JPH08102354A - 被覆線の両端圧着装置 - Google Patents

被覆線の両端圧着装置

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JPH08102354A
JPH08102354A JP6235700A JP23570094A JPH08102354A JP H08102354 A JPH08102354 A JP H08102354A JP 6235700 A JP6235700 A JP 6235700A JP 23570094 A JP23570094 A JP 23570094A JP H08102354 A JPH08102354 A JP H08102354A
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JP
Japan
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covered wire
crimping
clamp
cutting
wire
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Application number
JP6235700A
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English (en)
Inventor
Koji Tadano
野 浩 二 只
Yuichi Endo
藤 祐 一 遠
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Japan Automatic Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Automatic Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予めセットされた複数種類の被覆線から随
時、任意の被覆線を選択して加工することのできる被覆
線の両端圧着装置を提供する。 【構成】 被覆線の両端圧着装置は水平方向に移動可能
な供給ステーション本体11を備えている。この供給ス
テーション本体11に設けられた複数の管状の供給口1
4に、複数種類の被覆線1がセットされている。導入装
置25は、その入口27に位置決めされた供給口14か
ら被覆線1を導入し、導入した被覆線1を一側ストリッ
プ部40a、一側圧着部3a、および切断部30に搬送
する。第1搬送装置50は、切断部30で切断された被
覆線1を第2搬送装置60および第3搬送装置70まで
搬送する。第2搬送装置60は被覆線1を他側ストリッ
プ部40bまで搬送し、第3搬送装置70は被覆線1を
他側圧着部3bまで搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆線の両端をストリッ
プし、ストリップされた被覆線の両端に端子を圧着する
被覆線の両端圧着装置に係り、とりわけ、予めセットさ
れた複数種類の被覆線から随時、任意の被覆線を選択し
て加工することのできる被覆線の両端圧着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、被覆線の両端をストリップ
し、ストリップされた被覆線の両端に端子を圧着する被
覆線の両端圧着装置が用いられている。このような被覆
線の両端圧着装置においては、まず予め装置にセットさ
れた一本の被覆線の先端部をストリップして端子を圧着
し、次にこの被覆線を先端から所定長さの位置で切断す
る。次に、切断された被覆線の後端部をストリップして
端子を圧着し、このようにして両端に端子が圧着された
所定長さの被覆線を製造している。このような工程は、
予め装置にセットされた一本の連結する被覆線に対して
順次行われ、両端に端子が圧着された多数の被覆線が得
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の被覆
線の両端圧着装置には、次のような問題点がある。例え
ば、色の異なる他の種類の被覆線に変更する場合、装置
にセットされている連続する被覆線を装置から完全に抜
き取り、他の被覆線を装置にセットする作業が必要とな
る。このため、被覆の色等が異なる複数種類の被覆線を
連続して少ロットづつ加工したい場合においては、被覆
線の取替え作業が繁雑で、加工の効率が非常に悪くなっ
てしまう。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、予めセットされた複数種類の被覆線から随
時、任意の被覆線を選択して加工することのできる被覆
線の両端圧着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被覆線を切断
する切断部と、切断された被覆線の先端部をストリップ
する一側ストリップ部と、ストリップされた被覆線の先
端部に端子を圧着する一側圧着部と、被覆線を導入して
送り出すとともに、前記切断部、前記一側ストリップ
部、および前記一側圧着部まで被覆線を順次搬送する導
入装置と、切断された被覆線の後端部をストリップする
他側ストリップ部と、ストリップされた被覆線の後端部
に端子を圧着する他側圧着部と、前記切断部によって後
端部が切断された被覆線を、前記他側ストリップ部およ
び他側圧着部まで順次搬送する搬送装置と、前記導入装
置の入口側に設けられ、水平方向に配置された複数の供
給口を有する供給ステーションとを備え、前記供給ステ
ーションは水平方向に移動して、前記各供給口と前記導
入装置の入口端とを位置決め自在としたことを特徴とす
る被覆線の両端圧着装置である。
【0006】
【作用】本発明によれば、まず、予め供給ステーション
の複数の供給口にそれぞれ加工する複数種類の連結する
被覆線をセットしておく。次に、供給ステーションを水
平方向に移動して、最初に加工する種類の被覆線がセッ
トされた供給口と導入装置の入口端とを位置決めする。
次に、導入装置の入口端に位置決めされた供給口から導
入装置により被覆線を導入し、この導入装置により被覆
線を一側ストリップ部まで搬送し、被覆線の先端部を一
側ストリップ部でストリップする。次に、先端部がスト
リップされた被覆線を導入装置で一側圧着部まで搬送
し、ストリップされた被覆線の先端部に一側圧着部で端
子を圧着する。
【0007】次に、先端部に端子が圧着された被覆線を
導入装置で切断部まで搬送し、所定の長さだけ送り出し
た後、被覆線の先端部から所定長さの位置の後端部を切
断部で切断する。次に、後端部が切断された被覆線を搬
送装置により他側ストリップ部まで搬送し、被覆線の後
端部を他側ストリップ部でストリップする。次に、後端
部がストリップされた被覆線を搬送装置によって他側圧
着部まで搬送し、ストリップされた被覆線の後端部に他
側圧着部で端子を圧着する。
【0008】そして、最初に供給ステーションの供給口
と導入装置の入口端とを位置決めしたままで以上の工程
を繰り返すことにより、最初の種類の被覆線の両端に端
子を圧着する加工が繰り返される。
【0009】加工する被覆線を他の種類の被覆線に変更
する場合は、まず導入装置内の被覆線を供給ステーショ
ンの供給口まで戻す。次に、供給ステーションを水平方
向に移動し、新たに加工する被覆線がセットされた供給
口と導入装置の入口端とを位置決めする。そして、最初
の被覆線の場合と同様の工程を繰り返す。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1乃至図8は本発明による被覆線の両端
圧着装置の一実施例を示す図である。
【0011】図1に示すように、被覆線の両端圧着装置
はベース100と、ベース100上に配設された供給ス
テーション10と、導入装置25と、切断部30と、一
側ストリップ部40aと、一側圧着部3aと、他側スト
リップ部40bと、他側圧着部3bと、第1乃至第3搬
送装置50,60,70とを備えている。被覆線の両端
圧着装置はさらに、ベース100上に配設されたクラン
プ装置5と排出装置7とを備えている。
【0012】次に、図1乃至図3により、供給ステーシ
ョン10について詳細に説明する。図1に示すように、
供給ステーション10はベース100上に固定された供
給ステーションベース12と、供給ステーションベース
12上を水平方向(供給ステーションベース12の長手
方向)に移動可能な供給ステーション本体11とを備え
ている。この供給ステーション本体11には、複数の管
状の供給口14が供給ステーション本体11の移動方向
に一定の間隔を置いて設けられている。また供給ステー
ション本体11の供給口14の反対側に、各供給口14
に対応して複数の挿入口13が設けられている。
【0013】そして供給ステーション本体11は、図2
に示すように、各挿入口13から被覆線1が挿入され、
対応する各供給口14を通って導入装置25側へ出るよ
うになっている。また、供給ステーション本体11内に
は各供給口14に対応して複数の押さえローラ15が回
転自在に配設され、各押さえローラ15が被覆線1の上
部に接触するようになっている。
【0014】また図2において、各押さえローラ15の
被覆線1に対する反対側に、一つの供給ステーション本
体11全体について一つの送りローラ16が昇降自在に
設けられている。この送りローラ16は、図1において
は供給ステーションベース12長手方向の略中央の、導
入装置25の入口27に対応する位置に配設されてい
る。すなわち、供給ステーションベース12上の導入装
置25の入口27に対応する位置に、一つの送りローラ
16を有するとともに送りローラ16を回転させる送り
ローラ装置17が配設されている。この送りローラ装置
17は、送りローラ装置17を昇降させる送りローラ昇
降手段18を介して供給ステーションベース12に取付
けられている。送りローラ16は、送りローラ昇降手段
18によって上昇し、送りローラ16の上方に位置する
押さえローラ15との間で被覆線1を挟持し、送りロー
ラ16を回転させることにより、被覆線1を供給口14
方向または挿入口13方向に搬送することができるよう
になっている。
【0016】また、図2および図3に示すように、供給
ステーション本体11の挿入口13側には、各挿入口1
3に対応して複数のストッパーピン21が被覆線1と略
直交する向きに配設されている。このストッパーピン2
1は供給ステーション本体11内に上下動自在に取付け
られるとともに板状のストッパ22を有し、このストッ
パ22は、ばね23の力によって供給ステーション本体
11との間で被覆線1をクランプするようになってい
る。
【0017】また、図2において、ストッパーピン21
の下方に、プッシャー19を有するシリンダ20が配設
されている。このシリンダ20は送りローラ16と同
様、図1においては供給ステーションベース12長手方
向の略中央の、導入装置25の入口27に対応する位置
に配設されている。このシリンダ20はステー24を介
して供給ステーションベース12に取付けられている。
シリンダ20のプッシャー19は、シリンダ20により
駆動されて上昇し、シリンダ20の上方に位置するスト
ッパーピン21を押してばね23の力に抗して上昇さ
せ、ストッパ22による被覆線1のクランプを解除する
ことができるようになっている。
【0018】次に、図1により導入装置25について説
明する。図1に示すように、導入装置25は供給ステー
ション10の供給口14側に配設され、軸26を中心と
して回動自在にベース100上に取付けられている。こ
の導入装置25は、軸26側に入口27を有し、軸26
とは反対側の先端部に出口28を有しており、また略中
央部に一対のフィードローラ29を有している。そして
導入装置25は、供給口14から出てきた被覆線1を入
口27から導入し、この被覆線1をフィードローラ29
の間に挟みフィードローラ29を回転させることによ
り、被覆線1を出口28から送り出すことができるよう
になっている。
【0019】次に、図1および図4により切断部30に
ついて説明する。図1に示すように切断部30は、導入
装置25が供給ステーション本体11と直交する向き
(基準位置)にある時に、導入装置25の出口28と相
対する位置でベース100上に固定されている。また図
4に示すように、切断部30は、被覆線1を案内するた
めのU字溝34が形成された案内部材31と、被覆線1
を切断するための一対の切断刃32,33とを有してい
る。
【0020】次に、図1および図5により一側ストリッ
プ部40aについて説明する。図1に示すように、一側
ストリップ部40aは、導入装置25が基準位置から反
時計回りに約20度回動した時に、導入装置25先端の
出口28と相対するような位置でベース100上に固定
されている。また図5に示すように、一側ストリップ部
40aは、被覆線1の先端部が挿入される貫通穴44を
有する通過センサ41と、切断された被覆線1の先端部
をストリップするための一対のストリップ刃42,43
を有している。
【0021】次に、図1により一側圧着部3aについて
説明する。図1に示すように、一側圧着部3aは、導入
装置25が基準位置から反時計回りに約50度回動した
時に、導入装置25先端の出口28と相対するような位
置でベース100上に固定されている。この一側圧着部
3aは、ストリップされた被覆線端部に端子を圧着する
ための一般的な構成のものであり、その詳細な説明は省
略する。
【0022】なお、一側ストリップ部40aおよび一側
圧着部3aは、上述した位置に限らず、導入装置25先
端の出口28と相対するような他の適当な位置に配設し
てもよい。
【0023】次に、図1および図6により第1搬送装置
50について詳細に説明する。第1搬送装置50は、図
1における切断部30の左方のベース100上に取付け
られている。また第1搬送装置50は、その長手方向が
供給ステーション本体11の水平移動方向と略平行にな
るような向きに配置されている。
【0024】図6に示すように、第1搬送装置50は被
覆線1をクランプする4つのクランプ部55〜58が等
間隔で配設されたプレート54を有し、このプレート5
4は移動シリンダ53に取付けられている。この移動シ
リンダ53にはシリンダロッド52が貫通し、移動シリ
ンダ53はシリンダロッド52に沿って移動自在となっ
ている。また、シリンダロッド52は一組のステー51
によって、ベース100と略平行に一定間隔を置くよう
支持されている。さらに、第1搬送装置50の切断部3
0側のクランプ部55は、移動シリンダ53を切断部3
0側に移動させた場合に、切断部30と相対するように
なっている。
【0025】次に、図1および図7により第2搬送装置
60について詳細に説明する。図1に示すように、第2
搬送装置60は第1搬送装置50の切断部30側で、第
1搬送装置50のシリンダロッド52の下を横切るよう
にベース100上に配設されている。図7に示すよう
に、第2搬送装置60は被覆線1をクランプするクラン
プ部61を有しており、このクランプ部61はモータ6
3によって、第1搬送装置50の移動シリンダ53の移
動方向と略直交する方向に移動可能となっている。また
クランプ部61は、第1搬送装置50の移動シリンダ5
3が切断部30とは反対側に移動した状態(図1の状
態)で、第1搬送装置50のクランプ部55と相対する
ようになっている。
【0026】次に、図1および図8により第3搬送装置
70について詳細に説明する。図1に示すように、第3
搬送装置70は、第1搬送装置50の長手方向の略中央
でシリンダロッド52の下を横切ってベース100上に
配設されている。図8に示すように、第3搬送装置70
は被覆線1をクランプするクランプ部71を有してい
る。このクランプ部71は、シリンダ73によって第1
搬送装置50の移動シリンダ53の移動方向と略直交す
る方向に移動可能となっている。またクランプ部71
は、第1搬送装置50の移動シリンダ53が切断部30
側とは反対側に移動した状態(図1の状態)で、第1搬
送装置50のクランプ部56と相対するようになってい
る。
【0027】次に、他側ストリップ部40b、他側圧着
部3b、クランプ装置5、および排出装置7について各
々説明する。
【0028】まず、他側ストリップ部40bは一側スト
リップ部40aと同一の構成であり、図1に示すように
第2搬送装置60のクランプ部61と相対するように配
設されている。また、他側圧着部3bは一側圧着部3a
と同一の構成であり、図1に示すように第3搬送装置7
0のクランプ部71と相対するように配設されている。
【0029】また、クランプ装置5は被覆線1をクラン
プするものであり、さらに排出装置7は加工が終わった
被覆線1をベース100の下方に排出するものである。
そして、第1搬送装置50の移動シリンダ53が切断部
30とは反対側に移動した状態(図1の状態)で、クラ
ンプ装置5は第1搬送装置50のクランプ部57と相対
し、排出装置7はクランプ部58と相対するように各々
配設されている。
【0030】次に、以上のような構成よりなる本実施例
の作用について説明する。
【0031】まず、予め加工する複数種類、例えば12
種類の被覆線1が供給ステーション本体11の複数の供
給口14にそれぞれセットされる。すなわち図2に示す
ように、各供給口14に対応する挿入口13から各被覆
線1の先端部が挿入され(この際、ストッパーピン21
を持ち上げて被覆線1がストッパ22の下を通るように
する)、各被覆線1の先端部が各供給口14内を通って
各供給口14から突き出るまで送り込まれる。次に、供
給ステーション本体11が水平方向に移動して、最初に
加工する被覆線1がセットされた供給口14と導入装置
25の入口27とが位置決めされる。
【0032】次に、図2に示すように供給ステーション
10の送りローラ昇降手段18によって送りローラ装置
17が上昇し、送りローラ16と押さえローラ15との
間で被覆線1が挟持される。これと同時に、供給ステー
ション10のシリンダ20によってプッシャー19が上
昇してストッパーピン21を押し、ストッパ22による
被覆線1のクランプが解除される。
【0033】次に、ローラ装置17によってローラ16
が回転し被覆線1が供給口14方向に搬送され、被覆線
1が導入装置25の入口27から導入装置25内に導入
される。入口27から導入装置25内に入った被覆線
は、導入装置25の一対のフィードローラ29の間に挟
まれ、一対のフィードローラ29を回転させることによ
って導入装置25内を進行する。
【0034】次に、被覆線1を導入した導入装置25
は、図1の矢印Aで示すように基準位置から反時計回
りに約20度回動し、導入装置25の出口28が一側ス
トリップ部40aに相対するようになる。そして、導入
装置25の一対のフィードローラ29が回転して被覆線
1が一側ストリップ部40aに向かって送り出され、被
覆線1の先端部が一対のストリップ刃42、43の間を
通って貫通穴44内に挿入される。次に、一対のストリ
ップ刃42,43が互いに切断位置まで交差して被覆線
1の先端部分を切断する。切断された被覆線1の切断カ
スは、貫通穴44から図示しない吸引装置によって吸引
され、外部に排出される。この先端部分の切断作業は、
連結する被覆線1の最先端部分のみについて行われ、以
後、次の種類の被覆線1の最先端部分を切断するまで行
われない。次に、被覆線1が一対のフィードローラ29
によって一対のストリップ刃42,43の位置から所定
のストリップ長さだけ突き出して先端部が貫通穴44内
に入るまで送り出される。次に、一対のストリップ刃4
2,43が互いにストリップ位置まで接近して被覆線1
を挟み、導入装置25がストリップシリンダ(図示せ
ず)によって一側ストリップ部40aから後退する。こ
のことによって、被覆線1は一対のストリップ刃42,
43に対して後退し、被覆線1の先端部がストリップさ
れる。ストリップ後の被覆の残りカスは、貫通穴44か
ら図示しない吸引装置によって吸引され、外部に排出さ
れる。この残りカスの通過を、通過センサ41が感知す
る。
【0035】次に、導入装置25が図1の矢印Aで示
すように、約30度反時計回りに回動し、導入装置25
の出口28が一側圧着部3aに相対する。そして一側圧
着部3aにおいて、ストリップされた被覆線1の先端部
に対し端子が圧着される。
【0036】次に、導入装置25が図1の矢印A3で示
すように、時計回りに約50度回動して基準位置に戻
り、導入装置25の出口28が切断部30に相対する。
この時、第1搬送装置50の移動シリンダ53が切断部
30側(図1右側)に移動し、第1搬送装置50のクラ
ンプ部55が、導入装置25の出口28の反対側で切断
部30に相対して待機する。
【0037】次に、導入装置25の一対のフィードロー
ラ29が回転し、切断部30に対して被覆線1が送り出
される。図4において被覆線1の先端部は、切断部30
のU字溝34を通り、一対の切断刃32,33の間から
所定の切断長さだけ突き出すまで送り出される。このよ
うに送り出された被覆線1の先端部は、第1搬送装置5
0のクランプ部55によってクランプされる。その後、
一対の切断刃32,33によって被覆線1が所定の切断
長さに切断される。
【0038】次に、第1搬送装置50の移動シリンダ5
3が切断部30側とは反対側(図1左側)に移動し、切
断された被覆線1をクランプしているクランプ部55が
第2搬送装置60のクランプ部61と相対する。次に、
切断された被覆線1が第2搬送装置60のクランプ部6
1でクランプされ、第1搬送装置50のクランプ部55
のクランプが解除される。その後、第1搬送装置50の
移動シリンダ53が再び切断部30側(図1右側)に移
動し、第1搬送装置50のクランプ部56が第2搬送装
置60のクランプ部61と相対するよう待機する。
【0039】次に、第2搬送装置60のモータ63が作
動し、切断された被覆線1をクランプしたクランプ部6
1が他側ストリップ部40b側に移動し、このようにし
て切断された被覆線1の後端部が他側ストリップ部40
b側に送り出される。他側ストリップ部40bにおい
て、一側ストリップ部40aと略同様の作用により、被
覆線1の後端部がストリップされる。この場合、第2搬
送装置60のクランプ部61が他側ストリップ部40b
から後退し、このことによって被覆線1も一対のストリ
ップ刃42,43から対して後退する。このようにし
て、被覆線1の後端部がストリップされる。
【0040】次に、後端部がストリップされた被覆線1
は第1搬送装置50のクランプ部56でクランプされ、
同時に第2搬送装置60のクランプ部61のクランプが
解除される。そして、第1搬送装置50の移動シリンダ
53が切断部30側とは反対側(図1左側)に移動し、
第1搬送装置50のクランプ部56が第3搬送装置70
のクランプ部71と相対する。次に、被覆線1が第3搬
送装置70のクランプ部71でクランプされ、第1搬送
装置50のクランプ部55によるクランプが解除され
る。その後、第1搬送装置50の移動シリンダ53が切
断部30側(図1右側)に移動し、第1搬送装置50の
クランプ部57が第3搬送装置70のクランプ部71と
相対する。
【0041】次に、第3搬送装置70のシリンダ73が
作動し、被覆線1をクランプしたクランプ部71が他側
圧着部3b側に移動することにより、被覆線1の後端部
が他側圧着部3bに対して送り出される。そして、他側
圧着部3bにおいて、ストリップされた被覆線1の後端
部に端子が圧着され、被覆線1をクランプしたクランプ
部71が元の位置まで後退する。
【0042】次に、後端部に端子を圧着された被覆線1
が第1搬送装置50のクランプ部57でクランプされ、
同時に第3搬送装置70のクランプ部71のクランプが
解除される。そして、第1搬送装置50の移動シリンダ
53が切断部30側とは反対側(図1左側)に移動し、
第1搬送装置50のクランプ部57がクランプ装置5と
相対する。次に、被覆線1がクランプ装置5によりクラ
ンプされ、同時に第1搬送装置50のクランプ部57に
よるクランプが解除される。その後、第1搬送装置50
の移動シリンダ53が切断部30側(図1右側)に移動
し、第1搬送装置50のクランプ部58がクランプ装置
5と相対する。
【0043】次に、被覆線1が第1搬送装置50のクラ
ンプ部58でクランプされ、同時にクランプ装置5のク
ランプが解除される。その後、第1搬送装置50の移動
シリンダ53が切断部30側とは反対側(図1左側)に
移動し、第1搬送装置50のクランプ部58が排出装置
7と相対する。次に、第1搬送装置50のクランプ部5
8による被覆線1のクランプが解除され、被覆線1が排
出装置7によりベース100の下方に排出される。
【0044】以上のように、第1搬送装置50の移動シ
リンダ53の移動を繰り返しながら、各クランプ部55
〜58,61,71およびクランプ装置5の間で被覆線
1を次々に受け渡して行くことにより、被覆線1を切断
部30から排出装置7まで順次搬送することができる。
【0045】そして、最初に供給ステーション本体11
の供給口14と導入装置25の入口端27とを位置決め
した状態のままで以上の工程を繰り返すことにより、最
初の種類の被覆線1の両端に端子を圧着する加工が繰り
返すことができる。
【0046】加工する被覆線1を他の種類の被覆線1に
変更する場合は、まず導入装置25の一対のフィードロ
ーラ29と供給ステーション10の送りローラ16を逆
回転させて導入装置25内の被覆線1を供給ステーショ
ン本体11の供給口14内まで戻す。次に、供給ステー
ション10の送りローラ昇降手段18によって送りロー
ラ装置17を下降させ、送りローラ16を被覆線1から
離して下降させる。これと同時に、供給ステーション1
0のシリンダ20によってプッシャー19を下降させて
ストッパーピン21を下げ、ストッパ22で被覆線1を
クランプさせる。
【0047】次に、供給ステーション本体11を水平方
向に移動し、新たに加工する他の種類の被覆線1がセッ
トされた供給口14と導入装置25の入口端27とを位
置決めする。その後、上述した工程と同様の工程を繰り
返すことにより、他の種類の被覆線1の両端に端子を順
次圧着することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め供給ステーションの複数の供給口に加工する複数種類
の被覆線をセットしておき、この供給ステーションを水
平方向に移動して任意の供給口と導入装置の入口端とを
位置決めし、導入装置で被覆線を導入することにより、
随時、任意の被覆線を選択して両端圧着加工を行うこと
ができる。このため、例えば被覆の色が異なる複数種類
の被覆線を連続して少ロットづつ加工する場合でも、被
覆線の取替えを迅速かつ簡便に行うことができ、効率的
に加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による被覆線の両端圧着装置の一実施例
を示す平面図。
【図2】図1に示す被覆線の両端圧着装置の、供給ステ
ーションの内部構造を示す横断面図。
【図3】図2に示す供給ステーションの内部構造のIII
−III 線断面拡大図。
【図4】図1に示す被覆線の両端圧着装置の切断装置を
示す斜視図。
【図5】図1に示す被覆線の両端圧着装置の一側ストリ
ップ部または他側ストリップ部を示す斜視図。
【図6】図1に示す被覆線の両端圧着装置の第1搬送装
置を示す側面図。
【図7】図1に示す被覆線の両端圧着装置の第2搬送装
置を示す側面図。
【図8】図1に示す被覆線の両端圧着装置の第3搬送装
置を示す立面図。
【符号の説明】
1 被覆線 3a 第1圧着部 3b 第2圧着部 10 供給ステーション 14 供給口 25 導入装置 30 切断部 40a 第1ストリップ部 40b 第2ストリップ部 50 第1搬送装置 60 第2搬送装置 70 第3搬送装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆線を切断する切断部と、 切断された被覆線の先端部をストリップする一側ストリ
    ップ部と、 ストリップされた被覆線の先端部に端子を圧着する一側
    圧着部と、 被覆線を導入して送り出すとともに、前記切断部、前記
    一側ストリップ部、および前記一側圧着部まで被覆線を
    順次搬送する導入装置と、 切断された被覆線の後端部をストリップする他側ストリ
    ップ部と、 ストリップされた被覆線の先端部に端子を圧着する他側
    圧着部と、 前記切断部によって後端部が切断された被覆線を、前記
    他側ストリップ部および他側圧着部まで順次搬送する搬
    送装置と、 前記導入装置の入口側に設けられ、水平方向に配置され
    た複数の供給口を有する供給ステーションと、を備え、 前記供給ステーションは水平方向に移動して、前記各供
    給口と前記導入装置の入口端とを位置決め自在としたこ
    とを特徴とする被覆線の両端圧着装置。
JP6235700A 1994-09-29 1994-09-29 被覆線の両端圧着装置 Pending JPH08102354A (ja)

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