JP2799746B2 - ボイラーの自動台数制御方法 - Google Patents

ボイラーの自動台数制御方法

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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ボイラーの多缶設置システムにおける自
動台数制御方法の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、ボイラーを複数台設置した多缶設置シ
ステムにおいては、スチームヘッダーに圧力検出器を設
けて負荷の状態を把握し、負荷量に応じ予め設定してお
いた起動順序に従って必要台数を順次燃焼に移行させ、
負荷変動があれば、その負荷変動に合わせてボイラーを
燃焼・停止させることにより、負荷に追随させるように
した自動台数制御方式が採用されている(第3図参
照)。
この自動台数制御方式は各ボイラーを高効率で運転す
ることができ、システム全体の効率を高く維持して省エ
ネルギーに役立つ。
〔発明が解決しようとする課題〕
而るに、上述の自動台数制御方法においては、通常、
制御圧力を複数の圧力帯に分割し、予め設定しておいた
各圧力帯に対応するボイラーの燃焼パターンに従って制
御するようになっている(第4図参照;Oは停止、Lは低
燃焼、Hは高燃焼を示す)。
しかしながら、蒸気供給時の負荷量の変化と蒸気圧力
の変化とは一義的に関係づけられるものではなく、全負
荷範囲で負荷量の変化に対する最適の応答性を実現する
ことは困難である。この為、時間帯毎に最大燃焼台数を
制限する方法などがとられるが、この方法も、負荷の状
況が曜日或いは季節によって変化してゆく場合、台数制
御パターンの設定の変更が必要となり必ずしも充分では
なかった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上述の問題点に鑑み、台数制御パターン
の設定の変更を必要とせず、必要蒸気量と供給蒸気量の
関係を総合的に把握し、負荷量の変化に対して応答性の
優れた自動台数制御を行うようにしたものであり、具体
的には、ボイラーを複数台設置し、これらのボイラーに
共通のスチームヘッダーを設け、このヘッダーの内圧を
圧力センサーにより電気信号に変えて取り出し、その信
号により、負荷量に応じて必要台数分のボイラーを燃
焼、停止させる台数制御器を設けた構成において、スチ
ームヘッダーの内圧の値Pnと勾配dPn/dtを検出するとと
もに、ボイラーからの発生蒸気量Q1を算出し、これらの
値から、必要蒸気量に対する増減蒸気量Q2と、スチーム
ヘッダーの内圧を目的圧力Ptに維持するために必要な増
減蒸気量Q3を求め、これらの増減蒸気量Q2,Q3の和の値
から稼動中のボイラーの稼動台数を増減すべきかどうか
判定することを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、スチームヘッダーの内圧の値Pn
と勾配dPn/dtを検出するとともに、ボイラーからの発生
蒸気量Q1を算出し、これらの値から、必要蒸気量に対す
る増減蒸気量Q2と、スチームヘッダーの内圧を目標圧力
Ptに維持するために必要な増減蒸気量Q3を求め、これら
の増減蒸気量Q2,Q3の和の値に基づいて必要蒸気量と供
給蒸気量との関係を総合的把握し、稼動中のボイラーの
稼動台数を増減すべきかどうかを判定することができる
ので、負荷量の変化に対して応答性の優れたボイラーの
自動台数制御方法を提供することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の好ましい実施例を図面に基づいて説
明する。
図中(1)はボイラーで、それぞれ燃焼装置(5)、
運転制御器(6)、圧力センサー(7)を備えており、
蒸気管(8)にて共通のスチームヘッダー(2)に連結
してある(図示した実施例では4台のボイラーを設
置)。このスチームヘッダーには、内部の蒸気圧力を検
出するための圧力センサー(3)を設けてあって、その
圧力検出信号に基づき、台数制御器(4)により各ボイ
ラーの燃焼・停止を制御するようになっている。
このような構成により、台数制御を行う際には、圧力
センサー(3)からの信号により、スチームヘッダー
(2)内の圧力Pnと単位時間当たりの圧力勾配dPn/dtと
を検出し、これらの値とボイラー(1)からの発生蒸気
量Q1とから増減すべき蒸気量(増減すべきボイラーの稼
動台数)を求める。
前記のボイラー(1)からの発生蒸気量Q1は、各ボイ
ラー毎に算出し、それらの値を合計する。ボイラーのイ
ンプット熱量(燃料供給量より算出)より、缶水がその
ときのボイラー缶内圧における飽和温度に達するのに必
要の熱量を差引いた値が発生蒸気の熱量に相当するの
で、これより発生蒸気量Q1を算出する。
前記のスチームヘッダー内の圧力勾配dPn/dt=ΔPと
すると、実際に蒸気使用機器で使用している蒸気量Q
0は、 Q0=(1−f1(ΔP))×Q1 で示される。ここで、f1(ΔP)は補正係数で、ΔPを
変数とする関数であり実験的に求まる。ΔP=0でスチ
ームヘッダー内の圧力が一定の値に保持されていれば、
f1(ΔP)=0でQ0=Q1となる。即ち、供給蒸気量と使
用蒸気量がバランスしている状態である。
増減すべき蒸気量は、必要蒸気量Q0に対する増減蒸気
量Q2と、スチームヘッダー(2)内の圧力を目標圧力Pt
に維持するために必要な増減蒸気量Q3との和であり、前
記の増減蒸気量Q2は、増減蒸気量Q2=必要蒸気量Q0−発
生蒸気量Q1で前述の式より、 Q2=Q0−Q1=−f1(ΔP)×Q1 となる。一方、増減蒸気量Q3は、 Q3=f2(Q1)×(Pt−Pn) で表される。ここで、f2(Q1)は補正係数で発生蒸気量
Q1を変数とする関数であり実験的に求まる。Pt=Pnでス
チームヘッダー内の圧力Pnが目標圧力Ptに維持されてい
れば、Q3=0である。
従って、増減すべき蒸気量(Q2+Q3)は、 Q2+Q3=−f1(ΔP)×Q1+f2(Q1)×(Pt−Pn)で表
される。この増減すべき蒸気量(Q2+Q3)の値によって
ボイラー(1)の稼動台数を制御する。
高燃焼H,低燃焼L,停止Oの三位置で燃焼量を制御する
三位置燃焼制御式ボイラーを用い、各ボイラーの燃焼量
を上述の増減すべき蒸気量(Q2+Q3)と上述の蒸気発生
量Q1とに従って、O→L,L→H,H→L,L→Oのように変化
させる。この場合、各ボイラーとスチームヘッダーの内
圧の値及び変化傾向から、ボイラーの発停回数と圧力変
動を予測し、それが最小となるように燃焼指令信号を出
力する。その場合、同容量(同定格蒸発量)のボイラー
を複数台設置するのでなく、異なる容量のボイラーを設
置するようにしてもよい。そうすれば、大きな容量のボ
イラーをベースにして、負荷変動があった場合は小さな
容量のボイラーを燃焼・停止させることにより、安定し
た圧力の蒸気を供給することができる。
又、上述のボイラーの発停回数と圧力変動が最小にな
るように抑制する場合、最大負荷変動を予測又は設定
し、負荷変動に対する応答時間が最短になるように各ボ
イラーへ燃焼指令信号を出力する。
〔発明の効果〕
この発明は、以上のような構成で、スチームヘッダー
の内圧の値Pnと勾配dPn/dtを検出するとともに、ボイラ
ーからの発生蒸気量Q1を算出し、これらの値から、必要
蒸気量に対する増減蒸気量Q2と、スチームヘッダーの内
圧を目標圧力Ptに維持するために必要な増減蒸気量Q3
求め、これらの増減蒸気量Q2,Q3の和の値から稼動中の
ボイラー(1)の稼動台数を増減すべきかどうか判定す
るようにしたので、負荷変動に対する応答性が良く、安
定した圧力の蒸気を供給することができる。又、ハンチ
ング現象が少なくなり、多缶設置システム全体の運転効
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す系統図、第2図はこ
の発明を適用した場合の蒸気圧力の変化を従来のものと
比較して示すグラフ、第3図は従来の多缶設置システム
を示す系統図、第4図は従来の自動台数制御方法を示す
説明図である。 (1)……ボイラー、(2)……スチームヘッダー (3)……圧力センサー、(4)……台数制御器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラー(1)を複数台設置し、これらの
    ボイラーに共通のスチームヘッダー(2)を設け、この
    ヘッダーの内圧を圧力センサー(3)により電気信号に
    変えて取り出し、その信号により、負荷量に応じて必要
    台数分のボイラーを燃焼、停止させる台数制御器(4)
    を設けた構成において、 スチームヘッダー(2)の内圧の値Pnと勾配dPn/dtを検
    出するとともに、ボイラー(1)からの発生蒸気量Q1
    算出し、これらの値から、必要蒸気量に対する増減蒸気
    量Q2と、スチームヘッダー(2)の内圧を目標圧力Ptに
    維持するために必要な増減蒸気量Q3を求め、これらの増
    減蒸気量Q2,Q3の和の値から稼動中のボイラー(1)の
    稼動台数を増減すべきかどうか判定することを特徴とす
    るボイラーの自動台数制御方法。
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