JP2710068B2 - スクータ型車輛の収納箱装置 - Google Patents

スクータ型車輛の収納箱装置

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JP2710068B2
JP2710068B2 JP1065530A JP6553089A JP2710068B2 JP 2710068 B2 JP2710068 B2 JP 2710068B2 JP 1065530 A JP1065530 A JP 1065530A JP 6553089 A JP6553089 A JP 6553089A JP 2710068 B2 JP2710068 B2 JP 2710068B2
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博幸 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、運転シートの下方にヘルメットなどの荷物
を収納する収納箱を備えるスクータ型車輛の収納箱装置
に関するものである。
(発明の背景) スクータ型車輛において、運転シートの下方に比較的
大型の収納箱を設け、ここにヘルメットなどの荷物を収
納可能としたものが公知である。この場合収納箱の開口
は運転シートによって塞がれ、この運転シートを開くこ
とにより荷物の出し入れが可能となる。
一方このような車輛では通常運転シートの後方に荷台
を設けるが、この荷台の前端を収納箱の後部に一体成形
した荷重受部に固定することが考えられている。しかし
この場合には雨中走行時や雨中駐車時に、雨水が荷台を
伝わって荷台の前端が固定される荷重受部へ流れ、さら
にこの荷重受部から収納箱内に流れ込むという問題が生
じ得る。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
収納箱の後端開口縁に一体形成した荷重受部上面に、荷
台の前端を固定した場合に、荷台を伝わる雨水が荷重受
部から収納箱内に流れ込むのを防止することができるス
クータ型車輛の収納箱装置を提供することを目的とす
る。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、後輪の上方に位置し上方
に向って開いた荷物の収納箱と、この収納箱の上方に位
置しこの収納箱を開閉する運転シートと、前記運転シー
トの後方に配設された荷台とを備えるスクータ型車輛に
おいて、前記収納箱の後端開口縁に一体成形した荷重受
部の略水平な上面に前記荷台の前端取付部を固定し、前
記荷重受部上面にはこの荷台の前端取付部付近から前記
荷重受部の後縁に開く導水溝を形成したことを特徴とす
るスクータ型車輛の収納箱装置により達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその一
部拡大断面図、第3図は収納箱付近の平面図、第4図は
この収納箱の後部の固定部付近の断面図、第5図は収納
箱内に入る保護材の平面図、第6図は導水溝付近の拡大
断面図である。
第1図において符号10は車体フレームであり操向軸筒
12から斜下後方へのびるメインチューブ14と、このメイ
ンチューブ14に前端が固着された左右一対のリヤチュー
ブ16(第4図参照)とを有する。リヤチューブ16はその
中間付近で斜上後方へ折曲された後ほぼ水平に後方への
びている。メインチューブ14下部とリヤチューブ16前部
との接続部分付近には水平な足置台18が設けられてい
る。足置台18の前端からは上方に起立するレッグシール
ド20が形成され、このレッグシールド20内に操向軸筒12
が位置する。この操向軸筒12には前フォーク22が保持さ
れ、その下端に操向前輪24が保持されている。26は操向
ハンドルである。
30は動力ユニットであり、強制空冷式2サイクル単気
筒エンジン32と、このエンジン32の一側から後方へのび
る伝動ケース34とを備え、伝動ケース34の後端に駆動後
輪36を保持したものである。伝動ケース34内にはVベル
ト無段変速機が収容され、エンジン32の出力はこの変速
機を介して後輪36に伝えられる。動力ユニット30は、エ
ンジン32のクランクケース上面がリンクを介してリヤチ
ューブ16のブラケット16aに軸支される一方、伝動ケー
ス34の後端がクッションユニット38により弾性的に支持
されている。
40は荷物の収納箱であり、十分な強度を有するようポ
リプロピレン等の合成樹脂をガラス繊維で強化した材料
で作られている。この収納箱40はヘルメット42をその頂
部を下にして上から収納できるように作られ、その底部
内側には工具などの収納部44が、また底部外側には電池
収納部46がそれぞれ一体成形されている(第2図)。ま
た左右の壁の上縁は大きく切欠かれ、後記するサイドカ
バー70の横幅を減少させている。この収納箱40はその前
方寄りの底部と後部の開口縁部とで車体フレーム10に剛
直に固定される。すなわち収納箱40の前部は、左右のリ
ヤチューブ16に掛渡されたクロスメンバ48に当接して収
納箱40の内部から左右2個所でねじ止めされる。また収
納箱40の後部開口縁には略水平なシート荷重受部50が一
体成形され、この荷重受部50の下方には後方から見て略
門型のタワー52がリヤチューブ16に溶接され、荷重受部
50はシートロック54を挟んで2本の長ボルト56、56によ
り後記荷台68と共にタワー52に固定される(第4図参
照)。なお長ボルト56は中間に一体成形されたナットを
持ち、このナットの下面とタワー52との間にシートロッ
ク54が挟持される。
58は燃料タンクであり、このタンク58は第2図に示す
ようにその前部がタワー52の内側を通り収納箱40の平面
視円弧状の後壁に沿って膨出し、その容量増大が図られ
ている。このタンク58は板金プレス製の前後一対の半体
を接合したもので、その合面60は第2図のように斜めに
されてタンク58前部の膨出部の容量増大を図りつつプレ
スの型抜きを可能とする。この合面60の上部はタワー52
に成形した取付部62に2本のボルトで固定され、また合
面60の下部は左右のリヤチューブ16後端をつなぐクロス
メンバ64に左右2本のボルトで固定されている。
66はクロスメンバ64に固定された起立板である。この
起立板66の上端には荷台68の下取付部68aが固定されて
いる。荷台68の上面は第1、2付から明らかなように前
が僅かに低くなるように傾斜し、その左右一対の前端取
付部68bは、第4図に示すように収納箱40の荷重受部50
と共に長ボルト56、56の中間のナットより上に共締め固
定される。
68は荷台であり、その前端は板状にプレスされて前記
長ボルト56の上部に固定されている。すなわち長ボルト
56の中間ナットと上端に螺入されるナットとの間には、
前記荷重受部50と荷台68前端のプレス部とが挾持されて
いる。
ここに荷重受部50の上面には、荷台68の前端取付部68
b付近から荷重受部50の後縁に開く左右一対の導水溝69
(69a、69b)が形成されている。これらの導水溝69は第
3、4図に示すように荷台68の前端取付部68bに至る部
分の形状に沿って湾曲している。
70はサイドカバーである。このサイドカバー70は収納
箱40の周囲を囲むように合成樹脂で一体成形され、その
前部は足置台18に滑らかに連続する一方、その後部は荷
台68の前部下方で略水平となる平坦部72となっている。
前記燃料タンク58の給油口58aは、このサイドカバー70
の平坦部72に設けた開口から荷台68の積荷部分(すなわ
ち起立するグリップ部68cの後方)の前方下方に臨み、
この給油口58aにはワンプッシュ装着式の燃料キャップ7
4が取付けられる。なお給油口58aの周囲には平坦部72と
タンク58との間に挟まれるように筒状の耐油性シール材
76が装着されている。このシール材76は給油時にこぼれ
る燃料がサイドカバー70内に流入するのを防止する。
78は収納箱40の内面にほぼ密着して装着される保護材
であり、収容する荷物特にヘルメット外面に傷が付くの
を防止するものである。この保護材78はポリエステルか
らなるシートにポリプロピレン樹脂を含浸させ不織布を
重ねて熱を加えながらロール掛けした成形可能な不織布
で作られ、収納箱40の内面にほぼ沿う形状にプレス絞り
加工により成形されている。保護材78の上縁は外側に折
返されたフランジ状とされ、このフランジ状部分には第
5図に示すように合計7個の爪部80(80a〜g)が形成
されている。これらの爪部80は下方に折返されて収納箱
40およびサイドカバー70に形成した7個の爪孔82(82a
〜eのみ図示)に差込まれるようになっている。各爪80
は対応する爪孔82に挿入されて固定される。ここに爪80
は成形可能な比較的固い不織布製なので、爪孔82に挿入
されるとしっかりと固定可能である。
84は運転シート、86はこの運転シート84のシート底板
86であり、シート底板86の前端下面は収納箱40前端に軸
88により連結されている。シート底板86の後部には、前
記収納箱40のシート荷重受部50に当接する左右一対の着
座部90(第2図に一方のみ図示)が一体成形されてい
る。この着座部90の着座位置は、第3図に仮想線90aで
示されている。またシート底板86の両着座部90間からは
U字型のフック92が垂下し、このフック92は収納箱40の
荷重受部50に設けた窓を通りシートロック54に係脱する
ようになっている。シート底板86には前記サイドカバー
70の左右上縁および後上縁に対向するリブ94が下方に向
けて突設され、このリブ94にはゴム製の帯状のシール材
96が取付けられている。
次に本発明の作用を説明する。雨中停車時あるいは雨
中走行時に、荷台68に付いた雨水が荷台68の傾斜により
その前端取付部68bに向って流れるが、荷重受部50の上
面には導水溝69が形成されているので、この雨水はこの
導水溝69に入り、荷重受部50の後縁から落下する。この
ため荷台68を伝わって流れる雨水は収納箱40内に入るこ
とがない。
また運転シート84を第2図に示す閉位置にし、フック
92をシートロック54にロックすれば、シール材96がサイ
ドカバー70の開口縁に上方から押圧されてシールされる
から、運転シート84の下縁付近から収納箱40内へ雨水が
浸入することもない。
(発明の効果) 本発明は以上のように、収納箱の後端開口縁に一体成
形した荷重受部に、荷台の前端取付部を固定する場合
に、この荷重受部上面にこの荷台の前端取付部付近から
荷重受部後縁に向って開く導水溝を形成したものである
から、荷台に伝わってその前端取付部に流れ込む雨水
は、この導水溝に導かれて荷重受部の後方に向って流
れ、荷重受部後縁から落下する。このため収納箱内に雨
水が入ることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその一部
拡大断面図、第3図は収納箱付近の平面図、第4図はこ
の収納箱の後部の固定部付近の断面図、第5図は収納箱
内に入る保護材の平面図、第6図は導水溝付近の拡大断
面図である。 36……後輪、40……収納箱、 50……荷重受部、68……荷台、 68b……前端取付部、 69……導水溝、84……運転シート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後輪の上方に位置し上方に向って開いた荷
    物の収納箱と、この収納箱の上方に位置しこの収納箱を
    開閉する運転シートと、前記運転シートの後方に配設さ
    れた荷台とを備えるスクータ型車輛において、 前記収納箱の後端開口縁に一体成形した荷重受部の略水
    平な上面に、前記荷台の前端取付部を固定し、前記荷重
    受部上面にはこの荷台の前端取付部付近から前記荷重受
    部の後縁に開く導水溝を形成したことを特徴とするスク
    ータ型車輛の収納箱装置。
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