JP2724945B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Description
体およびその塩を有効成分として含有する皮膚美白効果
および肌荒れ防止、改善効果に優れた皮膚外用剤に関す
る。
部不明な点もあるが、一般には、ホルモンの異常や日光
からの紫外線の刺激が原因となってメラニン色素が形成
され、これが皮膚内に異常沈着するものと考えられてい
る。この様なしみやあざの治療法にはメラニンの生成を
抑制する物質、例えば、ビタミンCを大量に投与する方
法、グルタチオン等を注射する方法あるいはコウジ酸、
システイン等を軟膏、クリ−ム、ロ−ションなどの形態
にして、局所に塗布するなどの方法がとられている。ま
た、欧米ではハイドロキノン製剤が医薬品として用いら
れている。
の化合物はハイドロキノンを除いてはその効果の発現が
きわめて緩慢であるため、美白効果が十分でなく、一方
ハイドロキノンは効果は一応認められているが、感作性
があるため一般には使用が制限されている。
研究を重ねた結果、トラネキサム酸のアミド体およびそ
の塩がハイドロキノン以上に美白効果を発揮すること、
さらに、肌荒れ防止、改善効果を有することを認め、本
発明を完成するに至った。
一般式化4で表されるトラネキサム酸のアミド体および
その塩を含有することを特徴とする皮膚外用剤である。
ル基を、R2 はアルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルケニル基、ピリジル基、トリフルオ
ロメチル基、一般式化5(但し、XおよびYはアルコキ
シ基、アミノ基またはハロゲン原子をそれぞれ示し、m
=0〜3、n=0〜3である)または一般式化6(但
し、Zは水酸基または低級アルコキシ基を示し、j=0
〜3である)をそれぞれ示す〕
発明に係るトラネキサム酸のアミド体およびその塩は、
例えば、J. Med.Chem.,15, 247 (1972)、特開昭48−685
41 号公報、特開昭53−148536号公報、特開昭57−59847
号公報等の方法により容易に合成することができる。
所望によりナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の無機塩あるいは
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン等の有機塩とすることができる。
4−アセチルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、
トランス−4−トリフルオロアセチルアミノメチルシク
ロヘキサンカルボン酸、トランス−4−プロピオニルア
ミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−
ブチリルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トラ
ンス−4−イソブチリルアミノメチルシクロヘキサンカ
ルボン酸、トランス−4−バレリルアミノメチルシクロ
ヘキサンカルボン酸、トランス−4−イソバレリルアミ
ノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−ピ
バロイルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トラ
ンス−4−ペンタノイルアミノメチルシクロヘキサンカ
ルボン酸、トランス−4−ヘキサノイルアミノメチルシ
クロヘキサンカルボン酸、トランス−4−(2−ヘキセ
ノイルアミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸、トラ
ンス−4−ノニルアミノメチルシクロヘキサンカルボン
酸、トランス−4−(9−テトラデセノイルアミノメチ
ル)シクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−デカノ
イルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トランス
−4−パルミトイルアミノメチルシクロヘキサンカルボ
ン酸、トランス−4−ステアロイルアミノメチルシクロ
ヘキサンカルボン酸、トランス−4−オレオイルアミノ
メチルシクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−リノ
ロイルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トラン
ス−4−リノレノイルアミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸、トランス−4−(2,4,6−オクタトリエノ
イルアミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸、トラン
ス−4−(トランス−4′−n−ペンチルシクロヘキシ
ルカルボニルアミノメチル)シクロヘキサンカルボン
酸、トランス−4−(トランス−4′−イソブチルシク
ロヘキシルカルボニルアミノメチル)シクロヘキサンカ
ルボン酸、トランス−4−ベンゾイルアミノメチルシク
ロヘキサンカルボン酸、トランス−4−(3′,4′−
ジメトキシシンナモイルアミノメチル)シクロヘキサン
カルボン酸、トランス−4−(3′,4′,5′−トリ
メトキシベンゾイルアミノメチル)シクロヘキサンカル
ボン酸、トランス−4−(2′−アミノベンゾイルアミ
ノメチル)シクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−
(2′−アミノ−5′−ブロモベンゾイルアミノメチ
ル)シクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−(3′
−ピリジルカルボニルアミノメチル)シクロヘキサンカ
ルボン酸等があげられる。
られたトラネキサム酸のアミド体およびその塩を少なく
とも1種以上含有し、その配合量は皮膚外用剤全量中0.
001〜20重量%、好ましくは0.01〜7重量%である。0.0
01 重量%未満では皮膚美白効果および肌荒れ防止、改
善効果に乏しく、20重量%を越えて配合しても効果の増
加は望めない。
成分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いら
れる他の成分、例えば、油分、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、界面活性剤、保湿剤、香料、水、アルコ−ル、増粘
剤、色材、皮膚栄養剤(酢酸トコフェロ−ル、パントテ
ニ−ルエチルエ−テル、グリチルリチン酸塩)等を必要
に応じて適宜配合することができる。
明する。本発明はこれによって限定されるものではな
い。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明の
効果試験方法および評価方法について説明する。
被験者50名の上腕内側部皮膚を対象として太陽光に晒さ
れた日の5日後より各試料を朝夕1回ずつ8週間塗布し
た。パネルを1群10名に分けて、5群とし下記に示す処
方で試験を行った。
判定基準に基づいて判定した。 (判定) ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜8
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が30〜5
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合
後の効果は比較例に比べて実施例の方が過剰のメラニン
色素の沈着を防ぎ、色黒になることを予防することが認
められた。
面左側に、比較例1の化粧料を適量顔面右側に、2週間
にわたって塗布することにより行った。30名の女性パネ
ルを1群10名に分けて3群とし試験を行った。 (評価方法)3項目(肌のうるおい、肌のハリ、翌朝の
うるおい)の有効性について下記の判定基準に基づいて
判定した。 (判定) ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜8
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が30〜5
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合
のハリ、翌朝のうるおいの効果は比較例に比べて実施例
の方が優れていることが認められた。
リを加え溶解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成
分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に
油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその
温度に保ち反応をおこさせる。その後ホモミキサーで均
一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え
予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よ
くかきまぜながら30℃まで冷却する。
解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え
予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よ
くかきまぜながら30℃まで冷却する。
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加え
加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え
予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳化
し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
にて溶解し、水相部に油相部を混合し、乳化機で乳化後
熱交換機で30℃まで冷却する。
一に溶解し、一方95%エタノールにトランス−4−ト
リフルオロアセチルアミノメチルシクロヘキサンカルボ
ン酸、トランス−4−リノレノイルアミノメチルシクロ
ヘキサンカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
(50モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水
相に添加する。ついで、その他の成分を加えた後、苛性
ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。
相を加えて可溶化する。ついで、B相を加えた後充填を
行う。
相にB相を加えて可溶化する。ついで、これをC相に加
えた後充填を行う。
施例1〜3で行った美白効果テストおよび肌荒れ防止、
改善効果テストにおいて効果が認められた。
およびその塩を含有した皮膚外用剤は皮膚美白効果と肌
荒れ防止、改善効果を併せ持った新規な皮膚外用剤であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式化1で表されるトラネキサム酸
のアミド体およびその塩の少なくとも1種以上を含有す
ることを特徴とする皮膚外用剤。 【化1】 〔式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を、R2
はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シク
ロアルケニル基、ピリジル基、トリフルオロメチル基、
一般式化2(但し、XおよびYはアルコキシ基、アミノ
基またはハロゲン原子をそれぞれ示し、m=0〜3、n
=0〜3である)または一般式化3(但し、Zは水酸基
または低級アルコキシ基を示し、j=0〜3である)を
それぞれ示す〕 【化2】 【化3】
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25232592A JP2724945B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 皮膚外用剤 |
DE69316681T DE69316681T2 (de) | 1992-08-27 | 1993-08-26 | Äusserliche, auf der Haut anzuwendende Depigmentierungsmittel enthaltende Zusammensetzung |
EP93306784A EP0585130B1 (en) | 1992-08-27 | 1993-08-26 | External preparation for skin containing a depigmentation agent |
KR1019930017021A KR100251813B1 (ko) | 1992-08-27 | 1993-08-27 | 피부외용제 |
US08/112,797 US5690914A (en) | 1992-08-27 | 1993-08-27 | External preparation for skin |
TW082107715A TW250432B (ja) | 1992-08-27 | 1993-09-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25232592A JP2724945B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672844A JPH0672844A (ja) | 1994-03-15 |
JP2724945B2 true JP2724945B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=17235697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25232592A Expired - Lifetime JP2724945B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2724945B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP25232592A patent/JP2724945B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672844A (ja) | 1994-03-15 |
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