JPH05186173A - エレベーター巻上機の支持構造 - Google Patents
エレベーター巻上機の支持構造Info
- Publication number
- JPH05186173A JPH05186173A JP503892A JP503892A JPH05186173A JP H05186173 A JPH05186173 A JP H05186173A JP 503892 A JP503892 A JP 503892A JP 503892 A JP503892 A JP 503892A JP H05186173 A JPH05186173 A JP H05186173A
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- JP
- Japan
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- machine
- elevator
- beams
- existing
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベーター巻上機の支持台を簡単な工事で
設置できるエレベーター巻上機の支持構造を提供する。 【構成】 既設マシンビーム2と新設マシンビーム6と
の間に、これら両マシンビームと互いに交差するように
して横ビーム3を介設し、既設マシンビーム2より外側
に突出した横ビーム3の新設マシンビーム6のほぼ真下
に、支持台7を取付け、この支持台7の下面をエレベー
ター機械室の床面1上になんら固定手段を用いずに載置
する。
設置できるエレベーター巻上機の支持構造を提供する。 【構成】 既設マシンビーム2と新設マシンビーム6と
の間に、これら両マシンビームと互いに交差するように
して横ビーム3を介設し、既設マシンビーム2より外側
に突出した横ビーム3の新設マシンビーム6のほぼ真下
に、支持台7を取付け、この支持台7の下面をエレベー
ター機械室の床面1上になんら固定手段を用いずに載置
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーター巻上機の支
持構造に係り、特に新設エレベーター巻上機に交換する
際の支持構造に関する。
持構造に係り、特に新設エレベーター巻上機に交換する
際の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、既設エレベーターの中には、十数
年以上経過したものが増えつつあり、それらの製品は信
頼性も低くなってきており、保守作業の多大の費用と時
間を要するものも少なくなく、性能も現在のものに比較
すると劣っている。そのため、エレベーターの機器を新
しくして、性能、信頼性の向上を図るモダニゼーション
の需要が高まっている。既設のエレベーター巻上機の取
り付け寸法と新設しようとするエレベーター巻上機の取
り付け寸法とが同じである場合には、既設のエレベータ
ー巻上機を既設のマシンビームから撤去し、そこに新設
のエレベーター巻上機を設置すれば済むが、一般には新
旧のエレベーター巻上機の取り付け寸法が異なる場合が
多い。
年以上経過したものが増えつつあり、それらの製品は信
頼性も低くなってきており、保守作業の多大の費用と時
間を要するものも少なくなく、性能も現在のものに比較
すると劣っている。そのため、エレベーターの機器を新
しくして、性能、信頼性の向上を図るモダニゼーション
の需要が高まっている。既設のエレベーター巻上機の取
り付け寸法と新設しようとするエレベーター巻上機の取
り付け寸法とが同じである場合には、既設のエレベータ
ー巻上機を既設のマシンビームから撤去し、そこに新設
のエレベーター巻上機を設置すれば済むが、一般には新
旧のエレベーター巻上機の取り付け寸法が異なる場合が
多い。
【0003】従来のエレベーター巻上機の支持構造は、
図3の断面図に示すようにエレベーター機械室の床面1
に互いに隔離して渡された複数本の既設マシンビーム2
上に、これと交差させて横ビーム3を設置し、この横ビ
ーム3上にこれと交差させてエレベーター巻上機4の下
面に防震部材5を介して取り付けられた新設マシンビー
ム6を設置し、既設マシンビーム2より外側に突出する
横ビーム3の端部に支持台7を設けて、その支持台7を
床面1にアンカーボルト8で固定するという支持構造が
取られている。
図3の断面図に示すようにエレベーター機械室の床面1
に互いに隔離して渡された複数本の既設マシンビーム2
上に、これと交差させて横ビーム3を設置し、この横ビ
ーム3上にこれと交差させてエレベーター巻上機4の下
面に防震部材5を介して取り付けられた新設マシンビー
ム6を設置し、既設マシンビーム2より外側に突出する
横ビーム3の端部に支持台7を設けて、その支持台7を
床面1にアンカーボルト8で固定するという支持構造が
取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなエレベー
ター巻上機の支持構造では、支持台をエレベーター機械
室の床面にアンカーボルトで固定するようにしているの
で、床面にアンカーボルトを埋設するための穴を掘削し
なくてはならず、その工事に際して大きな振動、騒音を
発生し、建物利用者に多大の不快感を与えていた。
ター巻上機の支持構造では、支持台をエレベーター機械
室の床面にアンカーボルトで固定するようにしているの
で、床面にアンカーボルトを埋設するための穴を掘削し
なくてはならず、その工事に際して大きな振動、騒音を
発生し、建物利用者に多大の不快感を与えていた。
【0005】本発明の目的とするところは、エレベータ
ー巻上機の支持台を簡単な工事で設置できるエレベータ
ー巻上機の支持構造を提供するにある。
ー巻上機の支持台を簡単な工事で設置できるエレベータ
ー巻上機の支持構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、支持台を新設マシンビーム取付部のほぼ
垂直下方に取り付け、当該支持台の下面を床面上に載置
したことを特徴とする。
成するために、支持台を新設マシンビーム取付部のほぼ
垂直下方に取り付け、当該支持台の下面を床面上に載置
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によるエレベーター巻上機の支持構造は
上述の如く構成したため、例えば地震時などにおいてエ
レベーター巻上機の転倒モーメントが作用した場合に
も、支持台には垂直方向の外力が作用するだけで、転倒
モーメントは作用せず、支持台の下面を従来のようにア
ンカーボルトなどで固定する必要がなく、単にエレベー
ター機械室の床面に載置するだけで十分な支持強度を得
ることができる。
上述の如く構成したため、例えば地震時などにおいてエ
レベーター巻上機の転倒モーメントが作用した場合に
も、支持台には垂直方向の外力が作用するだけで、転倒
モーメントは作用せず、支持台の下面を従来のようにア
ンカーボルトなどで固定する必要がなく、単にエレベー
ター機械室の床面に載置するだけで十分な支持強度を得
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1および図2は本発明に係るエレベーター巻上機
の支持構造を示す断面図と側面図である。エレベーター
機械室の床面1に複数本の既設マシンビーム2が互いに
隔離してほぼ平行に設置されており、その下部はシンダ
ーコンクリート9によって埋設されている。横ビーム3
は既設マシンビーム2上に、それと互いに交差するよう
にして複数本ほぼ平行に溶接連結されている。この横ビ
ーム3上にこれと交差させて新設マシンビーム6を新設
のエレベーター巻上機4が取付可能な間隔に設置し、そ
の上に防震部材5を介してエレベーター巻上機4を設置
している。横ビーム3の下面の新設マシンビーム6のほ
ぼ真下に配置した支持台7の上面は、溶接あるいはボル
ト締結などによって横ビーム3に固着され、またその下
面は床面1に載置されているだけで、固着されていな
い。支持台7を載置する床面1は、通常モルタルによる
シンダーコンクリート9によって覆われているのでその
部分をはつり、下面1を露出させた後、支持台7を載置
する。
る。図1および図2は本発明に係るエレベーター巻上機
の支持構造を示す断面図と側面図である。エレベーター
機械室の床面1に複数本の既設マシンビーム2が互いに
隔離してほぼ平行に設置されており、その下部はシンダ
ーコンクリート9によって埋設されている。横ビーム3
は既設マシンビーム2上に、それと互いに交差するよう
にして複数本ほぼ平行に溶接連結されている。この横ビ
ーム3上にこれと交差させて新設マシンビーム6を新設
のエレベーター巻上機4が取付可能な間隔に設置し、そ
の上に防震部材5を介してエレベーター巻上機4を設置
している。横ビーム3の下面の新設マシンビーム6のほ
ぼ真下に配置した支持台7の上面は、溶接あるいはボル
ト締結などによって横ビーム3に固着され、またその下
面は床面1に載置されているだけで、固着されていな
い。支持台7を載置する床面1は、通常モルタルによる
シンダーコンクリート9によって覆われているのでその
部分をはつり、下面1を露出させた後、支持台7を載置
する。
【0009】このように、支持台7を新設マシンビーム
6のほぼ真下に配置するので、地震発生時などにおいて
エレベーター巻上機に転倒モーメントが作用した場合に
も、支持台7には垂直方向の外力が作用するだけで、転
倒モーメントは作用しないので、支持台7の下面を従来
のようにアンカーボルトなどで固定しなくとも耐震性を
劣化させることがなく、単にエレベーター機械室の床面
に載置するだけで十分な支持強度を得ることができる。
そのため、床面1にアンカーボルトなどを固定するため
の掘削が必要なくなり、工事の際の振動、騒音が低減で
きると共に、工事期間の短縮を図ることができる。
6のほぼ真下に配置するので、地震発生時などにおいて
エレベーター巻上機に転倒モーメントが作用した場合に
も、支持台7には垂直方向の外力が作用するだけで、転
倒モーメントは作用しないので、支持台7の下面を従来
のようにアンカーボルトなどで固定しなくとも耐震性を
劣化させることがなく、単にエレベーター機械室の床面
に載置するだけで十分な支持強度を得ることができる。
そのため、床面1にアンカーボルトなどを固定するため
の掘削が必要なくなり、工事の際の振動、騒音が低減で
きると共に、工事期間の短縮を図ることができる。
【0010】尚、本実施例においては支持台7を横ビー
ム3の片側にのみ設けているが、横ビーム3の両端に支
持台7を設けるならばさらに耐震性の向上を図ることが
できる。
ム3の片側にのみ設けているが、横ビーム3の両端に支
持台7を設けるならばさらに耐震性の向上を図ることが
できる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、支持台を
新設のマシンビームのほぼ真下に配置し、エレベーター
機械室の床面にアンカーボルトなどで固定せずに載置す
るのみとしたため、床面にアンカーボルトなどを固定す
るための掘削は必要でなく、工事の際の振動、騒音が低
減できると共に、工事期間の短縮を図ることができる。
新設のマシンビームのほぼ真下に配置し、エレベーター
機械室の床面にアンカーボルトなどで固定せずに載置す
るのみとしたため、床面にアンカーボルトなどを固定す
るための掘削は必要でなく、工事の際の振動、騒音が低
減できると共に、工事期間の短縮を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例によるエレベーター巻上機の
支持構造を示す断面図である。
支持構造を示す断面図である。
【図2】図1のエレベーター巻上機の支持構造を示す側
面図である。
面図である。
【図3】従来のエレベーター巻上機の支持構造を示す断
面図である。
面図である。
1 床面 2 既設マシンビーム 3 横ビーム 4 エレベーター巻上機 6 新設マシンビーム 7 支持台
フロントページの続き (72)発明者 程田 淳 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立エレ ベータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 松沢 秀登 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 土屋 栄啓 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内
Claims (1)
- 【請求項1】 エレベーター機械室の床面に互いに離隔
して渡された複数本の既設マシンビームと、エレベータ
ー巻上機の下面に取り付けられた新設マシンビームとの
間に、上記両マシンビームと互いに交差する横ビームが
設けられ既設マシンビームと新設マシンビームとが大き
さが異なるエレベーター巻上機の支持構造において、支
持台を新設マシンビームのほぼ真下に配置し、当該支持
台の下面を床面上に載置したことを特徴とするエレベー
ター巻上機の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4005038A JP2728156B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | エレベーター巻上機の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4005038A JP2728156B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | エレベーター巻上機の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186173A true JPH05186173A (ja) | 1993-07-27 |
JP2728156B2 JP2728156B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=11600280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4005038A Expired - Fee Related JP2728156B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | エレベーター巻上機の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2728156B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020196555A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 機械台、及びエレベーター |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58220074A (ja) * | 1982-06-16 | 1983-12-21 | 株式会社日立製作所 | エレベ−タ−巻上機の再据付方法及び据付装置 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP4005038A patent/JP2728156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58220074A (ja) * | 1982-06-16 | 1983-12-21 | 株式会社日立製作所 | エレベ−タ−巻上機の再据付方法及び据付装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020196555A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 機械台、及びエレベーター |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2728156B2 (ja) | 1998-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |