JP2726856B2 - インクリボンロールの製造装置 - Google Patents

インクリボンロールの製造装置

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JP2726856B2
JP2726856B2 JP1010373A JP1037389A JP2726856B2 JP 2726856 B2 JP2726856 B2 JP 2726856B2 JP 1010373 A JP1010373 A JP 1010373A JP 1037389 A JP1037389 A JP 1037389A JP 2726856 B2 JP2726856 B2 JP 2726856B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タイプライタやコンピュータープリンタ等
に使用されるインクリボンロールの製造装置に関し、詳
しくは、基材に転写用インク等を塗布してなる長尺なイ
ンクリボン原反を切断具にて所定幅に切断しながら巻取
コアに巻き取るインクリボンロールの製造装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種のインクリボンロールの製造装置として
は、例えば、特開昭52−59267号公報、特開昭58−15766
2号公報、実開昭62−11846号公報等に記載された各装置
と同様の構造を備えたものがあり、詳しくは、インクリ
ボン原反を繰出し回転自在に支承する支持軸と平行な軸
芯周りで回転自在な回転体のうち、それの回転軸芯に対
して偏芯する2箇所の各々に、所定幅に切断されたイン
クリボンを巻き取る巻取コアを着脱自在に一体回転状態
で支持する巻取駆動軸を、前記回転体の回転軸芯と平行
に取付け、一方の巻取駆動軸に取付けられた巻取コアへ
のリボン巻取作業が終了したとき、前記回転体を駆動回
転して、リボン巻取作業が終了した巻取コアをリボン巻
取位置から退避させるとともに、他方の巻取駆動軸に取
付けられた巻取コアを前記リボン巻取位置に移動させる
ように構成していた。
そして、前記従来の製造装置で製造されたインクリボ
ンロールを使用するにあたっては、使用済みのインクリ
ボンを巻き取るための別のコアを必要とする。そのた
め、前記巻取コアに巻き取られた一定長さのインクリボ
ンの終端部分(インクリボンの端部にリーダーテープが
接続されている場合には、このリーダーテープの終端部
分となる)を別のコアに接続する工程が必要となる。
そこで従来では、前記巻取コアへのインクリボンの巻
取操作が終了すると、この巻取コアを製造装置の巻取駆
動軸から取り外し、前記巻取コアにロール状に巻き取ら
れたインクリボンの終端部分を別のコアに手作業にて接
着していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記巻取コアのロール状インクリボン
の終端部分を手作業にて別のコアに接着するにあたって
は、両コアの軸芯が平行になる状態で、かつ、前記イン
クリボンに捻れが生じない状態で接続しなければ、使用
中にインクリボンに皺や折れ曲がりが発生して印像形成
機能が阻害される虞がある。
それ故に、巻取コアに巻き取られたインクリボンの先
端部分を別のコアに接着するにあたっては、細心の注意
を払いながら接続しなくてはならず、作業能率の悪化を
招いていた。
特に、前記インクリボンの幅が広くなればなる程、前
記両コアの軸芯の平行度を出し難くなると同時に、イン
クリボンに捻じれが生じ易くなり、上述の作業能率の悪
化を一層助長する問題があった。
本発明は、上述の実情に鑑み、インクリボンロールの
製造装置が持つ本来の機能、つまり、インクリボン原反
から供給されるインクリボンを巻取コアに端面面一状態
で巻き取る位置精度面での優れた機能を有効に利用し
て、前記巻取コアに巻き取られたインクリボンの終端相
当部分に対する別のコアの接続作業を確実、容易に行う
ことのできる有用なインクリボンロールの製造装置を提
供する点に目的を有する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、長尺なインクリボン原反を切断具にて所定
幅に切断しながら巻取コアに巻き取るインクリボンロー
ルの製造装置であって、前記切断具と前記巻取コアとの
間のリボン走行経路に近接して、前記巻取コアに巻き取
られたインクリボンの終端相当部分に接続される別のコ
アを前記巻取コアと平行で、かつ、インクリボンの幅方
向の一定位置に保持するコア保持具が設けられていると
ともに、前記巻取コアへのリボン巻取操作が停止された
とき、前記コア保持具に保持される別のコアを巻取コア
に巻き取られたインクリボンの終端相当部分に対応する
接続位置にまで、当該コア保持具をリボン走行経路に進
入させる駆動手段が設けられている事を最大の特徴とす
る。
また、本発明の請求項2においては、前記巻取コアと
前記コア保持具とが、前記両コアの軸芯と平行な回転軸
芯を有する単一の回転体の偏芯位置に夫々取付けられて
いて、前記回転体は、前記巻取コアへの巻取操作中は一
定位置に保持されているとともに、当該巻取操作が停止
されたときに、前記コア保持具がリボン走行経路に進入
する方向に駆動回転させる駆動手段が設けられている点
に特徴を有する。
更に、本発明の請求項3においては、前記インクリボ
ン原反とコア保持具との間のリボン走行経路中に、一定
長さのインクリボンの端部の何れか一方若しくは双方に
リーダーテープを接続する構造が設けられている事を特
徴とする。
〔作 用〕
前記インクリボン原反から繰り出される幅広のインク
リボンは、前記切断具にて所定幅に切断されたのち前記
巻取コアに端面面一状態でロール状に巻き取られる。こ
の巻取コアへのリボン巻取操作が停止されると、前記駆
動手段にて、コア保持具がリボン走行経路に進入して、
前記コア保持具に保持される別のコアを巻取コアに巻き
取られたインクリボンの終端相当部分に対応する接続位
置に移動させることができ、前記巻取コアに巻き取られ
たインクリボンの終端相当部分に、前記コア保持具に保
持された別のコアを接続することができる。
この時、巻取コアと別のコアとは平行状態にあるか
ら、この別のコアに接続されるインクリボンが捩れた
り、折れ曲がったりすることは無い。
また、上述の請求項2の構成を採用した場合には、巻
取コアへのインクリボンの巻取操作が終了した時点で、
前記回転体を駆動手段にて駆動回転すると、この回転体
の回転に伴って前記コア保持具がリボン走行経路に進入
する。そして、前記コア保持具に予め前記別のコアが保
持されている場合、この別のコアがインクリボンの終端
相当部分に自動的に接続することができる。
更に、上述の請求項3の構成を採用した場合には、前
記インクリボン原反から巻取コアへのリボン走行経路途
中において、前記巻取コアに巻き取られるインクリボン
の端部にリーダーテープを接続することができる。
〔発明の効果〕
従って、本発明は、この種のインクリボンロールの製
造装置が持つ本来の機能、つまり、前記インクリボン原
反から供給されるインクリボンを前記巻取コアに端面面
一状態で巻き取る位置精度面での優れた機能を有効に利
用して、前記インクリボンの端部が移動するリボン走行
経路に近接して、別のコアを上述の如く保持させるだけ
で、両コア間における平行度とインクリボンの幅を基準
とした位置関係を正確に設定することができる。
それ故に、インクリボンの巻取操作が終了した巻取コ
アをインクリボンロールの製造装置から取り外す面に、
前記巻取コアへのインクリボンの巻取操作に引き続い
て、この巻取コアにロール状に巻き取られたインクリボ
ンの終端相当部分(インクリボンの端部にリーダーテー
プが接続されている場合には、このリーダーテープの終
端相当部分となる)に対して、インクリボンに捻じれが
生じない状態で別のコアを正確かつ容易に接続すること
ができるから、従来に比して作業能率を大幅に改善する
ことができた。
また、上述のように、請求項2に記載の構成を採用し
た場合には、別のコアに対するインクリボンの終端相当
部分の接続作業を更に能率良く行うことができる効果が
ある。
更に、上述のように、請求項3に記載の構成を採用し
た場合には、前記巻取コアに対するインクリボンの巻取
工程と、インクリボンの端部に対するリーダーテープの
接続工程、並びに、別のコアに対するインクリボンの終
端部分の接続工程とを一連の流れ作業で能率良く行うこ
とができる効果がある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すインクリボンロールの製造装置は、イン
クリボン原反(R)を着脱自在に支持する第1支持軸
(1)、この第1支持軸(1)の回転に伴って繰り出さ
れるインクリボン原反(R)をリボン走行経路に沿って
搬送案内する複数本の搬送用ローラ(2)、前記インク
リボン原反(R)を一定長さ単位で切断して、その端部
にリーダーテープ(t)を手作業で接続するリーダーテ
ープ接続部(A)、前記インクリボン原反(R)を使用
目的に応じた所定の幅に切断する切断具(3)、所定幅
に切断された各インクリボン(r)を巻取コア(4)に
巻き取るリボン巻取部(B)を主要構成として備えてい
る。
そして、前記切断具(3)と前記巻取コア(4)との
間のリボン走行経路に近接して、前記巻取コア(4)と
は別のコア(5)を前記巻取コア(4)と平行で、か
つ、インクリボン(r)の幅方向の一定位置に保持する
コア保持具(C)を設けて、前記巻取コア(4)に対す
る一定長さのインクリボン(r)の巻取操作が終了した
とき、当該インクリボン(r)の終端に接続されたリー
ダーテープ(t)の終端相当部分を、前記コア保持具
(C)に保持された別のコア(5)に接続すべく構成し
てある。
前記リーダーテープ接続部(A)は、前記リボン走行
経路のうち、水平なリボン走行経路部分の直下近傍箇所
に作業テーブル(WT)を配設するとともに、前記作業テ
ーブル(WT)の上部で、かつ、前記インクリボン原反
(R)の走行経路脇には、当該インクリボン原反(R)
の走行方向と平行な第2支持軸(6)を架設し、この第
2支持軸(6)に、前記リーダーテープ(t)がロール
状に巻き取られたリーダーテープ原反(T)を着脱自在
に装着してある。
そして、前記リーダーテープ(t)を接続する場合に
は、前記リーダーテープ原反(T)からリボン走行経路
上にリーダーテープ(t)を引き出し、当該リーダーテ
ープ(t)をインクリボン原反(R)の幅に相当する幅
で切断したのち、この切断されたリーダーテープ(t)
の接続相当箇所に粘着テープ(7)を貼付け、この粘着
テープ(7)を介して前記インクリボン原反(R)の端
部に接続する。
前記切断具(3)は、複数の切断刃(3a)を備え、機
枠(F)に固定されたケース(3b)にリボン幅方向に位
置変更自在に取付けられている。
前記リボン巻取部(B)は、第2図乃至第5図に示す
ように、機枠(F)に、前記第1支持軸(1)と平行な
軸芯周りで駆動回転自在な単一の回転体(8)を取付け
てある。
この回転体(8)は、リボン幅方向で相対向する一対
の回転板(8a),(8b)と、これら両回転板(8a),
(8b)の中心部に貫通状態で固着した回転軸(8c)とか
ら構成されていて、前記回転軸(8c)の一端部に固着し
たギャ(9)に第1電動モータ(10)の出力軸(10a)
に固着したギャ(11)を噛合連動させてある。
前記一方の回転板(8a)のうち、その回転軸芯から半
径方向外方に偏位し、かつ、回転方向に180度偏位した
2カ所には、前記巻取コア(4)を着脱自在に外嵌支持
するコア取付け軸(12)の一端部(12a)に接当する凹
部(13a)と、前記コア取付け軸(12)の一端に形成し
た係止溝(12b)に係合する係止ピン(13b)とを備えた
第1軸受部材(13)を回転自在に貫通支持させてある。
前記コア取付け軸(12)の一端部(12a)及び前記第
1軸受部材(13)の凹部(13a)は、この第1軸受部材
(13)の凹部(13a)に対するコア取付け軸(12)の一
端部(12a)の係入を同芯状態で確実、容易に行うこと
ができるように、前記一方の回転板(8a)側程小径とな
るテーパー上に形成されている。
また、前記各第1軸受部材(13)のうち、前記凹部
(13a)の存在側とは反対側に位置する端部夫々には、
前記回転体(8)の駆動回転に連れて前記機枠(F)側
に設けられた駆動ギャ(14)に対して択一的に噛合運動
される受動ギャ(15)が固着されている。
前記駆動ギャ(14)は、前記機枠(F)に回転自在に
支承された伝動軸(16)の一端部に固着されており、更
に、この伝動軸(16)の他端に固着された伝動ギャ(1
7)と第2電動モータ(18)の出力軸(18a)に固着した
ギャ(19)とが噛合連動されている。
前記他方の回転板(8b)のうち、前記両第1軸受部材
(13)に夫々相対向する箇所に、前記コア取付け軸(1
2)の軸芯方向に一定範囲内でスライド移動自在な可動
部材(20)を取付け、これら各可動部材(20)と前記他
方の回転板(8b)との間に渡って夫々、前記可動部材
(20)を各別にスライド移動させる流体圧シリンダ(2
1)を架設してある。
また、前記各可動部材(20)の先端部には、前記コア
取付け軸(12)の軸芯周りで回転のみ自在な第2軸受部
材(22)を取付け、これら各第2軸受部材(22)には、
前記コア取付け軸(12)の他端部(12c)に突出形成し
たピン状の突起(12d)に対して軸芯方向から係脱自在
な凹部(22a)を形成してある。
前記巻取コア(4)は、前記コア取付け軸(12)に外
嵌した軸芯長の異なる2種のコア用ホルダー(23)、
(24)と円筒状のスリーブ(25)とを介して当該コア取
付け軸(12)の所定位置に固定されている。
前記コア用ホルダー(23)、(24)のうち、一方の回
転板(8a)側に最も近接位置するコア用ホルダー(23)
のみが、前記コア取付け軸(12)に形成した溝(12e)
内に係入するビス(26)を介して当該コア取付け軸(1
2)に一体回転状態で固定されている。
そして、前記第1軸受部材(13)の凹部(13a)と第
2軸受部材(22)の凹部(22a)とに渡って前記コア取
付け軸(12)を装着したのち、前記流体圧シリンダ(2
1)を伸長作動させると、前記巻取コア(4)がコア用
ホルダー(23)、(24)及びスリーブ(25)を介して第
1軸受部材(13)側に圧接される。
この状態で前記第2電動モータ(18)を起動すると、
前記第1軸受部材(13)と一体的にコア取付け軸(12)
及び巻取コア(4)が駆動回転され、各巻取コア(4)
にインクリボン(r)が端面面一状態でロール状に巻き
取られる。
このようなインクリボン(r)の巻取操作が終了した
のちに、前記流体圧シリンダ(21)を収縮作動させる
と、前記の圧接状態が解除され、前記巻取コア(4)等
を装着したままコア取付け軸(12)全体を前記第1軸受
部材(13)の凹部(13a)及び第2軸受部材(22)の凹
部(22a)から取り外すことができる。
次に、前記コア保持具(C)の構造について説明す
る。
第2図乃至第5図に示すように、前記回転体(8)の
回転軸(8c)に、前記巻取コア(4)の取付け位置に対
して回転方向に90度位相を異にする状態で回転半径方向
外方に突出する一対のブラケット(27A),(27B)を固
着してある。
一方のブラケット(27A)の内側面には、別のコア
(5)の一端部を係合保持する係合突起(27a)を形成
してある。
他方のブラケット(27B)には、別のコア(5)の軸
芯方向にスライド移動自在な操作軸(28)の貫通支持さ
せてある。この操作軸(28)の内側端部には、前記別の
コア(5)の他端部を着脱自在に係合保持するため係合
突起(29a)を備えたコア支持部材(29)を一体形成す
るとともに、前記コア支持部材(29)と他方のブラケッ
ト(27B)との間には、当該コア支持部材(29)を一方
のブラケット(27A)側に移動付勢するスプリング(3
0)を介在させてある。
また、前記操作軸(28)の外側端部には、前記スプリ
ング(30)の弾性付勢力に抗して前記コア支持部材(2
9)を係合解除操作するための操作摘み(31)を取付け
てある。
そして、前記巻取コア(4)へのインクリボン(r)
の巻取開始前に、前記操作摘み(31)を操作して前記コ
ア支持部材(29)の係合突起(29a)と一方のブラケッ
ト(27A)の係合突起(27a)との間に別のコア(5)を
装着したのち、前記巻取コア(4)へのリボン巻取操作
を開始する。
このリボン巻取操作中は、第3図に示すように、前記
別のコア(5)はリボン走行経路から下方に引退した位
置に保持されている。
前記巻取コア(4)へのリボン巻取操作が停止される
と、第4図に示すように、前記第1電動モータ(10)の
駆動制御によって前記回転体(8)が矢印方向に90度駆
動回転される。この回転に連れて、コア保持具(C)に
保持された別のコア(5)を巻取コア(4)に巻き取ら
れたインクリボン(r)の終端相当部分に対応する接続
位置にまで、当該コア保持具(C)がリボン走行経路に
進入して、この別のコア(5)がリボン走行経路に進入
し、前記巻取コア(4)に巻き取られたインクリボン
(r)の端部に連続し、当該インクリボン(r)の終端
相当部分となるリーダーテープ(t)のリボン走行方向
中央部分に接触する。
この時、前記リーダーテープ(t)のコア接触箇所に
は予め接着層としての粘着テープ(7)が貼付けられて
いるから、この粘着テープ(7)を介してリーダーテー
プ(t)と別のコア(5)とが接続されることになる。
この接続工程が終了すると、第5図に示すように、前
記第1電動モータ(10)の駆動制御によって前記回転体
(8)が更に矢印方向に90度駆動回転される。
この回転体(8)の回転に連れて他のコア取付け軸
(12)に装着された次の新しい巻取コア(4)がリボン
走行経路に進入し、前記別のコア(5)に接続されたリ
ーダーテープ(t)の遊端側が粘着テープ(7)を介し
て新しい巻取コア(4)に接続される。
この接続工程が終了すると、前記別のコア(5)に接
続されたリーダーテープ(t)をリボン幅方向に沿って
切断し、一定長さのインクリボン(r)を介して接続さ
れた両コア(4),(5)を装置から取り外す。
尚、前記第1電動モータ(10)をもって、前記巻取コ
ア(4)へのリボン巻取操作が停止されたとき、前記回
転体(8)を駆動回転させて、コア保持具(C)に保持
される別のコア(5)を巻取コア(4)に巻き取られた
インクリボン(r)の終端相当部分に対応する接続位置
にまで、当該コア保持具(C)をリボン走行経路に進入
させる駆動手段が構成されている。
このようにして製造されたインクリボンロール、つま
り、一定長さのインクリボン(r)を備えた両コア
(4),(5)は、次工程でカートリッジケース内に取
付けられたり、或いは、取り替え用としてそのまま箱や
ナイロン等にて包装される。
尚、図中(32)は、前記インクリボン原反(R)から
複数枚のインクリボン(r)を材料取りする際に発生し
た不要なインクリボン(r1)を所定箇所に吸引排出する
ためのダクトである。
この製造装置に使用される前記インクリボン原反
(R)としては用途に応じて種々のものが存在するが、
当該実施例においては、長尺な帯状のリボン基材の片面
に感熱性転写インク層を形成したものを用いた。
また、前記リボン基材としては、適度な耐熱強度を有
し、かつ、熱伝導性に優れたものが好ましい。例えば、
厚さ1〜25μmで、密度0.8〜1.5g/cm3のプラスチック
フイルム(セロハン、ポリイミド、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン等)、或い
は、紙(コンデンサー紙、グラシン紙、合成紙、ラミネ
ート紙等)が好適に使用できる。
更に、前記感熱性転写インク層は、熱可塑性樹脂やワ
ックスの一種又は複数種をベヒクルの主成分とし、顔料
等の着色材を混合分散したものから構成されている。
〔別実施例〕
〔I〕第6図及び第7図は前記コア保持具(C)の別実
施例を示す。この実施例では、前記回転体(8)の回転
軸(8c)に、前記巻取コア(4)の取付け位置に対して
回転方向に90度位相を異にする状態で回転半径方向外方
に突出する一対のブラケット(33A),(33B)を固着す
るとともに、前記両ブラケット(33A),(33B)の先端
部に渡ってコア受け軸(34)を架設してある。
前記コア受け軸(34)には、別のコア(5)の外周面
と同一曲率で半径方向内方に湾曲するコア受け面(34
a)を形成してある。
また、前記コア受け軸(34)には、一対又は複数対の
コア係止用部材(35),(35)を位置変更自在に外嵌固
定し、これら対を成す両コア係止用部材(35),(35)
の相対向面には、前記別のコア(5)を前記回転軸(8
c)の回転半径方向外方からの着脱のみを許容する状態
で係合保持する一対の係止片(35a),(35b)及び(35
a),(35b)を形成してある。
そして、前記巻取コア(4)へのインクリボン(r)
の巻取開始前には、別のコア(5)を前記両ブラケット
(33A),(33B)から取り外して置き、この状態で前記
巻取コア(4)へのリボン巻取操作を開始する。
このリボン巻取操作中は、前記両コア係止部材(3
5),(35)はリボン走行経路から下方に引退した位置
に保持されている。
前記巻取コア(4)へのリボン巻取操作が停止される
と、第7図に示すように、前記第1電動モータ(10)の
駆動制御によって前記回転体(8)が矢印方向に180度
駆動回転される。この回転に連れて、コア保持具(C)
を構成する両コア係止部材(35),(35)間に保持され
る別のコア(5)を巻取コア(4)に巻き取られたイン
クリボン(r)の終端相当部分に対応する接続位置にま
で、前記コア受け軸(34)がリボン走行経路に進入し、
前記巻取コア(4)に巻き取られたインクリボン(r)
の端部に連続し、当該インクリボン(r)の終端相当部
分となるリーダーテープ(t)のリボン走行方向中央部
分に接触する。
この状態で両コア係止部材(35),(35)間に別のコ
ア(5)を係入し、当該コア(5)とリーダーテープ
(t)とを当該リーダーテープ(t)に予め貼付けられ
た接着層としての粘着テープ(7)を介して接続する。
この接続工程が終了すると、前記別のコア(5)に接
続されたリーダーテープ(t)をリボン幅方向に沿って
切断し、一定長さのインクリボン(r)を介して接続さ
れた両コア(4),(5)を装置から取り外す。
〔II〕上述の実施例では、前記巻取コア(4)及び別の
コア(5)の取付け構造を備えた回転体(8)を一つだ
け設けたが、第8図に示すように、前記回転体(8)を
上下に二つ並設して実施してもよい。
この実施例の場合、前記切断具(3)によって所定幅
に切断された複数本のインクリボン(r)は、リボン幅
方向の一端側に位置するものから交互に上下の両回転体
(8),(8)に夫々装着された巻取コア(4)に巻き
取られることになる。
それ故に、前記コア取付け軸(12)に装着された複数
個の巻取コア(4)の隣接間には充分な余裕空間を確保
することができるから、前記巻取コア(4)等の着脱操
作を容易に行いながらも、前記インクリボン原反(R)
から複数枚のインクリボン(r)を材料取りする場合、
前記インクリボン(r)の隣接間に無駄なインクリボン
(r1)が発生しないような材料取りが可能となる効果が
ある。
〔III〕上述の各実施例では、前記別のコア(5)を回
転体(8)に取付けたが、前記リボン走行経路に対して
遠近方向に揺動する部材やスライド移動する部材に前記
別のコア(5)を取付けて実施してもよい。
また、前記リボン走行経路の近傍に設けた固定のコア
取付け台に前記別のコア(5)を装着して実施してもよ
い。
要するに、前記コア保持具(C)としては、前記切断
具(3)と前記巻取コア(4)との間のリボン走行経路
に近接して、前記巻取コア(4)とは別のコア(5)を
前記巻取コア(4)と平行で、かつ、インクリボン
(r)の幅方向の一定位置に保持することのできるもの
であれば、いかなる構造のものを採用してもよい。
〔IV〕上述の実施例では、前記インクリボン原反(R)
と前記コア保持具(C)との間のリボン走行経路中に、
一定長さのインクリボン(r)の端部の双方にリーダー
テープ(t)を接続する構造を設けたが、前記リーダー
テープ(t)を製造装置外の別の工程で接続するべく構
成してもよい。
また、上述の実施例では、前記インクリボン(r)の
両端部の双方にリーダーテープ(t)を接続したが、前
記インクリボン(r)の両端部の一方にのみリーダーテ
ープ(t)を接続してもよく、更に、前記インクリボン
(r)の始端部又は終端部を検出するセンサを具備して
いない記録装置に使用する場合では、前記インクリボン
(r)の端部にリーダーテープ(t)を接続する必要は
ない。
〔V〕また、前記巻取コア(4)の支持構造及び駆動構
造も各種のコア形状等に応じて変更可能である。
〔VI〕更に、前記切断具(3)も上述実施例の固定式の
構造のものに限定されるものではなく、回転式や揺動式
のものを用いて実施してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明に係るインクリボンロールの
製造装置の実施例を示し、第1図は全体の模式的斜視
図、第2図はリボン巻取部の一部省略展開断面図、第3
図乃至第5図はリボン巻取工程を示す要部の拡大断面図
である。 第6図及び第7図は別の実施例を示す要部の斜視図と要
部の断面図、第8図も別の実施例を示す全体の模式図斜
視図である。 (C)……コア保持具、(R)……インクリボン原反、
(r)……インクリボン、(t)……リーダーテープ、
(3)……切断具、(4)……巻取コア、(5)……別
のコア、(8)……回転体。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺なインクリボン原反(R)を切断具
    (3)にて所定幅に切断しながら巻取コア(4)に巻き
    取るインクリボンロールの製造装置であって、前記切断
    具(3)と前記巻取コア(4)との間のリボン走行経路
    に近接して、前記巻取コア(4)に巻き取られたインク
    リボン(r)の終端相当部分に接続される別のコア
    (5)を前記巻取コア(4)と平行で、かつ、インクリ
    ボン(r)の幅方向の一定位置に保持するコア保持具
    (C)が設けられているとともに、前記巻取コア(4)
    へのリボン巻取操作が停止されたとき、前記コア保持具
    (C)に保持される別のコア(5)を巻取コア(4)に
    巻き取られたインクリボン(r)の終端相当部分に対応
    する接続位置にまで、当該コア保持具(C)をリボン走
    行経路に進入させる駆動手段が設けられているインクリ
    ボンロールの製造装置。
  2. 【請求項2】前記巻取コア(4)と前記コア保持具
    (C)とは、前記両コア(4),(5)の軸芯と平行な
    回転軸芯を有する単一の回転体(8)の偏芯位置に夫々
    取付けられていて、前記回転体(8)は、前記巻取コア
    (4)への巻取操作中は一定位置に保持されているとと
    もに、当該巻取操作が停止されたときに、前記コア保持
    具(C)がリボン走行経路に進入する方向に駆動回転さ
    せる駆動手段が設けられている請求項1記載のインクリ
    ボンロールの製造装置。
  3. 【請求項3】前記インクリボン原反(R)と前記コア保
    持具(C)との間のリボン走行経路中に、一定長さのイ
    ンクリボン(r)の端部の何れか一方若しくは双方にリ
    ーダーテープ(t)を接続する構造が設けられている請
    求項1又は2記載のインクリボンロールの製造装置。
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