JP2718798B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2718798B2
JP2718798B2 JP1408790A JP1408790A JP2718798B2 JP 2718798 B2 JP2718798 B2 JP 2718798B2 JP 1408790 A JP1408790 A JP 1408790A JP 1408790 A JP1408790 A JP 1408790A JP 2718798 B2 JP2718798 B2 JP 2718798B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ディスク及び光磁気ディスク等の記録媒
体を収納、保持するディスクカートリッジに関する。
[従来の技術] 光ディスク或は、光磁気ディスクシステムは、光ディ
スクまたは光磁気ディスクを収納したカートリッジと光
ディスクまたは光磁気ディスクに情報を記録、再生、ま
たは消去を行なうためのドライブ装置から構成され、高
密度記録が可能、ディスクの運搬性が高い等の長所を有
する。しかし、ドライブ装置の光ヘッドには光学部品
(レンズ、プリズム等)が搭載されるため、ハードディ
スク等の磁気記録用ヘッドにくらべて重くなり、そのた
めに情報への高速アクセスが困難であるという問題点を
有する。
みかけ上の高速アクセスを達成するために光ヘッドを
複数個用いる方法があり、複数個のヘッドを有するドラ
イブ装置に対応したディスクカートリッジを本出願人は
提案している。
第8図にその構成を示す。同図において、符号1は光
磁気ディスクを示し、中心部にハブ2を設け、ドライブ
装置のスピンドルモータ先端のターンテーブルにクラン
プされて回転する。カートリッジ3は上ハーフ4a,下ハ
ーフ4bとから構成され、V字形の窓5を有する。窓5は
ハブ2へのクランプを可能とするとともに、ドライブ装
置の光ヘッドの光磁気ディスク1へのアクセスを可能に
する。光ヘッドは光磁気ディスク1の片面に対して2つ
あり、各々軸線A,B上をシークする。また、カートリッ
ジ3の非使用時には、窓5を閉じるためのシャッター6
が紙面上下方向に摺動自在に設けられている。なお、
6′は窓5を開いたときのシャッター6の位置を示す。
第9図に第8図の構成のディスク面方向の断面図を示
す。シャッター6を閉方向に付勢するためのバネ手段9
は、下ハーフ4bの内側に設けた固定端であるリブ11に係
止される第1のコイルスプリング部12、直線はり部13、
第2のコイルスプリング部14から構成される。第2のコ
イルスプリング部14は移動端であるフック10に係合さ
れ、該フック10はシャッター6に固着されている。
第10図を用いてシャッター6に加わるバネ手段9の付
勢力について説明する。10−1は窓5の開放時のフック
の位置を示す。この時のバネ9の弾性復元力をF1、シャ
ッタ移動方向に対する角度をθ1とすると、シャッター
を閉じる位置へ付勢する力はF1sinθ1である。シャッタ
ーが移動し、10−2の位置へフックが来たときには、同
様にF2sinθ2、さらに10−3の位置へフックが来たとき
には、F3sinθ3となり、シャッターが窓5を閉じる位置
(フックが10−4の位置にきたとき)においては、θ4
=0であるために、付勢力はゼロとなる。
[発明が解決しようとする課題] 第11図にシャッター位置とシャッター付勢力の関係を
グラフに示した。第11図から分かるように、シャッター
閉位置の近くでは、付勢力が小さいため、完全にシャッ
ターを閉位置へ至らしめる前に、摩擦力等によりシャッ
ターが停止してしまう場合が生じる。また、シャッター
閉位置においては、付勢力が小さいために、閉状態にお
いても容易にシャッターが移動してしまう。従って、窓
5の一部分が開いてしまい、ゴミ、チリ等がカートリッ
ジ内に入りやすい問題点がある。
本発明の目的は、上記技術の問題点に鑑み、シャッタ
ー閉位置においても十分な付勢力が得られるディスクカ
ートリッジを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明のディスクカートリ
ッジは、ヘッド挿入窓、ターンテーブル挿入窓を備えた
矩形のケースと、ヘッド挿入窓、ターンテーブル挿入窓
を開閉するシャッターと、前記シャッターにその一端が
取り付けられ、かつシャッターを閉じる方向に付勢する
バネ手段と、前記シャッター内に回転自在に収納された
円盤状情報記録媒体とからなるディスクカートリッジに
おいて、 前記バネ手段は前記矩形のケースの一辺に沿って設け
られ、固定端と第1のコイルスプリング部と第1の直線
はり部と第2のコイルスプリング部と第2の直線はり部
と移動端とから構成されるものであって、第2の直線は
り部は前記シャッターの移動方向の直交方法を基準軸と
したときに、前記シャッターの移動方向の閉じる方向へ
傾斜していることを特徴とする。
〔作用〕
上記発明によれば、シャッターが閉じている状態で
も、前記第2の直線はり部の弾性復元力によりシャッタ
ーの閉じる方向へ常にシャッターを押す力が存在する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明に係るディスクカートリッジの断面図
であり、従来の第9図に対応する図である。
第2図は本発明に使用するバネ手段40の構成を示す図
である。第2図において、15は固定端、16は第1のコイ
ルスプリング部、17は第1の直線はり部、18は第2のコ
イルスプリング部、19は第2の直線はり部、20は移動端
をそれぞれ示す。なお、第2の直線はり部19は第1の直
線はり部17の基準軸に対してシャッター閉方向に角度α
だけ傾いている。
第1図において、本実施例に係るカートリッジ50は下
ハーフ29と不図示の上ハーフとから構成され、上ハーフ
の構成は第8図に示した構成を取ることができる。ま
た、シャッターの開閉の構造等は従来に示した構成と同
じなのでその説明は省略する。下ハーフ29及び不図示の
上ハーフには第1図の上方の一辺に沿って延びる案内溝
41が形成され、その案内溝41は更にその機能の面から、
第1のコイルスプリング部16が収納される第1溝部42、
第1の直線はり部17が収納される第2溝部43、第2のコ
イルスプリング部18及び第2の直線はり部19が収納され
る第3溝部44から構成される。このように構成するの
は、それぞれのコイルスプリング部の延び、移動をスム
ーズに行なわせるためである。
本実施例においては、第1溝部42にはコイルスプリン
グ部16の固定端15が係止されるリブ28が設けられ、該リ
ブ28は同時にカートリッジ50の上ハーフと下ハーフ29の
結合に用いられる。つまり、下ハーフ29のリブ28と上ハ
ーフに設けたリブとを嵌合することによって、下ハーフ
29と上ハーフとを結合するのである。第2溝部43の両端
にはそれぞれ第1のコイルスプリング部16、第2のコイ
ルスプリング部18が当接するストッパー突起部(段差と
も言える)23,25及びストッパー突起部24,26を有してい
る。このようにストッパー突起部を設けるのは、シャッ
ター開放時における各スプリング部16,18の伸び量を均
等にし、安定したシャッター付勢力を得るためである。
第3溝部44にはシャッターの開閉にともなって、第2
のコイルスプリング部18及び第2の直線はり部19が当接
しながら習動する曲面部46を有している。不図示のシャ
ッターの移動ストロークをLとすると、シャッターの開
く動作により、第1のコイルスプリング部16はL/2だけ
伸びる。L/2伸びた時点で、第1のコイルスプリング部1
6は第2溝部43に設けたストッパー突起23,25に当接す
る。第2のコイルスプリング部18は曲面部46によって伸
縮をガイドされ、縮んだ時点で、第2溝部43に設けたス
トッパー突起24,26に当接する。
本実施例に係るバネ手段40をカートリッジ50に組み付
ける前には、第2図に示したように、第2の直線はり部
19は第1の直線はり部17に対して角度α傾いていたが、
カートリッジ50に組み付けた後は、移動端20をシャッタ
ーのフック26に係止することにより、第2の直線はり部
19がシャッター開方向に略角度α分曲げられ、第1の直
線はり部17に対して直線状になる。つまり、第2の直線
はり部19は略角度α分曲げられて組み付けられているた
めに、弾性復元力を発生し、フック26を常にシャッター
閉方向に付勢する。この付勢力は片持はりの移動端をχ
だけたわませた時の反力として、 で表わせる。ここでdは第2の直線はり部19の線経、E
は縦弾性係数、lは第2の直線はり部19の長さである。
ここでたわみ量は χ≒lsinα であるから、式は で表わせる。よって、付勢力は第2の直線はり部19の角
度αによって任意に設定できる。第3図に本実施例のシ
ャッター位置とシャッター付勢力との関係をグラフで示
した。本実施例においては、閉位置においてもシャッタ
ー付勢力fが存在するので、確実にシャッターを閉位置
に保持することができる。
第4図に本発明の他の実施例に係るバネ手段を示す。
この実施例はバネ手段の中心軸に対して回転を禁止する
ための屈曲部30が設けられていることが特徴である。第
5図にその回転止めの原理を示す。第3溝部44の移動案
内溝31に対して、屈曲部30が係止するために、矢印A方
向にバネが回転することを禁止している。このように回
転止めを設けることにより、バネの第2の直線はり部19
を角度α曲げることによって得られたシャッター付勢力
は確実に常にシャッター閉方向に向けられることにな
る。第6図(a)に移動案内溝31のケース厚さ方向の断
面図を示す。また、移動案内溝31は下ハーフ29に設けら
れた溝であり、シャッター6の開閉によるバネの伸縮の
ガイドの役目もする。その経路の一例をバネ手段を取り
除いた状態で第6図(b)に示す。なお、回転止めの効
果としては、屈曲させるのではなく、第7図のようにバ
ネにポリアセタール等でできた回転止め部材32を装着し
ても、シャッター閉位置近くでの付勢力を確実に常時シ
ャッター閉方向に向けることができる。
[発明の効果] 以上、説明したように、本発明のディスクカートリッ
ジにおいては、シャッター付勢力用バネの第2の直線は
り部をシャッターの移動方向直行方向に対して、シャッ
ター閉方向へ傾斜させているので、シャッター閉位置で
も付勢力を得られ、シャッター閉動作を確実に行なえ
る。よって信頼性の高いシャッター開閉機構を有するデ
ィスクカートリッジの提供が可能になる。また、傾斜角
度の大きさを設定することによって各ディスクカートリ
ッジのシャッターに応じた付勢力を得ることができるの
で、実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のディスクカートリッジの構成を示す断
面図、第2図,第4図及び第7図はそれぞれは本発明に
係るディスクカートリッジに使用するバネ手段の構成を
示す図、第3図は本発明に係るシャッター位置とシャッ
ター付勢力との関係を示す図、第5図及び第6図
(a),(b)はそれぞれ本発明の他の実施例を説明す
るための図、第8図及び第9図はそれぞれ従来のディス
クカートリッジの構成を示す図、第10図はシャッターに
加わるバネの付勢力について説明するための図、第11図
は従来のディスクカートリッジに係るシャッター位置と
シャッター付勢力との関係を示す図である。 50…カートリッジ、41…第1溝部、42…第2溝部、43…
第3溝部、15…固定端、16…第1のコイルスプリング
部、17…第1の直線はり部、18…第2のコイルスプリン
グ部、19…第2の直線はり部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド挿入窓、ターンテーブル挿入窓を備
    えた矩形のケースと、 前記ヘッド挿入窓、前記ターンテーブル挿入窓を開閉す
    るシャッターと、 前記シャッターにその一端が取り付けられ、かつ前記シ
    ャッターを閉じる方向に付勢するバネ手段と、 前記シャッター内に回転自在に収納された円盤状情報記
    録媒体とからなるディスクカートリッジにおいて、 前記バネ手段は前記矩形のケースの一辺に沿って設けら
    れ、固定端と第1のコイルスプリング部と第1の直線は
    り部と第2のコイルスプリング部と第2の直線はり部と
    移動端とから構成されるものであって、第2の直線はり
    部は前記シャッターの移動方向の直交方法を基準軸とし
    たときに、前記シャッターの移動方向の閉じる方向へ傾
    斜していることを特徴とするディスクカートリッジ。
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