JP2539672Y2 - 熱転写式記録装置用インクリボン - Google Patents

熱転写式記録装置用インクリボン

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JP2539672Y2
JP2539672Y2 JP1989082358U JP8235889U JP2539672Y2 JP 2539672 Y2 JP2539672 Y2 JP 2539672Y2 JP 1989082358 U JP1989082358 U JP 1989082358U JP 8235889 U JP8235889 U JP 8235889U JP 2539672 Y2 JP2539672 Y2 JP 2539672Y2
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ink ribbon
ink
base film
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hot
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肇 厚東
和哉 荘司
英樹 藤澤
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、熱転写式記録装置、すなわち、熱溶融性イ
ンクを塗布したベースフィルムをサーマルヘッドにより
加熱し熱溶融性インクを溶融して記憶媒体たとえば普通
紙に転写して記録を得るものにおいて使用される熱転写
式記録装置用インクリボンに関する。
(従来の技術) 従来、この種の熱転写式記録装置用インクリボン14
(以下、特別の場合を除いて単にインクリボンとい
う。)は第3図に示すような構造をしている。すなわ
ち、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリイミド樹
脂、グラシン紙、コンデンサ紙等の薄膜帯状のベースフ
ィルム10の一面に、顔料をカルナウバワックス、エステ
ルワックスなどのバインダ中に分散させてなる熱溶融性
インク11が塗布してある。
そして、第4図に示すように、未使用のインクリボン
14は巻き軸7に巻回されており、インクリボン14の先端
は引き出されて使用後に巻取軸6に巻き取られるように
なっている。巻き軸7と巻取軸6との間には、熱溶融性
インク11側にプラテン2が設けられており、該プラテン
2と熱溶融性インク11の表面との間に記録媒体としての
普通紙3が挿入されるようになっている。プラテン2に
対応するインクリボン14の裏面側には、感熱記録用のサ
ーマルヘッド1が設けられており、第5図に示すように
図示しない制御装置によりサーマルヘッド1を加熱駆動
してインクリボン14を加熱し熱溶融性インク11を溶融し
て普通紙3に熱溶融性インク11を転写するようにしてい
る。また、転写後のインクリボン14は前記巻取軸6に巻
き取られ、インクリボン14を使いきったときには、巻取
軸6に巻き取られたロール体5を取り外して廃棄するよ
うにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上述したように、従来のインクリボン14においては、
サーマルヘッド1により転写された使用済のインクリボ
ン14は巻取軸6に巻き取られた後に、ロール体5自体を
取り外して廃棄するようにしている。
しかしながら、使用済のインクリボン14は第5図に示
すように熱転写によって熱溶融性インク11の熱溶融した
部分はベースフィルム10のみが残った状態となってお
り、かつ、熱溶融しなかった部分は熱溶融性インク11が
残留した状態になっているので、巻取軸6からインクリ
ボン14を引き出しすかして見れば、転写した文字や数字
等を容易に認識することができ、機密文書等を転写した
場合のその内容の機密保持ができないという欠点があ
る。
本考案は、上記欠点を解消することを課題とするもの
であって、転写内容の機密保持を完全に行うことができ
る熱転写式記録装置用インクリボンを提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題は、薄膜で帯状のベースフィルムと、該ベー
スフィルムの一面に塗布され記録媒体に当接し前記ベー
スフィルムの他面側に配設されたサーマルヘッドにより
溶融される熱溶融性インクとを備え、転写後に巻取軸に
巻き取られる熱転写式記録装置用インクリボンにおい
て、前記ベースフィルムの他面に、前記サーマルヘッド
により溶融され前記巻取軸に巻き取られる際にベースフ
ィルム同士を接着する熱溶融性接着剤を塗布することに
より解決できる。
(作用) 本考案によれば、サーマルヘッドの熱転写時の加熱に
よりベースフィルムの他面に塗布された熱溶融性接着剤
が溶融して、巻取軸に巻き取られる際に、ベースフィル
ムが既に巻き取られたベースフィルムに接着される。こ
の結果、ベースフィルム同士が接着されるので、転写済
のインクリボンを引き出すことができなくなる。これに
より、従来のようにインクリボンを引き出して転写内容
を認識することができなくなり、転写内容の機密保持の
完全化を図ることができる。
(実施例) 以下に、図面を参照して本考案の一実施例について説
明する。第3図〜第5図までの従来例と同一要素には、
同一符号を付して説明を省略する。
本実施例のインクリボン4は、第1図に示すような構
造となっている。すなわち、従来と同様に、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂製のベースフィルム10の
一面には、熱溶融性インク11が塗布されている。当該熱
溶融性インク11の塗布面の裏面には、サーマルヘッド1
の加熱により溶融する接着剤8が塗布されている。この
接着剤8には、ベースフィルム10にのみ接着性を示すも
のが選択して用いられている。
本実施例のインクリボン4の使用例について、第2図
を参照して説明する。従来と同様に、未使用のインクリ
ボン4は巻き軸7に巻回され、転写済のインクリボン4
は巻取軸6に巻き取られるようになっている。そして、
インクリボン4の熱溶融性インク11は普通紙3に接して
おり、インクリボン4の熱溶融性接着剤8はサーマルヘ
ッド1に接するようになっている。
次に、サーマルヘッド1が加熱駆動されると、熱溶融
性インク11が溶融して当該溶融インクが普通紙3に転写
され文字等が記録される。これと同時に、サーマルヘッ
ド1の加熱駆動により、熱溶融性接着剤8が溶融して、
インクリボン4が巻取軸6に巻き取られる際に接着剤に
よりインクリボン4が相互に接着されて、巻きほどくこ
とが不能なロール体5が形成される。ここで、前記熱溶
融性接着剤8はベースフィルム10にのみ接着性を示すも
のであるので、サーマルヘッド1やインクリボン4が巻
取軸6に達するまでに介在するローラその他の部材にイ
ンクリボン4が接着されることが防止できる。
このように、本実施例のインクリボンを用いれば、使
用済みのインクリボン4を巻き取る際に、インクリボン
4を接着しながら巻き取るので、使用済みインクリボン
4の内容を見ることが困難となり、巻き取りを終了した
ロール体5はそのまま装置本体から取外して処分するこ
とができ転写文書の機密を保持できる。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案のインクリボンを使用
すれば、転写内容の機密保持を完全に行うことができる
ようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のインクリボンを示す断面
図、第2図は第1図の実施例のインクリボンの使用例を
示す概略図、第3図は従来のインクリボンを示す断面
図、第4図は第3図のインクリボンの使用例を示す概略
図、第5図は第3図のインクリボンを用いた熱転写式記
録装置用における転写原理を示す断面図である。 1……サーマルヘッド、2……プラテン、3……普通
紙、4……インクリボン、5……ロール体、6……巻取
軸、7……巻き軸、8……熱溶融性接着剤、10……ベー
スフィルム、11……熱溶融性インク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤澤 英樹 東京都港区西新橋3丁目20番4号 日本 電気エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−165674(JP,A) 特開 昭60−208271(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄膜で帯状のベースフィルムと、該ベース
    フィルムの一面に塗布され記録媒体に当接し前記ベース
    フィルムの他面側に配設されたサーマルヘッドにより溶
    融される熱溶融性インクとを備え、転写後に巻取軸に巻
    き取られる熱転写式記録装置用インクリボンにおいて、
    前記ベースフィルムの他面に、前記サーマルヘッドによ
    り溶融され前記巻取軸に巻き取られる際にベースフィル
    ム同士を接着する熱溶融性接着剤を塗布してあることを
    特徴とする熱転写式記録装置用インクリボン。
JP1989082358U 1989-07-13 1989-07-13 熱転写式記録装置用インクリボン Expired - Lifetime JP2539672Y2 (ja)

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