JPH0740803Y2 - ボイラー自動台数制御装置 - Google Patents

ボイラー自動台数制御装置

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JPH0740803Y2
JPH0740803Y2 JP1988081750U JP8175088U JPH0740803Y2 JP H0740803 Y2 JPH0740803 Y2 JP H0740803Y2 JP 1988081750 U JP1988081750 U JP 1988081750U JP 8175088 U JP8175088 U JP 8175088U JP H0740803 Y2 JPH0740803 Y2 JP H0740803Y2
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JP
Japan
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boiler
boilers
combustion
signal
abnormality
Prior art date
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JP1988081750U
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JPH027403U (ja
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泰寛 宮川
英夫 古川
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ボイラーの多缶設置システムに関するもの
であり、特に異常ボイラー発生時のバックアップ対策を
含む制御システムに関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、ボイラーを複数台設置した多缶設置シス
テムにおいては、スチームヘッダーに圧力検出器を設け
て負荷の状態を把握し、負荷量に応じて予め設定してお
いた起動順序に従い必要台数を順次燃焼に移行させ、負
荷変動があればその負荷変動に合わせてボイラーを燃焼
・停止させることにより、負荷に追随させるようにした
自動台数制御方式が採用されている。
この方式において、燃焼中のボイラーが異常発生によっ
て停止した場合、この異常ボイラーにかえて他のボイラ
ーをバックアップ起動させることが必要になるが、その
ためには、例えばスチームヘッダーの内圧がある設定圧
力値まで下がったという圧力信号の検知が条件となり、
これが、結果的に応答遅れにつながり、圧力が低下し過
ぎるという不都合を伴う。また、それによって、頻繁に
着火、停止を繰り返す、いわゆるハンチング現象を生じ
易い。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで、この考案は、上記の問題点を解消することを目
的とし、異常発生時或いは異常予知時に、異常ボイラー
にかえて他のボイラーを速やかにバックアップ起動させ
るようにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、具体的には、ボイラーを複数台設置し、こ
れらのボイラーに共通のスチームヘッダーを設け、この
ヘッダーの内圧を圧力検出器により電気信号に変えて取
り出し、その信号により、負荷量に応じて必要台数分の
ボイラーを燃焼・停止させる台数制御器(4)を設けた
構成において、前記各ボイラーに異常を検出してその旨
の信号を出力する異常検出手段(5)をそれぞれ設ける
とともに、前記台数制御器に、各ボイラーの燃焼状態の
組合せを記憶させた燃焼パターン記憶部と、前記異常検
出手段からの異常検出信号と前記圧力検出器からの蒸気
圧力信号との組合せに関して予め設定しておいたデータ
に基づいて各ボイラーの燃焼状態を変更する燃焼パター
ン変更部とを設けたことを特徴としている。
〔実施例〕
以下、この考案における好ましい実施例を図面に従がっ
て説明する。図示した時例では、NO.1〜NO.4の4台のボ
イラー(1)を設置し、各ボイラーを蒸気管(8)で共
通のスチームヘッダー(2)に連結している。このスチ
ームヘッダーには、内部の蒸気圧力を検出するための圧
力検出器(3)を設けてあって、その圧力検出信号に基
づき、台数制御器(4)により各ボイラーの燃焼・停止
を制御するようにしている。前記台数制御器から各ボイ
ラーに燃焼制御信号を発したときの、ボイラーの起動順
序は予め設定しておいた順序に従う。
各ボイラー(1)には、異常検出手段(5)をそれぞれ
個別に設けてあり、各ボイラーの異常を検出して異常検
出信号を出力するようにしている。この異常検出手段と
しては、バーナの不着火・失火を検出する火炎検出セン
サー、缶内水位の異常低下を検出する水位検出器、ボイ
ラー缶体の異常過熱を検出する温度センサーなどを用い
る。
前記台数制御器(4)の燃焼パターン記憶部(6)に
は、各ボイラーの燃焼状態の組合せを燃焼パターンとし
て予め記憶させている。例えば、第2図にボイラーの起
動順序の一例を示すが、蒸気圧力を9つの蒸気圧力帯に
分け、それぞれの蒸気圧力帯に対応する燃焼パターンを
設定している(蒸気圧力帯aにおいてはHHLO、蒸気圧力
帯bにおいてはHHHL)。Hは高燃焼状態、Lは低燃焼状
態、Oは停止状態を示す。ただし、ボイラーの起動順序
は第2図に示すものに限定するわけではなく、複数の起
動順序パターンを設定し、そのうちから適宜、選択して
用いてもよい。また、ボイラーの優先順位をNO.1、NO.
2、NO.3、NO.4の順にしているが、システムの長寿命化
を図るためには、優先順位は適宜ローテーションするこ
とが望ましい。
また、前記台数制御器(4)は、燃焼パターン変更部
(7)を有し、前記異常検出手段(5)から異常検出信
号が出力されたとき、どのボイラーから異常検出信号が
出力されたかを判別し、異常ボイラー以外のボイラーの
燃焼状態を変更して必要な蒸気量を確保するようになっ
ている。即ち、異常検出手段(5)からの異常検出信号
と圧力検出器(3)からの蒸気圧力検出信号との組合せ
に関して予め設定しておいたデータに基づいて、各ボイ
ラーの燃焼状態を変更する。
一実施例として、燃焼パターン記憶部にROMを用いた場
合について説明するが、ROMのアドレスに蒸気圧力検出
信号と異常検出信号との組合せによるデータを設定して
おき、そのデータに基づいて前記2つの信号により、燃
焼制御信号の出力先ボイラーを決定する。蒸気圧力帯a
においてどのボイラーにも異常がなければ、HHLの燃焼
パターンになるが、この蒸気圧力帯において燃焼中のN
O.1のボイラーに異常が発生すれば、それを異常検出手
段で検出し、ROMに設定しておいたデータに基づいて、
蒸気圧力帯bの燃焼パターンに相当するHHHLに変更す
る。NO.1のボイラーは異常発生によりインターロックが
かかり停止状態になるので、結局、上記の燃焼パターン
と同じHHLという燃焼パターンになり、NO.1ボイラー異
常発生時のバックアップを行うことができる。
上述のように、異常ボイラー発生時のバックアップを、
異常検出信号を入力信号として用いて行い、燃焼パター
ンをいわゆるスライド変更させることにより、簡単な装
置で且つ迅速に対応することが可能になる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のような構成であるので、異常ボイラ
ー発生時にも速やかにバックアップ動作を実行すること
ができ、応答遅れやハンチング現象もなく、蒸気圧力の
安定化を図ることができる。しかも、異常検出手段から
の異常検出信号と圧力検出器からの蒸気圧力検出信号と
により、予め設定しておいたデータに基づいて燃焼パタ
ーンを変更(燃焼パターンをスライド)する構成なの
で、装置全体を安価で簡単なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案におけるボイラーの多缶設置システム
の一実施例を示す概略的なブロック線図、第2図はこの
考案におけるスチームヘッダー内の蒸気圧力の変化に伴
う燃焼パターンの実施例を示すグラフである。 (1)…ボイラー、(2)…スチームヘッダー (3)…圧力検出器、(4)…台数制御器 (5)…異常検出手段、(6)…燃焼パターン記憶部 (7)…燃焼パターン変更部、(8)…蒸気管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラー(1)を複数台設置し、これらの
    ボイラーに共通のスチームヘッダー(2)を設け、この
    ヘッダーの内圧を圧力検出器(3)により電気信号に変
    えて取り出し、その信号により、負荷量に応じて必要台
    数分のボイラーを燃焼・停止させる台数制御器(4)を
    設けた構成において、 前記各ボイラーに異常を検出してその旨の信号を出力す
    る異常検出手段(5)をそれぞれ設けるとともに、前記
    台数制御器に、各ボイラーの燃焼状態の組合せを記憶さ
    せた燃焼パターン記憶部(6)と、前記異常検出手段か
    らの異常検出信号と前記圧力検出器からの蒸気圧力信号
    との組合せに関して予め設定しておいたデータに基づい
    て各ボイラーの燃焼状態を変更する燃焼パターン変更部
    (7)とを設けたことを特徴とするボイラー自動台数制
    御装置。
JP1988081750U 1988-06-20 1988-06-20 ボイラー自動台数制御装置 Expired - Lifetime JPH0740803Y2 (ja)

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JPH027403U JPH027403U (ja) 1990-01-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4529731B2 (ja) * 2005-02-28 2010-08-25 三浦工業株式会社 ボイラ制御方法
JP5729242B2 (ja) * 2011-09-29 2015-06-03 三浦工業株式会社 制御装置及びボイラシステム

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JPH027403U (ja) 1990-01-18

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