JP2715438B2 - サンプリング周波数変換装置及び方法 - Google Patents

サンプリング周波数変換装置及び方法

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JP2715438B2
JP2715438B2 JP9088488A JP9088488A JP2715438B2 JP 2715438 B2 JP2715438 B2 JP 2715438B2 JP 9088488 A JP9088488 A JP 9088488A JP 9088488 A JP9088488 A JP 9088488A JP 2715438 B2 JP2715438 B2 JP 2715438B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、第1のサンプリング周波数のデータ列を
第2のサンプリング周波数のデータ列に変換するサンプ
リング周波数変換回路に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、第1のサンプリング周波数のデータ列
を、第2のサンプリング周波数のデータ列に変換するサ
ンプリング周波数変換回路において、第2のサンプリン
グ周波数のクロックを1/N分周し、1/N分周された第2の
サンプリング周波数のクロックを、第1のサンプリング
周波数のクロックによりサンプリングし、第1のサンプ
リング周波数のクロックによりサンプリングされた1/N
分周された第2のサンプリング周波数のクロックから互
いに位相の異なるN相のクロックを生成し、このN相の
クロックによりデータ列をそれぞれサンプリングして互
いにデータ変化点の異なるN個のデータ列を生成し、こ
れらN個のデータ列を、第2のサンプリング周波数のク
ロックを基にして形成された時間窓を用いて選択して取
り出すようにすることにより、データの変化点がサンプ
リングされることにより生じるエラーの発生を防止する
ようにしたものである。
〔従来の技術〕
例えばNTSC方式のカラーサブキャリア周波数と関連し
たサンプリング周波数でディジタル化されたビデオ信号
を、NTSC方式とは関連していないサンプリング周波数で
動作するビデオ信号処理回路、例えばPAL方式のカラー
サブキャリア周波数と関連したサンプリング周波数のデ
ィジタル信号で動作するビデオ信号処理回路を用いて処
理させる場合等に、所謂サンプリングクロックの乗せ換
えが行われる(特願昭62−237012号明細書)。このよう
にサンプリングクロックの乗せ換えを行う場合、従来、
第5図に示すように、入力データ列を変換前のサンプリ
ング周波数f1で動作するDフリップフロップに取り込
み、このDフリップフロップ101の出力を変換後のサン
プリング周波数f2で動作するDフリップフロップ102で
サンプリングして、クロックの乗せ換えを直接行うよう
にしている。
すなわち、第5図は従来のサンプリング周波数変換回
路の一例であり、第5図において、入力端子100にサン
プリング周波数f1のデータ列D0、D1、D2、…が供給され
る。このデータ列D0、D1、D2、…Dがフリップフロップ
101のデータ入力端子に供給される。Dフリップフロッ
プ101のクロック入力端子には、端子103からサンプリン
グ周波数f1のサンプリングクロックCK1(第6図A)が
供給される。入力端子100からのデータ列D0、D1、D2
…がこの端子103からのサンプリングクロックCK1の立上
がりでDフリップフロップ101に取り込まれる。Dフリ
ップフロップ101からは、第6図Bに示すようなデータ
列が出力される。
Dフリップフロップ101の出力がDフリップフロップ1
02のデータ入力端子に供給される。Dフリップフロップ
102のクロック入力端子には、端子104からサンプリング
周波数f2のサンプリングクロックCK2(第6図C)が供
給される。Dフリップフロップ101の出力がこの端子104
からのサンプリングクロックCK2の立上がりでDフリッ
プフロップ102に取り込まれる。Dフリップフロップ102
からは、第6図Dに示すように、サンプリング周波数が
サンプリング周波数f1からf2に変換されたデータ列が得
られる。このデータ列が出力端子105から取り出され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
第5図に示したような従来のサンプリング周波数変換
回路では、Dフリップフロップ101から出力されるデー
タ列D0、D1、D2、…の変化点が端子104から供給される
サンプリング周波数f2のサンプリングクロックCK2の立
上がりと一致していると、データの変化点ではデータが
確定していないので、エラーが発生するという問題があ
る。
つまり、変換前のサンプリング周波数f1のサンプリン
グクロックCK1と、変換後のサンプリング周波数f2のサ
ンプリングクロックCK2とは、非同期である。したがっ
て、Dフリップフロップ101から出力されるデータ列の
変化点がサンプリング周波数f2のサンプリングクロック
CK2の立上がりと一致することがあり得る。例えば、第
6図において、サンプリングクロックCK2(第6図C)
の立上がる時点t10は、Dフリップフロップ101からの出
力データ(第6図B)の変化点に一致している。なお、
データの変化点とは、データのセットアップタイム、ホ
ールドタイムを含めたものである。Dフリップフロップ
101の出力データの変化点では、出力データが確定して
いない。このため、第6図Dに示すように、時点t10
ら時点t11までの変換データは、エラーとなる。第6図
Cにおいて、エラーデータの期間は、「*」で示してあ
る。
したがって、この発明の目的は、データ変化点がサン
プリングされることにより生じるエラーの発生を防止で
きるようにしたサンプリング周波数変換回路を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、第1のサンプリング周波数f1のデータ列
を、第2のサンプリング周波数f2のデータ列に変換する
サンプリング周波数変換回路において、 第2のサンプリング周波数f2のクロックCK2を1/N分周
し、 1/N分周された第2のサンプリング周波数f2のクロッ
クCK2を、第1のサンプリング周波数f1のクロックCK1に
よりサンプリングし、 第1のサンプリング周波数f1のクロックCK1によりサ
ンプリングされた1/N分周された第2のサンプリング周
波数f2のクロックCK2から互いに位相の異なるN相のク
ロックを生成し、N相のクロックによりデータ列をそれ
ぞれサンプリングして互いにデータ変化点の異なるN個
のデータ列を生成し、 N個のデータ列を、第2のサンプリング周波数f2のク
ロックCK2を基にして形成された時間窓を用いて選択し
て取り出すようにしたサンプリング周波数変換回路であ
る。
〔作用〕
サンプリング周波数f1のデータ列をサンプリング周波
数f2に変換する場合、変換後のサンプリング周波数f2
クロックCK2がサンプリングの定理が満足するように1/N
分周される。そして、この1/N分周されたクロックCK2が
変換前のクロックCK1によりサンプリングされる。この
クロックCK1によりサンプリングされた1/N分周されたク
ロックCK2を用いて、クロックの乗せ換えがなされる。
このように、クロックCK1によりサンプリングされたク
ロックを用いてクロックの乗せ換えを行っているので、
データの変化点がサンプリングされることがない。
クロックCK1によりサンプリングされた1/N分周された
クロック1/NCK2により、互いに変化点の異なるN個のデ
ータ列がそれぞれ形成される。これらのデータ列がクロ
ックCK2により形成された時間窓により選択される。ク
ロックCK2により形成された時間窓を用いてこれらのデ
ータ列を選択することにより、最終的にクロックの乗せ
換えを行う際に、データの変化点がサンプリングされな
い。
〔実施例〕
この発明の実施例について以下の順序に従って説明す
る。
a.基本原理 b.一実施例の構成 c.一実施例の動作説明 d.変形例 a.基本原理 この発明の実施例では、サンプリング周波数f1のサン
プリングクロックCK1から、このサンプリングクロックC
K1と非同期のサンプリング周波数f2のクロックCK2への
クロックの乗せ換えを行う際、一度、サンプリング周波
数f2のクロックCK2をサンプリング周波数f1のサンプリ
ングクロックCK1に同期させるようにしている。これに
より、データの変化点がサンプリングされることがなく
なる。
変換後のサンプリング周波数f2のクロックCK2を、変
換前のサンプリング周波数f1のクロックCK1に同期させ
るためには、第3図に示すように、クロックCK2をクロ
ックCK1でサンプリングすることが考えられる。
すなわち、第3図において、IN1はデータ列の入力端
子、IN2は変換前のクロックCK1の入力端子、IN3は変換
後のクロックCK2の入力端子である。
入力端子IN1からのデータ列D0、D1、D2、D3…がDフ
リップフロップFF1のデータ入力端子に供給される。ク
ロック入力端子IN2からのクロックCK1がDフリップフロ
ップFF1のクロック入力端子に供給されるとともに、D
フリップフロップFF2のクロック入力端子に供給され
る。
入力端子IN1からのデータ列は、クロックCK1(第4図
A)の立上がりでDフリップフロップFF1に取り込ま
れ、DフリップフロップFF1からは第4図Bに示すよう
にデータ列D0、D1、D2、…が出力される。
入力端子IN3からの変換後のクロックCK2(第4図C)
は、DフリップフロップFF2で変換前のクロックCK1(第
4図A)によりサンプリングされる。第4図Cにおい
て、○印がサンプリング点を示している。これにより、
DフリップフロップFF2からは、第4図Dに示すよう
に、クロックCK1でサンプリングされたクロックCK2が出
力される。なお、クロックCK1でクロックCK2をサンプリ
ングさせるためには、クロックCK1のサンプリング周波
数f1とクロックCK2のサンプリング周波数f2との関係が
サンプリングの定理を満足している必要がある。このD
フリップフロップFF2の出力が遅延回路DLで所定量遅延
される。
DフリップフロップFF2からは、第4図Dに示すよう
に、クロックCK1でサンプリングされたクロックCK2が出
力される。このクロックCK1でサンプリングされたクロ
ックCK2は、第4図Aと第4図Dを比較すればわかるよ
うに、DフリップフロップFF2を動作させるクロックCK1
と同期している。
クロックCK1でサンプリングされたクロックCK2(第4
図D)は、セットアップ時間を確保するために、遅延回
路DLで所定時間遅延され、第4図Eに示すように、Dフ
リップフロップFF3のクロック入力端子に供給される。
DフリップフロップFF1の出力(第4図B)は、Dフリ
ップフロップFF3に供給され、DフリップフロップFF3
で、DフリップフロップFF1の出力(第4図B)が遅延
回路DLで遅延されたクロックCK1でサンプリングされた
クロックCK2(第4図E)によりサンプリングされる。
これにより、DフリップフロップFF3からは、第4図
Fに示すように、サンプリング周波数がf1からf2に変換
されたデータ列が得られる。但し、この場合、変換後の
サンプリングクロックは、クロックCK1でサンプリング
されたクロックCK2である。
このように、クロックCK1でサンプリングされたクロ
ックCK2を用いてサンプリング周波数の変換を行えば、
クロックCK1でサンプリングされたクロックCK2は、変換
前のデータ列の変化点に同期しているので、データの変
化点がサンプリングされることにより生じるエラーの発
生が防止できる。
例えば、第4図において、時点t1では、Dフリップフ
ロップFF1から出力されるデータ列(第4図B)の変化
点とクロックCK2(第4図C)の立上がりが一致してい
る。このため、クロックCK2を直接用いてクロックの乗
せ換えを行うと、データの変化点がサンプリングされる
ため、エラーが発生する。これに対して、遅延回路DLを
介されたクロックCK1でサンプリングされたクロックCK2
を用いてクロックの乗せ換えを行うと、Dフリップフロ
ップFF1から出力されるデータ列の変化点から所定のタ
イミングでDフリップフロップFF1から出力されるデー
タ列がサンプリングされるので、データの変化点がサン
プリングされることがなくなり、エラーの発生が防げ
る。
なお、時点t1では、クロックCK2の変化点がクロックC
K2でサンプリングされる。したがって、時点t1では、ク
ロックCK2のローレベルがサンプリングされる場合と、
クロックCK2のハイレベルがサンプリングされる場合が
ある。時点t1でクロックCK2のローレベルがサンプリン
グされた場合には、DフリップフロップFF2の出力、遅
延回路DLの出力、DフリップフロップFF3の出力は、そ
れぞれ、第4図D〜第4図Fで実線で示すタイミングと
なる。時点t1でクロックCK2のハイレベルがサンプリン
グされた場合には、DフリップフロップFF2の出力、遅
延回路DLの出力、DフリップフロップFF3の出力は、そ
れぞれ、第4図D〜第4図Fで二点鎖線で示すタイミン
グとなる。
このように、サンプリング周波数f1のデータ列を、サ
ンプリング周波数f2に変換する場合、変換前のサンプリ
ング周波数f1のサンプリングクロックCK1で変換後のサ
ンプリング周波数f2のサンプリングクロックをサンプリ
ングし、このクロックCK1でサンプリングされたクロッ
クCK2を用いてクロックの乗せ換えを行うと、データの
変化点がサンプリングされることがなくなり、エラーの
発生が防げる。
ところで、上述のように、変換前のサンプリング周波
数f1のサンプリングクロックCK1で変換後のサンプリン
グ周波数f2のサンプリングクロックをサンプリングする
場合には、変換前のサンプリング周波数f1と変換後のサ
ンプリング周波数f2との関係がサンプリングの定理を満
足している必要がある。すなわち、(f1≧2f2)なる関
係が満足される必要がある。
そこで、この発明の一実施例では、変換後のサンプリ
ング周波数f2のクロックCK2がサンプリングの定理が満
足されるように1/N分周される。そして、この1/N分周さ
れたクロックCK2が変換前のクロックCK1によりサンプリ
ングされる。この1/N分周されたクロックCK2から互いに
変化点の異なるN個のデータ列が形成され、これらのデ
ータ列が選択される。データ列の選択には、クロックf2
を基にして発生された時間窓が用いられる。
このように、データ列の選択にクロックf2を基にして
発生された時間窓が用いることにより、サンプリングク
ロックをCK1からクロックCK1でサンプリングされたクロ
ックに乗せ換えた後に、クロックCK2に乗せ換える際
に、データの変化点がサンプリングされてエラーが発生
することが防止できる。
b.一実施例の構成 第1図は、この発明の一実施例を示すもので、この一
実施例では、サンプリング周波数f1のサンプリングクロ
ックCK1のデータ列が、サンプリング周波数f2のクロッ
クCK2のデータ列に変換される。なお、サンプリング周
波数f1とサンプリング周波数f2との関係は、 2f2/N≦f1 とされている。
第1図において、1はデータ列の入力端子、2は変換
前のクロックの入力端子、3は変換後のクロックの入力
端子である。入力端子1からのデータ列D0、D1、D2…が
Dフリップフロップ4のデータ入力端子に供給される。
クロック入力端子2からの周波数f1のクロックCK1がD
フリップフロップ4のクロック入力端子に供給されると
ともに、Dフリップフロップ5、Dフリップフロップ
7、Dフリップフロップ8のクロック入力端子に供給さ
れる。クロック入力端子3からの周波数f2のクロックCK
2がDフリップフロップ6のクロック入力端子に供給さ
れるとともに、Dフリップフロップ13のクロック入力端
子に供給される。
Dフリップフロップ6の反転出力は、Dフリップフ
ロップ6のデータ入力端子に供給される。したがって、
Dフリップフロップ6は、トグル動作を行い、1/2分周
回路として動作する。
クロック入力端子3からの周波数f2のクロックCK2
は、Dフリップフロップ6で1/2分周される。この周波
数1/2 f2のクロック1/2 CK2がDフリップフロップ5の
データ入力端子に供給される。
Dフリップフロップ6から出力される周波数1/2 f2
クロック1/2 CK2がクロックCK1の立上がりでDフリップ
フロップ5に取り込まれる。Dフリップフロップ5の出
力がDフリップフロップ7に供給される。Dフリップフ
ロップ7の出力がDフリップフロップ8に供給されると
ともに、遅延回路9を介してDフリップフロップ11のク
ロック入力端子に供給される。Dフリップフロップ8の
出力が遅延回路10を介してDフリップフロップ12のクロ
ック入力端子に供給される。
Dフリップフロップ11のデータ入力端子及びDフリッ
プフロップ12のデータ入力端子には、Dフリップフロッ
プ4の出力が供給される。Dフリップフロップ11のアウ
トプットイネーブル端子には、Dフリップフロップ6の
反転出力がアウトプットイネーブル信号OE1として供
給される。Dフリップフロップ12のアウトプットイネー
ブル端子には、Dフリップフロップ6の出力Qがアウト
プットイネーブル信号OE2として供給される。
Dフリップフロップ11の出力がDフリップフロップ13
のデータ入力端子に供給される。Dフリップフロップ12
の出力がDフリップフロップ13のデータ入力端子に供給
される。Dフリップフロップ13のクロック入力端子に
は、クロック入力端子3からのクロックCK2が供給され
る。Dフリップフロップ13の出力が出力端子14から取り
出される。
c.一実施例の動作説明 データ入力端子1からのデータ列D0、D1、D2…は、ク
ロック入力端子2からの変換前のクロックCK1(第2図
A)の立上がりでDフリップフロップ4に取り込まれ
る。Dフリップフロップ4からは、第2図Bに示すよう
にデータ列D0、D1、D2…が出力される。
クロック入力端子3からのサンプリング周波数f2のク
ロックCK2(第2図C)は、第2図Dに示すように、D
フリップフロップ6で1/2分周さる。このクロックCK2が
1/2分周されたクロック1/2 CK2(第2図D)がDフリッ
プフロップ5でクロックCK1(第2図A)によりサンプ
リングされる。これにより、Dフリップフロップ5から
は、第2図Eに示すように、クロックCK1でサンプリン
グされた1/2分周されたクロック1/2 CK2が出力される。
Dフリップフロップ5から出力されるクロックCK1で
サンプリングされたクロック1/2 CK2(第2図E)は、
Dフリップフロップ7を介して、クロックCK1の1クロ
ック分遅延され、Dフリップフロップ7からは、第2図
Fに示すような出力が得られる。このDフリップフロッ
プ7の出力が第2図Gに示すように遅延回路9で所定量
遅延される。この遅延回路9の出力(第2図G)がDフ
リップフロップ11のクロック入力端子に供給される。
Dフリップフロップ7の出力(第2図F)は、Dフリ
ップフロップ8でクロックCK1の1クロック分遅延さ
れ、Dフリップフロップ8からは、第2図Hに示すよう
な出力が得られる。このDフリップフロップ8の出力
(第2図H)が、第2図Iに示すように、遅延回路10で
所定量遅延される。この遅延回路10の出力(第2図I)
がDフリップフロップ12のクロック入力端子に供給され
る。
Dフリップフロップ4から出力されるデータ列(第2
図B)は、第2図Jに示すように、遅延回路9の出力
(第2図G)の立上がりでDフリップフロップ11に取り
込まれるとともに、第2図Kに示すように、遅延回路10
の出力(第2図I)の立上がりでDフリップフロップ12
に取り込まれる。
Dフリップフロップ7から出力されるクロック(第2
図F)は、入力データ列(第2図B)に同期しているの
で、Dフリップフロップ11では、データの変化点に対し
て所定のタイミングのデータがサンプリングされ、デー
タの変化点がサンプリングされることはない。また、D
フリップフロップ8から出力されるクロック(第2図
H)は、入力データ列(第2図B)と同期しているの
で、Dフリップフロップ12では、データの変化点に対し
て所定のタイミングのデータがサンプリングされ、デー
タの変化点がサンプリングされることはない。
Dフリップフロップ11及び12に取り込まれたデータ
は、クロックCK2から形成された時間窓により選択的に
出力される。この場合には、Dフリップフロップ6から
出力されるクロックCK2を1/2分周した信号を用いてDフ
リップフロップ11及び12の出力を制御している。すなわ
ち、Dフリップフロップ11及び12には、Dフリップフロ
ップ6から第2図L及び第2図Mを示すようにアウトプ
ットイネーブル信号OE1及びOE2が供給される。アウトプ
ットイネーブル信号OE1としては、Dフリップフロップ
6の反転出力が用いられる。アウトプットイネーブル
信号OE2としては、Dフリップフロップ6の出力Qが用
いられる。第2図Nに示すように、アウトプットイネー
ブル信号OE1がローレベルの間、Dフリップフロップ11
に取り込まれたデータが出力可能となる。第2図Oに示
すように、アウトプットイネーブル信号OE2がローレベ
ルの間、Dフリップフロップ12に取り込まれたデータが
出力可能となる。なお、第2図N及び第2図において、
斜線を施して示してある期間は、アウトプットイネーブ
ル信号OE1及びOE2がハイレベルなので、Dフリップフロ
ップ11及びDフリップフロップ12からデータが出力され
ない。
Dフリップフロップ11及び12の出力は、クロックCK2
の立上がりでDフリップフロップ13に取り込まれる。D
フリップフロップ11及び12は、クロックCK2から形成さ
れた時間窓により選択されている。このため、Dフリッ
プフロップ11及び12の出力をDフリップフロップ13で取
り込む際、データ列の変化点がサンプリグされない。そ
して、出力端子14からは、第2図Pに示すように、周波
数f2のクロックCK2のデータ列が出力される。
d.変形例 上述の一実施例では、変換後のクロックf2を1/2分周
し、互いに変化点のことなる2個のデータ列を形成し、
このデータ列を選択するようにしているが、変換後のク
ロックf2を1/N分周し、互いに変化点のことなるN個の
データ列を形成し、これらのデータ列を選択するように
しても良い。分周比Nは、サンプリングの定理から、 2f2/N≦f1 を満足させる必要がある。
変換後のクロックf2を1/N分周する場合には、一般的
には、カウンタが用いられる。そして、このカウンタの
値をデコードして、時間窓を形成し、互いに変化点のこ
となるN個のデータ列を選択するようにする。
〔発明の効果〕
この発明によれば、サンプリング周波数f1のデータ列
をサンプリング周波数f2に変換する場合、サンプリング
クロックの乗せ換えを直接行わず、変換後のサンプリン
グ周波数f2のクロックCK2をサンプリングの定理が満足
するように1/N分周し、この1/N分周したクロックCK2を
変換前のクロックCK1によりサンプリングし、この変換
前のクロックCK1によりサンプリングしたクロックを用
いて、一旦、クロックの乗せ換えを行うようにしてい
る。このように、この変換前のクロックCK1によりサン
プリングしたクロックを用いてクロックの乗せ換えを行
うようにすれば、データの変化点がサンプリングされて
エラーが発生することが防止できる。
クロックCK1によりサンプリングされた1/N分周された
クロックCK2により、互いに変化点の異なるN個のデー
タ列が形成される。これらのデータ列がクロックCK2に
より形成された時間窓により選択される。クロックCK2
により形成された時間窓を用いてこれらのデータ列を選
択することにより、最終的にクロックの乗せ換えを行う
際にデータの変化点がサンプリングされることが防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図,第2図はこ
の発明の一実施例の説明に用いるタイミングチャート,
第3図はこの発明の基本原理を説明するためのブロック
図,第4図はこの発明の基本原理の説明に用いるタイミ
ングチャート,第5図は従来のサンプリング周波数変換
回路の一例のブロック図,第6図は従来のサンプリング
周波数変換回路の一例の説明に用いるタイミングチャー
トである。 図面における主要な符号の説明 1:データ列の入力端子,2:変換前のクロックの入力端子,
3:変換後のクロックの入力端子,14:出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 克彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 郡 照彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−91711(JP,A) 特開 昭64−77330(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のサンプリング周波数のデータ列を、
    第2のサンプリング周波数のデータ列に変換するサンプ
    リング周波数変換方法において、 上記第2のサンプリング周波数のクロックを1/N分周
    し、 上記1/N分周された上記第2のサンプリング周波数のク
    ロックを、上記第1のサンプリング周波数によりサンプ
    リングし、 上記第1のサンプリング周波数のクロックによりサンプ
    リングされた1/N分周された第2のサンプリング周波数
    のクロックから互いに位相の異なるN相のクロックを生
    成し、 上記N相のクロックにより上記データ列をそれぞれサン
    プリングして互いにデータ変化点の異なるN個のデータ
    列を生成し、 上記N個のデータ列を、上記第2のサンプリング周波数
    のクロックを基にして形成された時間窓を用いて選択し
    て取り出すようにしたサンプリング周波数変換方法。
  2. 【請求項2】第1のサンプリング周波数のデータ列を、
    第2のサンプリング周波数のデータ列に変換するサンプ
    リング周波数変換装置において、 上記第2のサンプリング周波数のクロックを1/N分周す
    る手段と、 上記1/N分周された上記第2のサンプリング周波数のク
    ロックを、上記第1のサンプリング周波数によりサンプ
    リングする手段と、 上記第1のサンプリング周波数のクロックによりサンプ
    リングされた1/N分周された第2のサンプリング周波数
    のクロックから互いに位相の異なるN相のクロックを生
    成する手段と、 上記N相のクロックにより上記データ列をそれぞれサン
    プリングして互いにデータ変化点の異なるN個のデータ
    列を生成する手段と、 上記N個のデータ列を、上記第2のサンプリング周波数
    のクロックを基にして形成された時間窓を用いて選択し
    て取り出す手段と からなるサンプリング周波数変換装置。
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