JP2726516B2 - 給紙装置の制御方法 - Google Patents
給紙装置の制御方法Info
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- JP2726516B2 JP2726516B2 JP1259713A JP25971389A JP2726516B2 JP 2726516 B2 JP2726516 B2 JP 2726516B2 JP 1259713 A JP1259713 A JP 1259713A JP 25971389 A JP25971389 A JP 25971389A JP 2726516 B2 JP2726516 B2 JP 2726516B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、所定寸法に切断された段ボールシート等
の厚紙を印刷装置等の加工装置に給紙する給紙装置の制
御方法に関する。
の厚紙を印刷装置等の加工装置に給紙する給紙装置の制
御方法に関する。
段ボールシートを印刷装置等の加工装置に給紙する従
来の給紙装置として、米国特許明細書第4,045,015によ
る給紙装置がある。
来の給紙装置として、米国特許明細書第4,045,015によ
る給紙装置がある。
この公報による給紙装置は、第4図に示すように給紙
装置の前端の案内板01付近のテーブル02の下方に吸引ユ
ニット03を設けて段ボールシート等の厚紙Wをフラット
になるように調整しつつ、この吸引ユニット内に給紙ロ
ール04を設け、この給紙ロール04の摩擦回転力によって
厚紙Wをフィードロール05へ送る吸引送り方式のもので
ある。
装置の前端の案内板01付近のテーブル02の下方に吸引ユ
ニット03を設けて段ボールシート等の厚紙Wをフラット
になるように調整しつつ、この吸引ユニット内に給紙ロ
ール04を設け、この給紙ロール04の摩擦回転力によって
厚紙Wをフィードロール05へ送る吸引送り方式のもので
ある。
(a)は全体の概略構成縦断断面図、(b)は給紙ロ
ール04により厚紙Wが送られてフィードロール05に噛込
まれた状態、(c)では厚紙Wが略半分位い送られ、給
紙ロール04はその円弧状部分が下方へ回転して下がり、
給紙ロール04により紙送り動作は停止している状態、
(d)は厚紙Wがほぼ送られて給紙ロール04は次の送り
動作のため円弧状部が上昇してきている状態を示してい
る。
ール04により厚紙Wが送られてフィードロール05に噛込
まれた状態、(c)では厚紙Wが略半分位い送られ、給
紙ロール04はその円弧状部分が下方へ回転して下がり、
給紙ロール04により紙送り動作は停止している状態、
(d)は厚紙Wがほぼ送られて給紙ロール04は次の送り
動作のため円弧状部が上昇してきている状態を示してい
る。
なお図示省略しているが、上記給紙装置では、フィー
ドロール05に対する給紙ロール04の加速、同調、減速、
停止等の各動作タイミングの同期は、吸引ユニット03付
近にフィードロール05または次工程の装置から給紙ロー
ル04へ回転を伝達する機械的な動力伝達機構が設けられ
ており、この機械的なメカニズムによって行なわれてい
る。
ドロール05に対する給紙ロール04の加速、同調、減速、
停止等の各動作タイミングの同期は、吸引ユニット03付
近にフィードロール05または次工程の装置から給紙ロー
ル04へ回転を伝達する機械的な動力伝達機構が設けられ
ており、この機械的なメカニズムによって行なわれてい
る。
しかしながら、上述したように給紙ロールとフィード
ロール(または次工程)はそれぞれ別の駆動系により回
転駆動されているとしても、実際の処理工程上は両者の
1サイクルはそれぞれ一致させ、同期が図られなければ
ならない。そして、次工程の一部であって厚紙送りユニ
ットであるフィードロールは一定の運転速度で回転さ
れ、給紙ロールは加速、フィードロールとの同調、減
速、停止というように常にその駆動状態が変化してい
る。
ロール(または次工程)はそれぞれ別の駆動系により回
転駆動されているとしても、実際の処理工程上は両者の
1サイクルはそれぞれ一致させ、同期が図られなければ
ならない。そして、次工程の一部であって厚紙送りユニ
ットであるフィードロールは一定の運転速度で回転さ
れ、給紙ロールは加速、フィードロールとの同調、減
速、停止というように常にその駆動状態が変化してい
る。
このような回転駆動状態の変化を、上記従来の給紙装
置では次工程の装置の駆動部と給紙ロールとの間に設け
た機械的な複雑なメカニズムで行なっている。このため
装置が複雑となり、大型化し、従って装置全体が高価な
ものとなる。
置では次工程の装置の駆動部と給紙ロールとの間に設け
た機械的な複雑なメカニズムで行なっている。このため
装置が複雑となり、大型化し、従って装置全体が高価な
ものとなる。
また変速手段の摩耗等により次工程の、例えば印刷工
程とのタイミングが狙うことが生じ、印刷不良のため折
角作られた厚紙が無駄になるというロスが生じる。
程とのタイミングが狙うことが生じ、印刷不良のため折
角作られた厚紙が無駄になるというロスが生じる。
この発明は、上記のような従来の給紙装置の制御方法
の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は次工程
の装置の駆動部とは別個に設けたモータにより給紙ロー
ルを駆動制御し、かつ次工程への給紙駆動、同期駆動を
正確に、給紙タイミングの狂いを生じさせることなく制
御する制御方法を提供するにある。
の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は次工程
の装置の駆動部とは別個に設けたモータにより給紙ロー
ルを駆動制御し、かつ次工程への給紙駆動、同期駆動を
正確に、給紙タイミングの狂いを生じさせることなく制
御する制御方法を提供するにある。
そこでこの発明では上記課題を解決するための手段と
して、給紙テーブルの前部上方に設けた案内板にその前
端縁を接して積層載置した長さLの厚紙を吸引ユニット
で吸引しつつ給紙テーブルと案内板との隙間から給紙ロ
ールにより一枚ずつ間欠的に送り出し、この給紙ロール
によるそれぞれの送りは、次工程の装置の1サイクルを
表わす外部信号に基づいて得られるタイミング信号によ
り次工程とは独立のモータで給紙ロールを回転させて給
紙ロールの厚紙への摩擦係合による送りを開始し、厚紙
の前端縁が案内板の前方l1の位置にある次工程の厚紙送
りユニットへ達するまでの間に次工程の速度に同調する
ように給紙ロールを加速制御し、その後次工程の速度と
同調状態を維持するように給紙ロールを駆動制御して厚
紙を案内板の後方l2の位置にある給紙ロールまでの距離
(L−l1−l2)送り、その給紙ロール位置を厚紙が通過
して厚紙通過信号が発生するとその信号に基づいて給紙
ロールを急速停止させ、又は、厚紙に対し摩擦係合状態
を解除するように制御する給紙装置の制御方法を採用し
たのである。
して、給紙テーブルの前部上方に設けた案内板にその前
端縁を接して積層載置した長さLの厚紙を吸引ユニット
で吸引しつつ給紙テーブルと案内板との隙間から給紙ロ
ールにより一枚ずつ間欠的に送り出し、この給紙ロール
によるそれぞれの送りは、次工程の装置の1サイクルを
表わす外部信号に基づいて得られるタイミング信号によ
り次工程とは独立のモータで給紙ロールを回転させて給
紙ロールの厚紙への摩擦係合による送りを開始し、厚紙
の前端縁が案内板の前方l1の位置にある次工程の厚紙送
りユニットへ達するまでの間に次工程の速度に同調する
ように給紙ロールを加速制御し、その後次工程の速度と
同調状態を維持するように給紙ロールを駆動制御して厚
紙を案内板の後方l2の位置にある給紙ロールまでの距離
(L−l1−l2)送り、その給紙ロール位置を厚紙が通過
して厚紙通過信号が発生するとその信号に基づいて給紙
ロールを急速停止させ、又は、厚紙に対し摩擦係合状態
を解除するように制御する給紙装置の制御方法を採用し
たのである。
上記この発明による給紙装置の制御方法では、次工程
の装置の1サイクルを表わす信号の例えば開始信号を検
知し、この外部信号を所要時間遅延した状態のタイミン
グ信号により給紙ロールを起動させ、かつ給紙ロールの
厚紙に摩擦係合させて厚紙を次工程の厚紙送りユニット
へと送る。厚紙が次工程の厚紙送りユニットへ達するま
での間の速度曲線を時間積分した値がl1となるように加
速し、その後厚紙の先端が次工程の厚紙送りユニットに
送り込まれるまでに次工程の厚紙送りユニットに速度同
調する。
の装置の1サイクルを表わす信号の例えば開始信号を検
知し、この外部信号を所要時間遅延した状態のタイミン
グ信号により給紙ロールを起動させ、かつ給紙ロールの
厚紙に摩擦係合させて厚紙を次工程の厚紙送りユニット
へと送る。厚紙が次工程の厚紙送りユニットへ達するま
での間の速度曲線を時間積分した値がl1となるように加
速し、その後厚紙の先端が次工程の厚紙送りユニットに
送り込まれるまでに次工程の厚紙送りユニットに速度同
調する。
その後は、前端の給紙ロールから厚紙が離れるまでの
距離(L−l2)の間は給紙ロールを次工程の厚紙送りユ
ニットに同調して駆動する。厚紙が前端の給紙ロールを
通過し、厚紙の後端が前端の給紙ロールから離れると、
厚紙通過信号が発生し、厚紙は給紙ロールと係合しなく
なるから、厚紙を厚紙送りユニットの送り速度で次工程
の装置の中へ送ると共にその間に前記厚紙通過信号に基
づいて給紙ロールは急減速、停止させられ、次のサイク
ルのため待機状態とする。
距離(L−l2)の間は給紙ロールを次工程の厚紙送りユ
ニットに同調して駆動する。厚紙が前端の給紙ロールを
通過し、厚紙の後端が前端の給紙ロールから離れると、
厚紙通過信号が発生し、厚紙は給紙ロールと係合しなく
なるから、厚紙を厚紙送りユニットの送り速度で次工程
の装置の中へ送ると共にその間に前記厚紙通過信号に基
づいて給紙ロールは急減速、停止させられ、次のサイク
ルのため待機状態とする。
上記厚紙の送り動作中、常に厚紙は吸引ユニットによ
り下方に吸引され、厚紙のそり、曲り等により紙送り動
作に支障が生じるのを防止している。
り下方に吸引され、厚紙のそり、曲り等により紙送り動
作に支障が生じるのを防止している。
以上のようにして一枚の厚紙が送られると、次の最下
層の厚紙が再び吸引ユニットで吸引されてフラットな状
態で給紙ロールにより送られ、上記と同じサイクルが繰
り返される。
層の厚紙が再び吸引ユニットで吸引されてフラットな状
態で給紙ロールにより送られ、上記と同じサイクルが繰
り返される。
以下この発明の実施例について添付図を参照して説明
する。
する。
第1図に示すように、この発明による給紙装置は、段
ボールシート等の厚紙Wを積層して載置する給紙テーブ
ル1の下方に設けられ、厚紙Wの最下層の前端部を下方
に吸引する吸引ユニット2と、この吸引ユニット2内に
設けられ厚紙Wの送り出し時に厚紙Wと接触して回転す
る給紙ロール3とを備えている。なお、その出口におけ
る次工程の前部には、上記給紙ロール3によって送り出
される厚紙Wを印刷、裁断、穴明け、折畳み等の種々の
作業をする装置Pへ送るフィードロール4が備えてあ
る。給紙テーブル1の前端には、厚紙Wを1枚づつ送り
出すため、この給紙テーブル1との間に厚紙一枚分の隙
間5を形成するように垂直な案内板6が設けられてい
る。
ボールシート等の厚紙Wを積層して載置する給紙テーブ
ル1の下方に設けられ、厚紙Wの最下層の前端部を下方
に吸引する吸引ユニット2と、この吸引ユニット2内に
設けられ厚紙Wの送り出し時に厚紙Wと接触して回転す
る給紙ロール3とを備えている。なお、その出口におけ
る次工程の前部には、上記給紙ロール3によって送り出
される厚紙Wを印刷、裁断、穴明け、折畳み等の種々の
作業をする装置Pへ送るフィードロール4が備えてあ
る。給紙テーブル1の前端には、厚紙Wを1枚づつ送り
出すため、この給紙テーブル1との間に厚紙一枚分の隙
間5を形成するように垂直な案内板6が設けられてい
る。
吸引ユニット2は、図示省略の吸引ブロワーに接続さ
れた吸引管7を介して吸引し、厚紙Wを下方へ吸引す
る。吸引ユニット2の上部は大部分開放されており、そ
の内部に給紙ロール3が千鳥状にこの実施例では3列に
配設されている。
れた吸引管7を介して吸引し、厚紙Wを下方へ吸引す
る。吸引ユニット2の上部は大部分開放されており、そ
の内部に給紙ロール3が千鳥状にこの実施例では3列に
配設されている。
給紙ロール3は、図示の円形ロールに対してその回転
軸を後述するブレーキ、クラッチ、モータ(ACサーボモ
ータ)を介して回転駆動される。
軸を後述するブレーキ、クラッチ、モータ(ACサーボモ
ータ)を介して回転駆動される。
なお、フィードロール4、4の回転軸4a、4aは、図示
省略しているが、前記次工程の装置Pとの間に機械的な
連結機構が設けられており、フィードロール4は次工程
の装置Pと一体的に運転駆動される。
省略しているが、前記次工程の装置Pとの間に機械的な
連結機構が設けられており、フィードロール4は次工程
の装置Pと一体的に運転駆動される。
給紙ロール3、フィードロール4、案内板6の位置関
係は図示のように案内板6の前方l1にフィードロール4
が、後方l2の位置に給紙ロール3の最前部のものが設け
られている。
係は図示のように案内板6の前方l1にフィードロール4
が、後方l2の位置に給紙ロール3の最前部のものが設け
られている。
また、給紙ロール3は、円形ロールとして形成され、
この給紙ロール3用の別個モータ等により駆動され、従
来例のように次工程のフィードロール4、装置Pとの機
械的な連結機構は設けられていない。
この給紙ロール3用の別個モータ等により駆動され、従
来例のように次工程のフィードロール4、装置Pとの機
械的な連結機構は設けられていない。
上記のように構成したこの実施例の給紙装置では、給
紙ロール3用のモータを起動させ、吸引ユニット2で厚
紙Wを下方に吸引して厚紙Wの曲がり等を防止しつつ給
紙ロール3の回転摩擦力により厚紙Wをフィードロール
4、4へ送る。
紙ロール3用のモータを起動させ、吸引ユニット2で厚
紙Wを下方に吸引して厚紙Wの曲がり等を防止しつつ給
紙ロール3の回転摩擦力により厚紙Wをフィードロール
4、4へ送る。
給紙ロール3の駆動開始は、この給紙ロール3専用の
モータに対して、次工程の装置の1サイクルを表わす外
部信号に基づくタイミング信号によって行なわれる。
モータに対して、次工程の装置の1サイクルを表わす外
部信号に基づくタイミング信号によって行なわれる。
給紙ローラ3の送り速度は起動からフィードロール
4、4へ厚紙が達するまでに一定速度で回転しているフ
ィードロール4、4の回転速度まで急速に回転上昇しな
ければならない。
4、4へ厚紙が達するまでに一定速度で回転しているフ
ィードロール4、4の回転速度まで急速に回転上昇しな
ければならない。
給紙ロール3の上記速度変動、回転同期については第
2図を参照して説明する。
2図を参照して説明する。
図に示すように、給紙ロール3の速度は、時間t0で起
動した後、例えば図示のような速度曲線で速度上昇し、
遅くとも時間t1でフィードロール速度に一致する。これ
によって厚紙Wはフィードロール4、4に噛込まれて送
られる。従って、給紙ロール3の速度曲線を時間t0〜t1
間で積分した値がフィードロール4、4までの距離l1に
合致しなければならない。
動した後、例えば図示のような速度曲線で速度上昇し、
遅くとも時間t1でフィードロール速度に一致する。これ
によって厚紙Wはフィードロール4、4に噛込まれて送
られる。従って、給紙ロール3の速度曲線を時間t0〜t1
間で積分した値がフィードロール4、4までの距離l1に
合致しなければならない。
次に、時間t1からt1′までの間は給紙ロール3とフィ
ードロール4、4により送り速度は完全に同調した速度
で駆動される。給紙ロール3の送り速度が早過ぎるとそ
の送り速度の差による圧力で厚紙Wが折れ曲がったり、
反対に遅過ぎると厚紙Wが引裂かれたり、あるいは給紙
タイミングの狙いを防止するためである。
ードロール4、4により送り速度は完全に同調した速度
で駆動される。給紙ロール3の送り速度が早過ぎるとそ
の送り速度の差による圧力で厚紙Wが折れ曲がったり、
反対に遅過ぎると厚紙Wが引裂かれたり、あるいは給紙
タイミングの狙いを防止するためである。
上記同調時間t1〜t1′は、少なくとも厚紙Wの先端が
フィードロール4、4に達した後からその後端が最前端
の給紙ロール3から離れるまでの時間であり、この間に
移動距離(L−l1−l2)(第2図の給紙ロールの速度曲
線について時間t1〜t1′間で時間積分したものに相当)
だけ厚紙は移動する。
フィードロール4、4に達した後からその後端が最前端
の給紙ロール3から離れるまでの時間であり、この間に
移動距離(L−l1−l2)(第2図の給紙ロールの速度曲
線について時間t1〜t1′間で時間積分したものに相当)
だけ厚紙は移動する。
厚紙Wの後端が最前端の給紙ロール3を通過する時間
t1′は後述する電気制御回路で検出され、時間t1′が検
出されて厚紙通過信号が発生されると、その瞬間に一方
クラッチをOFFにし、ブレーキをONにして給紙ロール3
を急停止させると共に少なくとも次のサイクルの開始と
なる時間t4までにはモータを停止させる。
t1′は後述する電気制御回路で検出され、時間t1′が検
出されて厚紙通過信号が発生されると、その瞬間に一方
クラッチをOFFにし、ブレーキをONにして給紙ロール3
を急停止させると共に少なくとも次のサイクルの開始と
なる時間t4までにはモータを停止させる。
次工程の次の1サイクルを表わす外部信号に基づいて
次の開始時間t4(t0)にタイミング信号が発生される
と、再び一方クラッチをONとし、ブレーキを解除して上
記1サイクルが繰り返される。上記のように電気信号の
発生に基づいて給紙ロール3による厚紙Wへの摩擦係合
あるいはその解除を行なうことにより、厚紙Wの送り及
び静止を正確に行なうことができる。
次の開始時間t4(t0)にタイミング信号が発生される
と、再び一方クラッチをONとし、ブレーキを解除して上
記1サイクルが繰り返される。上記のように電気信号の
発生に基づいて給紙ロール3による厚紙Wへの摩擦係合
あるいはその解除を行なうことにより、厚紙Wの送り及
び静止を正確に行なうことができる。
なお、上記実施例では給紙ロール3による紙送り動作
の停止は、一方クラッチ、ブレーキを用いたが、これに
代えて時間t1′の時点で給紙ロール3を下降させて厚紙
Wへの摩擦係合を解除する方法、あるいは従来例のよう
な円弧状の給紙ロールを用いることによって、その切欠
き部を上方に臨ませて摩擦係合を解除することもでき
る。給紙ロール3を下降させる方法では、時間t4(t0)
で発生されるタイミング信号に基づいて給紙ロール3を
上昇させる。
の停止は、一方クラッチ、ブレーキを用いたが、これに
代えて時間t1′の時点で給紙ロール3を下降させて厚紙
Wへの摩擦係合を解除する方法、あるいは従来例のよう
な円弧状の給紙ロールを用いることによって、その切欠
き部を上方に臨ませて摩擦係合を解除することもでき
る。給紙ロール3を下降させる方法では、時間t4(t0)
で発生されるタイミング信号に基づいて給紙ロール3を
上昇させる。
上記実施例の作用は、第3図の電気制御回路10により
制御される。この制御回路10は、次工程の装置Pにおい
て各サイクル毎に発生される外部信号をタイミング信号
発生回路16ヘ送り、そのタイミング信号によりブレーキ
21をOFF、一方クラッチ22をONにし、モータ23(ACサー
ボモータ)による回転駆動を可能としておく。
制御される。この制御回路10は、次工程の装置Pにおい
て各サイクル毎に発生される外部信号をタイミング信号
発生回路16ヘ送り、そのタイミング信号によりブレーキ
21をOFF、一方クラッチ22をONにし、モータ23(ACサー
ボモータ)による回転駆動を可能としておく。
但し、上記次工程の装置からの外部信号は遅延回路11
を介してタイミング信号発生回路16へ送られる。この遅
延回路11は、給紙装置から次工程までの距離、次工程の
運転速度によって給紙ロール3のサイクルの開始である
起動タイミングを調整するのに必要とされる。
を介してタイミング信号発生回路16へ送られる。この遅
延回路11は、給紙装置から次工程までの距離、次工程の
運転速度によって給紙ロール3のサイクルの開始である
起動タイミングを調整するのに必要とされる。
同時に上記外部信号は遅延回路11を介して関数発生器
12へも送られる。この信号に基づいて関数発生器12は速
度電圧信号Vaを発生させ、時間と共にその出力が増大す
る。この出力の変化は、これによって駆動される給紙ロ
ールの速度曲線を時間t0〜t1で時間積分した値が長さl1
に一致するように関数発生器12の出力電圧曲線を決定す
ることによって決まる。
12へも送られる。この信号に基づいて関数発生器12は速
度電圧信号Vaを発生させ、時間と共にその出力が増大す
る。この出力の変化は、これによって駆動される給紙ロ
ールの速度曲線を時間t0〜t1で時間積分した値が長さl1
に一致するように関数発生器12の出力電圧曲線を決定す
ることによって決まる。
ところで、関数発生器12には次工程の装置Pと連動し
て回転しているフィードロール4の回転軸4aの回転速度
を検出するパルスジェネレータPGaの速度信号φaが常
に一定回転速度として与えられている。この入力信号φ
aは、関数発生器12内でその瞬間の関数発生器12の速度
電圧信号Vaと比較され、速度電圧信号Vaが前記速度信号
φaより小さい限り関数発生器12に予め設定された速度
曲線に従って増速される。
て回転しているフィードロール4の回転軸4aの回転速度
を検出するパルスジェネレータPGaの速度信号φaが常
に一定回転速度として与えられている。この入力信号φ
aは、関数発生器12内でその瞬間の関数発生器12の速度
電圧信号Vaと比較され、速度電圧信号Vaが前記速度信号
φaより小さい限り関数発生器12に予め設定された速度
曲線に従って増速される。
上記速度電圧信号Vaが時間t1で最大となり速度信号φ
aに一致するとそれ以降は、関数発生器12の出力電圧信
号Vaは速度信号φaに対応する速度電圧として出力され
る。そしてこの出力電圧信号Vaにより駆動回路15を介し
てモータ23が駆動され、給紙ロール3はフィードロール
4の回転速度に同調して回転駆動される。
aに一致するとそれ以降は、関数発生器12の出力電圧信
号Vaは速度信号φaに対応する速度電圧として出力され
る。そしてこの出力電圧信号Vaにより駆動回路15を介し
てモータ23が駆動され、給紙ロール3はフィードロール
4の回転速度に同調して回転駆動される。
給紙ロール3による紙送りが始動されると、モータ23
の回転数による紙送り距離はパルスジェネレータ24によ
って測定され、その出力信号φbは距離比較部13へ送ら
れる。
の回転数による紙送り距離はパルスジェネレータ24によ
って測定され、その出力信号φbは距離比較部13へ送ら
れる。
上記比較部13では、予め第1図の厚紙Wの長さLを設
定部14でプリセットしておき、この値Lから給紙ロール
3による厚紙Wの送り量φbを減算した(L−φb)と
l2との比較が行なわれる。(L−φb)がl2より大のと
きは厚紙Wの後端はなお最前部の給紙ローラ3を通過し
ていないから、フィードロール4と同調状態の給紙ロー
ル3による厚紙Wの送りは続けられる。(L−φb)が
l2に一致した時間t1′に厚紙Wの最前部の給紙ロール3
を通過する。
定部14でプリセットしておき、この値Lから給紙ロール
3による厚紙Wの送り量φbを減算した(L−φb)と
l2との比較が行なわれる。(L−φb)がl2より大のと
きは厚紙Wの後端はなお最前部の給紙ローラ3を通過し
ていないから、フィードロール4と同調状態の給紙ロー
ル3による厚紙Wの送りは続けられる。(L−φb)が
l2に一致した時間t1′に厚紙Wの最前部の給紙ロール3
を通過する。
この時間t1′に距離比較部13からの信号がタイミング
信号発生回路16へ送られ、この回路からの信号によりブ
レーキ21をON、一方クラッチ22をOFFにして給紙ロール
3を急速停止させる。また、距離比較部13からの信号は
関数発生器12へも送られ、この信号に基づいて出力電圧
信号Vaを零にすることによりモータ23を急減速させ、少
なくとも時間t4までに停止させて給紙ロール3による厚
紙Wへの摩擦係合を解除する。なお、時間t1′後も厚紙
Wはフィードロール4、4により一定速度で送られる。
信号発生回路16へ送られ、この回路からの信号によりブ
レーキ21をON、一方クラッチ22をOFFにして給紙ロール
3を急速停止させる。また、距離比較部13からの信号は
関数発生器12へも送られ、この信号に基づいて出力電圧
信号Vaを零にすることによりモータ23を急減速させ、少
なくとも時間t4までに停止させて給紙ロール3による厚
紙Wへの摩擦係合を解除する。なお、時間t1′後も厚紙
Wはフィードロール4、4により一定速度で送られる。
次工程Pの装置が1サイクル駆動されると、次のサイ
クルを示す外部信号が発生され、この外部信号の発生か
ら所定時間遅延後その瞬間が時間t4(t0)となり、この
時遅延回路11からの信号はタイミング信号発生回路16へ
送られ、ブレーキ21を解除し、一方クラッチ22をONにし
て給紙ロール3によって次の厚紙への摩擦係合をさせ、
再び上述した制御サイクルが繰り返される。
クルを示す外部信号が発生され、この外部信号の発生か
ら所定時間遅延後その瞬間が時間t4(t0)となり、この
時遅延回路11からの信号はタイミング信号発生回路16へ
送られ、ブレーキ21を解除し、一方クラッチ22をONにし
て給紙ロール3によって次の厚紙への摩擦係合をさせ、
再び上述した制御サイクルが繰り返される。
なお、上記実施例では次工程の入口にフィードロール
4、4を設けたものを示しているが、次工程にはフィー
ドロールがない場合もあり、その場合は例えば版胴と圧
胴から成る印刷ロールが厚紙送りユニットとなりこのユ
ニットへ直接厚紙を送り込むこととなる。その場合は、
上記信号φaは印刷ロールから取ればよい。
4、4を設けたものを示しているが、次工程にはフィー
ドロールがない場合もあり、その場合は例えば版胴と圧
胴から成る印刷ロールが厚紙送りユニットとなりこのユ
ニットへ直接厚紙を送り込むこととなる。その場合は、
上記信号φaは印刷ロールから取ればよい。
以上詳細に説明したように、この発明では給紙装置に
給紙ロール、厚紙を下方に吸引する吸引ユニットを設
け、厚紙が次工程の厚紙送りユニットに送り込まれるま
では所定の速度曲線に従う給紙ロールの速度で厚紙を送
り、次工程の厚紙送りユニットに送り込まれた後は給紙
ロールを次工程の厚紙送りユニットの速度に同調させ、
その後給紙ロールを急停止させ、あるいは摩擦係合を解
除して厚紙の送りを制御するようにし、上記給紙ロール
の駆動制御を次工程の装置の系のモータとは別個のモー
タにより行なう制御方法としたから、給紙ロールを同期
駆動する駆動機構が極めて簡単で正確な制御ができ、か
つ従来のような機械的なメカニズムでは変速手段の摩擦
等により、次工程への給紙タイミングが狙うというよう
なことも防止されるという利点がある。
給紙ロール、厚紙を下方に吸引する吸引ユニットを設
け、厚紙が次工程の厚紙送りユニットに送り込まれるま
では所定の速度曲線に従う給紙ロールの速度で厚紙を送
り、次工程の厚紙送りユニットに送り込まれた後は給紙
ロールを次工程の厚紙送りユニットの速度に同調させ、
その後給紙ロールを急停止させ、あるいは摩擦係合を解
除して厚紙の送りを制御するようにし、上記給紙ロール
の駆動制御を次工程の装置の系のモータとは別個のモー
タにより行なう制御方法としたから、給紙ロールを同期
駆動する駆動機構が極めて簡単で正確な制御ができ、か
つ従来のような機械的なメカニズムでは変速手段の摩擦
等により、次工程への給紙タイミングが狙うというよう
なことも防止されるという利点がある。
第1図はこの発明による給紙装置の概略縦断面図、第2
図は給紙ロールの速度変動の説明図、第3図は給紙装置
の電気制御回路のブロック図、第4図は給紙ロールと吸
引ユニットを設けた従来例の給紙装置の概略図である。 1……給紙テーブル、2……吸引ユニット、3……給紙
ロール、 4……フィードロール、5……隙間、6……案内板。
図は給紙ロールの速度変動の説明図、第3図は給紙装置
の電気制御回路のブロック図、第4図は給紙ロールと吸
引ユニットを設けた従来例の給紙装置の概略図である。 1……給紙テーブル、2……吸引ユニット、3……給紙
ロール、 4……フィードロール、5……隙間、6……案内板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉本 郁生 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186 号 レンゴー株式会社中央研究所内 (72)発明者 十河 信一 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186 号 レンゴー株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−115872(JP,A) 特開 昭61−127535(JP,A) 特開 昭54−47432(JP,A) 実開 昭48−51775(JP,U) 実開 昭60−190744(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】給紙テーブルの前部上方に設けた案内板に
その前端縁を接して積層載置した長さLの厚紙を吸引ユ
ニットで吸引しつつ給紙テーブルと案内板との隙間から
給紙ロールにより一枚ずつ間欠的に送り出し、この給紙
ロールによるそれぞれの送りは、次工程の装置の1サイ
クルを表わす外部信号に基づいて得られるタイミング信
号により次工程とは独立のモータで給紙ロールを回転さ
せて給紙ロールの厚紙への摩擦係合による送りを開始
し、厚紙の前端縁が案内板の前方l1の位置にある次工程
の厚紙送りユニットへ達するまでの間に次工程の速度に
同調するように給紙ロールを加速制御し、その後次工程
の速度と同調状態を維持するように給紙ロールを駆動制
御して厚紙を案内板の後方l2の位置にある給紙ロールま
での距離(L−l1−l2)送り、その給紙ロール位置を厚
紙が通過して厚紙通過信号が発生するとその信号に基づ
いて給紙ロールを急速停止させ、又は、厚紙に対し摩擦
係合状態を解除するように制御することを特徴とする給
紙装置の制御方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259713A JP2726516B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 給紙装置の制御方法 |
EP90115833A EP0414157B1 (en) | 1989-08-23 | 1990-08-17 | Blank feeder and method for controlling the same |
US07/569,795 US5050852A (en) | 1989-08-23 | 1990-08-17 | Blank feeder and method for controlling the same |
DE69025824T DE69025824T2 (de) | 1989-08-23 | 1990-08-17 | Papier- bzw. Pappkarton-Zuführer und seine Steuerung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259713A JP2726516B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 給紙装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120137A JPH03120137A (ja) | 1991-05-22 |
JP2726516B2 true JP2726516B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=17337909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1259713A Expired - Fee Related JP2726516B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-10-03 | 給紙装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2726516B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10407261B2 (en) | 2014-08-29 | 2019-09-10 | Masahiro TSUKASAKI | Paper feeding apparatus |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09136734A (ja) * | 1996-09-26 | 1997-05-27 | Fukushi:Kk | 段ボール用紙の給紙装置 |
US7635124B2 (en) * | 2005-12-28 | 2009-12-22 | Sun Automation, Inc. | Feeder with adjustable time cycle and method |
EP3759039A4 (en) * | 2018-02-26 | 2022-04-06 | Sun Automation, Inc. | DEVICE AND METHOD FOR RETROFITTING A CORRUGATED OR SHEET FEEDER WITHOUT ROLLER |
US11325799B2 (en) * | 2019-09-13 | 2022-05-10 | Xerox Corporation | Interdigitated vacuum roll system for a cut sheet printer dryer transport |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212297Y2 (ja) * | 1971-10-20 | 1977-03-17 | ||
JPS54115872A (en) * | 1978-02-24 | 1979-09-08 | Rengo Co Ltd | Paper piece paper feeder |
DE3572957D1 (en) * | 1984-11-23 | 1989-10-19 | Prime Technology Inc | Improvements in or relating to apparatus and methods for feeding articles such as sheets or boards |
GB8901055D0 (en) * | 1989-01-18 | 1989-03-15 | Simon Container Mach Ltd | Apparatus for feeding boards or sheets from a stack |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1259713A patent/JP2726516B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10407261B2 (en) | 2014-08-29 | 2019-09-10 | Masahiro TSUKASAKI | Paper feeding apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120137A (ja) | 1991-05-22 |
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