JP2728156B2 - エレベーター巻上機の支持構造 - Google Patents

エレベーター巻上機の支持構造

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JP2728156B2
JP2728156B2 JP4005038A JP503892A JP2728156B2 JP 2728156 B2 JP2728156 B2 JP 2728156B2 JP 4005038 A JP4005038 A JP 4005038A JP 503892 A JP503892 A JP 503892A JP 2728156 B2 JP2728156 B2 JP 2728156B2
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利明 阿部
淳 程田
秀登 松沢
栄啓 土屋
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーター巻上機の支
持構造に係り、特に新設エレベーター巻上機に交換する
際の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、既設エレベーターの中には、十数
年以上経過したものが増えつつあり、それらの製品は信
頼性も低くなってきており、保守作業の多大の費用と時
間を要するものも少なくなく、性能も現在のものに比較
すると劣っている。そのため、エレベーターの機器を新
しくして、性能、信頼性の向上を図るモダニゼーション
の需要が高まっている。既設のエレベーター巻上機の取
り付け寸法と新設しようとするエレベーター巻上機の取
り付け寸法とが同じである場合には、既設のエレベータ
ー巻上機を既設のマシンビームから撤去し、そこに新設
のエレベーター巻上機を設置すれば済むが、一般には新
旧のエレベーター巻上機の取り付け寸法が異なる場合が
多い。
【0003】従来のエレベーター巻上機の支持構造は、
図3の断面図に示すように表面がモルタルによるシンダ
ーコンクリート9で覆われたエレベーター機械室の床1
に互いに隔離して複数本の既設マシンビーム2を設置
し、これらの既設マシンビーム2上に、これと直交する
ように横ビーム3を設置し、この横ビーム3上にこれと
直交するようにエレベーター巻上機4の下面に防震部材
5を介して取り付けられた新設マシンビーム6を設置
し、既設マシンビーム2より外側に突出する横ビーム3
の端部に支持台7を設けて、その支持台7を床1にアン
カーボルト8で固定するという支持構造が取られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなエレベー
ター巻上機の支持構造では、支持台をエレベーター機
械室の床にアンカーボルトで固定するようにしてい
るので、床にアンカーボルトを埋設するための穴
を掘削しなくてはならず、その工事に際して大きな振
動、騒音を発生し、建物利用者に多大の不快感を与えて
いた。
【0005】本発明の目的とするところは、エレベータ
ー巻上機の支持台を簡単な工事で設置できるエレベータ
ー巻上機の支持構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、表面がシンダーコンクリートで覆われた
エレベーター機械室の床、上記シンダーコンクリー
トにそれぞれの下部が埋設されるように互いに離隔して
ほぼ平行に設置された複数本の既設マシンビームと、
れらの既設マシンビーム上に固定され、これらの既設マ
シンビームと互いに直交するように配置される複数本の
横ビームと、これらの横ビーム上に固定 され、これらの
横ビームと互いに直交するように配置され、かつ、それ
ぞれ互いに離隔してほぼ平行に設置された複数本の新設
マシンビームとを備え、新設マシンビームの上方位置に
エレベーター巻上機を取付け、上記既設マシンビームと
上記横ビームと上記新設マシンビームとにより上記エレ
ベーター巻上機を支持させるとともに、上記複数本の既
設マシンビーム間の間隔と上記複数本の新設マシンビー
ム間の間隔が異なるエレベーター巻上機の支持構造にお
いて、上記横ビームを支持する支持台を上記新設マシン
ビームのほぼ直下に相当する置に配置するとともに、
当該支持台を上記シンダーコンクリートを除いた上記床
固定することなく載置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によるエレベーター巻上機の支持構造は
上述の如く構成したため、例えば地震時などにおいてエ
レベーター巻上機転倒モーメントが作用した場合に
も、支持台には垂直方向の外力が作用するだけで、転倒
モーメントは作用せず、支持台を従来のように機械室の
床にアンカーボルトで固定する必要がなく、単にエレベ
ーター機械室の床に載置するだけで十分な支持強度を得
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1および図2は本発明に係るエレベーター巻上機
の支持構造を示す断面図と側面図である。表面がモルタ
ルによるシンダーコンクリート9で覆われたエレベータ
ー機械室の床1に複数本の既設マシンビーム2が互いに
隔離してほぼ平行に設置されており、その下部はシンダ
ーコンクリート9によって埋設されている。横ビーム3
は既設マシンビーム2上に、これらの既設マシンビーム
と互いに直交するようにして複数本ほぼ平行に溶接連
結されている。これらの横ビーム3上にこれらの横ビ
ーム3と直交するように複数本の新設マシンビーム6を
新設のエレベーター巻上機4が取付可能な間隔に、互い
に離隔してほぼ平行に設置し、これらの新設マシンビー
ム6の上方位置に防震部材5を介してエレベーター巻上
機4を取付け てある。なお、既設マシンビーム2間の間
隔と新設マシンビーム6間の間隔は、互いに異なってい
る。すなわち、図1に示すように、既設マシンビーム2
間の間隔に比べて新設マシンビーム6間の間隔が大きく
なっている。横ビーム3の下方に位置し、かつ新設マシ
ンビーム6のほぼ直下に相当する位置に配置した支持台
7は、溶接あるいはボルト締結などによって横ビーム3
に固定してあるものの、床1には単に載置させただけ
で、固されていない。支持台7を載置する床1は、
述のように通常モルタルによるシンダーコンクリート9
によって覆われているが、支持台7の設置に際しては、
設置位置に相当するシンダーコンクリート9部分をはつ
り、シンダーコンクリート9を除いた床1の部分1aを
形成し、その部分1a上に、支持台7を載置する。
【0009】このように、支持台7を新設マシンビーム
6のほぼ直下に相当する位置に配置するので、地震発生
時などにおいてエレベーター巻上機に転倒モーメントが
作用した場合にも、支持台7には垂直方向の外力が作用
するだけで、転倒モーメントは作用せず、したがって
支持台7を従来のようにアンカーボルトで固定しなくと
も耐震性を劣化させることがなく、単にエレベーター機
械室の床1上に載置するだけで十分な支持強度を得るこ
とができる。そのため、床1にアンカーボルトを固定す
るための掘削が必要なくなり、工事の際の振動、騒音が
低減できると共に、工事期間の短縮を図ることができ
る。
【0010】尚、本実施例においては支持台7を横ビー
ム3の片側にのみ設けているが、横ビーム3の両端に支
持台7を設けるならばさらに耐震性の向上を図ることが
できる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、横ビーム
を支持する支持台を新設のマシンビームのほぼ直下に相
当する置に配置し、エレベーター機械室の床にアンカ
ーボルトで固定せずに載置するのみとしたため、従来の
ような床にアンカーボルトを固定するための掘削は必要
でなく、工事の際の振動、騒音を従来に比べて低減でき
ると共に、工事期間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベーター巻上機の
支持構造を示す断面図である。
【図2】図1のエレベーター巻上機の支持構造を示す側
面図である。
【図3】従来のエレベーター巻上機の支持構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
2 既設マシンビーム 3 横ビーム 4 エレベーター巻上機 6 新設マシンビーム 7 支持台
フロントページの続き (72)発明者 松沢 秀登 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所水戸工場内 (72)発明者 土屋 栄啓 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 昭58−22007(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面がシンダーコンクリートで覆われた
    エレベーター機械室の床、上記シンダーコンクリー
    トにそれぞれの下部が埋設されるように互いに離隔して
    ほぼ平行に設置された複数本の既設マシンビームと、
    れらの既設マシンビーム上に固定され、これらの既設マ
    シンビームと互いに直交するように配置される複数本の
    横ビームと、これらの横ビーム上に固定され、これらの
    横ビームと互いに直交するように配置され、かつ、それ
    ぞれ互いに離隔してほぼ平行に設置された複数本の新設
    マシンビームとを備え、新設マシンビームの上方位置に
    エレベーター巻上機を取付け、上記既設マシンビームと
    上記横ビームと上記新設マシンビームとにより上記エレ
    ベーター巻上機を支持させるとともに、上記複数本の既
    設マシンビーム間の間隔と上記複数本の新設マシンビー
    ム間の間隔が異なるエレベーター巻上機の支持構造にお
    いて、上記横ビームを支持する支持台を上記新設マシン
    ビームのほぼ直下に相当する置に配置するとともに、
    当該支持台を上記シンダーコンクリートを除いた上記床
    固定することなく載置したことを特徴とするエレ
    ベーター巻上機の支持構造。
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