JP2715892B2 - 大引の取付構造 - Google Patents
大引の取付構造Info
- Publication number
- JP2715892B2 JP2715892B2 JP5353173A JP35317393A JP2715892B2 JP 2715892 B2 JP2715892 B2 JP 2715892B2 JP 5353173 A JP5353173 A JP 5353173A JP 35317393 A JP35317393 A JP 35317393A JP 2715892 B2 JP2715892 B2 JP 2715892B2
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- Japan
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- pulley
- fitting
- metal fitting
- cloth
- fastening
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の一階の床に
ＡＬＣ等のパネルを取付けるための大引の取付構造に関
する。
ＡＬＣ等のパネルを取付けるための大引の取付構造に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、鉄骨構造の建築物の床をＡＬＣ
等のパネルで構成する場合の従来の床パネル施工例（実
開平５−３２５６１、特開平５−７９１６５号公報等参
照）を示したもので、１はＡＬＣパネル、２は大引、３
は布基礎、４は支持金具、５はアンカーボルト、６は締
結ボルト、７は目地鉄筋取付金具、８は目地鉄筋であ
る。
等のパネルで構成する場合の従来の床パネル施工例（実
開平５−３２５６１、特開平５−７９１６５号公報等参
照）を示したもので、１はＡＬＣパネル、２は大引、３
は布基礎、４は支持金具、５はアンカーボルト、６は締
結ボルト、７は目地鉄筋取付金具、８は目地鉄筋であ
る。
【０００３】すなわち、ＡＬＣパネルを床に敷設する場
合は、まず相対する布基礎３間に大引２を架設する。大
引の上面にはパネルの目地部に位置する箇所に透孔を有
する目地鉄筋取付金具７を突設している。この大引２の
架設方法は、逆Ｌ字形の金具４の水平部を布基礎３の上
面にアンカーボルト５にて取付け、この金具４の垂直部
に大引２の端部フランジ２−１を締結ボルト６にて取付
けている。このようにして大引２を布基礎５間に架設す
ると、該大引の上面に直接ＡＬＣパネル１の両端部を懸
架し、各パネルの幅方向の目地には大引２の上面に突設
した目地鉄筋取付金具７の透孔を貫通する目地鉄筋８を
配設し、しかる後該目地部にモルタルを充填して施工す
る。なお、金具４には垂直部分に補強用ウエブが形成さ
れたものもある。
合は、まず相対する布基礎３間に大引２を架設する。大
引の上面にはパネルの目地部に位置する箇所に透孔を有
する目地鉄筋取付金具７を突設している。この大引２の
架設方法は、逆Ｌ字形の金具４の水平部を布基礎３の上
面にアンカーボルト５にて取付け、この金具４の垂直部
に大引２の端部フランジ２−１を締結ボルト６にて取付
けている。このようにして大引２を布基礎５間に架設す
ると、該大引の上面に直接ＡＬＣパネル１の両端部を懸
架し、各パネルの幅方向の目地には大引２の上面に突設
した目地鉄筋取付金具７の透孔を貫通する目地鉄筋８を
配設し、しかる後該目地部にモルタルを充填して施工す
る。なお、金具４には垂直部分に補強用ウエブが形成さ
れたものもある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の大
引取付構造では、以下に記載する問題点があった。すな
わち、大引２を布基礎３に懸架するのに用いている金具
４は、図示のごとく逆Ｌ字形状であり、その垂直部に大
引２の端部フランジ２−１をボルト締結する方法をとっ
ているため、大引２の位置合せに手間がかかる上、大引
２の端面に締結用のフランジ２−１を溶接しなければな
らず、工数の増大を招き、架設時間も長くかかり施工費
も高くついている。
引取付構造では、以下に記載する問題点があった。すな
わち、大引２を布基礎３に懸架するのに用いている金具
４は、図示のごとく逆Ｌ字形状であり、その垂直部に大
引２の端部フランジ２−１をボルト締結する方法をとっ
ているため、大引２の位置合せに手間がかかる上、大引
２の端面に締結用のフランジ２−１を溶接しなければな
らず、工数の増大を招き、架設時間も長くかかり施工費
も高くついている。
【０００５】この発明は、このような従来の問題点を解
決するために改善したもので、取付が容易でかつ費用が
節減できる大引の取付構造を提案するものである。
決するために改善したもので、取付が容易でかつ費用が
節減できる大引の取付構造を提案するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る大引の取
付構造は、大引の少なくとも一方の端部が布基礎上面に
取着された金具に固着された大引の取付構造において、
大引の接続端部と相対向する垂直部に布基礎側面と直角
方向に突出する締結部を有するＺ字状の金具に大引のウ
エブが螺着され、該金具には大引の底面を押上げる高さ
調整機構が設けられていることを特徴とするものであ
る。
付構造は、大引の少なくとも一方の端部が布基礎上面に
取着された金具に固着された大引の取付構造において、
大引の接続端部と相対向する垂直部に布基礎側面と直角
方向に突出する締結部を有するＺ字状の金具に大引のウ
エブが螺着され、該金具には大引の底面を押上げる高さ
調整機構が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【０００７】
【作用】大引の取付構造として、大引の接続端部と相対
向する垂直部に布基礎側面と直角方向に突出する締結部
を有するＺ字状の金具を用い、該金具の締結部に大引の
ウエブを螺着するようにしたので、大引の垂直方向と水
平方向の位置調整が容易であり、布基礎の寸法精度が低
くても対応が可能であり、布基礎と金具の間にボルトや
ナット等の突出物のための空隙部も不要であり、作業性
もよい。また、大引の端部に締結用フランジを溶接する
必要がなく手数が掛からない。さらに、金具に大引の高
さ調整機構を設けておけば、大引を取付ける際にそのレ
ベル調整が容易となる。
向する垂直部に布基礎側面と直角方向に突出する締結部
を有するＺ字状の金具を用い、該金具の締結部に大引の
ウエブを螺着するようにしたので、大引の垂直方向と水
平方向の位置調整が容易であり、布基礎の寸法精度が低
くても対応が可能であり、布基礎と金具の間にボルトや
ナット等の突出物のための空隙部も不要であり、作業性
もよい。また、大引の端部に締結用フランジを溶接する
必要がなく手数が掛からない。さらに、金具に大引の高
さ調整機構を設けておけば、大引を取付ける際にそのレ
ベル調整が容易となる。
【０００８】なお、布基礎と大引間上面とをほぼ等しい
高さに形成すれば、布基礎上面に梁等を配設する必要が
なく、鉄骨材料とその取付手数が省略でき工期と費用を
少なくすることができる。
高さに形成すれば、布基礎上面に梁等を配設する必要が
なく、鉄骨材料とその取付手数が省略でき工期と費用を
少なくすることができる。
【０００９】
【実施例】図１はこの発明の一実施例におけるＡＬＣパ
ネルの施工状態の一部を示す縦断正面図、図２は同上の
一部を破断して示す平面図、図３は図１のＡーＡ線上の
縦断側面図、図４は布基礎上に間柱が立設した場所にお
けるＡＬＣパネルの施工状態の一部を示す縦断正面図、
図５は同上平面図であり、１０は大引２を取付ける金
具、１１は金具の固定ボルト、１２は大引締結ボルト、
１３はレベル調整ボルト、１４は目地鉄筋配設用金具、
１５は弾性体である。
ネルの施工状態の一部を示す縦断正面図、図２は同上の
一部を破断して示す平面図、図３は図１のＡーＡ線上の
縦断側面図、図４は布基礎上に間柱が立設した場所にお
けるＡＬＣパネルの施工状態の一部を示す縦断正面図、
図５は同上平面図であり、１０は大引２を取付ける金
具、１１は金具の固定ボルト、１２は大引締結ボルト、
１３はレベル調整ボルト、１４は目地鉄筋配設用金具、
１５は弾性体である。
【００１０】すなわち、この発明は布基礎３に大引２を
懸架する手段として、Ｚ字状の金具１０を用いる。この
金具１０は、布基礎３の上面に固着される上部水平部１
０−１と、この水平部より垂下する垂直部１０−２と、
この垂直部下端より上部水平部１０−１と反対方向に直
角に屈曲した下部水平部１０−３とからなり、かつ垂直
部１０−２のほぼ中央部に締結部１０−４を布基礎３の
側面に対して直角方向に突設している。
懸架する手段として、Ｚ字状の金具１０を用いる。この
金具１０は、布基礎３の上面に固着される上部水平部１
０−１と、この水平部より垂下する垂直部１０−２と、
この垂直部下端より上部水平部１０−１と反対方向に直
角に屈曲した下部水平部１０−３とからなり、かつ垂直
部１０−２のほぼ中央部に締結部１０−４を布基礎３の
側面に対して直角方向に突設している。
【００１１】この金具１０を用いて大引２を懸架する場
合は、布基礎３の上面に金具の上部水平部１０−１を固
定ボルト１１にて取付け、この金具の下部水平部１０−
３の部分に大引２の端部を挿入しレベル調整ボルト１３
にて支承する。大引２の端部の下フランジ２−２には、
金具１０の締結部１０−４が挿入し得る溝２−４があら
かじめ設けられており、この溝２−４に締結部１０−４
を挿入することによって大引２のウエブ２−３と相重な
るようになっている。また、大引２は上フランジ２−１
が布基礎３の上面とほぼ同レベルになるようにレベル調
整ボルト１３にて高さ調整を行う。このようにして大引
２をセットすると、大引２のウエブ２−３と金具１０の
締結部１０−４との重合部に締結ボルト１２を螺着し大
引２を固定する。
合は、布基礎３の上面に金具の上部水平部１０−１を固
定ボルト１１にて取付け、この金具の下部水平部１０−
３の部分に大引２の端部を挿入しレベル調整ボルト１３
にて支承する。大引２の端部の下フランジ２−２には、
金具１０の締結部１０−４が挿入し得る溝２−４があら
かじめ設けられており、この溝２−４に締結部１０−４
を挿入することによって大引２のウエブ２−３と相重な
るようになっている。また、大引２は上フランジ２−１
が布基礎３の上面とほぼ同レベルになるようにレベル調
整ボルト１３にて高さ調整を行う。このようにして大引
２をセットすると、大引２のウエブ２−３と金具１０の
締結部１０−４との重合部に締結ボルト１２を螺着し大
引２を固定する。
【００１２】なお、金具１０とウエブ２−３の一方に水
平方向の長孔を、他方に垂直方向の長孔を設けておけば
両方向の調整ができるので、布基礎の寸法精度が悪くて
も対応できる。
平方向の長孔を、他方に垂直方向の長孔を設けておけば
両方向の調整ができるので、布基礎の寸法精度が悪くて
も対応できる。
【００１３】大引２の締結が終わると、目地鉄筋配設用
金具１４を大引２の上部フランジ２−１に装着する。こ
の目地鉄筋配設用金具１４は図３に示すごとく、上部に
目地鉄筋取付孔１４−３を穿設した垂直部１４−１の下
端部が直角に折曲げられ、さらに大引２の上フランジ２
−１を挟持できるようにＵ字形屈曲部１４−２を有して
おり、Ｕ字形屈曲部１４−２で上部フランジ２−１に着
脱可能となしたもので、溶接の必要がない。
金具１４を大引２の上部フランジ２−１に装着する。こ
の目地鉄筋配設用金具１４は図３に示すごとく、上部に
目地鉄筋取付孔１４−３を穿設した垂直部１４−１の下
端部が直角に折曲げられ、さらに大引２の上フランジ２
−１を挟持できるようにＵ字形屈曲部１４−２を有して
おり、Ｕ字形屈曲部１４−２で上部フランジ２−１に着
脱可能となしたもので、溶接の必要がない。
【００１４】続いて、大引２と布基礎３の上面に所定厚
みの板状の弾性体１５を適当な接着剤もしくは両面接着
テープ等を用いて固定する。その際、大引２や布基礎５
の上面に金具やボルト等の突起物が存在する場合は、こ
れらの突起物より高くなる厚さの弾性体を突起物を避け
て貼付ける。しかる後、弾性体１５の上にＡＬＣパネル
１を懸架し、各目地部に固定された目地鉄筋配設用金具
１４に目地鉄筋８を通してモルタルを充填施工する。
みの板状の弾性体１５を適当な接着剤もしくは両面接着
テープ等を用いて固定する。その際、大引２や布基礎５
の上面に金具やボルト等の突起物が存在する場合は、こ
れらの突起物より高くなる厚さの弾性体を突起物を避け
て貼付ける。しかる後、弾性体１５の上にＡＬＣパネル
１を懸架し、各目地部に固定された目地鉄筋配設用金具
１４に目地鉄筋８を通してモルタルを充填施工する。
【００１５】また、図４、図５に示すごとく、布基礎３
上に間柱１６が立設されている箇所においては、金具１
０に凹部１０−５を形成し間柱１６を跨具ように該金具
１０を取付ける。
上に間柱１６が立設されている箇所においては、金具１
０に凹部１０−５を形成し間柱１６を跨具ように該金具
１０を取付ける。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したごとくこの発明によれば、
大引の懸架手段に締結部を有するＺ字状の金具を用いた
ことにより、大引を該金具の下部水平部に載置した状態
で締結用のボルト孔の位置合せができるとともに、前記
金具の垂直部に形成した締結部に直接大引のウエブ端部
を締結でき、また大引の端部に締結用フランジを溶接す
る必要がないとともに、前記金具に大引の底面を押上げ
る高さ調整機構を設けたことにより締着用ボルト孔の位
置合せとレベル調整が容易となり、大引の取付時間の短
縮と費用を低減できるものである。
大引の懸架手段に締結部を有するＺ字状の金具を用いた
ことにより、大引を該金具の下部水平部に載置した状態
で締結用のボルト孔の位置合せができるとともに、前記
金具の垂直部に形成した締結部に直接大引のウエブ端部
を締結でき、また大引の端部に締結用フランジを溶接す
る必要がないとともに、前記金具に大引の底面を押上げ
る高さ調整機構を設けたことにより締着用ボルト孔の位
置合せとレベル調整が容易となり、大引の取付時間の短
縮と費用を低減できるものである。
【図１】この発明の一実施例におけるＡＬＣパネルの施
工状態の一部を示す縦断正面図である。
工状態の一部を示す縦断正面図である。
【図２】同上の一部を破断して示す平面図である。
【図３】図１のＡーＡ線上の縦断側面図である。
【図４】布基礎上に間柱が立設した場所におけるＡＬＣ
パネルの施工状態の一部を示す縦断正面図である。
パネルの施工状態の一部を示す縦断正面図である。
【図５】同上平面図である。
【図６】鉄骨構造の建築物の床をＡＬＣ等のパネルで構
成する場合の従来の床パネル施工例の一部を示す斜視図
である。
成する場合の従来の床パネル施工例の一部を示す斜視図
である。
１ ＡＬＣパネル ２ 大引 ３ 布基礎 ８ 目地鉄筋 １０ 金具 １０−１ 上部水平部 １０−２ 垂直部１０−２ １０−３ 下部水平部 １０−４ 締結部 １１ 金具固定ボルト １２ 大引締結ボルト １３ レベル調整ボルト １４ 目地鉄筋配設用金具 １５ 弾性体
Claims (1)
- 【請求項１】 大引の少なくとも一方の端部が布基礎上
面に取着された金具に固着された大引の取付構造におい
て、大引の接続端部と相対向する垂直部に布基礎側面と
直角方向に突出する締結部を有するＺ字状の金具に大引
のウエブが螺着され、該金具には大引の底面を押上げる
高さ調整機構が設けられていることを特徴とする大引の
取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5353173A JP2715892B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 大引の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5353173A JP2715892B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 大引の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07197626A JPH07197626A (ja) | 1995-08-01 |
| JP2715892B2 true JP2715892B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=18429059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5353173A Expired - Fee Related JP2715892B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 大引の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2715892B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5521491U (ja) * | 1978-07-31 | 1980-02-12 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5353173A patent/JP2715892B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07197626A (ja) | 1995-08-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |