JP2729279B2 - 画像の閾値処理方法 - Google Patents
画像の閾値処理方法Info
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- JP2729279B2 JP2729279B2 JP1157164A JP15716489A JP2729279B2 JP 2729279 B2 JP2729279 B2 JP 2729279B2 JP 1157164 A JP1157164 A JP 1157164A JP 15716489 A JP15716489 A JP 15716489A JP 2729279 B2 JP2729279 B2 JP 2729279B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は画像の閾値処理方法に係り、特にシェーデ
ィング補正に有効な閾値処理方法に関する。
ィング補正に有効な閾値処理方法に関する。
例えば、画像全体の照明条件が均一でない場合、画像
全体を一定の閾値で閾値処理すると、コントラストが著
しく低下する部分が生じることがある。そこで画像を領
域分けし、各領域についてモード法により最適閾値を求
めるシェーディング補正法が知られている。(A.Rosenf
eld & AVINASH C.KAK,“Digital Picture Proces
sing",1976,,Academic Press,Inc.) しかしモード法は画像のヒストグラムにおける極小値
を検出する手法であり、その検出には比較的長時間を要
し、画像の領域分けの個数を大とすると処理時間は膨大
となる。またモード法のハードウェア化は困難であるた
め、処理時間の改善は容易でない。
全体を一定の閾値で閾値処理すると、コントラストが著
しく低下する部分が生じることがある。そこで画像を領
域分けし、各領域についてモード法により最適閾値を求
めるシェーディング補正法が知られている。(A.Rosenf
eld & AVINASH C.KAK,“Digital Picture Proces
sing",1976,,Academic Press,Inc.) しかしモード法は画像のヒストグラムにおける極小値
を検出する手法であり、その検出には比較的長時間を要
し、画像の領域分けの個数を大とすると処理時間は膨大
となる。またモード法のハードウェア化は困難であるた
め、処理時間の改善は容易でない。
この発明はこのような従来の問題点を解消すべく創案
されたもので、シェーディング補正を含む2値化を高速
で実行し得る閾値処理方法を提供することを目的とす
る。
されたもので、シェーディング補正を含む2値化を高速
で実行し得る閾値処理方法を提供することを目的とす
る。
この発明に係る閾値処理方法は、原画像を一旦ディザ
化し、ディザ画像における各ディザセル対応領域の代表
画素値を基準として、各ディザセル対応領域の閾値を設
定するものである。
化し、ディザ画像における各ディザセル対応領域の代表
画素値を基準として、各ディザセル対応領域の閾値を設
定するものである。
この発明に係る閾値処理方法によれば、原画像のディ
ザ画像の各代表画素値を基礎として閾値を設定するの
で、閾値算出が容易であり、また、ディザ化の処理はデ
ィザセルと原画像との画像間演算により実行でき、ハー
ドウェアによる高速処理が可能である。
ザ画像の各代表画素値を基礎として閾値を設定するの
で、閾値算出が容易であり、また、ディザ化の処理はデ
ィザセルと原画像との画像間演算により実行でき、ハー
ドウェアによる高速処理が可能である。
次にこの発明に係る閾値処理方法の第1実施例を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第1図は同実施例に適用される画像処理システムを示
すものであり、処理対象となる原画像を保持するメモリ
1、および閾値プレーン、出力プレーンのためのメモリ
2、3を備えている。メモリ1はコンパレータ4に接続
され、原画像の画素データは、マルチプレクサ5の出力
と比較される。マルチプレクサ5にはディザセルを格納
するためのレジスタ6が接続され、1回目のスキャンで
は、原画像の各画素とディザセルとの比較が行われ、原
画像をディザ化したディザ画像がコンパレータ4から出
力される。
すものであり、処理対象となる原画像を保持するメモリ
1、および閾値プレーン、出力プレーンのためのメモリ
2、3を備えている。メモリ1はコンパレータ4に接続
され、原画像の画素データは、マルチプレクサ5の出力
と比較される。マルチプレクサ5にはディザセルを格納
するためのレジスタ6が接続され、1回目のスキャンで
は、原画像の各画素とディザセルとの比較が行われ、原
画像をディザ化したディザ画像がコンパレータ4から出
力される。
ディザ化の手法としては任意の組織ディザを採用で
き、例えば3×3のBayerのパターンでは第2図のよう
な処理が行なわれる。ディザセルの各要素の濃度をスキ
ャン方向に沿ってD1〜D9とすると、これら濃度は渦巻状
の順位が与えられる。すなわち、 D5=0 D8=1 D7=2 D4=3 D1=4 D2=5 D3=6 D6=7 D7=8 である。
き、例えば3×3のBayerのパターンでは第2図のよう
な処理が行なわれる。ディザセルの各要素の濃度をスキ
ャン方向に沿ってD1〜D9とすると、これら濃度は渦巻状
の順位が与えられる。すなわち、 D5=0 D8=1 D7=2 D4=3 D1=4 D2=5 D3=6 D6=7 D7=8 である。
このディザセルを原画像の各ディザセル対応領域に適
用する。
用する。
あるディザセル対応領域の各画素の濃度がP1〜P9であ
るとき、ディザ化後の各画素の濃度Biは以下のように算
出される。
るとき、ディザ化後の各画素の濃度Biは以下のように算
出される。
Bi=φ(Pi−Di)(i=1〜9) (1) Pi>Di→φ(Pi−Di)=1 Pi≦Di→φ(Pi−Di)=0 例えば、P1〜P9が一定濃度であったときには、ディザ
画像におけるディザセル対応領域内の黒画素数はその領
域の濃度を代表し、白画素数は輝度を代表することにな
る。このような濃度、輝度を総称してここでは代表画素
値と呼ぶことにする。
画像におけるディザセル対応領域内の黒画素数はその領
域の濃度を代表し、白画素数は輝度を代表することにな
る。このような濃度、輝度を総称してここでは代表画素
値と呼ぶことにする。
代表画素値は各ディザセル対応領域の平均濃度あるい
は平均輝度を代表しており、この平均濃度あるいは平均
輝度がその領域の証明条件を反映していると仮定すれ
ば、代表画素値の略中央値を閾値とすれば画像全体につ
いて照明条件を均一に補正した画像を2値化したのと等
価な画像が得られる。これを一次元の領域についてグラ
フで表現すると、第3図のとおりとなる。
は平均輝度を代表しており、この平均濃度あるいは平均
輝度がその領域の証明条件を反映していると仮定すれ
ば、代表画素値の略中央値を閾値とすれば画像全体につ
いて照明条件を均一に補正した画像を2値化したのと等
価な画像が得られる。これを一次元の領域についてグラ
フで表現すると、第3図のとおりとなる。
第1図の画像処理システムにおいて、コンパレータ4
の出力は閾値算出部7に入力され、閾値算出部7では、
各ディザセル対応領域の代表画素値を算出し、さらにそ
の略中央値を閾値として出力する。算出された閾値は、
各ディザセル領域内の全画素(第2図では3×3)に対
する閾値として、閾値プレーン2に登録される。以上の
処理は1scan(通常1/30〜1/60秒)で実行される。
の出力は閾値算出部7に入力され、閾値算出部7では、
各ディザセル対応領域の代表画素値を算出し、さらにそ
の略中央値を閾値として出力する。算出された閾値は、
各ディザセル領域内の全画素(第2図では3×3)に対
する閾値として、閾値プレーン2に登録される。以上の
処理は1scan(通常1/30〜1/60秒)で実行される。
第2回目のscanにおいては、メモリ1,2から原画像と
閾値が1画素単位で読み出されコンパレータ4において
比較される。これによって適正な閾値による2値化、す
なわちシャーディング補正を含む閾値処理が行なわれ
る。
閾値が1画素単位で読み出されコンパレータ4において
比較される。これによって適正な閾値による2値化、す
なわちシャーディング補正を含む閾値処理が行なわれ
る。
閾値処理された画像は出力プレーン3に書き込まれ、
登録される。
登録される。
なおコンパレータ4の出力を閾値算出部7に導くか、
あるいは出力プレーン3に導くかの選択はマルチプレク
サ8において行なわれる。
あるいは出力プレーン3に導くかの選択はマルチプレク
サ8において行なわれる。
第4図はこの発明の第2実施例を示すもので、より汎
用性の高い画像処理システムにより同様の処理を実行す
る。
用性の高い画像処理システムにより同様の処理を実行す
る。
第4図において、画像処理システムは原画像、閾値プ
レーン、出力プレーンのためのメモリ1〜3の他に、デ
ィザセルを格納するためのメモリ9を備え、メモリ9
は、ディザセルを画像全面に対して保持するディザプレ
ーンとして使用される。
レーン、出力プレーンのためのメモリ1〜3の他に、デ
ィザセルを格納するためのメモリ9を備え、メモリ9
は、ディザセルを画像全面に対して保持するディザプレ
ーンとして使用される。
全てのメモリ1〜3,9の出力はそれぞれ一対のマルチ
プレクサ10,11に導かれ、マルチプレクサ10,11の出力は
演算部12に入力されている。
プレクサ10,11に導かれ、マルチプレクサ10,11の出力は
演算部12に入力されている。
演算部12は、前述の式(1)に示したディザ処理、デ
ィザ処理結果における代表画素値の算出および閾値算出
を行うもので、算出された閾値は閾値プレーン2に格納
される。次にマルチプレクサ10,11において閾値プレー
ン2と、原画像1とが選択され、両画像の画像間演算に
より原画像が閾値処理される。閾値処理結果が出力プレ
ーン3に格納される。
ィザ処理結果における代表画素値の算出および閾値算出
を行うもので、算出された閾値は閾値プレーン2に格納
される。次にマルチプレクサ10,11において閾値プレー
ン2と、原画像1とが選択され、両画像の画像間演算に
より原画像が閾値処理される。閾値処理結果が出力プレ
ーン3に格納される。
このように画像メモリにディザセルを格納する構成を
採用することによって、同メモリを他の用途に適用で
き、汎用性が高められる。
採用することによって、同メモリを他の用途に適用で
き、汎用性が高められる。
また演算部12として、画像間演算、コンボリューショ
ン処理の両者あるいはいずれか一方を実行し得るものを
採用することにより、広く画像処理一般への適用も可能
である。
ン処理の両者あるいはいずれか一方を実行し得るものを
採用することにより、広く画像処理一般への適用も可能
である。
〔発明の効果〕 前述のとおりこの発明に係る閾値処理方法は、ディザ
画像により与えられる代表画素値を基礎として閾値を決
定するので、ハードウェアによる高速処理が可能である
という優れた効果を有する。
画像により与えられる代表画素値を基礎として閾値を決
定するので、ハードウェアによる高速処理が可能である
という優れた効果を有する。
第1図はこの発明の第1実施例に適用される画像処理シ
ステムを示すブロック図、第2図はディザ処理の一例を
示す概念図、第3図は代表画素値と閾値との関係を示す
グラフ、第4図は第2実施例の画像処理システムを示す
ブロック図である。 1〜3,9……メモリ、4……コンパレータ、5,8,10,11…
…マルチプレクサ、12……演算部。
ステムを示すブロック図、第2図はディザ処理の一例を
示す概念図、第3図は代表画素値と閾値との関係を示す
グラフ、第4図は第2実施例の画像処理システムを示す
ブロック図である。 1〜3,9……メモリ、4……コンパレータ、5,8,10,11…
…マルチプレクサ、12……演算部。
Claims (1)
- 【請求項1】原画像を組織ディザによりディザ化し、デ
ィザ化された画像における各ディザセル対応領域の代表
画素値を求め、各代表画素値の略中央値を各ディザセル
領域の閾値として、原画像の各画素を閾値処理すること
を特徴とする閾値処理方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1157164A JP2729279B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 画像の閾値処理方法 |
US07/512,258 US5201013A (en) | 1989-04-24 | 1990-04-20 | Dither processing method |
EP90107677A EP0394929B1 (en) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Dither image processing method |
DE69022469T DE69022469T2 (de) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Zitter-Bildverarbeitungsmethode. |
KR1019900005781A KR0173456B1 (ko) | 1989-04-24 | 1990-04-24 | 디더 처리방법 |
US07/881,730 US5315669A (en) | 1989-04-24 | 1992-05-08 | Dither processing method |
US08/247,397 US5438634A (en) | 1989-04-24 | 1994-05-23 | Dither processing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1157164A JP2729279B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 画像の閾値処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0322757A JPH0322757A (ja) | 1991-01-31 |
JP2729279B2 true JP2729279B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=15643589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1157164A Expired - Fee Related JP2729279B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-06-20 | 画像の閾値処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729279B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4696738B2 (ja) * | 2005-07-13 | 2011-06-08 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像データの圧縮方法および装置並びに擬似階調画像の復元方法 |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP1157164A patent/JP2729279B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0322757A (ja) | 1991-01-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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