JP2713268B2 - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JP2713268B2 JP2713268B2 JP25288795A JP25288795A JP2713268B2 JP 2713268 B2 JP2713268 B2 JP 2713268B2 JP 25288795 A JP25288795 A JP 25288795A JP 25288795 A JP25288795 A JP 25288795A JP 2713268 B2 JP2713268 B2 JP 2713268B2
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- Japan
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- fixing device
- resistance value
- heating belt
- toner image
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ等に使用される定着装置に関する。
写機、プリンタ等に使用される定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の定着装置は、図2及び図3に示さ
れるような構成である(例えば、特開平4−14646
9号公報参照)。
れるような構成である(例えば、特開平4−14646
9号公報参照)。
【0003】図2において、発熱ベルト1は、発熱層3
と離型層4から成っている。加圧ローラ2は、芯金9の
上に弾性ゴム8を有し、その上にPFAの離型層7をコ
ートしてある。未定着のトナー像Tを有する記録材Pが
搬送ガイド10により案内されて、加圧ローラ2と発熱
ベルト1との間に送り込まれる。すると、加熱及び加圧
された未定着トナー像Tが、記録材Pに定着される。発
熱ベルト1は駆動ローラ5と従動ローラ6との間に張設
されていて、駆動ローラ5によって矢印方向Aに走行す
るようになっている。
と離型層4から成っている。加圧ローラ2は、芯金9の
上に弾性ゴム8を有し、その上にPFAの離型層7をコ
ートしてある。未定着のトナー像Tを有する記録材Pが
搬送ガイド10により案内されて、加圧ローラ2と発熱
ベルト1との間に送り込まれる。すると、加熱及び加圧
された未定着トナー像Tが、記録材Pに定着される。発
熱ベルト1は駆動ローラ5と従動ローラ6との間に張設
されていて、駆動ローラ5によって矢印方向Aに走行す
るようになっている。
【0004】次に、図3を用いて発熱ベルト1について
説明する。発熱層3は、発熱ベルト1の走行方向Aに対
し直角な方向に延びる複数の部分に分割されていてい
る。そのため、発熱ベルト1は、小さな分割部分を極め
て短時間で定着温度まで上昇できるようになっている。
それは、分割部分の熱容量が極めて小さいからである。
また、各分割部分には、それぞれ電極41が設けられて
いて、発熱ベルト1の走行の際、定着部位の少し手前か
ら分割部分の電極41に電流を流して発熱させ、定着部
位を通り過ぎると電流を止めるようになっている。
説明する。発熱層3は、発熱ベルト1の走行方向Aに対
し直角な方向に延びる複数の部分に分割されていてい
る。そのため、発熱ベルト1は、小さな分割部分を極め
て短時間で定着温度まで上昇できるようになっている。
それは、分割部分の熱容量が極めて小さいからである。
また、各分割部分には、それぞれ電極41が設けられて
いて、発熱ベルト1の走行の際、定着部位の少し手前か
ら分割部分の電極41に電流を流して発熱させ、定着部
位を通り過ぎると電流を止めるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定着装置は、発熱ベルトの各分割部分に対して、常に一
定の電流を流すか又は一定の電圧を印加するだけであっ
た。そのため、各分割部分の抵抗値のバラツキによって
発熱量もばらつくため、トナー像に未定着の部分が生じ
て画像品位が低下するという問題があった。また、各分
割部分に断線等が生じた場合も、同様の問題が起きてい
た。
定着装置は、発熱ベルトの各分割部分に対して、常に一
定の電流を流すか又は一定の電圧を印加するだけであっ
た。そのため、各分割部分の抵抗値のバラツキによって
発熱量もばらつくため、トナー像に未定着の部分が生じ
て画像品位が低下するという問題があった。また、各分
割部分に断線等が生じた場合も、同様の問題が起きてい
た。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明に係る定着装置の目的
は、発熱ベルトの温度分布を均一にすることにより、ト
ナー像の未定着部分の発生を防止して、画像品位を向上
させることにある。
は、発熱ベルトの温度分布を均一にすることにより、ト
ナー像の未定着部分の発生を防止して、画像品位を向上
させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、無端状の発熱
ベルトと、加圧ローラとを備え、トナー像の形成された
記録材を前記発熱ベルトと前記加圧ローラとによって挟
持することにより、前記トナー像を永久像として前記記
録材に定着させる定着装置に、次の及びを設けたも
のである。.前記発熱ベルトの各部分の抵抗値を検出
する抵抗値検出手段。.抵抗値検出手段で検出された
各部分の抵抗値に基づき、当該各部分の発熱量が一定と
なるように、当該各部分へ電力を供給する電力制御手
段。
ベルトと、加圧ローラとを備え、トナー像の形成された
記録材を前記発熱ベルトと前記加圧ローラとによって挟
持することにより、前記トナー像を永久像として前記記
録材に定着させる定着装置に、次の及びを設けたも
のである。.前記発熱ベルトの各部分の抵抗値を検出
する抵抗値検出手段。.抵抗値検出手段で検出された
各部分の抵抗値に基づき、当該各部分の発熱量が一定と
なるように、当該各部分へ電力を供給する電力制御手
段。
【0008】また、前記電力制御手段は、一定電圧の印
加時間を変えることによって電力を供給するものでもよ
いし、印加電圧値を変えることによって電力を供給する
ものてもよい。
加時間を変えることによって電力を供給するものでもよ
いし、印加電圧値を変えることによって電力を供給する
ものてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る定着装置の
一実施形態を示すブロック図である。以下、図1及び図
3に基づき説明する。ただし、図2と同一部分は同一符
号を付すことにより重複説明を省略する。
一実施形態を示すブロック図である。以下、図1及び図
3に基づき説明する。ただし、図2と同一部分は同一符
号を付すことにより重複説明を省略する。
【0010】本発明に係る定着装置は、無端状の発熱ベ
ルト1と、加圧ローラ2とを備え、トナー像Tの形成さ
れた記録材Pを発熱ベルト1と加圧ローラ2とによって
挟持することにより、トナー像Tを永久像として記録材
Pに定着させるものである。そして、発熱ベルト1の各
部分の抵抗値を検出する抵抗値検出手段11と、抵抗値
検出手段11で検出された各部分の抵抗値に基づき、当
該各部分の発熱量が一定となるように、当該各部分へ電
力を供給する電力制御手段12とが設けられている。
ルト1と、加圧ローラ2とを備え、トナー像Tの形成さ
れた記録材Pを発熱ベルト1と加圧ローラ2とによって
挟持することにより、トナー像Tを永久像として記録材
Pに定着させるものである。そして、発熱ベルト1の各
部分の抵抗値を検出する抵抗値検出手段11と、抵抗値
検出手段11で検出された各部分の抵抗値に基づき、当
該各部分の発熱量が一定となるように、当該各部分へ電
力を供給する電力制御手段12とが設けられている。
【0011】抵抗値検出手段11は、検出抵抗器11
1、基準電圧設定用の抵抗器112,113、検出電圧
増幅用の差動増幅器117、差動増幅器117の外付け
用の抵抗器114,115,116、差動増幅器117
の出力電圧をデジタル化するA/D変換器118等によ
って構成されている。電力制御手段12は、CPU12
1、CPU121の出力バッファとしてのバッファ回路
122、CPU121の出力信号によってオンオフし直
流電圧VDDを発熱層3へ印加するトランジスタ123等
によって構成されている。
1、基準電圧設定用の抵抗器112,113、検出電圧
増幅用の差動増幅器117、差動増幅器117の外付け
用の抵抗器114,115,116、差動増幅器117
の出力電圧をデジタル化するA/D変換器118等によ
って構成されている。電力制御手段12は、CPU12
1、CPU121の出力バッファとしてのバッファ回路
122、CPU121の出力信号によってオンオフし直
流電圧VDDを発熱層3へ印加するトランジスタ123等
によって構成されている。
【0012】発熱ベルト1は発熱層3が走行方向に対し
て直角方向に複数の部分に分割されており、各分割部分
にはそれぞれ電極41が設けられている。発熱層3の負
電極側(共通電極42側)は検出抵抗器111を介しグ
ランド接地されている。検出抵抗器111の正電極側
は、差動増幅器117の入力端子に接続されている。発
熱層3の分割部分に電流が流れると、検出抵抗器111
にも電流が流れることにより、検出抵抗器111の正電
極−グランド間に電圧が生じる。この電圧値と、差動増
幅器117のもう一方の入力端子に入力される基準電圧
値との差は、差動増幅器117で増幅・出力される。そ
の出力信号は、A/D変換器118に入力され、デジタ
ル信号に変換されてCPU121に入力される。CPU
121は、検出対抗器111に生じる電圧値のデジタル
信号から、発熱ベルト1に供給する電力値を決める。つ
まり、発熱ベルト1に印加する電圧値を一定にしておい
て、印加するパルス時間を変えることで発熱量を変え
る。この他に印加する電圧値を変えてもよい。これによ
り、発熱ベルト1の抵抗値のバラツキや断線にも対処す
ることができる。つまり、検出対抗器111に生じる電
圧値の変化を検出し、印加パルス時間を変えてやること
により、発熱温度を適切な定着温度に保つことができ
る。
て直角方向に複数の部分に分割されており、各分割部分
にはそれぞれ電極41が設けられている。発熱層3の負
電極側(共通電極42側)は検出抵抗器111を介しグ
ランド接地されている。検出抵抗器111の正電極側
は、差動増幅器117の入力端子に接続されている。発
熱層3の分割部分に電流が流れると、検出抵抗器111
にも電流が流れることにより、検出抵抗器111の正電
極−グランド間に電圧が生じる。この電圧値と、差動増
幅器117のもう一方の入力端子に入力される基準電圧
値との差は、差動増幅器117で増幅・出力される。そ
の出力信号は、A/D変換器118に入力され、デジタ
ル信号に変換されてCPU121に入力される。CPU
121は、検出対抗器111に生じる電圧値のデジタル
信号から、発熱ベルト1に供給する電力値を決める。つ
まり、発熱ベルト1に印加する電圧値を一定にしておい
て、印加するパルス時間を変えることで発熱量を変え
る。この他に印加する電圧値を変えてもよい。これによ
り、発熱ベルト1の抵抗値のバラツキや断線にも対処す
ることができる。つまり、検出対抗器111に生じる電
圧値の変化を検出し、印加パルス時間を変えてやること
により、発熱温度を適切な定着温度に保つことができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る定着
装置によれば、発熱ベルトの発熱部分における抵抗値を
検出することにより、抵抗値のバラツキ、時間的な抵抗
値の変化、断線等を検出し、補正することができる。し
たがって、発熱ベルトの発熱部分を常に適切な定着温度
に保つことができ、画像の品位を向上できる。
装置によれば、発熱ベルトの発熱部分における抵抗値を
検出することにより、抵抗値のバラツキ、時間的な抵抗
値の変化、断線等を検出し、補正することができる。し
たがって、発熱ベルトの発熱部分を常に適切な定着温度
に保つことができ、画像の品位を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の一実施形態を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】従来の定着装置を示す構成図である。
【図3】発熱ベルトを示す平面図である。
1 発熱ベルト 2 加圧ローラ T トナー像 P 記録材 11 抵抗値検出手段 12 電力制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 無端状の発熱ベルトと、加圧ローラとを
備え、トナー像の形成された記録材を前記発熱ベルトと
前記加圧ローラとによって挟持することにより、前記ト
ナー像を永久像として前記記録材に定着させる定着装置
において、 前記発熱ベルトの各部分の抵抗値を検出する抵抗値検出
手段と、 この抵抗値検出手段で検出された各部分の抵抗値に基づ
き、当該各部分の発熱量が一定となるように、当該各部
分へ電力を供給する電力制御手段とを設けたことを特徴
とする定着装置。 - 【請求項2】 前記電力制御手段は、一定電圧の印加時
間を変えることによって電力を供給することを特徴とす
る請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記電力制御手段は、印加電圧値を変え
ることによって電力を供給することを特徴とする請求項
1記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25288795A JP2713268B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25288795A JP2713268B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0996977A JPH0996977A (ja) | 1997-04-08 |
JP2713268B2 true JP2713268B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17243549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25288795A Expired - Fee Related JP2713268B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2713268B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100601716B1 (ko) | 2005-01-05 | 2006-07-18 | 삼성전자주식회사 | 고압 발생 장치 및 롤 저항 센싱 방법 |
JP4749046B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-08-17 | 株式会社リコー | 定着装置、画像形成装置 |
JP7326078B2 (ja) | 2019-09-11 | 2023-08-15 | 東芝テック株式会社 | 画像形成装置及び加熱制御方法 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25288795A patent/JP2713268B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0996977A (ja) | 1997-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970930 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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