JP2002304067A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002304067A
JP2002304067A JP2001109110A JP2001109110A JP2002304067A JP 2002304067 A JP2002304067 A JP 2002304067A JP 2001109110 A JP2001109110 A JP 2001109110A JP 2001109110 A JP2001109110 A JP 2001109110A JP 2002304067 A JP2002304067 A JP 2002304067A
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Masahiro Goto
正弘 後藤
Hiroko Tanaka
裕子 田中
Akito Kanamori
昭人 金森
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Canon Inc
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録材の抵抗値や画像パターンによらず、最適
な画像転写を行う。 【解決手段】感光ドラムと転写ローラとの間に転写ニッ
プ部に、記録材の先端余白部が位置しているときに高圧
電源回路に流れる電流(記録材の抵抗値)に応じて、転
写バイアスをVT0からVT1に補正する。一般に、先
端余白部が転写ニップ部に位置する時間は短くて(T3
〜T4)、記録材の抵抗値を精度よく検知できないの
で、好適な補正ができない。そこで、この補正後、さら
に転写電流をモニターし、記録材のトナー量に応じて転
写バイアスを補正する。これにより、その後は最適な定
電圧制御を行うことができる。なお、記録材のトナー量
は、レーザビームスキャナの露光時間や、現像時の現像
電流に基づいて求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体や
静電記録誘導体等の像担持体上に形成されたトナー像を
記録材に転写するための転写部材を備えたプリンタ、複
写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において
は、像担持体上のトナー像を静電的に転写する手段とし
て、コロナ放電を用いたコロナ転写装置、導電性の弾性
ローラにトナーと逆極性の電圧を印加して記録材上に静
電的に転写するローラ転写装置、ベルト状の回転体に記
録材を静電的に吸着するとともにこの回転体からの静電
気力によりトナー像を記録材に転写するベルト転写装置
等が広く用いられている。中でもローラ転写装置はオゾ
ンの発生が少ないこと、転写用の弾性ローラ(以下「転
写ローラ」という。)が記録材の搬送用のローラを兼ね
ることなどから画像形成装置の低コスト化に適してお
り、近年、広く採用されている。
【0003】この転写ローラに印加する転写バイアスの
制御方式としては、定電圧制御方式と定電流制御方式と
が知られている。
【0004】後者の定電流制御方式の場合は、転写ロー
ラ、記録材の抵抗値によらず、一定電流量を記録材に供
給することが可能であり、記録材の通紙幅が一定とした
場合、記録材の抵抗値に応じて自動的に転写バイアス値
が変動するため、記録材の抵抗値への追従性は定電圧制
御方式よりも良好となる。
【0005】しかしその画像形成装置で使用する最大通
紙幅よりも通紙幅の狭い小サイズの記録材が通紙された
場合、転写ニップ部においてその長手方向(通紙幅方
向)についての通紙幅の外側に、感光ドラムと転写ロー
ラとが直接的に接触する非通紙部ができる。このとき、
この非通紙部に集中的に電流が流れて記録材への電流供
給が不足し、転写不良が発生するという問題があった。
【0006】また画像形成装置の高速化に伴い、文字画
像で発生する文字周りの爆発状の飛び散り(以下「爆発
飛び散り」という。)を防止するために必要とされる転
写電流量(多い方が望ましい)と、ハーフトーン画像の
ように記録材上にトナーが多く乗っている場合の突き抜
け現象や感光ドラムに対するドラムメモリーを防止する
ための転写電流量(少ない方が好ましい)とが一致せ
ず、文字画像の爆発飛び散りを防止するための転写電流
量で定電流制御を行った場合、ハーフトーン画像で突き
抜け画像が発生してしまい両者の問題点を満足させる適
正領域が存在しないという問題も顕在化してきた。
【0007】このような画像パターンの違いによる適正
な転写電流量の差を吸収するためには、上述の定電流制
御方式よりも定電圧制御方式の方が好ましい。印字比率
の低い文字パターン等では記録材、トナー像、感光ドラ
ムで形成される合成インピーダンスが、ハーフトーン画
像のように印字比率が高い場合に比べて低くなるため、
自動的に文字画像ではハーフトーン画像に対し多くの転
写電流が記録材に供給され、両者の画質バランスを維持
しやすくなるという利点がある。このため、多くの画像
形成装置では、記録材のサイズによらず適正電流を流す
ために定電圧制御方式を採用している。
【0008】定電圧制御方式では、製造条件や環境によ
って変化する転写ローラの抵抗値に対して適正な電流を
流すために、画像形成工程に先立ち、転写ローラから像
担持体である感光ドラムへ流れる電流量を一定値に制御
しそのときに必要とされる転写ローラのバイアス電圧値
に基づき、その後の記録材の転写時の転写バイアス電圧
値を決定する方法が知られている。この結果、広い範囲
の抵抗値の転写ローラで良好な画像を得ることができ
る。
【0009】しかしながら定電圧制御方式では記録材の
抵抗値が異なった場合に適正な制御を行うことが難しい
という問題がある。この問題を同時に解決するために従
来は転写ローラの抵抗値をできるだけ高くして、記録材
の抵抗値が低くとも過剰な転写電流が流れないように
し、高抵抗の記録材に適した転写バイアス電圧制御を行
うことで対応してきた。しかしながらこのような対応で
は、転写バイアス電圧値が高くなる傾向があり、転写高
圧回路のコストが高くなるという欠点がある。さらに転
写バイアス電圧値が高いために、特に両面印字時(画像
形成時)のハーフトーン画質に劣化が生じやすかった。
【0010】定電圧制御方式の欠点を解消するために、
特開平4−251276号公報、特開平7−16846
7号公報には、転写ローラの抵抗値に加え、記録材の抵
抗値に応じて最適な転写バイアス電圧値を決定する方法
が記載されている。
【0011】具体的には記録材が転写ローラと感光ドラ
ムとの間に形成されるニップ部に突入したときに、あら
かじめ定められた転写ローラバイアス電圧値を発生した
ときに記録材に流れる電流量をモニターし、そのモニタ
ー結果に応じて記録材へのトナー像転写中の転写ローラ
への印加電圧値を補正することを特徴としている。例え
ば、前者の特開平4−251276号公報には、記録材
の先端30mmにおいて検出した平均電流量が少ないと
きには、所定の電流値が流れるように転写バイアス電圧
値を高くする方法が記載されている。一方、後者の特開
平7−168467号公報には、転写ローラに一定バイ
アス電圧値を与え、そのときに感光ドラムに流れる電流
量を測定し転写ローラ抵抗値を算出する。次いで記録材
が感光ドラムと転写ローラとの間に挿入されたときに流
れる電流量を検出し、転写ローラと記録材と感光ドラム
との間の総抵抗を算出し、その後の記録材へのトナー像
を転写するために必要な転写バイアス電圧値を算出する
ことが記載されている。また本公報には転写高圧出力回
路の応答性を考慮した補正式の提案もなされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では以下に示すような欠点があり、転写ローラの
抵抗値と記録材の抵抗値とに応じて最適な転写電圧を決
定することが難しかった。
【0013】転写ローラから記録材に流れる電流量は記
録材の抵抗値のみに依存するわけではなく、前述のよう
に記録材に印字されるトナー像のパターンによっても大
きく変化する。トナー像の印字比率が高いほど転写電流
量は減少する傾向を示す。このため、記録材の抵抗を正
確に知るためには画像パターンのない白地部領域で転写
ローラから記録材に流れる電流量を検知するのが最も正
確な検知方法となる。そこで記録材の先端部の白地部に
流れる転写電流値から転写電圧値を補正する特開平4−
251276号公報に記載の転写バイアス電圧補正方法
は有効に働くが、実際に記録材の先端部の白地部が確実
に存在する範囲は多くて先端5mmの領域内であるた
め、転写電流の検知時間が極端に短く、転写高圧、検知
回路の応答特性等により記録材の抵抗値の正確な測定は
困難であった。
【0014】本発明は、上述の従来技術の欠点を除去
し、記録材の抵抗値に応じて最適な転写バイアス電圧値
を求め、画像パターンによらず常に良好な画像が得ら
れ、比較的低抵抗の転写ローラの使用を可能とし、転写
高圧出力値を低く抑えることのできる転写制御を可能と
する画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、表面にトナー像が形成さ
れる像担持体と、前記像担持体に当接されて前記像担持
体との間に転写ニップ部を形成する転写部材と、前記転
写部材に電圧を印加することにより、前記像担持体上の
トナー像を前記転写ニップ部に挿通される記録材に転写
する電圧印加手段と、を備えた画像形成装置において、
前記電圧印加手段から出力される電流を検知する電流検
知手段と、前記電流検知手段の検知結果に基づいて、前
記電圧印加手段が前記転写部材に印加する電圧を制御す
る制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記転写ニッ
プ部に前記記録材の白地部があるときの、前記電流検知
手段の電流検知結果に応じて前記電圧印加手段の出力電
圧を補正し、補正後さらに前記電圧印加手段から出力さ
れる電流を検知し、電流検知結果に応じて前記電圧印加
手段の出力電圧を補正する、ことを特徴とする。
【0016】請求項2に係る本発明は、表面にトナー像
が形成される像担持体と、前記像担持体に当接されて前
記像担持体との間に転写ニップ部を形成する転写部材
と、前記転写部材に電圧を印加することにより、前記像
担持体上のトナー像を前記転写ニップ部に挿通される記
録材に転写する電圧印加手段と、を備えた画像形成装置
において、前記電圧印加手段から出力される電流を検知
する電流検知手段と、前記電流検知手段の検知結果に基
づいて、前記電圧印加手段が前記転写部材に印加する電
圧を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前
記転写ニップ部に前記記録材の白地部があるときの、前
記電流検知手段の電流検知結果に応じて前記電圧印加手
段の出力電圧を補正し、補正後さらに記録材の画像情報
に応じて前記電圧印加手段の出力電圧を補正する、こと
を特徴とする。
【0017】請求項3に係る本発明は、請求項1又は2
に記載の画像形成装置において、前記画像情報が、記録
材に対する画像比率である、ことを特徴とする。
【0018】請求項4に係る本発明は、請求項3に記載
の画像形成装置において、帯電後の前記像担持体を露光
して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にト
ナーを付着させてトナー像として現像する現像手段と、
を備え、前記露光手段の露光時間に基づいて前記画像比
率を求める、ことを特徴とする。
【0019】請求項5に係る本発明は、請求項3に記載
の画像形成装置において、帯電後の前記像担持体を露光
して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にト
ナーを付着させてトナー像として現像する現像手段と、
を備え、現像時に前記現像手段から前記像担持体にトナ
ーが転移することに起因する電流に基づいて前記画像比
率を求める、ことを特徴とする。
【0020】請求項6に係る本発明は、請求項1ないし
5のいずれか記載の画像形成装置において、前記白地部
が、前記記録材における搬送方向先端側の白地部であ
る、ことを特徴とする。
【0021】〔作用〕本発明によると、例えば、記録材
の先端側の白地部が転写ニップ部に位置するのが短時間
であるために記録材の抵抗値を十分に検知することがで
きず、したがって記録材の抵抗値に応じた電圧印加手段
の出力電圧の補正が十分に行えない場合であっても、こ
の補正後に、さらに記録材のサイズや画像情報に応じて
出力電圧を補正するので、その後は最適な定電圧制御を
行うことができる。したがって、記録材の抵抗値や画像
パターンによらず、最適な画像転写を行うことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0023】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置はレ
ーザビームプリンタであり、パソコン等の外部情報処理
機器から送られてきたコード情報又はビットマップイメ
ージ情報を、コントローラ8によりラスターイメージデ
ータに変換した後、エンジン部で画像形成動作を行う。
同図はその概略構成を示す縦断面図である。
【0024】同図に示すレーザビームプリンタ(以下
「画像形成装置」という。)は、像担持体としてドラム
型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1
を備えている。感光ドラム1は、OPC(有機光半導
体)、a−Si(アモルファスシリコン)等の感光材料
を、アルミニウムやニッケルなどのシリンダ状のドラム
基体の外周面に設けたものである。感光ドラム1は矢印
R1方向に回転駆動され、まずはじめにその表面は帯電
手段としての帯電ローラ2によって所定の電位・極性に
一様に帯電される。次に、露光手段であるレーザビーム
スキャナ3を画像情報に応じてON/OFF制御してレ
ーザ光Lによって走査露光がなされ、感光ドラム1上に
静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像手段であ
る現像器4によってトナーが付着されてトナー像として
現像(可視化)される。このときの現像方法としては、
ジャンピング現像法、2成分現像法などが用いられ、イ
メージ露光と反転現像との組み合わせで用いられること
が多い。
【0025】可視化されたトナー像は、転写手段である
転写ローラ(転写部材)5により、所定のタイミングで
給紙ローラ10によって給紙され、さらに搬送された記
録材P上に感光ドラム1上から転写される。記録材Pの
先端位置は搬送路中に設けられたトップセンサ9により
検出され、トップセンサ9の位置と転写ニップ部Nの位
置との間の距離と、記録材Pの搬送速度とから記録材P
の先端が転写ニップ部Nに到達したか否かを判断(算
出)する。その後、表面にトナー像を担持した記録材P
は、定着手段としての定着器6へ搬送され、定着ローラ
6aと加圧ローラ6bとの間の定着ニップ部において加
熱・加圧されて表面にトナー像が永久画像として定着さ
れる。一方、トナー像転写後に感光ドラム1上に残った
トナー(転写残トナー)は、クリーニング手段としての
クリーナ7によって感光ドラム1表面から除去される。
転写残トナーが除去された感光ドラム1は、次の画像形
成に供される。
【0026】上述構成の画像形成装置において、図2に
示すように、転写ローラ5は、芯金51の外周面を円筒
状の弾性体52で覆って構成されている。上述の芯金5
1は、例えば、鉄、SUS等によって形成することがで
き、また弾性体52は、EPDM、シリコーン、NB
R、ウレタン等のソリッド状又はこれらを発泡させたス
ポンジ状のものとして形成することができる。弾性体5
2は、その表面の硬度が20〜70度(Asker C
1kg荷重時)、その抵抗値が106 〜109Ωの範
囲のものを使用する。
【0027】転写ローラ5は加圧ばね53によって感光
ドラム1に圧接されている。また、転写ローラ5の駆動
は、感光ドラム1側に設けたギヤから駆動力が伝達され
る駆動ギヤ(不図示)によって行われる。このとき転写
ローラ5には電圧印加手段である高圧電源回路(転写バ
イアス印加電源)54により所定のバイアス電圧値が印
加される。このとき転写ローラ5から感光ドラム1又は
記録材Pに流れる電流値は、高圧電源回路54内を流れ
る転写電流を電圧に変換し、A/Dコンバータ56を介
してCPU(制御手段)55にフィードバックされる。
CPU55は内蔵する電流検知回路(電流検知手段)5
5aによって電流値を検知し、検知した電流値に応じて
転写バイアス電圧を制御するために8ビット(0〜25
5レベル)のPWM信号を発生させ、このPWM信号は
ローパスフィルタ57を介して電圧値に変換され、高圧
電源回路54を駆動することで所定の転写バイアス電圧
値を得ることができる。
【0028】図3を参照して、本制御の詳細を説明す
る。
【0029】図1に示すコントローラ8からエンジン制
御部11にプリント命令が送られると(プリント信号送
出)、エンジン制御部11では給紙ローラ10により記
録材Pの給紙を開始する(給紙On)と同時に、定着器
6の加熱立ち上げ動作、画像形成工程前の感光ドラム1
の準備回転(以下「前回転」という。)を開始する。前
回転中は帯電をOnにして帯電ローラ2により感光ドラ
ム1の表面電位を暗部電位(以下「VD」という。)に
保つよう帯電ローラ2に所定のバイアス電圧を印加す
る。転写ローラ5には感光ドラムのVD部に対して所定
の電流が流れるようCPU55からのPWM制御値を徐
々に増加させていき、目標電流値に到達した段階でPW
M制御値を微調整することで転写バイアス電圧値を制御
しながら、感光ドラム1に対し一定電流値が流れるよう
に制御する。この制御期間中のCPU55のPWM値の
平均値をPWM0(このPWM0値に対応する転写バイ
アス電圧値をVT0とする。)ホールドし、印字動作中
(画像形成動作中)の転写バイアス値を出力するための
PWM1値(実験から得られた制御式により演算される
値。通常はPWM1=αPWM0+βの関係式で表現さ
れ、α、βは常数とされる。なおこのPWM1値に対応
する転写バイアス電圧値をVT1とする)を決定する。
PWM値と転写バイアス電圧値VTとの間には、図4の
グラフに示すように線形の関係があり、PWM値を決定
することにより転写バイアス電圧値VTが決定される。
【0030】次に記録材Pの先端部での転写バイアス電
圧値VTの補正方法について説明する。
【0031】まず、記録材Pの先端が転写ニップ部Nに
到達するタイミングでは、転写バイアス電圧値VTは、
上述の転写バイアス制御によって決定されたPWM1値
に基づく出力、つまりVT1となる。なお、記録材Pの
先端が転写ニップ部Nに到達するタイミングは、次のよ
うに決める。トップセンサ9が記録材Pの先端を検知す
る時間をT1、記録材Pの先端が転写ニップ部Nに到達
する時間をT3とし、さらにトップセンサ9から転写ニ
ップ部Nまでの距離をL、記録材Pの搬送速度をxとす
ると、T3は次の式、 T3=T1+(L/x) によって算出することができ、L及びxはあらかじめ決
定されているので、T1が決まれば、T3が決定される
ことになる。
【0032】転写バイアス電圧値をVT1としたとき
に、記録材Pに流れる転写電流Itの電流変化を示した
のが図5のグラフである(ただし、同図は、本実施の形
態に係る転写バイアス電圧値補正は加えていない)。こ
のグラフによると抵抗値が比較的低い記録材Paでは転
写電流量の低下は少なく(実線a)、抵抗値の高い記録
材Pb、Pcでは転写電流量が大きく減少することがわ
かる(実線b、破線c)。さらに転写電流量が安定する
まで所定時間必要なことが分かる。なお、後述のよう
に、記録材Pbは、記録材Pcよりも厚さが厚い。
【0033】本実施の形態では比較的抵抗値の低い記録
材Pに適合するような転写バイアス値としてPWM1値
を設定している。このため比較的抵抗値の低い記録材P
(温度23℃、湿度60%の環境下で表面抵抗値が10
8 Ω以下)に対してはこの記録材Pが転写ニップ部Nに
突入したときの転写電流値の変化は少ないが、抵抗値の
高い記録材P(上述と同じ条件下で表面抵抗値が1010
Ω以上)が転写ニップ部Nに突入したときの転写電流量
の変化は大きく、さらに転写電流量が安定するまでの時
間がかかることがわかる。
【0034】これは、高圧電源回路54の時定数と、転
写ローラ5、記録材P、感光ドラム1の総合抵抗、及び
静電容量で決定される時定数と、によって決まる。例え
ば図5中の実線b(記録材Pb)と破線c(記録材P
c)では転写電流量の立ち下がりの傾きは異なるが、安
定領域になったときのPWM1値に相当する転写バイア
ス電圧値VTでの転写電流量Itはほぼ同一である。こ
れは記録材Pb、Pcの体積抵抗値の差はほとんど無い
が、記録材Pb(実線b)は表面抵抗値は低いが厚みが
150μmと厚い記録材Pであるのに対して、記録材P
c(破線c)は表面抵抗値は高いが厚みが80μmと薄
い記録材Pである。このように、厚みが異なるために表
面抵抗値の差と、静電容量の差に基づき転写電流量の立
ち下がりの傾きが異なる。したがって、転写電流値が安
定するまでは正確な記録材Pの抵抗値の算出は難しいこ
とがわかる。
【0035】図5のグラフでは、転写ローラ5としてN
BRゴムを主成分としたイオン導電性のローラを用い、
その抵抗値が8×107 Ω、画像形成速度が150mm
/sec、転写バイアス電圧値が上述の制御の結果から
900Vであるときの画像形成装置での測定結果を示し
ている。この例では、記録材Pの先端部で転写電流値が
安定するまで約60msec必要である。この結果、記
録材Pの先端部で記録材Pの抵抗値をモニターするため
には記録材Pの先端部に9mmの領域が必要なことがわ
かる。
【0036】しかしながら先端部の10mm近くまで白
地部(先端余白部)が続くことは稀であり、通常は先端
から5mm程度が白地部と仮定してその白地部で記録材
Pの抵抗値を検知する必要がある。
【0037】そこで本実施の形態では、記録材Pの先端
部の白地部を5mm以内と仮定し、30msec後(T
4)の転写電流値を検知し、その値に応じて転写電流値
が少なければ転写電圧を高めに補正する制御を行い、さ
らにその後、所定時間(T5〜T6)は転写電流量を検
知し続け、このとき感光ドラム1上に形成されたトナー
像のトナー量を予測し、トナー量に応じた目標転写電流
値を設定し、その値に対し実際に流れる転写電流量が少
ないときは転写電圧補正量が小と判断し、転写電圧をさ
らに高めに補正する。一方、トナー像のトナー量に応じ
た目標転写電流値に対し実際に流れる転写電流量が多い
ときは転写電圧補正量が大と判断し、転写電圧を低めに
補正する。記録材Pの先端部での転写電圧値の補正は、
記録材Pの先端が転写ニップ部Nに突入してから30m
sec後(T4)の転写電流値Itに応じて以下のよう
に転写バイアス電圧値Vtを変化させる。
【0038】 It<7.2μAのとき Vt=Vt1+300V 7.2μA≦It<8μAのとき Vt=Vt1+150V 8μA≦Itのとき Vt=Vt1
【0039】さらに転写高圧の立ち上がり特性を考慮し
て十分に補正値に収束する時間である転写電圧補正後3
0msec(T5:記録材Pの先端が転写ニップ部Nに
突入してからは60msec後)〜230msec(T
6)の間、さらに転写電流値を検知し続ける。このとき
感光ドラム1上にはトナー像が形成されている可能性が
高く、本実施の形態では転写電流値検知を行う領域での
印字領域内におけるレーザビームスキャナ(露光手段)
3の画像露光時間(レーザ発光時間)をモニターし、レ
ーザ発光時間に応じて下記のような目標転写電流量を設
定する。すなわちT2に開始される露光において、転写
バイアスのT5〜T6に対応する時間内に、レーザ発光
時間をカウントし、そのカウント値に応じて、目標転写
電流量を設定するのである。
【0040】 レーザ発光時間 目標転写電流値 50〜100% 6μA 30〜50% 6.5μA 10〜30% 7.0μA 5〜10% 7.5μA 5%未満 8.0μA
【0041】ここでレーザ発光時間が100%というの
は印字領域内でレーザが全点灯を行ってべた黒画像を印
字している状態を指す。また目標転写電流値は第1回目
の転写電圧補正後30msec〜230msecの間に
流れる転写電流量の平均値と比較される。このとき転写
電流量の平均値が目標転写電流値に対し大きければ前述
のPWM値を5レベル(転写電圧に換算して約80V)
低下させ、逆に小さい場合には5レベル増加させる補正
方法を採用する。その後は補正値を定電圧で維持したま
ま1頁分の転写動作を終了する。
【0042】このような制御方法を採用することで、記
録材Pの先端部での記録材Pの抵抗値に応じた転写電圧
値補正が不十分であっても、その後、さらなる補正が加
えられ、この補正が画像情報に基づき目標転写電流量を
異ならせることで、従来の問題であった画像パターンに
よって最適転写電流量が異なるという問題を回避するこ
とができる。
【0043】具体的には画像比率(印字比率)が高い、
つまりレーザ発光時間が長いと予想される場合は、記録
材Pに流れる転写電流が少なくなるために目標転写電流
値を小さくしている。またこのとき転写電圧の補正量を
微少量としておくことで、再補正のための転写電流検知
時間を短くすることが可能で、この結果、定電圧制御を
行う期間を長くし、画像パターンの影響による検知ノイ
ズを最小限に抑えることが可能となる。さらに転写電圧
補正後は定電圧制御を行うため、その後は画像パターン
による画像への影響を受けにくい制御となり、記録材P
の抵抗値によらず、文字画像の爆発飛び散り、ハーフト
ーン画像の突き抜け等を効果的に防止することが可能と
なる。
【0044】なお、本実施の形態では転写ローラ2の抵
抗値が特定の場合の制御補正方法について説明したが、
転写ローラ2の抵抗値によっては補正アルゴリズム(転
写電流閾値、転写バイアス電圧増加量)を変える必要が
あり、前回転中の転写ローラ2の抵抗モニターのための
制御中にホールドしたPWM0値に応じて補正アルゴリ
ズムを変化させることが望ましい。また記録材Pのサイ
ズによっても補正のための各常数を変更する必要がある
のは言うまでもない。
【0045】〈実施の形態2〉図6に、実施の形態2を
示す。同図は、感光ドラム1の周辺を模式的に示す縦断
面図である。
【0046】本実施の形態では、感光ドラム1上の静電
潜像を現像するための現像器4が接触帯電方式を採用し
ている。詳しくは、現像器4は、弾性を有する現像ロー
ラ41を有し、この現像ローラ41を感光ドラム1表面
に当接させている。また、現像剤としては、1成分非磁
性トナーを使用している。現像ローラ41は、105
108 Ω程度の中抵抗に形成されている。この現像ロー
ラ41には、高圧電源回路(現像バイアス印加電源)4
2によって、感光ドラム1のVD(明部電位)とVL
(暗部電位)との間の値を有するDCバイアス電圧が印
加される。このとき高圧電源回路42から感光ドラム1
に流れる電流量をA/Dコンバータ43を介してCPU
55にフィードバックする。転写ローラ5としては、前
述の実施の形態1と同様にNBRゴムを主成分としたイ
オン導電性のローラであって、その抵抗値が8×107
Ωのものを用いた。また画像形成条件、転写ローラ5へ
のバイアス電圧印加方法については、前述の実施の形態
1と同様のため説明は省略する。
【0047】本実施の形態では、記録材Pのトナー量を
検出するために、現像ローラ41上のトナーが感光ドラ
ム1へ転移する際に発生する現像電流をモニターし、そ
の現像電流量から感光ドラム1上のトナー量を検出する
ことを特徴としている。以下、本実施の形態の詳細を図
7のタイミングチャートを用いて説明する。なお、実施
の形態1の図3に示すタイミングチャートと同じ部分に
ついては同じ符号を付してその説明は省略する。
【0048】プリント命令が、画像形成装置のコントロ
ーラ8(図1参照)からエンジン制御部11に送られる
と、エンジン制御部11では記録材Pの給紙を開始する
と同時に、定着器6の加熱立ち上げ動作、画像形成工程
前の感光ドラム1の準備回転(前回転)を開始する。前
回転中は帯電ローラ2によって感光ドラム1の電位を暗
部電位(VD)に保つように帯電ローラ2に所定のバイ
アス電圧を印加する。転写ローラ5には感光ドラムのV
D部に対して所定の電流が流れるようにCPU55によ
るPWM制御値を徐々に増加させていき、目標電流値に
到達した段階でPWM制御値を微調整することで、転写
バイアス電圧値を制御しながら感光ドラム1に対して一
定電流値が流れるように制御する。この制御の詳細は、
前述の実施の形態1と同様であるので、説明を省略す
る。
【0049】次に印字動作について説明する。コントロ
ーラ8によりラスタデータに変換された画像情報(ビデ
オ信号)に基づいて、エンジン制御部11を介してレー
ザビームスキャナ3を制御し、図6に示すように、レー
ザ光LのOn/Offを画像信号に応じて行って感光ド
ラム1上に静電潜像を形成する。次いでこの静電潜像
に、現像器4の現像ローラ41によってトナーを付着さ
せてトナー像として現像する。このとき現像ローラ41
から感光ドラム1に転移されるトナーは電荷を有してい
るので、この転移に伴って現像電流Idが発生する。現
像電流Idは、暗電流Id0として常に感光ドラム1に
微小量流れているが、本実施の形態では所定期間内の現
像電流Idと暗電流Id0との差(Id−Id0)をモ
ニターし、その値に応じて感光ドラム1上のトナー像の
トナー量を推測する。
【0050】次に本実施の形態における、記録材Pの先
端部での転写バイアス電圧値の補正方法について説明す
る。前述の実施の形態1と同様、記録材Pの先端が転写
ニップ部Nに到達するタイミング(T3)で転写バイア
ス値Vt1を発生させ、その後、所定時間後に記録材P
に流れる転写電流量Itを検知する。ここでVt1は前
回転中の転写バイアス電圧値の制御中にホールドされた
PWM0値に対し所定の制御式に基づいて演算されたP
WM1値に対応して、高圧電源回路(転写バイアス印加
電源)54を駆動するときに発生する転写バイアス電圧
値である。
【0051】本実施の形態では記録材Pの先端が転写ニ
ップ部Nに突入してから30msec後(T4)の転写
電流値Itに応じて以下のように転写バイアス電圧値V
tを変化させる。
【0052】 It<7.2μAのとき Vt=Vt1+300V 7.2μA≦It<8μAのとき Vt=Vt1+150V 8μA≦Itのとき Vt=Vt1
【0053】さらに転写高圧の立ち上がり特性を考慮し
て十分に補正値に収束する時間である転写電圧補正後3
0msec後(T5:記録材Pの先端が転写ニップ部N
に突入してからは60msec後)〜230msec
(T6)の間、さらに転写電流値を検知し続ける。この
とき感光ドラム1上にはトナー像が印字されている可能
性が高く、本実施の形態では、転写電流値検知を行う領
域における印字領域内での現像電流量(Id−Id0)
をモニターし、現像電流量に応じて下記のような目標転
写電流量を設定する。なお、現像電流値は負極性だが本
実施例中では絶対値で表記している。
【0054】 現像電流量 目標電流値 6μA以上 6μA 5〜6μA 6.5μA 4〜5μA 7.0μA 3〜4μA 7.5μA 3μA未満 8.0μA
【0055】ここで、現像電流量は実験的に求めた値で
あり、べた黒時に11μAの現像電流が流れている。ま
た目標電流値は第1回目の転写電圧補正後30msec
〜230msecの間に流れる転写電流量の平均値と比
較される。このとき転写電流量の平均値が目標電流値に
対し大きければ前述のPWM値を5レベル(転写電圧に
換算して約80V)低下させ、逆に小さい場合には5レ
ベル増加させる補正方法を採用する。その後は補正値を
定電圧で維持したまま1頁分の転写動作を終了する。
【0056】このような制御方法を採用することで記録
材Pの先端部での記録材Pの抵抗値に応じた転写電圧値
補正が不十分であっても、その後、さらなる補正が加え
られ、この補正が画像情報に基づき目標転写電流量を異
ならせ、特に現像器4から感光ドラム1に移動するトナ
ー量を直接モニターすることにより、従来の問題であっ
た、画像パターンによって最適転写電流量が異なるとい
う問題を回避することが可能となる。さらに転写電圧補
正後は定電圧制御を行うため、その後は画像パターンに
よる画像への影響を受けにくい制御となり、記録材Pの
抵抗値によらず、文字画像の爆発飛び散り、ハーフトー
ン画像の突き抜け等を効果的に防止することが可能とな
る。
【0057】なお、本実施の形態では転写ローラ5の抵
抗値が特定の場合の制御補正方法について記したが、転
写ローラ5の抵抗値によっては補正アルゴリズム(転写
電流閾値、転写バイアス電圧増加量)を変える必要があ
り、前回転中の転写ローラ5の抵抗モニターのための制
御中にホールドしたPWM0値に応じて補正アルゴリズ
ムを変化させることが望ましい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
例えば、転写ニップ部に挿通された記録材の先端側の白
地部がその転写ニップ部に位置する時間が短いために、
記録材の抵抗値を十分に検知することができず、したが
って記録材の抵抗値に応じた電圧印加手段の出力電圧の
補正が十分に行えない場合であっても、この補正後に、
さらに記録材のサイズや画像情報に応じて出力電圧を補
正するので、その後は最適な定電圧制御を行うことがで
きる。したがって、記録材の抵抗値や画像パターンによ
らず、最適な画像転写を行うことができる。
【0059】具体的には、記録材の抵抗値に応じて画像
印字領域では最適な転写バイアスによる定電圧制御が可
能となり、抵抗値の低い記録材には比較的低い転写バイ
アス電圧、抵抗値の高い記録材には高い転写バイアス電
圧を発生することができ、文字画像での飛び散りやハー
フトーン画像での突き抜け、ドラムメモリー等の現象を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図である。
【図2】実施の形態1における、転写時の電圧制御を説
明する図である。
【図3】実施の形態1を説明するタイミングチャートで
ある。
【図4】制御手段によるPWM値と転写バイアス電圧値
との関係を示す図である。
【図5】記録材の抵抗値や厚さが異なる場合の、転写電
流の変化を示す図である。
【図6】実施の形態2における、転写時の電圧制御を説
明する図である。
【図7】実施の形態2を説明するタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電手段(帯電ローラ) 3 露光手段(レーザビームスキャナ) 4 現像手段(現像器) 5 転写手段(転写部材、転写ローラ) 54 電圧印加手段(高圧電源回路) 55 制御手段(CPU) 55a 電流検知手段 N 転写ニップ部 P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金森 昭人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA04 DA07 DE05 DE07 DE09 EA02 EA03 EA05 EA18 EC06 EC09 EC19 ED06 ED09 ED24 EE01 EE06 EE10 EF10 2H076 CA15 DA01 DA11 2H200 FA18 GA10 GA23 GA44 GA56 HA02 HB12 HB48 JA02 JA28 JA29 JA30 NA01 NA13 PA05 PA06 PA18 PA20 PA21 PB05 PB12 PB36 PB39

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、前記像担持体に当接されて前記像担持体との間に転
    写ニップ部を形成する転写部材と、前記転写部材に電圧
    を印加することにより、前記像担持体上のトナー像を前
    記転写ニップ部に挿通される記録材に転写する電圧印加
    手段と、を備えた画像形成装置において、 前記電圧印加手段から出力される電流を検知する電流検
    知手段と、 前記電流検知手段の検知結果に基づいて、前記電圧印加
    手段が前記転写部材に印加する電圧を制御する制御手段
    と、を備え、 前記制御手段は、前記転写ニップ部に前記記録材の白地
    部があるときの、前記電流検知手段の電流検知結果に応
    じて前記電圧印加手段の出力電圧を補正し、補正後さら
    に前記電圧印加手段から出力される電流を検知し、電流
    検知結果に応じて前記電圧印加手段の出力電圧を補正す
    る、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、前記像担持体に当接されて前記像担持体との間に転
    写ニップ部を形成する転写部材と、前記転写部材に電圧
    を印加することにより、前記像担持体上のトナー像を前
    記転写ニップ部に挿通される記録材に転写する電圧印加
    手段と、を備えた画像形成装置において、 前記電圧印加手段から出力される電流を検知する電流検
    知手段と、 前記電流検知手段の検知結果に基づいて、前記電圧印加
    手段が前記転写部材に印加する電圧を制御する制御手段
    と、を備え、 前記制御手段は、前記転写ニップ部に前記記録材の白地
    部があるときの、前記電流検知手段の電流検知結果に応
    じて前記電圧印加手段の出力電圧を補正し、補正後さら
    に記録材の画像情報に応じて前記電圧印加手段の出力電
    圧を補正する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像情報が、記録材に対する画像比
    率である、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 帯電後の前記像担持体を露光して静電潜
    像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着
    させてトナー像として現像する現像手段と、を備え、 前記露光手段の露光時間に基づいて前記画像比率を求め
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 帯電後の前記像担持体を露光して静電潜
    像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着
    させてトナー像として現像する現像手段と、を備え、 現像時に前記現像手段から前記像担持体にトナーが転移
    することに起因する電流に基づいて前記画像比率を求め
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記白地部が、前記記録材における搬送
    方向先端側の白地部である、 ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の画
    像形成装置。
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JP2012068545A (ja) * 2010-09-25 2012-04-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2012150365A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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