JP2714709B2 - 定期送信監視機能を有したワイヤレスセキュリティーシステム - Google Patents

定期送信監視機能を有したワイヤレスセキュリティーシステム

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JP2714709B2
JP2714709B2 JP2113482A JP11348290A JP2714709B2 JP 2714709 B2 JP2714709 B2 JP 2714709B2 JP 2113482 A JP2113482 A JP 2113482A JP 11348290 A JP11348290 A JP 11348290A JP 2714709 B2 JP2714709 B2 JP 2714709B2
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正浩 菊地
正樹 野林
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、定期送信監視機能を有したワイヤレスセキ
ュリティーシステムの改良に関する。
[従来の技術] 近時、ガラス破壊検知器や傾斜センサーなどのセキュ
リティーセンサーからの発報信号を無線信号によって中
央に設置されたコントローラに伝送して、セキュリティ
ー監視制御を行うようにしたワイヤレスセキュリティー
システムが開発され使用されてきている。
第7図は、このようなセキュリティーシステムの基本
構成例を示したもので、セキュリティーセンサーSの接
続された複数のセキュリティー発信器200・・と、この
発信器200から発信される無線信号を受信復調して警報
報知に必要な制御処理を行う中央に設置されたコントロ
ーラ100とを組み合わせた機能とされている。
このようなシステムでは、隣接して設置されたセキュ
リティーシステムから到来する無線信号による混信を防
止するために、各発信器200から送信される無線信号に
はシステム固有のハウスコードが付されるとともに、個
々の発信器200を識別するために、発信器200毎に割り当
てられた固有のIDコードが付されている。このようなシ
ステムをスタートさせるときは、予め、各々の発信器20
0のハウスコードとコントローラ100側のハウスコードと
を同一に設定し、次に、各々の発信器200のIDコードを
コントローラ100側に順次登録させており、これによっ
て各発信器200に接続されたセキュリティーセンサーS
が発報したときには、発信器200からハウスコードおよ
びIDコードの付されたセキュリティー信号が無線信号の
形でコントローラ100側に伝送され、コントローラ100で
は、無線信号を受信復調してハウスコードの一致を判別
し、その後に、IDコードを識別して必要な制御処理を行
うようになっているので、同一のIDコードを有した発信
器200であってもハウスコードが異なれば区別され、他
のシステムとの混信が防止でき、発報したセキュリティ
ーセンサーSを特定して警報報知を行うことができる。
また、セキュリティーセンサーSの設置場所とコントロ
ーラとの間に信号線を敷設する必要がないので、施工性
も向上したものとなっている。
また、このようなシステムでは、上述したセキュリテ
ィー監視動作の他に、各々のセキュリティー発信器200
・・から所定の周期で発信される定期発信信号をコント
ローラ100側で常時監視して、発信器200に何らかの異常
が生じて予め定められた所定の期間以上定期発信信号が
送信されないときには、コントローラ100側で異常と判
別して報知する定期送信監視機能を備えており、システ
ムの信頼性を更に向上させている。
ところで、このようなシステムを、例えば美術館など
で使用する場合には、各々の絵画の背面に傾斜センサー
(不図示)とセキュリティー発信器200とを取り付けて
おけば、絵画を取り外そうとして傾けると傾斜センサー
で傾斜を検知して無線信号によるセキュリティー信号を
管理室などに設置されたコントローラ100側に発信して
警報報知を行うので、盗難などを未然に防ぐことが可能
である。しかしながら、一般に美術館などでは展示する
絵画が頻繁に入れ換わることが多く、その都度発信器20
0を取り外して別の絵画にセットすることが頻繁に行わ
れ、使用しないセキュリティー発信器200を倉庫などに
移してしまうと、発信器200からコントローラ100側に無
線信号が届かないために定期発信信号がコントローラ10
0側で受信てぎず、保管された全ての休止中の発信器200
が異常と判別されて異常報知がなされてしまうことにな
る。このため、休止中となる発信器200については、保
管前にコントローラ100側で登録された各々のIDコード
を逐一抹消しておかなければならない上に、休止中の発
信器200を使用する場合には再度IDコードを登録しなけ
ればならず、信頼性向上のために備えられたスーパーバ
イス機能のために、逆に操作が著しく煩雑になるという
問題を生じ改善が望まれていた。
また、上述したようなシステムでは、セキュリティー
発信器200側では、ハウスコードやIDコードを、プリン
ト基板(不図示)などに取り付けられたジャンバー線
(不図示)などを選択的に切除したり、あるいは、プリ
ント基板上に導電チップ(不図示)などを選択的に取り
付けて製造時に固定的に設定するが、一方のコントロー
ラ100側では、ハウスコードをディップスイッチなどで
設定するのが通例となっているため、機械的なスイッチ
を使用することによる信頼性の低下や、ディップスイッ
チの取付スペースを必要とするため製造性が悪く、この
点からも改善が望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記事情に鑑みて提案される本発明は、システム稼働
エリアから外れた保管場所に移された休止中のセキュリ
ティー発信器から送信される定期発信信号を、システム
稼働エリア内に設置されたコントローラ側に中継伝送し
て、休止中の発信器に対しても定期送信監視機能を正常
に行わせることによって、IDコードの登録や抹消を頻繁
に行う煩わしさをなくし、以て、操作性、信頼性を向上
させた定期送信監視機能を有したワイヤレスセキュリテ
ィーシステムを提供することを目的としている。
また、同時に提案される本発明は、コントローラ側の
ハウスコードを自動登録させることによってハウスコー
ド設定スイッチを廃した構成にし、以て、部品点数を削
減でき、しかも信頼性を向上させた定期送信監視機能を
有したセキュリティーシステムを提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される請求項1に記載
の本発明は、定期送信監視機能を有したワイヤレスセキ
ュリティーシステムであって、コントローラと複数のセ
キュリティー発信器とを同一のハウスコードに設定した
グループで構成される少なくとも1以上のセキュリティ
ー監視系を、各々の監視系毎に異なったハウスコードに
設定してシステム稼働エリア内に設置し、システム稼働
エリアの外に設けられた保管場所には、上記セキュリテ
ィー監視系の構成要素となるセキュリティー発信器の
内、該保管場所に移された休止中のセキュリティー発信
器から送出される無線信号を中継受信するための中継受
信器を設置しており、更に、該中継受信器と上記システ
ム稼働エリア内に設けられた上記各監視系のコントロー
ラとを信号線で接続したことを特徴としている。
また、同時に提案される請求項2に記載の本発明は、
請求項1に記載のシステムにおいて、コントローラに特
徴を有したものであり、コントローラはセキュリティー
発信器から最初に送信される無線信号を受信したときに
は、その無線信号に付されたハウスコードアを、自動的
に登録し、保存するハウスコード自動登録部を備えた構
成となっている。
[作用] 請求項1に記載の本発明では、同一のハウスコードに
設定されたコントローラと複数のセキュリティー発信器
とで構成される複数のセキュリティー監視系では、各々
のコントローラが信号線で渡り接続されているので、セ
キュリティー発信器から送信されるセキュリティー信号
や定期発信信号の無線信号は全てのコントローラに伝送
され、各コントローラにおいてハウスコードの一致を判
別した後にIDコードの登録の有無を判別して必要な制御
処理が行われる。一方、システム稼働エリア外の保管場
所に移された休止中のセキュリティー発信器から送信さ
れる定期発信信号は、保管場所に設置された中継受信器
で受信されて信号線を介して各監視系のコントローラ側
に送出され、発信器の属する監視系のコントローラでは
伝送された信号を受信して発信器の状態監視が行われ
る。
請求項2に記載の本発明では、コントローラが通電さ
れた後に、セキュリティー発信器から最初の無線信号を
受信すると、ハウスコード自動登録部は、その無線信号
に付されたハウスコードを自動的に登録保存する。
このようにして登録されたハウスコードは、特別な操
作によって消去されない限りは、有効なものとして登録
され、コントローラでは登録されたハウスコードの付加
されたセキュリティー信号のみを受付けて信号処理がな
される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の第1のシステム構成例をブロック
図をもって示したもので、コントローラ1と複数のセキ
ュリティー発信器2…とを同一のハウスコードに設定し
て構成されたものを1つのセキュリティー監視系とし
て、各々異なったハウスコードに設定されたn個(S1〜
Sn)のセキュリティー監視系をシステム稼働エリアE1に
設けている。ここに、システム稼働エリアE1とは、各々
の監視系S1〜Snにおいて、各監視系S1〜Snに属するセキ
ュリティー発信器2…から送信された無線信号が各々の
監視系S1〜Snのコントローラ1…側で受信でき、セキュ
リティー監視を行なうことのできるエリアを指してい
る。
一方、システム稼働エリアE1の外側に位置し、各発信
器2…から送信される無線信号がコントローラ1側に到
達しないエリアE2には、各監視系S1〜Snの構成要素であ
るセキュリティー発信器2…の内で、休止中の発信器2
…を保管する保管場所Kが設けられ、この保管場所Kに
は、発信器2の無線信号を受信し必要に応じて増幅する
中継受信器3を設けて、この中継受信器3と各監視系S1
〜Snのコントローラ1…とを信号線lで渡り接続して、
中継受信器3で中継受信された高周波信号を信号線lを
介してコントローラ1…側に伝送している。
各セキュリティー監視系のセキュリティー発信器2
は、ガラス破壊センサーや傾斜センサーなどのセキュリ
ティーセンサーSの発報信号を受けて、発信器2内部で
設定された監視系固有のハウスコードおよび発信器2固
有のIDコードを付したセキュリティー信号を無線信号の
形で出力する一方、発信器2で予め定められた所定の周
期毎にハウスコードとIDコードを付した定期発信信号を
無線信号の形で送信出力するようになっている。尚、本
システムでは、セキュリティー信号および定期発信信号
の双方を電波信号によって送信出力するようにしている
が、電波信号以外にも、光信号などを使用した構成とす
ることが可能である。
一方、コントローラ1は、セキュリティー発信器2…
から送信される無線信号を受信するアンテナ1aと、アン
テナ1aで受信された無線信号を復調してセキュリティー
信号あるいは定期発信信号を取り出す受信処理部16と、
監視系固有のハウスコードを設定するハウスコード設定
部11と、セキュリティー発信器2…固有のIDコードを登
録する登録モードとセキュリティーセンサーS1の発報監
視を行う監視モードとの切換設定を行うモード設定部12
と、警報報知を行う警報報知手段15と、登録するIDコー
ドなどを記憶するメモリ手段13と、登録されたIDコード
毎に設けられたタイマー回路で成るタイマー回路部14と
を備え、これらの各部の制御処理をCPUで成る信号処理
部10で集中して行うようになっている。
第2図(a),(b)は、定期送信監視動作を説明す
るために、セキュリティー発信器2から所定の周期T1毎
に発信される定期発信信号と、この定期発信信号によっ
てコントローラ1側に設けられたタイマー回路部14の対
応した(定期発信信号に付されたIDコードに対応した)
タイマー回路から出力されるタイマー信号の状態を示し
たタイムチャートであり、発信器2から定期発信信号が
周期T1毎に発信されてコントローラ1側で受信される毎
に、タイマー回路がリトリガされて再び所定の時間T2
(T2>T1)だけタイマー信号を出力するが、発信器2に
トラブルが発生して定期発信信号が停止したときには、
タイマー回路はリトリガされてから時間T2が経過すると
タイムアップし、信号処理部10から警報報知手段15に異
常信号が送出されて異常報知が行われる。
第3図は、セキュリティー発信器2から発信される無
線信号(セキュリティー信号、定期発信信号)の送信フ
ォーマットを示したもので、本システムでは、スタート
信号に続いてハウスコードおよびIDコードが送信され、
更に、送信内容を表すデータが送信された後にエンド信
号が送出される一連の送信フォーマットを2連送する構
成とされている。
このような本発明システムの構成の特徴は、各セキュ
リティー監視系S1〜Sn内に属するセキュリティー発信器
2…の内、保管場所Kに保管された休止中の発信器2…
から出力される電波信号による定期発信信号を一旦中継
受信器3で中継受信し、必要に応じて増幅した高周波信
号として信号線Lを介して各セキュリティー監視系S1〜
Snのコントローラ1側に伝送するようにした点にあり、
保管場所Kがシステム稼働エリアE1から離れている場合
であっても、休止中の発信器2…を保管場所Kに保管す
るだけで、中継受信器3によって定期発信信号が中継受
信されて各コントローラ1…に伝送されるので、状態監
視動作を正常に行わせることができる。このため、個々
のセキュリティー発信器の使用状態が頻繁に入れ換わっ
た場合でも、逐一コントローラ1側でIDコードの登録抹
消を行わなくてもスーパーバイズ動作による誤報がなく
なる上に、休止中のセキュリティー発信器2…について
も定期送信監視動作による動作の確認を行うことが可能
となる。
次いで、このような本発明のシステム動作を以下に説
明する。
1.登録モードの動作。
コントローラ1のハウスコードをハウスコード設定部
11で設定し、そのセキュリティー監視系内の全てのセキ
ュリティー発信器2…のハウスコードをコントローラ1
と同一に設定する。
コントローラ1のモード設定部12で登録モードを選択
する。
登録しようとするセキュリティー発信器2の登録送信
スイッチ(不図示)を操作して、ハウスコードとIDコー
ドの付された登録信号を無線信号によって順次送信す
る。
セキュリティー発信器2から送信された無線信号をコ
ントローラ1のアンテナ1aで受信し、受信処理部16でハ
ウスコードおよびIDコードを含んだ登録信号を復調して
信号処理部に伝送する。
信号処理部では、受信処理部16で復調されたハウスコ
ードやハウスコード設定部11で設定されたハウスコード
と比較して一致を判別し、一致が判別されたときには復
調されたIDコードをメモリ手段13に記憶するとともに、
そのIDコードに対応したタイマー回路部14のタイマー回
路を起動する。
このような手順によって、セキュリティー発信器2…
のIDコードを順次コントローラ1に登録し、全ての発信
器2の登録が終了すれば、モード設定部12で監視モード
に切り換える。
2.監視モード時における、セキュリティーセンサーSの
発報時の動作。
セキュリティーセンサーSが発報すると、セキュリテ
ィー発信器2からハウスコードとIDコードの付されたセ
キュリティー信号が電波信号で送信出力される。
コントローラ1では、アンテナ1aで電波信号を受信
し、受信処理部16でセキュリティー信号を復調して信号
処理回路10に伝送する。
信号処理回路10では、受信処理部16で復調されたセキ
ュリティー信号に付されたハウスコードをハウスコード
設定部11で設定されたハウスモードと比較し、一致が判
別されたときには、続いてセキュリティー信号に付され
たIDコードと同一のIDコードがメモリ手段13に記憶(登
録)されているか判別する。そして、同一IDコードが記
憶されているときには警報報知手段15に制御信号を伝送
して、発報したセキュリティーセンサーSを特定して警
報音の鳴動や警報表示などの必要な警報報知を行う。
3.監視モード時におけるセキュリティー発信器2に対す
る定期送信監視動作。
セキュリティー発信器2からハウスコードとIDコード
の付された定期発信信号が所定の周期T1毎に電波信号の
形で送信出力される。
コントローラ1では、アンテナ1aで電波信号を受信
し、受信処理部16で定期発信信号を復調して、信号処理
回路10に伝送する。
信号処理回路10では、受信処理部16で復調された定期
発信信号に付されたハウスコードをハウスコード設定部
11で設定されたハウスコードと比較し、一致が判別され
たときには、続いて定期発信信号に付されたIDコードと
同一のコードがメモリ手段13に記憶(登録)されている
か判別し、同一コードが登録されているときにはタイマ
ー回路14のIDコードに対応したタイマー回路をリトリガ
する。
しかし、いずれかのセキュリティー発信器2にトラブ
ルが発生して定期発信信号が発信される周期T1よりも長
いT2の期間定期発信信号が出力されないときには、コン
トローラ1のタイマー回路部14において、異常の発生し
た発信器2に対応したタイマー回路がタイムアップする
ので、信号処理回路10から警報報知手段15に異常発生信
号を送出して異常の発生した発信器2を特定して異常報
知を行う。
以上の動作説明は、システム稼働エリアE1内のセキュ
リティー発信器2に対するスーパーバイズ動作である
が、次に、保管場所Kに移された休止中の発信器2に対
する定期送信監視動作を以下に説明する。
セキュリティー発信器2からハウスコードとIDコード
の付された定期発信信号が所定の周期T1毎に電波信号の
形で送信出力され、保管場所に設置された中継器3で
は、アンテナ3aで定期発信信号を中継受信し、必要に応
じて増幅した高周波信号を信号線lに送出する。
コントローラ1では、信号線lを介して伝送された高
周波信号を受信し、受信処理部16で定期発信信号を復調
して信号処理回路10に伝送する。
これより以降の動作は、上記,の内容と同一であ
るので省略する。
このように、本発明のシステムでは、セキュリティー
発信器2…を休止させる場合には、そのまま保管場所K
に移すだけで、コントローラ1側で定期発信信号を受信
することができるので、スーパーバイズ機能による誤報
が防止されるとともに、逐一IDコードの登録を抹消する
ような煩わしさがなくなり利便なシステムとなる。尚、
上記説明では、中継受信器3で無線信号を高周波増幅す
る構成としているが、中継受信器3に復調機能を持たせ
て、復調したセキュリティー信号あるいは定期発信信号
を信号線lを介して直接各コントローラ1の信号処理部
10に伝送する構成とすることも可能である。
第4図は、本発明の第2のシステム構成例をブロック
図をもって示したもので、このシステムでは、上記第1
のシステム構成におけるコントローラ1の受信処理部16
が、中継受信器4として独立した構成とされ、保管場所
Kの中継受信器3と各監視系S1〜Snの中継受信器4…が
信号線lで渡り接続された構成としている点が異なって
おり、同一部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。
中継受信器4は、セキュリティー発信器2から送信さ
れる無線信号をアンテナ4aで受信し、フロントエンド回
路4bで無線信号を復調してセキュリティー信号あるいは
定期発信信号を取り出し、受信処理回路4aを介してコン
トローラ1′側の信号処理回路10に復調信号を伝送する
とともに、信号処理回路10から返送されるアクノリッジ
信号(以下、ACK信号と記載)を受けてコントローラ
1′側への復調信号の伝送を停止する動作を行う。
一方、コントローラ1′の信号処理回路10では、中継
受信器4から伝送されたセキュリティー信号あるいは定
期発信信号のハウスコード、IDコードを含む信号のフォ
ーマットが適正であるかを判別し、適正な信号であると
きには中継受信器4側にACK信号を返信し、この後上述
した場合と同様にハウスコードの一致を判別して必要な
制御処理を行うようになっている。
このような構成によれば、各セキュリティー監視系S1
〜Snにおいて、各中継受信器4を、セキュリティー発信
器2…から発信される電波信号を受信復調できる場所に
設置すれば、コントローラ1の設置場所の制約がなくな
るので、コントローラ1…のみを管理センターなどに集
中的に設置してセキュリティー監視を集中して行うこと
が可能になる。
尚、上記第2のシステム構成例では、上記第1の構成
例の場合と同様に、保管場所Kに設けた中継受信器3
(無線信号を受信し、増幅された高周波信号として中継
出力する機能を有したもの)と、各セキュリティー監視
系S1〜Snの中継受信器4(復調機能を有したもの)との
間を信号線lで渡り接続した構成としているが、このよ
うな構成に限られず、例えば、保管場所Kに中継受信器
3に代えて中継受信器4を設け、この中継受信器4と各
セキュリティー監視系のコントローラ1…とを直接信号
線lで渡り接続して、復調された信号を伝送する構成と
することも可能である。
また、第4図では、各監視系S1〜Snに中継受信器4を
1台づつ設けた構成としているが、2台以上設けた構成
とすることも可能であることは言うまでもない。
第5図は、請求項2に記載した本発明のシステムに使
用されるコントローラ1″の構成例をブロック図をもっ
て示したもので、上記コントローラ1,1′と同一部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
このコントローラ1″では、ハウスコード設定部が取
り除かれ、代わって、信号処理部10とメモリ手段13によ
ってハウスコードの自動登録部Mを構成している。
このようなコントローラ1″のハウスコード登録動作
を第6図のタイムチャート(ステップ1000〜1006)を参
照して説明する。
コントローラ1が通電されていないときに電源が投入
されると、信号処理回路10のCPUがリセットされてセキ
ュリティー発信器2からの無線信号の待機状態になる。
いずれかのセキュリティー発信器2からハウスコード
とIDコードの付された登録信号が無線信号によって送信
されると、受信処理部16で受信復調して信号処理回路10
でハウスコードを取り込み、取り込んだハウスコードを
メモリ手段13に記憶させる。
そして、ハウスコードの登録が終了すると、以降は、
登録されたハウスコードに従ってシステムの制御処理を
行う。
このように、本発明によれば、コントローラ1″側に
ハウスコード設定スイッチなどの機械的なスイッチを設
ける必要がなくなるので、信頼性が向上するとともに、
省スペース化、省コスト化を図ることができる。
[発明の効果] 請求項1に記載した本発明によれば、休止中のセキュ
リティー発信器の保管場所に中継受信器を設置して各監
視系のコントローラと渡り接続するだけの簡単な構成に
よって、稼働エリアから移された休止中のセキュリティ
ー発信器の状態監視を正常に行わせることができるの
で、セキュリティー発信器の使用状態が頻繁に入れ換わ
る場合であっても、登録されたIDコードを逐一抹消した
り再度登録したりする面倒な操作が不要となり、操作
性、信頼性を向上させたワイヤレスセキュリティーシス
テムを提供できる。
請求項2に記載した本発明によれば、機械的なスイッ
チを使用せずにハウスコードを自動的に登録できるの
で、定期送信監視機能を有したワイヤレスセキュリティ
システムの信頼性を向上させ、省スペース化、省コスト
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1に記載した本発明の第1のシステム構
成例を示したブロック図、第2図は動作の説明図、第3
図はセキュリティー発信器から送信される無線信号の送
信フォーマットの説明図、第4図は本発明の第2のシス
テム構成例を示したブロック図、第5図は請求項2に記
載した本発明のシステムに使用されるコントローラの構
成例を示したブロック図、第6図はその自動登録動作を
説明するフローチャート、第7図は従来のシステム構成
例図である。 [符号の説明] 1……コントローラ 2……セキュリティー発信器 3……中継受信器 E1……システム稼働エリア K……保管場所 l……信号線 M……自動登録部 S1〜Sn……セキュリティー監視系

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定期送信監視機能を有したワイヤレスセキ
    ュリティーシステムであって、 コントローラと複数のセキュリティー発信器とを同一の
    ハウスコードに設定したグループで構成される少なくと
    も1以上のセキュリティー監視系を、各々の監視系毎に
    異なったハウスコードに設定してシステム稼働エリア内
    に設置する一方、 上記システム稼働エリアの外に設けられた保管場所に
    は、上記セキュリティー監視系の構成要素となるセキュ
    リティー発信器の内、該保管場所に移された休止中のセ
    キュリティー発信器から送出される無線信号を中継受信
    するための中継受信器を設置し、 更に、該中継受信器と上記システム稼働エリア内に設け
    られた上記各監視系のコントローラとを信号線で接続し
    たことを特徴とする定期送信監視機能を有したワイヤレ
    スセキュリティーシステム。
  2. 【請求項2】上記コントローラは、上記セキュリティー
    発信器から最初に送信される無線信号を受信したときに
    は、その無線信号に付されたハウスコードを、自動的に
    登録し、保存するハウスコード自動登録部を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の定期送信監視機能を有し
    たワイヤレスセキュリティーシステム。
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