧部材
を設ける配管用支持具を吊りボルトに装着している。
【0010】又、他の吊設支持構造としては、建築物の
天井面に埋設固定されるアンカーボルト等の取付部材
と、下方開口した断面略コ字状の基体の両側壁の下端縁
に傾斜掛止壁を設け、傾斜掛止壁間に下方開口部を形成
したレールウエイを備え、このレールウエイは機器に設
けられる四方の取付孔のうち、一つの取付孔に対して機
器の幅方向に位置する取付孔との間の間隔で並列に配設
され、取付部材が側方より挿入される挿入溝を穿設して
なる第二基体にレールウエイの端方開口部と嵌合する嵌
合部を設けると共に、挿入溝に挿入される取付部材と第
二基体との間に取付部材を挿入溝側へ押圧する板バネ等
の押圧部材を設ける保持体によって取付部材とレールウ
エイを連結し、又ナット部材を固定する圧接部材をレー
ルウエイ内の長手方向に、機器に設けられる四方の取付
孔のうち、一つの取付孔に対して機器の幅方向と直交す
る長さ方向に位置する取付孔との間の間隔で位置させ、
前記ナット部材に螺入している吊りボルトを螺動させ、
該吊りボルトの先端をレールウエイの上内面に当接させ
て圧接部材をレールウエイの下方開口部を形成する傾斜
掛止壁に押圧して吊りボルトを固定している。
【0011】又、他の吊設支持構造としては、前記レー
ルウエイの下方にして且つ、該レールウエイと直交させ
て並列に他のレールウエイを配設し、又吊りボルトが側
方より挿入される挿入溝を穿設してなる第二基体にレー
ルウエイの端方開口部と嵌合する嵌合部を設けると共
に、挿入溝に挿入される吊りボルトと第二基体との間に
吊りボルトを挿入溝側へ押圧する板バネ等の押圧部材を
設ける保持体によって前記吊りボルトと他のレールウエ
イを連結し、この他のレールウエイ内の長手方向に、機
器に設けられる四方の取付孔のうち、一つの取付孔に対
して機器の幅方向と直交する長さ方向に位置する取付孔
との間の間隔でナット部材を固設する圧接部材を位置さ
せ、前記ナット部材に螺入している吊りボルトを螺動さ
せ、該吊りボルトの先端をレールウエイの上内面に当接
させて圧接部材をレールウエイの下方開口部を形成する
傾斜掛止壁に押圧して吊りボルトを固定している。
【0012】
【作用】本発明にあっては、レールウエイの開口部側よ
り圧接部材をレールウエイ内に位置させ、吊りボルトの
螺動によりレールウエイの傾斜掛止壁に圧接部材を押圧
して所定位置に吊りボルトを吊設固定する。
【0013】又、挿入溝若しくは貫通孔に挿通若しくは
挿入される吊りボルトを押圧部材によって挿入溝若しく
貫通孔へ押圧して挿入溝若しくは貫通孔の内周縁側と
吊りボルトのネジ溝とを係合させて位置決め固定すると
共に、配管支持体により配管等の被固定部材を被冠固定
する。
【0014】又、天井面に埋設した取付部材によって機
器の幅方向の取付孔間の間隔で並列に横架する各レール
ウエイの長手方向に、機器の幅方向と直交する長さ方向
の取付孔間の間隔に対応して吊りボルトを吊設固定する
ことにより、機器の取付孔に一致させる位置に吊りボル
トを設ける。
【0015】又、天井面に埋設した取付部材によって任
意間隔にて並列に横架するレールウエイより更に下方
に、機器の幅方向の取付孔間の間隔で吊設される吊りボ
ルトによってレールウエイを並列に横架し、かかる各レ
ールウエイの長手方向に機器の幅方向と直交する長さ方
向の取付孔間の間隔で吊りボルトを吊設固定することに
より、機器の取付孔に一致させる位置に吊りボルトを設
ける。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る換気・冷暖房空調、給排水、
電気屋内配線、ガス等の建築設備の吊設支持構造であ
り、該吊設支持構造1は建築物のコンクリートスラブ等
の天井面2に埋設固定するアンカーボルト等の取付部材
3、3a…によって固定される長尺状のレールウエイ4
と、該レールウエイ4の長手方向の任意位置にて固定自
在なる吊りボルト5と圧接部材6とからなる支持体7
よび配管支持具43によって構成している。
【0017】レールウエイ4は下方開口した断面略コ字
状の基体8と、該基体8の両側壁9、9aの下端縁より
一体的に内方傾斜する傾斜掛止壁10、10aより成
り、該傾斜掛止壁10、10a間には下方開口部11を
形成している。
【0018】又、レールウエイ4は規格品でもあり、下
方開口部11の間隔X1は20mm±1mmであって、
全部材の肉厚は2mmと1.6mmの2種類のものがあ
る。
【0019】かかるレールウエイ4は下方開口部11を
下側と成して天井面2に埋設固定して垂設される取付部
材3、3a…によって天井面2と略平行(略水平)させ
て左右或いは前後の適宜方向に横架して固定している。
【0020】支持体7はレールウエイ4の下方開口部1
1より挿入するものと、レールウエイ4の両端部におけ
る端方開口部12より挿入するものとがあり、前者のも
のより順次説明する。
【0021】先ず、支持体7の第一実施例については、
レールウエイ4の長手方向に対応して所定長さL1を有
し、且つ下方開口部11の間隔X1より拡幅状の幅W1
を有する板状の基板13を形成し、該基板13の略中央
部に貫通孔14を穿設し、該貫通孔14とネメジとを連
通させて基板13上面にナット部材15を固着して圧接
部材6と成し、該圧接部材6のナット部材15に吊りボ
ルト5を螺入している。
【0022】次に、支持体7の第二実施例については、
第一実施例と同様なる基板13の両側縁(幅方向)より
一体的に垂設される圧接片16、16aを形成すると共
に、基板13の略中央部に貫通孔14を穿設し、該貫通
孔14とネメジとを連通させて基板13上面にナット部
材15を固着し圧接部材6と成し、該圧接部材6のナッ
ト部材15に吊りボルト5を螺入している。
【0023】又、上記第一および第二実施例における圧
接部材6の基板13の長さL1および幅W1の各寸法に
ついては、例えば長さL1を下方開口部11の間隔X1
より小と成す場合は、幅W1はレールウエイ4の両側壁
9、9a間の間隔X2より小と成すと共に、下方開口部
11の間隔X1より大と成す様にすればよく、要するに
レールウエイ4の下方開口部11よりレールウエイ4
に遊挿され、該レールウエイ4の傾斜掛止壁10、10
aの上方部位と当接するものであればよい。
【0024】次に、支持体7の第三実施例については、
略中央部に貫通孔14が穿設され、該貫通孔14とネメ
ジとを連通させて上面にナット部材15を固着する板状
の基部17を形成し、該基部17のレールウエイ4の長
手方向に対応する両端縁より一体的に、上方部位に下方
開口部11の間隔X1より縮幅状の縮幅部18を有する
垂直壁19、19aを形成し、該垂直壁19、19aの
上端縁より一体的に、レールウエイ4の長手方向へ延出
する下方開口部11の間隔X1より拡幅状にして且つ、
レールウエイ4の一方の側壁9内面より他方の傾斜掛止
壁10aの先端との間の間隔X3より若干小なる幅にて
圧接突片20、20aを形成し、該圧接突片20、20
aの両側縁より一体的に垂設する圧接片21、21a…
を形成している。
【0025】又、垂直壁19、19aの縮幅部18の側
縁部22、22aから圧接突片20、20aの両側縁ま
での延出寸法L2、L3について、先ず一方の延出寸法
L2はレールウエイ4の側壁9、9a内面から傾斜掛止
壁10、10aの先端縁までの間隔X4より大きく設定
して傾斜掛止壁10、10aを遊挿可能なる第一挿入部
23を形成し、又他方の延出寸法L3は傾斜掛止壁1
0、10aを遊挿し、該傾斜掛止壁10、10aの先端
を縮幅部18の側縁部22に当接させることにより、圧
接突片20、20aの圧接片21、21a…をレールウ
エイ4の傾斜掛止壁10、10aの上面に当接されるべ
き寸法に設定して第二挿入部24を形成している。
【0026】次に、支持体7の第四実施例については、
該第四実施例はレールウエイ4の端方開口部12より挿
入するものにして、レールウエイ4の側壁9、9a間の
間隔X2より小と成すと共に、下方開口部11の間隔X
1より大と成して板状若しくは両側縁に垂直或いは外方
傾斜する圧接片25、25aを形成する基部26の略中
央部に貫通孔14を穿設し、該貫通孔14とネメジとを
連通させて上面にナット部材15を固着して圧接部材6
と成し、該圧接部材6のナット部材15に吊りボルト5
を螺入している。
【0027】尚、傾斜掛止壁10、10aの上面、圧接
片16、16a、圧接片21、21a…、圧接片25、
25aの先端に山と谷が連続する凹凸、或いはラチェッ
ト歯、ノコギリ山の様な山面が一方向に特に傾斜してい
る凹凸を設ければ、傾斜掛止壁10、10aの上面と圧
接片16、16a、圧接片21、21a…、圧接片2
5、25aが堅固な掛止状態となる。
【0028】次に、支持体7の各実施例におけるレール
ウエイ4への装着状態について説明すると、図1および
図2に示す第一および第二実施例については、レールウ
エイ4の下方開口部11の適宜位置より圧接部材6を斜
め下方より挿入し、しかる後レールウエイ4内にて圧接
部材6を水平状態に姿勢変更させ、その後第一実施例に
あっては圧接部材6の基板13を、又第二実施例にあっ
ては圧接部材6の圧接片16、16aを傾斜掛止壁1
0、10aに当接させ、そして吊りボルト5を螺動さ
せ、該吊りボルト5の先端をレールウエイ4の基体8の
上内面に当接させて圧接部材6を下方へ押圧して所定位
置にて支持体7を固定する。
【0029】特に上記第二実施例においては、圧接部材
6の圧接片16、16aを傾斜掛止壁10、10aの上
面に当接させていることにより、レールウエイ4の短手
方向への位置ズレも規制することが出来る。
【0030】図3に示す第三実施例については、レール
ウエイ4の下方開口部11の適宜位置より圧接部材6の
圧接突片20、20aと垂直壁19、19aの縮幅部1
8より構成される第一挿入部23内にレールウエイ4
一方の傾斜掛止壁10を遊挿するように斜め下方より挿
入し、しかる後レールウエイ4内にて圧接部材6を水平
状態に姿勢変更させると共に、第二挿入部24を構成す
る他方の垂直壁19、19aの縮幅部18の側縁部22
に当接させるように一方(左側)へスライドさせて圧接
突片20、20aの圧接片21、21a…を傾斜掛止壁
10、10aに当接させ、そして吊りボルト5を螺動さ
せ、該吊りボルト5の先端をレールウエイ4の基体8の
上内面に当接させて圧接部材6を下方へ押圧して所定位
置にて支持体7を固定する。
【0031】図4に示す第四実施例については、レール
ウエイ4の端方開口部12より予め適宜数の圧接部材6
を挿入し、かかるレールウエイ4を天井面2に埋設固定
する取付部材3、3a…によって固定し、しかる後レー
ルウエイ4の長手方向の任意位置まで圧接部材6をスラ
イドさせ、そして吊りボルト5を圧接部材6のナット部
材15に螺入して螺動させ、吊りボルト5の先端をレー
ルウエイ4の基体8の上内面に当接させて圧接部材6を
下方へ押圧して所定位置にて支持体7を固定する。
【0032】次に、本発明に係る建築設備の吊設支持構
造におけるレールウエイ4と、取付部材3、3a…との
連結固定に使用する各種の機能部品について説明する
と、先ず、取付部材3、3a…に着脱自在に固定し、レ
ールウエイ4の端方開口部12に嵌合してレールウエイ
4を連結する保持体27については、側方より取付部材
3、3a…が挿入される開口部28、28aを有する挿
入溝29、29aを穿設してなる対向する上下一対の板
状の固定片30、30aと、これらを連結する連結片3
1とにより略コ字状に形成して第二基体32aと成し、
第二基体32aの内方面の略中央には挿入溝29、2
9a内に挿入された取付部材3、3a…のネジ溝内に挿
入溝29、29aの周縁に設ける薄肉状の係合部33、
33aを係合させる様に押圧する押圧部材34を配設し
ている。
【0033】尚、係合部33、33aに関しては、基体
32の肉厚が取付部材3、3a…のネジ溝内と係合可能
であれば薄肉状とせずとも良い。
【0034】35はレールウエイ4の端方開口部12と
嵌合される嵌合部であり、該嵌合部35は基体32の両
側縁より連続して前記固定片30、30aと反対側へ突
出すると共に先端に向かって先細状に嵌合突片36、3
6aを形成している。
【0035】尚、嵌合部35はレールウエイ4の端方開
口部12と嵌合可能であればいかなる形状と成しても良
く、而も嵌合部35は第二基体32aに固定的に設けず
とも回動自在に装着しても良い。
【0036】又、押圧部材34は金属等のバネ材から成
る板バネにて略U字状に形成し、曲部を介して一片を保
持体押圧片37と成し、他片を取付部材押圧片38と成
し、該取付部材押圧片38と保持体押圧片37とを互い
に離反、或いは接近すべき相反する方向に弾性を具有さ
せ、取付部材押圧片38の適宜箇所には取付部材3、3
a…を支持する支承部39を凹状に形成している。
【0037】そして押圧部材34は第二基体32aの固
定片30、30aの挿入溝29、29a内に挿入される
べき取付部材3、3a…と第二基体32aの連結片31
との間に着脱自在に装着したり、押圧部材34の保持体
押圧片37を連結片31に固着して装着している。
【0038】40は突起片であり、該突起片40は支承
部39における取付部材3、3a…の支持を更に確実に
させるために、該取付部材3、3a…のネジ溝と係合可
能な薄肉状に形成して支承部39に突設している。
【0039】又、保持体押圧片37と取付部材押圧片3
8とが互いに接近する方向に付勢される押圧部材34を
使用する場合にあっては、固定片30、30aに挿入溝
29、29aを設ける必要は無く、単に固定片30、3
0aの外縁部を係合部33、33aと成すことも可能で
あり、又第二基体32aの連結片31の上下に取付部材
3、3a…のネジ溝と係合する突起片40を複数個突
設、或いは押圧部材34の保持体押圧片37に前記突起
片40を突設し、かかる押圧部材34を第二基体32a
の連結片31の上下に複数個固着することも可能であ
る。
【0040】又、嵌合突片36、36aには抜止め機構
として、図14に示す様に嵌合突片36、36aの側面
に、下方弯曲した線状の抜止片41、41aの先端を嵌
合突片36、36a上方に突出すると共に、上方付勢す
る様にその末端を固着し、該抜止片41、41aの弾性
屈曲を規制する突起42、42aを嵌合突片36、36
aの側面に設け、嵌合部35のレールウエイ4への嵌合
時に、抜止片41、41aの弾性屈曲により、その先端
が傾斜掛止壁10、10aに係止して抜止めする様にな
しても良い。
【0041】又、保持体27の固定片30、30aに関
しては、連結片31の上下に一対に設けたものにて説明
したが、かかる構造に何ら限定されず、例えば図15
(a)および(b)に示す様に、連結片31の一端(本
実施例では上端)より上方(下方へ傾斜させてもよい)
へ傾斜させて固定片30を設け、そして固定片30に穿
設する取付部材3が挿入される開口部28を有する挿入
溝29内に取付部材3を挿通し、一方連結片31に保持
体押圧片37を固定する押圧部材34の取付部材押圧片
38により、取付部材3を連結片31側へ押圧させ、取
付部材3のネジ溝と挿入溝29の係合部33、33aを
係合させて保持体27を所定位置に固定させる。
【0042】又、固定片30を下方へ傾斜させて設ける
場合にあっては、押圧部材34の弾発方向は上記と相反
する方向へ弾性を具有させればよい。
【0043】次に、レールウエイ4に固定する支持体7
の吊りボルト5に装着し建築設備である配管等の被固定
部材Pを支持する配管用支持具43については、前記保
持体27における嵌合部35の代わりに配管支持体44
を設けている。
【0044】即ち、連結片31の外方面の上端近傍には
第一基体32の上下方向に対して所定間隔を有すると共
に、上部に爪45を下方突設して成る矩形状の掛止孔4
6を穿設して嵌合主体部47と成し、又連結片31の外
方面の下端には第一基体32の幅方向に枢軸48を形成
する様に略矩形状の孔を上下に穿設している。
【0045】又、固定片30、30aには挿入溝29、
29aの代わりに取付部材3、3a…が挿通される貫通
孔49、49aを穿設することも可能である。
【0046】又、配管支持体44は帯状の金属板の一端
を略円弧状に湾曲させて支持部50と成し、該支持部5
0より連続して他端を片持梁状に弾性を有する様にし、
嵌合主体部47の掛止孔46の上部の一辺より若干上方
になる角度を以て、即ち直角より若干大なる角度を以て
折曲し、先端を掛止孔46の幅方向の長さと略等しく形
成すると共に、掛止孔46の爪45と略合致する嵌合孔
51を穿設して掛止部52を形成し嵌合従体部53と成
している。
【0047】そして、配管用支持具43は第一基体32
の枢軸48に配管支持体44の一端を枢着し、第一基体
32の掛止孔46に配管支持体44の掛止部52を着脱
自在に嵌合掛止させている。
【0048】尚、配管支持体44の材質は金属製のもの
に限らず、配管支持体44の他端が片持梁状にしてへた
らない様に弾性限が高く、寿命の長い様に疲れ限度等が
高く、且つ配管等の被固定部材Pの支持強度の良好なも
のを使用すれば良い。
【0049】又、図25および図26に示すように配管
支持体44の他の装着実施例としては、第一基体32
下端と配管支持体44の一端とを蝶番54により蝶着し
ている。
【0050】又、嵌合主体部47と嵌合従体部53との
構造については何ら限定されず、例えば図25および図
26に示すように基体32の掛止孔46は上下方向に対
して所定間隔を有して矩形状に穿設して嵌合主体部47
と成すと共に、配管支持体44の掛止部52には上部に
爪55を上方突設して嵌合従体部53と成すことも可能
である。
【0051】又、図27に示す様に第一基体32の連結
片31上端近傍に下方に爪56を垂設してなる断面差し
金状の突起を突設して嵌合主体部47と成すと共に、配
管支持体44の掛止部52先端に爪57を立設して嵌合
従体部53と成すことも可能である。
【0052】又、図28に示す様に嵌合主体部47を連
結片31の上下方向に対して所定間隔を具有させて掛止
孔46を穿設して嵌合主体部47と成し、該嵌合主体部
47の掛止孔46を貫通した後、拡径状態となる様に弾
性を具有させて傾斜状に突設する掛止部52を嵌合従体
部53と成すことも可能である。
【0053】又、図29に示すようにピン等の掛止部材
58を使用することも可能で、要するに嵌合主体部47
と嵌合従体部53とが着脱可能にして且つ、係合可能で
あれば良い。
【0054】59は配管支持体44の支持強度を向上さ
せるリムであり、該リム59は支持部50の外方に膨出
形成している。
【0055】次に本発明に係る建築設備の吊設支持構造
における施工方法について説明すると、先ず、換気・冷
暖房空調、給排水、電気屋内配線、ガス等の配管等の被
固定部材Pを施工する場合については、天井面2に所定
間隔をもって取付部材3、3a…を埋設固定して垂設
し、かかる対向する取付部材3、3aの下方部位を適宜
ナット等の締結部材(図示せず)にて下方開口部11を
下側に向けてレールウエイ4を固定する。
【0056】又、他の実施例としては、保持体27の嵌
合部35をレールウエイ4の両端側の端方開口部12に
嵌合し、かかる1ユニットの保持体27の挿入溝29、
29aに取付部材3、3aを挿入すると共に、取付部材
押圧片38と保持体押圧片37とを互いに離反すべき相
反する方向に付勢する押圧部材34の曲部側又は開放側
より保持体27と取付部材3、3aとの間に、押圧部材
34の支承部39に取付部材3、3aが係合される位置
まで縮開させながら挿入して介装することにより、押圧
部材34の弾発力にて取付部材3、3aが固定片30、
30aの挿入溝29、29aの周縁部の係合部33、3
3aに押圧されて取付部材3、3aのネジ溝内に係合さ
せて挾持した状態にて保持体27を所定位置に固定す
る。
【0057】又、予め押圧部材34の保持体押圧片37
を保持体27に固定する場合にあっては、取付部材3、
3aを取付部材押圧片38の表面に沿って摺動させて支
承部39に係合される位置まで押圧部材34を縮開させ
ながら挿入溝29、29aに挿入して介装することによ
り、上記の様に保持体27が所定位置に固定される。
【0058】更に、取付部材押圧片38と保持体押圧片
37とが互いに接近すべき相反する方向に付勢する押圧
部材34を使用する場合にあっては、予め取付部材押圧
片38を拡開状態と成し、かかる状態にて固定片30、
30aの挿入溝29、29aに取付部材3、3aを挿入
し、しかる後取付部材押圧片38の拡開状態を解除し、
該取付部材押圧片38の支承部39にて取付部材3、3
aを係合させながら弾発力にて固定片30、30aの挿
入溝29、29aの周縁部の係合部33、33aに押圧
させて取付部材3、3aをネジ溝内に係合させて保持体
27を所定位置に固定する。
【0059】更に又、第二基体32aの連結片31に突
起片40、或いは押圧部材34に突起片40を設ける場
合にあっては、該突起片40にて取付部材3、3aのネ
ジ溝と係合させて上記と同様に保持体27を定位置に固
定する。
【0060】この様にレールウエイ4を取付部材3、3
a…に固定した後は、前述の如く支持体7の圧接部材6
レールウエイ4の下方開口部11より挿入するか、若
しくは予め端方開口部12より適宜数挿入し、吊りボル
ト5の螺動により圧接部材6をレールウエイ4の下方開
口部11に押圧させてレールウエイ4の長手方向の任意
位置に支持体7を固定するのである。
【0061】そして、レールウエイ4に固定した支持体
7の吊りボルト5に前述の保持体27と同様にして配管
用支持具43を任意高さに固定した後に、第一基体32
の嵌合主体部47から配管支持体44の嵌合従体部53
を外した状態にて配管支持体44の支持部50上に配管
等である被固定部材Pを載置し、しかる後第一基体32
の嵌合主体部47の掛止孔46に配管支持体44の嵌合
従体部53の掛止部52を嵌合掛止する。
【0062】かかる状態にあっては、配管支持体44の
他端を片持梁状に弾性を具有させる様に成しているた
め、嵌合従体部53の掛止部52は嵌合主体部47の掛
止孔46上部の一辺に当接すると共に、掛止部52の嵌
合孔51に嵌合孔51の爪45が嵌合し、第一基体32
と配管支持体44は強固に掛合されるのである。
【0063】次に、換気・冷暖房空調、給排水、電気屋
内配線、ガス等の建築設備における箱型の機器Uを施工
する場合については、かかる機器Uの四方に設けられて
いる取付孔60、60a…のうち、一つの取付孔60、
60a…に対して機器Uの幅方向(又は長さ方向)に位
置する取付孔60、60a…との間の間隔X5(又は間
隔X6)下方開口部11を下側に向けてレールウエイ
4を前述と同様に天井面2に埋設固定する取付部材3、
3a…保持体27を介して連結固定して並列に横架す
る。
【0064】そして、レールウエイ4の長手方向に、機
器Uの四方に設けられている取付孔60、60a…のう
ち、一つの取付孔60、60a…に対して機器Uの幅方
向(又は長さ方向)と直交する長さ方向(又は幅方向)
に位置する取付孔60、60a…との間の間隔X6(又
は間隔X5)で、位置調整自在なる支持体7を前述の如
く位置させて固定し、しかる後支持体7の吊りボルト5
を機器Uの取付孔60、60a…に挿通して適宜ナット
部材によって固定する。
【0065】又、他の施工方法にあっては、機器Uの幅
方向、長さ方向における取付孔60、60a…の間隔X
5、X6とは全く対応しない適宜間隔にて下方開口部1
1を下側に向けてレールウエイ4を前述と同様に天井面
2に埋設固定する取付部材3、3a…に保持体27を介
して連結固定して並列に横架し、そして並列する各レー
ルウエイ4の長手方向に、機器Uの四方に設けられてい
る取付孔60、60a…のうち、一つの取付孔60、6
0a…に対して機器Uの幅方向(又は長さ方向)と直交
する長さ方向(又は幅方向)に位置する取付孔60、6
0a…との間の間隔X6(又は間隔X5)で、位置調整
自在なる少なくとも2個の支持体7を前述の如く位置さ
せて固定する。
【0066】次に、並列させたレールウエイ4に固定す
る支持体7の吊りボルト5、保持体27を介して更に下
方に上方のレールウエイ4と直交させて他のレールウエ
イ4を連結して並列に横架し、しかる後下方のレールウ
エイ4の長手方向に機器Uの四方に設けられている取付
孔60、60a…のうち、一つの取付孔60、60a…
に対して機器Uの幅方向(又は長さ方向)に位置する取
付孔60、60a…との間の間隔X5(又は間隔X6)
で、位置調整自在なる支持体7を前述の如く位置させて
固定し、その後支持体7の吊りボルト5を機器Uの取付
孔60、60a…に挿通して適宜ナット部材によって固
定する。
【0067】以上の様に天井面2に埋設固定する取付部
材3、3a…に対しレールウエイ4を連結し、該レール
ウエイ4の長手方向に位置調整自在なる支持体7を固定
し、その後換気・冷暖房空調、給排水、電気屋内配線、
ガス等の建築設備を支持体7の吊りボルト5に連結して
吊設するのである。
【0068】
【発明の効果】以上の様に、請求項1又は2の発明によ
れば、吊りボルト5をレールウエイ4の長手方向におけ
る任意位置にて容易に固定することが出来るため、従来
の建築設備である換気・冷暖房空調、給排水、電気屋内
配線、ガス等の配管、配線、ダクト等を吊設するため
に、個別に吊りボルトを天井に埋設しなければならない
作業を低減して作業能率を向上させると共に、この種の
吊設作業における吊りボルト5で支持されたレールウエ
イ4を、他の吊設作業でも共用することが出来、而も追
加設備をする際にも、従来であれば既存設備の間をぬっ
吊りボルト5を埋設しなければならないが、本発明で
は単にレールウエイ4の空き位置に吊りボルト5を容易
に固定することが出来る。
【0069】又、上記の効果に加え、建築設備における
配管等の被固定部材Pを吊設する際に、吊りボルト5の
任意位置(高さ方向)に配管用支持具43をワンタッチ
にて装着することが出来ると共に、配管支持体44に被
固定部材Pを載置、又は被固定部材Pが落下しない様に
固定せずに支承出来、最終的に吊りボルト5に対する配
管用支持具43の位置を調整することが出来、又かかる
調整後に単に配管支持体44をワンタッチにて被冠固定
することが出来、よって作業にかかる負担を軽減して作
業能率を向上させることが出来る。
【0070】又、請求項3の発明によれば、取付部材
3、3a…とレールウエイ4との連結がワンタッチにで
きると共に、取付部材3、3a…の任意位置(高さ方
向)にレールウエイ4を位置させることができ、又天井
面2に埋設した取付部材3、3a…によって機器Uの
方向の取付孔60、60a…間の間隔X5で、並列に横
架する各レールウエイ4の長手方向に、機器Uの幅方向
と直交する長さ方向の取付孔60、60a…間の間隔X
6で、吊りボルト5を吊設固定することにより、機器U
長さ方向の取付孔60、60a…間の間隔X6の位置
決め精度が良好となり、又この間隔X6に対する位置決
めマークを付す作業に際しても、レールウエイ4が直線
状であることにより、その直線の前後に対しては何ら配
慮することはなく、直線の左右に対してのみ配慮すれば
良いため、従来の前後、左右への位置ズレを配慮する作
業方法に比し、その作業性を良好と成して熟練を必要と
しない作業とすることが出来、よって従来における吊り
ボルトを強制的に撓ませたり、吊りボルトを途中で切断
して継手等を介して新な吊りボルトを連結させる等を無
くすことが出来る。
【0071】又、請求項4の発明によれば、天井面2に
埋設した取付部材60、60a…によって任意間隔にて
並列に横架するレールウエイ4より更に下方に、機器U
幅方向の取付孔60、60a…間の間隔X6で、吊設
される吊りボルト5によってレールウエイ4を並列に横
架し、かかる各レールウエイ4の長手方向に機器Uの
さ方向の取付孔60、60a…間の間隔X5で、吊りボ
ルト5を吊設固定することにより、機器Uの取付孔6
0、60a…に完全に一致させる位置に吊りボルト5を
設けられることが出来、又天井面2に埋設する取付部材
3、3a…の位置決め精度を全く不要と成すことによ
り、その作業を従来に比し格段に向上させることが出
来、又機器Uの取り替えにおいても、レールウエイ4の
長手方向に位置調整自在に吊りボルト5を固定すること
が出来ることにより、取付孔60、60a…の配列等が
相違する機器Uに対しても容易に対応することが出来る
等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吊設支持構造の組付工程図であ
る。
【図2】吊設支持構造の他の実施例の組付工程図であ
る。
【図3】吊設支持構造の他の実施例の組付工程図であ
る。
【図4】吊設支持構造の他の実施例の組付工程図であ
る。
【図5】レールウエイの部分斜視図である。
【図6】支持体の斜視図である。
【図7】支持体の他の実施例の斜視図である。
【図8】支持体の他の実施例の正面図である。
【図9】同上支持体の側面図である。
【図10】保持体による取付部材とレールウエイとの連
結状態の部分斜視図である。
【図11】図10のA−A断面図である。
【図12】保持体による取付部材とレールウエイとの連
結状態の他の実施例の部分斜視図である。
【図13】図12のB−B断面図である。
【図14】保持体による取付部材とレールウエイとの連
結状態の他の実施例の部分斜視図である。
【図15】保持体における第二基体の他の実施例の断面
図である。
【図16】押圧部材により保持体を取付部材に固定した
他の実施例の要部水平断面図である。
【図17】同上他の実施例の要部水平断面図である。
【図18】同上他の実施例の要部水平断面図である。
【図19】同上他の実施例の要部水平断面図である。
【図20】同上他の実施例の要部水平断面図である。
【図21】同上他の実施例の要部水平断面図である。
【図22】配管支持体の斜視図である。
【図23】図22のC−C断面図である。
【図24】配管支持体の分解斜視図である。
【図25】配管支持体の他の実施例の斜視図である。
【図26】図25のD−D断面図である。
【図27】嵌合主体部と嵌合従体部の他の実施例の断面
図である。
【図28】嵌合主体部と嵌合従体部の他の実施例の断面
図である。
【図29】嵌合主体部と嵌合従体部の他の実施例の断面
図である。
【図30】配管支持体を吊りボルトに固定した状態の斜
視図である。
【図31】図30のE−E断面図である。
【図32】図30のF−F断面図である。
【図33】配管支持体を吊りボルトに固定した状態の他
の実施例の斜視図である。
【図34】図33のG−G断面図である。
【図35】図33のH−H断面図である。
【図36】吊設支持構造による建築設備における配管等
の支持状態の概略正面図である。
【図37】吊設支持構造による建築設備における機器の
支持状態の概略斜視図である。
【図38】吊設支持構造による建築設備における機器の
支持状態の他の実施例の概略斜視図である。
【符号の説明】
2 天井面 3、3a… 取付部材 4 レールウエイ 5 吊りボルト 6 圧接部材 7 支持体 10、1a 傾斜掛止壁 11 下方開口部 15 ナット部材 29、29a 挿入溝32 第一基体 32a 第二基体 34 押圧部材 43 配管用支持具 44 配管支持体 49、49a 貫通孔 60、60a… 取付孔

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の天井面に埋設固定されるアンカ
    ーボルト等の取付部材と、下方開口した断面略コ字状の
    基体の両側壁の下端縁に傾斜掛止壁を設け、傾斜掛止壁
    間に下方開口部を形成したレールウエイを備え、このレ
    ールウエイは下方開口部を下側となして取付部材に連結
    し、又ナット部材を固設する圧接部材をレールウエイ内
    に位置させ、前記ナット部材に螺入している吊りボルト
    を螺動させ、該吊りボルトの先端をレールウエイの上内
    面に当接させて圧接部材をレールウエイの下方開口部
    形成する傾斜掛止壁に押圧し、又レールウエイに固定さ
    れた吊りボルトに対し、該吊りボルトが挿通若しくは
    入される貫通孔若しくは挿入溝を穿設してなる第一基体
    の一端側に回動自在に装着し、且つ他端側に着脱自在と
    なす配管支持体を設けると共に、貫通孔若しくは挿入溝
    に挿通若しくは挿入される吊りボルトと第一基体との間
    に吊りボルトを貫通孔若しくは挿入溝側へ押圧する板バ
    ネ等の押圧部材を設ける配管用支持具を吊りボルトに装
    着したことを特徴とする建築設備の吊設支持構造。
  2. 【請求項2】 取付部材が側方より挿入される挿入溝を
    穿設してなる第二基体にレールウエイの端方開口部と嵌
    合する嵌合部を設けると共に、挿入溝に挿入される取付
    部材と第二基体との間に取付部材を挿入溝側へ押圧する
    板バネ等の押圧部材を設けて保持体と成し、該保持体に
    よって取付部材とレールウエイを連結したことを特徴と
    する請求項1記載の建築設備の吊設支持構造。
  3. 【請求項3】 建築物の天井面に埋設固定されるアンカ
    ーボルト等の取付部材と、下方開口した断面略コ字状の
    基体の両側壁の下端縁に傾斜掛止壁を設け、傾斜掛止壁
    間に下方開口部を形成したレールウエイを備え、このレ
    ールウエイは機器に設けられる四方の取付孔のうち、一
    つの取付孔に対して機器の幅方向に位置する取付孔との
    間の間隔で並列に配設され、又取付部材が側方より挿入
    される挿入溝を穿設してなる第二基体にレールウエイの
    端方開口部と嵌合する嵌合部を設けると共に、挿入溝に
    挿入される取付部材と第二基体との間に取付部材を挿入
    溝側へ押圧する板バネ等の押圧部材を設ける保持体によ
    って取付部材とレールウエイを連結し、又ナット部材を
    固設する圧接部材をレールウエイ内の長手方向に、機器
    に設けられる四方の取付孔のうち、一つの取付孔に対し
    て機器の幅方向と 直交する長さ方向に位置する取付孔と
    の間の間隔で位置させ、前記ナット部材に螺入している
    吊りボルトを螺動させ、該吊りボルトの先端をレールウ
    エイの上内面に当接させて圧接部材をレールウエイの下
    方開口部を形成する傾斜掛止壁に押圧して吊りボルトを
    固定したことを特徴とする建築設備の吊設支持構造。
  4. 【請求項4】 建築物の天井面に埋設固定されるアンカ
    ーボルト等の取付部材と、下方開口した断面略コ字状の
    基体の両側壁の下端縁に傾斜掛止壁を設け、傾斜掛止壁
    間に下方開口部を形成したレールウエイを備え、このレ
    ールウエイは適宜間隔で下方開口部を下側と成して並列
    に配設され、又取付部材が側方より挿入される挿入溝を
    穿設してなる第二基体にレールウエイの端方開口部と嵌
    合する嵌合部を設けると共に、挿入溝に挿入される取付
    部材と第二基体との間に取付部材を挿入溝側へ押圧する
    板バネ等の押圧部材を設ける保持体によって取付部材と
    レールウエイを連結し、このレールウエイ内の長手方向
    に、機器に設けられる四方の取付孔のうち、一つの取付
    孔に対して機器の幅方向に位置する取付孔との間の間隔
    ナット部材を固設する圧接部材を位置させ、前記ナッ
    ト部材に螺入している吊りボルトを螺動させ、該吊りボ
    ルトの先端をレールウエイの上内面に当接させて圧接部
    材をレールウエイの下方開口部を形成する傾斜掛止壁に
    押圧して吊りボルトを固定し、又前記レールウエイの下
    方にして且つ、該レールウエイと直交させて並列に他の
    レールウエイを配設し、又吊りボルトが側方より挿入さ
    れる挿入溝を穿設してなる第二基体にレールウエイの端
    方開口部と嵌合する嵌合部を設けると共に、挿入溝に挿
    入される吊りボルトと第二基体との間に吊りボルトを挿
    入溝側へ押圧する板バネ等の押圧部材を設ける保持体に
    よって前記吊りボルトと他のレールウエイ連結し、この
    他のレールウエイ内の長手方向に、機器に設けられる四
    方の取付孔のうち、一つの取付孔に対して機器の幅方向
    と直交する長さ方向に位置する取付孔との間の間隔でナ
    ット部材を固設する圧接部材を位置させ、前記ナット部
    材に螺入している吊りボルトを螺動させ、該吊りボルト
    の先端をレールウエイの上内面に当接させて圧接部材を
    レールウエイの下方開口部を形成する傾斜掛止壁に押圧
    して吊りボルトを固定したことを特徴とする建築設備の
    吊設支持構造。
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