JP3013342B2 - オートチェンジャ型記憶装置 - Google Patents

オートチェンジャ型記憶装置

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JP3013342B2
JP3013342B2 JP6147144A JP14714494A JP3013342B2 JP 3013342 B2 JP3013342 B2 JP 3013342B2 JP 6147144 A JP6147144 A JP 6147144A JP 14714494 A JP14714494 A JP 14714494A JP 3013342 B2 JP3013342 B2 JP 3013342B2
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俊一 中村
信幸 星野
良貴 影井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光磁気ディス
クカートリッジのような交換可能な記録媒体を、挿入口
/排出口(インレット/アウトレット部)を通して装置
内へ取り込み、装置に内蔵されているセルやドライブ等
へと格納したり、これらセルやドライブ等から装置外へ
と排出したりすることができるオートチェンジャ型情報
記録再生装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、処理すべき情報量の急速な増加に
伴って、情報記録再生装置の大容量化の必要性が増大し
ており、そのため、光学的情報記録再生装置が注目され
るようになってきた。その中でも、オートチェンジャ型
情報記録再生装置(以下、「オートチェンジャ型記憶装
置」という)が、複数の記録媒体を収納することができ
るという点で特に注目されており、大容量の情報記録再
生装置として使用され始めている。
【0003】図1は、上記従来のオートチェンジャ型記
憶装置の一例を示したものである。
【0004】図1に示したオートチェンジャ型記憶装置
では、上記記録媒体の該記憶装置内への格納は、以下の
ような態様で行われる。即ち、図2で示す記録媒体10
が、図2の符号(a)で示す方向から(つまり、可動シ
ャッター等のあるアクセス部分を先方にして、ケーシン
グを手で把んで)該装置のインレット/アウトレット部
(挿入口)11より挿入されると、記録媒体10は、イ
ンレット機構部12内の記録媒体反転機構において、挿
入方向を図2の符号(b)で示す方向に反転せしめられ
る。続いて、上記記録媒体10は、装置内部の搬送機構
であるアクセッサ部13のピッカー(把持機構)14に
よって掴まれて、指定されたセル16へと搬送され、格
納されることとなる。なお、図1において、符号15
は、ドライブである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上記装置で
は、記録媒体反転機構を有したインレット機構部12が
設けられているので、インレット機構部12の構造が複
雑化し、大型化する。しかも、ピッカー14によって記
録媒体10を移送する関係上、インレット機構部12
が、収納棚の上方の空間領域を占める配置となるので、
その分だけ記録媒体10の収納スペースが削減されると
いう問題がある。
【0006】そこで、上記に鑑みて、図3に示したよう
な構成のオートチェンジャ型記憶装置が提案された。こ
のオートチェンジャ型記憶装置は、インレット/アウト
レット動作が行える搬送機構を備えた構成の装置であ
る。
【0007】図3のオートチェンジャ型記憶装置におい
て、記録媒体10を、インレット/アウトレット部から
ドライブ34もしくはセル33へと格納する格納動作に
際しては、制御用ホストコンピュータ(図示しない)か
らの搬送コマンドに対応してインレット/アウトレット
部に取付けられたシャッタが開き、本装置は待機状態と
なる。この状態において、オペレータにより記録媒体1
0がインレット/アウトレット部に挿入されると、上記
搬送コマンドにより指定されたドライブ34もしくはセ
ル33への搬送が行われる。又、記録媒体10を、ドラ
イブ34もしくはセル33からインレット/アウトレッ
ト部へと搬送するに際しても、制御用ホストコンピュー
タ(図示しない)からの搬送コマンドに対応した処理が
実行される。
【0008】しかしながら、上記装置では、インレット
/アウトレット部からドライブ又はセルへの移送時に
は、シャッタを開いた状態でオペレータが記録媒体10
を挿入するまで待ってなくてはならない。また、オペレ
ータが挿入を忘れたような場合には、タイムアウト処理
により記録媒体10の搬送処理を異常終了させること
で、上記装置は再び使用可能となるが、タイムアウトす
るにはオペレータの操作時間を考慮する必要があるため
に、処理時間は、通常の搬送コマンドより長くなるとい
う問題もある。
【0009】一方、記録媒体10を、ドライブ34もし
くはセル33からインレット/アウトレット部へと搬送
するための搬送コマンドの処理においては、オペレータ
がインレット/アウトレット部から記録媒体10を取外
すまで、搬送機構31がインレット/アウトレット部に
止まっていなくてはならないので、コマンド処理を終了
することができないという問題がある。又、この状態で
上記装置がタイムアウトしたとしても搬送動作を行うこ
とができないために、オートチェンジャ型記憶装置とし
ては使用不可能になるという問題もある。
【0010】このように、図3に示した従来のオートチ
ェンジャ型記憶装置においては、インレット/アウトレ
ット部からのドライブ34もしくはセル33への移送
時、或いはドライブ34もしくはセル33からインレッ
ト/アウトレット部への移送時には、コマンド実行時に
オペレータの介入による記録媒体10の挿入、取り外し
が必要であるため、オペレータの動作が終了するまで別
のコマンド処理に進めず、後続の作業が滞るという問題
があった。
【0011】従って本発明の目的は、記録媒体の収納ス
ペースを大きくとることができ、しかも、記録媒体の挿
入/排出時にオペレータの介入が遅れたとしても、記録
媒体の搬送機構を速やかに解放して後続のコマンド処理
に移行することが可能なオートチェンジャ型記憶装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオートチェ
ンジャ型記憶装置は、記録媒体を複数収納できる棚と、
この棚の任意の収納場所へ移動自在な搬送機構と、この
搬送機構に対し収納棚とは反対側の位置に配されたイン
レット/アウトレット部と、このインレット/アウトレ
ット部に附属し、搬送機構の移動を妨げない位置におい
て、搬送機構に取り込まれるべき又は搬送機構から排出
された記録媒体を一時的に保持する媒体保持機構とを備
え、その媒体保持機構が、搬送機構から排出された記録
媒体を受取り、その記憶媒体を、インレット/アウトレ
ット部から記憶媒体の挿入及び取り出しを妨げないオー
トチェンジャ記憶装置の内部に退避させて保持する機構
を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成によれば、インレット/アウトレット
部に外部から記録媒体を挿入した時、又は搬送機構から
インレット/アウトレット部へ向けて記録媒体を排出し
た時、その挿入され又は排出された記録媒体は、インレ
ット/アウトレット部に附属した保持機構によって、搬
送機構の移動を妨げない位置で保持されるため、搬送機
構はその記録媒体から解放された状態にある。従って、
搬送機構は、オペレータによる記録媒体の挿入又は取り
出しタイミングに依存しない独自のタイミングで、挿入
された記録媒体の取り込み又は記録媒体の排出を行うこ
とができる。
【0014】しかも、記録媒体の保持機構は、後述する
実施例で例示するような簡単な機構で実現できるため、
記憶装置の全体のサイズが大きくなったりコストが上が
ったりするデメリットは問題とならない程度に小さい。
【0015】好適な実施例では、媒体保持機構は、イン
レット/アウトレット部に挿入された記録媒体を、搬送
機構の移動経路に達する手前の位置で停止保持するスト
ッパを有し、かつ、搬送機構が、ストッパを解除して挿
入された記録媒体を自動的に取り込む機構を有する。こ
れにより、オペレータが記録媒体を挿入した際、記録媒
体の過挿入が防止されると共に、後はオペレータが何も
しなくても、自動的にその記録媒体が装置内に取り込ま
れるので便利である。
【0016】また、好適な実施例では、媒体保持機構
が、搬送機構から排出された記録媒体を受取り、インレ
ット/アウトレット部から避退した位置で保持する機構
を有する。これにより、インレット/アウトレット部も
排出された記録媒体から解放されるので、その記録媒体
をオペレータが取り出さなくても、インレット/アウト
レット部から別の記録媒体を挿入したりすることができ
る。この場合、更に、排出された記録媒体が装置ケース
面に対しほぼ平行な状態で保持されるようになってい
る。そのため、この記録媒体の保持機構のためのスペー
スが小さくて済むため、装置のサイズが大型化する問題
が殆どない。
【0017】更に、好適な実施例は、インレット/アウ
トレット部に記録媒体が挿入されたか否かを検出する媒
体センサを備え、この媒体センサの出力に応じて搬送機
構の移動を制御する。これにより、インレット/アウト
レット部に記録媒体が外部から挿入されたこと又は搬送
機構から排出されたことに速やかに応答して必要な動作
を行うことができるため、コマンドの実行時間が短くて
済む。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により詳細に
説明する。
【0019】図4〜図6は、本発明の一実施例に係るオ
ートチェンジャ型記憶装置の構成を示す。
【0020】このオートチェンジャ型記憶装置は、図示
のように、箱型の装置ケース50にインレット/アウト
レット部52(媒体挿入/排出口)を有し、内部には搬
送機構53、セル54、ドライブ55、及び搬送機構5
3や後述するシャッタ49等を制御するコントローラ
(図示しない)を備えている。
【0021】図4、5に示すように、インレット/アウ
トレット部52は装置ケース50の正面上部に設けられ
ている。このインレット/アウトレット部52には、こ
こを普段塞いでおくためのシャッタ49が、インレット
/アウトレット部52の上部に軸支されて開閉自在な状
態で設けられ、また、記録媒体を一時的にインレット/
アウトレット部52に保持するための保持板56が、イ
ンレット/アウトレット部52の下部に軸支されてやや
上向きと水平との間を回動自在で且つ上方に付勢された
状態で設けられている。
【0022】図7〜図9に示すように、インレット/ア
ウトレット部52から装置内部に少し入った部位には、
記録媒体51の挿入路の上部に回動可能に軸支されたス
トッパ57と、ストッパ57と共に回動するようストッ
パ57に取付けられた媒体フラグ58、及び図9のよう
に媒体フラグ58が上がったときこれを検出する媒体セ
ンサ59(例えば光センサやリミットスイッチ等)が設
けられている。
【0023】ストッパ57は、図9に示すように記録媒
体51が挿入されてないときは下がった状態となってい
るが、図7に示すように記録媒体51が挿入されると媒
体51に押されて上がると共にその先端の爪が媒体51
の先端に係止して、媒体51を搬送機構53の入口直前
で停止させる。この時、保持板56が媒体51を適度な
力で下方から押すため、媒体51は保持板56とストッ
パ57との間にはさまれて、この停止位置に安定して保
持される。これにより、記録媒体51がインレット/ア
ウトレット部に52に挿入・保持された状態で、搬送機
構53が上下に自由に移動することができる。
【0024】媒体フラグ58は、図9に示すように記録
媒体51が挿入されてない状態では、上がって媒体セン
サ59に接してこれをオフ状態にしているが、図7に示
すように記録媒体51が挿入されると回動して下がり、
媒体センサ59から離れることによりこれをオン状態に
する。媒体センサ59がターンオンすることにより、記
録媒体51がインレット/アウトレット部52に挿入さ
れたことを、前記コントローラが認識する。
【0025】図6に示すように、搬送機構53は、前記
コントローラの制御下で、ガイド機構60に沿って上下
に移動して、搬送機構53に対してインレット/アウト
レット部52とは反対側に配置されたセル54及びドラ
イブ55に記録媒体51を挿入したり、セル54やドラ
イブ55から記録媒体51を取り出したりすることがで
きる。
【0026】図7〜9に示すように、搬送機構53は、
前記コントローラの制御下で搬送機構53内部からイン
レット/アウトレット部52側へ出没自在に設けられた
媒体ガイド62及び媒体ピッカー63とを有する。媒体
ピッカー63は、図2の符号(a)で示した方向で記録
媒体51がインレット/アウトレット部52に挿入され
て図7に示した位置で停止している状態において、この
記録媒体51の正面に移動した搬送機構53の内部から
伸出して記録媒体51の両側面を把持し、搬送機構53
内に完全に引き込む。また、この媒体ピッカー63は、
搬送機構53内部の記録媒体51をインレット/アウト
レット部52ヘと排出する。
【0027】媒体ガイド62は、図8に示すように、媒
体ピッカー63と連動して搬送機構53内からインレッ
ト/アウトレット部52側へ伸出することにより、スト
ッパ57を上方へ避退させて記録媒体51の搬送機構5
3への挿入路を開かせると共に、媒体ピッカー63によ
る記録媒体51の引き込み/排出をガイドする。
【0028】再び図6を参照して、ドライブ55は記録
媒体51に対する情報の読み出し/書込みを行うもので
あり、セルは54は記録媒体51を格納しておくもので
ある。ドライブ55とセル54とは、装置ケース50の
天板から底板までの領域を最大限に利用して配置されて
いる。
【0029】次に、このオートチェンジャ型記憶装置に
おいて、記録媒体51を装置内に取込む作を説明する。
【0030】(1)搬送コマンドの後に記録媒体51を
挿入する場合 まず、搬送コマンドがホストコンピュータから上記コン
トローラに出力される。上記搬送コマンドを入力する
と、コントローラは、搬送機構53を上方に向って移動
させる。この移動は、搬送機構53がインレット/アウ
トレット部52の位置と一致する位置に達したときに停
止される。搬送機構53とインレット/アウトレット部
52との位置合せが完了すると、コントローラは、シャ
ッタ49を開き、上記装置は、記録媒体51の装置ケー
ス50内への格納動作が可能なスタンバイ状態となる。
【0031】この状態において、記録媒体51がオペレ
ータによってインレット/アウトレット部52に挿入さ
れると(図6及び図7参照)、媒体ピッカー63及び媒
体ガイド62は、コントローラの制御下で、記録媒体5
1を把持して搬送機構53の内部に完全に引き込む。す
ると、ストッパー57及び媒体フラグ58が図9に示し
たように回動し、この回動により媒体フラグ58が媒体
センサ59に接してこれをターンオフすることとなる。
これによって、コントローラは、インレット/アウトレ
ット部52に記録媒体51が存在しないと判断し、搬送
機構53を移動させることとなる。この移動により、ホ
ストコンピュータ(図示しない)から指定された格納先
のアドレス(セル54或いはドライブ55)まで上記記
録媒体51を搬送して上記記録媒体51を指定された位
置(セル54或いはドライブ55)に格納する。これに
より、上記搬送コマンドに基づく一連の処理動作が完了
する。
【0032】(2)記録媒体51の挿入の後に搬送コマ
ンドを入力する場合 まず、オペレータが、インレット/アウトレット部52
を閉じているシャッタ49に記録媒体51を押し当てる
ことによりシャッタ49を開き、記録媒体51を図6及
び図7に示した状態にセットする。この状態では、記録
媒体51は保持板56とストッパ57とに挟まれて、搬
送機構53の可動経路の手前位置に保持されている。
【0033】その後、オペレータが任意のタイミングで
ホストコンピュータ(図示しない)に指令を入力するこ
とにより、搬送コマンドがホストコンピュータから上記
コントローラに出力される。上記搬送コマンドを入力す
ると、コントローラは、媒体センサー59からの出力に
より記録媒体51がセットされているか否かをチェック
する。
【0034】このチェックの結果、記録媒体51のセッ
トを確認すると、コントローラは、直ちに搬送機構53
をインレット/アウトレット部52と対向する位置まで
移動させ、ここに保持されている記録媒体51を搬送機
構53内に取り込み(図8参照)指定された格納先(セ
ル54或いはドライブ55)へと搬送し、格納する(図
9参照)。一方、上記チェックの結果、記録媒体51が
セットされていないことが確認された場合には、コント
ローラは、前述したようにシャッタ56を開き記録媒体
51が挿入されるまで、一定時間の間待機するか、或い
は、直ちにホストコンピュータに記録媒体51がセット
されていない旨を通知することとなる。
【0035】次に、このオートチェンジャ型記憶装置に
おいて、記録媒体51を装置外に排出する動作について
説明する。
【0036】まず、ホストコンピュータから搬送コマン
ドが出力されると、上記コントローラは、搬送機構53
を、この搬送コマンドによって指定されたアドレス(セ
ル54又はドライブ55)に存在する記録媒体51の位
置へと移動させる。この移動は、搬送機構53が上記記
録媒体51の位置と一致する位置に達したときに停止さ
れる。搬送機構53と上記記録媒体51との位置合せが
完了すると、記録媒体51を格納されていた位置より搬
送機構53内へ引き込ませ、次いで、搬送機構53をイ
ンレット/アウトレット部11の位置と対向する位置へ
と移動させる。搬送機構53のインレット/アウトレッ
ト部11への位置合せが完了すると、コントローラは、
シャッタ49を開き、該記録媒体51を搬送機構53か
らインレット/アウトレット部11へと排出させる。こ
れにより、記録媒体51は図6、7に示したように、搬
送機構53から解放された状態でインレット/アウトレ
ット部52において保持されることになる。
【0037】こうして記録媒体51が搬送機構53から
解放された状態になると、上記搬送コマンドに基づく一
連の処理は終了し、搬送機構53はこの処理から解放さ
れて別のコマンド処理に移ることができる。この後、オ
ペレータは任意のタイミングで記録媒体51を引き抜く
ことが可能であるが、装置ケース50より記録媒体51
が突出しているために、装置周辺での作業を行うに際し
ては記録媒体51が除去されるまで注意が必要である。
【0038】図10は、本発明の他の実施例に係るオー
トチェンジャ型記憶装置を示す。
【0039】図10に示したオートチェンジャ型記憶装
置では、装置ケース50内のインレット/アウトレット
部52近傍の部位に、断面がコ字形状を呈する媒体保持
箱64が設けられている。図11〜図14に具体的に示
すように、媒体保持箱64は、インレット/アウトレッ
ト部52の下部に設けられた支軸65を中心に図中右方
向(装置外へ向って開く方向)に回動可能に支持され、
かつ外力のかかってない状態では図示のように閉じた状
態になるようにバネ付勢されており、記録媒体51の装
置外への排出時に、搬送機構53から排出された記録媒
体51を受け取り一時的に保管するものである。
【0040】媒体保持箱64の上面部は、前の実施例に
おける媒体保持板56と同様に挿入された記録媒体51
を保持しておくための、バネ69により上方に付勢され
下方へ回動自在な媒体保持板66となっている。また、
この媒体保持板66は、記録媒体51の排出時には、搬
送機構53から排出された記録媒体51を媒体保持箱6
4内に導くためのガイド部材としての機能をも有してい
る。
【0041】その他の構成については、前の実施例と同
様であるので、図4〜図6で用いた参照符号と同一符号
を付して、重複した説明を省略する。
【0042】このオートチェンジャ型記憶装置における
記録媒体51の装置内への取込み動作は、前の実施例の
それと同様である。
【0043】以下に、このオートチェンジャ型記憶装置
における記録媒体51の装置外への排出動作を図11〜
図14を参照して説明する。
【0044】ここで、搬送機構53のインレット/アウ
トレット部11への位置合せが完了した後、コントロー
ラが、シャッタ49を開くまでの動作は、前の実施例と
同様である。
【0045】この後、図11、12に示すように、搬送
機構53から押し出された記録媒体51の先端部によっ
て媒体保持板66が押圧され、これにより、媒体保持箱
64が支軸65を中心に時計方向に回動して(装置外へ
開いて)媒体保持板66が起上がる。これと並行して、
記録媒体51は、ガイド棒67によって先端部がやや下
方を向くように回転せしめられるため、記録媒体51の
先端が媒体保持板66の内面に接して媒体保持箱64の
内部に導かれる。
【0046】その結果、図13に示すように、記録媒体
51は媒体保持箱64内に落下し、起立した状態で媒体
保持箱64内に格納されることとなる。このようにして
排出された記録媒体51の媒体保持箱64への格納が完
了すると、上記搬送コマンドに基づく一連の処理は終了
し、搬送機構53はこのコマンド処理から解放され別の
コマンド処理に移行することができる。この後、オペレ
ータは任意のタイミングで、媒体保持箱64を手で引い
て装置外へ開き中の記録媒体51を取り出すことができ
る。
【0047】以上説明した2つの実施例では、インレッ
ト/アウトレット部52に、搬送機構53を解放した状
態で記録媒体51を一時的に保持しておく機構を設けた
ため、搬送機構53による記録媒体51の取込み/排出
の動作を、オペレータによる記録媒体51のインレット
/アウトレット部52への挿入/取り出しのタイミング
に依存することなく行うことができる。そのため、記録
媒体の装置内への取込み時には、オペレータが記録媒体
51をインレット/アウトレット部52に挿入した後
に、装置は別のタイミングで搬送コマンドを受けてその
記録媒体を取込んだり、或いは別のコマンド処理を行っ
たりすることができる。また、記録媒体の装置外への排
出時には、オペレータが記録媒体を取り出さなくても、
装置は搬送コマンドの実行を完了して別のコマンド処理
に移行することができる。
【0048】特に、第2の実施例では、搬送機構53か
ら排出された記録媒体を、インレット/アウトレット部
52から避退した位置にある媒体保持箱64内に保持す
るようにしているため、搬送機構53だけでなくインレ
ット/アウトレット部52も排出された記録媒体から解
放され、従って、オペレータが排出された記録媒体を取
りに来なくても、別の記録媒体をインレット/アウトレ
ット部52に挿入して装置内に取り込む処理を行うこと
ができる。また、この第2の実施例では、記録媒体が媒
体保持箱64内で起立した状態、つまり装置ケース50
の面に対して実質的に平行な状態で保持されるため、こ
の媒体保持箱64は装置内部のデッドスペースに配置す
ることができ、従って装置サイズを大型化する弊害が殆
どない。
【0049】更に、上記2つの実施例では、記録媒体の
保持機構として、媒体保持板56とストッパ57の組み
合わせや媒体保持箱64のような簡単な構成を採用して
いるため、装置全体のサイズが大型化する虞はない。
【0050】なお、上記内容は、本発明に係る実施例に
関するものであり、本発明が上記内容にのみ限定される
ことを意味するものでないのは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体の挿入/排出に必要な搬送機構を速やかに解放
することが可能なオートチェンジャ型記憶装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオートチェンジャ型記憶装置の外観及び
内部構成を示す斜視図。
【図2】記録媒体の一例としての光磁気ディスクカート
リッジの外観を示す斜視図。
【図3】インレット/アウトレット機能を持つ搬送機構
を備えた従来のオートチェンジャ型記憶装置の外観及び
内部構成を示す斜視図。
【図4】本発明の第1実施例に係るオートチェンジャ型
記憶装置の正面図。
【図5】本発明の第1実施例に係るオートチェンジャ型
記憶装置のインレット/アウトレット部近傍の概略構成
を示す側面の断面図。
【図6】同実施例の内部構成の全体を示す側面の断面
図。
【図7】同実施例においてインレット/アウトレット部
に記録媒体が保持された状態を示す要部側面の断面図。
【図8】同実施例においてインレット/アウトレット部
に保持された記録媒体を搬送機構が取り込むときの状態
を示した要部側面の断面図。
【図9】同実施例において記録媒体が搬送機構内に完全
に取り込まれた状態を示す要部側面の断面図。
【図10】本発明の第2の実施例に係るオートチェンジ
ャ型記憶装置の内部の全体構成を示す側面の断面図。
【図11】同実施例において搬送機構から記録媒体が排
出され始めた状態を示す要部側面の断面図。
【図12】同実施例において排出された記録媒体が媒体
保持箱内に導かれる状態を示す要部側面の断面図。
【図13】同実施例において排出された記録媒体が媒体
保持箱内に落下する状態を示す要部側面の断面図。
【図14】同実施例において排出された記録媒体が媒体
保持箱内に格納された状態を示す要部側面の断面図。
【符号の説明】
50 装置ケース 51 記録媒体 52 インレット/アウトレット部 53 搬送機構 54 セル 55 ドライブ 56 媒体保持板 57 ストッパ 58 媒体フラグ 59 媒体センサ 62 媒体ガイド 63 媒体ピッカー 64 媒体保持箱 66 媒体保持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−178991(JP,A) 特開 昭62−82550(JP,A) 実開 昭63−65163(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22 - 17/30 G11B 15/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換可能な複数の記録媒体を外部から取り
    込み、内部に保管し、且つ外部へ排出できるオートチェ
    ンジャ型記憶装置において、 前記記録媒体を複数収納できる棚と、 前記棚の任意の収納場所へ移動自在な、前記任意の収納
    場所に記録媒体を出し入れするための搬送機構と、 前記搬送機構に対し前記収納棚とは反対側の位置に配さ
    れた、前記搬送機構と前記外部との間での前記記録媒体
    の取り込み及び排出を行なうためのインレット/アウト
    レット部と、 前記インレット/アウトレット部に附属し、前記搬送機
    構の移動を妨げない位置において、前記搬送機構に取り
    込まれるべき又は前記搬送機構から排出された記録媒体
    を一時的に保持する媒体保持機構とを備え、 前記媒体保持機構が、前記搬送機構から排出された記録
    媒体を受取り、その記憶媒体を、前記インレット/アウ
    トレット部から、前記記憶媒体の挿入及び取り出しを妨
    げない前記オートチェンジャ記憶装置の内部に退避させ
    保持する機構を有することを特徴とするオートチェン
    ジャ型記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のオートチェンジャ型記憶装
    置において、 前記媒体保持機構が、前記インレット/アウトレット部
    に挿入された記録媒体を、前記搬送機構の移動経路に達
    する手前の位置で停止保持するストッパを有し、 前記搬送機構が、前記ストッパを解除して前記挿入され
    た記録媒体を取り込む取り込み機構を有することを特徴
    とするオートチェンジャ型記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のオートチェンジャ型記憶装
    置において、 前記媒体保持機構が、前記排出された記録媒体を前記オ
    ートチェンジャ型記憶装置のケースの所定面に対しほぼ
    平行な状態で保持することを特徴とするオートチェンジ
    ャ型記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3記載のオートチェンジャ型
    記憶装置において、 前記インレット/アウトレット部に前記記録媒体が挿入
    されたか否かを検出する媒体センサを更に備え、この媒
    体センサの出力に応じて前記搬送機構の移動を制御する
    ことを特徴とするオートチェンジャ型記憶装置。
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