JP2859968B2 - 電話機能付テレビモニタシステム - Google Patents

電話機能付テレビモニタシステム

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JP2859968B2
JP2859968B2 JP3027377A JP2737791A JP2859968B2 JP 2859968 B2 JP2859968 B2 JP 2859968B2 JP 3027377 A JP3027377 A JP 3027377A JP 2737791 A JP2737791 A JP 2737791A JP 2859968 B2 JP2859968 B2 JP 2859968B2
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上田  宏
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  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電話機能付テレビモニ
タシステムに関し、特に、テレビカメラの撮像方向を所
望の位置に合わせることのできる電話機能付テレビモニ
タシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のテレビカメラの小型軽量化、低価
格化に伴い、モニタ画面に前記テレビカメラによって撮
影された来訪者の姿を映出すモニタテレビ付インターホ
ン(以下、テレビドアホンと略称する。)が開発されて
いる。
【0003】来訪者は、その身長がまちまちであり、ま
たテレビカメラの前に立つ位置もまちまちであるので、
テレビカメラが来訪者の姿を的確に撮像することができ
ない場合がある。これを解消するためにテレビカメラの
撮像方向を来訪者がカメラの視野範囲内に入るように移
動させる方策として、いわゆるパンチルト機構が採用さ
れる。このパンチルト機構を備えた従来のテレビドアホ
ンに関する詳細は特願平2−199670および特願平
2−162347に記載されているので、詳細説明は省
略し、以下に簡単に説明する。
【0004】図5は、特願平2−199670に記載さ
れた従来のパンチルト機構付テレビドアホンのインター
ホン親機(モニタ部)とインターホン子機(カメラ部)
の外観正面図である。
【0005】図6は、特願平2−199670に記載さ
れた従来のパンチルト機構付テレビドアホンのインター
ホン子機(カメラ部)の外観側面図である。
【0006】図5図を参照して、インターホン親機A
は、インターホン親機本体7、来訪者と音声によって通
話するためのハンドセット8、来訪者による被写体像を
映出すためのモニタ画面9、外部操作されインターホン
子機Bのカメラレンズ5を上下左右に駆動するための信
号を出力するパンチルトスイッチ10を備え、室外スピ
ーカ25および室外マイク26を含むインターホン子機
Bと信号ラインCを介して通信接続される。
【0007】以上のテレビドアホンであれば、来訪者の
呼出しに応答して、室内にいる者がインターホン親機A
のパンチルトスイッチ10を操作して、インターホン子
機Bのカメラレンズ5による撮像方向を来訪者の立つ位
置に一致するように調整することができる。そしてカメ
ラレンズ5を介して撮像して得られた来訪者の映像信号
は信号ラインCを介してインターホン親機Aに送られ
る。インターホン親機Aのモニタ画面9には、前記映像
信号による来訪者の姿が映出される。
【0008】これにより、室内にいる者は来訪者と音声
のみでなく表情を見ながら会話できるので非常に便利で
ある。
【0009】上述した図5のパンチルトスイッチ10を
操作してカメラレンズ5を上下左右に目いっぱい傾斜さ
せると、カメラレンズ5がインターホン子機B本体に当
接して子機B本体を傷付ける恐れがあるので、これを解
消するように図6の機構が提供された。
【0010】図6のインターホン子機Bに接続される親
機Aの構成は前記図5と同様である。
【0011】図6を参照してインターホン子機Bは子機
本体1とカメラレンズ5を搭載したレンズ台4を伸縮自
在なロッド2aないし2dを介して接続する。さらに、
前記レンズ台4の上端とインターホン子機本体1とが接
する位置に上限マイクロスイッチ11を配置し、レンズ
台4の下端とインターホン子機本体1を接する位置に下
限マイクロスイッチ12を配置し、レンズ台4の左端と
インターホン子機本体1とが接する位置に左限マイクロ
スイッチ13を配置し、レンズ台4の右端とインターホ
ン子機本体1とが接する位置に右限マイクロスイッチ1
4を配置する。
【0012】前記各マイクロスイッチは、レンズ台4と
接触すると、応じてその接点が閉じられインターホン子
機本体1にレンズ台4が当接したこと、すなわちテレビ
カメラ部分6が移動して、その最大移動範囲に達したこ
とを検出した旨の信号を出力する。応じてインターホン
子機本体1内部に設けられる各ロッドの駆動機構が停止
して、各ロッドの伸縮動作が停止する。
【0013】以上のようにして従来のパンチルト機構付
テレビドアホンは室内にいる人が、パンチルトスイッチ
10を操作してカメラレンズ5による撮像方向を所望す
る方向に移動させ、かつ前記移動によりインターホン子
機本体1が傷付けられないようにして訪問者を的確にモ
ニタ画面9に映出すようにできる。
【0014】図7は、従来の電話機能付テレビドアホン
の電話およびモニタ一体型インターホン親機の一例を示
す外観図である。
【0015】図8は、従来の電話機能付テレビドアホン
の電話およびモニタ一体型インターホン親機の他の例を
示す外観図である。
【0016】図7の電話およびモニタ一体型インターホ
ン親機Dは電話部とドアホンとしてのモニタ部が一体に
内蔵されるよう構成されたものであり、訪問者によって
押下される呼出しスイッチ18を備えたインターホン子
機Eと信号ラインCを介して通信接続される。
【0017】前記親機Dは、訪問者との会話と電話回線
30を介しての通話とに共用されるハンドセット8、モ
ニタ画面9、モニタスイッチ19、防犯のための電気錠
スイッチ20および電話番号入力のためのテンキー15
を含む。
【0018】図8の親機Dは、ドアホンとして動作する
モニタ部16と電話機として動作する電話部17をそれ
ぞれ独自に備える。モニタ部16はモニタ画面9、モニ
タスイッチ19および電気錠スイッチ20を含み、電話
部17は訪問者との会話と電話回線30を介しての通話
とに共用されるハンドセット8およびテンキー15を含
む。
【0019】上述したような、電話機能付テレビドアホ
ンにおいて、ドアホンとして使用時はモニタ画面9に映
出される訪問者像を見ながらハンドセット8を介して会
話し、電話機として使用時は、テンキー15により電話
番号を入力した後、ハンドセット8を介して通話する。
【0020】最近は、上述したようなテレビドアホンと
電話機能とを結合したようなテレビドアホン(以下、電
話機能付テレビドアホンと呼ぶ)が提供されてきた。こ
れらの電話機能付テレビドアホンの多くは、テレビドア
ホンとしての訪問者との会話と、電話機としての通話と
は共通のハンドセットを用いて行なわれる。
【0021】このように、ハンドセットを共有すれば、
装置自体の冗長性はなく効率的であるという利点があ
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述したような
電話機能付テレビドアホンに、前述したモニタ用テレビ
カメラのパンチルト機能を追加すれば、さらに利便性が
向上された電話機能付テレビドアホンが提供できるはず
である。しかしながら、図7および図8のいずれの電話
機能付テレビドアホンにおいても、さらに前述したよう
なパンチルト機能を追加しようとすれば、親機Dに従来
のパンチルトスイッチ10に相当するキーを追加して備
える必要がある。この場合、親機Dにおける操作キーの
数が増え、親機D自体が大型となり設置場所が制限さ
れ、さらにキー操作が繁雑となり、誤操作の原因ともな
るので、実用性に劣るという問題がある。
【0023】それゆえに本発明の目的は、操作用のキー
の数を少なくして、モニタ用のテレビカメラのパンチル
ト機能をも備えた電話機能付テレビモニタシステムを提
供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電話機能
付テレビモニタシステムは、テレビカメラと前記テレビ
カメラの撮像方向を移動させるための移動手段とを有す
るテレビカメラ部と、前記テレビカメラ部から離れた位
置に設置され、前記テレビカメラ部から送出される映像
信号に基づいて画面表示するモニタテレビおよび電話機
能を有するモニタ装置とを備えて構成される。前記モニ
タ装置は、外部から操作され電話番号を含むデータを入
力するためのデータ入力手段と、前記データ入力手段に
よって入力されるデータに応答して、前記移動手段を駆
動する駆動手段とをさらに備え、前記データ入力手段
は、少なくとも0から9までの番号の付されたキーを有
するとともに、前記駆動手段の駆動方向を示す矢印を前
記それぞれのキーの駆動方向を示す先端部に備える。
【0025】また、前記電話機能付テレビモニタシステ
ムは、上述したような構成において、さらに前記データ
入力手段を介して電話番号が入力される期間は、前記駆
動手段を不能化する不能化手段とを備え、前記データ入
力手段は、少なくとも0から9までの番号の付されたキ
ーを有するとともに、前記駆動手段の駆動方向を示す矢
印を前記それぞれのキーの駆動方向を示す先端部に備え
て構成されるようにしてもよい。
【0026】
【作用】この発明に係る電話機能付テレビモニタシステ
ムは上述のように構成されて、モニタ装置のデータ入力
手段を、電話番号入力用と前記テレビカメラの撮像方向
を移動させるための移動手段を駆動するデータの入力用
とに兼用することが可能となる。
【0027】さらに、不能化手段は前記データ入力手段
を介して電話番号が入力される期間は、前記駆動手段を
不能化させるように作用するので、前記データ入力手段
を介して電話番号が入力される間は、不用意にテレビカ
メラの撮像方向が変更されるようなことはない。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施例による電話機能
付テレビドアホンの外観図である。図において電話機能
付テレビドアホンは、前述した図5および図6のパンチ
ルト機構を内蔵したインターホン子機Bと、前記子機B
と信号ラインCを介して通信接続された電話およびモニ
タ一体型インターホン親機F1を含む。
【0030】前記子機Bは、訪問者撮像用のテレビカメ
ラレンズ5をパンおよびチルトするためのパンチルト機
構を内蔵する。前記パンチルト機構は、信号ラインCを
介して前記親機F1から与えられるパンチルト信号に応
答して、テレビカメラレンズ5による撮像方向を訪問者
が的確に撮影されるような方向に調整するよう動作す
る。なお、子機Bに内蔵されるパンチルト機構は、従来
と同様なので詳細な説明は省略する。
【0031】前記親機F1は、前述した図7の親機Dと
同様に電話回線30が接続され電話としての通話および
ドアホンとしての訪問者との会話に兼用されるハンドセ
ット8、訪問者像を映出すモニタ画面9、モニタスイッ
チ19および電気錠スイッチ20を含む。さらに、親機
F1はパンチルトスイッチ21および電話およびパンチ
ルト用テンキー31を備える。
【0032】前記電話およびパンチルト用テンキー31
は、電話番号入力用のテンキーおよび子機Bのカメラレ
ンズ5をパンチルトさせる方向を指定するために押下さ
れる従来のパンチルトスイッチを兼用するように設けら
れる。つまり、カメラレンズ5による撮像方向を左上方
向へ移動させるためには、テンキー31のキーを押下
し、上方向へ移動させるにはテンキー31のキーを押
下し、右上方向へ移動させるにはテンキー31のを押
下し、左方向へ移動させるにはテンキー31のキーを
押下し、同様に右方向へはテンキー31のキーを、左
下方向へはキーを、下方向へはキーを、ならびに右
下方向へはキーを押下すればよいようにして設けられ
る。また、テンキー31のキーは移動停止用のキーと
して使用するようにしてもよい。前記テンキー31の各
キーには、図示されるように対応するパンチルト方向を
指示する方向矢印が付されているので、どのキーがどの
パンチルト方向を指示するキーであるかは一目で確認で
きる。
【0033】前記パンチルトスイッチ21は、前述した
電話およびパンチルト用テンキー31の機能切替を指示
するスイッチであり、ユーザーによりスイッチ21が押
下されるとテンキー31はテレビカメラ5のパンチルト
方向を指示するための操作キーとして使用可能となる。
【0034】次に、図1の電話機能付テレビドアホンの
動作について説明する。電話機能として使用時、室内に
いる人はハンドセット8を取上げ、つづいてパンチルト
用テンキー31を介して電話番号を入力することによ
り、所望する相手と回線30を介して通話できる。
【0035】テレビドアホンとして使用時、訪問者は来
訪の意図を伝えようと、まず室外に設けられる子機Bの
呼出しスイッチ18を押下する。このとき、訪問者はテ
レビカメラのカメラレンズ5の前面に立つので、呼出し
スイッチ18押下によりカメラレンズ5を介して撮像さ
れた訪問者像は、信号ラインCを介して親機F1のモニ
タ画面9に映出される。
【0036】室内にいる人は、モニタ画面9に映出され
た訪問者像を確認しながらハンドセット8を用いて訪問
者と会話する。このとき、訪問者がモニタ画面9に正確
に映出されていなければ、屋内にいる人は、まずパンチ
ルトスイッチ21を押下することにより電話およびパン
チルト用テンキー31をパンチルト用の操作キーに機能
切替する。その後、モニタ画面9に映出される画像を見
ながら前記テンキー31を操作し、訪問者像がモニタ画
面9に的確に映出されるようにカメラレンズ5の撮像方
向をパンチルト調整する。
【0037】なお、前記電話およびパンチルト用テンキ
ー31がパンチルト用操作キーとして機能時に、各キー
がワンタッチ操作されて、応じてカメラレンズ5が指定
方向へ移動し続ける場合は、テンキー31のキーを直
前に指定した方向への移動を「停止」させるための停止
キーとして用いてもよい。
【0038】また、上述した停止キーを特に設けず、各
キーを押下し続ける間、カメラレンズ5が指定方向へ移
動し続けるようにして、キー押下の停止に連動してカメ
ラレンズ5の移動停止が行なわれるようにしてもよい。
【0039】以上のように、前記親機F1に、電話およ
びパンチルト用テンキー31を備えて、これをインター
ホン子機Bのカメラレンズ5のパンチルト操作用スイッ
チと電話番号入力用のキーとに兼用しているので、パン
チルトスイッチを独立して設ける必要がないという利点
がある。また、前記テンキー31の各キーを有効利用す
れば、カメラレンズ5の撮像方向の細かい調整と指定が
可能となるという利点もある。
【0040】図2は、本発明の他の実施例による電話機
能付テレビドアホンの外観図である。
【0041】図において電話機能付テレビドアホンは、
前掲図1に示されたテレビドアホンと同様にインターホ
ン子機Bと前記子機Bと信号ラインCを介して通信接続
された電話およびモニタ一体型インターホン親機F2を
含む。
【0042】前記子機Bは、前掲図1に示されたものと
同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0043】前記親機F2は、前掲図1に示された親機
F1のパンチルトスイッチ21が排斥されているが、そ
の他の構成は前記親機F1と同様であるのでこれらに関
する詳細な説明は省略する。
【0044】前述した親機F1においては、パンチルト
操作時に予めパンチルトスイッチ21を押下する手順が
必要とされていたが、図2に示される親機F2は、この
パンチルトスイッチ21を備えることなく、したがって
パンチルトスイッチ21の操作をなくしてパンチルト方
向指定が行なえるように構成される。詳細には、電話お
よびパンチルト用テンキー31をカメラレンズ5のパン
チルト方向指定キーとして使用する場合、すなわちカメ
ラレンズ5の撮像方向を移動させる場合には、モニタ画
面9にはカメラレンズ5によって撮像された映像が映出
されている。したがって、電話およびパンチルト用テン
キー31を電話番号入力用キーからパンチルト方向指令
キーに機能切替するタイミングをモニタ画面9に映像が
映出されたとき、すなわち訪問者によって子機Bの呼出
しスイッチ18が押下されたとき、または室内にいる人
が室外の様子をモニタしようと親機F2に設けられるモ
ニタスイッチ19を押下したときに得るようにすればよ
い。このようにすれば、電話およびパンチルト用テンキ
ー31の機能切替を実施できる。
【0045】図3は、前掲図2に示された電話およびモ
ニタ一体型インターホン親機F2が内蔵するマイクロコ
ンピュータの概略構成図である。
【0046】マイクロコンピュータ40は、CPU(中
央処理装置の略)41、データおよびプログラムを記憶
するためのROM42ならびにRAM43、入出力制御
部44および通信制御部45を含む。
【0047】前記入出力制御部44は、ハンドセット
8、電話およびパンチルト用テンキー31、モニタ画面
9およびモニタスイッチ19とCPU41とを接続す
る。
【0048】前記通信制御部45は、子機Bの呼出しス
イッチ18とCPU41と通信接続する。
【0049】前記CPU41の動作モードは、通常、待
機モードにあるが、CPU41は入出力制御部44を介
してモニタスイッチ19が押下されたこと、ハンドセッ
ト8が取上げられたこと、および通信制御部45を介し
て子機Bの呼出しスイッチ18が押下されたことのいず
れか1つを検知すると、応じて待機モードを抜けて該当
する処理を実行開始するように動作する。
【0050】前記ROM42は、最大動作時間値CTを
記憶するための記憶領域を含む。前記RAM43は、動
作時間値T1を記憶するための記憶領域を含む。前記時
間値CTは、訪問者が呼出しスイッチ18を押下してか
ら室内から何らかの応答を得るまでの期間を計時する際
の計時の目安となる最大時間期間を示す。つまり、訪問
者により子機Bの呼出しスイッチ18が押下されると、
信号ラインCおよび通信制御部45を介して呼出しスイ
ッチ18押下の旨の信号がCPU41に与えられる。応
じてCPU41は室内にいる人によってハンドセット8
が取上げられるまでの時間期間を計時する。この計時期
間が前記最大動作時間値CTを越えたならば、CPU4
1は、室内は不在状態と判断し前記待機状態へと移行す
るように処理している。
【0051】なお、前記時間計時は、前記RAM43に
ストアされる動作時間値T1をCPU41がカウントア
ップすることにより行なわれる。CPU41はカウント
アップされた値T1と前記値CTとを比較照合し、両値
について(CT<T1)と判断されたとき、前記待機モ
ードへと移行するように処理している。
【0052】図4は、本発明の一実施例による電話機能
付テレビドアホンの動作を示す処理フロー図である。
【0053】この処理フローは、予めプログラムとして
電話およびモニタ一体型インターホン親機F2とマイク
ロコンピュータ40中のRAM43にストアされて、C
PU41の制御に基づいて実行される。
【0054】図4の処理フローに従って、図2に示され
た電話機能付テレビドアホンの動作について説明する。
【0055】なお、CPU41は図4のステップS10
(図中は、S10と略す)の待機モードにおいて、動作
時間値T1をリセットし、モニタ画面9の電源をOFF
する。また、最大動作時間値CTには、予め所定値が設
定されていると想定する。
【0056】まず、図2に示される電話機能付テレビド
アホンが、テレビドアホンとして使用される場合の動作
について説明する。
【0057】CPU41は、通常はステップS10の待
機モードにあるが、ステップS11およびステップS1
2のいずれかの処理において、呼出しスイッチ18が訪
問者により押下されたこと、または屋外の様子確認のた
め室内にいる人によりモニタスイッチ19が押下された
ことを判別すると、応じてステップS20およびステッ
プS30の処理を実行する。
【0058】ステップS20およびステップS30の処
理において、CPU41はまずモニタ画面9の電源をO
Nし、該親機F2をハンドセット8を用いて訪問者と通
話可能な状態へと移行させる。したがって、室内にいる
人は、以降ハンドセット8を取外せば、モニタ画面9に
映出される映像を見ながら訪問者と会話することが可能
となる。
【0059】次のステップS31ないしステップS42
の処理では、電話およびパンチルト用テンキー31操作
に応答して、CPU41は信号ラインCを介してカメラ
レンズ5にパンチルト方向指令を出力し、映像がモニタ
画面9の適正な位置に映出されるように調整しながら、
訪問者とハンドセット8を介して通話する状態を示して
いる。つまり、CPU41はステップS31およびステ
ップS40の処理において、テンキー31が操作されれ
ば、現在はドアホンとして使用されていることに基づい
て、押下キーに相当したパンチルト信号を通信制御部4
5を介して子機Bに与える。応じてカメラレンズ5の撮
像方向が所望されるように調整される。その後、ステッ
プS41の処理において、室内にいる人がハンドセット
8を取って通話しているか否かが判別される。このと
き、CPU41はハンドセット8が取外されていること
を判別すれば、応じてステップS42の処理においてハ
ンドセット8が元に戻されるまで、すなわち訪問者との
通話が終了するまで、ステップS31ないしステップS
42のループ処理を繰返し実行してパンチルト調整と訪
問者との通話とを並行して行なうよう処理する。
【0060】一方、前記ステップS41の処理におい
て、呼出しスイッチ18が訪問者によって押下されたの
に応答がない、すなわち室内にいる人がハンドセット8
を取らなければ、CPU41はステップS50およびス
テップS51の処理において、ハンドセット8が取られ
るまでの時間を動作時間値T1をカウントアップして計
時する。このとき前述したように(CT>T1)となっ
たとき、CPU41は室内は不在状態であると判断し、
応じて前記ステップS10の待機モードに移行する。
【0061】以上のように、呼出しスイッチ18が押下
されたことにより開始されるテレビドアホンとしての動
作時、またはモニタスイッチ19が押下されたことによ
り開始される屋外モニタとしての動作時は、電話および
パンチルト用テンキー31がパンチルト方向指定用の操
作キーに自動的に機能切替えされるようにしている。
【0062】次に、図2に示される電話機能付テレビド
アホンが電話機能として使用される場合の動作について
説明する。
【0063】室内にいる人は電話をかけようとすれば、
まず親機F2のハンドセット8を取外すので、応じてC
PU41はステップS10の待機モードから、ステップ
S11およびステップS12の処理を経て、ステップS
13以降の処理を実行する。
【0064】ステップS13の処理において、CPU4
1はハンドセット8が取外されたことを検知すると、つ
づいて電話番号が入力されるので、この電話番号入力の
有無をステップS70の判別処理で判別する。
【0065】ステップS70の判別処理において、CP
U41は電話およびパンチルト用テンキー31が操作さ
れて電話番号入力中であることを判別する間は、ステッ
プS70ないしステップS74で構成されるループ処理
を繰返し実行する。一方、前記ステップS70の判別処
理において、CPU41はテンキー31の操作が終了
し、電話番号入力が完了したことを判別すると、後述す
るステップS80以降の処理を実行する。
【0066】ステップS70ないしステップS74で構
成されるループ処理は、室内にいる人が電話およびパン
チルト用テンキー31を操作して電話番号を入力中は、
前記テンキー31の有するパンチルト方向指令キーとし
ての機能を強制的に不能化するとともに、呼出しスイッ
チ18またはモニタスイッチ19の押下に応答してモニ
タ画面9に映像を映出すように処理している。したがっ
て、室内にいる人がテンキー31を操作して電話番号を
入力中は、テンキー31が有するパンチルト方向指令キ
ーとしての機能は不能化されるので、呼出しスイッチ1
8が押下されても、またモニタスイッチ19が押下され
ても子機Bに対しては一斉パンチルト信号は与えられ
ず、カメラレンズ5の撮像方向が不用意にかつ所望され
ない方向に変更されるようなことはない。したがって、
室内にいる人は電話番号入力中であっても、モニタ画面
9を介して訪問者を安定して確認でき、また屋外の様子
も確認できる。
【0067】室内にいる人がテンキー31の操作を終了
し、前記ステップS70の処理において電話番号入力が
終了したことを判別されると、CPU41は次のステッ
プS80の処理に移行する。ステップS80の処理にお
いて、CPU41は該親機F2を電話機としての動作可
能モードに設定するとともに、前述のようにして不能化
されたテンキー31のパンチルト方向指令キーとしての
機能を能動化させる。つまり、CPU41は該親機F2
と電話回線30とを電気的に接続して通話可能状態に設
定し、さらに入出力制御部44を介して与えられるテン
キー31操作によるキー押下信号を、パンチルト信号に
変換して子機Bに与える。
【0068】次にステップS81の処理において、CP
U41はハンドセット8が元に戻されたか否かを判別
し、電話による通話が終了したか否かが判別する。この
とき、通話終了と判別すれば、CPU41は再度、ステ
ップS10の処理に戻り待機モードへと移行する。逆
に、通話中と判別される間は、ステップS81ないしス
テップS86で構成されるループ処理が繰返し実行され
る。
【0069】ステップS81ないしステップS86のル
ープ処理において、室内にいる人がハンドセット8を外
して通話中は、訪問者により呼出しスイッチ18が押下
されるかまたはモニタスイッチ19が押下されることに
応答し、てモニタ画面9にテレビカメラ5撮影による映
像を映出すように処理している。並行して、室内にいる
人がテンキー31を操作すれば、CPU41はこのキー
操作によるキー入力信号をすべてパンチルト方向指令と
して受理し、応じて子機Bにパンチルト信号を出力す
る。これにより、カメラレンズ5による撮像方向がテン
キー31操作に応じて所望される方向に可変調整され
る。
【0070】以上のように、室内にいる人が電話をかけ
ようとして電話番号入力が終了すると、応じて電話およ
びパンチルト用テンキー31は、パンチルト方向指令キ
ーに機能切替される。したがって、室内にいる人は電話
をかけた相手と通話をしながら、パンチルト機能を利用
してモニタ画面9に映出される画像の位置調整も行なう
ことができる。
【0071】以上のように、CPU41は電話およびパ
ンチルト用テンキー31の電話番号入力用およびパンチ
ルト方向指令用としての機能切替を制御しているので、
電話番号入力時にテンキー31操作がパンチルト方向指
令のためのキー操作になって、室内にいる人が意図しな
いのにカメラレンズ5の撮像方向が変更されるような不
都合はない。
【0072】また、親機F1およびF2は、モニタスイ
ッチ19および電気錠スイッチ20を特別に準備してい
るがテンキー31の*キーまたは#キーで代用させても
よい。
【0073】また、パンチルト方向は8方向指定といて
いるが、テンキー31のキー、、およびを使用
した4方向指定であってもよい。
【0074】さらに、上述した実施例では、電話機能付
テレビドアホンの親機F1およびF2側は電話部とモニ
タ部が一体的に内蔵された親機を例示しているが、前述
した図8に示されるようにモニタ部と電話部とがそれぞ
れ分離されて構成された親機であっても、同様に実施可
能である。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、モニタ
装置のデータ入力手段を電話番号入力用とテレビカメラ
の撮像方向を移動させるための移動手段を駆動する駆動
データの入力用とに兼用することが可能になるという効
果がある。さらに、不能化手段は前記データ入力手段を
介して電話番号入力期間中は、駆動手段を不能化させる
ので、電話番号入力中に意図されない方向へ不用意に前
記テレビカメラの撮像方向が移動させられるような不都
合は発生しないという効果がある。しかも、テレビカメ
ラの撮像方向を移動させるための移動手段を駆動する駆
動手段の駆動方向を明確に視認することができ、誤操作
を確実に防止することができる。
【0076】また、前記データ入力手段の前記電話番号
入力用と前記駆動データ入力用とのいずれか一方への機
能切替は自動的に行なわれるので、ユーザーは、前記デ
ータ入力手段が現在どの機能モードにあるかを考慮しな
くても所望の操作をすれば所望のモードを得ることがで
きるという効果がある。
【0077】さらに操作面の煩わしさもなく、かつモニ
タ装置に設けられる操作パネルは簡易な形となり操作性
および利便性に優れた電話機能付テレビモニタシステム
を提供できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電話機能付テレビドア
ホンの外観図である。
【図2】本発明の他の実施例による電話機能付テレビド
アホンの外観図である。
【図3】図2に示された電話およびモニタ一体型インタ
ーホン親機が内蔵するマイクロコンピュータの概略構成
図である。
【図4】本発明の一実施例による電話機能付テレビドア
ホンの動作を示す処理フロー図である。
【図5】特願平2−199670に記載された従来のパ
ンチルト機構付テレビドアホンのインターホン親機(モ
ニタ部)とインターホン子機(カメラ部)の外観正面図
である。
【図6】特願平2−199670に記載された従来のパ
ンチルト機構付テレビドアホンのインターホン子機(カ
メラ部)の外観正面図である。
【図7】従来の電話機能付テレビドアホンの電話および
モニタ一体型インターホン親機の一例を示す外観図であ
る。
【図8】従来の電話機能付テレビドアホンの電話および
モニタ一体型インターホン親機の他の例を示す外観図で
ある。
【符号の説明】
F1およびF2 電話およびモニタ一体型インターホン
親機 B インターホン子機(カメラ部) C 信号ライン 5 カメラレンズ 8 ハンドセット 9 モニタ画面 18 呼出しスイッチ 19 モニタスイッチ 20 電気錠 21 パンチルトスイッチ 30 電話回線 31 電話およびパンチルト用テンキー 40 マイクロコンピュータ 41 CPU CT 最大動作時間値 T1 動作時間値 44 入出力制御部 45 通信制御部 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラと前記テレビカメラの撮像
    方向を移動させるための移動手段とを有するテレビカメ
    ラ部と、前記テレビカメラ部から離れた位置に設置さ
    れ、前記テレビカメラ部から送出される映像信号に基づ
    いて画面表示するモニタテレビおよび電話機能を有する
    モニタ装置とを備えた電話機能付テレビモニタシステム
    であって、 前記モニタ装置は、 外部から操作され電話番号を含むデータを入力するため
    のデータ入力手段と、 前記データ入力手段によって入力されるデータに応答し
    て、前記移動手段を駆動する駆動手段とを備え 前記データ入力手段は、 少なくとも0から9までの番号の付されたキーを有する
    とともに、前記駆動手段の駆動方向を示す矢印を前記そ
    れぞれのキーの駆動方向を示す先端部に備え た、電話機
    能付テレビモニタシステム。
  2. 【請求項2】 テレビカメラと前記テレビカメラの撮像
    方向を移動させるための移動手段とを有するテレビカメ
    ラ部と、前記テレビカメラ部から離れた位置に設置さ
    れ、前記テレビカメラ部から送出される映像信号に基づ
    いて画面表示するモニタテレビおよび電話機能を有する
    モニタ装置とを備えた電話機能付テレビモニタシステム
    であって、 前記モニタ装置は、 外部から操作され電話番号を含むデータを入力するため
    のデータ入力手段と、 前記データ入力手段によって入力されるデータに応答し
    て、前記移動手段を駆動する駆動手段と 前記データ入力手段を介して電話番号が入力される期間
    は、前記駆動手段を不能化する不能化手段とを備え 前記データ入力手段は、 少なくとも0から9までの番号の付されたキーを有する
    とともに、前記駆動手段の駆動方向を示す矢印を前記そ
    れぞれのキーの駆動方向を示す先端部に備え た、電話機
    能付テレビモニタシステム。
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