JP2723752B2 - カートリッジ式記録媒体の格納状態補正機構 - Google Patents

カートリッジ式記録媒体の格納状態補正機構

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JP2723752B2
JP2723752B2 JP4128814A JP12881492A JP2723752B2 JP 2723752 B2 JP2723752 B2 JP 2723752B2 JP 4128814 A JP4128814 A JP 4128814A JP 12881492 A JP12881492 A JP 12881492A JP 2723752 B2 JP2723752 B2 JP 2723752B2
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cartridge type
rollers
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謙吾 山川
寛 渋谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のカートリッジ式
記録媒体を収納して保管するカートリッジ保管セルと、
複数の磁気テープ装置と、カートリッジの投入排出機構
と、カートリッジの受渡しを行うアクセッサ機構部(記
録媒体受渡し機構)と、該アクセッサ機構部の制御部等
具備し、カートリッジの装着、取り外し、保管、記録再
生等を自動的に行う磁気テープライブラリ装置などに利
用可能な、記録媒体受渡し機構におけるカートリッジ式
記録媒体の格納状態補正機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図12〜図16は、従来例を示した図で
あり、図12〜図16中、1は磁気テープライブラリ装
置、2は磁気テープ装置、3はカートリッジ保管セル、
4はモータ、5はアクセッサ機構部、6はカートリッジ
投入排出機構、7はアクセッサ制御部、8はコントロー
ルユニット、9はカートリッジ(カートリッジ式磁気テ
ープ記録媒体)、11はカートリッジ把持機構のハン
ド、12−1,12−2、13−1,13−2はロー
ラ、14−1,14−2は位置決めスプリング、15は
ベース、16はテーパ部、17は収納棚、18は基準側
位置決め機構、19はカートリッジ把持機構、20は付
勢側位置決め機構を示す。
【0003】従来の磁気テープライブラリ装置の1例を
図12に示す。この磁気テープライブラリ装置1は、複
数のカートリッジ式記録媒体(以下、単に「カートリッ
ジ」という)を収納して保管するカートリッジ保管セル
3と、複数の磁気テープ装置2と、アクセッサ機構部5
と、アクセッサ制御部7と、カートリッジ投入排出機構
6と、装置全体の制御を行うコントロールユニット8等
で構成されている。
【0004】上記カートリッジ保管セル3には、複数の
収納棚が設けてあり、この収納棚内に、それぞれ、カー
トリッジ9が収納出来るようになっている。また、カー
トリッジ保管セル3は、モータ4によって所定の位置ま
で回転駆動されるものである。
【0005】カートリッジ投入排出機構6は、外部から
投入したカートリッジを、一巻ずつ分離しながら、アク
セッサ機構部5に受け渡す位置まで搬送するものであ
る。アクセッサ機構部5は、カートリッジ投入排出機構
6が搬送したカートリッジ9を受取り、このカートリッ
ジを運搬してカートリッジ保管セル3の収納棚に挿入し
たり、あるいは、カートリッジ保管セル3の収納棚から
カートリッジ9を取り出して、磁気テープ装置2に装着
したり、該磁気テープ装置からカートリッジを取り外し
てカートリッジ保管セル3の収納棚に挿入したりするも
のである。
【0006】このような装置において、オペレータがカ
ートリッジ投入排出機構6の投入口から複数巻のカート
リッジを投入すると、該機構6では、カートリッジ9を
1巻ずつ分離して所定の位置まで搬送し、アクセッサ機
構部5に受け渡す。
【0007】アクセッサ機構部5では、カートリッジ9
を受け取ると、該カートリッジを搬送してカートリッジ
保管セルの所定の場所に挿入して収納する。また、記録
或いは再生を行う場合には、アクセッサ機構部5がカー
トリッジ保管セル3の指示された場所からカートリッジ
を取り出して運搬し、磁気テープ装置2に装着したり、
あるいは処理の終了したカートリッジを磁気テープ装置
2から取り出して運搬し、カートリッジ保管セル3の所
定の場所に挿入して収納したりする。
【0008】上記アクセッサ機構部の一部の構成を図1
3に示し、カートリッジ格納時の動作説明図を図14乃
至図16に示す。上記アクセッサ機構部5には、カート
リッジをハンドリングして、受渡しを行うためのカート
リッジ把持機構19と、ベース15と、該ベース上に設
けられた基準側位置決め機構18と、付勢側位置決め機
構20等を設ける。
【0009】カートリッジ把持機構19には、ハンド1
1が設けてあり、このハンドを開閉することにより、カ
ートリッジ9を掴んだり、放したりする。基準側位置決
め機構18は、ハンド11がカートリッジ9を掴んでベ
ース15上に格納する際、その格納位置の基準とするも
のであり、ベース15上に固定された2つのローラ12
−1,12−2を備えている。
【0010】付勢側位置決め機構20は、カートリッジ
9を格納する際、該カートリッジ9を、基準側位置決め
機構18へ押しつけるようにして、カートリッジ9の格
納状態の補正を行うものであり、ローラ13−1,13
−2及び、位置決めスプリング14−1,14−2が設
けてある。
【0011】前記2つのローラ13−1,3−2は、そ
れぞれ独立して動くように、別々の位置決めスプリング
14−1,14−2で付勢されている。すなわち、位置
決めスプリング14−1,14−2のバネ力を利用し
て、カートリッジ9を基準側位置決め機構18側へ押し
つけている。
【0012】また、カートリッジ9には、一端部に、テ
ーパ部16が設けてあり、このテーパ部16のある方
を、ハンド11が掴んでベース15上に格納する。例え
ば、カートリッジ保管セル3の収納棚17から、カート
リッジ9を取り出して、ベース15上に格納する場合
は、図14乃至図16のようになる。なお、図14乃至
図16において、A図は平面図、BはA図のY方向の側
面図を示す。
【0013】先ず、図14の状態では、ハンド11が収
納棚17内のカートリッジ9を掴んで、少し引き出した
状態である。この時、ローラ13−1,13−2は、カ
ートリッジ把持機構19の側面に押しつけられている。
【0014】次に、図15の状態では、カートリッジ9
が更にベース15上に引き込まれる。この時、ローラ1
3−1は、カートリッジ把持機構19の側面に押しつけ
られているが、ローラ13−2は、カートリッジ9の側
面に押しつけられる。
【0015】ところがこの時、ハンド11はカートリッ
ジ9をベース上に引き込もうとするが、カートリッジ9
のテーパ部16が、ローラ13−2に突き当たり、この
テーパ部16がローラ13−2上に乗り上げてしまうこ
とがある。
【0016】その結果、カートリッジ9の一端(ハンド
で掴んでいない方の端部)が、図示矢印方向に浮いてし
まう。そして、カートリッジ9をベース15上に格納し
た図16の状態では、ローラ13−2はカートリッジ9
の下側になり、ローラ13−1はカートリッジ9の側面
に押しつけられた状態となり、カートリッジ9の一端が
浮いた状態で格納される。また、前記カートリッジ9の
付勢機構として、ローラに代えて、カートリッジ9の長
手方向の寸法と同等の長さのガイド板、或いはガイドブ
ロックを使用している従来装置がある(図示省略)が、
その構成においても、やはり、カートリッジ9のアクセ
ッサ機構5への格納途中に、該ガイド板、又は該ガイド
ブロックのカートリッジ保管セル側の先端エッジが、カ
ートリッジ9のテーパ部16に接触してしまい、前記カ
ートリッジ9が乗り上げてしまう、という間題が発生す
る。 更に加えて、カートリッジ側面との摺動摩擦(摺動
抵抗)が大きいため、前記ライブラリ装置のように、使
用頻度の多い機構部で使用していると、カートリッジ9
の側面が摩擦で削れてしまう、という問題が発生してし
まう。よって、前記付勢機構は、摺動性の良いローラで
ある必要性がある。 前記カートリッジが乗り上げてしま
う、という問題の対策の一つとして、カートリッジ9の
テーパ部16の高さ以上にローラ13−1,13−2の
高さ方向の幅を厚くして、カートリッジ9のローラ13
−1,13−2への乗り上げを防ぐ手段が取り得る。し
かし、この手段は、カートリッジ9の側面の略全範囲が
ローラ13−1,13−2の接触面であるため、アクセ
ッサ機構部5のハンド11の水平(左右)方向によるカ
ートリッジ9の把持ができない為に、カートリッジ9の
把持方向を垂直(上下)方向にしなければならない。し
かし、この構成にすると、以下の問題が新たに発生す
る。 すなわち、カートリッジ9を上下方向に把持すると
いうことは、カートリッジ保管セル3の収納棚17の縦
列の間隔を広げて、保管されているカートリッジ9の上
下両方向に、アクセッサ機構部5のハンド11が入るス
ペースを確保しなければならない。その結果、カートリ
ッジ保管セル3へ保管されるカートリッジ9 の総数が大
幅に減少し、情報記録媒体のライブラリ装置としての性
能(総記憶容量)が低下することになる。つまり、記憶
容量を減らさないためには、装置を大型化しなければな
らないのである。これは、省スペース/大容量を要求し
ている近年の市場には通用しない技術である。 前記従来
例で説明したように、カートリッジ保管セル3が円筒形
に構成されている、一般的なミッドクラスのライブラリ
装置においては、カートリッジ保管セル3が円筒形であ
るため、保管されている任意のカートリッジと、それに
隣接するカートリッジとの間には、必然的に比較的大き
な隙間が生まれる。そのため、上記の隙間を有効活用す
るために、カートリッジ9の把持方向を水平(左右)方
向とする必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) カートリッジをアクセッサ機構部のベース上に格納
する際、付勢側位置決め機構のローラが、カートリッジ
のテーパ部に乗り上げ、カートリッジの一端がベース上
から浮いてしまい、正常なカートリッジの格納が出来な
いことがある。
【0018】(2) カートリッジが、ベース上から浮いた
状態で格納されると、不安定な格納状態となる。その結
果、例えば、記録再生装置へカートリッジを挿入する場
合等において、動作不良を起こすことがある。
【0019】本発明は、このような従来の課題を解決
し、カートリッジをアクセッサ機構部のベース上に格納
する際、該カートリッジがベース上から浮き上がらない
ようにして、常に正常なカートリッジの格納ができるよ
うにすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図12乃至図16と同じものは、同
一符号で示してある。また、21はブロック、22は支
点、23,24はアーム、25は位置決めスプリング、
26はピンを示す。
【0021】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1)複数のカートリッジ式記録媒体9を収納可能なカ
ートリッジ収納体と、カートリッジ式記録媒体9の投入
及び排出処理を行うカートリッジ投入排出機構と、カー
トリッジ式記録媒体9に対し、データの記録及び再生を
行う記録再生装置と、一端にテーパ部を有するカートリ
ッジ式記録媒体9の前記テーパ部のある側の両側面部を
掴んで該カートリッジ式記録媒体9の受渡しを行う記録
媒体受渡し機構とを具備したライブラリ装置における、
該記録媒体受渡し機構のベース上に、カートリッジ式記
録媒体9の格納位置の基準となる基準側位置決め機構1
8と、該基準側位置決め機構18側へ付勢された、付勢
側位置決め機構20とを設け、上記記録媒体受渡し機構
の記録媒体把持機構19で把持したカートリッジ式記録
媒体9を、上記ベース上の所定位置に格納した際、上記
付勢側位置決め機構20により、カートリッジ式記録媒
体9を、該カートリッジ式記録媒体9の側面部から基準
側位置決め機構18側へ押しつけて、該記録媒体9の格
納状態を補正するカートリッジ式記録媒体の格納状態補
正機構において、上記付勢側位置決め機構20を、互い
に連動して同時動作する、複数の位置決め機構部で構成
し、カートリッジ式記録媒体9を格納する過程で、該位
置決め機構部と接触するブロック21を、上記記録媒体
把持機構19に設けると共に、上記複数の位置決め機構
部を、それぞれ支点22の回りに回転可能で、その一端
部を、それぞれ共通のピン26に遊嵌合した複数のアー
ム23,24と、各アーム23,24の他端部に設けた
複数のローラ13−1,13−2と、上記ピン26に取
り付けた、各アーム23,24に共通の位置決めスプリ
ング25とで構成し、上記複数のローラ13−1、13
−2の高さを、それぞれカートリッジ式記録媒体9の高
さより低くすると共に、該複数のローラを、各アーム2
3,24を介して位置決めスプリング25により付勢
し、該複数のローラ13−1,13−2により、カート
リッジ式記録媒体9を基準側位置決め機構18側へ押し
つけられるようにした
【0022】
【0023】(2)上記構成(1)において、カートリ
ッジ式記録媒体9を格納する過程で、上記複数のローラ
13−1,13−2の内、一つのローラ13−1のみ
が、上記ブロック21と接触している場合、残りのロー
ラ13−2は、カートリッジ式記録媒体9と接触しない
ようにした。
【0024】(3)上記構成(1)において、カートリ
ッジ式記録媒体9を、上記ベース上の所定位置に格納し
た際、上記複数のローラ13−1,13−2が、全て、
ブロック21との接触を解除され、カートリッジ式記録
媒体9とのみ接触するようにした。
【0025】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。先ず、ハンド11がカートリッジ9を掴
み、収納棚から運び始める。この時、付勢側位置決め機
構のローラ13−1,13−2は、ブロック21に接触
していて、アーム23,24は開き、ローラ13−1,
13−2は開いた状態にある。
【0026】この状態から、カートリッジ把持機構19
が、図示矢印方向へ移動すると、ローラ13−2がブロ
ック21から外れる。しかし、ローラ13−1と13−
2は、連動して同時動作をするため、ローラ13−2が
ブロック21と接触しなくなっても、ローラ13−1
は、ブロック21と接触しているため、ローラ13−2
は、カートリッジ9と接触しない。
【0027】その後、更にカートリッジ把持機構19
が、図示矢印方向へ移動すると、図1の状態になる。こ
の時、ローラ13−1とブロック21との接触がなくな
り、位置決めスプリング25の図示矢印方向への引っ張
り力により、ローラ13−1,13−2は、カートリッ
ジ9の側面に押しつけられる。
【0028】この場合、ローラ13−2がカートリッジ
9の側面に接触しているため、ローラ13−1は、カー
トリッジ9のテーパ部には接触せずに、カートリッジ9
の側面に接触する。
【0029】このようにして、カートリッジ把持機構が
カートリッジ9を、正規の格納位置まで運搬したのち、
ハンド11を開くと、初めて付勢側位置決め機構20に
より、カートリッジ9が付勢され、カートリッジ9の格
納状態を正規状態に補正する。
【0030】以上のようにして、カートリッジ式記録媒
体を、常に正規の状態に補正して、格納することができ
る。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図11は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2乃至図11中、図1、図12乃至図16と同じ
ものは、同一符号で示してある。また、28、29は操
作パネル、30は投入口、31は排出口を示す。
【0032】図2に、本実施例の磁気テープライブラリ
装置の斜視図(外観図)を示す。この磁気テープライブ
ラリ装置1の表側には、操作パネル28、29が設けて
あり、更に、カートリッジ投入排出機構の投入口30
と、排出口31が設けてある。
【0033】この装置の内部は、図12と同じように構
成されている(図12は本実施例でも同じなので、この
図も援用して説明する)が、その一部の斜視図を図3に
示す。
【0034】図3に示したように、装置内部には、円筒
形のカートリッジ保管セル3、磁気テープ装置(記録再
生装置)等が設けてあり、その近くには、アクセッサ機
構部5が設けてある。このアクセッサ機構部5の斜視図
(概略構成図)を図4に示す。
【0035】アクセッサ機構部5には、ベース15が設
けてあり、該ベース15上で、ハンド11を備えたカー
トリッジ把持機構が移動出来るようになっている。この
アクセッサ機構部の一部の平面図を図5に示す。
【0036】アクセッサ機構部のベース15上には、基
準側位置決め機構18と、付勢側位置決め機構20が設
けてある。基準側位置決め機構18は、上記従来例と同
じであるが、付勢側位置決め機構20は、従来例とは異
なっている。
【0037】即ち、付勢側位置決め機構20は、2つの
ローラ13−1,13−2と、アーム23,24と、位
置決めスプリング25と、ピン26と、支点22等で構
成されている。
【0038】アーム23は、支点22を中心として回転
出来るようになっており、その一端に、ローラ13−1
が固定されている。また、アーム13−2は、支点22
を中心として回転出来るようになっており、その一端
に、ローラ13−2が固定されている。
【0039】そして、これら2つのアーム13−1,1
3−2の他端は、ピン26に遊嵌合されており、このピ
ン26には、位置決めスプリング25の一端が取り付け
てある。この位置決めスプリング25の他端は、ベース
15に固定されていて、常に、図示矢印方向に引っ張っ
ている。
【0040】この為、ローラ13−1,13−2は、図
示矢印方向の力が働き、カートリッジ9を、基準側位置
決め機構18方向に押しつけるように付勢されている。
また、カートリッジ把持機構19の下側(ベース15と
の間)には、ブロック21が設けてある。このブロック
21は、カートリッジ把持機構19の一方の側面(付勢
側位置決め機構20のある一方の側面)から、所定の長
さだけ、突出するように設けてある。
【0041】そして、カートリッジを格納する時、カー
トリッジ把持機構19と一緒にブロック21も移動し、
ローラ13−1,13−2と接触するようになってい
る。この場合、ブロック21の側面は、カートリッジの
側面よりも、外側(カートリッジの中心位置より、付勢
側位置決め機構20側)となるように位置決めされてい
る。
【0042】従って、例えば、一方のローラ13−1が
ブロック21と接触した状態では、ローラ13−2はカ
ートリッジと接触しないようになっている。上記付勢側
位置決め機構20の詳細な図を、図6に示す。図6Aは
平面図、図6Bは図6AのT方向の側面図である。
【0043】次に、図7,図8に基づいて、カートリッ
ジ格納状態補正メカニズムを説明する。例えば、図7A
の状態1のように、ハンド11がカートリッジ9を傾い
た状態で掴んだとする。この場合、図7Bの状態2のよ
うに、一度カートリッジ把持機構のハンド11を図示矢
印方向に開き、カートリッジが自由に動ける状態とす
る。
【0044】このようにすると、付勢側位置決め機構2
0の位置決めスプリング25の付勢力により、ローラ1
3−1,13−2によって、カートリッジ9を、準位置
決め機構側に押しつけ、カートリッジ9の傾いた位置を
矯正する。
【0045】その後、再びハンド11によって、カート
リッジ9を掴めば、カートリッジ9の格納状態を補正し
た、正規の状態での格納が出来る。次に、図9乃至図1
1に基づいて、実施例の動作を説明する。なお、図9乃
至図11の図Aは平面図、図Bは図AのY方向の側面図
である。
【0046】先ず、図9のように、ハンド11がカート
リッジ9を掴み、収納棚17から運び始める。この時、
付勢側位置決め機構のローラ13−1,13−2は、ブ
ロック21に接触していて、アーム23,24は開き、
ローラ13−1,13−2は開いた状態にある。
【0047】カートリッジ把持機構19が、更に移動し
て図10の状態になると、ローラ13−2がブロック2
1から外れる。しかし、ローラ13−1と13−2は、
連動して同時動作をするため、ローラ13−2がブロッ
ク21と接触しなくなっても、ローラ13−1は、ブロ
ック21と接触しているため、ローラ13−2は、カー
トリッジ9と接触しない。
【0048】その後、更にカートリッジ把持機構19が
移動して、図11の状態になったとする。この時、ロー
ラ13−1とブロック21との接触がなくなると、位置
決めスプリング25の引っ張り力により、ローラ13−
1,13−2は、カートリッジ9の側面に押しつけられ
る。
【0049】この場合、ローラ13−2がカートリッジ
9の側面に接触しているため、ローラ13−1は、カー
トリッジ9のテーパ部には接触せず、カートリッジ9の
側面に接触する。
【0050】このようにして、カートリッジ把持機構が
カートリッジ9を、正規の格納位置まで運搬したのち、
ハンド11を開くと、初めて付勢側位置決め機構20に
より、カートリッジ9が付勢され、カートリッジ9の格
納状態を正規状態に補正する。そして、正規の格納位置
へのカートリッジの格納処理を完了する。
【0051】
【他の実施例】以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。 (1) 磁気テープ装置に限らず、他の同様なカートリッジ
式記録媒体を使用する装置に適用可能である。
【0052】(2) カートリッジを、収納棚から取り出す
時だけでなく、カートリッジ投入排出機構から受け取る
とき、あるいは、磁気テープ装置から取り出す時にも、
上記実施例と同様にして、カートリッジの格納処理が出
来る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) カートリッジ(記録媒体)が、アクセッサ機構部
(記録媒体受渡し機構)の正規の格納位置に来て、初め
て、付勢側位置決め機構により付勢され、カートリッジ
の格納状態を、正規の格納状態に補正する。従って、カ
ートリッジは、常に正規の状態で、正規の位置に格納出
来る。
【0054】(2) カートリッジのテーパ部が、付勢側位
置決め機構のローラに乗り上げ、該カートリッジが、浮
いてしまうようなことはない。従って、アクセッサ機構
部の動作不良を防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例における磁気テープライブラリ
装置の斜視図(外観図)である。
【図3】本発明の実施例における磁気テープライブラリ
装置の一部の斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるアクセッサ機構部の斜
視図である。
【図5】本発明の実施例におけるアクセッサ機構部の一
部平面図である。
【図6】本発明の実施例における付勢側位置決め機構を
示した図である。
【図7】本発明の実施例におけるカートリッジ格納状態
補正メカニズムの説明図(その1)である。
【図8】本発明の実施例におけるカートリッジ格納状態
補正メカニズムの説明図(その2)である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図(その1)であ
る。
【図10】本発明の実施例の動作説明図(その2)であ
る。
【図11】本発明の実施例の動作説明図(その3)であ
る。
【図12】従来の磁気テープライブラリ装置(内部の平
面図)である。
【図13】従来のアクセッサ機構部の一部を示した図で
ある。
【図14】従来例の動作説明図(その1)である。
【図15】従来例の動作説明図(その2)である。
【図16】従来例の動作説明図(その3)である。
【符号の説明】
9 カートリッジ(カートリッジ式記録媒体) 11 ハンド 12−1,12−2 ローラ 13−1,13−2 ローラ 18 基準側位置決め機構 19 カートリッジ 20 付勢側位置決め機構 21 ブロック 22 支点 23,24 アーム 25 位置決めスプリング 26 ピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のカートリッジ式記録媒体(9)を収
    納可能なカートリッジ収納体(3)と、 カートリッジ式記録媒体(9)の投入及び排出処理を行
    うカートリッジ投入排出機構(6)と、 カートリッジ式記録媒体(9)に対し、データの記録及
    び再生を行う記録再生装置(2)と、一端にテーパ部を有するカートリッジ式記録媒体(9)
    の前記テーパ部のある側の両側面部を掴んで該 カートリ
    ッジ式記録媒体(9)の受渡しを行う記録媒体受渡し機
    構(5、7)とを具備したライブラリ装置における、該
    記録媒体受渡し機構のベース(15)上に、 カートリッジ式記録媒体(9)の格納位置の基準となる
    基準側位置決め機構(18)と、 該基準側位置決め機構(18)側へ付勢された、付勢側
    位置決め機構(20)とを設け、 上記記録媒体受渡し機構の記録媒体把持機構(19)で
    把持したカートリッジ式記録媒体(9)を、上記ベース
    (15)上の所定位置に格納した際、 上記付勢側位置決め機構(20)により、カートリッジ
    式記録媒体(9)を、該カートリッジ式記録媒体(9)
    の側面部から基準側位置決め機構(18)側へ押しつけ
    て、該記録媒体(9)の格納状態を補正するカートリッ
    ジ式記録媒体の格納状態補正機構において、 上記付勢側位置決め機構(20)を、互いに連動して同
    時動作する、複数の位置決め機構部で構成し、カートリ
    ッジ式記録媒体(9)を格納する過程で、該位置決め機
    構部と接触するブロック(21)を、上記記録媒体把持
    機構(19)に設けると共に、 上記複数の位置決め機構部を、 それぞれ支点(22)の回りに回転可能で、その一端部
    を、それぞれ共通のピン(26)に遊嵌合した複数のア
    ーム(23,24)と、 各アーム(23,24)の他端部に設けた複数のローラ
    (13−1,13−2 )と、 上記ピン(26)に取り付けた、各アーム(23,2
    4)に共通の位置決めスプリング(25)とで構成し、 上記複数のローラ(13−1,13−2)の高さを、そ
    れぞれカートリッジ式記録媒体(9)の高さより低くす
    ると共に、 該複数のローラを、各アーム(23,24)を介して位
    置決めスプリング(25)により付勢し、該複数のロー
    ラ(13−1,13−2)により、カートリッジ式記録
    媒体(9)を基準側位置決め機構(18)側へ押しつけ
    られるようにした 事を特徴とするカートリッジ式記録媒
    体の格納状態補正機構。
  2. 【請求項2】カートリッジ式記録媒体(9)を格納する
    過程で、 上記複数のローラ(13−1,13−2)の内、一つの
    ローラ(13−1)のみが、上記ブロック(21)と接
    触している場合、 残りのローラ(13−2)は、カートリッジ式記録媒体
    (9)と接触しないようにした事を特徴とする請求項
    記載のカートリッジ式記録媒体の格納状態補正機構。
  3. 【請求項3】カートリッジ式記録媒体(9)を、上記ベ
    ース(15)上の所定位置に格納した際、 上記複数のローラ(13−1,13−2)が、全て、ブ
    ロック(21)との接触を解除され、 カートリッジ式記録媒体(9)とのみ接触するようにし
    た事を特徴とする請求項記載のカートリッジ式記録媒
    体の格納状態補正機構。
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