JP2718512B2 - 熱切断、パンチング複合加工機 - Google Patents

熱切断、パンチング複合加工機

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JP2718512B2
JP2718512B2 JP63177070A JP17707088A JP2718512B2 JP 2718512 B2 JP2718512 B2 JP 2718512B2 JP 63177070 A JP63177070 A JP 63177070A JP 17707088 A JP17707088 A JP 17707088A JP 2718512 B2 JP2718512 B2 JP 2718512B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は熱切断、パンチング複合加工機に係り、更
に詳細には、熱切断加工装置とパンチング加工機とをベ
ース上に独立して移動自在に設けた熱切断、パンチング
複合加工機に関する。
(従来の技術) 従来、熱切断(レーザ、プラズマ等)加工とパンチン
グ加工の複合加工機においては、レーザ加工ヘッドある
いはプラズマトーチとパンチング加工のプレスラムが、
同一フレームに互いに接近した位置に設けられている。
また、ワークの位置決めは、熱切断加工時あるいはパ
ンチング加工時とも、共通の位置決め装置によりワーク
の所望加工位置を熱切断加工位置あるいはパンチング加
工位置へ移動させ、位置決めを行なう方式のものであっ
た。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の熱切断、パンチング複合加
工機は、熱切断加工とパンチング加工を同時に行なうこ
とができず、いずれか一方が加工中には他方は休止状態
となり、複合加工時間は多く要し生産性の向上が図れな
いという問題があった。また、パンチング加工時の信号
が熱切断加工装置の組立精度を狂わす原因となってい
た。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、熱切
断加工装置とパンチング加工機を独立してベース上に設
け、ワークに対して同時に加工でき、待ち時間がなく生
産性の向上を図った熱切断、パンチング複合加工機を提
供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたも
ので、請求項1に係る発明は、板状のワークを水平に支
持するワーク支持部材と、上記ワークを所定位置に固定
するワーク固定部材(11)と、上記ワークに対してX軸
方向へ移動可能のフレーム(21)と、上記ワークにパン
チング加工を行うパンチ(43)及びダイ(59)を保持
し、前記X軸方向に対し直交するY軸方向へ移動可能に
前記フレーム(21)に支持されたパンチホルダ及びダイ
ホルダと、前記フレーム(21)に隣接してX軸方向へ移
動可能に設けたレーザX軸キャレッジ(69)にY軸方向
へ移動可能に支持されたレーザY軸キャレッジ(77)
と、上記レーザY軸キャレッジ(77)に上下方向である
Z軸方向へ移動可能に支持され、前記ワークのレーザ加
工を行う加工ヘッド(85)と、を備えており、前記フレ
ーム(21)と前記ワーク支持部材とをX軸方向へ一体的
に移動する構成または前記フレーム(21)の下部を前記
ワーク支持部材が相対的にX軸方向へ通過可能に構成し
てなるものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明におい
て、パンチホルダに回転可能に支持されたタレット(12
7)に複数のパンチ(43)を支持し、ダイホルダに回転
可能に支持されたタレットに複数のダイ(59)を支持し
てなるものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明
において、加工ヘッド(85)の下方位置にワークの裏面
に当接するワーク受け(163)を設け、このワーク受け
(163)を前記加工ヘッド(85)と同期してY軸方向へ
移動可能に設けてなるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
熱切断加工装置としては、レーザ加工およびプラズマ
加工等があるが、本実施例ではレーザ加工装置を例にと
って説明する。
第1実施例として、第1図および第2図を参照する
に、熱切断、パンチング複合加工機1は、ベース3と、
そのベース3上に組立ったパンチング加工機5とレーザ
加工装置7と、ワークを載置支持するワーク支持部材と
してのパイプローラコンベヤ9とワーク固定部材11とか
ら構成されている。
ベース3は、下部ベース13に一体的に固着した門型形
状の枠体15とで構成され、下部ベース13上にはX軸方向
(第1図において左右方向)に延伸したガイドレール17
が第2図に示すごとく左右に並列して設けてある。更
に、枠体15の上面にも同様なガイドレール19が設けてあ
る。
パンチング加工機5は、前記下部ベース13に設けたガ
イドレール17上をX軸方向に移動自在な門型フレーム21
と、その門型フレーム21の上部フレーム23には、パンチ
保持部材25とパンチ駆動部材27が組込まれている。ま
た、前記門型フレーム21の下部フレーム29にはダイ保持
部材31が組込まれ、更に、門型フレーム21をX軸方向に
移動させる駆動部材33より構成されている。なお、門型
フレーム21の下部フレーム29は前記ベース3の下部ベー
ス13より立設した垂直壁35に設けた長穴37を貫通して設
けてある。
パンチ保持部材25は、前記門型フレーム21内に設けら
れ、パンチホルダ39内に弾機41により常時上方向に付勢
された複数個のパンチ43を列設してある。そのパンチホ
ルダ39は上部フレーム23にY軸方向(第2図において左
右方向)に延設したパンチY軸ガイド45に係合して、Y
軸方向に移動自在に設けてある。
パンチ駆動部材27は、前記門型フレーム21の上部フレ
ーム23の側壁に設けたパンチY軸モータ47より、タイミ
ングベルト49等を介してボールネジ等のねじ棒51を回転
させる。ねじ棒51の回転によりパンチホルダ39に設けた
図示省略のナット等を介して、パンチホルダ39は門型フ
レーム21の移動方向と直交したY軸方向へ移動する。
更に、前記パンチ43をZ軸方向(第2図において上下
方向)に作動させ、パンチング加工を行なうためのラム
シリンダ53がパンチホルダ39に設けたパンチ43の軸芯上
に設けてある。その複数列設したパンチ43を加工により
選択するため、流体圧作動のシリンダ55によりラムシリ
ンダ53はパンチホルダ39上をY軸方向に移動することが
できる。
ダイ保持部材31は、前記門型フレーム21の下部フレー
ム29に設けた図示省略のガイドレールに係合してある。
そのダイ保持部材31であるダイホルダ57には前記パンチ
ホルダ39に組込まれたパンチ43と対応する個所に複数個
のダイ59が設けられている。そして、前記パンチY軸モ
ータ47よりタイミングベルト61等を介してボールネジ等
のねじ棒63を回転させ、図示を省略したがダイホルダ57
に係合装着されたナット等を介してダイホルダ57はY軸
方向に移動自在となる。
前記門型フレーム21をX軸方向に移動させる駆動部材
33は、門型フレーム21の下部フレーム29に設けた図示省
略のナットに螺合したボールネジ等のねじ棒65を、前記
ベース3の下部ベース13上に設けたパンチX軸用モータ
67により回転させる。この回転により、前記ベース3の
ガイドレール17上をパンチング加工機5はX軸方向に移
動自在となる。
レーザ加工装置7は、前記ベース3より立設した門型
形状の枠体15の左右上面に設けたガイドレール19に係合
し、X軸方向に移動するレーザX軸キヤレジ69が設けて
ある。このレーザX軸キヤレジ69の上面中央近傍にナッ
ト部材71が設けられ、前記枠体15にX軸方向に横架した
回転自在なボールネジ等のねじ棒73に螺合してある。そ
のねじ棒73の端末にレーザX軸モータ75を連結し、レー
ザX軸モータ75の回転駆動により、ねじ棒73は回転しナ
ット部材71を介して、前記レーザX軸キヤレジ69はX軸
方向に移行自在となる。
前記レーザX軸キヤレジ69にはレーザY軸キヤレジ77
をY軸方向へ移動自在となるボールネジ等のねじ棒79が
横架してあり、このねじ棒79と螺合する図示省略のナッ
トがレーザY軸キヤレジ77に係止されている。前記ねじ
棒79をレーザY軸モータ81により回転させることによ
り、ナットを介してレーザY軸キヤレジ77はY軸方向に
移動自在となる。
前記レーザY軸キヤレジ77には、先端にノズル83を備
えた加工ヘッド85が垂設され、その加工ヘッド85をZ軸
方向(上下方向)に移動させるための流体圧作動のシリ
ンダ87が設けてある。
レーザ光線は、複合加工機1の本対外に設置したレー
ザ光線を発振するレーザ発振器89より、伸縮自在な第1
光導管91を通り前記レーザX軸キヤレジ69に導かれる。
レーザX軸キヤレジ69に導かれたレーザ光線は、レーザ
X軸キヤレジ69に設けた第1ミラーボックス93により水
平方向に直角に導かれ、レーザY軸キヤレジ77との間に
連結した伸縮自在な第2光導管95を通る。第2光導管95
を通ったレーザ光線は、レーザY軸キヤレジ77内に設け
た第2ミラーボックス97にて垂直に屈折する。屈折した
レーザ光線は加工ヘッド85内を通り先端に設けたノズル
83より照射され、ワークに所定の切断加工が施される。
なお、前記パンチング加工機5のX軸方向の駆動部材
33であるねじ棒65を、レーザ光線あるいはワーク切断時
の切断屑等より保護するため、所定間隔にねじ棒保護カ
バー99が設けてある。
ワークを載置するパイプローラコンベヤ9は、前記パ
ンチング加工機5の門型フレーム21の下部フレーム29上
部側面に、チエーン101の片端部を係止してある。その
チエーン101は、下部ベース13のX軸方向両端近傍にし
て内壁側に設けた回転自在なスプロケット103a,103bに
掛回し、チエーン101の他端は前記門型フレーム21の下
部フレーム29の反対側に対向した位置に係止してある。
そのため、チエーン101は門型フレーム21がX軸方向に
移動するにつれてX軸方向に移動する。
前記下部ベース13の内壁側に対向して設けた前記チエ
ーン101間には、ワーク支持ローラ105が複数個所適宜間
隔をあけてベルト状にチエーン101に係止してある。そ
のワーク支持ローラ105は、直接前記チエーン101と連結
する芯軸107と、その芯軸107に回転自在且つY軸方向に
摺動自在な段差付ローラ109とで構成されている。
更に、段差付ローラ109の大径部109aの上面は前記ダ
イ59の上面と同一高さに形成され、パンチング加工の進
行に伴ない門型フレーム21がX軸方向に移動してもワー
クは常に一定の高さに支持ローラ105により支承するこ
とができる。
前記段差付ローラ109を芯軸107に対して摺動させる構
成としたのは、レーザ加工装置7により、照射されるレ
ーザ光線により、段差付ローラ109の大径部109a、すな
わち、ワーク支持面となる部分を損傷させないようにす
るためである。そのため、段差付ローラ109の片端(第
2図において左側)にアーム111を設け、このアーム111
に設けたスリット113に、押圧用プッシャ115を嵌挿し、
その押圧プッシャ115は前記下部ベース13上に設けた流
体圧作動のシリンダ117と連結してある。
上記の構成としたので、シリンダ117を作動させるこ
とにより押圧プッシャ115によりスリット113を介して段
差付ローラ109はY軸方向に移動する。移動することに
より段差付ローラ109の大径部109aとレーザ光軸とが一
致した場合に、段差付ローラ109の大径部109aをレーザ
光軸より退避させることができる。
ワーク固定部材11は、前記下部ベース13の片側の垂直
壁35(第2図において左側)の内面に鳩尾状のガイドレ
ール119がX軸方向に延設され、そのガイドレール119に
ワークを把持する把持クランプ121が装着されている。
その把持クランプ121の位置設定は、ボルト等の締結部
材123をゆるめガイドレール119に沿って移動させ、所定
位置にて締結部材123を締め込むことによって固定する
ことができる。なお、把持クランプ機構は一般公知のも
のであり詳細な説明は省略する。
以上の構成によりその作用としては、ワークを機外の
搬入装置(図示を省略)によりワーク支持ローラ105上
に載置させ、所定位置にセットされたワーク固定部材11
である把持クランプ121にてワークの一辺を挾持固定す
る。
一方、パンチング加工機5の門型フレーム21を、パン
チX軸モータ67を駆動させてX軸方向に移動させる。更
に、パンチホルダ39、ダイホルダ57を、パンチY軸モー
タ47を駆動させてY軸方向に移動させ、ワークの所望加
工位置を、パンチホルダ39の所望のパンチ43と、ダイホ
ルダ57の所望のダイ59間に位置決めする。更に、所望の
パンチ43の直上にラムシリンダ53を、パンチ選択用のシ
リンダ55によりシフトさせる。
その後、ラムシリンダ53を作動させてパンチ43とダイ
59とが協働してワークのパンチング加工を行なう。な
お、本実施例の場合は、ワークの加工順として第1図の
右側から順次パンチング加工を行なうことにより、無理
なく加工工程を組むことができ好都合である。
次に、パンチング加工機5により所望のパンチング化
工が終了すると、門型フレーム21はX軸方向左側へ移行
させる。パンチング加工機5が左側へ移行することによ
り、順次ワークの所望位置にレーザ加工装置7によりレ
ーザ加工を行なうことができる。
レーザ加工は、レーザX軸キヤレジ69をレーザX軸用
モータ75を駆動させてX軸方向に移行させ、レーザY軸
キヤレジ77を、レーザY軸用モータ81を駆動させてY軸
方向に移動させる。この移動によりレーザ加工ヘッド85
は、ワーク上を所望切断輪郭部に沿って移動する。
その際、レーザ発振器89にて発振されたレーザ光線
は、第1光導管91より第1ミラーボックス93に入り水平
方向に屈折され、更に、第2光導管95を通り第2ミラー
ボックス97にて垂直に屈折され、加工ヘッド85に設けた
ノズル83より照射され切断作業が行なわれる。
上述したごとく、パンチング加工機5にてパンチング
加工を終了し、門型フレーム21がX軸方向へ移動した後
の部分から順次レーザ加工装置7にて熱切断加工を行な
うことができ、ワークの他の部分がパンチング加工中で
あっても、熱切断加工を行なうことができる。
そのため、熱切断加工装置の無駄な待ち時間がなくな
り、総合加工時間が短縮され生産性の向上を図ることが
でき、更に、熱切断加工装置とパンチング加工機を独立
して設けたので、パンチング加工時に発生する機械振動
を熱切断加工装置は受けず、熱切断加工精度の向上を図
ることができる。
第2実施例として、第3図および第4図を参照する
に、この発明はパンチング加工機5のパンチ43とダイ59
の回転式タレット型としたものである。其の他の構成
は、第1実施例とほぼ同一であり、同一部品には同一の
符号を付して説明は省略する。
パンチホルダ125内に回転式のタレット127を設け、そ
のタレット127にパンチ43を放射状に複数個配設し、ま
た、ダイホルダ129内にも回転式のタレット131を設け、
そのタレット131に前記パンチ43と対向した位置にダイ5
9を装着してある。前記タレット127と131はそれぞれモ
ータ133,135により同期回転させ、パンチホルダ125に設
けた流体圧作動のラムシリンダ137の直下に所望のパン
チ43とダイ59を位置せしめてパンチング加工を行なうも
のである。
更に詳細には、パンチホルダ125は、門型フレーム21
の上部フレーム23内にY軸方向(第4図において左右方
向)に延接したパンチY軸ガイド45に係合して、Y軸方
向に移動自在に設けてある。その移動は、図示を省略し
たがパンチY軸モータ47によりタイミングベルト等を介
してボールネジ等のねじ棒51を回転させ、このねじ棒51
に螺合するナット(図示を省略)は前記パンチホルダ12
5に設けてあるので、パンチホルダ125はY軸方向に移動
自在となる。
更に、パンチホルダ125に設けた軸受139にタレット12
7の軸部141は回転自在に垂設され、そのタレット127を
回転させるモータ133が、パンチホルダ125の上部に設け
られ、歯車部材143を介してタレット127は回転自在とな
っている。
一方、ダイホルダ129は、門型フレーム21の下部フレ
ーム29内にY軸方向に移動自在に設けてある。その移動
は、図示を省略したが前記パンチY軸モータ47よりタイ
ミングベルトを介してボールネジ等のねじ棒63を回転さ
せ、このネジ棒63に螺着するナット(図示を省略)は前
記ダイホルダ129に設けてあるので、ダイホルダ129はY
軸方向に移動自在となる。
更に、ダイホルダ129に設けた軸受145にタレット131
の軸部147は回転自在に支承され、そのタレット131を回
転させるモータ135がダイホルダ129の下部に設けてあ
り、歯車部材149を介してタレット131は回転自在となっ
ている。
上記の構成により、その作用および効果は第1実施例
とほぼ同一である。
第3実施例として第5図乃至第8図を参照するに、こ
の実施例は、第1実施例にて実施したレーザ加工装置7
の構成を、パンチング加工機5と同様な門型フレーム型
式としたものである。なお、其の他の構成は第1実施例
とほぼ同一であり、同一部品には同一符号を付して説明
は省略する。
レーザ加工装置7の門型フレーム151をパンチング加
工機5の門型フレーム21と同様な構成とし、下部ベース
13上に設けたガイドレール17上に、X軸方向(第5図に
おいて左右方向)に移動自在に設けてある。
その移動は、レーザ加工装置7の門型フレーム151の
下部フレーム153に設けた図示を省略したがナット等に
螺合したボールネジ等のねじ棒155を、前記下部ベース1
3上に設けたレーザX軸用モータ157により回転させる。
この回転により、前記下部ベース13に設けたガイドレー
ル17上をレーザ加工装置7はX軸方向に移動自在とな
る。なお、パンチング加工機5のX軸用駆動部材である
ねじ棒65と干渉しないよう、門型フレーム151の下部フ
レーム153には、逃げ穴159が設けてある。
レーザY軸キヤレジ77は門型フレーム151の上部フレ
ーム160内に収納され、Y軸方向へ移動自在となってい
る。その移動は、ボールネジ等のねじ棒79が横架してあ
り、そのねじ棒79と螺合する図示を省略したがナット等
がレーザY軸キヤレジ77に係止してある。そして、レー
ザY軸用モータ81よりタイミングベルト161を介してね
じ軸79を回転させることにより、レーザY軸キヤレジ77
はY軸方向に移動自在となる。(第7図参照) なお、前記レーザY軸キヤレジ77には、第1実施例と
同様に加工ヘッド85が垂設され、その加工ヘッド85をZ
軸方向(上下方向)に移動させる流体圧作動のシリンダ
87が設けてある。また、レーザ発振器89より発振される
レーザ光線の経路とその関連部材は、第1実施例と同様
な経路および関連部材で構成してあるため詳細な説明は
省略する。
大略は、レーザ発振器89より発振されたレーザ光線
は、第1光導管91より門型フレーム151の上部フレーム1
60に設けた第1ミラーボックス93にて水平方向直角に屈
折し、第2光導管95を通りレーザY軸キヤレジ77に設け
た第2ミラーボックス97にて垂直に屈折される。そのレ
ーザ光線は加工ヘッド85内を通りノズル83より放射され
熱切断加工が行なわれる。
前記加工ヘッド85の直下には、ワークの裏側に当接す
るワーク受け163が、門型フレーム151の下部フレーム15
3内にY軸方向に移動自在に設けてある。そのワーク受
け163は第7図に示すごとく、前記加工ヘッド85のY軸
方向への移行と同期するよう、下部フレーム153内にボ
ールネジ等のねじ棒165が横架してあり、そのねじ棒165
を前記レーザY軸用モータ81よりタイミングベルト167
等を介して回転させる。その回転によりねじ棒165と螺
合したワーク受け63に設けたナット(図示を省略)によ
り、前記加工ヘッド85と同期してワーク受け163はY軸
方向へ移動自在となる。
なお、前記門型フレーム151の下部フレーム153には、
山形形状をしたシュート169が設けられ、ワーク切断加
工中に発生する溶断屑をシュート169により左右に排出
し、ねじ棒65,145に溶断屑が付着するのを防止してあ
る。更に、ワーク受け163を設けたことにより、ワーク
切断加工中に発生する溶断屑を後述するワーク支持用の
ローラコンベヤ上に飛散することを防止できる。
次に、ワークを載置するパイプローラコンベヤ171と
して、第8図に詳細に示すごとく、ワーク支持用パイプ
ローラ173をつないだチェーン175は、レーザ用の門型フ
レーム151の片側側面から下部ベース13のX軸方向両端
側に設けたスプロケット103a,103bを掛回してある。そ
のチェーン175は下部ベース13の下側を通り前記レーザ
用の門型フレーム151の反対側の側面に係止してある。
掛回したパイプローラコンベヤ171は、パンチング加
工機5の門型フレーム21がX軸方向に移動する際に支承
がないよう、前記門型フレーム21の下部フレーム29にパ
イプローラ173が通過可能なスリット177を設けてある。
また、このスリット177の出入側には、パイプローラ退
避ガイド179が設けられ、パイプローラ173を無理なくス
リット177内へ導く役目をしている。
更に、ワークを常時一定のレベルに保持するため、前
記ワーク支持用のパイプローラ173の下側に、パイプロ
ーラ173の下面に当接支承する支持手段181がパイプロー
ラ173の両端部にX軸方向に複数個配設してある。
支持手段181は、下部ベース13の内側側壁に相対した
位置に突設した軸受部材183に、上下方向に移動自在と
なる支持部材185が挿入されている。この支持部材185は
上端に案内板187を備え、中間部位にフランジ189が設け
てある。そのフランジ189と下部ベース13との間に弾機1
91が装着され、常時支持部材185を上下方向へ付勢しワ
ーク支持用パイプローラ173を支承し、常にワークを一
定の高さに維持させることができる。
なお、前述したパンチング加工機5がX軸方向に移動
する際、ワーク支持用パイプローラ173を退避させるた
めの退避ガイド179とスリット177がパンチング加工機5
の門型フレーム21に設けてあるが、支持部材185も同様
に退避させる必要がある。このため、レーザ加工装置7
の門型フレーム151には、前記支持部材185が通過できる
ための切欠部193が設けられ、パンチング加工機5の門
型フレーム21にも第6図に示すごとく切欠部195が設け
てある。
更に、パンチング加工機5の門型フレーム21には第8
図に示すごとく、両側に傾斜面197を形成した逆梯形を
したカム板199が設けてある。その傾斜面197に前記支持
部材185に設けた案内ローラ201が当接し、支持部材185
に巻装した弾機191の弾撥力に抗して押圧し、支持部材1
85の上部に設けた案内板187をワーク支持用パプローラ1
73の下面より離隔させる。この際、支持部材185の下端
は下部ベース13に設けた退避穴203内へ挿入される。な
お、符号205はパンチング加工機5が加工時に発生する
切板屑を排出する排出口である。
上記の構成により、その作用および効果は第1実施例
とほぼ同一である。
なお、上述した各実施例に限定されることなく、この
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得
ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、請
求項1に係る発明におきましては、ワークにパンチング
加工を行うパンチ43およびダイ59を保持するパンチホル
ダ及びダイホルダを支持したフレーム21に隣接して、前
記ワークにレーザ加工を行うレーザ加工ヘッド85を支持
したレーザX軸キャレッジ69が配置してあり、かつワー
クを支持するワーク支持部材は、前記フレーム21と一体
的にX軸方向へ移動する構成または前記フレーム21の下
部をX軸方向へ相対的に通過可能に構成してある。
したがって、請求項1に係る発明においては、パンチ
43,ダイ59によってワークにパンチング加工を行うと
き、ワークを支持したワーク支持部材とダイとが干渉す
るようなことがなく、ワークの下側にダイを配置する構
成であっても何等の問題がないものである。
また、前記構成により、ワークに対するパンチング加
工時に加工ヘッド85を適宜に移動してレーザ加工を行う
ことが可能であり、パンチング加工とレーザ加工との複
合加工を能率よく行うことができるものである。
請求項2に係る発明は請求項1に係る発明の従属項で
あって、パンチホルダ及びダイホルダにそれぞれ回転可
能に支持された各タレットに複数のパンチ、ダイを支持
した構成であるから、複合加工機においてより多くのパ
ンチ、ダイを装着してのパンチング加工が可能になるも
のである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の従属項であ
って、加工ヘッド85の下方位置にワーク受け163を設
け、このワーク受け163を加工ヘッド85と同期してY軸
方向へ移動可能に設けたものであるから、ワーク受け16
3でもってワークを下側から支持して加工ヘッド85に対
応した部分のワークの自重による撓みを防止することが
でき、複合加工機において精度の良いレーザ加工を行う
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の第1実施例を示し、第
1図は全体斜視説明図、第2図は第1図におけるII−II
線に沿った断面図である。 第3図および第4図はこの発明の第2実施例を示し、第
3図はパンチング加工機の斜視説明図、第4図は第3図
におけるIV矢視部の拡大図である。 第5図乃至第8図はこの発明の第3実施例を示し、第5
図は全体斜視説明図、第6図は第5図におけるVI−VI線
に沿った断面図、第7図は第5図におけるVII−VII線に
沿った断面図、第8図は第5図におけるVIII−VIII線に
沿った断面図である。 1……熱切断、5……パンチング複合加工機、3……ベ
ース、……パンチング加工機、7……レーザ加工装置、
11……ワーク固定部材、21……門型フレーム、25……パ
ンチ保持部材、27……パンチ駆動部材、31……ダイ保持
部材、125……パンチホルダ、129……ダイホルダ、151
……門型フレーム、163……ワーク受け、173……ワーク
支持用パイプローラ、175……チェーン、179……パイプ
ローラ退避ガイド、181……支持手段、191……弾機、19
9……カム板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のワークを水平に支持するワーク支持
    部材と、上記ワークを所定位置に固定するワーク固定部
    材(11)と、上記ワークに対してX軸方向へ移動可能の
    フレーム(21)と、上記ワークにパンチング加工を行う
    パンチ(43)及びダイ(59)を保持し、前記X軸方向に
    対し直交するY軸方向へ移動可能に前記フレーム(21)
    に支持されたパンチホルダ及びダイホルダと、前記フレ
    ーム(21)に隣接してX軸方向へ移動可能に設けたレー
    ザX軸キャレッジ(69)にY軸方向へ移動可能に支持さ
    れたレーザY軸キャレッジ(77)と、上記レーザY軸キ
    ャレッジ(77)に上下方向であるZ軸方向へ移動可能に
    支持され、前記ワークのレーザ加工を行う加工ヘッド
    (85)と、を備えてなり、前記フレーム(21)と前記ワ
    ーク支持部材とをX軸方向へ一体的に移動する構成また
    は前記フレーム(21)の下部を前記ワーク支持部材が相
    対的にX軸方向へ通過可能に構成してなることを特徴と
    する熱切断、パンチング複合加工機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の発明において、パンチホ
    ルダに回転可能に支持されたタレット(127)に複数の
    パンチ(43)を支持し、ダイホルダに回転可能に支持さ
    れたタレットに複数のダイ(59)を支持してなることを
    特徴とする熱切断、パンチング複合加工機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の発明において、加
    工ヘッド(85)の下方位置にワークの裏面に当接するワ
    ーク受け(163)を設け、このワーク受け(163)を前記
    加工ヘッド(85)と同期してY軸方向へ移動可能に設け
    てなることを特徴とする熱切断、パンチング複合加工
    機。
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