JP2728329B2 - コールドシール剤組成物 - Google Patents
コールドシール剤組成物Info
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Description
に関し、さらに詳しくは、低温で接着可能で、しかも高
温でブロッキングを起こし難いようなコールドシール剤
組成物に関する。
銀行などで用いられる預貯金残金通知書、電気料金通知
書などの通知処理を必要とする分野で広く用いられてい
る。このような連続フォーム用紙類は、近年、機械の高
速化、長時間の連続運転に伴って厳しい条件下で使用さ
れるようになっている。そして、これらの厳しい条件下
においても使用に耐えるようなコールドシール剤(自着
性接着剤)の開発に種々の努力が従来よりなされてき
た。その試みの例として、実公昭62−43825号公
報には、平均粒子径、最低造膜温度およびビカート軟化
点をそれぞれ特定の範囲に限定した、真球形状のエチレ
ン- 酢酸ビニル共重合体水系ディスパージョンを主体と
する塗工液を、原紙の表面に塗工して塗工層を設けた連
続フォーム用紙が記載されている。
塗工液は、接着剤成分がエチレン-酢酸ビニル共重合体
であるために接着剤面強度、いわゆる自着強度が弱い。
本来、熱可塑性樹脂は自着性がないために、連続フォー
ム用紙のような用途には不向きとされている。接着強度
を高める手段としては、軟化点を下げたり、共重合体の
分子量を小さくする方法がある。しかしながら、これら
の手段は耐ブロッキング性を悪くするので、非常に調整
が難しいとされている。同公報に熱接着可能な連続フォ
ーム用紙に使用する感圧接着剤の性能条件が記載されて
いる。 (1)塗工紙はできるだけ高温までブロッキングを起こ
さず、低温で熱接着ができること。 (2)用紙を連続処理するのでミシン目からの切り離し
(デタッチ)が容易に行なえること。 (3)用紙を印刷機やコンピューター端末機で処理する
ため、伸縮、カールを起こさず、粉落ち等のトラブルを
生じさせないこと。 (4)塗工時の塗工液の流動性が良好で均一な塗工層が
得られ、発泡等のトラブルを生じないこと等の苛酷な性
能が要求されていると記載されている。
して要求される性能条件を具体的に列挙しているが、大
半の性能条件を満足することはできるが、上述したよう
に自着強度が低いため、満足のできる接着強度を得るこ
とができず実用上種々の問題が生じる。
は、エチレン系共重合体樹脂、粘着性付与樹脂、無機も
しくは有機系微粉末および溶剤が含有されてなる感圧自
着性コールドシール剤組成物が記載されている。
ール剤組成物は、エチレン系共重合体を主成分としてい
るので、上記の実公昭62−43825号公報に記載さ
れた塗工液と同じく、本質的には自着性がないため、連
続フォーム用紙のような用途には不向きである。また、
エチレン系共重合体に粘着性付与剤を添加してエチレン
系共重合体の接着強度を補うようにしているが、接着強
度と耐ブロッキング性とのバランスが困難であるとされ
ている。特開昭63−17945号公報に開示されてい
る発明は、チョコレートやアイスクリームの包装用とし
ての用途を目的にしているので、その用途における感圧
自着性コールドシール剤の要求を満たすものであろう
が、コンピューターに使用する連続フォーム用紙には対
応することができない。
塑性合成樹脂エマルジョンに特殊な樹脂粉末を混入する
方法や感熱接着剤としてポリオレフィン微粉末やプラス
チックピグメントを使用する方法があるが、これらの方
法は、いまだ諸問題を抱え、コンピューターに使用する
連続フォーム用紙に対応できるような要求性能を十分に
満たすまでに至っていない。
続フォーム用紙のような用途に対応できるような耐ブロ
ッキング性と接着性(接着力)とのバランスに優れたコ
ールドシール剤組成物の出現が従来より望まれていた。
問題点を解決しようとするものであって、耐ブロッキン
グ性と接着性とのバランスに優れたコールドシール剤組
成物を提供することを目的としている。
は、アルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラ
テックスと、平均粒子径が1〜20μmである重合体粒
子と、平均粒子径が0.005〜20μmである無機粒
子とからなり、重合体粒子は、アルキル(メタ)アクリ
レートグラフト天然ゴムラテックス中のゴム成分100
重量部に対して10〜300重量部の量で存在し、無機
粒子は、アルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴ
ムラテックス中のゴム成分100重量部に対して1〜1
00重量部の量で存在していることを特徴としている。
リレートグラフト天然ゴムラテックスとしては、特にメ
チルメタクリレートグラフト天然ゴムラテックスが好ま
しい。
中に、上記成分のほかに、澱粉および/または加工澱粉
がアルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラテ
ックスのゴム成分100重量部に対して0.5〜20重
量部の量で存在していることが好ましい。
チレン重合体またはスチレン- (メタ)アクリル系共重
合体を使用することが好ましい。また、本発明では、老
化防止剤を使用することが好ましい。
印字適性および印刷特性に優れ、かつ、耐ブロッキング
性と接着性とのバランスに優れているので、連続フォー
ム用紙類、メール(mail)等の用途に使用することがで
きる。
ル剤組成物ついて具体的に説明する。本発明に係るコー
ルドシール剤組成物は、特定のゴムラテックスと、特定
の重合体粒子と、特定の無機粒子とを特定の割合で含有
してなる。
着性を具備するアルキル(メタ)アクリレートグラフト
天然ゴムラテックスであり、たとえば天然ゴムラテック
スにメチルメタクリレート(MMA)などのアルキル
(メタ)アクリレートをグラフトしたラテックスが挙げ
られる。
リレートグラフト天然ゴムラテックスの中でも、特にメ
チルメタクリレートグラフト天然ゴムラテックスが好ま
しい。
定性が悪く、特に空気酸化に対する耐老化性に劣るが、
天然ゴムラテックスの耐老化性は、天然ゴムラテックス
に数種類の老化防止剤を添加することにより大幅に改善
することができる。さらに良い方法としては、アルキル
(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラテックスに老
化防止剤を添加する方法があり、この方法によれば、耐
老化性についてほぼ満足できる性能を発揮させることが
できる。いずれにしても、本発明では、老化防止剤を用
いることが望ましい。
せん断力がかかるとラテックス粒子同士が凝集して破壊
が起こり、いわゆるガムアップとなり塗工不良となる問
題が生じる。このような天然ゴムラテックスの機械安定
性は、水溶性高分子物質を添加することによって改善す
ることができる。しかしながら、水溶性高分子の添加
は、天然ゴムラテックスの自着強度を弱めることにな
る。
要以上に高くなると、ミシン目からの切り離しが悪くな
る。
ては、耐老化性および機械安定性に優れるアルキル(メ
タ)アクリレートグラフト天然ゴムラテックスが好まし
い。アルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラ
テックスは、その乾燥した皮膜に亀裂が入り易いため好
ましい。亀裂が入り易い理由としては、アルキル(メ
タ)アクリレートグラフト天然ゴムラテックスを構成す
る、天然ゴムとアルキル(メタ)アクリレートセグメン
トとのガラス転移温度の相違が大きすぎるため、このグ
ラフト天然ゴムラテックスを乾燥しても均一な皮膜が形
成されず、したがって、この乾燥皮膜に部分的に空気孔
(以下、ボイドと記す)が生じるものと推測される。こ
の亀裂が入り易いという傾向は、後述する方法(澱粉な
いし加工澱粉を使用する方法)でさらに大きくすること
ができる。
ール剤を塗布して製造される接着性連続フォーム用紙に
とっては非常に重要である。特に電子写真方式のプリン
ターで印字するとき、接着性連続フォーム用紙は、トナ
ーを溶融させるフェーザー機構に入るが、このときに真
空プレートと予熱プラトンを通過する。真空プレートの
ところで良好な熱移転ができるように接着性連続フォー
ム用紙をプラトンに押さえつけながら、かつ、このフォ
ーム用紙を搬送できるようにするため、接着性連続フォ
ーム用紙自体の通気性があることが好ましい。もし、接
着性連続フォーム用紙に通気性がないとフォーム用紙の
流れが止まり、ミシン目からの切断等が起こることがあ
る。したがって、上記のような不都合を除くために、コ
ールドシール剤の乾燥皮膜にボイドを形成することが好
ましい。
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
ポリアミド等の重合体(単独重合体、共重合体)からな
る粒子が挙げられる。
等も含まれる。本発明においては、特に耐ブロッキング
性と接着性とのバランスを考えるとポリスチレン系の微
粉末が良い。また、トナーとの密着性を上げるためにも
ポリスチレンは好適である。ポリスチレン系の微粉末と
しては、ポリスチレン単体の微粉末、さらにはスチレン
- (メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン- ビ
ニルカルボン酸共重合体、スチレン- (メタ)アクリル
酸エステル- ビニルカルボン酸共重合体などのスチレン
系共重合体の微粉末が使用可能である。
レン等のモノマーを、有機過酸化物系触媒を使用してポ
リビニルアルコール、ヒドロキシセルロース等の水溶性
高分子分散剤の存在下で懸濁重合を行なうことによって
容易に得られる。得られた重合体粒子は水系ディスパー
ジョンのまま使用することもできるし、乾燥後の微粉末
状態でも使用することも可能である。
径は、1〜20μm、好ましくは5〜12μm前後の範
囲である。本発明において、平均粒子径が上記のような
範囲にある重合体粒子を用いると、コールドシール剤の
乾燥皮膜の脱落(粉落ち)を防止することが可能であ
り、また、耐ブロッキング性と接着性とのバランスに優
れている。
ッキング性、接着力、粉落ち防止および塗布量を考慮す
ると、アルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴム
ラテックスのゴム成分100重量部に対して10〜30
0重量部、好ましくは50〜150重量部の量で用いる
ことが望ましい。
ミナ系、炭酸カルシウム系、ジルコニア系等の種々の微
粉末、またはこれらの分散体、さらにはこれらの中空球
体(マイクロバルーン)などが挙げられる。本発明では
特にシリカ系の粒子が好ましい。
性の向上および印刷インキへの受容性向上であるので、
他の物性に影響がないことが望ましい。無機粒子の平均
粒子径は0.005〜20μm、好ましくは0.007
〜5μm前後である。平均粒子径が上記のような範囲に
ある無機粒子は、分散性が良好で、しかも、無機粒子に
よる接着強度の低下を防止することができる。
(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラテックスのゴ
ム成分100重量部に対して1〜100重量部の量で用
いられるが、耐ブロッキング性と接着性とのバランスを
考慮すると、上記重合体粒子の3〜50重量部の量で用
いるのが好ましい。また、接着力や粉落ちを考えると、
無機粒子の最適使用量は、重合体粒子の5〜20重量部
である。
してシリカ系の微粉末が好ましいが、シリカ系の微粉末
は、少量の界面活性剤を使用して水に分散した後高速ミ
キサーで均一になるまで分散した分散液、または市販さ
れている分散液を使用すると混合し易い。
と、上記重合体粒子の分散性が向上する。すなわち、糊
化した澱粉の大部分は重合体粒子の表面に吸着し、澱粉
を吸着した重合体粒子の球状物は、アルキル(メタ)ア
クリレートグラフト天然ゴムラテックス中に分散した状
態になる。これらは相溶性が悪いので、乾燥したときに
アルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラテッ
クスを構成しているゴム成分と、澱粉で被覆された重合
体粒子との接触部分にボイドができると推察される。こ
のように、澱粉、加工澱粉は、ボイドの形成に役立ち、
接着性連続フォーム用紙の製造の際に、ミシン目からの
切断等を防止することができる。
ーチ、馬鈴薯澱粉、小麦、米、甘しょ、アミロペクチ
ン、アミロースなどが挙げられる。また、上記加工澱粉
としては、具体的には、リン酸澱粉、エステル化澱粉、
エーテル化澱粉などが挙げられ、さらには、アミロデキ
ストリン、エリトロデキストリン、アクロデキストリン
等のデキストリン、アルファ化澱粉などが挙げられる。
ぞれ単独で用いても良いし、また組合わせて用いること
ができる。本発明においては、澱粉および/または加工
澱粉の使用量は、アルキル(メタ)アクリレートグラフ
ト天然ゴムラテックスのゴム成分に対して20重量部以
下、好ましくは0.5〜5重量部である。
は、ゴムラテックスの製造における重合反応の際に使用
しても良いが、予め糊化した澱粉および/または加工澱
粉を重合体粒子と混合して加熱撹拌して使用してもよ
い。
気酸化に対する耐老化防止対策として、老化防止剤を、
本発明の目的を損なわない範囲で用いることが望まし
い。上記老化防止剤としては、従来公知の老化防止剤を
使用することができ、具体的には、アミン−ケトン系の
ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノ
リン)、6−エトキシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4
−トリメチルキノリン;芳香族第二級アミン系のアルキ
ル化ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフチル−
p−フェニレンジアミン;ベンゾイミダゾール系の2−
メルカプトベンズイミダゾール、2−メルカプトメチル
ベンズイミダゾールの亜鉛塩;ポリフェノール系の2,
5−ジ−ターシャリーブチルハイドロキノンなどが挙げ
られる。
に、必要に応じて防腐剤などの添加剤を、本発明の目的
を損なわない範囲で配合することができる。また、本発
明においては、接着力の調整のために粘着性付与剤とし
て天然系樹脂、石油系樹脂または粘着性のあるアクリル
樹脂などを使用することも可能である。
は、アルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラ
テックスと、平均粒子径が1〜20μmである重合体粒
子と、平均粒子径が0.005〜20μmである無機粒
子が特定の割合で存在しているので、低温でのコールド
シール剤の糊面同士の接着力を上げることができ、か
つ、高温下における耐ブロッキング性に優れ、しかも、
耐ブロッキング性と接着性とのバランスに優れている。
特に、老化防止剤を含有しているコールドシールド剤組
成物は、耐ブロッキング性と接着性とのバランスに優れ
るだけでなく、空気酸化に対する耐老化性にも優れてい
る。
物は、メール用のコールドシール剤として印字、印刷適
性に優れる。特に電子写真方式のプリンターの搬送時で
問題になる接着性連続フォーム用紙の透気性をクリアー
できる。
成物は、印字、印刷時における接着剤面からの粉落ち防
止に効果がある。したがって、上記のような特性に優れ
る、本発明に係るコールドシール剤組成物は、連続フォ
ーム用紙類、メール、封筒類、食品包装類、各種通知
書、高圧(50〜400kg/cm2 )でシールするこ
とにより親展性をもたせた葉書・給与明細書などの用途
に広く利用することができる。
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例および比較例で得られたコールドシール剤を
下記の方法に従って評価した。
塗布量が乾燥皮膜換算で5g/m2 になるようにコール
ドシール剤を塗布して、80℃の熱風循環乾燥機で30
秒乾燥した。次いで、得られた乾燥紙を長さ45mm、幅
25mmに切断し、これを試料とした。
わせて、ホットプレス機でプレス温度23±1℃、圧力
200Kg/cm2 、圧締時間60秒の条件で圧着した。な
お、圧着は湿度65±5%の条件下で行なった。
ロン万能引張り試験機により常温下でT型剥離試験を行
ない、コールドシール剤の接着強度を測定した。 (2)耐ブロッキング性: 接着試験と同じ試料を20mm角に切り、塗布面同士にな
るように20枚重ね表面の平滑なガラス板で挟んだ。そ
して、その上より静荷重で500g/cm2 圧になるよう
に荷重をかけて、温度40℃、湿度90%の雰囲気下と
温度70℃、湿度30%の雰囲気下で20時間放置した
ものの糊面の状態を調べ、耐ブロッキング性を評価し
た。 (3)透気度: JIS P 8117の紙および板紙の透気度試験方法に
準じて行なった。試料面積615mm2を空気100mlが
通過する時間(秒)を測定し、透気度を求めた。 (4)粉落ち試験: 試料の表面にセロハン粘着テープ[ニチバン(株)製、
セロテープ TM ]を貼り付け、次いで、紙が破れないよう
にセロハン粘着テープを剥離し付着するコールドシール
剤の粉落ちを調べた。 (5)トナー密着試験: 試料表面に電子写真方式のプリンターで印字して、トナ
ーの密着個所にセロハン粘着テープを貼り付けた。次い
で、このセロハン粘着テープを引き剥し、引き剥し後の
試料表面を観察し、トナーの密着性を評価した。 (6)耐老化性: (a)フェードメーターによる老化試験: 試料をホルダーに貼付し、ウェザーメーター[スガ試験
機製]照射60時間後の老化状態を接着力で評価した。
熱風循環恒温恒湿槽中に放置し、熱による老化状態を接
着力で評価した。
を備えた反応容器に水100重量部を入れて20分間窒
素置換しながら撹拌した。
タクリレート2重量部およびメタクリル酸10重量部を
入れた後、その容器の中に、予め水にて溶解したポリビ
ニルアルコール(重合度1700)の10重量%水溶液
20重量部およびポリビニルアルコール(重合度50
0)の25重量%水溶液8重量部を添加して混合した。
そして、さらにこの混合物に過酸化ベンゾイル2.5重
量部と水145重量部を添加し高速ミキサーで乳化して
プレエマルジョンを得た。
記反応容器中に添加し、81±1℃で重合反応を開始さ
せ、さらに1時間毎に残りのプレエマルジョンの4分の
1づつ3回添加して重合反応を続けた。
を冷却して、懸濁重合体を得た。得られた懸濁重合体の
粒子を測定したところ、得られた懸濁重合体の粒子の平
均粒子径は5〜12μmであった。
体を重合体粒子として不揮発性成分換算で200重量部
と、MMAのグラフト率が30重量%の天然ゴムラテッ
クス[商品名 レジテックス、南陽化成(株)製]をラ
テックス中のゴム成分で100重量部と、無機粒子とし
てシリカ系粒子[商品名 カープレックス80、シオノ
ギ製薬(株)製、平均粒子径0.5〜1μm]を30重
量部と、老化防止剤[商品名 ノクラックMB、大内新
興化学工業(株)製]3重量部と、防腐剤[商品名 プ
ロキセルCRL、ICIジャパン(株)製]0.2重量
部を混合してコールドシール剤を調製した。
って評価した。その結果を表1および表2に示す。
アルコール(重合度500)の25重量%水溶液8重量
部の代わりに、デキストリン50重量%水溶液を4重量
部使用した以外は、実施例1と同様にして、懸濁重合体
を得た。
3μmであった。次いで、得られた懸濁重合体を使用し
て実施例1と同様にしてコールドシール剤を調製した。
って評価した。その結果を表1および表2に示す。
%の天然ゴムラテックスをゴム成分換算で100重量
部、シリカ系粒子の分散液であるアデライトAT−30
A[商品名、旭電化工業(株)製、平均粒子径0.01
〜0.02μm]を不揮発性成分換算で20重量部、お
よび重合体粒子としてスチレン系粒子であるハイパール
MR−1000[商品名、根上工業(株)製、平均粒子
径10〜15μm]100重量部を充分に混合した。
老化防止剤3重量部および実施例1の防腐剤0.2重量
部を添加して混合し、コールドシール剤を調製した。得
られたコールドシール剤を上記方法に従って評価した。
ンを不揮発性成分換算で100重量部、ハリエスターC
−130の水性乳化液[商品名、ハリマ化成(株)製、
軟化点130℃の重合ロジン]を不揮発性成分換算で2
0重量部、および市販のマツモトマイクロスフェアーF
30[商品名、松本油脂(株)製、塩化ビニリデン共重
合体系マイクロスフェアー、平均粒子径10〜20μ
m]5重量部を混合してコールドシール剤を調製した。
って評価した。その結果を表1および表2に示す。
Claims (4)
- 【請求項1】アルキル(メタ)アクリレートグラフト天
然ゴムラテックスと、 平均粒子径が1〜20μmである重合体粒子と、 平均粒子径が0.005〜20μmである無機粒子とか
らなり、 重合体粒子は、アルキル(メタ)アクリレートグラフト
天然ゴムラテックスのゴム成分100重量部に対して1
0〜300重量部の量で存在し、 無機粒子は、アルキル(メタ)アクリレートグラフト天
然ゴムラテックスのゴム成分100重量部に対して1〜
100重量部の量で存在していることを特徴とするコー
ルドシール剤組成物。 - 【請求項2】 さらに澱粉および/または加工澱粉が、ア
ルキル(メタ)アクリレートグラフト天然ゴムラテック
スのゴム成分100重量部に対して0.5〜20重量部
の量で存在していることを特徴とする請求項1に記載の
コールドシール剤組成物。 - 【請求項3】 前記重合体粒子が、スチレン重合体または
スチレン- (メタ)アクリル系共重合体からなる請求項
1または2に記載のコールドシール剤組成物。 - 【請求項4】 さらに老化防止剤が存在することを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載のコールドシール剤
組成物。
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