JP2724984B2 - 分け目形成用櫛 - Google Patents

分け目形成用櫛

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JP2724984B2
JP2724984B2 JP22271295A JP22271295A JP2724984B2 JP 2724984 B2 JP2724984 B2 JP 2724984B2 JP 22271295 A JP22271295 A JP 22271295A JP 22271295 A JP22271295 A JP 22271295A JP 2724984 B2 JP2724984 B2 JP 2724984B2
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道子 東口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分け目形成用の櫛に
係り、特に頭部の所定位置に正確に分け目を形成するた
めの櫛構造に関する。
【0002】
【従来の技術】時代や民族、性別、年齢等によって髪型
には様々なスタイルがあるが、多くの髪型にあって分け
目はヘアスタイル全体の見栄えや完成度に大きな影響を
及ぼすことから、整髪時における分け目の形成は重要な
作業となる。
【0003】このため近時、分け目を形成するための様
々なブラシあるいは櫛構造の提案がなされている。例え
ば実開昭56−91505号の髪梳き具は、図4に示す
ようにヘアブラシの柄1の先端に突起棒2を設け、この
突起棒2により分け目を形成しようとするものである。
また実開平5−60320号は、図5に示すようにヘア
ブラシの柄の先端に中央歯3が最も突出し、該中央歯3
の左右に順に長さが外方に向かうほど短くなる櫛歯状の
髪分け部4を形成してなる。
【0004】また実開平6−41603号の櫛は、図6
に示すように櫛枠端部の端歯5を他の櫛歯6より長く突
出させ、この端歯5により分け目を形成するものであ
る。さらに実開平6−66504号の櫛は、図7に示す
ように櫛本体の端部7に隣接する1本以上の櫛歯8を他
の櫛歯9より短くまたは欠除させてなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
のブラシや櫛は、必ずしも正確な分け目を形成できるも
のではなく、この点で改良の余地を残している。
【0006】なぜなら前記実開昭56−91505号や
実開平6−41603号等、従来からなされているいず
れの提案も基本的にブラシや櫛の適宜位置に単に尖った
串状の突起を形成しただけの構造であるから、分け目の
位置的な正確さ、あるいは分け目の直線性の度合いは整
髪を行う者の目測や勘に依存するほかなく、いわばフリ
ーハンドで分け目を描いているのと同様だからである。
【0007】例えば長い髪を二つに分けて編んで垂れ下
げるいわゆるおさげ髪を行う場合、頭部の丁度中央位置
から左右に髪を振分け、前頭部から後頭部にかけて綺麗
な一直線の分け目を形成することが美しいおさげ髪を作
るのに肝要となるが、従来のブラシや櫛ではこのような
頭部の丁度中央位置に綺麗な一直線の分け目を形成する
ことは容易ではない。さらに自分自身の髪を整髪する場
合にあっては、頂頭部や後頭部は手探りの状態となるか
ら一層難しい。
【0008】確かに熟練したプロの理美容スタッフにと
っては、従来提案された前記ブラシや櫛を使用してもあ
る程度正確な分け目の形成が可能とも考えられるが、か
かる整髪技術を有さない一般の者にとっては美しく綺麗
な分け目を形成することは容易ではない。
【0009】そこで本発明の目的は、より正確に且つ簡
単に分け目を形成できる櫛構造を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を解決するため、本発明に係る分け目形成用櫛は、櫛本
体中央部に他の櫛歯より長い突出歯を形成する一方、櫛
本体両端部に、櫛歯の植設方向に張出して頭部を挟持で
きるアームを櫛本体の長手方向に沿って移動可能に設置
したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る櫛では、櫛本体中央
部に設けた突出歯が櫛(櫛歯)の進行に伴って髪を左右
に掻き分け、分け目を形成していく。一方、櫛本体両側
部に設けたアームは、かかる分け目の形成動作中、側頭
部に接して頭を挟持し、突出歯が左右にぶれることがな
いようガイドとしての機能を営む。
【0012】このように本発明の櫛によれば、髪を掻き
分ける突出歯が頭部両側面を基準としてアームによって
位置決めされ、分け目の形成作業中に左右にずれること
がないから、頭部の所定位置に正確に分け目を形成する
ことが可能となる。
【0013】さらに前記アームは櫛本体の長手方向に沿
って移動可能に設置してあるから、様々な頭の幅サイズ
に適合が可能であるとともに、アームを適宜移動させて
突出歯との相対的な位置関係を変えることにより分け目
の形成位置を変更することが出来る。例えば左右のアー
ムを突出歯から等しい距離に置けば、頭の丁度中央に分
け目を形成し、左右均等に髪を分けることが出来る。ま
た、突出歯と左アーム間の距離と、突出歯と右アーム間
の距離を適宜違えれば、いわゆる七三分けや六四分け
等、種々の割合で髪を分けることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係る分け目形成用櫛の一例を
示す概略図である。同図に示すようにこの櫛11は、櫛
本体12の中央部に他の櫛歯より長い突出歯13aを形
成する一方、櫛本体両端部に、櫛歯の植設方向に張出し
て頭部を挟持できるアーム14,15を設けたものであ
る。アーム14,15は、その基端部に穿設した長孔1
4a内に櫛本体12を嵌挿することにより、櫛本体の長
手方向に沿って移動可能に支持してある。また突出歯1
3aは、髪を確実に分けられるように他の櫛歯13より
長く且つ幅広に(太く)形成してある。
【0015】櫛枠12aには、アーム14,15の設定
位置を確認し、より正確な配分で髪を分けられるように
スケール(目盛り)23を付するとともに、整髪中にお
けるアーム14,15の位置ズレを防ぐためのストッパ
手段として、半球状に櫛枠表面から突出した球状ストッ
パ片21および櫛枠上縁部に波形に突出した波形ストッ
パ片22を略アームの厚さ間隔で設けてある。またこれ
らのストッパ片21,22は、適宜の弾性手段によって
付勢され、隣接するストッパ片同士でアームを挟んでず
れを防止する一方、アームのスライド時には引っ込んで
櫛枠に沿ったアームの摺動を許容する。
【0016】従ってこのような櫛11によれば、次のよ
うにして分け目をつけることが出来る。例えば頭部の丁
度中央に分け目を形成する場合には、アーム14,15
を左右に動かして頭の幅に合わせると同時に、櫛枠12
aのスケール23を確認しながら左右のアーム14,1
5が突出歯13aから等距離となるようにする。尚、本
実施例の櫛では、スケール23の数値は突出歯13aを
中心として左右対象となるように付してあるから、各ア
ーム14,15が位置する目盛り(数値)を同一値とす
ることにより容易にかかる設定を行うことが出来る。
【0017】アーム14,15の設定が完了したら、該
アーム間に前頭部を挟み、櫛歯13,13aを額の生え
際に当て、生え際から後頭部へ向け髪を梳いていけば良
い。その際、突出歯13aが頭の丁度中心を通って左右
に髪を掻き分けるから、左右均等に髪を振り分けること
ができ、真直な分け目を形成することが出来る。
【0018】また例えば七三分けや六四分け等、左右異
なる割合で髪を分けたい場合には、アーム14,15を
動かして頭の幅に合わせるとともに、突出歯13aから
左アーム14までの距離と、突出歯13aから右アーム
15までの距離の比率を、7対3や6対4等、適宜の比
率に設定して同様に髪を梳けば、容易に種々の割合で髪
を分けることが出来る。尚、かかる様々な比率にアーム
14,15を設定できるように、櫛本体12の長さ寸法
は、通常の頭の幅寸法よりやや大きく(例えば25cm
程度)とすることが望ましい。
【0019】このように本櫛によれば、髪を掻き分ける
突出歯(13a)が頭部両側面を基準としてアーム(1
4,15)によって位置決めされ、左右にずれることが
ないから、頭部の所定位置に正確に分け目を形成するこ
とが可能となる。従って熟練した整髪技術を有しない一
般の者であっても、また理美容室のスタッフにとっても
目測や勘に頼ることなく、前頭部から後頭部に向け髪を
梳くだけの簡単な(一回の)操作で手軽に正確な分け目
を形成することが出来る。さらにアーム14,15は、
既述のように長孔14a内に櫛本体12を嵌挿すること
により支持され櫛端部から引き抜くことが可能であるか
ら、例えば分け目を形成した後、アームを取外して通常
の櫛として髪を梳くのに使用することも出来る。さらに
例えば携帯時等にアームを取外してコンパクトに収納す
ることも可能である。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、とくにアームの形状や支持構造、アームのず
れを防ぐストッパ機構の有無やその構造、櫛歯の形状等
について種々の変更が可能である。例えば、図2に示す
ように前記球状ストッパ片21に代え、櫛枠表面にガイ
ドレール(凸条)25を形成するとともに、このガイド
レール25と係合する凹溝26をアーム基端部の長孔1
4a内に形成することとしても櫛本体12に対しアーム
14(15)を移動可能に支持できる。尚、この場合、
櫛枠上縁には図1の櫛と同様の波形ストッパ片22を設
けアーム14(15)のずれを防止する。
【0021】また、図3に示すように櫛枠表面のガイド
レール25に嵌合する凹溝27を内側面に備えるととも
に櫛枠12aを上縁側から跨いで挟持するベース板28
を設け、このベース板28にアーム14(15)の基端
部を固定することとすれば、アームのブレ(ぐらつき)
を防いで、より確実にアームを支持することが可能とな
る。尚、図示の例とは反対に、ベース板28側に凸条レ
ールを設け、櫛枠12a側に凹溝を形成しても構わな
い。また、このような支持構造とした場合には、例えば
ベース板28の内側面に、櫛枠表面の球状ストッパ片2
1に係合する凹部を形成することによりアーム(ベース
板)のストッパ機構を構成すれば良い。さらにアームの
先端部に側頭部に当接する側板30を設けても構わな
い。
【0022】また前記実施例では突出歯(13a)を1
本としたが、突出歯を複数本設け、これらを山型に、す
なわち中心の歯が最も長く左右に向け次第に短くなるよ
うに形成しても良い。さらに、櫛歯(13)を、中央の
突出歯(13a)を除いて中央部が短く両端に向かうに
つれ長いものとすることにより、頭の形状に合わせた弓
形に湾曲させた櫛歯形状とすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る分け目
形成用櫛によれば、目測や勘に頼ることなく、正確に且
つ簡単に分け目を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る分け目形成用櫛の一例を
示す正面図、(b)は側面図である。
【図2】(a)は本発明に係る分け目形成用櫛の別の例
(左端部のみ)を示す正面図、(b)は側面図である。
【図3】(a)は本発明に係る分け目形成用櫛のさらに
別の例(左端部のみ)を示す正面図、(b)は側面図で
ある。
【図4】分け目形成手段を備えた従来のブラシを示す図
である。
【図5】分け目形成手段を備えた従来の別のブラシを示
す図である。
【図6】分け目形成手段を備えた従来の櫛を示す図であ
る。
【図7】分け目形成手段を備えた従来の別の櫛を示す図
である。
【符号の説明】
11 分け目形成用櫛 12 櫛本体 12a 櫛枠 13 櫛歯 13a 突出歯 14,15 アーム 14a 長孔 21 球状ストッパ片 22 波形ストッパ片 23 スケール(目盛り) 25 ガイドレール(凸条) 26,27 凹溝 28 ベース板 30 側板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】櫛本体中央部に他の櫛歯より長い突出歯を
    形成する一方、 櫛本体両端部に、櫛歯の植設方向に張出して頭部を挟持
    できるアームを櫛本体の長手方向に沿って移動可能に設
    置したことを特徴とする分け目形成用櫛。
JP22271295A 1995-08-07 1995-08-07 分け目形成用櫛 Expired - Lifetime JP2724984B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP22271295A JP2724984B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 分け目形成用櫛

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JP22271295A JP2724984B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 分け目形成用櫛

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JPH0947316A JPH0947316A (ja) 1997-02-18
JP2724984B2 true JP2724984B2 (ja) 1998-03-09

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ID=16786731

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102076241B (zh) * 2008-06-24 2014-10-22 株式会社百客美 梳子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPR996302A0 (en) * 2002-01-16 2002-02-07 Beazley, Victoria Jaggacomb
WO2023038165A1 (ko) * 2021-09-07 2023-03-16 주식회사 오대 식모위치 결정용 빗 및 이를 이용한 자동 모발 이식 방법

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CN102076241B (zh) * 2008-06-24 2014-10-22 株式会社百客美 梳子

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JPH0947316A (ja) 1997-02-18

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