JP2723397B2 - テレビドアホン用パンチルト機構 - Google Patents

テレビドアホン用パンチルト機構

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JP2723397B2 JP3252009A JP25200991A JP2723397B2 JP 2723397 B2 JP2723397 B2 JP 2723397B2 JP 3252009 A JP3252009 A JP 3252009A JP 25200991 A JP25200991 A JP 25200991A JP 2723397 B2 JP2723397 B2 JP 2723397B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビドアホン用パンチ
ルト機構に係わり、特にプリズムを利用したパンチルト
機構を備え、パンチルト機構の回転駆動を制御駆動する
制御部を備えたテレビドアホン用パンチルト機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】来訪者によってカメラ付き玄関子機の呼
出ボタンが押されると、在室者はテレビドアホン親機側
のテレビモニタ画面で来訪者の映像を確認しながら、玄
関子機側の来訪者と通話するテレビドアホンの玄関子機
に、撮像範囲が広く、比較的広範囲の被写体をカメラ部
で撮像可能なパンチルト機構を備えたカメラの導入が近
年増加している。
【0003】本出願人もその種のパンチルト機構を備え
たカメラ付き玄関子機の改良を提案している(実願平2
−121651号、実願平2−127778号、実願平
3−9818号、実願平3−9826号、実願平3−1
3982号)。一般に、パンチルトカメラが電動式の場
合、図5(a)、(b)に示すように、鏡筒付きCCD
素子Aは傾動台Bに固定され、傾動台Bには傾動台Bを
傾斜させるための腕Cが2本取付けられている。腕Cの
頭部Gは、傾動台Bの下面から突出した包囲部Fにより
把持され、腕Cの下部Hはネジがきられて、対応するネ
ジ構造の鍔部Iに螺合している。2本の腕Cそれぞれの
鍔部Iは、駆動部E内の2個のモータ(図示せず)にそ
れぞれ連結されている。また、駆動部Eには傾動台Bが
傾斜する際に支点となるボスDが設けられている。
【0004】カメラをパンチルト傾動させるには、外部
(室内親機)から駆動部Eのモータに駆動信号を送り、
モータの回転がギアに伝達され鍔部Iを回転させる。鍔
部Iの回転は相対的に腕Cを回転させ、腕Cの伸張収縮
をもたらし、傾動台BはボスDを支点として傾斜し任意
の方向にカメラをパンチルト傾動させることができる。
【0005】上記従来のパンチルト機構は、機構的に複
雑なため、部品点数が多く、高精度の部品製造の困難さ
があり、高度の組み立て精度が要求され、部品管理の繁
雑さも伴っていた。また、各部品間には摺動部が多く、
各部の摩耗による不都合もあり、更に、精度は高いが、
腕の伸縮に基づく傾斜のためパンチルト機構の形状全体
が大きくなり、ひいては玄関子機自体の小型化を阻んで
いた。
【0006】上記従来の難点を解決するために、本出願
人は、精度が高く、機構的にシンプルで、小型化された
パンチルト機構を有するテレビドアホン用パンチルト機
構を提案している(特願平3−100932号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このテレビドアホン用
パンチルト機構では、来訪者を撮像してテレビ画面に映
像を映し出すテレビドアホンの子機に使用されるカメラ
のレンズの前面に、円柱型プリズムを配設し、円柱型プ
リズムの円柱側面にプリズム回転駆動機構を設け、プリ
ズム回転駆動機構の駆動により円柱型プリズムを回転さ
せ、来訪者を撮像する光を任意の角度に偏向させてカメ
ラのレンズに入光させるので、パンチルト機構はシンプ
ルに小型化され、機構の精度が高く、撮像範囲も適切に
確保されてはいるが、一旦円柱型プリズムの回転を設定
すると、元に戻らず、入光範囲が直前の設定に固定され
てしまう。例えば、平均的な身長の来訪者V1(図4
(a))より背が著しく背が高い来訪者V2(図4
(a))を撮像するため、室内親機からの操作によって
プリズム回転駆動機構を駆動させ、円柱型プリズムを回
転させ高い位置からカメラに対する入光を設定すると、
円柱型プリズムの位置がこの時に設定された高い位置か
らの入光に固定されてしまうため、その後、平均的な身
長の来訪者V1が撮像範囲に入らなくなるという難点が
あった。
【0008】
【目的】本発明は上記従来の難点を解決するためになさ
れたもので、パンチルト機構を操作して適切な撮像範囲
で撮像後、所望のプリセット位置にパンチルト機構を復
帰させることが可能なテレビドアホン用パンチルト機構
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のテレビドアホン用パンチルト機構は、来
訪者を撮像してテレビ画面に映像を映し出すテレビドア
ホンの子機に使用されるカメラのレンズの前面に、来訪
者を撮像する光を偏向させてカメラのレンズに入光させ
る実質的に円柱状の軸芯方向に入出光面を有する2枚の
円柱型プリズムをその円柱状の軸芯方向に直交するプリ
ズム面が摺接されて配設し、各円柱型プリズムのそれぞ
れの円柱側面に、各円柱型プリズムを回転させるプリズ
ム回転駆動機構を備え、室内親機からの制御信号に基づ
いてプリズム回転駆動機構を制御駆動して適切な撮像範
囲で撮像後、室内親機からのリセット信号により予め記
憶されたプリセット位置に復帰させる制御部を設けたも
のである。
【0010】
【作用】プリズム回転駆動機構の駆動により円柱型プリ
ズムを回転させ、来訪者を撮像する光を任意の角度に偏
向させてカメラのレンズに入光させると共に、パンチル
ト機構を操作して適切な撮像範囲で撮像後、所望のプリ
セット位置にパンチルト機構を復帰させることが可能で
ある。
【0011】
【実施例】以下、本発明のテレビドアホン用パンチルト
機構の実施例を図面を参照して詳述する。図1(a)に
示すように本発明のテレビドアホン用パンチルト機構で
は、来訪者を撮像してテレビ画面に映像を映し出すテレ
ビドアホンの子機に使用されるCCD素子付きカメラ1
のレンズ2の前面に、来訪者を撮像する光3を偏向させ
てカメラ1のレンズ2に入光させる円柱型プリズム4
a、5aのプリズム面4f、5fを摺設して配設し、円
柱型プリズム4a、5aの円柱側面にそれぞれ、円柱型
プリズムを回転させるプリズム回転駆動機構としてのホ
イール6a、7aおよび駆動用モータ8a、9aが設け
られている。これら駆動用モータ8a、9aには、室内
親機12(図2)からの制御信号に基づいて制御駆動さ
せる制御部10が接続されている。
【0012】図2に示すように、室内親機12からの制
御信号に基づいてプリズム回転駆動機構を制御駆動する
制御部10は、室内親機12に接続され室内親機12か
らの信号を解析、変換するCPU10aと、CPU10
aで変換された信号によりモータ8a、9aを回転させ
るモータドライバ10bで構成される。本発明によるテ
レビドアホン用パンチルト機構における画像の上下左右
方向への傾動は、カメラ自体が上下左右方向へ旋回する
従来のパンチルト機構とは異なり、カメラ自体は旋回せ
ず、カメラ1のレンズ2の前面に配設された円柱型プリ
ズム4a、5aの回転による偏光方向の変化によってな
される。
【0013】図1(a)に示すように、カメラ1のレン
ズ2に向って入光する光3は、先ず、プリズム4aによ
って偏光され、ついで、プリズム5aでも偏光されて通
過し、カメラ1のレンズ2に入光し、CCD素子を経由
して画像電気信号となって室内親機12に出力される。
このときの偏光角度は、即ち画像の上下左右方向への傾
動は、図1(b)に示す円柱型プリズム4aのプリズム
面4eと4fのなす角度θおよび/または円柱型プリズ
ム5aのプリズム面5eと5fのなす角度θにより決定
される。円柱型プリズム4a、5aの材質としては、光
学ガラスでも、光学用エンジニアリングプラスチックで
も好適である。
【0014】図4(a)に示すように、平均的な身長の
来訪者V1より著しく背が高い来訪者V2が、子機から呼
出した場合、室内親機12を操作して制御信号を制御部
10のCPU10aに送り、CPU10aで制御信号を
解析してプリズム位置の角度を与える信号に変換し、モ
ータドライバ10bにより駆動用モータ8a、9aを駆
動させ、ホイール6a、7aを回転させて円柱型プリズ
ム4a、5aを、例えば図3(b)のように回転させ、
背が高い来訪者V2(H2)を撮像する。この通話が終了
して室内親機12の送受器を元に戻すと、リセット信号
が CPU10aに送られ、リセット信号を受信する
と、CPU10aは、予め記憶されたプリセット位置、
例えば平均的な身長の来訪者V1(H1)を撮像する位置
(X:0、Y:0)にパンチルト機構が復帰する(図3
(a))よう、モータドライバ10bに信号を送る。こ
のプリセット位置は、テレビドアホンの子機を設置する
際に、任意に設定するものである。
【0015】なお、上記実施例ではプリセット位置を1
個(X:0、Y:0)としているが、複数個に設定する
ことも可能で、複数プリセット位置をスキャンして玄関
まわり等の屋外自動監視用(図4(b))にも好適に使
用される。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明のテレビドアホン用パンチルト機構によれば、パン
チルト機構がシンプルで小型化され、精度が高く、操作
しやすく、撮像範囲も適切に確保され、経済性も優れ、
かつ通話終了後には所望のプリセット位置に復帰させる
ことができ性能向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビドアホン用パンチルト機構の一
実施例を説明する図で、(a)は全体図、(b)は円柱
型プリズムの機能を説明する図である。
【図2】本発明のテレビドアホン用パンチルト機構の一
実施例を説明するブロック図である。
【図3】(a)、(b)はともに円柱型プリズムの組合
せによる偏光角度を説明する図である。
【図4】(a)、(b)はともに、テレビドアホン用パ
ンチルト機構の作用を説明する図である。
【図5】従来の電動式テレビドアホン用パンチルト機構
を説明する図で、(a)は全体斜視図、(b)はその部
分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…CCD素子付きカメラ 2…レンズ 3…光 4a、5a…円柱型プリズム 4f、5f…プリズム摺設面 6a、7a…ホイール(プリズム回転駆動機構) 8a、9a…駆動用モータ(プリズム回転駆動機構) 10…制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】来訪者を撮像してテレビ画面に映像を映し
    出すテレビドアホンの子機に使用されるカメラ(1)の
    レンズ(2)の前面に、前記来訪者を撮像する光を偏向
    させて前記カメラのレンズに入光させる実質的に円柱状
    の軸芯方向に入出光面を有する2枚の円柱型プリズム
    (4a、5a)をその円柱状の軸芯方向に直交するプリ
    ズム面(4f、5f)が摺接されて配設し、各円柱型プ
    リズムのそれぞれの円柱側面に、各円柱型プリズムを回
    転させるプリズム回転駆動機構(6a、8a、7a、9
    a)を備え、前記室内親機からの制御信号に基づいて前
    記プリズム回転駆動機構を制御駆動して適切な撮像範囲
    で撮像後、前記室内親機からのリセット信号により予め
    記憶されたプリセット位置に復帰させる制御部(10)
    を設けたことを特徴とするテレビドアホン用パンチルト
    機構。
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