JPH09159899A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09159899A
JPH09159899A JP7344349A JP34434995A JPH09159899A JP H09159899 A JPH09159899 A JP H09159899A JP 7344349 A JP7344349 A JP 7344349A JP 34434995 A JP34434995 A JP 34434995A JP H09159899 A JPH09159899 A JP H09159899A
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JP
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image pickup
angle
magnification
zoom
movable range
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JP7344349A
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Toshio Suzuki
俊夫 鈴木
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビ会議システムに適用して、小型の筐体に
収納して、撮像結果への筐体内側の写り込みを有効に回
避し、かつ必要な範囲については所望の倍率で撮像結果
を得ることができるようにする。 【解決手段】筐体内に収納した撮像部の可動範囲を、こ
の撮像部の倍率に応じて可変する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
例えばテレビ会議システムに適用して、筐体内に収納し
た撮像部の可動範囲を、この撮像部の倍率に応じて可変
することにより、小型の筐体に収納して、撮像結果への
筐体内側の写り込みを有効に回避し、かつ必要な範囲に
ついては所望の倍率で撮像結果を得ることができるよう
にする。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ会議システムにおいては、
テレビジョンカメラで撮像した会議出席者の映像を音声
信号等と共に双方向で伝送するように形成され、この会
議出席者の映像として、必要に応じて出席者全員の画
像、出席者個人のズームイン画像等を伝送できるように
形成されている。
【0003】このためこの種のテレビ会議システムに適
用されるテレビジョンカメラにおいては、出席者の手元
等に配置された操作子を操作してパン、チルト、ズーム
等の操作を自由に実施できるように形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のテレ
ビジョンカメラにおいては、これらパン、チルト、ズー
ミングの機構と共に筐体に収納されてモニタ装置上に配
置され、この筐体に形成された窓を介して出席者を撮像
するようになされている。この筐体の形状を小型化する
ことができれば、その分テレビ会議システムも全体とし
て小型化することができる。
【0005】ところが筐体を小型化するとその分窓まで
小さくなる。この場合、例えば最も端に着席した会議出
席者をズームインした状態で、徐々にズームアウトして
テレビジョンカメラの倍率を低下すると、撮像結果の筐
体内側が写り込む問題がある。この場合通話対象におい
ては、見苦しい映像が表示されることになる。この問題
を解決する1つの方法として、筐体内側が写り込まない
ようにパン、チルトの範囲を制限する方法も考えられる
が、単にこれらの範囲を制限したのでは、最も端に着席
した会議出席者をズームインできなくなる問題がある。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、筐体を小型化しても、撮像結果への筐体内側の写り
込みを有効に回避でき、かつ必要な範囲については所望
の倍率で撮像結果を得ることができる撮像装置を提案し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、筐体内に撮像部を収納し、この撮
像部により所望の被写体を撮像する撮像装置に適用す
る。この撮像装置において、規定の可動範囲で、撮像部
の向きを可動する可動機構と、この撮像部の倍率を可変
するズーム機構と、可動機構及びズーム機構を制御する
制御手段とを備え、制御手段は、先の撮像部の倍率に応
じて、可動範囲を可変する。
【0008】このとき先の制御手段が、それぞれ倍率の
操作子及び方向可変の操作子の操作に応動して、可動機
構及びズーム機構の動作を制御し、このうちの倍率の操
作子の操作によりズーム手段の動作を制御して撮像部の
倍率を低下するとき、先の可動範囲を越えないように、
併せて可動機構の動作を制御する。
【0009】これらの手段により、可動機構及びズーム
機構を制御する制御手段において、撮像部の倍率に応じ
て、可動範囲を可変すれば、倍率を低下した分、可動範
囲を低減することにより、筐体の写り込みを有効に回避
でき、また必要な範囲については充分に撮像することが
できる。
【0010】具体的に、先の制御手段が、倍率の操作子
の操作によりズーム機構の動作を制御して撮像部の倍率
を低下するとき、先の可動範囲を越えないように、併せ
て可動機構の動作を制御すれば、筐体の写り込みを有効
に回避でき、また必要な範囲については充分に撮像する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0012】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
テレビ会議システムを示す略線図である。このテレビ会
議システム1は、6名程度の会議出席者を前提として、
出席者全員をまとめて撮像できるように、またこの会議
出席者各人のズームイン画像を撮像できるように形成さ
れている。
【0013】すなわちこのテレビ会議システム1におい
ては、会議出席者の正面にモニタ装置2が配置され、通
話対象より伝送された映像をこのモニタ装置2に表示す
る。ここでこのモニタ装置2は、枠状のキャビネット3
を有し、このキャビネット3を介して、上部に撮像装置
でなるカメラユニット4を配置する。これによりテレビ
会議システム1では、このカメラユニット4により会議
出席者を撮像し、この撮像結果を通話対象に伝送する。
【0014】このためこのカメラユニット4において
は、必要に応じてパン、チルト、ズームできるように形
成され、正面を向いていっぱいにズームアウトした状態
で、会議出席者全員を撮像できるように(すなわち図2
において角度θ1の画角を得ることができるように)光
学系が形成され、また最も端の会議出席者に向かってパ
ンできるように(すなわち角度θ2だけパンできるよう
に)、可動機構が形成されている。さらにこの最も端の
会議出席者にパンした状態で、ズームインして、この会
議出席者のズームインの画像を撮像できるように(すな
わち角度θ3の画角により撮像できるように)、光学系
が形成されるようになされている。
【0015】かくするにつきこのテレビ会議システム1
において、カメラユニット4は、撮像結果でなる映像信
号を主処理装置5に出力し、主処理装置5は、この映像
信号を会議出席者の音声信号と共にデータ圧縮して、I
SDN( Integrated Services Digital Network)回線
を介して通話対象に送出する。またこれとは逆に主処理
装置5は、この通話対象より伝送された一連のデータを
データ伸長すると共に、映像信号及び音声信号に分離
し、映像信号をモニタ装置2に表示し、また音声信号を
モニタスピーカに出力する。
【0016】さらに主処理装置5は、出席者の手元に置
かれた操作器6の操作に応動して、通話対象との間の回
線接続処理等を実行すると共に、この操作器6の操作を
カメラユニット4に通知する。これによりテレビ会議シ
ステム1では、会議出席者が手元の操作器6を操作し
て、遠隔制御によりズーム、パン、チルト等の操作を実
行できるように形成されている。
【0017】図3は、このカメラユニット4の内部を上
方向より見て示す平面図である。このカメラユニット4
は、筐体8に収納されて形成される。ここでこの筐体8
は、前面がやや広がった略立方体形状に形成され、この
前面にレンズ窓9が配置される。このレンズ窓9は、シ
リンドリカル形状の透明部材により、筐体8の前面、ほ
ぼ中央部分に配置され、これによりカメラユニット4で
は、このレンズ窓9を介して筐体内部に収納した撮像機
構で会議出席者を撮像できるように形成されている。
【0018】この筐体8は、中央部分より図面にて左側
にオフセットした位置に、円盤形状のレンズ回転台10
を回転自在に保持する。このレンズ回転台10は、筐体
8の底面側に平歯車が固定され、筐体8は、この平歯車
の側方に、回転速度を低下してこの平歯車に回転力を伝
達する歯車11と、回転速度を低下してこの歯車11に
回転力を伝達する歯車12とを回転自在に軸支する。さ
らに筐体8は、パンモータ13を配置し、このパンモー
タ13の回転軸に固定したウォーム歯車14が先の歯車
12に噛み合うように形成されている。これによりカメ
ラユニット4では、パンモータ13を回転駆動して、レ
ンズ回転台10を回動できるように形成され、レンズ回
転台10、歯車11、12、パンモータ13、ウォーム
歯車14によりパン機構を構成するように形成されてい
る。
【0019】さらに筐体8は、歯車11よりレンズ窓9
側にローラー15を配置する。このローラー15は、根
元に円盤形状のディスク16を有し、レンズ回転台10
の側面に接触して回転する。このディスク16は、近接
して配置された光学的回転量検出手段17により回転量
が検出されるように形成されている。これによりカメラ
ユニット4では、このディスク16及び光学的回転量検
出手段17によりパン位置検出機構を形成し、このパン
位置検出機構の検出結果に基づいてレンズ回転台10の
向きを検出できるように形成されている。
【0020】レンズ回転台10は、平行に立ち上がる架
台19を有し、この架台19は、上下方向に回動自在に
光学部20を保持する。この光学部20は、回動軸に平
歯車が固定され、架台19は、この平歯車に回転力を伝
達する歯車と、この歯車を駆動するチルトモータとを保
持する。これによりカメラユニット4では、この架台1
9に配置されたチルトモータを駆動して光学部20を上
下方向に回動できるように形成され、これによりチルト
機構を形成するようになされている。
【0021】さらにレンズ回転台10において、この架
台19は、ローラー15、ディスク16及び光学的回転
量検出手段17と同様に構成されたチルト位置検出機構
を有し、カメラユニット4では、このチルト位置検出機
構の検出結果に基づいて、光学部20の上下方向の向き
を検出できるように形成されている。
【0022】この光学部20は、背面側にCCD部22
が配置され、このCCD部22にCCD固体撮像素子を
収納する。光学部20は、内蔵したレンズ群により、レ
ンズ窓9を介して入射する被写体からの入射光をこのC
CD固体撮像素子の受光面に集光する。これによりカメ
ラユニット4では、このCCD固体撮像素子の撮像結果
を処理して会議出席者の映像信号を出力するように形成
されている。さらに光学部20は、規定の駆動信号によ
り内蔵のズームモータが動作し、このズームモータによ
りズームレンズを可動する。
【0023】さらに光学部20は、ズーム位置検出機構
を内蔵し、このズーム位置検出機構によりズームレンズ
の位置を検出できるようになされている。これによりカ
メラユニット4では、必要に応じてズームモータを駆動
して撮像結果の倍率を種々に変更できるように形成さ
れ、またズーム位置検出機構の検出結果により倍率を検
出できるように形成されている。
【0024】この光学部20の背面側には、カメラボー
ド24とCPUボード25とが配置され、信号ケーブル
26を介してこのカメラボード24にCCD固体撮像素
子の撮像結果が入力され、またこのカメラボード24に
登載された駆動回路によりCCD固体撮像素子が駆動さ
れる。これによりカメラユニット4では、このカメラボ
ード24により撮像結果を信号処理して映像信号を生成
し、主処理装置5に出力する。これに対してCPUボー
ド25は、マイクロコンピュータ構成の制御部を登載
し、この制御部において、カメラユニット4全体の動作
を制御する。
【0025】図4は、この制御部30の周辺構成を示す
ブロック図であり、この制御部30は、規定の処理手順
を実行することにより、操作器6の操作に応動してパン
モータ13、チルトモータ31、ズームモータ32を駆
動する。このとき制御部30は、パン位置検出機構33
及びチルト位置検出機構34により、光学部20の向き
をモニタしながら、規定の可動範囲を逸脱しないよう
に、パンモータ13、チルトモータ31を駆動し、これ
によりこの可動範囲でパン及びチルトの処理を実行す
る。
【0026】さらにこのとき制御部30は、ズーム位置
検出機構35により、光学部20の倍率を検出し、この
光学部20の倍率に応じてチルト及びパンの可動範囲を
可変する。これによりカメラユニット4では、筐体内側
の写り込みを有効に回避して、必要な範囲については所
望の倍率で撮像結果を得ることができるように形成され
ている。
【0027】すなわち図1(A)に示すように、いっぱ
いにズームインした状態で(すなわち最も大きな倍率が
選択された場合で、図2において角度θ3の画角により
撮像する場合に相当する)、パンの可動範囲を、ほぼカ
メラユニット4より見た会議出席者の広がりの角度θ1
からこの角度θ3を減算した角度θ2に設定し、これに
よりこの角度θ2だけ光学部20の向きを可変して各出
席者をそれぞれ撮像できるようにする。
【0028】これに対して図1(B)に示すように、こ
れより倍率が低下すると、パンの可動範囲を徐々に低下
し、会議出席者のほぼ半数を撮像する角度θ1/2の画
角により撮像する場合、同様にパンの可変範囲を、ほぼ
カメラユニット4より見た会議出席者の広がりθ1から
この角度θ1/2を減算した角度θ2−θ1/2に設定
し、これによりいっぱいのズームインした状態のほぼ1
/2だけ光学部20の向きを可変して各出席者を撮像で
きるようにする。
【0029】さらに図1(C)に示すように、さらに倍
率が低下していっぱいにズームアウトした状態で(すな
わち出席者全員をまとめて撮像する場合)、制御部30
は、チルトの可動範囲をほぼ0にセットし、これにより
パンの操作子が操作された場合でも、パンモータ13の
可動を中止する。
【0030】これによりカメラユニット4では、カメラ
ユニット4より見た会議出席者の広がりの角度θ1より
外側の部分については、撮像結果に含まれないようにパ
ンモータ13を可動し、これによりパンの操作子を操作
した際の、この左右方向についての筐体内側の写り込み
を有効に回避し、かつ必要な範囲については所望の倍率
で撮像結果を得ることができるように形成されている。
【0031】これに対して制御部30は、チルトの操作
子が操作された場合、同様にしてズーム位置検出機構3
5により、光学部20の倍率を検出し、この光学部20
の倍率に応じてチルトの可動範囲を可変する。これによ
りカメラユニット4では、チルトの操作子が操作された
場合についても、上下方向について筐体内側の写り込み
を有効に回避して、必要な範囲については所望の倍率で
撮像結果を得ることができるように形成されている。
【0032】これに対してズームの操作子が押圧操作さ
れた場合、制御部30は、規定周期でズーム操作子の押
圧操作を検出し、この検出結果に基づいてズームモータ
32を駆動することにより、このズームの操作子が押圧
操作されている期間の間、ズームモータ32を駆動して
撮像部の倍率を可変する。さらにこのとき、この規定周
期でズーム操作子の押圧操作を検出する毎に、ズーム可
変後の倍率を予測し、この予測した倍率に対応する図1
について上述した可動範囲を検出する。さらに制御部3
0は、パン位置検出機構33及びチルト位置検出機構3
4より現在のパン及びチルトの位置を検出し、このパン
及びチルトの位置が予測した可動範囲より逸脱する場
合、ズームモータ32に加えてパンモータ13、チルト
モータ31を駆動し、これによりズーム後においても予
測した可動範囲より逸脱しないようにする。
【0033】すなわち図5(A)から(B)及び(C)
に徐々にズームアウトする状態を示すように、最も端の
会議出席者をいっぱいにズームインした状態で、ズーム
アウトの操作子が操作された場合、制御部30は、矢印
a及びbで示すように、光学部20の向きを徐々に内側
に向けながらズームアウトし、これによりカメラユニッ
ト4より見た会議出席者の広がりの角度θ1から外側の
部分については、撮像結果に含まれないように、ズーム
モータ32及びパンモータ13を駆動する。さらに制御
部30においては、チルトモータ31についても同様に
制御する。これによりカメラユニット4においては、ズ
ームの操作子が操作された際の、筐体内側の写り込みを
有効に回避することができ、また必要な範囲については
所望の倍率で撮像結果を得ることができるように形成さ
れている。
【0034】従ってカメラユニット4においては、図6
に従来の筐体の大きさを破線で対比して示すように、最
大でカメラユニット4より見た会議出席者の広がりの角
度θ1の分だけレンズ窓9を確保すれば良く、その分小
型の筐体8により筐体内側の写り込みを有効に回避で
き、また必要な範囲については所望の倍率で撮像結果を
得ることができる。なお図6においては、最も端の出席
者を撮像する際の角度θ1に含まれる外側の角度θ4の
部分については、この実施の形態では撮像されないこと
により、その分筐体8の形状を小型化できることにな
る。
【0035】以上の構成において、このテレビ会議シス
テム1では(図2及び図3)、モニタ装置2の上部に配
置されたカメラユニット4において、このカメラユニッ
ト4内に収納された光学部20とCCD部22により会
議の出席者を撮像し、その撮像結果でなる映像信号を音
声信号と共に通話対象に送出する。
【0036】このカメラユニット4において、光学部2
0及びCCD部22は、光学部20に内蔵のズームレン
ズをズームモータにより可動して倍率が可変され、また
ズーム位置検出機構によりズームレンズの位置が検出さ
れて倍率が検出される。さらに光学部20及びCCD部
22は、チルト機構により全体が上下方向に可動してチ
ルトし、このとき架台19に取り付けられたチルト位置
検出機構により全体の傾きが検出されてチルトの位置が
検出される。さらに光学部20及びCCD部22は、パ
ンモータ13等のパン機構により全体が左右に可動して
パンし、このときパン位置検出機構により左右方向の向
きが検出されてパンの位置が検出される。
【0037】これら検出結果は、制御部30(図4)に
入力され、ここで操作器6においてパンの操作子が操作
されると、ズーム位置検出機構35により検出された倍
率に応じて、カメラユニット4より見た会議出席者の広
がりの角度θ1を越えない範囲に、パンの可動範囲が設
定され、この可動範囲でパンモータ13が駆動される。
これに対して操作器6においてチルトの操作子が操作さ
れると、同様にして上下方向について規定の範囲を逸脱
しないように倍率に応じて可動範囲は設定され、この可
動範囲でチルトモータ31が駆動される。これによりカ
メラユニット4では、それぞれパン及びチルトの操作子
を操作した場合でも、筐体内側が写り込まないようにパ
ン及びチルトの処理が実行される。
【0038】これに対してズームアウトの操作子が操作
された場合、制御部30において、倍率に応じて変化す
るこの可動範囲を逸脱するか否か規定周期で判断され、
ここで逸脱するような場合は、ズームモータ32と共
に、パンモータ13、チルトモータ31が駆動され、こ
れにより筐体内側が写り込まないように、光学部20の
向きを可変しながらズームアウトの処理が実行される。
【0039】以上の構成によれば、光学部の倍率に応じ
てパン及びチルトの可動範囲を設定し、この可動範囲を
逸脱しないようにパン及びチルトし、またズームしなが
らパン及びチルトしたことにより、筐体内側が写り込ま
ないように、パン、チルト、ズームの処理を実行するこ
とができる。これにより小型の筐体を用いて、撮像結果
への筐体内側の写り込みを有効に回避し、かつ必要な範
囲については所望の倍率で撮像結果を得ることができ
る。
【0040】なお上述の実施の形態においては、いっぱ
いにズームアウトした際に会議出席者をまとめて撮像で
きるように、また最も隅の会議出席者についてもいっぱ
いにズームインした画像を撮像できるように、光学系を
形成した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、種々の条件の光学系を形成する場合に広く適用する
ことができる。
【0041】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をテレビ会議システムに適用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、監視システム等、種々のシ
ステムの撮像装置に広く適用することができる。
【0042】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、筐体内に
収納した撮像部の可動範囲を、この撮像部の倍率に応じ
て可変することにより、小型の筐体に収納して、撮像結
果への筐体内側の写り込みを有効に回避し、かつ必要な
範囲については所望の倍率で撮像結果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテレビ会議システム
におけるパンの可動範囲の説明に供する略線図である。
【図2】図1のテレビ会議システムの全体構成を示す略
線図である。
【図3】図1のテレビ会議システムのカメラユニットを
示す平面図である。
【図4】図3のカメラユニットの制御部とその周辺構成
を示すブロック図である。
【図5】図1に対応してズームアウト時の説明に供する
略線図である。
【図6】図1のテレビ会議システムのカメラユニットを
従来のカメラユニットとの対比により示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 テレビ会議システム 2 モニタ装置 4 カメラユニット 6 操作器 13 パンモータ 20 光学部 22 CCD部 30 制御部 31 チルトモータ 32 ズームモータ 33 パン位置検出機構 34 チルト位置検出機構 35 ズーム位置検出機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に撮像部を収納し、前記撮像部に
    より所望の被写体を撮像する撮像装置において、 規定の可動範囲で、前記撮像部の向きを可動する可動機
    構と、 前記撮像部の倍率を可変するズーム機構と、 前記可動機構及び前記ズーム機構の動作を制御する制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、 前記撮像部の倍率に応じて、前記可動範囲を可変するこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 それぞれ倍率の操作子及び方向可変の操作子の操作に応
    動して、前記可動機構及び前記ズーム機構の動作を制御
    し、 前記倍率の操作子の操作により前記ズーム手段の動作を
    制御して前記撮像部の倍率を低下するとき、前記可動範
    囲を越えないように、併せて前記可動機構の動作を制御
    することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
JP7344349A 1995-12-06 1995-12-06 撮像装置 Pending JPH09159899A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000063725A (ko) * 2000-08-01 2000-11-06 이일규 카메라의 패닝/틸팅 제어 장치
JP2002281350A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラ制御装置
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