JP4038212B2 - ヘアカット用補助具及びこれを用いたヘアカット方法並びにヘアスタイルのデータ化方法 - Google Patents
ヘアカット用補助具及びこれを用いたヘアカット方法並びにヘアスタイルのデータ化方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4038212B2 JP4038212B2 JP2005024833A JP2005024833A JP4038212B2 JP 4038212 B2 JP4038212 B2 JP 4038212B2 JP 2005024833 A JP2005024833 A JP 2005024833A JP 2005024833 A JP2005024833 A JP 2005024833A JP 4038212 B2 JP4038212 B2 JP 4038212B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- haircut
- hair
- frame
- head
- movable frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
実際、カット対象者が希望するヘアスタイルに仕上げることができるだけのヘアカット技術を習得するには、多数のヘアカット経験と自己修練の積み重ねが必要であり、美容院や理髪店などにおいてヘアカットを任されるまでには、理美容学校を卒業してから数年の歳月を要するのが通例である。
実際、理美容学校などにおいては、人の頭部モデルや頭部図面の毛髪の生えた頭皮部分を直線や曲線によって複数のブロックに分割することによって、目標のヘアスタイルにするために、毛髪をどのように分割して、毛束をどの程度の量、どの程度の長さにカットすればよいかマニュアル化して生徒に教授している。また、初級者の自己修練用の教習用具として、上記頭部モデルにブロック毎に色の異なる毛髪を装着させて実際にカット練習を行うこともある。
上記教習用具及び練習用具により、ヘアカット技術の習得に要する時間を短縮することはできるかもしれないが、上級者と同じようにヘアスタイルを創り上げることができるようになるまでには、数々の経験と自己修練の積み重ねが必要であることには変わりない。
また、ヘアスタイルを数値データ化することにより、雑誌やヘアカタログなどに掲載されたヘアスタイルの数値データを元にして誰にでも簡単に目標のヘアスタイルを創り上げることができるようにすることを第2の課題とする。
前記頭部の側頭部の前方から後頭部にかけて毛髪の生え際に沿うように形成される左右一対のサイドフレームと、前記一対のサイドフレームの前端部相互を伸縮自在に連結するフロントフレームと、前記サイドフレームの後端部から前記後頭部を左右に二等分するように頭頂部近傍まで延設されるバックフレームとからなるフレーム本体と、
前記頭部を左右から挟持する態様で前記フレーム本体に装着されるU字状の可動フレームとから構成されており、
前記サイドフレーム及びフロントフレームは、前記フレーム本体を前記頭部に装着させたときに、前記生え際よりも頭頂部側に位置するように設定されており、
前記可動フレームは、上下方向の高さ位置及び前後方向の傾斜角度を自由に調節し得るように前記フレーム本体に装着される』ことを特徴とするものである。
前記サイドフレームとフロントフレームは、生え際から1〜4cm程度頭頂部側に位置するように設定されるものであり、好ましくは生え際から2〜3cm程度とするのが最も適している。
また、前記サイドフレームが生え際より頭頂部側に位置することより、生え際付近の毛髪を短く切り過ぎることが防止されるから、生え際の毛髪が頭皮と略垂直に立ち上がってヘアスタイルのまとまり感が損なわれることがない。
前記前方部には、前端部から下方に前記可動フレームを支持するための支持部が延設されており、
前記中間部は、前記耳部の生え際の形状よりも大きく前記頭頂部側に突出する山型に形成されている』ことを特徴とする。
これによれば、前記支持部により前記可動フレームのフレーム本体への装着可能な範囲が広がるから、頭部をより様々な態様にブロック分けすることができると共に、前記可動フレームの装着状態が安定する。
また、耳部に位置する前記中間部が、他の部分よりも生え際より頭頂部側に位置していることにより、耳部に毛先がかかって左右前後に跳ねやすい前記耳部上方の毛髪の切り過ぎを防止できるから、前記耳部上方の毛髪が跳ねたり、アウトラインが乱れたりすることがなく、自然にまとまり感のあるヘアスタイルに仕上げることができる。
前記延長フレームには、前記可動フレームを傾斜角度調節自在に保持する保持部が設けられている』ことを特徴とする。
これによれば、前記延長フレームに取付けた前記可動フレームに沿って毛先をカットすることにより、容易に左右の毛髪を同じ長さに切り揃えることができる。
また、前記可動フレームの前後方向の傾斜角度を調節し、前記可動フレームに沿って毛先をカットすることにより、所定の角度に傾斜したボブカットの毛先のラインを容易に創り上げることができる。
これによれば、前記保持具により前記可動フレームがしっかりと保持されるから、前記可動フレームを自身の弾性によって前記フレーム本体に外嵌させる構成のもののように、ヘアカット中に前記可動フレームにハサミや指先が当たることで前記可動フレームの装着位置がズレることを防止することができる。
また、前記可動フレームの装着位置が、前記サイドフレームに設けられた目盛りと保持具のスライド位置との関係により数値化できるから、前記可動フレームの装着位置を明確に表現することができる。このように前記可動フレームの装着位置を数値データ化すことによって、前記数値データを元に同じヘアスタイルを容易に再現することができる。また、ヘアスタイルの数値データ化することにより、ヘアカット方法を曖昧な表現を用いることなく明確に他人に教授することができる。
これによれば、前記ヘアカット用補助具によって分割されたブロックから毛髪を前記ヘアカット用補助具の外側に引出すことにより、前記ヘアカット用補助具の各フレームによって毛髪がブロック分けされ、毛髪を指先やヘアクリップで分割状態に保持する必要がないから、ヘアカット中にカット道具や櫛などを把持した状態で毛髪を保持する必要がない。
また、毛髪を頭頂部側から首部側に順番にカットすることができるから、ヘアカット中にヘアスタイルの仕上がり具合を確認できるから、イメージ通りのヘアスタイルに仕上げることができる。
これによれば、前記可動フレームに沿ってカットすることにより、容易に左右の毛髪の長さを揃えることができる。また、傾斜した毛先のラインが特徴的なボブカットを容易に且つ美しく創り上げることができる。
これによれば、取出した毛束を前記頭皮に対して略垂直に伸張してカットすることにより、各毛束を同じの長さにカットすることができるから、毛束が頭部に沿ってきれいに重なり合うまとまり感のあるヘアスタイルに仕上げることができる。
前記可動フレームの各装着位置において分割されるブロックにそれぞれ番号又は記号を付し、各ブロックに生えている毛髪を前記ヘアカット用補助具の外側に引出し、前記毛髪を頭皮に対して略垂直に保持させた状態における前記頭皮からの毛髪の先端までの距離によって各ブロックの毛髪の長さを数値化する』ことを特徴とする。
これによれば、従来、曖昧な表現で説明されていたヘアスタイルを数値データにより明確に表現することできる。これにより、ヘアスタイルの数値データとヘアカット用補助具とを用いることにより、目標のヘアスタイルを誰にでも容易に再現することができる。また、ヘアスタイルのカット方法を容易に他人に教授することができる。
これより、ヘアカット用補助具を用いることで、ヘアカット技術の入門者や初級者も、上級者と同じように美しいヘアスタイルを容易に創り上げることができる。例えば、美容師の入門者や初級者あるいは素人等のように熟練した美容師でなくても、ボブやレイヤー等の所望のヘアスタイルを容易に創り上げることができる。
また、前記フレーム本体は、ヘアカット開始時に装着させると終了時まで取り外す必要がなく、ヘアカット中は前記カット対象者の頭皮に直に接触しない前記可動フレームの装着位置を変化させるだけであるから、カット対象者に負担を与えたり、不快な思いをさせることなくヘアカットを行うことができる。
サイドフレームの中間部を大きく前記頭頂部側に突出する形状にしたことにより、ヘアカット経験や技術の少ない入門者や初級者がカットする場合にも、耳部上方の毛髪が跳ねたり、アウトラインが乱れたりすることがなく、自然にまとまり感のある美しいヘアスタイルに仕上げることができる。
また、前記可動フレームの傾斜角度を調節してカットするだけで、所定の角度に傾斜したボブカットの毛先のラインを容易に創り上げることができるから、入門者や初級者にもどのような傾斜を有するボブカットでも自在に創り出すことができる。
前記可動フレームの装着位置を保持具と目盛りによって数値化できることにより、数値データを元にしてヘアスタイルを容易に再現できるから、ヘアカット技術の入門者や初級者だけでなく、素人にもヘアスタイルを創り上げることが可能である。また、ヘアスタイルの数値データによってヘアカット方法を明確に表現できるから、頭部モデルやカットモデルを用いて実際にカットしながら教授しなくても、テキストや写真などによって容易に且つ確実にヘアスタイルのカット方法を教授することができる。
ヘアカット中にカット道具や櫛などを把持した状態で毛髪を保持する必要がないため、指先に複数の道具や毛髪を把持することに慣れていない入門者や初級者にも容易にブロック単位のカットを行うことができる。
毛髪を頭頂部側から首部側に順番にカットすることにより、ヘアスタイルがイメージ通りに仕上がっているかどうかを確認しながら毛髪をカットできるから、経験の少ない入門者や初級者が仕上がりに不安を感じることなくヘアカットを行うことができる。
最初に、本発明によるヘアカット方法の基本を、図1〜図4に基づいて説明する。
まず、図1(a)〜(c)に示すように、頭部Hにおける毛髪の裾の生え際に沿った生え際ゾーンA10よりも上の部分を、9箇所の面割ブロックA1〜A9に分割する。すなわち、頭部Hを、天辺の中心極点Pから放射状に伸ばした5本の縦ラインL(1)〜L(5)により面割して前頭部ブロックA1、左右の側頭部ブロック(A2及びA6、A3及びA7)および左右に略2等分した左右の後頭部ブロック(A4及びA8、A5及びA9)に分割すると共に、そのうち、左右の側頭部ブロック(A2及びA6、A3及びA7)および左右の後頭部ブロック(A4及びA8、A5及びA9)を横ラインL(6)によりさらに面割して上下に略2等分に分割し、計9箇所の面割ブロックA1〜A9を形成する。このようにして、頭部Hを、前頭部ブロックA1、左上側頭部ブロックA2、右上側頭部ブロックA3、左上後頭部ブロックA4、右上後頭部ブロックA5、左下側頭部ブロックA6、右下側頭部ブロックA7、左下後頭部ブロックA8および右下後頭部ブロックA9の面割ブロックと、生え際ゾーンA10との10箇所に分割する。
また、図3(a)(b)に示すように、上記生え際ゾーンA10においては、その毛髪を幾つかの束に分けて、それぞれの根元付近をクリップY1で上下から挟んで固定して、横長に偏平させた毛束HR(F),HR(S)を複数形成する。例えば、前頭部、側頭部、後頭部の各部分毎に1又は複数のクリップを留めて複数の毛束とする。なお、図3に示すものでは、前頭部の3箇所、側頭部の2箇所、後頭部の1箇所の部分毎にクリップを留めて複数の毛束HR(F),HR(S)を形成している。さらに、これらの各毛束HR(F),HR(S)にも、所定長さ位置での所望のスタイリングカットラインSCL近傍の内側にクリップY2を留めて固定する。このスタイリングカットラインSCLとは、所望のヘアスタイルイメージに合致した毛髪のアウトラインである。
このようにして、面割ブロックA1〜A9と生え際ゾーンA10のすべての毛束HR,HR(F),HR(S)をカットすれば、毛髪のカットが完了する。
また、上記生え際ゾーンA10において毛束HRをとる際、図4(c)に示す複数の三角ベースA10’毎に、毛髪の根元付近をクリップで左右から挟んで固定して、縦方向に向けた毛束を複数形成するようにしてもよい。この場合も、1つの毛束の毛髪量が少なくなるので、カットを楽に行うことができ、スタイリングカットラインSCLに沿って失敗なくカットし易くなる。
以下、本発明におけるヘアカット用補助具、このヘアカット用補助具を用いたヘアカット方法、このヘアカット用補助具を用いたヘアスタイルのデータ化方法について、説明する。
<ヘアカット用補助具>
本発明実施の形態の一例であるヘアカット用補助具1のフレーム本体10を図5に、可動フレーム5を図8に示している。
このものは、図5及び図6に示されるように、カット対象者の頭部Hの側頭部の前方から後頭部の生え際Lに沿って形成される左右一対の略M字状のサイドフレーム2と、前記サイドフレーム2の前端部相互を伸縮自在に連結するフロントフレーム4と、前記後頭部を左右に二等分するように前記サイドフレーム2の後端部から頭頂部近傍まで延設される帯状のバックフレーム3とからなるフレーム本体10と、前記頭部Hを左右から挟持する態様で前記フレーム本体10の前方又は後方から装着されるU字状の可動フレーム5とから構成されている。前記フレーム本体10及び可動フレーム5は、いずれも弾性を有する金属製の線材及び板材から形成されている。
前記可動フレーム5を前記フレーム本体10に装着させることにより、図9〜図13に例示されるように、頭部Hを覆っている毛髪は物理的に複数のブロックに分割される。
次に、上記ヘアカット用補助具を用いて実際にヘアカットを行う方法について説明する。
前述した方法により櫛でよく梳かしたカット対象者の頭部Hに前記フレーム本体10を装着させた後、前記可動フレーム5の装着位置を創り上げようとするヘアスタイルに合わせて変化させながら、各装着位置において形成されるブロック毎に毛髪をカットする。
以下に、セミロングのシャギーカットを創り上げる場合の前記可動フレーム5の装着位置をいくつか例示をしながら、具体的なヘアカット方法について詳述する。
フロント及びサイドの毛髪をカットする場合には、前記可動フレーム5を装着しない状態若しくは、図9(a)(b)に示されるように前記可動フレーム5がサイドフレーム2の前方部21及び中間部22、後方部23と交差しないように装着させた状態で、前記フロントフレーム4と支持部20とによって囲まれるブロックFの範囲内に生えている毛髪を、図10に示されるように、ヘアカット用補助具1の外側に引出し、引出した毛髪を2〜3の毛束に分割して、各毛束が前記ブロックFの頭皮に略垂直となるように伸張させ、図10中破線で示すように、前記頭皮と略平行にカットする。ここで、図9に示されるように、前髪のラインに合わせて装着された前記可動フレーム5に沿ってカットすることにより、後下がりのラインを描くように前髪を仕上げることができる。
また、図9(b)において、前記サイドフレーム2の前方部21と中間部22によって囲まれるSL,SRについても、図11に示されるように、前記ヘアカット用補助具1の外側に毛髪を引出してカットする。
上記カット方法によって前記頭部Hを覆う毛髪のアウトラインを完成させた後は、前記ヘアカット用補助具1を取り外して、前記首部Nにかかる毛先部分の長さを揃えたり、毛先部分に動きを付けるなどのカットを行うことによりシャギーカットを仕上げる。
前記サイドフレーム2に目盛り24と着色を施したことにより、前記可動フレーム5の装着位置を数値化できるから、この数値データを保存しておくことにより、同じヘアスタイルを容易に再現することができる。また、ヘアスタイルのカット方法の教授も容易である。
図15には、この例のヘアカット用補助具1を用いてボブカットの傾斜した毛先のラインを創り上げる方法について示している。
このカット方法によれば、前記可動フレーム5に沿ってカットするだけでよいから、左右の長さの目測によって見極める技術を有しない入門者や初級者であっても、左右の毛髪の長さを揃ったボブカットの毛先のラインを容易に且つ美しく創り上げることができる。
次に、上記ヘアカット用補助具1を用いて完成されたヘアスタイルを数値データ化する方法について説明する。
完成されたヘアスタイルの頭部Hに前記ヘアカット用補助具1を装着させると、上述のヘアカットに用いる場合と同様に、前記フレーム本体10と前記可動フレーム5により前記頭部Hの毛髪を物理的に複数のブロックに分割することができる。また、同様に、前記可動フレーム5の装着位置を変化させることにより、各ブロックを調整することができる。
これは、装着状態1は、前記可動フレーム5の装着位置は、前記補助具6を目盛り:7の位置に合わせ、前記補助具61を目盛り:1の位置とした状態で前記可動フレーム5を後方から保持させるものであり、この装着位置で後頭部に形成されるブロックBL,BRから引出した毛髪を前記頭皮から8cmの長さにカットしていることを表現している。
また、ヘアスタイルの数値データによって頭部モデルやカットモデルを用いて実際にカットしながら教授しなくても、テキストや写真などによって容易に且つ確実にヘアスタイルのカット方法を教授することができる。
本発明ヘアカット用補助具1及びこれを用いたヘアカット方法、並びに、ヘアスタイルのデータ化方法は、上記実施の形態に限られるものではない。
前述の例において、前記ヘアカット用補助具1のサイドフレーム2は、前記中間部22が耳部の生え際のラインLよりも上方に突出する鋭角的な山型に形成されているが、前記耳部の生え際のラインLに沿って緩やかな円弧状の山型に形成されるものであってもよい。
また、前記保持具6,61は、前記サイドフレーム2と保持具6,61との間に生じる摩擦により前記サイドフレーム2に沿ってスライド自在に取付けられているが、前記サイドフレーム2の表面に長手方向に沿って形成される山型の係合部と、前記保持具6,61の係合部とが移動可能に噛合う構成としてもよい。このような構成としたものでは、ヘアカット中に前記可動フレーム5に力や負荷が加わる場合にも、前記保持具6,61が不用意に移動されて前記ブロックの位置や形状がズレることを防止できるから、安定してヘアカットを行うことができる。
前述の例のヘアカット方法は、前記ヘアカット用補助具1から1ブロックずつ毛髪を外側に引出してカットを行っているが、前記ヘアカット用補助具1を装着させ、はじめに分割された全てのブロックから毛髪をそれぞれ引出した後、ブロック単位で毛髪のカットを行ってもよい。
2 サイドフレーム
3 バックフレーム
4 フロントフレーム
5 可動フレーム
6,61 保持具
10 フレーム本体
20 支持部
21 前方部
22 中間部
23 後方部
24 目盛り
30 延長フレーム
60 鉤部
62 保持部
A1〜A9 面割ブロック
A10 生え際ゾーン
CL カットライン
F,SL,SR,BL,BL',BR,BR',B1,B2,B3,B4,B5,B6 ブロック
L 生え際
L(1)〜L(5) 縦ライン
L(6) 横ライン
H 頭部
HL 頭皮ライン
HR 毛束
N 首部
P 中心極点
SCL スタイリングカットライン
Y1,Y2 クリップ
Claims (8)
- ヘアカットのときにカット対象者の頭部に装着させるヘアカット用補助具であって、
前記頭部の側頭部の前方から後頭部にかけて毛髪の生え際に沿うように形成される左右一対のサイドフレームと、前記一対のサイドフレームの前端部相互を伸縮自在に連結するフロントフレームと、前記サイドフレームの後端部から前記後頭部を左右に二等分するように頭頂部近傍まで延設されるバックフレームとからなるフレーム本体と、
前記頭部を左右から挟持する態様で前記フレーム本体に装着されるU字状の可動フレームとから構成されており、
前記サイドフレーム及びフロントフレームは、前記フレーム本体を前記頭部に装着させたときに、前記生え際よりも頭頂部側に位置するように設定されており、
前記可動フレームは、上下方向の高さ位置及び前後方向の傾斜角度を自由に調節し得るように前記フレーム本体に装着されることを特徴とするヘアカット用補助具。 - 請求項1に記載のヘアカット用補助具において、
前記サイドフレームは、前記側頭部の前方から耳部までの生え際に沿う前方部と、前記耳部の生え際の上昇に合わせて山型に形成される中間部と、前記耳部から後頭部までの生え際に沿う後方部とからなり、
前記前方部には、前端部から下方に前記可動フレームを支持するための支持部が延設されており、
前記中間部は、前記耳部の生え際の形状よりも大きく前記頭頂部側に突出する山型に形成されていることを特徴とするヘアカット用補助具。 - 請求項1又は2に記載のヘアカット用補助具において、
前記バックフレームには、前記サイドフレームから首部に沿って形成される延長フレームが伸縮自在に取付けられており、
前記延長フレームには、前記可動フレームを傾斜角度調節自在に保持する保持部が設けられていることを特徴とするヘアカット用補助具。 - 請求項1から3のいずれかに記載のヘアカット用補助具において、
前記サイドフレームには、前記可動フレームを保持するスライド自在な保持具と、前記保持具の位置を示すための目盛りが設けられていることを特徴とするヘアカット用補助具。 - 請求項1から4のいずれかに記載のヘアカット用補助具を用いたヘアカット方法であって、
前記可動フレームの装着する位置を変化させて、前記フレーム本体と可動フレームによって分割されるブロックの位置や形状などを調整しながら、ブロック毎に頭皮に生えている毛髪を前記ヘアカット用補助具の外側に引出してカットすることを特徴とするヘアカット方法。 - 請求項3に記載のヘアカット用補助具を用いたヘアカット方法であって、
前記可動フレームを前記延長フレームに装着させ、前後方向の傾斜角度を調整し、前記可動フレームに沿って毛髪の先端部をカットすることを特徴とするヘアカット方法。 - 請求項5に記載のヘアカット用補助具を用いたヘアカット方法であって、
前記取出された毛髪を1つ又は複数の毛束にまとめ、前記毛束を各ブロックの頭皮に対して略垂直となる姿勢に伸張し、所定の長さ位置において前記頭皮と略平行にカットすることを特徴とするヘアカット方法。 - 請求項4に記載のヘアカット用補助具を用いたヘアスタイルのデータ化方法であって、
前記ヘアカット用補助具を頭部に装着させ、前記可動フレームの装着位置を変化させながら各装着位置における前記可動フレームの上下方向の高さ位置及び前後方向の傾斜角度を前記保持具が位置する目盛りによって数値化し、
前記可動フレームの各装着位置において分割されるブロックにそれぞれ番号又は記号を付し、各ブロックに生えている毛髪を前記ヘアカット用補助具の外側に引出し、前記毛髪を頭皮に対して略垂直に保持させた状態における前記頭皮からの毛髪の先端までの距離によって各ブロックの毛髪の長さを数値化することを特徴とするヘアスタイルのデータ化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005024833A JP4038212B2 (ja) | 2004-03-30 | 2005-02-01 | ヘアカット用補助具及びこれを用いたヘアカット方法並びにヘアスタイルのデータ化方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004098913 | 2004-03-30 | ||
JP2005024833A JP4038212B2 (ja) | 2004-03-30 | 2005-02-01 | ヘアカット用補助具及びこれを用いたヘアカット方法並びにヘアスタイルのデータ化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005312920A JP2005312920A (ja) | 2005-11-10 |
JP4038212B2 true JP4038212B2 (ja) | 2008-01-23 |
Family
ID=35440951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005024833A Expired - Fee Related JP4038212B2 (ja) | 2004-03-30 | 2005-02-01 | ヘアカット用補助具及びこれを用いたヘアカット方法並びにヘアスタイルのデータ化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4038212B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008006258A1 (fr) * | 2006-07-05 | 2008-01-17 | Shunjie Chen | Accessoire de coupe capillaire interchangeable |
US20130306093A1 (en) * | 2011-02-09 | 2013-11-21 | Sayuri Ushio | Haircut method |
EP2835074B1 (en) | 2012-04-02 | 2019-08-14 | Park Way Co., Ltd. | Hair measurement tool |
JP2017051574A (ja) * | 2015-09-09 | 2017-03-16 | 内田 亘 | かゆみの位置図 |
JP6622421B2 (ja) * | 2016-03-01 | 2019-12-18 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 自動化されたヘアスタイル処理のためのシステム及び方法並びに毛切断デバイス |
JP6332713B1 (ja) * | 2017-09-21 | 2018-05-30 | 株式会社hpb | ヘアカット方法 |
CN108260918B (zh) * | 2018-02-09 | 2023-05-23 | 武汉技兴科技有限公司 | 一种人体头发信息采集方法、装置及智能修剪装置 |
JP7075790B2 (ja) * | 2018-03-20 | 2022-05-26 | 株式会社ハリウッドマジック | かつらの植毛調整方法 |
JP2021037083A (ja) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | 株式会社トミーズ・スター | カット手法を分析する方法 |
-
2005
- 2005-02-01 JP JP2005024833A patent/JP4038212B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005312920A (ja) | 2005-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4038212B2 (ja) | ヘアカット用補助具及びこれを用いたヘアカット方法並びにヘアスタイルのデータ化方法 | |
JP4397380B2 (ja) | 理美容教育訓練用頭部模型及び理美容教育訓練方法 | |
TWI468276B (zh) | 萬用毛髮削薄剃刀、萬用毛髮削薄方法、和萬用毛髮削薄剃刀的用法 | |
WO2012108010A1 (ja) | ヘアカット方法 | |
CA1201034A (en) | "cut and style"-device for fashion haircutting- hairshaping and hairstyling | |
US20120017928A1 (en) | Apparatus and method for cutting hair | |
US20220346480A1 (en) | Hair Replacement Assembly | |
WO2003085623A1 (fr) | Dispositif d'apprentissage de coupe de cheveux et procede de coupe de cheveux utilisant ledit dispositif | |
JP2001186919A (ja) | 髪切断方法 | |
JP3181292U (ja) | 前髪カット用補助器 | |
WO2024010991A1 (en) | Haircutting template | |
US8800572B1 (en) | Fixed point barber comb and methods of use | |
US20210015235A1 (en) | Edge Angel Eyebrow Guide & Haircutting Template Stencil | |
US2722223A (en) | Haircutter's guide | |
US5927292A (en) | Shortcut method to a multitude of haircuts | |
JP2743304B2 (ja) | 理髪補助具 | |
CN209769406U (zh) | 一种自助理发工具 | |
US20200221848A1 (en) | Comb with magnifying lens | |
JP3127186U (ja) | 頭髪調整鋏 | |
US11858151B2 (en) | Scissors with integrated comb having blade-based measurement portions | |
KR101970826B1 (ko) | 이미용 듀얼커팅가위를 사용한 이미용방법 | |
JP2023043319A (ja) | ヘアカット方法 | |
US9055802B2 (en) | Progressive comb for haircut fading | |
JP2724984B2 (ja) | 分け目形成用櫛 | |
JP2006346181A (ja) | ヘアカット用カミソリ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070814 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071030 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4038212 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |