JP2729401B2 - ボイラー自動台数制御方法 - Google Patents

ボイラー自動台数制御方法

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JP2729401B2
JP2729401B2 JP1170704A JP17070489A JP2729401B2 JP 2729401 B2 JP2729401 B2 JP 2729401B2 JP 1170704 A JP1170704 A JP 1170704A JP 17070489 A JP17070489 A JP 17070489A JP 2729401 B2 JP2729401 B2 JP 2729401B2
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boilers
combustion
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泰寛 宮川
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Miura Co Ltd
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ボイラーの多缶設置システムにおける自
動台数制御方法に関するもので、負荷変動に対する追随
性を向上させたものである。
〔従来の技術〕
周知のように、ボイラーを複数台設置した多缶設置シ
ステムにおいては、スチームヘッダーに圧力検出器を設
けて負荷の状態を把握し、負荷料に応じ予め設定してお
いた起動順序に従って必要台数を順次燃焼に移行させ、
負荷変動があれば、その負荷変動に合わせてボイラー燃
焼・停止させることにより、負荷に追随させるようにし
た自動台数制御方法が採用されている。
この自動台数制御方法は各ボイラーを高効率で運転す
ることができ、システム全体の効率を高く維持して省エ
ネルギーに役立つ。
〔発明が解決しようとする課題〕
具体的な自動台数制御方法としては、第4図の表に示
すようなものがあるが、制御圧力を複数の圧力帯に分割
し、予め設定しておいた各圧力帯に対応するボイラーの
燃焼パターンに従って制御するようになっている(例:
パターンI,II→Oは停止、Lは低燃焼、Hは高燃焼を示
す)。
しかしながら、上述の自動台数制御方法においては、
負荷変動が激しい場合でも、スチームヘッダー内の圧力
が次の圧力帯に移行しなければ、ボイラーの燃焼台数の
変更指令が出ず、応答が遅れがちになるという問題があ
る。又、負荷変動の少ない場合でもスチームヘッダー内
の圧力とボイラーの燃焼台数がバランスするところで稼
動しているため、スチームヘッダー内の圧力が次の圧力
帯に移行すればボイラーの燃焼台数の変更指令が出るこ
とになり、必要以上に燃焼台数の変更をして蒸気圧力の
変動幅が大きくなってしまうという不都合がある。一
方、蒸気圧力の変動幅を小さくするために制御圧力帯の
幅を小さくすれば、ハンチング現象(ボイラーが発停を
頻繁に繰り返す状態)が生じ易くなる。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上述の問題点に鑑み、負荷変動に対する
応答性を向上させるとともに安定した圧力の蒸気を供給
することができるようにしたもので、具体的には、ボイ
ラーを複数台設置し、これらのボイラーに共通のスチー
ムヘッダーを設け、このスチームヘッダーの蒸気圧力値
Pを圧力センサーによって検出し、制御圧力を複数の圧
力帯に分割して各圧力帯におけるボイラーの燃焼台数を
前記圧力帯が高圧側であるほど減少させ、前記圧力帯が
低圧側であるほど増加させるボイラー自動台数制御方法
において、前記圧力センサーによって蒸気圧力勾配ΔP/
Δtを検出し、前記各圧力帯ごとの蒸気圧力勾配ΔP/Δ
tに対するボイラー燃焼の追加台数を、前記圧力帯が高
圧側であるほど少なく割り当て、前記各圧力帯ごとの蒸
気圧力勾配ΔP/Δtに対するボイラーの燃焼の削減台数
を、前記圧力帯が高圧側であるほど多く割り当てること
により、ボイラーの燃焼、停止を制御することを特徴と
している。
〔作用〕
この発明によれば、圧力センサーにより蒸気圧力値P
と蒸気圧力勾配ΔP/Δtとを検出し、予め設定しておい
た制御テーブルに従ってボイラーの燃焼台数を追加、削
減するので、蒸気圧力値だけでなく蒸気圧力勾配も考慮
して負荷変動に対する応答性の優れた自動台数制御を行
うことができる。
〔実施例〕
以下、この発明の好ましい実施例を図面に基づいて説
明する。第1図は、この発明の一実施例を示す系統図、
第2図は、この発明における自動台数制御方法の制御テ
ーブルの一例を示す説明図、第3図は、この発明を適用
した場合の蒸気圧力の変化を従来のものと比較して示す
グラフである。
第1図に示す実施例において、各ボイラー1は、それ
ぞれ燃焼装置5を備えている。図示の例ではボイラー1
は4台分あり、それぞれ蒸気管6にて共通のスチームヘ
ッダー2に連結してある。このスチームヘッダー2に
は、内部の蒸気圧力を検出するための圧力センサー3を
設けてあって、その圧力検出信号に基づき、台数制御器
4により各ボイラー1の燃焼、停止を制御するようにな
っている。
第2図に示す制御テーブルは、目標圧力を7.2〜7.4kg
/cm2として、この目標圧力を中心に制御圧力を複数の圧
力帯に分割し、各圧力帯での蒸気圧力勾配ΔP/Δtに対
してボイラー1の燃焼の追加台数及び削減台数を割り当
てたものである。即ち、この制御テーブルは、前記各圧
力帯におけるボイラー1の燃焼台数を前記圧力帯が高圧
側であるほど減少させ、前記圧力帯が低圧側であるほど
増加させて設定したものである。さらに、前記各圧力帯
ごとの蒸気圧力勾配ΔP/Δtに対するボイラー1の燃焼
の追加台数を、前記圧力帯が高圧側であるほど少なく割
り当て、前記各圧力帯ごとの蒸気圧力勾配ΔP/Δtに対
するボイラー1の燃焼の削減台数を、前記圧力帯が高圧
側であるほど多く割り当てるように設定したものであ
る。そして、前記圧力センサー3によって検出したスチ
ームヘッダー2内の蒸気圧力値pと蒸気圧力勾配ΔP/Δ
tとに基づいて、前記制御テーブルに従い各ボイラー1
の燃焼、停止を制御するようになっている。
前記ボイラー1として、停止O、低燃焼L、高燃焼H
の三段階で燃焼量を制御する三位置燃焼制御式のものを
用いた場合を例にとって説明すると、低燃焼量は高燃焼
量のほぼ半分の値としてあるので低燃焼を1単位、高燃
焼を2単位として、蒸気圧力が6.4kg/cm2以下のときは
+8単位、即ち全缶高燃焼の状態(HHHHの状態)にす
る。その後、圧力が上昇し、7.0〜7.2kg/cm2の圧力帯に
おいて0.4〜0.8kg/cm2・Sの圧力勾配であれば1単位分
燃焼台数を削減してHHHLの状態にし、さらに圧力が上昇
し、7.2〜7.4kg/cm2の圧力帯において0.4〜0.8kg/cm2
Sの圧力勾配であれば2単位分燃焼台数を削減してHHL
の状態にする。
このように、蒸気圧力値Pと蒸気圧力勾配ΔP/Δtと
から、負荷が急増すれば一度に2単位、3単位分の燃焼
台数を追加し、負荷が急減すれば一度に2単位、3単位
分の燃焼台数を削減して負荷に対する応答性を向上させ
ることができる。又、負荷変動の少ない場合は蒸気圧力
が次の圧力帯に移行してもボイラー1の燃焼台数を変更
しないように制御し、ボイラー1の発停回数を減らして
蒸気圧力を安定させることができる。さらに、このよう
にボイラー1の発停回数を減らせることができる(即
ち、ハンチング現象を防止することができる)ため、制
御圧力帯のを小さくことができ、これにより蒸気圧力の
変動幅も小さくすることができる。
ここで、各ボイラー1の起動、停止は予め設定してお
いた順序に従うが、各ボイラー1の稼動時間が平均化す
るように適宜、順位のローテーションを行い、異常ボイ
ラーが発生した場合は次の順位のボイラーを稼動させて
バックアップ制御を行う。
〔発明の効果〕
この発明は、以上説明したように、圧力センサーによ
り複数台のボイラーに共通のスチームヘッダーの蒸気圧
力値Pと蒸気圧力勾配ΔP/Δtを検出し、前記各圧力帯
ごとの蒸気圧力勾配ΔP/Δtに対するボイラー燃焼の追
加台数を、前記圧力帯が高圧側であるほど少なく割り当
て、前記各圧力帯ごとの蒸気圧力勾配ΔP/Δtに対する
ボイラーの燃焼の削減台数を、前記圧力帯が高圧側であ
るほど多く割り当てることにより、台数制御を行うよう
にしたので、制御圧力の全域にわたって負荷変動に対す
る応答性が向上するとともに、安定した圧力の蒸気を供
給することができる。又、一定圧力の維持が容易である
ので、全体の制御圧力幅を小さく設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す系統図、第2図
は、この発明における自動台数制御方法の制御テーブル
の一例を示す説明図、第3図は、この発明を適用した場
合の蒸気圧力の変化を従来のものと比較して示すグラ
フ、第4図は、従来の自動台数制御方法の制御テーブル
の一例を示す説明図である。 1……ボイラー 2……スチームヘッダー 3……圧力センサー 4……台数制御器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラー1を複数台設置し、これらのボイ
    ラー1に共通のスチームヘッダー2を設け、このスチー
    ムヘッダー2の蒸気圧力値Pを圧力センサー3によって
    検出し、制御圧力を複数の圧力帯に分割して各圧力帯に
    おけるボイラー1の燃焼台数を前記圧力帯が高圧側であ
    るほど減少させ、前記圧力帯が低圧側であるほど増加さ
    せるボイラー自動台数制御方法において、前記圧力セン
    サー3によって蒸気圧力勾配ΔP/Δtを検出し、前記各
    圧力帯ごとの蒸気圧力勾配ΔP/Δtに対するボイラー1
    の燃焼の追加台数を、前記圧力帯が高圧側であるほど少
    なく割り当て、前記各圧力帯ごとの蒸気圧力勾配ΔP/Δ
    tに対するボイラー1の燃焼の削減台数を、前記圧力帯
    が高圧側であるほど多く割り当てることにより、ボイラ
    ー1の燃焼、停止を制御することを特徴とするボイラー
    自動台数制御方法。
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