JP2713073B2 - マーク判別機構付切断同時圧着装置 - Google Patents
マーク判別機構付切断同時圧着装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に電線圧着部と端子
接続部とが屈曲状に備えられてなる曲がり端子を電線に
圧着するのに適したマーク判別機構付切断同時圧着装置
に関するものである。
接続部とが屈曲状に備えられてなる曲がり端子を電線に
圧着するのに適したマーク判別機構付切断同時圧着装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、切断同時圧着装置として、順次供
給されてくる電線を所定長さで切断する電線切断ステー
ションと、切断された電線端部の被覆外層を皮剥ぎする
皮剥ぎステーションと、皮剥ぎされた電線端部に端子を
圧着する端子圧着ステーションとを電線の搬送経路に沿
って備えた構造のものがあり、端子圧着ステーションで
は、電線に圧着される電線圧着部と電気機器側等とに接
続される端子接続部とが直線状に備えられた直線状端子
や、電線圧着部と端子接続部とが屈曲状に備えられた種
々の曲がり端子が圧着処理されていた。
給されてくる電線を所定長さで切断する電線切断ステー
ションと、切断された電線端部の被覆外層を皮剥ぎする
皮剥ぎステーションと、皮剥ぎされた電線端部に端子を
圧着する端子圧着ステーションとを電線の搬送経路に沿
って備えた構造のものがあり、端子圧着ステーションで
は、電線に圧着される電線圧着部と電気機器側等とに接
続される端子接続部とが直線状に備えられた直線状端子
や、電線圧着部と端子接続部とが屈曲状に備えられた種
々の曲がり端子が圧着処理されていた。
【０００３】しかしながら、近年、自動車エンジンの点
火回路に使用される点火ケーブルとしての巻線型の高圧
抵抗電線の外周面に、その電線長手方向に沿って気筒番
号等の識別マークを印刷したものがあり、また高圧抵抗
電線の配置と電気機器側等との接続位置との関係から、
高圧抵抗電線に圧着される電線圧着部と電気機器側等に
接続される端子接続部とが屈曲状に備えられた種々の曲
がり端子がある。
火回路に使用される点火ケーブルとしての巻線型の高圧
抵抗電線の外周面に、その電線長手方向に沿って気筒番
号等の識別マークを印刷したものがあり、また高圧抵抗
電線の配置と電気機器側等との接続位置との関係から、
高圧抵抗電線に圧着される電線圧着部と電気機器側等に
接続される端子接続部とが屈曲状に備えられた種々の曲
がり端子がある。
【０００４】そして、自動車組み付けラインにおいて、
点火ケーブルの組付性が良好となるべく、また商品性が
向上するべく、各曲がり端子に対して高圧抵抗電線の識
別マークがそれぞれ所定の向きとなるよう、圧着の方向
性が決められていた。
点火ケーブルの組付性が良好となるべく、また商品性が
向上するべく、各曲がり端子に対して高圧抵抗電線の識
別マークがそれぞれ所定の向きとなるよう、圧着の方向
性が決められていた。
【０００５】従って、上記従来構造の切断同時圧着装置
では、曲がり端子に応じて高圧抵抗電線の識別マークが
所定の向きとなるような端子圧着処理が行えず、従来に
おいては、予め機械により、所定長さに切断処理され、
端部の被覆外層が皮剥ぎ処理された高圧抵抗電線を、作
業者が１本づつその識別マークが曲がり端子に対して決
められた向きとなるように視認しながら、端子圧着機の
所定位置に位置合わせして端子の圧着処理を行ってい
た。
では、曲がり端子に応じて高圧抵抗電線の識別マークが
所定の向きとなるような端子圧着処理が行えず、従来に
おいては、予め機械により、所定長さに切断処理され、
端部の被覆外層が皮剥ぎ処理された高圧抵抗電線を、作
業者が１本づつその識別マークが曲がり端子に対して決
められた向きとなるように視認しながら、端子圧着機の
所定位置に位置合わせして端子の圧着処理を行ってい
た。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によれば、曲がり端子に対する電線の識別マー
クの向きを合わせる作業が作業者の手作業による方法で
あり、手間がかかり、生産能率が悪い欠点があった。
来の方法によれば、曲がり端子に対する電線の識別マー
クの向きを合わせる作業が作業者の手作業による方法で
あり、手間がかかり、生産能率が悪い欠点があった。
【０００７】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、電線
の切断から曲がり端子に対する識別マークの向き合わ
せ、および曲がり端子の圧着に至る一連の作業を自動的
に行えるマーク判別機構付切断同時圧着装置を提供する
ことを目的とする。
の切断から曲がり端子に対する識別マークの向き合わ
せ、および曲がり端子の圧着に至る一連の作業を自動的
に行えるマーク判別機構付切断同時圧着装置を提供する
ことを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、電線圧着部と端子接続部とが屈曲状に
備えられてなる曲がり端子の電線圧着部を、電線の外周
面に電線長手方向に沿って備えられた識別マークが、曲
がり端子に対して所定向きとなるように電線に圧着する
切断同時圧着装置であって、順次供給されてくる電線を
所定長さで切断する電線切断ステーションと、電線の識
別マークを判別すべく配置された画像処理用の撮像手段
を備え、電線を周方向に回動操作させて撮像手段で識別
マークが判別されると回動操作を停止させ、識別マーク
位置を撮像手段方向に向けて位置決めするマーク位置位
置決めステーションと、前記識別マーク位置が位置決め
された電線を周方向に所定角度回動操作して識別マーク
位置を所定方向に向けるマーク位置回動ステーション
と、電線端部の被覆外層を皮剥ぎする皮剥ぎステーショ
ンと、識別マーク位置が前記所定方向に向けられ、かつ
前記皮剥ぎされた電線端部に曲がり端子の電線圧着部を
圧着する端子圧着ステーションとを備えてなる点にあ
る。
の技術的手段は、電線圧着部と端子接続部とが屈曲状に
備えられてなる曲がり端子の電線圧着部を、電線の外周
面に電線長手方向に沿って備えられた識別マークが、曲
がり端子に対して所定向きとなるように電線に圧着する
切断同時圧着装置であって、順次供給されてくる電線を
所定長さで切断する電線切断ステーションと、電線の識
別マークを判別すべく配置された画像処理用の撮像手段
を備え、電線を周方向に回動操作させて撮像手段で識別
マークが判別されると回動操作を停止させ、識別マーク
位置を撮像手段方向に向けて位置決めするマーク位置位
置決めステーションと、前記識別マーク位置が位置決め
された電線を周方向に所定角度回動操作して識別マーク
位置を所定方向に向けるマーク位置回動ステーション
と、電線端部の被覆外層を皮剥ぎする皮剥ぎステーショ
ンと、識別マーク位置が前記所定方向に向けられ、かつ
前記皮剥ぎされた電線端部に曲がり端子の電線圧着部を
圧着する端子圧着ステーションとを備えてなる点にあ
る。
【０００９】
【作用】本発明によれば、電線切断ステーションで電線
が所定長さに切断処理され、マーク位置位置決めステー
ションで、電線が周方向に回動操作され、電線外周面に
備えられた識別マークが画像処理用の撮像手段で判別さ
れると電線の回動操作が停止され、ここに、マーク位置
位置決めステーションで電線の識別マーク位置が撮像手
段方向に向けられた一定位置に位置決めされる。
が所定長さに切断処理され、マーク位置位置決めステー
ションで、電線が周方向に回動操作され、電線外周面に
備えられた識別マークが画像処理用の撮像手段で判別さ
れると電線の回動操作が停止され、ここに、マーク位置
位置決めステーションで電線の識別マーク位置が撮像手
段方向に向けられた一定位置に位置決めされる。
【００１０】マーク位置回動ステーションでは、マーク
位置位置決めステーションで識別マーク位置が位置決め
された電線を周方向に所定角度回動操作して識別マーク
位置を所定方向に向ける。ここに、端子圧着ステーショ
ンの曲がり端子に対して識別マークを所定の向きとして
供給することとなる。
位置位置決めステーションで識別マーク位置が位置決め
された電線を周方向に所定角度回動操作して識別マーク
位置を所定方向に向ける。ここに、端子圧着ステーショ
ンの曲がり端子に対して識別マークを所定の向きとして
供給することとなる。
【００１１】皮剥ぎステーションでは、電線端部の被覆
外層が皮剥ぎ処理され、芯線部が露出状とされる。
外層が皮剥ぎ処理され、芯線部が露出状とされる。
【００１２】そして、識別マーク位置が曲がり端子に対
して所定方向に向けられ、かつ皮剥ぎされた電線に、端
子圧着ステーションで曲がり端子の電線圧着部が圧着処
理される。
して所定方向に向けられ、かつ皮剥ぎされた電線に、端
子圧着ステーションで曲がり端子の電線圧着部が圧着処
理される。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図１において、１はマーク判別機構付切断同時
圧着装置で、巻取りドラム等から順次供給される高圧抵
抗電線２を所定長さに切断する電線切断ステーション３
と、切断された高圧抵抗電線２を搬送する搬送経路に沿
って順次備えられたマーク位置位置決めステーション４
と、マーク位置回動ステーション５と、皮剥ぎステーシ
ョン６と、端子圧着ステーション７とから主構成されて
いる。
すると、図１において、１はマーク判別機構付切断同時
圧着装置で、巻取りドラム等から順次供給される高圧抵
抗電線２を所定長さに切断する電線切断ステーション３
と、切断された高圧抵抗電線２を搬送する搬送経路に沿
って順次備えられたマーク位置位置決めステーション４
と、マーク位置回動ステーション５と、皮剥ぎステーシ
ョン６と、端子圧着ステーション７とから主構成されて
いる。
【００１４】高圧抵抗電線２の外周面には、その長手方
向に沿って気筒番号等の識別マーク８が印刷されてい
る。
向に沿って気筒番号等の識別マーク８が印刷されてい
る。
【００１５】１０は開閉操作自在な対の搬送クランプ
で、無端状に構成されたチェーンやベルト等からなる搬
送コンベヤに、その長手方向に所定間隔を有して多数設
けられている。また搬送コンベヤは搬送経路に沿った両
側にそれぞれ配置され、所定方向Ｐに間欠的に循環回走
自在とされている。
で、無端状に構成されたチェーンやベルト等からなる搬
送コンベヤに、その長手方向に所定間隔を有して多数設
けられている。また搬送コンベヤは搬送経路に沿った両
側にそれぞれ配置され、所定方向Ｐに間欠的に循環回走
自在とされている。
【００１６】前記電線切断ステーション３の高圧抵抗電
線２供給側には、高圧抵抗電線２を切断するための切断
機構１１が具備されており、高圧抵抗電線２が所定長さ
供給された状態で切断機構１１が作動して高圧抵抗電線
２が切断されるよう構成されている。
線２供給側には、高圧抵抗電線２を切断するための切断
機構１１が具備されており、高圧抵抗電線２が所定長さ
供給された状態で切断機構１１が作動して高圧抵抗電線
２が切断されるよう構成されている。
【００１７】前記マーク位置位置決めステーション４に
は、搬送コンベヤ両側に位置した架台１２上に電線回動
操作機構１３がそれぞれ設けられると共に、高圧抵抗電
線２上方に画像処理用の撮像手段としてのテレビカメラ
１４が配置されている。そして、テレビカメラ１４より
入力される高圧抵抗電線２の画像データを基に、二値化
画像処理し、画素数の量により高圧抵抗電線２外周面の
識別マーク８の有無の判別を行うよう構成されている。
は、搬送コンベヤ両側に位置した架台１２上に電線回動
操作機構１３がそれぞれ設けられると共に、高圧抵抗電
線２上方に画像処理用の撮像手段としてのテレビカメラ
１４が配置されている。そして、テレビカメラ１４より
入力される高圧抵抗電線２の画像データを基に、二値化
画像処理し、画素数の量により高圧抵抗電線２外周面の
識別マーク８の有無の判別を行うよう構成されている。
【００１８】電線回動操作機構１３は、高圧抵抗電線２
がマーク位置位置決めステーション４に搬送されてくる
と、高圧抵抗電線２の両端部をそれぞれチャックするチ
ャック機構を備え、搬送クランプ１０が開操作されてク
ランプが解除されると、チャック機構がロータリーエン
コーダによって所定方向に回動操作され、ここに、高圧
抵抗電線２は周方向に回動操作される。そしてテレビカ
メラ１４により識別マーク８が判別されるとロータリー
エンコーダが停止され、高圧抵抗電線２の回動操作が停
止されるよう構成されている。この際、識別マーク８位
置はテレビカメラ１４方向に指向する上向き位置に位置
決めされることになる。
がマーク位置位置決めステーション４に搬送されてくる
と、高圧抵抗電線２の両端部をそれぞれチャックするチ
ャック機構を備え、搬送クランプ１０が開操作されてク
ランプが解除されると、チャック機構がロータリーエン
コーダによって所定方向に回動操作され、ここに、高圧
抵抗電線２は周方向に回動操作される。そしてテレビカ
メラ１４により識別マーク８が判別されるとロータリー
エンコーダが停止され、高圧抵抗電線２の回動操作が停
止されるよう構成されている。この際、識別マーク８位
置はテレビカメラ１４方向に指向する上向き位置に位置
決めされることになる。
【００１９】前記マーク位置回動ステーション５には、
搬送コンベヤ両側に位置した架台１２上に電線回動操作
機構１５がそれぞれ設けられている。電線回動操作機構
１５は、高圧抵抗電線２がマーク位置回動ステーション
５に搬送されてくると、高圧抵抗電線２の両端部をそれ
ぞれチャックするチャック機構を備え、搬送クランプ１
０が開操作されてクランプが解除されると、チャック機
構がロータリーエンコーダによって所定方向に所定角度
（例えば９０度）回動操作され、ここに、高圧抵抗電線
２は周方向に所定角度（例えば９０度）回動操作され、
識別マーク８を所定方向に向けるよう構成されている。
搬送コンベヤ両側に位置した架台１２上に電線回動操作
機構１５がそれぞれ設けられている。電線回動操作機構
１５は、高圧抵抗電線２がマーク位置回動ステーション
５に搬送されてくると、高圧抵抗電線２の両端部をそれ
ぞれチャックするチャック機構を備え、搬送クランプ１
０が開操作されてクランプが解除されると、チャック機
構がロータリーエンコーダによって所定方向に所定角度
（例えば９０度）回動操作され、ここに、高圧抵抗電線
２は周方向に所定角度（例えば９０度）回動操作され、
識別マーク８を所定方向に向けるよう構成されている。
【００２０】前記皮剥ぎステーション６には、搬送コン
ベヤ両側に位置した架台１２上に皮剥ぎ機構１６がそれ
ぞれ設けられている。皮剥ぎ機構１６は、高圧抵抗電線
２が皮剥ぎステーション６に搬送されてくると、高圧抵
抗電線２両端部の被覆外層を皮剥ぎ処理して芯線部を露
出させるよう構成されている。
ベヤ両側に位置した架台１２上に皮剥ぎ機構１６がそれ
ぞれ設けられている。皮剥ぎ機構１６は、高圧抵抗電線
２が皮剥ぎステーション６に搬送されてくると、高圧抵
抗電線２両端部の被覆外層を皮剥ぎ処理して芯線部を露
出させるよう構成されている。
【００２１】前記端子圧着ステーション７には、搬送コ
ンベヤの一側に位置した架台１２上に端子圧着機１７が
設けられている。端子圧着機１７は、予めセットされた
直線状端子や曲がり端子を順次供給する端子供給機構
や、皮剥ぎされた高圧抵抗電線２端部に端子を圧着する
端子圧着機構を備え、本実施例では識別マーク８に対応
する曲がり端子１８がセットされている。
ンベヤの一側に位置した架台１２上に端子圧着機１７が
設けられている。端子圧着機１７は、予めセットされた
直線状端子や曲がり端子を順次供給する端子供給機構
や、皮剥ぎされた高圧抵抗電線２端部に端子を圧着する
端子圧着機構を備え、本実施例では識別マーク８に対応
する曲がり端子１８がセットされている。
【００２２】次に、この切断同時圧着装置１の動作を説
明する。
明する。
【００２３】巻取りドラム等から順次供給される高圧抵
抗電線２が電線切断ステーション３で切断機構１１によ
り所定長さに切断されると、切断された高圧抵抗電線２
はその両端部が搬送クランプ１０によってクランプされ
た状態で、搬送コンベヤの所定方向Ｐの循環回走によっ
てマーク位置位置決めステーション４に搬送される。
抗電線２が電線切断ステーション３で切断機構１１によ
り所定長さに切断されると、切断された高圧抵抗電線２
はその両端部が搬送クランプ１０によってクランプされ
た状態で、搬送コンベヤの所定方向Ｐの循環回走によっ
てマーク位置位置決めステーション４に搬送される。
【００２４】切断された高圧抵抗電線２がマーク位置位
置決めステーション４に到着すると、電線回動操作機構
１３のチャック機構が高圧抵抗電線２の両端部をチャッ
クし、搬送クランプ１０のクランプが解除されると、ロ
ータリーエンコーダによってチャック機構が所定方向に
回動操作される。一方、テレビカメラ１４は高圧抵抗電
線２上面側を撮影しており、高圧抵抗電線２外周面の識
別マーク８が上面側中央にくると、テレビカメラ１４は
識別マーク８を判別してロータリーエンコーダが停止さ
れ、ここに、識別マーク８位置がテレビカメラ１４方向
に指向する上向き位置に位置決めされた状態が得られ
る。
置決めステーション４に到着すると、電線回動操作機構
１３のチャック機構が高圧抵抗電線２の両端部をチャッ
クし、搬送クランプ１０のクランプが解除されると、ロ
ータリーエンコーダによってチャック機構が所定方向に
回動操作される。一方、テレビカメラ１４は高圧抵抗電
線２上面側を撮影しており、高圧抵抗電線２外周面の識
別マーク８が上面側中央にくると、テレビカメラ１４は
識別マーク８を判別してロータリーエンコーダが停止さ
れ、ここに、識別マーク８位置がテレビカメラ１４方向
に指向する上向き位置に位置決めされた状態が得られ
る。
【００２５】その後、搬送クランプ１０により高圧抵抗
電線２が再度クランプされ、チャック機構によるチャッ
クが解除され、搬送コンベヤの所定方向Ｐの循環回走に
よってマーク位置回動ステーション５に搬送される。
電線２が再度クランプされ、チャック機構によるチャッ
クが解除され、搬送コンベヤの所定方向Ｐの循環回走に
よってマーク位置回動ステーション５に搬送される。
【００２６】高圧抵抗電線２がマーク位置回動ステーシ
ョン５に到着すると、電線回動操作機構１５のチャック
機構が高圧抵抗電線２の両端部をチャックし、搬送クラ
ンプ１０のクランプが解除されると、ロータリーエンコ
ーダによってチャック機構が所定方向に所定角度（例え
ば９０度）回動操作される。ここに、識別マーク８が高
圧抵抗電線２の上面側に対して所定角度（例えば９０
度）回動した位置に位置され、識別マーク８が所定方向
に向けられる。従って、端子圧着ステーション７の曲が
り端子１８に対して識別マーク８が所定の向きで供給さ
れることとなる。
ョン５に到着すると、電線回動操作機構１５のチャック
機構が高圧抵抗電線２の両端部をチャックし、搬送クラ
ンプ１０のクランプが解除されると、ロータリーエンコ
ーダによってチャック機構が所定方向に所定角度（例え
ば９０度）回動操作される。ここに、識別マーク８が高
圧抵抗電線２の上面側に対して所定角度（例えば９０
度）回動した位置に位置され、識別マーク８が所定方向
に向けられる。従って、端子圧着ステーション７の曲が
り端子１８に対して識別マーク８が所定の向きで供給さ
れることとなる。
【００２７】その後、搬送クランプ１０により高圧抵抗
電線２が再度クランプされ、チャック機構によるチャッ
クが解除され、搬送コンベヤの所定方向Ｐの循環回走に
よって皮剥ぎステーション６に搬送される。
電線２が再度クランプされ、チャック機構によるチャッ
クが解除され、搬送コンベヤの所定方向Ｐの循環回走に
よって皮剥ぎステーション６に搬送される。
【００２８】高圧抵抗電線２が皮剥ぎステーション６に
到着すると、皮剥ぎ機構１６が作動して高圧抵抗電線２
両端部の被覆外層が所定長さ皮剥ぎ処理され、芯線部が
露出される。
到着すると、皮剥ぎ機構１６が作動して高圧抵抗電線２
両端部の被覆外層が所定長さ皮剥ぎ処理され、芯線部が
露出される。
【００２９】その後、搬送コンベヤの所定方向Ｐの循環
回走によって端子圧着ステーション７に搬送され、高圧
抵抗電線２が端子圧着ステーション７に到着すると、端
子圧着機１７が作動して高圧抵抗電線２の一端部に曲が
り端子１８の電線圧着部１８ａが圧着処理される。この
際、高圧抵抗電線２の識別マーク８位置は、マーク位置
回動ステーション５で所定方向に向けられているため、
図２に示される如く、曲がり端子１８の端子接続部１８
ｂに対して高圧抵抗電線２の識別マーク８位置が常に所
定の向きになるように圧着される。
回走によって端子圧着ステーション７に搬送され、高圧
抵抗電線２が端子圧着ステーション７に到着すると、端
子圧着機１７が作動して高圧抵抗電線２の一端部に曲が
り端子１８の電線圧着部１８ａが圧着処理される。この
際、高圧抵抗電線２の識別マーク８位置は、マーク位置
回動ステーション５で所定方向に向けられているため、
図２に示される如く、曲がり端子１８の端子接続部１８
ｂに対して高圧抵抗電線２の識別マーク８位置が常に所
定の向きになるように圧着される。
【００３０】端子圧着処理後は搬送コンベヤの所定方向
Ｐの循環回走によって所定位置に搬送され、所定の排出
部に排出される。
Ｐの循環回走によって所定位置に搬送され、所定の排出
部に排出される。
【００３１】以上のように、本発明の切断同時圧着装置
１によれば、高圧抵抗電線２の所定長さ切断から、曲が
り端子１８に対する識別マーク８の向き合わせ、および
曲がり端子１８の圧着に至る一連の作業を自動的に行
え、生産能率の向上が図れる利点がある。
１によれば、高圧抵抗電線２の所定長さ切断から、曲が
り端子１８に対する識別マーク８の向き合わせ、および
曲がり端子１８の圧着に至る一連の作業を自動的に行
え、生産能率の向上が図れる利点がある。
【００３２】なお、マーク位置回動ステーション５にお
ける回動角度は曲がり端子１８に対する識別マーク８の
向きに応じて適宜調整操作自在に構成すればよく、ま
た、直線状端子を圧着する際に利用する場合には、回動
角度を０度に設定するか、もしくはマーク位置位置決め
ステーション４とマーク位置回動ステーション５を単に
通過するように制御すればよい。
ける回動角度は曲がり端子１８に対する識別マーク８の
向きに応じて適宜調整操作自在に構成すればよく、ま
た、直線状端子を圧着する際に利用する場合には、回動
角度を０度に設定するか、もしくはマーク位置位置決め
ステーション４とマーク位置回動ステーション５を単に
通過するように制御すればよい。
【００３３】さらに、マーク位置位置決めステーション
４で、識別マーク８位置がテレビカメラ１４方向に指向
する上向き位置に位置決めされた状態から、電線回動操
作機構１３のロータリーエンコーダによってチャック機
構を所定方向に所定角度回動操作させ、識別マーク８を
所定方向に向けるよう構成し、マーク位置位置決めステ
ーション４とマーク位置回動ステーション５とを同一ス
テーションに備える構造としてもよい。
４で、識別マーク８位置がテレビカメラ１４方向に指向
する上向き位置に位置決めされた状態から、電線回動操
作機構１３のロータリーエンコーダによってチャック機
構を所定方向に所定角度回動操作させ、識別マーク８を
所定方向に向けるよう構成し、マーク位置位置決めステ
ーション４とマーク位置回動ステーション５とを同一ス
テーションに備える構造としてもよい。
【００３４】
【発明の効果】以上のように、本発明のマーク判別機構
付切断同時圧着装置によれば、順次供給されてくる電線
を所定長さで切断する電線切断ステーションと、電線の
識別マークを判別すべく配置された画像処理用の撮像手
段を備え、電線を周方向に回動操作させて撮像手段で識
別マークが判別されると回動操作を停止させ、識別マー
ク位置を撮像手段方向に向けて位置決めするマーク位置
位置決めステーションと、前記識別マーク位置が位置決
めされた電線を周方向に所定角度回動操作して識別マー
ク位置を所定方向に向けるマーク位置回動ステーション
と、電線端部の被覆外層を皮剥ぎする皮剥ぎステーショ
ンと、識別マーク位置が前記所定方向に向けられ、かつ
前記皮剥ぎされた電線端部に曲がり端子の電線圧着部を
圧着する端子圧着ステーションとを備えてなるものであ
り、電線の切断から曲がり端子に対する識別マークの向
き合わせ、および曲がり端子の圧着に至る一連の作業を
自動的に行え、生産能率の向上が図れる。
付切断同時圧着装置によれば、順次供給されてくる電線
を所定長さで切断する電線切断ステーションと、電線の
識別マークを判別すべく配置された画像処理用の撮像手
段を備え、電線を周方向に回動操作させて撮像手段で識
別マークが判別されると回動操作を停止させ、識別マー
ク位置を撮像手段方向に向けて位置決めするマーク位置
位置決めステーションと、前記識別マーク位置が位置決
めされた電線を周方向に所定角度回動操作して識別マー
ク位置を所定方向に向けるマーク位置回動ステーション
と、電線端部の被覆外層を皮剥ぎする皮剥ぎステーショ
ンと、識別マーク位置が前記所定方向に向けられ、かつ
前記皮剥ぎされた電線端部に曲がり端子の電線圧着部を
圧着する端子圧着ステーションとを備えてなるものであ
り、電線の切断から曲がり端子に対する識別マークの向
き合わせ、および曲がり端子の圧着に至る一連の作業を
自動的に行え、生産能率の向上が図れる。
【図１】本発明の実施例を示す要部概略説明図である。
【図２】曲がり端子が圧着処理された状態を示す斜視図
である。
である。
１ 切断同時圧着装置 ２ 高圧抵抗電線 ３ 電線切断ステーション ４ マーク位置位置決めステーション ５ マーク位置回動ステーション ６ 皮剥ぎステーション ７ 端子圧着ステーション ８ 識別マーク １３ 電線回動操作機構 １４ テレビカメラ １５ 電線回動操作機構 １６ 皮剥ぎ機構 １７ 端子圧着機 １８ 曲がり端子 １８ａ 電線圧着部 １８ｂ 端子接続部
Claims (1)
- 【請求項１】 電線圧着部と端子接続部とが屈曲状に備
えられてなる曲がり端子の電線圧着部を、電線の外周面
に電線長手方向に沿って備えられた識別マークが、曲が
り端子に対して所定向きとなるように電線に圧着する切
断同時圧着装置であって、 順次供給されてくる電線を所定長さで切断する電線切断
ステーションと、 電線の識別マークを判別すべく配置された画像処理用の
撮像手段を備え、電線を周方向に回動操作させて撮像手
段で識別マークが判別されると回動操作を停止させ、識
別マーク位置を撮像手段方向に向けて位置決めするマー
ク位置位置決めステーションと、 前記識別マーク位置が位置決めされた電線を周方向に所
定角度回動操作して識別マーク位置を所定方向に向ける
マーク位置回動ステーションと、 電線端部の被覆外層を皮剥ぎする皮剥ぎステーション
と、 識別マーク位置が前記所定方向に向けられ、かつ前記皮
剥ぎされた電線端部に曲がり端子の電線圧着部を圧着す
る端子圧着ステーションとを備えてなることを特徴とす
るマーク判別機構付切断同時圧着装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4345489A JP2713073B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | マーク判別機構付切断同時圧着装置 |
| US08/150,422 US5419025A (en) | 1992-11-30 | 1993-11-10 | Automatic terminal crimping apparatus |
| DE69300735T DE69300735T2 (de) | 1992-11-30 | 1993-11-29 | Automatische Vorrichtung zum Anpressen von Kabelendklemmen. |
| EP93119218A EP0600415B1 (en) | 1992-11-30 | 1993-11-29 | Automatic terminal crimping apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4345489A JP2713073B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | マーク判別機構付切断同時圧着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06168771A JPH06168771A (ja) | 1994-06-14 |
| JP2713073B2 true JP2713073B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=18376933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4345489A Expired - Fee Related JP2713073B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | マーク判別機構付切断同時圧着装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5419025A (ja) |
| EP (1) | EP0600415B1 (ja) |
| JP (1) | JP2713073B2 (ja) |
| DE (1) | DE69300735T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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|---|---|---|---|---|
| WO2009112058A1 (de) * | 2008-03-13 | 2009-09-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Manuelle anschlusseinrichtung |
| EP2709217B1 (de) * | 2012-09-12 | 2017-08-09 | Schleuniger Holding AG | Maschine für die Montage von Kabeltüllen |
| DE102014005242B3 (de) * | 2014-04-08 | 2015-07-09 | SLE quality engineering GmbH & Co. KG | Verfahren und Vorrichtung zum Bestimmen einer Winkellage von Einzelleitungen an einer vorbestimmten Querschnittsstelle in einer mehradrigen Mantelleitung |
| CN114654525B (zh) * | 2022-03-11 | 2024-02-09 | 昆山大途精密机械有限公司 | 通用串行总线接口的自动化组装设备 |
| CN115864089B (zh) * | 2023-02-27 | 2023-05-02 | 湖北汉能既济电力科技发展有限公司 | 一种配电柜导线自动压接设备 |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3766624A (en) * | 1969-08-13 | 1973-10-23 | Amp Inc | Automatic lead making and wiring machine |
| US4030174A (en) * | 1974-08-22 | 1977-06-21 | Kabel-Und Metallwerke Gutehoffnungshutte Aktiengesellschaft | Installation for preparing cable lengths for plug extrusion |
| US4077118A (en) * | 1975-08-27 | 1978-03-07 | Lyall Electric, Inc. | Method and apparatus for making lengths of flexible material |
| DE2542743C2 (de) * | 1975-09-25 | 1983-12-29 | kabelmetal electro GmbH, 3000 Hannover | Verfahren zur lagerichtigen Positionierung von Rundleitungen |
| JPS5847834B2 (ja) * | 1979-07-18 | 1983-10-25 | 三菱電機株式会社 | 接続電線の製作装置 |
| US4672871A (en) * | 1985-06-27 | 1987-06-16 | Artos Engineering Company | Adjustable apparatus for cutting and conveying wire segments of various lengths |
| US4641428A (en) * | 1985-10-04 | 1987-02-10 | Burndy Corporation | Automatic method of making terminated coaxial leads |
| US4649621A (en) * | 1986-02-21 | 1987-03-17 | Artos Engineering Company | Wire processing apparatus having control means |
| US4763411A (en) * | 1987-02-27 | 1988-08-16 | Yazaki Corporation | Process for producing a wire strand with a terminal |
| JP2517381B2 (ja) * | 1989-01-18 | 1996-07-24 | 新明和工業株式会社 | 圧着端子の圧着状態検査装置 |
| US5115904A (en) * | 1991-04-25 | 1992-05-26 | Amp Incorporated | Apparatus for rotating an electrical lead about its axis |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP4345489A patent/JP2713073B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-11-10 US US08/150,422 patent/US5419025A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-11-29 EP EP93119218A patent/EP0600415B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-11-29 DE DE69300735T patent/DE69300735T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0600415A1 (en) | 1994-06-08 |
| JPH06168771A (ja) | 1994-06-14 |
| DE69300735D1 (de) | 1995-12-07 |
| EP0600415B1 (en) | 1995-11-02 |
| US5419025A (en) | 1995-05-30 |
| DE69300735T2 (de) | 1996-04-04 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |