JPH09326286A - 被覆線の両端圧着装置および切断装置 - Google Patents

被覆線の両端圧着装置および切断装置

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JPH09326286A
JPH09326286A JP8142944A JP14294496A JPH09326286A JP H09326286 A JPH09326286 A JP H09326286A JP 8142944 A JP8142944 A JP 8142944A JP 14294496 A JP14294496 A JP 14294496A JP H09326286 A JPH09326286 A JP H09326286A
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cutting
crimping
wire
tip
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JP8142944A
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Inventor
Kazuhiro Sato
藤 和 宏 佐
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Japan Automatic Machine Co Ltd
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Japan Automatic Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予めセットされた被覆線に対して、迅速に両
端圧着処理を行なう被覆線の両端圧着装置を提供する。 【解決手段】 被覆線の両端圧着装置は供給ステーショ
ン10を備えている。この供給ステーション10から導
入装置25へ被覆線1が導入され、導入された被覆線1
は一側ストリップ部40a、一側圧着部3a、および切
断装置30に搬送される。第1搬送装置50は、切断装
置30で切断された被覆線1を第2搬送装置60および
第3搬送装置70まで搬送する。第2搬送装置60は被
覆線1を他側ストリップ部40bまで搬送し、第3搬送
装置70は被覆線1を他側圧着部3bまで搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被覆線の両端をスト
リップし、ストリップされた被覆線の両端に端子を圧着
する被覆線の両端圧着装置およびこれに用いる切断装置
に係り、とりわけ迅速かつ確実に被覆線を加工すること
のできる被覆線の両端圧着装置および切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、被覆線の両端をストリップ
し、ストリップされた被覆線の両端に端子を圧着する被
覆線の両端圧着装置が用いられている。このような被覆
線の両端圧着装置においては、まず予め装置にセットさ
れた一本の被覆線の先端部をストリップして端子を圧着
し、次にこの被覆線を先端から所定長さの位置で切断す
る。次に、切断された被覆線の後端部をストリップして
端子を圧着し、このようにして両端に端子が圧着された
所定長さの被覆線を製造している。このような工程は、
予め装置にセットされた一本の連結する被覆線に対して
順次行われ、両端に端子が圧着された多数の被覆線が得
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の被覆
線の両端圧着装置において、迅速な処理が求められてい
るにもかかわらず、未だ被覆線の両端圧着処理に長時間
かかっているのが実情である。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、迅速かつ確実に被覆線の両端圧着処理を行
うことができる被覆線の両端圧着装置およびこれに用い
られる切断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被覆線を切断する切断装置と、切断された被覆線の先端
部をストリップする一側ストリップ部と、ストリップさ
れた被覆線の後端部に端子を圧着する一側圧着部と、被
覆線を導入して送り出すとともに、前記切断装置、前記
一側ストリップ部、および前記一側圧着部まで被覆線を
順次搬送する導入装置と、切断された被覆線の後端部を
ストリップする他側ストリップ部と、ストリップされた
被覆線の後端部に端子を圧着する他側圧着部と、前記切
断装置によって後端部が切断された被覆線を、前記他側
ストリップ部および他側圧着部まで順次搬送する搬送装
置と、前記導入装置の入口側に設けられ、被覆線を導入
装置へ供給する供給ステーションとを備えたことを特徴
とする被覆線の両端圧着装置である。
【0006】請求項3記載の発明は、一対の切断刃と、
各切断刃を保持するホルダと、少なくとも一方のホルダ
を駆動する駆動部とを備え、一対の切断刃の一方の先端
部は中央が引込むV字状に形成され、他方の先端部は一
側が開放された傾斜状に形成されていることを特徴とす
る切断装置である。
【0007】請求項1記載の発明によれば、まず、予め
供給ステーションに被覆線をセットしておく。次に、供
給ステーションから導入装置へ被覆線を導入し、この導
入装置により被覆線を一側ストリップ部まで搬送し、被
覆線の先端部を一側ストリップ部でストリップする。次
に、先端部がストリップされた被覆線を導入装置で一側
圧着部まで搬送し、ストリップされた被覆線の先端部に
一側圧着部で端子を圧着する。
【0008】次に、先端部に端子が圧着された被覆線を
導入装置で切断装置まで搬送し、所定の長さだけ送り出
した後、被覆線の先端部から所定長さの位置の後端部を
切断装置で切断する。次に、後端部が切断された被覆線
を搬送装置により他側ストリップ部まで搬送し、被覆線
の後端部を他側ストリップ部でストリップする。次に、
後端部がストリップされた被覆線を搬送装置によって他
側圧着部まで搬送し、ストリップされた被覆線の後端部
に他側圧着部で端子を圧着する。
【0009】請求項3記載の発明によれば、各々ホルダ
によって保持された一対の切断刃間に被覆線が送り出さ
れ、次に一方のホルダが駆動部によって駆動されて一対
の切断刃が互いに接近する。この場合、被覆線は先端部
がV字状に形成された一方の切断刃によって保持され、
一方の切断刃と他方の切断刃との間で切断される。この
場合、他方の切断刃の先端部は一側が開放された傾斜状
に形成されているので、切断後、被覆線を他方の切断刃
の一側から逃がすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。図1乃至図10は本発明による
被覆線の両端圧着装置の一実施例を示す図である。
【0011】図1に示すように、被覆線の両端圧着装置
はベース100と、ベース100上に配設された供給ス
テーション10と、ノズル部28が取付けられた導入装
置25と、切断装置30と、一側ストリップ部40a
と、一側圧着部3aと、他側ストリップ部40bと、他
側圧着部3bと、第1乃至第3搬送装置50,60,7
0とを備えている。被覆線の両端圧着装置はさらに、ベ
ース100上に配設されたクランプ装置5と排出装置7
とを備えている。
【0012】次に、図1乃至図3により、供給ステーシ
ョン10について詳細に説明する。図1に示すように、
供給ステーション10はベース100上に固定された供
給ステーションベース12と、供給ステーションベース
12上を水平方向(供給ステーションベース12の長手
方向)に移動可能な供給ステーション本体11とを備え
ている。この供給ステーション本体11には、複数の管
状の供給口14が供給ステーション本体11の移動方向
に一定の間隔を置いて設けられている。また供給ステー
ション本体11の供給口14の反対側に、各供給口14
に対応して複数の挿入口13が設けられている。
【0013】そして供給ステーション本体11は、図2
に示すように、各挿入口13から被覆線1が挿入され、
対応する各供給口14を通って導入装置25側へ出るよ
うになっている。また、供給ステーション本体11内に
は各供給口14に対応して複数の押さえローラ15が回
転自在に配設され、各押さえローラ15が被覆線1の上
部に接触するようになっている。
【0014】また図2において、各押さえローラ15の
被覆線1に対する反対側に、一つの供給ステーション本
体11全体について一つの送りローラ16が昇降自在に
設けられている。この送りローラ16は、図1において
は供給ステーションベース12長手方向の略中央の、導
入装置25の入口27に対応する位置に配設されてい
る。すなわち、供給ステーションベース12上の導入装
置25の入口27に対応する位置に、一つの送りローラ
16を有するとともに送りローラ16を回転させる送り
ローラ装置17が配設されている。この送りローラ装置
17は、送りローラ装置17を昇降させる送りローラ昇
降手段18を介して供給ステーションベース12に取付
けられている。送りローラ16は、送りローラ昇降手段
18によって上昇し、送りローラ16の上方に位置する
押さえローラ15との間で被覆線1を挟持し、送りロー
ラ16を回転させることにより、被覆線1を供給口14
方向または挿入口13方向に搬送することができるよう
になっている。
【0015】また、図2および図3に示すように、供給
ステーション本体11の挿入口13側には、各挿入口1
3に対応して複数のストッパーピン21が被覆線1と略
直交する向きに配設されている。このストッパーピン2
1は供給ステーション本体11内に上下動自在に取付け
られるとともに板状のストッパ22を有し、このストッ
パ22は、ばね23の力によって供給ステーション本体
11との間で被覆線1をクランプするようになってい
る。
【0016】また、図2において、ストッパーピン21
の下方に、プッシャー19を有するシリンダ20が配設
されている。このシリンダ20は送りローラ16と同
様、図1においては供給ステーションベース12長手方
向の略中央の、導入装置25の入口27に対応する位置
に配設されている。このシリンダ20はステー24を介
して供給ステーションベース12に取付けられている。
シリンダ20のプッシャー19は、シリンダ20により
駆動されて上昇し、シリンダ20の上方に位置するスト
ッパーピン21を押してばね23の力に抗して上昇さ
せ、ストッパ22による被覆線1のクランプを解除する
ことができるようになっている。
【0017】次に、図1により導入装置25について説
明する。図1に示すように、導入装置25は供給ステー
ション10の供給口14側に配設され、軸26を中心と
して回動自在にベース100上に取付けられている。こ
の導入装置25は、軸26側に入口27を有し、軸26
とは反対側の先端部にノズル部28を有しており、また
略中央部に一対のフィードローラ29を有している。そ
して導入装置25は、供給口14から出てきた被覆線1
を入口27から導入し、この被覆線1をフィードローラ
29の間に挟みフィードローラ29を回転させることに
より、被覆線1をノズル部28から送り出すことができ
るようになっている。
【0018】次に、図1、図4および図8により切断装
置30について更に詳述する。図1に示すように切断装
置30は、導入装置25が供給ステーション本体11と
直交する向き(基準位置)にある時に、導入装置25の
ノズル部28と相対する位置でベース100上に固定さ
れている。
【0019】次に図4および図9により、切断装置30
について説明する。図4(a)(b)および図9(a)
(b)に示すように、切断装置30はベース100に固
着されたフレーム38と、フレーム38の上部および下
部に各々設けられたシリンダ36、37とを有し、シリ
ンダ36、37にはガイド35に沿って摺動するホルダ
33、34が各々取付けられている。またホルダ33、
34は、各々切断刃31、32を保持している。
【0020】一対の切断刃31、32は、被覆線1を切
断するものであり、一方の切断刃31の先端部31aは
中央が引込むV字状に形成され、他方の切断刃32の先
端部32aは、図4(a)において左下りの傾斜状に形
成されている。すなわち切断刃32の先端部32aは、
一側(図4(a)の左側)が開放された傾斜状に形成さ
れ、被覆線1が切断刃32の先端部32aにおいて図4
(a)の左方向(図4(a)および図9(b)の矢印L
方向)へ逃げることができるようになっている。
【0021】次に、図1および図5により一側ストリッ
プ部40aについて説明する。図1に示すように、一側
ストリップ部40aは、導入装置25が基準位置から反
時計回りに約20度回動した時に、導入装置25先端の
ノズル部28と相対するような位置でベース100上に
固定されている。
【0022】また図5に示すように、一側ストリップ部
40aは、被覆線1の先端部が挿入される貫通穴44を
有する通過センサ41と、切断された被覆線1の先端部
をストリップするための一対のストリップ刃42,43
を有している。
【0023】次に、図1により一側圧着部3aについて
説明する。図1に示すように、一側圧着部3aは、導入
装置25が基準位置から反時計回りに約50度回動した
時に、導入装置25先端のノズル部28と相対するよう
な位置でベース100上に固定されている。この一側圧
着部3aは、ストリップされた被覆線端部に端子を圧着
するための一般的な構成のものであり、その詳細な説明
は省略する。
【0024】なお、一側ストリップ部40aおよび一側
圧着部3aは、上述した位置に限らず、導入装置25先
端のノズル部28と相対するような他の適当な位置に配
設してもよい。
【0025】次に、図1および図6により第1搬送装置
50について詳細に説明する。第1搬送装置50は、図
1における切断装置30の左方のベース100上に取付
けられている。また第1搬送装置50は、その長手方向
が供給ステーション本体11の水平移動方向と略平行に
なるような向きに配置されている。
【0026】図6に示すように、第1搬送装置50は被
覆線1をクランプする4つのクランプ部55〜58が等
間隔で配設されたプレート54を有し、このプレート5
4は移動シリンダ53に取付けられている。この移動シ
リンダ53にはシリンダロッド52が貫通し、移動シリ
ンダ53はシリンダロッド52に沿って移動自在となっ
ている。また、シリンダロッド52は一組のステー51
によって、ベース100と略平行に一定間隔を置くよう
支持されている。
【0027】さらに、第1搬送装置50の切断装置30
側のクランプ部55は、移動シリンダ53を切断装置3
0側に移動させた場合に、切断装置30と相対するよう
になっている。
【0028】次に、図1および図7により第2搬送装置
60について詳細に説明する。図1に示すように、第2
搬送装置60は第1搬送装置50の切断装置30側で、
第1搬送装置50のシリンダロッド52の下を横切るよ
うにベース100上に配設されている。
【0029】図7に示すように、第2搬送装置60は被
覆線1をクランプするクランプ部61を有しており、こ
のクランプ部61はモータ63によって、第1搬送装置
50の移動シリンダ53の移動方向と略直交する方向に
移動可能となっている。またクランプ部61は、第1搬
送装置50の移動シリンダ53が切断装置30とは反対
側に移動した状態(図1および図6の状態)で、第1搬
送装置50のクランプ部55と相対するようになってい
る。
【0030】次に、図1および図8により第3搬送装置
70について詳細に説明する。図1に示すように、第3
搬送装置70は、第1搬送装置50の長手方向の略中央
でシリンダロッド52の下を横切ってベース100上に
配設されている。
【0031】図8に示すように、第3搬送装置70は被
覆線1をクランプするクランプ部71を有している。こ
のクランプ部71は、シリンダ73によって第1搬送装
置50の移動シリンダ53の移動方向と略直交する方向
に移動可能となっている。またクランプ部71は、第1
搬送装置50の移動シリンダ53が切断装置30側とは
反対側に移動した状態(図1の状態)で、第1搬送装置
50のクランプ部56と相対するようになっている。
【0032】次に、他側ストリップ部40b、他側圧着
部3b、クランプ装置5、および排出装置7について各
々説明する。
【0033】まず、他側ストリップ部40bは一側スト
リップ部40aと同一の構成であり、図1に示すように
第2搬送装置60のクランプ部61と相対するように配
設されている。
【0034】また、他側圧着部3bは一側圧着部3aと
同一の構成であり、図1に示すように第3搬送装置70
のクランプ部71と相対するように配設されている。
【0035】また、クランプ装置5は被覆線1をクラン
プするものであり、さらに排出装置7は加工が終わった
被覆線1をベース100の下方に排出するものである。
【0036】そして、第1搬送装置50の移動シリンダ
53が切断装置30とは反対側に移動した状態(図1の
状態)で、クランプ装置5は第1搬送装置50のクラン
プ部57と相対し、排出装置7はクランプ部58と相対
するように各々配設されている。
【0037】次に、以上のような構成よりなる本実施例
の作用について説明する。
【0038】まず、予め加工する複数種類、例えば12
種類の被覆線1が供給ステーション本体11の複数の供
給口14にそれぞれセットされる。すなわち図2に示す
ように、各供給口14に対応する挿入口13から各被覆
線1の先端部が挿入され(この際、ストッパーピン21
を持ち上げて被覆線1がストッパ22の下を通るように
する)、各被覆線1の先端部が各供給口14内を通って
各供給口14から突き出るまで送り込まれる。次に、供
給ステーション本体11が水平方向に移動して、最初に
加工する被覆線1がセットされた供給口14と導入装置
25の入口27とが位置決めされる。
【0039】次に、図2に示すように供給ステーション
10の送りローラ昇降手段18によって送りローラ装置
17が上昇し、送りローラ16と押さえローラ15との
間で被覆線1が挟持される。これと同時に、供給ステー
ション10のシリンダ20によってプッシャー19が上
昇してストッパーピン21を押し、ストッパ22による
被覆線1のクランプが解除される。
【0040】次に、ローラ装置17によってローラ16
が回転し被覆線1が供給口14方向に搬送され、被覆線
1が導入装置25の入口27から導入装置25内に導入
される。入口27から導入装置25内に入った被覆線
は、導入装置25の一対のフィードローラ29の間に挟
まれ、一対のフィードローラ29を回転させることによ
って導入装置25内を進行する。
【0041】次に、被覆線1を導入した導入装置25
は、図1の矢印Aで示すように基準位置から反時計回
りに約20度回動し、導入装置25のノズル部28が一
側ストリップ部40aに相対するようになる。そして、
導入装置25の一対のフィードローラ29が回転して被
覆線1が一側ストリップ部40aに向かって送り出さ
れ、被覆線1の先端部が一対のストリップ刃42、43
の間を通って貫通穴44内に挿入される。次に、一対の
ストリップ刃42,43が互いに切断位置まで交差して
被覆線1の先端部分を切断する。切断された被覆線1の
切断カスは、貫通穴44から図示しない吸引装置によっ
て吸引され、外部に排出される。この先端部分の切断作
業は、連結する被覆線1の最先端部分のみについて行わ
れ、以後、次の種類の被覆線1の最先端部分を切断する
まで行われない。次に、被覆線1が一対のフィードロー
ラ29によって一対のストリップ刃42,43の位置か
ら所定のストリップ長さだけ突き出して先端部が貫通穴
44内に入るまで送り出される。次に、一対のストリッ
プ刃42,43が互いにストリップ位置まで接近して被
覆線1を挟み、導入装置25がストリップシリンダ(図
示せず)によって一側ストリップ部40aから後退す
る。このことによって、被覆線1は一対のストリップ刃
42,43に対して後退し、被覆線1の先端部がストリ
ップされる。ストリップ後の被覆の残りカスは、貫通穴
44から図示しない吸引装置によって吸引され、外部に
排出される。この残りカスの通過を、通過センサ41が
感知する。
【0042】次に、導入装置25が図1の矢印Aで示
すように、約30度反時計回りに回動し、導入装置25
のノズル部28が一側圧着部3aに相対する。そして一
側圧着部3aにおいて、ストリップされた被覆線1の先
端部に対し端子が圧着される。
【0043】次に、導入装置25が図1の矢印A3で示
すように、時計回りに約50度回動して基準位置に戻
り、導入装置25のノズル部28が切断装置30に相対
する。この時、第1搬送装置50の移動シリンダ53が
切断装置30側(図1右側)に移動し、第1搬送装置5
0のクランプ部55が、導入装置25のノズル部28の
反対側で切断装置30に相対して待機する。
【0044】次に、導入装置25の一対のフィードロー
ラ29が回転し、切断装置30に対して被覆線1が送り
出される。
【0045】図4(a)(b)および図9(a)(b)
において、被覆線1の先端部は一対の切断刃31、32
の間から所定の切断長さだけ突き出すまで送り出され
る。このように送り出された被覆線1の先端部は、第1
搬送装置50のクランプ部55によってクランプされ
る。
【0046】その後、シリンダ36、37によりホルダ
33、34が駆動され、一対の切断刃31、32は互い
に近づく方向に接近する。次に被覆線1は、切断刃31
のV字状先端部31aによって保持され、その後切断刃
31の先端部31と切断刃32の先端部32aとの間で
切断される。
【0047】この場合、切断刃32の先端部32aは、
一側(図4(a)の左側)が開放された傾斜状に形成さ
れているので、一対の切断刃31、32によって切断さ
れた被覆線1は、直ちに横方向(図4(a)および図9
(b)の矢印L方向)へ逃げることができる。このため
切断後の被覆線1を横方向へ逃がすため、一対の切断刃
31、32を互いに引き離す必要はなく、切断後の被覆
線1を迅速に次工程へ搬送することができる。
【0048】すなわち、図10(a)(b)に示すよう
に、一対の切断刃31、32の先端部が31a、32a
がいずれもV字状に形成されている場合は、切断後の被
覆線1を直ちに横方向へ逃がすと、被覆線1の切断部分
が切断刃31、32のV字状先端部31a、32aに引
掛ってしまうので、切断刃31、32を互いに引き離し
た後に被覆線1を横方向へ逃がす必要がある。これに対
して本発明によれば、切断刃32の先端部32aが一側
に開放された傾斜状に形成されているため、切断後の被
覆線1を直ちに横方向へ逃がすことができる。
【0049】次に、第1搬送装置50の移動シリンダ5
3が切断装置30側とは反対側(図1左側)に移動し、
切断された被覆線1をクランプしているクランプ部55
が第2搬送装置60のクランプ部61と相対する。次
に、切断された被覆線1が第2搬送装置60のクランプ
部61でクランプされ、第1搬送装置50のクランプ部
55のクランプが解除される。その後、第1搬送装置5
0の移動シリンダ53が再び切断装置30側(図1右
側)に移動し、第1搬送装置50のクランプ部56が第
2搬送装置60のクランプ部61と相対するよう待機す
る。
【0050】次に、第2搬送装置60のモータ63が作
動し、切断された被覆線1をクランプしたクランプ部6
1が他側ストリップ部40b側に移動し、このようにし
て切断された被覆線1の後端部が他側ストリップ部40
b側に送り出される。他側ストリップ部40bにおい
て、一側ストリップ部40aと略同様の作用により、被
覆線1の後端部がストリップされる。この場合、第2搬
送装置60のクランプ部61が他側ストリップ部40b
から後退し、このことによって被覆線1も一対のストリ
ップ刃42,43から対して後退する。このようにし
て、被覆線1の後端部がストリップされる。
【0051】次に、後端部がストリップされた被覆線1
は第1搬送装置50のクランプ部56でクランプされ、
同時に第2搬送装置60のクランプ部61のクランプが
解除される。
【0052】そして、第1搬送装置50の移動シリンダ
53が切断装置30側とは反対側(図1左側)に移動
し、第1搬送装置50のクランプ部56が第3搬送装置
70のクランプ部71と相対する。次に、被覆線1が第
3搬送装置70のクランプ部71でクランプされ、第1
搬送装置50のクランプ部55によるクランプが解除さ
れる。その後、第1搬送装置50の移動シリンダ53が
切断装置30側(図1右側)に移動し、第1搬送装置5
0のクランプ部57が第3搬送装置70のクランプ部7
1と相対する。
【0053】次に、第3搬送装置70のシリンダ73が
作動し、被覆線1をクランプしたクランプ部71が他側
圧着部3b側に移動することにより、被覆線1の後端部
が他側圧着部3bに対して送り出される。そして、他側
圧着部3bにおいて、ストリップされた被覆線1の後端
部に端子が圧着され、被覆線1をクランプしたクランプ
部71が元の位置まで後退する。
【0054】次に、後端部に端子を圧着された被覆線1
が第1搬送装置50のクランプ部57でクランプされ、
同時に第3搬送装置70のクランプ部71のクランプが
解除される。
【0055】そして、第1搬送装置50の移動シリンダ
53が切断装置30側とは反対側(図1左側)に移動
し、第1搬送装置50のクランプ部57がクランプ装置
5と相対する。次に、被覆線1がクランプ装置5により
クランプされ、同時に第1搬送装置50のクランプ部5
7によるクランプが解除される。その後、第1搬送装置
50の移動シリンダ53が切断装置30側(図1右側)
に移動し、第1搬送装置50のクランプ部58がクラン
プ装置5と相対する。
【0056】次に、被覆線1が第1搬送装置50のクラ
ンプ部58でクランプされ、同時にクランプ装置5のク
ランプが解除される。
【0057】その後、第1搬送装置50の移動シリンダ
53が切断装置30側とは反対側(図1左側)に移動
し、第1搬送装置50のクランプ部58が排出装置7と
相対する。次に、第1搬送装置50のクランプ部58に
よる被覆線1のクランプが解除され、被覆線1が排出装
置7によりベース100の下方に排出される。
【0058】以上のように、第1搬送装置50の移動シ
リンダ53の移動を繰り返しながら、各クランプ部55
〜58,61,71およびクランプ装置5の間で被覆線
1を次々に受け渡して行くことにより、被覆線1を切断
装置30から排出装置7まで順次搬送することができ
る。
【0059】そして、最初に供給ステーション本体11
の供給口14と導入装置25の入口端27とを位置決め
した状態のままで以上の工程を繰り返すことにより、最
初の種類の被覆線1の両端に端子を圧着する加工が繰り
返すことができる。
【0060】加工する被覆線1を他の種類の被覆線1に
変更する場合は、まず導入装置25の一対のフィードロ
ーラ29と供給ステーション10の送りローラ16を逆
回転させて導入装置25内の被覆線1を供給ステーショ
ン本体11の供給口14内まで戻す。次に、供給ステー
ション10の送りローラ昇降手段18によって送りロー
ラ装置17を下降させ、送りローラ16を被覆線1から
離して下降させる。これと同時に、供給ステーション1
0のシリンダ20によってプッシャー19を下降させて
ストッパーピン21を下げ、ストッパ22で被覆線1を
クランプさせる。
【0061】次に、供給ステーション本体11を水平方
向に移動し、新たに加工する他の種類の被覆線1がセッ
トされた供給口14と導入装置25の入口端27とを位
置決めする。
【0062】その後、上述した工程と同様の工程を繰り
返すことにより、他の種類の被覆線1の両端に端子を順
次圧着することができる。
【0063】なお、上記実施の形態において、供給ステ
ーション10によって複数種類の被覆線1を導入装置2
5側へ供給する例を示したが、供給ステーション10に
よって一種類の被覆線1を導入装置25側へ供給するよ
う構成してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、迅
速かつ確実に被覆線の両端圧着処理を行なうことができ
る。また切断装置の一方の切断刃は先端部がV字状とな
っており、他方の切断刃は、先端部が一側が開放された
傾斜状に形成されているので、切断後の被覆線を他方の
切断刃の一側から横方向に逃がすことができる。このた
め被覆線を迅速に次工程へ搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による被覆線の両端圧着装置の一実施例
を示す平面図。
【図2】図1に示す被覆線の両端圧着装置の、供給ステ
ーションの内部構造を示す横断面図。
【図3】図2に示す供給ステーションの内部構造のIII
−III 線断面拡大図。
【図4】図1に示す被覆線の両端圧着装置の切断装置を
示す斜視図。
【図5】図1に示す被覆線の両端圧着装置の一側ストリ
ップ部または他側ストリップ部を示す斜視図。
【図6】図1に示す被覆線の両端圧着装置の第1搬送装
置を示す側面図。
【図7】図1に示す被覆線の両端圧着装置の第2搬送装
置を示す側面図。
【図8】図1に示す被覆線の両端圧着装置の第3搬送装
置を示す立面図。
【図9】本発明による切断装置の要部を示す図。
【図10】一対の切断刃がいずれもV字状の先端部を有
する状態を示す図。
【符号の説明】
1 被覆線 3a 第1圧着部 3b 第2圧着部 10 供給ステーション 14 供給口 25 導入装置 30 切断装置 31、32 切断刃 31a、32a 先端部 33、34 ホルダ 36、37 シリンダ 40a 第1ストリップ部 40b 第2ストリップ部 50 第1搬送装置 60 第2搬送装置 70 第3搬送装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆線を切断する切断装置と、 切断された被覆線の先端部をストリップする一側ストリ
    ップ部と、 ストリップされた被覆線の先端部に端子を圧着する一側
    圧着部と、 被覆線を導入して送り出すとともに、前記切断装置、前
    記一側ストリップ部、および前記一側圧着部まで被覆線
    を順次搬送する導入装置と、 切断された被覆線の後端部をストリップする他側ストリ
    ップ部と、 ストリップされた被覆線の後端部に端子を圧着する他側
    圧着部と、 前記切断装置によって後端部が切断された被覆線を、前
    記他側ストリップ部および他側圧着部まで順次搬送する
    搬送装置と、 前記導入装置の入口側に設けられ、被覆線を導入装置へ
    供給する供給ステーションと、を備えたことを特徴とす
    る被覆線の両端圧着装置。
  2. 【請求項2】切断装置は一対の切断刃と、各切断刃を保
    持するホルダと、少なくとも一方のホルダを駆動する駆
    動部とを有し、一対の切断刃の一方の先端部は中央が引
    込むV字状に形成され、他方の先端部は一側が開放され
    た傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の両端圧着装置。
  3. 【請求項3】一対の切断刃と、 各切断刃を保持するホルダと、 少なくとも一方のホルダを駆動する駆動部とを備え、 一対の切断刃の一方の先端部は中央が引込むV字状に形
    成され、他方の先端部は一側が開放された傾斜状に形成
    されていることを特徴とする切断装置。
JP8142944A 1996-06-05 1996-06-05 被覆線の両端圧着装置および切断装置 Pending JPH09326286A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2004201912B2 (en) * 1999-06-30 2006-12-07 Apptitude Acquisition Corporation A packet processor
JP2010262877A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Japan Automat Mach Co Ltd 端子圧着電線製造装置及び端子圧着電線製造方法

Cited By (2)

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