JP3396556B2 - 受像材 - Google Patents

受像材

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JP3396556B2 JP08440995A JP8440995A JP3396556B2 JP 3396556 B2 JP3396556 B2 JP 3396556B2 JP 08440995 A JP08440995 A JP 08440995A JP 8440995 A JP8440995 A JP 8440995A JP 3396556 B2 JP3396556 B2 JP 3396556B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は受像材に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、昇華性熱転写記録装置において
は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)
並びに必要な場合にはブラック(Bk)の各色の色帯を
所定の長さで搬送方向に循環順序で順に形成した複数回
印写が可能なマルチインクシートを用いて、サーマルヘ
ッドとプラテンローラとの間でマルチインクシートを受
像紙に押し付け、マルチインクシートを受像紙の搬送速
度に対して1/n(n=1以上)倍の搬送速度で搬送し
ながら、サーマルヘッドを画像データに応じて駆動する
ことによってマルチインクシートのインクを受像紙に転
移させて画像を記録するようにしている。 【0003】このような熱転写記録装置にあっては、マ
ルチインクシートの搬送速度を受像紙の搬送速度の1/
n、例えば1/15あるいは1/20倍に設定して搬送
するために両者がマルチインクシートと受像紙との間で
スリップが生じ易いことが要請される。そこで、従来の
受像紙においては、受像紙表面の受像層は滑性を確保す
るためにシリコーン系オイルを添加した受像剤を塗布等
して形成している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の熱転写記録装置で用いる受像材にあって
は、滑性を確保するためのシリコーン系オイル等が離型
剤として作用することになるので、他の材料との接着性
が悪くなる。その結果、例えば画像を転写した受像材上
に、フィルムをラミネートして耐候性を向上させたり、
転写面に接着剤を介在させて他のプラスチックカードや
合成紙、普通紙に貼り合わせて実用的な強度を向上させ
たりすることができなくなる。 【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像転写後他の材料と接着することが可能な受
像材を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の受像材は、昇華性のマルチインクシート
を用いて画像を転写するマルチ昇華転写用受像材におい
て、周縁部に接着層を形成した透明材料からなる第1層
上に、表面全面に受像剤をコーティングした透明材料か
らなる第2層を設け、この第2層には周縁部のみを前記
第1層から剥離可能にする切込み線を形成した。 【0007】 【作用】請求項1の受像材は、昇華性のマルチインクシ
ートを用いて画像を転写するマルチ昇華転写用受像材に
おいて、周縁部に接着層を形成した透明材料からなる
1層上に、表面全面に受像剤をコーティングした透明材
料からなる第2層を設け、この第2層には周縁部のみを
第1層から剥離可能にする切込み線を形成したので、印
写に当たってはヘッドやインクシートの幅の制約を受け
ることがなく、印写後は第2層の周縁部を剥離すること
によってラミネート等他の材料と接着したり、転写画像
を鏡像にしておくことで他の普通紙、合成紙、プラスチ
ックカード等に貼り付けることが可能になる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1は本発明を適用した受像材を用いる熱転
写記録装置の概略構成図である。この熱転写記録装置
は、サーマルヘッドである熱転写用の記録ヘッドである
サーマルヘッド1と、マルチインクシート2と、受像材
である受像紙3を載置して移動させるための受像紙移動
テーブル4等とを備えている。 【0009】マルチインクシート2は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の熱昇華性(熱
溶融性でもよい。)のインク層を形成した複数回印写が
可能なインクシートであり、供給ロール5にロール状に
巻回して巻取りロール6にて巻取ることによって搬送す
るようにしている。供給ロール5はマルチ制動モータ7
によってマルチ制動をかけるように駆動制御し、巻取り
ロール6はトルクリミッタ8を介して巻取りモータ9に
て巻取り方向に回転駆動制御する。 【0010】受像紙3は、画像を転写する矩形領域にの
み受像剤をコーティングして、この受像剤を塗布した領
域を受像剤塗布領域(画像形成領域)3aとしている。
受像剤としては、例えば次のような組成からなる。 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 イソシアネート アルコール変性シリコーンオイル エポキシ変性シリコーンオイル 【0011】そして、このように受像紙3の画像領域に
のみ受像剤を塗布したので、図2に示すように、サーマ
ルヘッド1の幅(インクシート2の搬送方向と直交する
方向の長さ、以下同じ)を受像剤塗布領域3aの幅以
下、ここでは短く設定している。この場合、図3に示す
ように、サーマルヘッド1の幅を受像剤塗布領域3aの
幅以下に設定する代わりに、インクシート2の幅を受像
剤塗布領域3aの幅以下に設定する。 【0012】受像紙移動テーブル4は、受像紙移動モー
タ10にて回転駆動されるドライブシャフト11に螺着
し、上面には受像紙クランパ12を取り付けている。 【0013】以上の構成した熱転写記録装置において
は、受像紙載置テーブル4に受像紙3を載置して、サー
マルヘッド1をマルチインクシート2及び受像紙3を挟
んで受像紙載置テーブル4に圧接した後、受像紙移動モ
ータ10を回転駆動してドライブシャフト11及び受像
紙載置テーブル4を介して受像紙3を所定の搬送速度
(移動速度)で移動させると共に、巻取りモータ9及び
マルチ制動モータ7を回転駆動してマルチインクシート
2を巻取ロール6側に巻き取って、マルチインクシート
2を受像紙3の搬送速度に対して1/n倍の搬送速度で
搬送させながら、サーマルヘッド1を画像データに応じ
て駆動制御して、画像を受像紙3に転写(印写)する。 【0014】このとき、マルチインクシート2のイエロ
ー(Y)で画像を受像紙3に印写した後、受像紙移動モ
ータ10を逆回転駆動して受像紙載置テーブル4を介し
て受像紙3を元の位置に戻し、次いで上記と同様にして
受像紙3及びマルチインクシート2を搬送しながらマル
チインクシート2のマゼンタ(M)で画像を受像紙3に
印写して、イエロー(Y)の画像にマゼンタ(M)の画
像を重ね合わせ、さらに同様にして受像紙3を元の位置
に戻して受像紙3及びマルチインクシート2を搬送しな
がらマルチインクシート2のシアン(C)で画像を受像
紙3に印写して、イエロー(Y)及びマゼンタ(M)の
画像にシアン(C)の画像を重ね合わせて、カラー画像
を形成する。なお、マゼンタ(M)を印写する場合、受
像紙3を元の位置に戻しながら印写するようにしてもよ
い。この場合には、サーマルヘッド1を駆動する画像の
読み出し順序をイエロー(Y)の場合と逆にする。 【0015】このように、受像紙3には画像を転写する
矩形領域にのみ受像剤をコーティングして受像剤塗布領
域3aを形成したので、受像剤をコーティングしていな
い領域には、接着層を設けて他の材料と接着したり、顔
写真をプリントしたIDカードの作成等が容易になる。 【0016】次に、図4は受像紙の他の例を示す斜視図
である。この受像紙13は、上記受像紙3と同様に画像
を転写する矩形領域にのみ受像剤をコーティングして受
像剤塗布領域13aとし、この受像剤塗布領域13aの
周囲部分に接着可能領域14を形成している。 【0017】このように構成した受像紙13を用いて画
像を転写した場合には、画像転写後同図に示すように裏
面に接着糊15を塗布した透明のラミネートフィルム1
6を受像紙13の画像形成面側に貼り付けることができ
る。これによって、受像紙3の耐候性を向上したり、薬
品やキズから画像を保護することができる。 【0018】次に、図5は本発明の実施例を示す受像紙
の斜視図である。この受像紙17は、透明材料からなる
受像紙基材となる第1層18とこの第1層18上に接着
層20を介して剥離可能に積層した透明材料からなる画
像形成層となる第2層19とからなる。第2層19は
全面に受像剤を塗布して受像剤塗布領域19aとする
とともに、その周縁部を枠部分21として第1層18か
ら剥離可能にする切込み線22を形成している。 【0019】このように構成した受像紙17を用いる場
合には、第2層19の受像剤塗布領域19aに画像を記
録する。このとき、第2層19は全面が受像剤塗布領域
19aであるので、前記した実施例のようにサーマルヘ
ッドあるいはインクシートの幅を制約する必要がなくな
る。 【0020】また、画像を転写するときに鏡面画像で転
写しておき、画像転写後第2層19の枠部分21を剥離
することによって第1層18の周囲に接着層20が露出
するので、図6に示すように受像紙17を裏返して被接
着物23に接着することによって、画像が受像紙17自
体で保護される。これにより、被接着物23として例え
ば普通紙、合成紙、プラスチック等貼り付けて使用す
ることができるようになる。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の受像材
によれば、周縁部に接着層を形成した透明材料からなる
第1層上に、表面全面に受像剤をコーティングした透明
材料からなる第2層を設け、この第2層には周縁部のみ
を第1層から剥離可能にする切込み線を形成したので、
印写に当たってはヘッドやインクシートの幅の制約を受
けることがなく、印写後は第2層の周縁部を剥離するこ
とによってラミネート等他の材料と接着したり、転写画
像を鏡像にしておくことで他の普通紙、合成紙、プラス
チックカード等に貼り付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明を適用した受像材を用いる熱転写記録
装置の概略構成図 【図2】 図1の概略平面図 【図3】 図1の他の例の概略平面図 【図4】 他の受像材の斜視図 【図5】 本発明の実施例を示す受像材の斜視図 【図6】 図5の受像材の使用形態を示す説明図 【符号の説明】 1…サーマルヘッド、2…マルチインクシート、3,1
3,17…受像紙、3a,13a,19a…受像剤塗布
領域、4…受像紙載置テーブル、5…供給ロール、6…
巻取りロール、14…接着可能領域、15…接着糊、1
6…ラミネートフィルム、18…第1層、19…第2
層、20…接着層、21…枠部分、22…切込み線、2
3…被接着物。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 昇華性のマルチインクシートを用いて画
    像を転写するマルチ昇華転写用受像材において、この受
    像材は周縁部に接着層を形成した透明材料からなる第1
    層上に、表面全面に受像剤をコーティングした透明材料
    からなる第2層を設け、この第2層には周縁部のみを前
    記第1層から剥離可能にする切込み線を形成してなるこ
    とを特徴とする受像材。
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