JP4728520B2 - 毛髪化粧料用ブラシ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪に染毛剤、ヘアマニキュア、整髪料等の毛髪化粧料を塗布するために用いられる毛髪化粧料用ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の毛髪化粧料用ブラシとしては、例えば特開2000−60639号公報、特開2000―166635号公報及び特開2000−201736号公報に示すような構成のものが知られている。
【0003】
これら従来構成の毛髪化粧料用ブラシにおいては、柄体と、その柄体から延出され、毛髪化粧料が付着される基台面を有するブラシ体とを有し、基台面には複数本のブラシ歯が突設されている。これらブラシ歯の基台面から頂部までの長さは例えば10mmを超えるようにそれぞれ設定されている。そして、毛髪化粧料を毛髪に塗布するときには、ブラシ体の基台面に毛髪化粧料を付着させた後に、ブラシ体のブラシ歯で毛髪を梳くことにより、毛髪化粧料を毛髪に塗布するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これら従来構成の毛髪化粧料用ブラシにおいては、ブラシ歯の基台面から頂部までの長さは例えば10mmを超えるように設定されている。このため、ブラシ体の基台面に泡状をなす毛髪化粧料を付着させたときには、消泡が発生してブラシ歯の頂部に付着した毛髪化粧料が基端部に垂れ落ちる。
【0005】
また、ブラシ体の基台面に液状をなす毛髪化粧料を付着させるときにも、前述と同様に、ブラシ歯の頂部に付着した毛髪化粧料が基端部に垂れ落ちる。よって、毛髪化粧料をブラシ体の基台面に付着させたときには、毛髪化粧料はブラシ歯の基端部のみに付着している。このため、ブラシ体のブラシ歯で毛髪を梳くときに、ブラシ歯の頂部が接触する毛髪の根元には毛髪化粧料を塗布することが難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、毛髪の根元に毛髪化粧料を容易かつ確実に塗布することができる毛髪化粧料用ブラシを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の毛髪化粧料用ブラシは、柄体と、その柄体から延出され、毛髪化粧料が付着される基台面を有するブラシ体とを有し、基台面にはブラシ歯が突設され、ブラシ歯の基台面から頂部までの長さが2〜8mmの範囲に設定され、前記基台面の両側部には、塗布用ブラシ歯列が基台面の長手方向に対して平行方向にそれぞれ複数列設けられ、各塗布用ブラシ歯列を構成するブラシ歯の基台面から頂部までの長さは、塗布用ブラシ歯列が基台面の側縁に向かうに従い短くなるように設定されているものである。
【0009】
請求項に記載の発明の毛髪化粧料用ブラシは、請求項に記載の発明において、前記基台面の両端部には、毛髪化粧料が垂れ落ちるのを規制する規制用ブラシ歯列が基台面の短手方向に対して平行方向にそれぞれ設けられ、規制用ブラシ歯列を構成するブラシ歯の基台面から頂部までの長さは、前記塗布用ブラシ歯列を構成するブラシ歯の基台面から頂部までの長さよりも長くなるようにそれぞれ設定されているものである。
【0010】
請求項に記載の発明の毛髪化粧料用ブラシは、請求項1又は請求項に記載の発明において、前記毛髪化粧料は、少なくとも増粘剤を含有し、使用するときには、泡状をなして毛髪に塗布されるように構成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお以下の説明においては、図3におけるブラシ体11を基準にし、ブラシ体11より上側を前面と称するとともに、下側を背面と称する。
【0012】
図1に示すように、毛髪化粧料用ブラシ12は、細長板状をなす柄体13と、この柄体13から延出され、前面側が凸となる断面略円弧状のブラシ体11とから構成されている。
【0013】
柄体13及びブラシ体11は、PP(ポリプロピレン)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)、MDPE(中密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、ABS(アクリロニトリル−スチレン共重合体とアクリロニトリル−ブタジエン共重合体を混合したもの)、AS(アクリロニトリル−スチレン共重合体)、PS(ポリスチレン)、PC(ポリカーボネート)及びそれらを混合したもの等の合成樹脂材料により、それぞれ形成されている。これらの中でも、引っ張り強さや伸び率等が高いことからPP、LLDPE、LDPE、MDPE及びHDPEが好ましい。
【0014】
図1〜図3に示すように、ブラシ体11の前面側には、正面略長方形状をなす基台面14が、ブラシ体11の基端部(柄体側)から先端部にわたって形成されている。この基台面14には、丸棒状のブラシ歯15が複数本突設されている。基台面14において、その中央部ではブラシ歯15は基台面14に対して直交方向に延びるように突設される一方、その両側部では、ブラシ歯15は中央部に突設されたブラシ歯15に対して平行方向に延びるように突設されている。
【0015】
図1及び図3に示すように、基台面14の左右両側部において、第1塗布用ブラシ歯列16が基台面14の中央側に突設されている。さらに、第1塗布用ブラシ歯列16よりも側縁側に第2塗布用ブラシ歯列17が突設され、第2塗布用ブラシ歯列17よりも側縁側に第3塗布用ブラシ歯列18が突設されている。各塗布用ブラシ歯列16,17,18は、基台面14の基端部から先端部にわたってそれぞれ突設されるとともに、互いに平行に延びるようにそれぞれ構成されている。そして、これら各塗布用ブラシ歯列16,17,18から塗布用ブラシ歯列が構成されている。
【0016】
図2(図1のA矢視図)に示すように、基台面14の長手方向において、第1塗布用ブラシ歯列16を構成するブラシ歯15としての第1塗布用ブラシ歯19と第2塗布用ブラシ歯列17を構成するブラシ歯15としての第2塗布用ブラシ歯20とは交互に位置するように構成されている。さらに、第2塗布用ブラシ歯20と第3塗布用ブラシ歯列18を構成するブラシ歯15としての第3塗布用ブラシ歯21とは、前述と同様に交互に位置するように構成されている。
【0017】
図2及び図3に示すように、第2塗布用ブラシ歯20の基台面14から頂部までの長さは、第1塗布用ブラシ歯19の基台面14から頂部までの長さと同じ又はそれよりも短くなるように設定されている。さらに、第3塗布用ブラシ歯21の基台面14から頂部までの長さは、第2塗布用ブラシ歯20の基台面14から頂部までの長さと同じ又はそれよりも短くなるように設定されている。
【0018】
各塗布用ブラシ歯19,20,21の基台面14から頂部までの長さは、第1塗布用ブラシ歯19、第2塗布用ブラシ歯20、さらに第3塗布用ブラシ歯21へと側縁に向かうに従って短く設定されるのが好ましい。
【0019】
具体的には、第1塗布用ブラシ歯19の基台面14から頂部までの長さは2〜8mm、好ましくは2〜6mm、さらに好ましくは4〜6mm、最も好ましくは4〜5mmである。また、第2塗布用ブラシ歯20の基台面14から頂部までの長さは2〜8mm、好ましくは2〜6mm、さらに好ましくは3〜5mm、最も好ましくは3〜4mmである。さらに、第3塗布用ブラシ歯21の基台面14から頂部までの長さは2〜8mm、好ましくは2〜6mm、さらに好ましくは2〜4mm、最も好ましくは2〜3mmである。
【0020】
各塗布用ブラシ歯19,20,21の基台面14から頂部までの長さは、2mm未満では毛髪を梳くことができない。一方、8mmを超えると、各塗布用ブラシ歯19,20,21を使用して毛髪化粧料を毛髪に塗布するときに、各塗布用ブラシ歯19,20,21の基端部のみに毛髪化粧料が付着し、頂部には毛髪化粧料は付着しない。このため、各塗布用ブラシ歯19,20,21の頂部が接触する毛髪の根元に毛髪化粧料を塗布することができない。
【0021】
図1〜図3に示すように、基台面14の両端部には、毛髪化粧料を基台面14に付着させたときに、毛髪化粧料が基台面14から垂れ落ちるのを抑制するための規制用ブラシ歯列22が、基台面14の短手方向に対して平行方向にそれぞれ突設されている。図2に示すように、各規制用ブラシ歯列22を構成するブラシ歯15としての規制用ブラシ歯23の基台面14から頂部までの長さは、各塗布用ブラシ歯19,20,21の基台面14から頂部までの長さと同じ又はそれよりも長くなるようにそれぞれ設定されている。
【0022】
具体的には、規制用ブラシ歯23の基台面14から頂部までの長さは2〜8mm、好ましくは5〜8mm、さらに好ましくは5〜7mmである。さらに、基台面14の先端部に突設された規制用ブラシ歯23の長さは最も好ましくは6〜7mmである。
【0023】
規制用ブラシ歯23の基台面14から頂部までの長さは、2mm未満では毛髪化粧料が基台面14から垂れ落ちるのを抑制することができない。一方、8mmを超えると、毛髪化粧料を毛髪に塗布するときに、各塗布用ブラシ歯19,20,21の頂部を頭皮に当接させることができない。このため、各塗布用ブラシ歯19,20,21を使用して毛髪化粧料を毛髪に塗布するときに、各塗布用ブラシ歯19,20,21の頂部が接触する毛髪の根元に毛髪化粧料を塗布することができない。
【0024】
基台面14の中央部には、毛髪化粧料を基台面14に付着させたときに、毛髪化粧料を基台面14上に保持するためのブラシ歯15としての保持用ブラシ歯24が突設されている。この保持用ブラシ歯24の基台面14から頂部までの長さは2〜6mm、好ましくは2〜4mm、さらに好ましくは2〜3mmである。そして、保持用ブラシ歯24の基台面14から頂部までの長さは、第1塗布用ブラシ歯19の基台面14から頂部までの長さよりも短くなるように設定されている。
【0025】
保持用ブラシ歯24の基台面14から頂部までの長さは、2mm未満では毛髪化粧料を保持することができない。一方、6mmを超えると、保持用ブラシ歯24の基台面14から頂部までの長さと第1塗布用ブラシ歯19の基台面14から頂部までの長さとの差から生じる毛髪化粧料を保持する空間部が少なくなり、毛髪化粧料が垂れ落ちやすくなる。
【0026】
さて、この毛髪化粧料用ブラシ12を使用して、増粘剤を含有し、使用時に泡状をなす毛髪化粧料を毛髪に塗布する場合には、まず基台面14の中央部に毛髪化粧料を付着させる。このとき、基台面14に突設された保持用ブラシ歯24によって、毛髪化粧料は基台面14上に保持される。
【0027】
次に、図4に示すように、毛髪化粧料25がブラシ体11の基台面14上に保持された状態(図4の二点鎖線)で、ブラシ体11の前面を頭皮26に押し当てる。このとき、各第1塗布用ブラシ歯19の頂部は頭皮26にそれぞれ当接する。また、毛髪化粧料25は、毛髪27に接触することにより消泡が発生して形態が泡状から液状に変わるとともに、一部が毛髪27に塗布される。続いて、ブラシ体11をブラシ体11の短手方向に移動させるとともに、基台面14の一側部が頭皮26から離間するようにブラシ体11を若干回転させる。
【0028】
このとき、基台面14の他側部に突設された各塗布用ブラシ歯19,20,21の頂部が頭皮26にそれぞれ当接する。また、毛髪化粧料25の残部は、ブラシ体11の回転に伴って基台面14の他側部に移動し、各塗布用ブラシ歯19,20,21によって、毛髪27の根元から先端までの毛髪27全体に塗布される。
【0029】
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・ 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12においては、各塗布用ブラシ歯19,20,21の基台面14から頂部までの長さは2〜8mmの範囲に設定されている。このため、各塗布用ブラシ歯19,20,21を使用して毛髪化粧料25を毛髪27に塗布するときに、毛髪化粧料25を各塗布用ブラシ歯19,20,21の頂部にも付着させることができる。よって、毛髪27の根元に毛髪化粧料25を確実に塗布することができる。特に、毛髪化粧料25がブラシ歯15の基端部に溜まりやすい泡状をなす毛髪化粧料25においても、毛髪27の根元に毛髪化粧料25をしっかりと塗布することができる。しかも、毛髪化粧料用ブラシ12を使用して毛髪化粧料25を毛髪27の根元に塗布する操作を繰り返す必要がないために、毛髪27の根元に毛髪化粧料25を容易に塗布することができる。
【0030】
・ 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12においては、基台面14の両側部には、各塗布用ブラシ歯列16,17,18がそれぞれ突設されている。そして、第2塗布用ブラシ歯20の基台面14から頂部までの長さは、第1塗布用ブラシ歯19の基台面14から頂部までの長さと同じ又はそれよりも短くなるように設定されている。さらに、第3塗布用ブラシ歯21の基台面14から頂部までの長さは、第2塗布用ブラシ歯20の基台面14から頂部までの長さと同じ又はそれよりも短くなるように設定されている。
【0031】
このため、毛髪化粧料25を毛髪27に塗布するときには、毛髪化粧料用ブラシ12を容易に回転させることができる。よって、毛髪化粧料25を毛髪27に容易に塗布することができる。
【0032】
・ 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12においては、基台面14の両端部に規制用ブラシ歯列22がそれぞれ突設されるとともに、左右両側部に各塗布用ブラシ歯列16,17,18がそれぞれ突設されている。このため、毛髪化粧料25を基台面14に付着させるときに、毛髪化粧料25が基台面14から垂れ落ちるのを抑制することができる。
【0033】
・ 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12においては、基台面14の先端部に突設された規制用ブラシ歯23の長さを5〜8mmの範囲に設定することにより、この規制用ブラシ歯23をスライス用のブラシ歯として使用して、毛髪27をかき分けることができる。このため、スライス用のブラシ歯により毛髪27をかき分けた後に、毛髪化粧料25を塗布する場合には、毛髪27の根元や内側への毛髪化粧料25の塗布が容易になるとともに、スライス用のブラシが不要となり、毛髪27のかき分け操作から毛髪化粧料25の塗布操作への移行を容易に行うことができる。
【0034】
・ 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12においては、ブラシ体11は、断面略円弧状に形成されている。このため、毛髪化粧料25を毛髪27に塗布するときに、ブラシ体11の回転に伴って、毛髪化粧料25をブラシ体11の側部に容易に移動させることができる。
【0035】
・ 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12においては、基台面14の中央に保持用ブラシ歯24が突設されている。このため、ブラシ体11の基台面14に毛髪化粧料25を付着させるときに、毛髪化粧料25を基台面14上の中央部分に保持することができる。
【0036】
・ 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12においては、毛髪化粧料25には増粘剤が含有されている。このため、毛髪化粧料25をブラシ体11の基台面14に付着させるときに、毛髪化粧料25が基台面14から垂れ落ちるのを抑制することができる。
【0037】
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 前記実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12において、図5に示すように、ブラシ体11を、略細長板状をなすとともに、両側部は、側縁に向かうに従い背面方向に延びるように傾斜状に設けられている形状に変えてもよい。このとき、各塗布用ブラシ歯列16、17,18は、傾斜状をなす両側部にそれぞれ突設されている。
【0038】
・ 前記実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12において、図6に示すように、保持用ブラシ歯24を省略し、基台面14に各塗布用ブラシ歯19,20,21と規制用ブラシ歯23のみを突設してもよい。
【0039】
・ 図7に示すように、基台面14の先端部に突設された規制用ブラシ歯列22を構成する各規制用ブラシ歯23を、頂部に向かうに従い基端から先端方向へ傾斜する傾斜状に突設してもよい。また、規制用ブラシ歯列22は1列でも複数列でもよい。
【0040】
・ 図8に示すように、各塗布用ブラシ歯19,20,21及び保持用ブラシ歯24を基台面14に対して直交方向に延びるようにそれぞれ突設する。さらに、規制用ブラシ歯23を、基台面14の中央部では基台面14に対して直交方向に延びるとともに、その両側部では、中央部に突設された規制用ブラシ歯23に対して平行方向に延びるように突設してもよい。
【0041】
・ 前記実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12において、前記塗布用ブラシ歯列を、基台面14の両側部にそれぞれ4列以上突設してもよい。また、それぞれ2列突設してもよい。
【0042】
・ 前記実施形態の毛髪化粧料用ブラシ12において、前記毛髪化粧料25を、クリーム状、ゲル状及びペースト状等の形態に変更してもよい。また、増粘剤を省略してもよい。
【0043】
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)前記塗布用ブラシ歯列は、基台面の両側部にそれぞれ3列設けられている前記毛髪化粧料用ブラシ。この構成によれば、毛髪化粧料を毛髪に容易に塗布することができるとともに、毛髪化粧料用ブラシの製作が容易である。
【0044】
(2)前記ブラシ体の両側部は、側縁に向かうに従いブラシ歯の延びる方向と反対方向に曲がるように湾曲して形成されている前記毛髪化粧料用ブラシ。この構成によれば、毛髪化粧料を毛髪に塗布するときに、ブラシ体の回転に伴って、毛髪化粧料がブラシ体の側部に容易に移動することができる。よって、毛髪の根元に毛髪化粧料をより容易かつ確実に塗布することができる。
【0045】
(3)前記毛髪化粧料は、使用するときには、泡状をなして毛髪に塗布されるように構成されている前記毛髪化粧料用ブラシ。この構成によれば、毛髪化粧料が基台面から垂れ落ちるのをより抑制することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の毛髪化粧料用ブラシによれば、毛髪の根元に毛髪化粧料を容易かつ確実に塗布することができる。
【0047】
また、毛髪化粧料用ブラシを容易に回転させることができるために、毛髪化粧料を毛髪に容易に塗布することができる。
【0048】
請求項に記載の発明の毛髪化粧料用ブラシによれば、請求項に記載の発明の効果に加え、毛髪化粧料が基台面から垂れ落ちるのを抑制することができる。
請求項に記載の発明の毛髪化粧料用ブラシによれば、請求項1又は請求項に記載の発明の効果に加え、毛髪化粧料が基台面から垂れ落ちるのをより抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の毛髪化粧料用ブラシを示す斜視図。
【図2】 塗布用ブラシ歯列を示す要部拡大側面図(図1のA矢視図)。
【図3】 図1の3−3線における断面図。
【図4】 ブラシ体を頭皮に押し付けた状態を示す要部断面図。
【図5】 ブラシ体の別例を示す断面図。
【図6】 ブラシ体の別例を示す断面図。
【図7】 ブラシ体の別例を示す要部拡大側面図。
【図8】 ブラシ体の別例を示す断面図。
【符号の説明】
11…ブラシ体、12…毛髪化粧料用ブラシ、13…柄体、14…基台面、15…ブラシ歯、16…塗布用ブラシ歯列としての第1塗布用ブラシ歯列、17…塗布用ブラシ歯列としての第2塗布用ブラシ歯列、18…塗布用ブラシ歯列としての第3塗布用ブラシ歯列、19…塗布用ブラシ歯列を構成するブラシ歯としての第1塗布用ブラシ歯、20…塗布用ブラシ歯列を構成するブラシ歯としての第2塗布用ブラシ歯、21…塗布用ブラシ歯列を構成するブラシ歯としての第3塗布用ブラシ歯、22…規制用ブラシ歯列、23…規制用ブラシ歯列を構成するブラシ歯としての規制用ブラシ歯、25…毛髪化粧料。

Claims (3)

  1. 柄体と、その柄体から延出され、毛髪化粧料が付着される基台面を有するブラシ体とを有し、基台面にはブラシ歯が突設され、ブラシ歯の基台面から頂部までの長さが2〜8mmの範囲に設定され
    前記基台面の両側部には、塗布用ブラシ歯列が基台面の長手方向に対して平行方向にそれぞれ複数列設けられ、各塗布用ブラシ歯列を構成するブラシ歯の基台面から頂部までの長さは、塗布用ブラシ歯列が基台面の側縁に向かうに従い短くなるように設定されていることを特徴とする毛髪化粧料用ブラシ。
  2. 前記基台面の両端部には、毛髪化粧料が垂れ落ちるのを規制する規制用ブラシ歯列が基台面の短手方向に対して平行方向にそれぞれ設けられ、規制用ブラシ歯列を構成するブラシ歯の基台面から頂部までの長さは、前記塗布用ブラシ歯列を構成するブラシ歯の基台面から頂部までの長さよりも長くなるようにそれぞれ設定されている請求項に記載の毛髪化粧料用ブラシ。
  3. 前記毛髪化粧料は、少なくとも増粘剤を含有し、使用するときには、泡状をなして毛髪に塗布されるように構成されている請求項1又は請求項項に記載の毛髪化粧料用ブラシ。
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