JP2000329302A - 多缶設置ボイラの台数制御装置 - Google Patents
多缶設置ボイラの台数制御装置Info
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- JP2000329302A JP2000329302A JP11138844A JP13884499A JP2000329302A JP 2000329302 A JP2000329302 A JP 2000329302A JP 11138844 A JP11138844 A JP 11138844A JP 13884499 A JP13884499 A JP 13884499A JP 2000329302 A JP2000329302 A JP 2000329302A
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多缶設置したボイラにおいて、ボイラごとに
おける燃焼時間の偏りが生じることを防止することにあ
る。 【解決手段】 蒸気圧力を検出する圧力検出器３を持っ
たボイラを複数台設置しておき、台数制御装置４にて設
定される稼働優先順位に従ってボイラを順次燃焼させる
ものであって、台数制御装置４には稼働優先順位ごとに
設定圧力値を定めておき、各ボイラは稼働優先順位ごと
に定まる設定圧力値と圧力検出器によって検出される検
出圧力値を比較することでボイラの燃焼状態を決定して
いる多缶設置ボイラの台数制御装置において、複数台の
ボイラが安定燃焼を行っている時に、該ボイラの圧力検
出器にて検出される検出圧力値同士を比較して差を検出
しておき、検出圧力値の差に応じて設定圧力値を修正す
る。
おける燃焼時間の偏りが生じることを防止することにあ
る。 【解決手段】 蒸気圧力を検出する圧力検出器３を持っ
たボイラを複数台設置しておき、台数制御装置４にて設
定される稼働優先順位に従ってボイラを順次燃焼させる
ものであって、台数制御装置４には稼働優先順位ごとに
設定圧力値を定めておき、各ボイラは稼働優先順位ごと
に定まる設定圧力値と圧力検出器によって検出される検
出圧力値を比較することでボイラの燃焼状態を決定して
いる多缶設置ボイラの台数制御装置において、複数台の
ボイラが安定燃焼を行っている時に、該ボイラの圧力検
出器にて検出される検出圧力値同士を比較して差を検出
しておき、検出圧力値の差に応じて設定圧力値を修正す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は多缶設置ボイラの台数制
御装置に関するものである。
御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ボイラを複数台設置しておき、負荷の状
況に応じて必要台数のボイラを燃焼させる多缶設置が広
く行われている。ボイラの燃焼制御は蒸気圧力を検出す
る圧力検出器によって検出される検出圧力値に応じて行
い、検出圧力値が別に定めた設定圧力値よりも低い場合
には燃焼を行い、設定圧力値よりも高い場合には燃焼を
停止する。また、燃焼量変更のための設定圧力値を設
け、燃焼を高燃焼と低燃焼の２段階としておき、高燃
焼、低燃焼、停止の３位置により燃焼を制御することも
行われている。多缶設置の場合、設定圧力値は稼働優先
順位ごとに異なった値に定めておき、供給蒸気の圧力が
低いほど多くのボイラが燃焼を行うように制御が行われ
る。
況に応じて必要台数のボイラを燃焼させる多缶設置が広
く行われている。ボイラの燃焼制御は蒸気圧力を検出す
る圧力検出器によって検出される検出圧力値に応じて行
い、検出圧力値が別に定めた設定圧力値よりも低い場合
には燃焼を行い、設定圧力値よりも高い場合には燃焼を
停止する。また、燃焼量変更のための設定圧力値を設
け、燃焼を高燃焼と低燃焼の２段階としておき、高燃
焼、低燃焼、停止の３位置により燃焼を制御することも
行われている。多缶設置の場合、設定圧力値は稼働優先
順位ごとに異なった値に定めておき、供給蒸気の圧力が
低いほど多くのボイラが燃焼を行うように制御が行われ
る。
【０００３】図２は、ＯＮ−ＯＦＦの２位置で燃焼を制
御するボイラを３台設置した場合の稼働優先順位ごとの
設定圧力値と燃焼状態の例を示している。稼働優先順位
が第１位の場合の設定圧力値は０.８０ＭＰａであり、
第１位に割り当てたボイラは蒸気圧力が０.８０ＭＰａ
未満であれば燃焼を実施し、０.８０ＭＰａ以上であれ
ば燃焼を停止するものである。同様に、稼働優先順位が
第２位のボイラは蒸気圧力が０.７９ＭＰａ未満であれ
ば燃焼実施、０.７９ＭＰａ以上であれば燃焼を停止
し、稼働優先順位が第３位のボイラは蒸気圧力が０.７
８ＭＰａ未満であれば燃焼実施、０.７８ＭＰａ以上で
あれば燃焼を停止するものである。
御するボイラを３台設置した場合の稼働優先順位ごとの
設定圧力値と燃焼状態の例を示している。稼働優先順位
が第１位の場合の設定圧力値は０.８０ＭＰａであり、
第１位に割り当てたボイラは蒸気圧力が０.８０ＭＰａ
未満であれば燃焼を実施し、０.８０ＭＰａ以上であれ
ば燃焼を停止するものである。同様に、稼働優先順位が
第２位のボイラは蒸気圧力が０.７９ＭＰａ未満であれ
ば燃焼実施、０.７９ＭＰａ以上であれば燃焼を停止
し、稼働優先順位が第３位のボイラは蒸気圧力が０.７
８ＭＰａ未満であれば燃焼実施、０.７８ＭＰａ以上で
あれば燃焼を停止するものである。
【０００４】稼働優先順位ごとに異なった設定圧力値を
定めておき、蒸気の供給圧力が低ければ燃焼台数を多く
し、蒸気の供給圧力が高ければ燃焼台数を少なくするこ
とで必要量の蒸気を発生させる。蒸気の供給圧力の変動
幅が大きくなったり、無用な燃焼の発停が起きることを
防ぐため、稼働優先順位ごとの設定圧力値は一定間隔で
定められる。このような制御を行った場合、稼働優先順
位の高いボイラほど燃焼時間が長くなるため、稼働優先
順位は定期的に変更することにより、各ボイラの燃焼時
間に偏りが生じないようにされる。
定めておき、蒸気の供給圧力が低ければ燃焼台数を多く
し、蒸気の供給圧力が高ければ燃焼台数を少なくするこ
とで必要量の蒸気を発生させる。蒸気の供給圧力の変動
幅が大きくなったり、無用な燃焼の発停が起きることを
防ぐため、稼働優先順位ごとの設定圧力値は一定間隔で
定められる。このような制御を行った場合、稼働優先順
位の高いボイラほど燃焼時間が長くなるため、稼働優先
順位は定期的に変更することにより、各ボイラの燃焼時
間に偏りが生じないようにされる。
【０００５】しかし、ボイラの設置状況によっては、期
待通りの台数制御が行われないことがある。多缶設置の
場合、ボイラは図１のように設置され、各ボイラで発生
させた蒸気は蒸気配管１を通じてスチームヘッダー２へ
送られるが、蒸気配管１が長くなると蒸気配管による圧
力損失が増大するため、ボイラ部分の蒸気圧力とスチー
ムヘッダー部分の蒸気圧力には差が生じる。ボイラＡの
蒸気配管はボイラＢの蒸気配管よりも長く、ボイラＣの
蒸気配管はボイラＢの蒸気配管よりも短いため、各ボイ
ラで同様に燃焼を行っていても、ボイラＡの蒸気圧力は
ボイラＢの蒸気圧力よりも高くなり、ボイラＣの蒸気圧
力はボイラＢの蒸気圧力よりも低くなる。また、各ボイ
ラに設けられる圧力検出器にも、ゼロ値がずれているな
どにより測定誤差が発生するため、共に燃焼を行ってい
てもボイラごとに異なった蒸気圧力値が検出されること
となる。
待通りの台数制御が行われないことがある。多缶設置の
場合、ボイラは図１のように設置され、各ボイラで発生
させた蒸気は蒸気配管１を通じてスチームヘッダー２へ
送られるが、蒸気配管１が長くなると蒸気配管による圧
力損失が増大するため、ボイラ部分の蒸気圧力とスチー
ムヘッダー部分の蒸気圧力には差が生じる。ボイラＡの
蒸気配管はボイラＢの蒸気配管よりも長く、ボイラＣの
蒸気配管はボイラＢの蒸気配管よりも短いため、各ボイ
ラで同様に燃焼を行っていても、ボイラＡの蒸気圧力は
ボイラＢの蒸気圧力よりも高くなり、ボイラＣの蒸気圧
力はボイラＢの蒸気圧力よりも低くなる。また、各ボイ
ラに設けられる圧力検出器にも、ゼロ値がずれているな
どにより測定誤差が発生するため、共に燃焼を行ってい
てもボイラごとに異なった蒸気圧力値が検出されること
となる。
【０００６】例えばボイラＡとボイラＢがともに安定燃
焼を行っている時、ボイラＡの圧力検出器によって検出
された検出圧力値が０.８０ＭＰａ、ボイラＢの圧力検
出器によって検出された検出圧力値が０.７８ＭＰａで
あったとする。ボイラＡの稼働優先順位が第１位であ
り、ボイラＢの稼働優先順位が第２位の場合、第１位の
ボイラＡは検出圧力値が０.８０ＭＰａ以上となると燃
焼を停止し、第２位のボイラＢは検出圧力値が０.７９
ＭＰａ以上となると燃焼を停止するように制御される。
焼を行っている時、ボイラＡの圧力検出器によって検出
された検出圧力値が０.８０ＭＰａ、ボイラＢの圧力検
出器によって検出された検出圧力値が０.７８ＭＰａで
あったとする。ボイラＡの稼働優先順位が第１位であ
り、ボイラＢの稼働優先順位が第２位の場合、第１位の
ボイラＡは検出圧力値が０.８０ＭＰａ以上となると燃
焼を停止し、第２位のボイラＢは検出圧力値が０.７９
ＭＰａ以上となると燃焼を停止するように制御される。
【０００７】この場合、制御的にはボイラＢの方がボイ
ラＡよりも先に燃焼を停止するはずであるが、ボイラＢ
の圧力検出器で検出される検出圧力値は、ボイラＡの圧
力検出器で検出される検出圧力値より０.０２ＭＰａ低
い値となるため、ボイラＡにて検出される蒸気圧力値が
０.８０ＭＰａとなって燃焼を停止する時、ボイラＢに
て検出される蒸気圧力値は０.７８ＭＰａであり、ボイ
ラＢは燃焼を続けることとなる。稼働優先順位が第１位
のボイラＡよりも第２位のボイラＢの燃焼時間の方が長
くなるため、燃焼時間のバランスが崩れて特定のボイラ
に燃焼が偏ることとなる。また、燃焼制御順序の逆転が
起きるほどの圧力差が発生しなくとも、ボイラごとの燃
焼の発停間隔がずれることで燃焼時間のバランスは崩れ
ることとなり、さらに蒸気の供給圧力の変動幅が大きく
なったり、無用な燃焼の発停を招くこととなる。
ラＡよりも先に燃焼を停止するはずであるが、ボイラＢ
の圧力検出器で検出される検出圧力値は、ボイラＡの圧
力検出器で検出される検出圧力値より０.０２ＭＰａ低
い値となるため、ボイラＡにて検出される蒸気圧力値が
０.８０ＭＰａとなって燃焼を停止する時、ボイラＢに
て検出される蒸気圧力値は０.７８ＭＰａであり、ボイ
ラＢは燃焼を続けることとなる。稼働優先順位が第１位
のボイラＡよりも第２位のボイラＢの燃焼時間の方が長
くなるため、燃焼時間のバランスが崩れて特定のボイラ
に燃焼が偏ることとなる。また、燃焼制御順序の逆転が
起きるほどの圧力差が発生しなくとも、ボイラごとの燃
焼の発停間隔がずれることで燃焼時間のバランスは崩れ
ることとなり、さらに蒸気の供給圧力の変動幅が大きく
なったり、無用な燃焼の発停を招くこととなる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、多缶設置したボイラにおいて、ボイラごと
における燃焼時間の偏りが生じることを防止することに
ある。
する課題は、多缶設置したボイラにおいて、ボイラごと
における燃焼時間の偏りが生じることを防止することに
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】蒸気圧力を検出する圧力
検出器を持ったボイラを複数台設置しておき、台数制御
装置にて設定される稼働優先順位に従ってボイラを順次
燃焼させるものであって、台数制御装置には稼働優先順
位ごとに設定圧力値を定めておき、各ボイラは稼働優先
順位ごとに定まる設定圧力値と圧力検出器によって検出
される検出圧力値を比較することでボイラの燃焼状態を
決定しており、稼働優先順位は定期的に変更を行ってい
る多缶設置ボイラの台数制御装置において、複数台のボ
イラが安定燃焼を行っている時に、該ボイラの圧力検出
器にて検出される検出圧力値同士を比較して差を検出し
ておき、検出圧力値の差に応じて設定圧力値を修正す
る。
検出器を持ったボイラを複数台設置しておき、台数制御
装置にて設定される稼働優先順位に従ってボイラを順次
燃焼させるものであって、台数制御装置には稼働優先順
位ごとに設定圧力値を定めておき、各ボイラは稼働優先
順位ごとに定まる設定圧力値と圧力検出器によって検出
される検出圧力値を比較することでボイラの燃焼状態を
決定しており、稼働優先順位は定期的に変更を行ってい
る多缶設置ボイラの台数制御装置において、複数台のボ
イラが安定燃焼を行っている時に、該ボイラの圧力検出
器にて検出される検出圧力値同士を比較して差を検出し
ておき、検出圧力値の差に応じて設定圧力値を修正す
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図１は本発明を実施する多缶設置ボイラの設
置例のブロック図である。ボイラＡ、ボイラＢ、ボイラ
Ｃの３台のボイラを設置しており、各ボイラで発生させ
た蒸気を集合させて蒸気使用箇所へ送るスチームヘッダ
ー２を設ける。各ボイラとスチームヘッダー２の間は蒸
気配管１によって接続しており、各ボイラで発生させた
蒸気は蒸気配管１を通してスチームヘッダー２へ送られ
る。
説明する。図１は本発明を実施する多缶設置ボイラの設
置例のブロック図である。ボイラＡ、ボイラＢ、ボイラ
Ｃの３台のボイラを設置しており、各ボイラで発生させ
た蒸気を集合させて蒸気使用箇所へ送るスチームヘッダ
ー２を設ける。各ボイラとスチームヘッダー２の間は蒸
気配管１によって接続しており、各ボイラで発生させた
蒸気は蒸気配管１を通してスチームヘッダー２へ送られ
る。
【００１１】各ボイラには、蒸気圧力を検出する圧力検
出器３を設けており、個々のボイラにおける燃焼の発停
は圧力検出器３にて検出される検出圧力値と台数制御装
置４に設定されている設定圧力値の比較によって行われ
る。なお、本発明ではスチームヘッダー２から蒸気使用
箇所へ送る蒸気の圧力を蒸気の供給圧力、圧力検出器３
で検出される圧力値を検出圧力値としている。
出器３を設けており、個々のボイラにおける燃焼の発停
は圧力検出器３にて検出される検出圧力値と台数制御装
置４に設定されている設定圧力値の比較によって行われ
る。なお、本発明ではスチームヘッダー２から蒸気使用
箇所へ送る蒸気の圧力を蒸気の供給圧力、圧力検出器３
で検出される圧力値を検出圧力値としている。
【００１２】ボイラの燃焼はＯＮ−ＯＦＦの２位置で制
御するものであり、圧力検出器３にて検出される検出圧
力値が台数制御装置４にて設定される設定圧力値よりも
低い場合には燃焼を実施し、検出圧力値が設定圧力値よ
りも高い場合には燃焼を停止する。台数制御装置４に
は、図２に記載のように設定圧力値の初期値として、稼
働優先順位が第１位の場合を０.８０ＭＰａ、第２位の
場合を０.７９ＭＰａ、第３位の場合を０.７８ＭＰａと
定めておく。
御するものであり、圧力検出器３にて検出される検出圧
力値が台数制御装置４にて設定される設定圧力値よりも
低い場合には燃焼を実施し、検出圧力値が設定圧力値よ
りも高い場合には燃焼を停止する。台数制御装置４に
は、図２に記載のように設定圧力値の初期値として、稼
働優先順位が第１位の場合を０.８０ＭＰａ、第２位の
場合を０.７９ＭＰａ、第３位の場合を０.７８ＭＰａと
定めておく。
【００１３】台数制御装置４は複数台のボイラが安定的
に燃焼を行っている状態において、燃焼を行っているボ
イラ間の蒸気圧力の差を検出し、設定圧力値の初期値か
ら修正を行う。例えばボイラが３台とも一定時間以上連
続的に燃焼を行っている場合のある瞬間において、ボイ
ラＡの圧力検出器３Ａにて検出された検出圧力値が０.
７９ＭＰａ、ボイラＢの圧力検出器３Ｂにて検出された
検出圧力値が０.７７ＭＰａ、ボイラＣの圧力検出器３
Ｃにて検出された検出圧力値が０.７５ＭＰａであった
とする。この場合、ボイラＡの検出圧力値はボイラＢの
検出圧力値よりも０.０２ＭＰａ高くなり、ボイラＣの
検出圧力値はボイラＢの検出圧力値よりも０.０２ＭＰ
ａ低くなっているため、台数制御装置４は稼働優先順位
ごとに定まっている設定圧力値をボイラＡに対しては
０.０２ＭＰａ高い値に修正し、ボイラＣに対しては０.
０２ＭＰａ低い値に修正する。
に燃焼を行っている状態において、燃焼を行っているボ
イラ間の蒸気圧力の差を検出し、設定圧力値の初期値か
ら修正を行う。例えばボイラが３台とも一定時間以上連
続的に燃焼を行っている場合のある瞬間において、ボイ
ラＡの圧力検出器３Ａにて検出された検出圧力値が０.
７９ＭＰａ、ボイラＢの圧力検出器３Ｂにて検出された
検出圧力値が０.７７ＭＰａ、ボイラＣの圧力検出器３
Ｃにて検出された検出圧力値が０.７５ＭＰａであった
とする。この場合、ボイラＡの検出圧力値はボイラＢの
検出圧力値よりも０.０２ＭＰａ高くなり、ボイラＣの
検出圧力値はボイラＢの検出圧力値よりも０.０２ＭＰ
ａ低くなっているため、台数制御装置４は稼働優先順位
ごとに定まっている設定圧力値をボイラＡに対しては
０.０２ＭＰａ高い値に修正し、ボイラＣに対しては０.
０２ＭＰａ低い値に修正する。
【００１４】稼働優先順位がボイラＡが第１位、ボイラ
Ｂが第２位、ボイラＣが第３位の場合には、図３の
（ａ）に記載のように、第１位の設定圧力値は初期値の
０.８０ＭＰａよりも０.０２ＭＰａ高い０.８２ＭＰａ
に修正し、第３位の設定圧力値は初期値の０.７８ＭＰ
ａよりも０.０２ＭＰａ低い０.７６ＭＰａに修正する。
同様に稼働優先順位がボイラＢが第１位、ボイラＣが第
２位、ボイラＡが第３位の場合には、図３の（ｂ）に記
載のように、第２位の設定圧力値は初期値の０.７９Ｍ
Ｐａよりも０.０２ＭＰａ低い０.７７ＭＰａ、第３位の
設定圧力値は初期値の０.７８ＭＰａよりも０.０２ＭＰ
ａ高い０.８０ＭＰａに修正する。稼働優先順位がボイ
ラＣが第１位、ボイラＡが第２位、ボイラＢが第３位の
場合には、図３の（ｃ）に記載のように、第１位の設定
圧力値は初期値の０.８０ＭＰａよりも０.０２ＭＰａ低
い０.７８ＭＰａ、第２位の設定圧力値は初期値の０.７
９ＭＰａよりも０.０２ＭＰａ高い０.８１ＭＰａに修正
する。
Ｂが第２位、ボイラＣが第３位の場合には、図３の
（ａ）に記載のように、第１位の設定圧力値は初期値の
０.８０ＭＰａよりも０.０２ＭＰａ高い０.８２ＭＰａ
に修正し、第３位の設定圧力値は初期値の０.７８ＭＰ
ａよりも０.０２ＭＰａ低い０.７６ＭＰａに修正する。
同様に稼働優先順位がボイラＢが第１位、ボイラＣが第
２位、ボイラＡが第３位の場合には、図３の（ｂ）に記
載のように、第２位の設定圧力値は初期値の０.７９Ｍ
Ｐａよりも０.０２ＭＰａ低い０.７７ＭＰａ、第３位の
設定圧力値は初期値の０.７８ＭＰａよりも０.０２ＭＰ
ａ高い０.８０ＭＰａに修正する。稼働優先順位がボイ
ラＣが第１位、ボイラＡが第２位、ボイラＢが第３位の
場合には、図３の（ｃ）に記載のように、第１位の設定
圧力値は初期値の０.８０ＭＰａよりも０.０２ＭＰａ低
い０.７８ＭＰａ、第２位の設定圧力値は初期値の０.７
９ＭＰａよりも０.０２ＭＰａ高い０.８１ＭＰａに修正
する。
【００１５】台数制御装置４は各ボイラの稼働優先順位
を定期的に変更しており、稼働優先順位の変更を行うご
とに各順位の設定圧力値を変更する。前記のように、稼
働優先順位ごとに設定圧力値を修正すると、実際に運転
を行った場合の燃焼発停の制御は稼働優先順位通りとな
り、各ボイラごとの燃焼時間に偏りが生じることは無く
なる。また、蒸気の供給圧力が一定幅変動するごとにボ
イラごとの燃焼状態の発停が行われることとなるため、
蒸気の供給圧力の変動幅が大きくなったり、無用な燃焼
の発停を招くこともなくなる。
を定期的に変更しており、稼働優先順位の変更を行うご
とに各順位の設定圧力値を変更する。前記のように、稼
働優先順位ごとに設定圧力値を修正すると、実際に運転
を行った場合の燃焼発停の制御は稼働優先順位通りとな
り、各ボイラごとの燃焼時間に偏りが生じることは無く
なる。また、蒸気の供給圧力が一定幅変動するごとにボ
イラごとの燃焼状態の発停が行われることとなるため、
蒸気の供給圧力の変動幅が大きくなったり、無用な燃焼
の発停を招くこともなくなる。
【００１６】
【発明の効果】本発明を実施することにより、多缶設置
したボイラにおいて、ボイラごとにおける燃焼時間の偏
りが生じるのを防ぐことができる。
したボイラにおいて、ボイラごとにおける燃焼時間の偏
りが生じるのを防ぐことができる。
【図１】 本発明を実施する多缶設置ボイラの設置例の
ブロック図
ブロック図
【図２】 稼働優先順位ごとの設定圧力値の初期値と燃
焼状態の説明図
焼状態の説明図
【図３】 図２から設定圧力値の修正を行った場合の設
定圧力値と燃焼状態の説明図
定圧力値と燃焼状態の説明図
【符号の説明】 １ 蒸気配管 ２ スチームヘッダー ３ 圧力検出器 ４ 台数制御装置
Claims (2)
- 【請求項１】 蒸気圧力を検出する圧力検出器を持った
ボイラを複数台設置しておき、台数制御装置にて設定さ
れる稼働優先順位に従ってボイラを順次燃焼させるもの
であって、台数制御装置には稼働優先順位ごとに設定圧
力値を定めておき、各ボイラは稼働優先順位ごとに定ま
る設定圧力値と圧力検出器によって検出される検出圧力
値を比較することでボイラの燃焼状態を決定しており、
稼働優先順位は定期的に変更を行っている多缶設置ボイ
ラの台数制御装置において、稼働優先順位を変更するご
とに、各稼働優先順位ごとに定められる設定圧力値を変
更することを特徴とする多缶設置ボイラの台数制御装
置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の多缶設置ボイラの台数
制御装置において、複数台のボイラが安定燃焼を行って
いる時に、該ボイラの圧力検出器にて検出される検出圧
力値同士を比較して差を検出しておき、検出圧力値の差
に応じて設定圧力値を修正することを特徴とする多缶設
置ボイラの台数制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11138844A JP2000329302A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 多缶設置ボイラの台数制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11138844A JP2000329302A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 多缶設置ボイラの台数制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000329302A true JP2000329302A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15231516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11138844A Pending JP2000329302A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 多缶設置ボイラの台数制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000329302A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006317104A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Miura Co Ltd | 多缶設置ボイラシステム |
| KR101079542B1 (ko) | 2009-09-30 | 2011-11-02 | 린나이코리아 주식회사 | 병렬 보일러의 운전제어장치 및 그 방법 |
| WO2013168654A1 (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-14 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 多缶式貫流ボイラの台数制御システム |
| JP2014092356A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Miura Co Ltd | ボイラシステム |
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