JP2711700B2 - スクータ型車輌の収納箱装置 - Google Patents

スクータ型車輌の収納箱装置

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JP2711700B2
JP2711700B2 JP63310044A JP31004488A JP2711700B2 JP 2711700 B2 JP2711700 B2 JP 2711700B2 JP 63310044 A JP63310044 A JP 63310044A JP 31004488 A JP31004488 A JP 31004488A JP 2711700 B2 JP2711700 B2 JP 2711700B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、運転シートの下方にヘルメットなどの荷物
を収納する収納箱を備えるスクータ型車輛の収納箱装置
に関するものである。
(発明の背景) スクータ型車輛において、運転シートの下方に比較的
大型の収納箱を設け、ここにヘルメットなどの荷物を収
納可能としたものが公知である。この場合収納箱の開口
は運転シートによって塞がれ、この運転シートを開くこ
とにより荷物の出し入れが可能となる。
この収納箱の内面には不織布などの保護材を設け、収
納される荷物が収納箱に直接当って傷が付くのを防ぎ荷
物を保護するようにしたものがあるが、従来はこの保護
材を接着剤で貼着していた。ここに用いていた従来の保
護材は剛性が小さく腰が弱いものであったため、保護材
が収納箱内面から剥れて収納箱の内側へ倒れ込み易いば
かりでなく、収納箱の特に左右の上縁が露出してこの上
縁に荷物を当てて傷付け易いなどの問題があった。
また収納箱の開口幅は運転シートの幅よりも小さく制
限されるが、収納箱の幅はこの運転シートの幅の範囲内
でできるだけ大きくしてヘルメットなどの収納を容易に
するのが望ましい。さらに収納箱の雨水が入るのを防ぐ
シール性も良くすることが求められる。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
保護材が剥れて収納箱内に倒れ込んだり収納箱の左右上
縁が露出したりせず、ここに荷物を当てて荷物に傷を付
けるおそれがなく、収納箱の開口幅も十分に拡大するこ
とができ、シール箱のシール性も良いスクータ型車輛の
収納箱装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、後輪の上方に位置し上方
に向って開いた荷物の収納箱と、この収納箱の上方に位
置しこの収納箱を開閉する運転シートと、前記運転シー
トの左右側下縁から下方にのび前記収納箱の側方を覆う
サイドカバーとを備えるスクータ型車輛において、前記
収納箱の内面にほぼ密着しその上縁が略全周に亘って外
側へフランジ状に折返された保護材を樹脂を含浸させた
成形可能な不織布により成形し、この保護材の左右の上
縁で前記収納箱の左右の側壁の上縁を上から覆う一方、
前記サイドカバーの左右の側壁を前記保護材の左右の上
縁より上方へ延出させると共にこの保護材の左右の上縁
に平面視近接させて前記運転シートのシート底板にシー
ル材を介して当接可能としたことを特徴とするスクータ
型車輛の収納箱装置、により達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその一
部拡大断面図、第3図は収納箱付近の平面図、第4図は
この収納箱の後部の固定部付近の断面図、第5図は収納
箱内に入る保護材の平面図、第6図はこの保護材の固定
部の1つの拡大斜視図、第7図はそのVII−VII線断面
図、また第8図はヘルメットホルダ部分の平面図、第9
図は同じく側面図である。
第1図において符号10は車体フレームであり操向軸筒
12から斜下後方へのびるメインチューブ14と、このメイ
ンチューブ14に前端が固着された左右一対のリヤチュー
ブ16(第4図参照)とを有する。リヤチューブ16はその
中間付近で斜上後方へ折曲された後ほぼ水平に後方への
びている。メインチューブ14下部とリヤチューブ16前部
との接続部分付近には水平な足置台18が設けられてい
る。足置台18の前端からは上方に起立するレッグシール
ド20が形成され、このレッグシールド20内に操向軸筒12
が位置する。この操向軸筒12には前フォーク22が保持さ
れ、その下端に操向前輪24が保持されている。26は操向
ハンドルである。
30は動力ユニットであり、強制空冷式2サイクル単気
筒エンジン32と、このエンジン32の一側から後方へのび
る伝動ケース34とを備え、伝動ケース34の後端に駆動後
輪36を保持したものである。伝動ケース34内にはVベル
ト無段変速機が収容され、エンジン32の出力はこの変速
機を介して後輪36に伝えられる。動力ユニット30は、エ
ンジン32のクランクケース上面がリンクを介してリヤチ
ューブ16のブラケット16aに軸支される一方、伝動ケー
ス34の後端がクッションユニット38により弾性的に支持
されている。
40は荷物の収納箱であり、十分な強度を有するようポ
リプロピレン等の合成樹脂をガラス繊維で強化した材料
で作られている。この収納箱40はヘルメット42をその頂
部を下にして上から収納できるように作られ、その底部
内側には工具などの収納部44が、また底部外側には電池
収納部46がそれぞれ一体成形されている(第2図)。ま
た左右の壁の上縁は大きく切欠かれ、後記するサイドカ
バー70の横幅を減少させている。この収納箱40はその前
方寄りの底部と後部の開口縁部とで車体フレーム10に剛
直に固定される。すなわち収納箱40の前部は、左右のリ
ヤチューブ16に掛渡されたクロスメンバ48に当接して収
納箱40の内部から左右2個所でねじ止めされる。また収
納箱40の後部には略水平なシート荷重受部50が一体成形
され、この荷重受部50の下方には後方から見て略門型の
タワー52がリヤチューブ16に溶接され、荷重受部50はシ
ートロック54を挟んで2本の長ボルト56、56によりタワ
ー52に固定される(第4図参照)。
58は燃料タンクであり、このタンク58は第2図に示す
ようにその前部がタワー52の内側を通り収納箱40の平面
視円弧状の後壁に沿って膨出し、その容量増大が図られ
ている。このタンク58は板金プレス製の前後一対の半体
を接合したもので、その合面60は第2図のように斜めに
されてタンク58前部の膨出部の容量増大を図りつつプレ
スの型抜きを可能とする。この合面60の上部はタワー52
に成形した取付部62に2本のボルトで固定され、この合
面62の下部は左右のリヤチューブ16後端をつなぐクロス
メンバ64に左右2本のボルトで固定されている。
66はクロスメンバ64に固定された起立板である。この
起立板66の上端には荷台68の下取付部68aが固定されて
いる。荷台68の左右一対の上取付部68bは、第4図に示
すように収納箱40の荷重受部50と共に長ボルト56、56に
共締め固定される。
70はサイドカバーである。このサイドカバー70は収納
箱40の周囲を囲むように合成樹脂で一体成形され、その
前部は足置台18ひ滑らかに連続する一方、その後部は荷
台68の前部下方で略水平となる平坦部72となっている。
前記燃料タンク58の給油口58aは、このサイドカバー70
の平坦部72に設けた開口から荷台68の積荷部分(すなわ
ち起立するグリップ部68cの後方)の前方下方に臨み、
この給油口58aにはワンプッシュ装着式の燃料キャップ7
4が取付けられる。なお給油口58aの周囲には平坦部72と
タンク58との間に挟まれるように筒状の耐油性シール材
76が装着されている。このシール材76の給油時にこぼれ
る燃料がサイドカバー70内に流入するのを防止する。
78は収納箱40の内面にほぼ密着して装着される保護材
であり、収容する荷物特にヘルメット外面に傷が付くの
を防止するものである。この保護材78はポリエステルか
らなるシートにポリプロピレン樹脂を含浸させ不織布を
重ねて熱を加えながらロール掛けした成形可能な不織布
で作られ、収納箱40の内面にほぼ沿う形状にプレス絞り
加工により成形されている。保護材78の上縁は外側に折
返されたフランジ状とされ、このフランジ状部分には第
5図に示すように合計7個の爪部80(80a〜g)が形成
されている。これらの爪部80は下方に折返されて収納箱
40およびサイドカバー70に形成した爪孔82(82a〜g)
に差込まれるようになっている。すなわち第3図に示す
ように収納箱40の前縁と荷重受部50には爪孔82a、82d、
82eが形成される一方、サイドカバー70には爪孔82b、82
c、82f、82g(82f,82gは図示せず)が形成されている。
第6、7図はサイドカバー70の爪孔82bへ爪80bを固定す
る様子を示し、各爪80は第7図のように爪孔82に挿入さ
れて固定される。ここに爪80は成形可能な比較的固い不
織布製なので、爪孔82に挿入されるとしっかりと固定可
能である。
なお収納箱40の左右の側壁の上縁は前記したように大
きく切欠かれているが、保護材78の左右両側壁はこの収
納箱40の切欠きよりも上方へ延出してその上縁が外側へ
折返されている(第2図参照)。このため収納箱40の実
質的な開口寸法はこの保護材78の開口寸法となる。
84は運転シート、86はこの運転シート84のシート底板
86であり、シート底板86の前端下面は収納箱40前端に軸
88により連結されている。シート底板86の後部には、前
記収納箱40のシート荷重受部50に当接する左右一対の着
座部90(第2図に一方のみ図示)が一体成形されてい
る。この着座部90の着座位置は、第3図に仮想線90aで
示されている。またシート底板86の両着座部90間からは
U字型のフック92が垂下し、このフック92は収納箱40の
荷重受部50に設けた窓を通りシートロック54に係脱する
ようになっている。シート底板86には前記サイドカバー
70の左右上縁および後上縁に対向するリブ94が下方に向
けて突設され、このリブ94にはゴム製の帯状のシール材
96が取付けられている。
従って運転シート84を第2図の閉位置にすれば、シー
ト材96がサイドカバー70の開口縁に上方から押圧されて
収納箱40内への雨水等の浸入を防ぐ一方、フック92がシ
ートロック54にロックされる。この結果収納箱40は運転
シート84により閉じられる。フック92をシートロック54
からキーにより解放すれば運転シート84は上方へ回動
し、収納箱40を開いてヘルメット92などの荷物の出し入
れが可能になる。
この実施例では収納箱40に装着する保護材78の縁の爪
80を形成し、この爪80をサイドカバー70に設けた爪孔82
b、82c、82f、82gに挿入して固定しているが、本発明は
種々の方法でサイドカバー上縁に固定したものを含む。
例えば保護材の上縁をサイドカバー上縁と収納箱との間
に挟んでこれらをビスで共締めするなどの固定法も可能
である。
なお収納箱40の左前縁の上面には第3図に示す縦に深
い小孔98が形成され、この小孔98には第8、9図に示す
ヘルメットホルダ100が圧入固定されている。このホル
ダ100は金属棒を略S形に折曲したもので、非常に構造
が簡単である。
(発明の効果) 本発明は以上のように、樹脂を含浸させた成形可能な
不織布を用いて保護材を作ったから、比較的固く剛性の
高いものとなり、その上縁を略全周に亘って外側へフラ
ンジ状に折返したものであるから、その剛性はさらに増
大する。このため接着剤で収納箱内面に貼着するものの
ように保護材が剥れたり保護材が収納箱の内側へ倒れ込
んだりすることがない。また収納箱の左右の側壁の上縁
を保護材で上から覆うから、収納箱の左右上縁が露出す
ることなく保護材で覆われるから荷物を収納箱上縁に当
てて傷めるおそれがない。さらに、サイドカバーの左右
側壁は保護材より上方へ延出させると共に平面視でこの
保護材の上縁に近接させこのサイドカバーの上縁をシー
ト底板にシール材を介して当接可能としたから、収納箱
の幅を運転シートの幅の範囲内で十分に拡大できる。こ
こにシール材は保護材に直接当接しないから、保護材が
雨水にぬれることがない。保護材は不織布なので水にぬ
れると収納箱内へ水が滲み込むことになるが、この発明
によればこのようなことがなく、シール性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその一部
拡大断面図、第3図は収納箱付近の平面図、第4図はこ
の収納箱の後部の固定部付近の断面図、第5図は収納箱
内に入る保護材の平面図、第6図はこの保護材の固定部
の1つの拡大斜視図、第7図はそのVII−VII線断面図、
また第8図はヘルメットホルダ部分の平面図、第9図は
同じく側面図である。 36……後輪、 40……収納箱、 70……サイドカバー、 78……保護材、 84……運転シート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後輪の上方に位置し上方に向って開いた荷
    物の収納箱と、この収納箱の上方に位置しこの収納箱を
    開閉する運転シートと、前記運転シートの左右側下縁か
    ら下方にのび前記収納箱の側方を覆うサイドカバーとを
    備えるスクータ型車輛において、 前記収納箱の内面にほぼ密着しその上縁が略全周に亘っ
    て外側へフランジ状に折返された保護材を樹脂を含浸さ
    せた成形可能な不織布により成形し、この保護材の左右
    の上縁で前記収納箱の左右の側壁の上縁を上から覆う一
    方、前記サイドカバーの左右の側壁を前記保護材の左右
    の上縁より上方へ延出させると共にこの保護材の左右の
    上縁に平面視近接させて前記運転シートのシート底板に
    シール材を介して当接可能としたことを特徴とするスク
    ータ型車輛の収納箱装置。
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