JP2000299844A - 画像撮影装置 - Google Patents

画像撮影装置

Info

Publication number
JP2000299844A
JP2000299844A JP11104094A JP10409499A JP2000299844A JP 2000299844 A JP2000299844 A JP 2000299844A JP 11104094 A JP11104094 A JP 11104094A JP 10409499 A JP10409499 A JP 10409499A JP 2000299844 A JP2000299844 A JP 2000299844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image photographing
moving
vertical
photographing apparatus
position detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11104094A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kimura
浩司 木村
Hisashi Kawai
久 川井
Kunihiko Tabei
邦彦 田部井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11104094A priority Critical patent/JP2000299844A/ja
Publication of JP2000299844A publication Critical patent/JP2000299844A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像撮影手段を昇降する専用の駆動手段を必
要としない、小型,ローコストの画像撮影装置を提供す
る。 【解決手段】 移動モータ1により、パンタグラフ形の
リンク機構6の右下端を左方へ移動させると、レンズ部
(画像撮影手段)9をチルト可能に支持する移動部分7
が上昇する。前記右下端を更に移動させると、リンク機
構6の右上端が、前記移動部7に設けた移動制御溝穴8
内を左へ移動し、同時に前記右上端が、前記レンズ部9
に設けた移動制御溝穴10内を右から左へ更に下へと移
動するので、移動部分7が上昇を止め、レンズ部9は図
示のようにチルトし始める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ会議装置、
テレビ電話装置に好適な画像撮影装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像撮影装置であるテレビ会議装
置やテレビ電話装置においては、画像撮影手段であるカ
メラで撮影した画像をデジタル符号化し、音声探知手段
であるマイクより入力された音声信号等と共にデータ圧
縮して、ISDN(Integrated Servi
ces Digital Network)回線等を介
して通話相手に送出し、一方これとは逆に通話相手より
電送された一連のデータを伸長すると共に、画像信号及
び音声信号に分離し、画像を表示手段であるテレビモニ
タ等に表示し、音声をスピーカに出力するように双方向
で送信可能に形成されている。
【0003】そして、近年これらのテレビ会議装置やテ
レビ電話装置は、1〜3人程度による個人用の装置が開
発されている。
【0004】これにより、専用の会議室に設置して使用
していて、少人数で会議を行う場合でも会議室を専有し
て使用するような空間的な損失が無くなり、会議出席者
が会議室まで行かなければならない時間的な損失も無く
なってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような近年開発されている画像撮影装置であるテレビ
会議装置やテレビ電話装置は、個人用であるため未使用
状態のときに、使用者自身の机の上やテレビモニタの上
等に、そのまま置きざらしになることがある。
【0006】そのため未使用時には、画像撮影装置を目
立たなく邪魔にならないように、カメラ,レンズを収納
するなどの工夫が必要となる。
【0007】そして収納のための駆動手段部分が必要と
なり、画像撮影装置が大型化してしまったり、高コスト
化となってしまう。
【0008】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、画像撮影手段を昇降するための専用の駆動手
段を必要としない、小型,ローコストの画像撮影装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では画像撮影装置を次の(1)〜(6)のと
おりに構成する。
【0010】(1)撮影方向変更手段を有する画像撮影
装置において、垂直方向に回転自在に、内蔵した画像撮
影手段を支える移動部分を持ち、前記撮影方向変更手段
は、昇降方向駆動手段と、水平方向駆動手段と、垂直方
向駆動手段と、昇降位置検出手段と、水平位置検出手段
と、垂直位置検出手段とを備え、前記画像撮影手段を、
昇降方向と水平方向と垂直方向に移動可能にし、その方
向位置確認も可能にし、当該画像撮影装置の未使用状態
では、前記画像撮影手段を内蔵した前記移動部分が画像
撮影装置の内部に収納され、使用状態では、前記移動部
分が画像撮影装置の上部に出現し、昇降方向駆動手段と
垂直方向駆動手段とを兼用し、かつ、昇降位置検出手段
と垂直位置検出手段とを兼用し、兼用した駆動手段の使
用範囲部分を、昇降方向駆動用部分と垂直方向駆動用部
分に分割し、両範囲部分の形状を各々変更可能にする画
像撮影装置。
【0011】(2)撮影方向変更手段を有する画像撮影
装置において、垂直方向に回転自在に、内蔵した画像撮
影手段を支える移動部分を持ち、前記撮影方向変更手段
は、昇降方向駆動手段と、水平方向駆動手段と、垂直方
向駆動手段と、昇降位置検出手段と、水平位置検出手段
と、垂直位置検出手段とを備え、前記画像撮影手段を、
昇降方向と水平方向と垂直方向に移動可能にし、その方
向位置確認も可能にし、当該画像撮影装置の未使用状態
では、前記画像撮影手段を内蔵した前記移動部分が画像
撮影装置の内部に収納され、使用状態では、前記移動部
分が画像撮影装置の上部に出現し、昇降方向駆動手段と
水平方向駆動手段とを兼用し、かつ、昇降位置検出手段
と水平位置検出手段とを兼用し、兼用した駆動手段の使
用範囲部分を、昇降方向駆動用部分と水平方向駆動用部
分に分割し、両範囲部分の形状を各々変更可能にする画
像撮影装置。
【0012】(3)画像撮影手段と、この画像撮影手段
をチルト可能に支持し昇降方向に移動する移動体と、こ
の移動体を昇降方向に移動させるパンタグラフ形のリン
ク機構と、このリンク機構の下方の一端を水平方向に駆
動する駆動手段と、前記リンク機構の上方の一端に係合
する、前記撮影手段に設けた移動制御溝穴と前記移動体
に設けた移動制御溝穴とを備えた画像撮影装置。
【0013】(4)前記(3)記載の画像撮影装置にお
いて、前記駆動手段は、前記リンク機構の下方の一端を
水平方向に移動させる移動リードスクリューネジとボル
トを有し、前記移動リードスクリューネジはその一端か
ら他端にかけてネジピッチを変えた画像撮影装置。
【0014】(5)画像撮影手段と、この画像撮影手段
を支持し、昇降方向およびパン方向に移動する移動体
と、この移動体の外側面を覆いパン方向に移動する移動
筒と、この移動筒の外側面を覆う外装カバーと、前記移
動筒を回動駆動する駆動手段と、前記移動体の下方の端
部と係合する、前記移動筒に設けた移動制御溝穴と前記
外装カバーに設けた移動制御溝穴とを備えた画像撮影装
置。
【0015】(6)前記(5)記載の画像撮影装置にお
いて、前記移動筒に設けた移動制御溝穴は斜め直線状で
あり、前記外装カバーに設けた移動制御溝穴は逆L字状
である画像撮影装置。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を画像撮
影装置の実施例により詳しく説明する。
【0017】
【実施例】(実施例1)実施例1の“画像撮影装置”
は、図12に示すように、画像表示手段であるテレビモ
ニタ等の上部に設置される事が多い。
【0018】図12の(a)はテレビモニタを上方より
見た図であり、図12の(b)はテレビモニタを正面よ
り見た図であり、本画像撮影装置の使用状態を示す。撮
影方向変更手段である雲台の内部より、画像撮影手段で
あるカメラ,レンズ部を上昇させ、水平方向及び垂直方
向とそれぞれ回転可能にしている。
【0019】図12の(c)はテレビモニタを正面より
見た図であり、本画像撮影装置の未使用状態を示す。撮
影方向変更手段である雲台の内部へ画像撮影手段である
カメラ,レンズ部を、下降させ収納可能とし、インテリ
アの置物としてある。
【0020】まず、本発明の画像撮影装置の前提となる
基本的構成を簡単に説明する。
【0021】図18と図19は画像撮影装置の基本的構
成例を示す図である。
【0022】図18,19において、被写体からの光は
レンズ部101、アイリス装置102を通って撮像装置
(CCD)103にいたる。撮像装置(CCD)103
は被写体からの光を光電変換して電気信号として出力
し、信号処理装置104へ送る。
【0023】信号処理装置104は、入力された電気信
号に必要な処理を施しビデオ信号を生成し、これを外部
に出力する。
【0024】このようにして生成されたビデオ信号は、
例えばテレビ会議システムにおいては、コーデックに接
続されることになる。
【0025】一方、信号処理装置104からカメラ制御
部105へ画像信号が送られる。このカメラ制御部10
5は、入力された画像信号のレベルに応じてアイリス駆
動装置106を制御するようになっている。
【0026】これにより、アイリス装置102が駆動さ
れ、画像信号のレベルが一定に成るような制御が行われ
る。アイリス駆動装置106で駆動する量は、I/F制
御部109から与えられる情報に応じてカメラ制御部1
05で調整できるようにも構成されている。
【0027】また、カメラ制御部105からフォーカス
制御部107、およびズーム制御部108に制御信号を
出力してこれらの装置を制御することにより、レンズ部
101のフォーカスおよびズーム量を制御している。
【0028】そして、このズーム及びフォーカスの制御
は、I/F制御部109からの情報に応じて制御可能な
ようにも構成されている。
【0029】一方、カメラ制御部105では、例えば、
入力される画像信号の高周波成分を抽出し、その量が最
大になるようにフォーカス制御部107を駆動できるよ
うにも構成されており、いわゆるオートフォーカス動作
も可能なようになっている。
【0030】さらに、カメラ制御部105からは、信号
処理装置104および撮像装置103の必要な処理パラ
メータを制御できるように構成されている。
【0031】また、カメラ制御部105はI/F制御部
109との間で情報の通信を行っている。
【0032】このI/F制御部109は、外部機器と接
続されており通信を行うことができるようになってい
る。
【0033】I/F制御部109は、光軸制御装置を構
成する水平方向(水平面内でカメラの向きを変える、パ
ンまたはパニングともいう)駆動装置111および、垂
直方向(垂直面内でカメラの向きを変える、チルトとも
いう)駆動装置110および、昇降方向(上下方向とも
いう)駆動装置112を制御することによって、撮影方
向を変えることができるように構成されている。
【0034】水平および垂直および昇降可動部分には、
その位置情報を検出するために、水平位置検出装置11
4、垂直位置検出装置113、昇降位置検出装置115
が設けられており、これらの検出装置によって検出され
た位置情報は、I/F制御部109へ送られる。
【0035】さらに音声検知としての左右のマイク11
7,118とアンプ116も、I/F制御部109との
間で情報の通信を行っていて、音声出力を得る。
【0036】このように、光軸制御系,カメラ制御系,
レンズ制御系,音声系および外部との通信系を一つの制
御部105で集中管理することによって、より適切な制
御が可能となり、良好な画質が得られるようになる。
【0037】そして、図18と図19の違いから判るよ
うに、本実施例は、昇降方向駆動装置と昇降位置検出装
置を、垂直方向駆動装置と、垂直位置検出装置で、それ
ぞれに兼用とする。つまり、昇降方向駆動装置と昇降位
置検出装置を省略した系で動作可能とするものである。
【0038】続いて実施例1として、昇降方向駆動装置
と垂直方向駆動装置とを兼用し、昇降位置検出装置と垂
直位置検出装置とを兼用した画像撮影装置について説明
する。
【0039】図1は画像撮影装置の上視断面図である。
【0040】図2は画像撮影装置の使用状態での正面断
面図である。
【0041】図3は画像撮影装置の未使用状態での正面
断面図である。
【0042】図4は画像撮影装置の使用状態でのリンク
部を示す図である。
【0043】図5は画像撮影装置の使用状態での溝穴部
を示す図である。
【0044】図6は画像撮影装置の未使用状態での溝穴
部を示す図である。
【0045】チルト方向移動および上下方向移動モータ
1、このチルト方向移動および上下方向移動モータ1の
出力軸に取り付けられた小プーリ2、小プーリ2と噛み
合わされたベルト3、ベルト3により駆動力が伝えられ
るチルト方向および上下方向移動リードスクリューネジ
4、これによりチルト方向および上下方向移動モータ1
の正逆回転により、チルト方向および上下方向移動リー
ドスクリューネジ4も正逆回転が可能となっている。
【0046】また、減速比の適性化,モータの正逆回転
の選択,モータの配置位置等で、プーリとベルトの組合
せの代りに、歯車等を使用したり、モータ軸に直接移動
リードスクリューネジを付けて使用することもできる。
【0047】移動リードスクリューネジ4にはナット部
5が噛み合わされていて、ナット部5の両側より一対の
チルト方向および上下方向リンク機構(パンタグラフ形
のリンク機構ともいう)6に係合されている。
【0048】一対のチルト方向および上下方向リンク機
構6の中心は、2本のリンク腕が回転(回動ともいう)
自在に係合し、リンク腕の端部4点A,B,C,Dは次
のようになっている。
【0049】端部Aは前述のようにナット部5と回転自
在に係合し、端部Bは本体装置の底部に回転自在に係合
し、端部Cは移動部分7の前方に回転自在に係合し、端
部Dは移動部分7の後方の移動制御溝穴8に係合し、端
部Dのピンはこの移動制御溝穴8に摺動するように設け
られている。
【0050】チルト方向および上下方向への移動可能と
なる移動部分7には、レンズ部(撮像装置を含む、以下
同じ)9を含む。レンズ部9の前方は移動部分7に回転
自在に係合し、後方には移動制御溝穴10を備え、端部
Dのピンと摺動するように設けられている。
【0051】チルト方向移動および上下方向移動モータ
1の正逆回転により、移動リードスクリューネジ4が回
転し、噛み合わされたナット部5が水平方向に移動し
て、一対のチルト方向および上下方向リンク機構6と、
移動部分7の移動制御溝穴8と、レンズ部9の移動制御
溝穴10との位置関係により、レンズ部9のチルト方向
の移動と上下方向の移動を同じ機構で兼用することが可
能となる。
【0052】図3および図6で示す装置の未使用状態、
つまりレンズ部9の収納状態から、移動モータ1を正回
転させることで移動部分7はレンズ部9と共に上方に移
動し、レンズ部9は正面の外装カバーより現れ、図2お
よび図4のように使用状態になる。
【0053】さらに移動モータ1を正回転させること
で、レンズ部9はチルト方向の下方向へ移動し、図5の
ようになる。もっとさらに移動モータ1を正回転させる
ことで、レンズ部9はチルト方向の上方向きへ移動して
行くことになる。
【0054】ここでレンズ部9の移動制御溝穴10の形
状によっては、レンズ部9のチルト方向移動をはじめに
上方向きさせてから下方向きさせることも可能である。
【0055】また、移動モータ1を逆回転させること
で、これらの動作を逆に進行して、移動部分7は下方へ
移動し、レンズ部9を外装カバー内部に収納し、装置の
使用状態から未使用状態にもどせる。
【0056】図7は、これらのリンク機構6の端部Dの
ピンと摺動する、移動部分7の移動制御溝穴8と、レン
ズ部9の移動制御溝穴10との位置関係を示す。
【0057】パン方向移動駆動部は、移動部分7が小型
化可能なように移動部分7に内蔵せずに、図1に示すよ
うに、本体装置内部に設けられる。パン方向移動モータ
11の出力軸に取り付けられた小プーリ、小プーリに噛
み合わされたベルトにより中継プーリおよび小歯車を介
して、移動部分7のパン方向移動回転のための大歯車1
7に駆動力が伝達される。これにより、パン方向移動モ
ータ11が正逆回転することで、パン方向の移動が可能
となる。
【0058】また、減速比の適性化,モータの正逆回転
の選択,モータの配置位置等で、プーリの代りにモータ
軸に直接歯車を付けて使用する方法等も利用できる。
【0059】上下方向移動用に使用する移動リードスク
リューネジ4のネジ部分と、チルト方向移動用に使用す
る移動リードスクリューネジ4のネジ部分との、ネジピ
ッチ長さ間隔を図8に示すように、変化させることもで
きる。
【0060】この際、噛み合わせ用のナット部5は、一
歯の一部のみで形成された物で嵌合させたり、図9に示
すように一歯の爪部12ごとにバネ性を持たせた部分1
3を備えて嵌合させている。
【0061】移動リードスクリューネジ4のネジピッチ
長さ間隔が変化すると、一歯の爪部12はネジ溝ごとに
その間隔をネジピッチに合わせて嵌合する。
【0062】これにより、上下方向移動時には、ネジピ
ッチを長くして移動速度を早くし、チルト方向移動時に
は、ネジピッチを短くしてチルト方向移動の微調整精度
を向上させることが可能である。また反対に、上下方向
移動時には、ネジピッチを短くして低いトルクの移動モ
ータの力でも負荷の重い移動部分を上昇させることもで
きる。
【0063】さらに、移動部分7の移動制御溝穴8とレ
ンズ部9の移動制御溝穴10の形状と組み合わせて使用
することで、多種の動作が可能である。
【0064】これらの全ての動作は、チルト方向および
上下方向位置検出センサ14、パン方向位置検出センサ
15と、各移動モータのステップ数により掌握すること
が可能である。
【0065】本構成では、チルト方向位置検出センサと
上下方向位置検出センサを兼用したが、図10と図11
に示すように、微調整精度向上のため専用にチルト方向
位置検出センサ16を備えることも可能な空間をもって
いる。
【0066】しかし、本装置が1〜3人程度による個人
用の装置であり被写体の範囲が近傍であるので、本構成
で微調整精度は十分であり、専用にチルト方向位置検出
センサ16を備える必要がない。
【0067】以上説明したように、本実施例によれば、
昇降(上下)方向駆動装置と垂直(チルト)方向駆動装
置とを兼用し、昇降(上下)位置検出装置と垂直(チル
ト)位置検出装置とを兼用した機構を実現させることが
でき、小型化,ローコスト化ができる。また未使用時に
カメラ,レンズ部を下方に移動し、目立たない状態とす
ることができる。
【0068】(実施例2)実施例2の“画像撮影装置”
は、図17に示すように、画像表示手段であるテレビモ
ニタ等の上部に設置されることが多い。
【0069】図17の(a)はテレビモニタを上方より
見た図であり、図17の(b)はテレビモニタを正面よ
り見た図であり、本画像撮影装置の使用状態を示す。撮
影方向変更手段である雲台の内部より、画像撮影手段で
あるカメラ,レンズ部を上昇させ、水平方向および垂直
方向とそれぞれ回転可能にしている。図17の(c)は
テレビモニタを正面より見た図であり、本画像撮影装置
の未使用状態を示す。
【0070】撮影方向変更手段である雲台の内部へ画像
撮影手段であるカメラ,レンズ部を、下降させ収納可能
とし、インテリアの置物としてある。
【0071】前述の図18および図19で説明したとお
り、本実施例の画像撮影装置も実施例1の画像撮影装置
と同様の機能を備え、良好な画質が得られるようになっ
ている。
【0072】そして、本実施例は、昇降(上下)方向駆
動装置と昇降(上下)位置検出装置を、水平(パン)方
向駆動装置と、水平(パン)位置検出装置で、それぞれ
に兼用とする。つまり、昇降(上下)方向駆動装置と昇
降(上下)位置検出装置を省略した系で動作可能とする
ものである。
【0073】続いて、実施例2として、昇降方向駆動装
置と水平方向駆動装置とを兼用し、昇降位置検出装置と
水平位置検出装置とを兼用した機構について説明する。
【0074】図13は画像撮影装置の使用状態での正面
断面図である。
【0075】図14は画像撮影装置の未使用状態での正
面断面図である。
【0076】パン移動方向および上下方向移動モータ2
1、このパン方向移動および上下方向移動モータ21の
出力軸に取り付けられた小歯車22、小歯車22と噛み
合いパン方向および上下方向移動のための移動筒23の
端部に設けられた大歯車24、これらによりパン方向お
よび上下方向移動モータ21の正逆回転することで、パ
ン方向および上下方向移動のための移動筒23も正逆回
転が可能となっている。
【0077】また、減速比の適性化,モータの正逆回転
の選択,モータの配置位置等で、プーリおよびベルト等
を使用することもできる。
【0078】移動筒23の側面には移動制御溝穴25が
切られている。パン方向および上下方向への移動が可能
となる移動部分27は、レンズ部(撮像装置を含む、以
下同じ)28を含み、その外周面に移動筒23の側面の
移動制御溝穴25と係合して摺動する凸部29を備え
る。本体装置の外装カバーの内側にも、移動部分27の
凸部29と係合して摺動する移動制御溝穴26が設けら
れ、外観面には見えないようになっている。
【0079】移動部分27の内部には、レンズ部28お
よびチルト方向駆動装置一式が備えられている。
【0080】移動部分27の凸部29は、移動筒23の
移動制御溝穴25と外装カバーの移動制御溝穴26の両
方に係合っているため、パン方向移動および上下方向移
動モータ21の正逆回転により、移動筒23が回転し2
つの移動制御溝穴25,26の重なり方が変化すること
により、凸部29が移動して行く。これらの動作の変化
を図15に示す。
【0081】このときに、2つの移動制御溝穴25,2
6と、凸部29の位置関係により、上下方向の移動とパ
ン方向の移動を同じ機構で兼用することが可能となる。
【0082】図14に示す装置の未使用状態、つまりレ
ンズ部28の収納状態から、移動モータ21を正回転す
ることで移動部分27はレンズ部28と共に上方に移動
し、レンズ部28は正面の外装カバーより現れ、図13
のように使用状態になる。
【0083】はじめ収納状態から移動モータ21を正回
転させることで移動部分27は、上方に移動し、レンズ
部28を外装カバーより現す。更に移動モータを正回転
させることでパン方向の右方向へ移動して行ける。
【0084】また、移動モータ21を逆回転させること
でパン方向の左方向へ移動して行け、更に逆回転し続け
ると移動部分27は下方へ移動し、レンズ部28を外装
カバー内部へ収納する。
【0085】チルト方向移動駆動部は、移動部分27に
内蔵し、チルト方向移動モータ30の出力軸に取り付け
られた小歯車51,小歯車51に噛み合わされたレンズ
部28の大歯車52に駆動力が伝達される。これによ
り、チルト方向移動モータ30が正逆回転することで、
チルト方向の移動が可能となる。
【0086】上下方向移動に利用する移動筒23の移動
制御溝穴25の角度を変化させることもできる。これに
より図16に示すように、上下方向移動時には移動制御
溝穴25の角度を立てて(大きくして)移動部分27の
移動速度を早くしたり、また逆に移動制御溝穴25の角
度を寝かせて(小さくして)低いトルクの移動モータの
力でも負荷の重い移動部分を上昇させることが可能とな
る。
【0087】これらの全ての動作は、パン方向および上
下方向位置検出センサ31、チルト方向位置検出センサ
32と、各移動モータ21,30のステップ数により掌
握することが可能である。
【0088】以上説明したように本実施例によれば、昇
降(上下)方向駆動装置と水平(パン)方向駆動装置と
を兼用し、昇降(上下)位置検出装置と水平(パン)位
置検出装置とを兼用した機構をも実現させることがで
き、小型化,ローコスト化ができる。また未使用時に、
カメラ,レンズ部を下方に移動し、目立たない状態とす
ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
昇降(上下)方向駆動装置を、専用に設ける必要がな
く、画像撮影装置の小型化および低価格化が可能とな
る。
【0090】また、画像撮影装置の未使用状態ではカメ
ラ,レンズ部を収納し、目立たない状態とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の上視断面図
【図2】 使用状態での正面断面図
【図3】 未使用状態での正面断面図
【図4】 使用状態でのリンク部を示す図
【図5】 使用状態での溝穴部を示す図
【図6】 未使用状態での溝穴部を示す図
【図7】 チルト方向移動の説明図
【図8】 移動リードスクリューネジの変形を示す図
【図9】 ナット部の変形を示す図
【図10】 使用状態におけるチルト方向位置検出セン
サを示す図
【図11】 未使用状態におけるチルト方向位置検出セ
ンサを示す図
【図12】 実施例1の設置例を示す図
【図13】 実施例2の使用状態での正面断面図
【図14】 未使用状態での正面断面図
【図15】 上下方向,パン方向移動の説明図
【図16】 移動制御溝穴の変形を示す図
【図17】 実施例2の設置例を示す図
【図18】 画像撮影装置の基本的構成例を示す図
【図19】 画像撮影装置の基本的構成例を示す図
【符号の説明】
1 移動モータ 6 リンク機構 7 移動部分 8 移動制御溝穴 9 レンズ部 10 移動制御溝穴 14 位置検出センサ 15 位置検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田部井 邦彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA12 AB02 AB36 AB62 AB65 AC27 AC69 AC74 AC75 AC77 CA00 5C064 AA02 AB04 AC04 AC07 AD08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影方向変更手段を有する画像撮影装置
    において、垂直方向に回転自在に、内蔵した画像撮影手
    段を支える移動部分を持ち、前記撮影方向変更手段は、
    昇降方向駆動手段と、水平方向駆動手段と、垂直方向駆
    動手段と、昇降位置検出手段と、水平位置検出手段と、
    垂直位置検出手段とを備え、前記画像撮影手段を、昇降
    方向と水平方向と垂直方向に移動可能にし、その方向位
    置確認も可能にし、 当該画像撮影装置の未使用状態では、前記画像撮影手段
    を内蔵した前記移動部分が画像撮影装置の内部に収納さ
    れ、使用状態では、前記移動部分が画像撮影装置の上部
    に出現し、昇降方向駆動手段と垂直方向駆動手段とを兼
    用し、かつ、昇降位置検出手段と垂直位置検出手段とを
    兼用し、兼用した駆動手段の使用範囲部分を、昇降方向
    駆動用部分と垂直方向駆動用部分に分割し、両範囲部分
    の形状を各々変更可能にする、ことを特徴とする画像撮
    影装置。
  2. 【請求項2】 撮影方向変更手段を有する画像撮影装置
    において、垂直方向に回転自在に、内蔵した画像撮影手
    段を支える移動部分を持ち、前記撮影方向変更手段は、
    昇降方向駆動手段と、水平方向駆動手段と、垂直方向駆
    動手段と、昇降位置検出手段と、水平位置検出手段と、
    垂直位置検出手段とを備え、前記画像撮影手段を、昇降
    方向と水平方向と垂直方向に移動可能にし、その方向位
    置確認も可能にし、 当該画像撮影装置の未使用状態では、前記画像撮影手段
    を内蔵した前記移動部分が画像撮影装置の内部に収納さ
    れ、使用状態では、前記移動部分が画像撮影装置の上部
    に出現し、昇降方向駆動手段と水平方向駆動手段とを兼
    用し、かつ、昇降位置検出手段と水平位置検出手段とを
    兼用し、兼用した駆動手段の使用範囲部分を、昇降方向
    駆動用部分と水平方向駆動用部分に分割し、両範囲部分
    の形状を各々変更可能にする、ことを特徴とする画像撮
    影装置。
  3. 【請求項3】 画像撮影手段と、この画像撮影手段をチ
    ルト可能に支持し昇降方向に移動する移動体と、この移
    動体を昇降方向に移動させるパンタグラフ形のリンク機
    構と、このリンク機構の下方の一端を水平方向に駆動す
    る駆動手段と、前記リンク機構の上方の一端に係合す
    る、前記撮影手段に設けた移動制御溝穴と前記移動体に
    設けた移動制御溝穴とを備えたことを特徴とする画像撮
    影装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像撮影装置において、
    前記駆動手段は、前記リンク機構の下方の一端を水平方
    向に移動させる移動リードスクリューネジとボルトを有
    し、前記移動リードスクリューネジはその一端から他端
    にかけてネジピッチを変えたことを特徴とする画像撮影
    装置。
  5. 【請求項5】 画像撮影手段と、この画像撮影手段を支
    持し、昇降方向およびパン方向に移動する移動体と、こ
    の移動体の外側面を覆いパン方向に移動する移動筒と、
    この移動筒の外側面を覆う外装カバーと、前記移動筒を
    回動駆動する駆動手段と、前記移動体の下方の端部と係
    合する、前記移動筒に設けた移動制御溝穴と前記外装カ
    バーに設けた移動制御溝穴とを備えたことを特徴とする
    画像撮影装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像撮影装置において、
    前記移動筒に設けた移動制御溝穴は斜め直線状であり、
    前記外装カバーに設けた移動制御溝穴は逆L字状である
    ことを特徴とする画像撮影装置。
JP11104094A 1999-04-12 1999-04-12 画像撮影装置 Withdrawn JP2000299844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11104094A JP2000299844A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 画像撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11104094A JP2000299844A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 画像撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000299844A true JP2000299844A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14371542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11104094A Withdrawn JP2000299844A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 画像撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000299844A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064800A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Ricoh Co Ltd レンズ鏡筒、カメラ、及び携帯型情報端末装置
JP2012514932A (ja) * 2009-01-12 2012-06-28 ロボメク・カンパニー・リミテッド パンチルト装置
JP2018010316A (ja) * 2017-09-19 2018-01-18 キヤノン株式会社 ミラー駆動装置およびこれを備えた撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064800A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Ricoh Co Ltd レンズ鏡筒、カメラ、及び携帯型情報端末装置
JP2012514932A (ja) * 2009-01-12 2012-06-28 ロボメク・カンパニー・リミテッド パンチルト装置
JP2018010316A (ja) * 2017-09-19 2018-01-18 キヤノン株式会社 ミラー駆動装置およびこれを備えた撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5479203A (en) Video camera apparatus with zoom control based on the pan or tilt operation
JP3151727B2 (ja) オーディオおよびビデオ通信ターミナル
CN1797167B (zh) 相机镜头的快门机构
JP2009058870A (ja) レンズ鏡筒回転駆動機構及びレンズ鏡筒回転型撮像装置
JP2000299844A (ja) 画像撮影装置
JP4390887B2 (ja) 撮像機器
JP2000214517A5 (ja)
JP2915659B2 (ja) 画像入出力装置およびテレビ電話装置
JP2000032420A (ja) 双方向対話システム用撮像装置
JP2682758B2 (ja) テレビドアホン用パンチルト機構
JP2016082448A (ja) 通信装置及び通信方法
JP4089854B2 (ja) 遠隔作業支援コミュニケーション装置
JPH05207471A (ja) テレビドアホン装置
JPH09159899A (ja) 撮像装置
JPH07111613A (ja) 画像入力装置
JP2862349B2 (ja) テレビモニタシステム
JP2003219232A (ja) カメラ付き携帯端末
JP2002027304A (ja) 画像送信機能付き通信装置
JP2022108866A (ja) 撮像装置
KR200338937Y1 (ko) 카메라 조정장치
JP2859968B2 (ja) 電話機能付テレビモニタシステム
KR20030017038A (ko) 적외선 리모콘을 통한 화상회의 시스템의 카메라 줌배율조절 장치 및 그 방법
JPH08289181A (ja) レンズ及びマイク部可動型カメラ一体型vtr
JP2723397B2 (ja) テレビドアホン用パンチルト機構
JP2599204Y2 (ja) 大画面遠隔伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704