JP7274941B2 - 機械台、及びエレベーター - Google Patents

機械台、及びエレベーター Download PDF

Info

Publication number
JP7274941B2
JP7274941B2 JP2019102057A JP2019102057A JP7274941B2 JP 7274941 B2 JP7274941 B2 JP 7274941B2 JP 2019102057 A JP2019102057 A JP 2019102057A JP 2019102057 A JP2019102057 A JP 2019102057A JP 7274941 B2 JP7274941 B2 JP 7274941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat plate
plate portion
fastening means
steel
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019102057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020196555A (ja
Inventor
雅也 三吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Solutions Corp filed Critical Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Priority to JP2019102057A priority Critical patent/JP7274941B2/ja
Publication of JP2020196555A publication Critical patent/JP2020196555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7274941B2 publication Critical patent/JP7274941B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本開示は、機械室に設置されて巻上機を支持する機械台、及びエレベーターに関する。
従来、エレベーターとしては、特許文献1に記載されているように、ピットの上側に機械室を有し、巻上機が、機械室の床部に設置された機械台に支持されているものがある。
特開2011-46481号公報
機械台を有するエレベーターの中には、その設置時期が古くて機械台の耐震性が低いものがある。そのような場合、既設の機械台を撤去して、耐震性が高い機械台を機械室に設置することになるが、既設の機械台の撤去に工数を有し、作業が大変なものになる。更には、既設の機械台が、機械室の床部や壁部に埋め込まれた埋込部を有して、それらの部位と一体になっている場合がある。そのような場合、既設の機械台を撤去する際に、床部や壁部の一部を破壊しなければならず、作業が特に大変なものになるだけでなく、機械室が損傷し、機械室の修復も必要になる。
そこで、本開示の目的は、強度及び剛性のうちの少なくとも一方を高くできて耐震性を上げることができ、設置の作業性も向上できる機械台、及びエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決するため、本開示に係る機械台は、機械室に取り付けられた取付部、及び略水平方向に広がる第1上面を含む第1平板部を有する下側鋼と、前記第1上面よりも鉛直方向の上側に位置する下面を含む第2平板部、前記第2平板部よりも鉛直方向の上側に位置して、略水平方向に広がる第2上面を含む第3平板部、及び前記第2平板部と前記第3平板部を連結する連結部を有し、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が前記下側鋼よりも大きい上側鋼と、前記上側鋼を前記下側鋼に締結する1以上の第1締結手段と、を備える。
なお、本明細書において、「強度及び剛性のうちの少なくとも一方が大きい」という要件は、降伏強さ、引張強さ、延性、破壊エネルギー(靭性)、曲げ強度(抗折力)、硬度、軸剛性、曲げ剛性、せん断剛性、及びねじり剛性のうちの少なくとも一つが大きければ満たされるものとする。
本開示によれば、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が高い上側鋼が下側鋼の上方に固定されている。したがって、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が低い下側鋼の上面で局所的に巻上機を支持することを解消でき、下側鋼の第1上面のより広い範囲で上側鋼を支持することができる。したがって、下側鋼に局所的に大きな力が作用することがなく、下側鋼が破損しにくくなる。また、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が高い上側鋼で巻上機を支持することになるので、巻上機を上側鋼で局所的に支持することになっても、上側鋼が破損することも防止できる。よって、機械台の耐震性を高くできる。更には、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が低い下側鋼を撤去しなくても、耐震性を高くできるので、下側鋼を撤去する場合との比較において、機械台の設置の作業性も各段に向上させることができる。
また、本開示の機械台において、前記鉛直方向に延在する1以上の第1貫通孔を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第1防振部材を備え、前記第1締結手段の軸部が、少なくとも1つの前記第1貫通孔に挿通されてもよい。
本構成によれば、巻上機から上側鋼に伝わる振動を第1防振部材で吸収できて減衰させることができる。したがって、上側鋼を下側鋼に締結している第1締結手段が緩むことを抑制できると共に、第1締結手段の周辺で異音が発生することも抑制できる。
また、本開示の機械台において、1以上の第1防振部材が、複数の前記第1貫通孔が形成された複数孔形成防振部材を含み、前記複数孔形成防振部材における前記各第1貫通孔には、前記第1締結手段の軸部が挿通されてもよい。
本構成によれば、巻上機から上側鋼に伝わる振動を防振する1以上の第1防振部材の体積を大きくできる。よって、1以上の第1防振部材の制振性能を優れたものにできる。
また、本開示において、前記下側鋼は、前記機械室の床部と壁部とのうちの少なくとも一方の内部に埋め込まれた埋込部を含んでもよい。
本構成によれば、下側鋼が、機械室の床部と壁部とのうちの少なくとも一方の内部に埋め込まれているので、機械台を機械室に堅固に固定でき、機械台の耐震性を大きくできる。更には、耐震性が低い既存の機械台が下側鋼を含んでいた場合に、下側鋼を撤去しなくてもよいので、機械室を破損及び修復しなくてもよく、作業性を各段に向上させることができる。
また、本開示の機械台において、前記第1平板部及び前記第2平板部の夫々は、長尺状の平板形状を有して、前記第1平板部の長手方向が、前記第2平板部の長手方向と略一致し、前記第2平板部の幅方向の長さが、前記第1平板部の幅方向の長さよりも長くなっていて、前記第2平板部が、前記鉛直方向から見たとき前記第1平板部に重なる第1領域と、前記第1平板部の幅方向の一方側に位置して前記鉛直方向から見たとき前記第1平板部に重ならない第2領域と、前記第1平板部の幅方向の他方側に位置して前記鉛直方向から見たとき前記第1平板部に重ならない第3領域とを有し、前記第2領域を、前記機械室の床部に締結する1以上の第2締結手段と、前記第3領域を、前記床部に締結する1以上の第3締結手段と、を備えてもよい。
本構成によれば、上側鋼を下側鋼に第1締結手段で締結できるだけでなく、上側鋼を下側鋼の幅方向の両側において第2及び第3締結手段によって機械室の床部に直接固定できる。したがって、機械台をより堅固に機械室に固定できるだけでなく、機械台の耐震性を更に高くすることができる。
また、本開示の機械台において、複数の前記第1締結手段、複数の前記第2締結手段、及び複数の前記第3締結手段を備え、前記複数の第1締結手段が、前記第1領域の長手方向の一方側を前記第1平板部に締結する一方側第1締結手段と、前記第1領域の長手方向の他方側を前記第1平板に締結する他方側第1締結手段とを含み、前記複数の第2締結手段が、前記第2領域の長手方向の一方側を前記床部に締結する一方側第2締結手段と、前記第2領域の長手方向の他方側を前記床部に締結する他方側第2締結手段とを含み、前記複数の第3締結手段が、前記第3領域の長手方向の一方側を前記床部に締結する一方側第3締結手段と、前記第3領域の長手方向の他方側を前記床部に締結する他方側第3締結手段とを含んでもよい。
本構成によれば、上側鋼の第1領域の長手方向の両側が一方側及び他方側第1締結手段によって下側鋼に固定され、更には、上側鋼の第2領域の長手方向の両側が一方側及び他方側第2締結手段によって機械室の床部に固定されると共に、上側鋼の第3領域の長手方向の両側が一方側及び他方側第3締結手段によって機械室の床部に固定される。したがって、機械台の長手方向の両側を確実に固定先の部位に固定でき、機械台の耐震性を更に高くできる。
また、本開示の機械台において、前記鉛直方向に延在する第2貫通孔を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第2防振部材と、前記鉛直方向に延在する第3貫通孔を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第3防振部材と、を備え、前記第2締結手段の軸部が前記第2貫通孔に挿通されていると共に、前記第3締結手段の軸部が前記第3貫通孔に挿通されてもよい。
本構成によれば、巻上機が生じた振動が、上側鋼、第2締結手段を通じて機械室の床部に伝わることを抑制できると共に、上側鋼、第3締結手段を通じて機械室の床部に伝わることを抑制できる。したがって、第2及び第3締結手段が振動することを抑制でき、第2及び第3締結手段の緩みや異音の発生を抑制できる。
また、本開示の機械台において、前記下側鋼が、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略コ字状の溝形鋼であるか、又は前記幅方向と前記高さ方向を含む断面における形状が略I字状のI形鋼であり、前記上側鋼が、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略H字状のH形鋼でもよい。
本構成によれば、巻上機を局所的に支持する上側鋼が、H形鋼で構成されるが、H形鋼は、他の形鋼に比べて、断面効率(重量当たりの曲げ剛性や曲げ強度)が優れる。よって、機械台の耐震性を大きく向上できる。
また、本開示のエレベーターは、本開示の機械台と、前記機械台の前記第3平板部の第2上面に、直接支持されるか、又は介在部を介して間接的に支持される巻上機と、を備える。
本開示によれば、巻上機が、本開示に係る機械台で支持される。したがって、上側鋼が存在しない機械台で巻上機を支持する場合との比較において、巻上機を耐震性が高い機械台で支持することができ、エレベーターの耐震性を高くすることができる。
本開示に係る機械台及びエレベーターによれば、強度及び剛性のうちの少なくとも一方を高くできて耐震性を上げることができ、設置の作業性も向上できる。
本開示の一実施形態に係るエレベーターの一部の正面図であり、巻上機を支持している状態の一対の機械台を示す正面図である。 上記エレベーターの一部の側面図であり、巻上機を支持している状態の片方の機械台を示す側面図である。 上記機械台を幅方向と鉛直方向を含む平面で切断したときの模式断面図である。 上記機械台を鉛直方向上方から見たときの模式平面図である。 変形例の機械台における図3に対応する模式断面図である。 他の変形例の機械台における図3に対応する模式断面図である。 別の変形例の機械台における図3に対応する模式断面図である。 更なる変形例の機械台における図3に対応する模式断面図である。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。また、以下の実施例では、図面において同一構成に同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、複数の図面には、模式図が含まれ、異なる図間において、各部材における、縦、横、高さ等の寸法比は、必ずしも一致しない。また、以下で説明する全ての実施形態及び全ての変形例では、上側鋼15は、強度及び剛性の少なくとも一方が下側鋼2,302,402よりも高くなっている。また、以下の説明において、鉛直方向に関連する文言、例えば、上側、下側、水平方向等が用いられた場合、その文言は、機械台5,6,105,205,305,405が機械室51,351に適切に設置された状態で表現されている。また、以下で説明される構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素であり、必須の構成要素ではない。また、本明細書で、「略」という文言を用いた場合、「大雑把に言って」という文言と同じ意味合いで用いており、「略」の要件は、人がだいたいそのように見えれば満たされる。
図1は、本開示の一実施形態に係るエレベーター1の一部の正面図であり、巻上機50を支持している状態の一対の機械台5,6を示す正面図である。また、図2は、エレベーター1の一部の側面図であり、巻上機50を支持している状態の片方の機械台5を示す側面図である。図1に示すように、エレベーター1は、一対の略同一の機械台5,6と、巻上機50を備え、巻上機50は、カゴ(図示せず)が昇降する昇降路の上部に設けられた機械室51に配置される。図2に示すように、一対の機械台5,6は、長尺形状を有する。図1に示すように、一対の機械台5,6は、互いに平行な状態で機械室51に取り付けられ、それらの幅方向に間隔をおいた状態で機械室51に配置される。
各機械台5,6は、機械室51の床部55に設置され、巻上機50は、例えば、一対の機械台5,6に跨った状態で防振ゴム52を介して一対の機械台5,6上にボルトで固定される。防振ゴム52は、省略されてもよく、防振ゴムの代わりに、転位型制振合金、双晶型制振合金、又は強磁性型制振合金等の防振材料で形成された部材を用いてもよい。図2に示すように、巻上機50には、ロープ53が巻き掛けられ、ロープ53の一端には、カゴが懸架されている。一方、ロープ53の他端には、そらせ車54を介して図示しない吊合錘が懸架されている。巻上機50が駆動することで、カゴと吊合錘がつるべ式に昇降するようになっている。一対の機械台5,6は、略同一である。以下では、機械台5の構造についての説明を行い、機械台6の構造についての説明は省略する。
図3は、機械台5を幅方向と鉛直方向を含む平面で切断したときの模式断面図である。図3に示すように、機械台5は、下側鋼2、上側鋼15、複数のボルト30、複数のアンカーボルト32、複数のアンカーボルト34、複数の第1防振部材38、複数の第2防振部材40、及び複数の第3防振部材42を備える。ボルト30は、第1締結手段の一例であり、アンカーボルト32は、第2締結手段の一例であり、アンカーボルト34は、第3締結手段の一例である。また、第1防振部材38、第2防振部材40、及び第3防振部材42の夫々は、防振性を有する材料、例えば、防振ゴム、転位型制振合金、双晶型制振合金、又は強磁性型制振合金等で構成される。また、下側鋼2は、溝形鋼で構成され、その開口が水平方向に向いた状態になっている。詳しくは、下側鋼2は、長尺形状を有し、上側平板部2a、下側平板部2b、及び鉛直方向延在部2cを含む。上側平板部2a及び下側平板部2bは、間隔をおいた状態で高さ方向に対向し、水平方向に広がる。また、鉛直方向延在部2cは、鉛直方向に延び、上側平板部2aの幅方向の一方側端部と下側平板部2bの幅方向の一方側端部とを連結する。
機械室51の床部55の上側は、コンクリート56で形成されている。下側鋼2は、コンクリート56に埋設固定されている。詳しくは、下側鋼2は、コンクリート56内に埋め込まれた埋込部3を下側に有し、コンクリート56と一体になっている。この埋込部3は、機械室51に取り付けられる取付部を構成する。下側平板部2bと、鉛直方向延在部2cの下側は、埋込部3に含まれる。上側平板部2aの上面7は、略水平方向に広がっている。上側平板部2aは、第1平板部を構成し、上側平板部2aの上面7は、第1上面を構成する。
上側鋼15は、下側鋼2よりも剛性が大きいH形鋼で構成される。詳しくは、上側鋼15は、長尺形状を有し、上側平板部15a、下側平板部15b、及び鉛直方向延在部15cを含む。上側平板部15a及び下側平板部15bは、間隔をおいた状態で高さ方向に対向し、水平方向に広がる。また、鉛直方向延在部15cは、鉛直方向に延び、上側平板部15aの幅方向の中央部と下側平板部15bの幅方向の中央部とを連結する。下側平板部15bは、上側平板部2aの上面7よりも鉛直方向の上側に位置する下面16を有し、上側平板部15aは、下側平板部15bよりも鉛直方向の上側に位置して、略水平方向に広がる上面17を有する。下側平板部15bは、第2平板部を構成し、上側平板部15aは、第3平板部を構成し、鉛直方向延在部15cは、連結部を構成する。また、上側平板部15aの上面17は、第2上面を構成する。
ボルト30は、鋼製ボルトやステンレス製ボルトであり、上側鋼15と下側鋼2を締結する。また、アンカーボルト32及びアンカーボルト34は、上側鋼15を床部55に固定する。また、下側鋼2の上側平板部2aと上側鋼15の下側平板部15bの夫々は、長尺状の平板形状を有し、上側平板部2aの長手方向が、下側平板部15bの長手方向と略一致している。
上側鋼15の幅は、下側鋼2の幅よりも大きくなっている。詳しくは、下側平板部15bの幅方向の長さは、上側平板部2aの幅方向の長さよりも長くなっている。下側平板部15bは、第1領域18、第2領域20、及び第3領域22を有する。第1領域18は、鉛直方向から見たとき上側平板部2aに重なる位置に配置される。また、第2領域20は、上側平板部2aの幅方向の一方側に位置し、鉛直方向から見たとき上側平板部2aに重ならない位置に配置され、第3領域22は、上側平板部2aの幅方向の他方側に位置し、鉛直方向から見たとき上側平板部2aに重ならない位置に配置される。
第1領域18は、第1防振部材38を介して上側平板部2aにボルト30で固定される。各第1防振部材38は、制振ゴムで構成された板状の部材であり、複数の貫通孔70を有し、複数の貫通孔70は、上側平板部2aの幅方向に間隔をおいて配置されている。各第1防振部材38は、複数の貫通孔70が形成された複数孔形成防振部材を構成している。第1領域18には、複数のねじ孔71が設けられ、上側平板部2aには、複数のねじ孔72が設けられる。各ボルト30の軸部を、上側からねじ孔71に締め込んだ後に、貫通孔70に挿通し、続いて、ねじ孔72に締め込む。このようにして、上側鋼15を、下側鋼2に締結する。
第2領域20は、第2防振部材40を介してアンカーボルト32でコンクリート56に埋め込み固定される。第2防振部材40は、制振ゴムで構成された筒状の部材であり、貫通孔74を有する。また、第2領域20には、複数のねじ孔75が設けられる。各アンカーボルト32の軸部を、上側からねじ孔75に締め込んだ後に、貫通孔74に挿通し、その後、軸部の先端側をコンクリート56に埋め込み固定する。
また、同様に、第3領域22は、第3防振部材42を介してアンカーボルト34でコンクリート56に埋め込み固定される。第3防振部材42は、制振ゴムで構成された筒状の部材であり、貫通孔76を有する。また、第3領域22には、複数のねじ孔77が設けられる。各アンカーボルト34の軸部を、上側からねじ孔77に締め込んだ後に、貫通孔76に挿通し、その後、軸部の先端側をコンクリート56に埋め込み固定する。
貫通孔70は、第1貫通孔を構成し、貫通孔74は、第2貫通孔を構成し、貫通孔76は、第3貫通孔を構成する。本実施例では、第1領域18が、下側鋼2を介してコンクリート56に埋め込み固定される。また、第2領域20が、第1領域18の幅方向の一方側においてアンカーボルト32でコンクリート56に埋め込み固定され、第3領域22が、第1領域18の幅方向の他方側においてアンカーボルト34でコンクリート56に埋め込み固定される。よって、機械台5を、幅方向の一方側から他方側まで機械室51に堅固に固定できる。
次に、機械台5の長手方向におけるボルト30及びアンカーボルト32,34の配置位置について説明する。図4は、機械台5を鉛直方向上方から見たときの模式平面図である。なお、図4においては、実際には視認できない下側鋼2の輪郭を点線で示している。図4に示すように、複数のボルト30は、第1領域18の長手方向の一方側を上側平板部2aに締結する一方側ボルト30aと、第1領域18の長手方向の他方側を上側平板部2aに締結する他方側ボルト30bと、第1領域18の長手方向の中央部を上側平板部2aに締結する中央側ボルト30cを有する。
また、複数のアンカーボルト32は、第2領域20の長手方向の一方側をコンクリート56に埋め込み固定する一方側アンカーボルト32aと、第2領域20の長手方向の他方側をコンクリート56に埋め込み固定する他方側アンカーボルト32bと、第2領域20の長手方向の中央部をコンクリート56に埋め込み固定する中央側アンカーボルト32cを有する。また、複数のアンカーボルト34も、第3領域22の長手方向の一方側をコンクリート56に埋め込み固定する一方側アンカーボルト34aと、第3領域22の長手方向の他方側をコンクリート56に埋め込み固定する他方側アンカーボルト34bと、第3領域22の長手方向の中央部をコンクリート56に埋め込み固定する中央側アンカーボルト34cを有する。
一方側ボルト30aは、一方側第1締結手段を構成し、他方側ボルト30bは、他方側第1締結手段を構成する。また、一方側アンカーボルト32aは、一方側第2締結手段を構成し、他方側アンカーボルト32bは、他方側第2締結手段を構成する。また、一方側アンカーボルト34aは、一方側第3締結手段を構成し、他方側アンカーボルト34bは、他方側第3締結手段を構成する。
なお、上側鋼15を、その幅方向を3等分するように3等分したとき、上記一方側とは、3等分された3つの領域のうちで長手方向の一方側に位置する領域を意味し、上記他方側とは、上記3つの領域のうちで長手方向の他方側に位置する領域を意味する。また、上記中央部とは、上記3つの領域のうちで長手方向の中央に位置する領域を意味する。
本実施例では、上側鋼15を、その幅方向を3等分するように3等分したときに生じる3つの領域の夫々が、下側鋼2と機械室の床部のコンクリート56に埋め込み固定される。よって、機械台5を、長手方向の一方側から他方側まで機械室51に確実に固定できる。
次に、既設の機械台(下側鋼2)をリニューアルして、耐震強度が高い機械台5にする場合の作業手順の一例について説明する。そのような場合、先ず、既設の機械台を構成する下側鋼2上に設置された巻上機50を取り外す。次に、防振ゴムで構成される1以上の第1防振部材38を、下側鋼2と追加で設置される上側鋼15との間に挟んだ状態で、上側鋼15を下側鋼2に1以上のボルト30で締結する。その後、上側鋼15を機械室51の床部55に1以上のアンカーボルト32と1以上のアンカーボルト34を用いて固定する。この固定は、防振ゴムで構成される1以上の第2防振部材40と防振ゴムで構成される1以上の第3防振部材42を、上側鋼15と床部55との間に挟んだ状態で実行してもよい。最後に、上側鋼15の上側に巻上機50を取り付けることで、巻上機50を支持する機械台を耐震強度が高い機械台5にリニューアルすることができる。
以上、機械台5は、機械室51の床部55に取り付けられた取付部としての埋込部3、及び略水平方向に広がる上面(第1上面)7を含む上側平板部(第1平板部)2aを有する下側鋼2を備える。また、機械台5は、上面7よりも鉛直方向の上側に位置する下面16を含む下側平板部(第2平板部)15b、下側平板部15bよりも鉛直方向の上側に位置して、略水平方向に広がる上面(第2上面)17を含む上側平板部(第3平板部)15a、及び上側平板部2aと下側平板部15bを連結する鉛直方向延在部(連結部)15cを有し、剛性が下側鋼2よりも大きい上側鋼15を備える。また、機械台5は、上側鋼15を下側鋼2に締結する1以上のボルト(第1締結手段)30を備える。
本開示によれば、剛性が高い上側鋼15が下側鋼2の上方に固定されている。したがって、剛性が低い下側鋼2の上面の局所で巻上機50を支持する場合との比較において、下側鋼2の上面7のより広い範囲で上側鋼15を支持することができ、下側鋼2に局所的に大きな力が作用することがなく、下側鋼2が破損しにくくなる。また、剛性が高い上側鋼15で巻上機50を支持することになるので、巻上機50を上側鋼15で局所的に支持することになっても、上側鋼15が破損することも防止できる。よって、機械台5の耐震性を高くすることができる。更には、剛性が低い下側鋼2を撤去しなくても、耐震性を高くできるので、下側鋼2を撤去する場合との比較において、機械台5の設置の作業性も各段に向上させることができる。
また、機械台5において、鉛直方向に延在する1以上の貫通孔(第1貫通孔)70を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第1防振部材38を備えてもよい。そして、ボルト30の軸部が、少なくとも1つの貫通孔70に挿通されてもよい。
本構成によれば、巻上機50から上側鋼15に伝わる振動を第1防振部材38で吸収できて減衰させることができる。したがって、上側鋼15を下側鋼2に締結しているボルト30が緩むことを抑制できると共に、ボルト30の周辺で異音が発生することも抑制できる。
また、機械台5において、1以上の第1防振部材38が、複数の貫通孔70が形成された複数孔形成防振部材を含み、複数孔形成防振部材における各貫通孔70には、ボルト30の軸部が挿通されてもよい。
本構成によれば、巻上機50から上側鋼15に伝わる振動を防振する1以上の第1防振部材38の体積を大きくできる。よって、1以上の第1防振部材38の制振性能を優れたものにできる。
また、下側鋼2は、機械室51の床部55の内部に埋め込まれた埋込部3を含んでもよい。
本構成によれば、下側鋼2が、機械室51の床部55に埋め込まれているので、機械台5を機械室51に強固に固定でき、機械台5の耐震性を大きくできる。更には、耐震性が低い既存の機械台が下側鋼2を含んでいた場合に、下側鋼2を撤去しなくてもよいので、機械室51の一部を破損及び修復させなくてもよく、作業性を各段に向上させることができる。
また、機械台5において、上側平板部2a及び下側平板部15bの夫々は、長尺状の平板形状を有して、上側平板部2aの長手方向が、下側平板部15bの長手方向と略一致してもよい。また、下側平板部15bの幅方向の長さが、上側平板部2aの幅方向の長さよりも長くてもよい。また、上側平板部2aが、鉛直方向から見たとき下側平板部15bに重なる第1領域18と、下側平板部15bの幅方向の一方側に位置して鉛直方向から見たとき下側平板部15bに重ならない第2領域20と、下側平板部15bの幅方向の他方側に位置して鉛直方向から見たとき下側平板部15bに重ならない第3領域22とを有してもよい。また、機械台5が、第2領域20を、機械室51の床部55に締結する1以上のアンカーボルト(第2締結手段)32と、第3領域22を、床部55に締結する1以上のアンカーボルト(第3締結手段)34と、を備えてもよい。
本構成によれば、上側鋼15が下側鋼2にボルト30で締結されるだけでなく、上側鋼15が下側鋼2の幅方向の両側においてアンカーボルト32,34によって機械室51の床部55に直接固定される。したがって、機械台5をより堅固に機械室51に固定できるだけでなく、機械台5の耐震性を更に高くすることができる。
また、機械台5において、複数のボルト30、複数のアンカーボルト32、及び複数のアンカーボルト34を備えてもよい。また、複数のボルト30が、第1領域18の長手方向の一方側を上側平板部2aに締結する一方側ボルト(一方側第1締結手段)30aと、第1領域18の長手方向の他方側を上側平板部2aに締結する他方側ボルト(他方側第1締結手段)30bを含んでもよい。また、複数のアンカーボルト32が、第2領域20の長手方向の一方側を床部55に締結する一方側アンカーボルト(一方側第2締結手段)32aと、第2領域20の長手方向の他方側を床部55に締結する他方側アンカーボルト(他方側第2締結手段)32bを含んでもよい。また、複数のアンカーボルト34が、第3領域22の長手方向の一方側を床部55に締結する一方側アンカーボルト(一方側第3締結手段)34aと、第3領域22の長手方向の他方側を床部55に締結する他方側アンカーボルト(他方側第3締結手段)34bを含んでもよい。
本構成によれば、上側鋼15の第1領域18の長手方向の両側が一方側及び他方側ボルト30a,30bによって下側鋼2に固定され、更には、上側鋼15の第2領域20の長手方向の両側が一方側及び他方側アンカーボルト32a,32bによって機械室51の床部55に固定されると共に、上側鋼15の第3領域22の長手方向の両側が一方側及び他方側アンカーボルト34a,34bによって機械室51の床部55に固定される。したがって、機械台5の長手方向の両側を確実に固定先の部位に固定でき、機械台5の耐震性を更に高くできる。
また、機械台5が、鉛直方向に延在する貫通孔(第2貫通孔)74を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第2防振部材40と、鉛直方向に延在する貫通孔(第3貫通孔)76を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第3防振部材42と、を備えてもよい。また、アンカーボルト32の軸部が、貫通孔74に挿通されていると共に、アンカーボルト34の軸部が、貫通孔76に挿通されてもよい。
本構成によれば、巻上機50が生じた振動が、上側鋼15、アンカーボルト32を通じて機械室51の床部55に伝わることを抑制できると共に、上側鋼15、アンカーボルト34を通じて機械室51の床部55に伝わることを抑制できる。したがって、アンカーボルト32,34が振動することを抑制でき、アンカーボルト32,34の緩みや異音の発生を抑制できる。
また、機械台5において、下側鋼2が、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略コ字状の溝形鋼でもよく、上側鋼15が、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略H字状のH形鋼でもよい。
本構成によれば、巻上機50を局所的に支持する上側鋼15が、H形鋼で構成されるが、H形鋼は、他の形鋼に比べて、断面効率(重量当たりの曲げ剛性や曲げ強度)が優れる。よって、機械台5の耐震性を大きく向上できる。
また、エレベーター1は、本開示の機械台5と、機械台5の上側平板部15aの上面17に、直接支持されるか、又は介在部を介して間接的に支持される巻上機50と、を備える。ここで、介在物は、例えば、上記実施形態のように防振ゴム52で構成されてもよく、介在物が、存在しなくてもよい。
本開示によれば、巻上機50が、本開示の機械台5で支持される。したがって、上側鋼15が存在しない機械台で巻上機50を支持する場合との比較において、巻上機50を耐震性が高い機械台5で支持することができ、エレベーター1の耐震性を高くすることができる。
なお、本開示は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、上側鋼15が、下側鋼2よりも剛性が大きい場合について説明した。しかし、上側鋼は、下側鋼よりも強度が大きくてもよく、下側鋼よりも強度及び剛性の両方が大きくてもよい。
また、各第1防振部材38が、複数の貫通孔70が形成された複数孔形成防振部材である場合について説明した。しかし、図5、すなわち、変形例の機械台105における図3に対応する模式断面図に示すように、第1防振部材138は、貫通孔を1つのみ有する筒状の構造を有してもよく、1つの第1防振部材138が1つの第1締結手段の軸部のみを取り囲む構成でもよい。又は、機械台は、第1防振部材を有さなくてもよく、第1締結手段が第1防振部材に取り囲まれていない状態で上側鋼を下側鋼に締結する構成でもよい。
また、下側鋼2が、機械室51の床部55の内部に埋め込まれた埋込部3を含む場合について説明した。しかし、下側鋼2の長手方向の少なくとも一方の端部が機械室の壁部に埋め込まれていてもよく、その少なくとも一方の端部が埋込部に含まれてもよい。また、この場合において、埋込部は、下側鋼において床部に埋め込まれた部分と、下側鋼において壁部に埋め込まれた部分の両方を含んでもよく、下側鋼において壁部に埋め込まれた部分のみで構成されてもよい。又は、下側鋼は、機械室に埋め込まれる部分を有さなくてもよく、下側鋼が、ボルト等の締結手段によって機械室の床部等に固定される構成でもよい。
また、複数のボルト30が、第1領域18の長手方向の一方側を上側平板部2aに締結する一方側ボルト30aと、第1領域18の長手方向の他方側を上側平板部2aに締結する他方側ボルト30bと、第1領域18の長手方向の中央部を上側平板部2aに締結する中央側ボルト30cを有する場合について説明した。しかし、中央側ボルトは、存在しなくてもよい。また、一方側第1締結手段も存在しなくてもよく、他方側第1締結手段も存在しなくてもよい。本開示の機械台では、中央側ボルト、一方側第1締結手段、及び他方側第1締結手段のうちの少なくとも一つが存在すればよい。
また、下側平板部15bにおいて上側平板部2aの幅方向の一方側に位置する第2領域20を、1以上のアンカーボルト32で機械室51の床部55に締結すると共に、下側平板部15bにおいて上側平板部2aの幅方向の他方側に位置する第3領域22を、1以上のアンカーボルト34で床部55に締結する場合について説明した。また、複数のアンカーボルト32が、第2領域20の長手方向の一方側を床部55に締結する一方側アンカーボルト32aと、第2領域20の長手方向の他方側を床部55に締結する他方側アンカーボルト32bと、第2領域20の長手方向の中央部を床部55に締結する中央側アンカーボルト32cを有する場合について説明した。また、複数のアンカーボルト34が、第3領域22の長手方向の一方側を床部55に締結する一方側アンカーボルト34aと、第3領域22の長手方向の他方側を床部55に締結する他方側アンカーボルト34bと、第3領域22の長手方向の中央部を床部55に締結する中央側アンカーボルト34cを有する場合について説明した。
しかし、中央側アンカーボルト等で構成される中央側第2締結手段、一方側第2締結手段、及び他方側第2締結手段は、いずれも存在しなくてもよく、いずれか1つのみが存在してもよく、いずれか2つのみが存在してもよい。また、同様に、中央側アンカーボルト等で構成される中央側第3締結手段、一方側第3締結手段、及び他方側第3締結手段は、いずれも存在しなくてもよく、いずれか1つのみが存在してもよく、いずれか2つのみが存在してもよい。また、第2平板部において第1平板部の幅方向の一方側に位置する第2領域と、第2平板部において第1平板部の幅方向の他方側に位置する第3領域とのうちの一方の領域のみを、アンカーボルトで機械台の床部に締結してもよい。又は、図6、すなわち、他の変形例の機械台205における図3に対応する模式断面図に示すように、第2領域及び第3領域の両方をアンカーボルトで機械台の床部に締結しなくてもよい。なお、これらの場合、第2平板部が、第1平板部の幅方向の一方側に位置する第2領域と第1平板部の幅方向の他方側に位置する第3領域とのうちの一方又は両方を有さなくてもよい。
また、アンカーボルト32の軸部が筒状の第2防振部材40で覆われると共に、アンカーボルト34の軸部が筒状の第3防振部材42で覆われる場合について説明した。しかし、機械台は、第2締結手段の軸部を取り囲む第2防振部材を有さなくてもよく、第3締結手段の軸部を取り囲む第3防振部材を有さなくてもよい。
また、下側鋼2が、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略コ字状の溝形鋼である場合について説明した。しかし、図7、すなわち、別の変形例の機械台305における図3に対応する模式断面図に示すように、下側鋼302は、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略I字状のI形鋼でもよい。そして、第2領域320を第2締結手段の一例としてのアンカーボルト332で機械台305の床部355に締結すると共に、第3領域322を第3締結手段の一例としてのアンカーボルト334で機械室351の床部355に締結してもよい。
また、図8、すなわち、更なる変形例の機械台405における図3に対応する模式断面図に示すように、下側鋼402が、I形鋼である場合に、第2領域及び第3領域の両方をアンカーボルトで機械台の床部に締結しなくてもよい。また、図1に示す実施例では、巻上機50が、一対の機械台5,6で支持されていて、各機械台5,6の下側鋼2が、溝形鋼になっており、一方の溝形鋼2の開口と他方の溝形鋼2の開口が、同じ方向を向いて、互いに対向していない状態となっていた。しかし、巻上機が、一対の機械台で支持されていて、各機械台の下側鋼が、溝形鋼になっており、一方の溝形鋼の開口と他方の溝形鋼の開口が、互いに逆方向を向いた状態で幅方向に対向した状態となっていてもよい。又は、一対の機械台は、下側鋼が共にI形鋼でもよい。又は、一対の機械台は、下側鋼の形が異なっていてもよく、例えば、一対の機械台は、一方の機械台の下側鋼が、I形鋼であって、他方の機械台の下側鋼が、溝形鋼でもよい。また、機械台の上側鋼が、H形鋼である場合について説明したが、機械台の上側鋼は、I形鋼でもよく、溝形鋼でもよい。また、機械台の下側鋼が、H形鋼でもよい。要は、本開示の機械台では、上側鋼における強度及び剛性のうちの少なくとも一方が下側鋼よりも大きければよい。
1 エレベーター、 2,302,402 下側鋼、 2a 上側平板部(第1平板部)、 3 埋込部、 7 上面(第1上面)、 5,6,105,205,305,405 機械台、 15 上側鋼、 15a 上側平板部(第3平板部)、 15b 下側平板部(第2平板部)、 15c 鉛直方向延在部(連結部)、 16 下面、 17 上面(第2上面)、 18 第1領域、 20,320 第2領域、 22,322 第3領域、 30 ボルト(第1締結手段)、 30a 一方側ボルト(一方側第1締結手段)、 30b 他方側ボルト(他方側第1締結手段)、 32,332 アンカーボルト(第2締結手段)、 32a 一方側アンカーボルト(一方側第2締結手段)、 32b 他方側アンカーボルト(他方側第2締結手段)、 34,334 のアンカーボルト(第3締結手段)、 34a 一方側アンカーボルト(一方側第3締結手段)、 34b 他方側アンカーボルト(他方側第3締結手段)、 38,138 第1防振部材、 40 第2防振部材、 42 第3防振部材、 50 巻上機、 51,351 機械室、 55,355 床部、 70 貫通孔(第1貫通孔)、 74 貫通孔(第2貫通孔)、 76 貫通孔(第3貫通孔)。

Claims (9)

  1. 機械室に取り付けられた取付部、及び略水平方向に広がる第1上面を含む第1平板部を有する下側鋼と、
    前記第1上面よりも鉛直方向の上側に位置する下面を含む第2平板部、前記第2平板部よりも鉛直方向の上側に位置して、略水平方向に広がる第2上面を含む第3平板部、及び前記第2平板部と前記第3平板部を連結する連結部を有し、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が前記下側鋼よりも大きい上側鋼と、
    前記上側鋼を前記下側鋼に締結する1以上の第1締結手段と、
    を備え
    前記第1締結手段がボルトであって、そのボルトの先端側を前記上側鋼の貫通孔を通過させた後、前記下側鋼に締め込むことで、前記上側鋼が前記下側鋼に締結されている、機械台。
  2. 機械室に取り付けられた取付部、及び略水平方向に広がる第1上面を含む第1平板部を有する下側鋼と、
    前記第1上面よりも鉛直方向の上側に位置する下面を含む第2平板部、前記第2平板部よりも鉛直方向の上側に位置して、略水平方向に広がる第2上面を含む第3平板部、及び前記第2平板部と前記第3平板部を連結する連結部を有し、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が前記下側鋼よりも大きい上側鋼と、
    前記上側鋼を前記下側鋼に締結する1以上の第1締結手段と、を備え、
    前記鉛直方向に延在する1以上の第1貫通孔を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第1防振部材を備え、
    前記第1締結手段の軸部が、少なくとも1つの前記第1貫通孔に挿通されている、機械台。
  3. 1以上の第1防振部材が、複数の前記第1貫通孔が形成された複数孔形成防振部材を含み、
    前記複数孔形成防振部材における前記各第1貫通孔には、前記第1締結手段の軸部が挿通されている、請求項2に記載の機械台。
  4. 前記下側鋼は、前記機械室の床部と壁部とのうちの少なくとも一方の内部に埋め込まれた埋込部を含む、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の機械台。
  5. 機械室に取り付けられた取付部、及び略水平方向に広がる第1上面を含む第1平板部を有する下側鋼と、
    前記第1上面よりも鉛直方向の上側に位置する下面を含む第2平板部、前記第2平板部よりも鉛直方向の上側に位置して、略水平方向に広がる第2上面を含む第3平板部、及び前記第2平板部と前記第3平板部を連結する連結部を有し、強度及び剛性のうちの少なくとも一方が前記下側鋼よりも大きい上側鋼と、
    前記上側鋼を前記下側鋼に締結する1以上の第1締結手段と、を備え、
    前記第1平板部及び前記第2平板部の夫々は、長尺状の平板形状を有して、前記第1平板部の長手方向が、前記第2平板部の長手方向と略一致し、
    前記第2平板部の幅方向の長さが、前記第1平板部の幅方向の長さよりも長くなっていて、前記第2平板部が、前記鉛直方向から見たとき前記第1平板部に重なる第1領域と、前記第1平板部の幅方向の一方側に位置して前記鉛直方向から見たとき前記第1平板部に重ならない第2領域と、前記第1平板部の幅方向の他方側に位置して前記鉛直方向から見たとき前記第1平板部に重ならない第3領域とを有し、
    前記第2領域を、前記機械室の床部に締結する1以上の第2締結手段と、
    前記第3領域を、前記床部に締結する1以上の第3締結手段と、
    を備える、機械台。
  6. 複数の前記第1締結手段、複数の前記第2締結手段、及び複数の前記第3締結手段を備え、
    前記複数の第1締結手段が、前記第1領域の長手方向の一方側を前記第1平板部に締結する一方側第1締結手段と、前記第1領域の長手方向の他方側を前記第1平板に締結する他方側第1締結手段とを含み、
    前記複数の第2締結手段が、前記第2領域の長手方向の一方側を前記床部に締結する一方側第2締結手段と、前記第2領域の長手方向の他方側を前記床部に締結する他方側第2締結手段とを含み、
    前記複数の第3締結手段が、前記第3領域の長手方向の一方側を前記床部に締結する一方側第3締結手段と、前記第3領域の長手方向の他方側を前記床部に締結する他方側第3締結手段とを含む、請求項5に記載の機械台。
  7. 前記鉛直方向に延在する第2貫通孔を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第2防振部材と、
    前記鉛直方向に延在する第3貫通孔を有すると共に防振性を有する材料で構成される1以上の第3防振部材と、を備え、
    前記第2締結手段の軸部が前記第2貫通孔に挿通されていると共に、前記第3締結手段の軸部が前記第3貫通孔に挿通されている、請求項5又は6に記載の機械台。
  8. 前記下側鋼が、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略コ字状の溝形鋼であるか、又は前記幅方向と前記高さ方向を含む断面における形状が略I字状のI形鋼であり、
    前記上側鋼が、その幅方向と高さ方向を含む断面における形状が略H字状のH形鋼である、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の機械台。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の機械台と、
    前記機械台の前記第3平板部の第2上面に、直接支持されるか、又は介在部を介して間接的に支持される巻上機と、
    を備える、エレベーター。
JP2019102057A 2019-05-31 2019-05-31 機械台、及びエレベーター Active JP7274941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019102057A JP7274941B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 機械台、及びエレベーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019102057A JP7274941B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 機械台、及びエレベーター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020196555A JP2020196555A (ja) 2020-12-10
JP7274941B2 true JP7274941B2 (ja) 2023-05-17

Family

ID=73648451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019102057A Active JP7274941B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 機械台、及びエレベーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7274941B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080023271A1 (en) 2006-07-25 2008-01-31 Hans Kocher Method of modernizing an elevator installation
JP2015009967A (ja) 2013-07-01 2015-01-19 三菱電機株式会社 エレベータ装置及びその改修方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527416Y2 (ja) * 1987-11-11 1993-07-13
JP2728156B2 (ja) * 1992-01-14 1998-03-18 株式会社日立ビルシステム エレベーター巻上機の支持構造
JPH06115861A (ja) * 1992-10-06 1994-04-26 Toshiba Corp エレベータの巻上機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080023271A1 (en) 2006-07-25 2008-01-31 Hans Kocher Method of modernizing an elevator installation
JP2015009967A (ja) 2013-07-01 2015-01-19 三菱電機株式会社 エレベータ装置及びその改修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020196555A (ja) 2020-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8881491B2 (en) Coupling member for damping vibrations in building structures
JP2007284153A (ja) エレベータの防振構造
JP2013151336A (ja) エレベーター装置
JP5415204B2 (ja) 橋梁の移動抑制装置および移動抑制方法
JP5437264B2 (ja) エレベータ機械フレーム
JP7274941B2 (ja) 機械台、及びエレベーター
WO2016084371A1 (ja) 支持構造物
JP6600259B2 (ja) エレベータ装置
JP2008267524A (ja) 防振台装置
JP2007196712A (ja) 作業機械のキャブ固定具
JP2000203423A (ja) 高速鉄道車両用構体
JP2002362857A (ja) エレベータのかご床装置
JP4880553B2 (ja) 建物における竪管の横方向支持機構
JP5518318B2 (ja) エレベータ用マシンビーム
WO2016056585A1 (ja) エレベーター装置及びこれに用いる巻上機組立体
JP5175454B2 (ja) エレベータの防振装置
JP2001124142A (ja) 積層ゴムによる免震装置の取付け方法及び取付け構造
JP2010184763A (ja) 巻上機の耐震構造
JP6925114B2 (ja) 接続構造
JP2002362860A (ja) エレベーター装置
JP4350758B2 (ja) 柱脚用アンカー装置
JP2016023534A (ja) 橋梁の耐震補強装置
JP2003238049A (ja) エレベーター用返し車装置
CN118148011A (zh) 一种桥梁复合多向阻尼隔震减振支座
JP2023064471A (ja) 床構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7274941

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150