JPS6042363B2 - ボイラの制御方法 - Google Patents
ボイラの制御方法Info
- Publication number
- JPS6042363B2 JPS6042363B2 JP5930782A JP5930782A JPS6042363B2 JP S6042363 B2 JPS6042363 B2 JP S6042363B2 JP 5930782 A JP5930782 A JP 5930782A JP 5930782 A JP5930782 A JP 5930782A JP S6042363 B2 JPS6042363 B2 JP S6042363B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- boilers
- time
- load
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はボイラを複数個設置した系におて、省エネルギ
ーを目的として一定時間例えば一日間の蒸気の使用状態
を予知して、時間ごとに起動するボイラの台数を決定し
、かつその一定時間の間に起動する各ボイラの運転方法
としてすべてのポイラが低燃焼であることを検知して、
負荷の要求に従つて高燃焼へ又は停止へ段階的に作動す
るようならしめたボイラの制御方法に関するものである
。
ーを目的として一定時間例えば一日間の蒸気の使用状態
を予知して、時間ごとに起動するボイラの台数を決定し
、かつその一定時間の間に起動する各ボイラの運転方法
としてすべてのポイラが低燃焼であることを検知して、
負荷の要求に従つて高燃焼へ又は停止へ段階的に作動す
るようならしめたボイラの制御方法に関するものである
。
本発明のボイラとはボイラ、真空蒸発器等をさすもので
以下本発明においてはこれらはボイラに含まれるものを
する。
以下本発明においてはこれらはボイラに含まれるものを
する。
省エネルギー化、省力化の要求からボイラを多数の小容
量のボイラに分離設置して使用する傾向が最近とみに増
加しているが、この多数缶設置された一連のボイラを制
御する方法として従来(a)発生蒸気の比率を各ボイラ
に対して任意に配分する方法、又は(b)負荷に見合つ
たボイラの缶数を運転に入れる方法、等の方法が考えら
れてきたが、何れの場合も省エネルギーの見地からは決
して十分なものとはいえず、むしろ台数制御を実施した
ことにより燃料の消費量が増加したという実例さえある
。
量のボイラに分離設置して使用する傾向が最近とみに増
加しているが、この多数缶設置された一連のボイラを制
御する方法として従来(a)発生蒸気の比率を各ボイラ
に対して任意に配分する方法、又は(b)負荷に見合つ
たボイラの缶数を運転に入れる方法、等の方法が考えら
れてきたが、何れの場合も省エネルギーの見地からは決
して十分なものとはいえず、むしろ台数制御を実施した
ことにより燃料の消費量が増加したという実例さえある
。
特に10トン/時未満のボイラで多く採用されている上
記(b)の方法についての欠点は、(イ)例えば5缶設
置されたボイラの場合、5缶共オン(ON)の状態とな
し、蒸気圧力の設定値に従つて発停させるがボイラの起
動に当つては燃焼室内の未燃ガスの排気を目的とするプ
リパージタイムがあり、その間に圧力の降下が生じて実
際の負荷の要求は1缶に起動でむのに次のボイラも起動
させることとなり、結局オン−オフ(ON−OFF)の
回数が増加するという現象が生じて効率の低下となる。
記(b)の方法についての欠点は、(イ)例えば5缶設
置されたボイラの場合、5缶共オン(ON)の状態とな
し、蒸気圧力の設定値に従つて発停させるがボイラの起
動に当つては燃焼室内の未燃ガスの排気を目的とするプ
リパージタイムがあり、その間に圧力の降下が生じて実
際の負荷の要求は1缶に起動でむのに次のボイラも起動
させることとなり、結局オン−オフ(ON−OFF)の
回数が増加するという現象が生じて効率の低下となる。
j(口)最近のパツケージボイラでは高燃焼よりも低燃
焼の方が効率が高くなることが本発明者等の研究によつ
て判明し、そのようなボイラを設計することが可能とな
つた。
焼の方が効率が高くなることが本発明者等の研究によつ
て判明し、そのようなボイラを設計することが可能とな
つた。
従つて多数缶設置においては低燃焼を長く持続させる方
が効率の上からは有利で無理に高燃焼へ移してボイラの
オン−オフ回数を増加することはボイラ自体の効率の低
減とボイラのオン−オフによる効率の低下とが加わり、
一そう効率の低下をきたすようになる。例えば第3図に
示すように連続燃焼時のボイラ効率(%)は間歇燃焼に
よつて著しく低下するのである。さらに第3図について
詳細に説明する。第3図はボイラにおけるオン−オフ運
転がボイラの効率にどのような影響を及すかをしたもの
である。
が効率の上からは有利で無理に高燃焼へ移してボイラの
オン−オフ回数を増加することはボイラ自体の効率の低
減とボイラのオン−オフによる効率の低下とが加わり、
一そう効率の低下をきたすようになる。例えば第3図に
示すように連続燃焼時のボイラ効率(%)は間歇燃焼に
よつて著しく低下するのである。さらに第3図について
詳細に説明する。第3図はボイラにおけるオン−オフ運
転がボイラの効率にどのような影響を及すかをしたもの
である。
第3図に示すボイラ効率低下曲線5が得られる一例とし
て、その試験結果を第1表に示すと下記の通りである。
て、その試験結果を第1表に示すと下記の通りである。
第1表に示すように第3図における1休止時間/運転時
間ョはバーナ運転時間と休止時間との比を示すものであ
る。即ち第1表においてバーナ運転時間の%が100の
ときはバーナが運転されている状態であり、バーナは全
く休止しないため休止時間/運転時はOとなる。一方第
1表の試験番号3に見られるようにバーナ運転時間の%
が50の時はバーナ運転時間と休止時間との比がそれぞ
れ27分であり、従つてバーナ運転時間27分と休止時
間27分との比27127=1となり、その時の熱効率
(ボイラ効率)は75.8%である。
間ョはバーナ運転時間と休止時間との比を示すものであ
る。即ち第1表においてバーナ運転時間の%が100の
ときはバーナが運転されている状態であり、バーナは全
く休止しないため休止時間/運転時はOとなる。一方第
1表の試験番号3に見られるようにバーナ運転時間の%
が50の時はバーナ運転時間と休止時間との比がそれぞ
れ27分であり、従つてバーナ運転時間27分と休止時
間27分との比27127=1となり、その時の熱効率
(ボイラ効率)は75.8%である。
他の試験番号の場合も同様で、第3図は横軸にそれぞれ
バーナの休止時間と運転時との比をとつたものである。
バーナの休止時間と運転時との比をとつたものである。
上記のように第3図はバーナの停止時間が長くなると効
率が低下することを示したものである。(ハ)(イ)の
例において圧力によつて各ボイラを発停させることにな
るが、これは独立したものであり、設定値の状態では例
えば第1のボイラが高燃焼で運転しているにも拘らず第
2のボイラが停止となつたりしてオン−オフの回数をふ
やす結果を招来することになる。
率が低下することを示したものである。(ハ)(イ)の
例において圧力によつて各ボイラを発停させることにな
るが、これは独立したものであり、設定値の状態では例
えば第1のボイラが高燃焼で運転しているにも拘らず第
2のボイラが停止となつたりしてオン−オフの回数をふ
やす結果を招来することになる。
本発明者は上記に鑑み、以上の数々の欠点を是正して前
記の如くボイラの省エネルギー化を達成することを目的
として鋭意研究した結果、逐に本発明に到達したもので
本発明はボイラを複数缶設置した系において、ボイラの
起動は一定時間例えば一日間の負荷の状態を予知して、
時間ごとにボイラの台数を限定し、該限定された台数の
ボイラの運転は当該各ボイラが低燃焼を保持するように
なし、更に負荷の要求があるときに限つて、段階的に高
燃焼へ移行し、またボイラの停止はすべてボイラが低燃
焼であることを検知して、負荷の要求に対して段階的に
停止するようならしめたボイ7ラの制御方法を提供する
ものである。
記の如くボイラの省エネルギー化を達成することを目的
として鋭意研究した結果、逐に本発明に到達したもので
本発明はボイラを複数缶設置した系において、ボイラの
起動は一定時間例えば一日間の負荷の状態を予知して、
時間ごとにボイラの台数を限定し、該限定された台数の
ボイラの運転は当該各ボイラが低燃焼を保持するように
なし、更に負荷の要求があるときに限つて、段階的に高
燃焼へ移行し、またボイラの停止はすべてボイラが低燃
焼であることを検知して、負荷の要求に対して段階的に
停止するようならしめたボイ7ラの制御方法を提供する
ものである。
次に図面によつて本発明を説明する。
第1図は多数缶を設置した場合の一日間の運転時間とボ
イラの負荷の状態及び稼動ボイラの台数との関係を示し
た本発明の一体止時間、第2図はノボイラ運転台数と圧
力との関係を示す本発明の一実施例である。
イラの負荷の状態及び稼動ボイラの台数との関係を示し
た本発明の一体止時間、第2図はノボイラ運転台数と圧
力との関係を示す本発明の一実施例である。
本発明は染色工場のように一日における負荷の状態の変
動が激しく、またピーク負荷と平均負荷及び最低負荷の
差が激しい場合に特に好適で、第1図のように一日の使
用状態をボイラ能力に合わせてその時間帯に起動するボ
イラ台数を決め、更にピーク時間帯において多数運転し
ている場合のおける個々のボイラの運転として第2図に
示すように圧力P1〜P6の幅においてボイラの運転方
法を決定するものである。
動が激しく、またピーク負荷と平均負荷及び最低負荷の
差が激しい場合に特に好適で、第1図のように一日の使
用状態をボイラ能力に合わせてその時間帯に起動するボ
イラ台数を決め、更にピーク時間帯において多数運転し
ている場合のおける個々のボイラの運転として第2図に
示すように圧力P1〜P6の幅においてボイラの運転方
法を決定するものである。
更に詳細に説明すると、第2図において圧力P1でNO
.lボイラが低燃焼で起動してそのまま低燃焼を持続し
、更に負荷の要求があり、圧力がP2までくるとNO.
lボイラを高燃焼へ移行させるのではなく、NO.2ボ
イラを低燃焼で起動させるようならしめる。
.lボイラが低燃焼で起動してそのまま低燃焼を持続し
、更に負荷の要求があり、圧力がP2までくるとNO.
lボイラを高燃焼へ移行させるのではなく、NO.2ボ
イラを低燃焼で起動させるようならしめる。
以下同様して夫々のボイラが運転され、すべて低燃焼に
点火されてさらに負荷要求があると順次高燃焼へ移行さ
せるようにする。
点火されてさらに負荷要求があると順次高燃焼へ移行さ
せるようにする。
かくてボイラのオン−オフの回数が減少するのみならず
効率の低下を防止する利点がある。上記はボイラの起動
の場合であるが、ボイラの停止の場合も全く同様で、例
えば第1図の場合においては、第2図に示すように圧力
P6でNO.3号缶が低燃焼へ移行し、負荷の要求のな
い時にはこのボイラNO.3が停止となるのではなく、
他のボイラが低燃焼へ移行し圧力P4よりも更に上昇す
ると順次停止するようにすると起動の場合と同様に停止
の場合においてもオン−オフの回数が減少し、また効率
の低下を防止する利点がある。
効率の低下を防止する利点がある。上記はボイラの起動
の場合であるが、ボイラの停止の場合も全く同様で、例
えば第1図の場合においては、第2図に示すように圧力
P6でNO.3号缶が低燃焼へ移行し、負荷の要求のな
い時にはこのボイラNO.3が停止となるのではなく、
他のボイラが低燃焼へ移行し圧力P4よりも更に上昇す
ると順次停止するようにすると起動の場合と同様に停止
の場合においてもオン−オフの回数が減少し、また効率
の低下を防止する利点がある。
本発明によつて、オン−オフの回数が減少し、また負荷
の要求がないにも拘らず余分なボイラが稼動することも
防止することができ省エネルギーの効果は著しく大であ
る。
の要求がないにも拘らず余分なボイラが稼動することも
防止することができ省エネルギーの効果は著しく大であ
る。
第1図は本発明の多数缶設置した場合の一日間の運転時
間とボイラの負荷の状態と稼動ボイラ台数との関係を示
す一実施例、第2図はボイラ運転台数とボイラ圧力と関
係を示す一実施例である。
間とボイラの負荷の状態と稼動ボイラ台数との関係を示
す一実施例、第2図はボイラ運転台数とボイラ圧力と関
係を示す一実施例である。
Claims (1)
- 1 ボイラを複数缶設置した系において、ボイラの起動
は一定時間の間の負荷状態を予知して、時間ごとにボイ
ラの台数を限定し、該限定された台数のボイラの運転は
当該各ボイラが低燃焼を保持するようになし、更に負荷
の要求があるときに限つて段階的に高燃焼へ移行し、ま
たボイラの停止はすべてのボイラが低燃焼であることを
検知して負荷の要求に対して段階的に停止するようなら
しめたことを特徴とするボイラの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5930782A JPS6042363B2 (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | ボイラの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5930782A JPS6042363B2 (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | ボイラの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58175704A JPS58175704A (ja) | 1983-10-15 |
JPS6042363B2 true JPS6042363B2 (ja) | 1985-09-21 |
Family
ID=13109580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5930782A Expired JPS6042363B2 (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | ボイラの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042363B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990007678A1 (en) * | 1986-12-08 | 1990-07-12 | Tadao Fujita | Control unit of boiler systems |
JP2013100989A (ja) * | 2013-03-06 | 2013-05-23 | Miura Co Ltd | 制御プログラム、制御装置及びボイラシステム |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60105805A (ja) * | 1983-11-14 | 1985-06-11 | 株式会社日立製作所 | ボイラ制御装置 |
JPH0641801B2 (ja) * | 1984-02-09 | 1994-06-01 | 三浦工業株式会社 | ボイラ−の自動台数制御装置 |
JPS61125503A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-06-13 | 株式会社 平川鉄工所 | ボイラ |
JP2021042895A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | クリタ・ビーエムエス株式会社 | 多缶設置ボイラの運転制御方法 |
-
1982
- 1982-04-08 JP JP5930782A patent/JPS6042363B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990007678A1 (en) * | 1986-12-08 | 1990-07-12 | Tadao Fujita | Control unit of boiler systems |
JP2013100989A (ja) * | 2013-03-06 | 2013-05-23 | Miura Co Ltd | 制御プログラム、制御装置及びボイラシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58175704A (ja) | 1983-10-15 |
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