JP2722088B2 - スクータ型車輌の尾灯取付装置 - Google Patents
スクータ型車輌の尾灯取付装置Info
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- JP2722088B2 JP2722088B2 JP63310048A JP31004888A JP2722088B2 JP 2722088 B2 JP2722088 B2 JP 2722088B2 JP 63310048 A JP63310048 A JP 63310048A JP 31004888 A JP31004888 A JP 31004888A JP 2722088 B2 JP2722088 B2 JP 2722088B2
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Landscapes
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、運転シートの下方をサイドカバーで覆った
スクータ型車輌における尾灯取付装置に関するものであ
る。
スクータ型車輌における尾灯取付装置に関するものであ
る。
(発明の背景) 運転シートの下方をサイドカバーで覆い、このサイド
カバー内あるいはサイドカバーの下方に後輪やエンジン
を位置させたスクータ型車輌が公知である。この種の車
輌ではサイドカバー内に円陣の熱気がこもり易いという
問題があった。
カバー内あるいはサイドカバーの下方に後輪やエンジン
を位置させたスクータ型車輌が公知である。この種の車
輌ではサイドカバー内に円陣の熱気がこもり易いという
問題があった。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
サイドカバー内の換気を良好にしてサイドカバー内に熱
気がこもるのを防ぐようにしたスクータ型車輌の尾灯取
付装置を提供することを目的とする。
サイドカバー内の換気を良好にしてサイドカバー内に熱
気がこもるのを防ぐようにしたスクータ型車輌の尾灯取
付装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、運転シートの下側方およ
び後方をサイドカバーで覆ったスクータ型車両におい
て、前記サイドカバーの後部を前記運転シートの後方で
ほぼ水平にのばし前記サイドカバーの後上端から下方を
後方に向って開口させ、この開口を尾灯基板とこの尾灯
基板に一体成形されかつ尾灯の上方へ延出する立壁とで
形成される終端板で塞ぐ一方、前記終端板の周縁を前方
へ折曲させた折曲部の外周と前記サイドカバーの開口内
周との間に、後方を指向して開き前記サイドカバー内の
空気を後方へ排出する間隙を形成したことを特徴とする
スクータ型車輌の尾灯取付装置、により達成される。
び後方をサイドカバーで覆ったスクータ型車両におい
て、前記サイドカバーの後部を前記運転シートの後方で
ほぼ水平にのばし前記サイドカバーの後上端から下方を
後方に向って開口させ、この開口を尾灯基板とこの尾灯
基板に一体成形されかつ尾灯の上方へ延出する立壁とで
形成される終端板で塞ぐ一方、前記終端板の周縁を前方
へ折曲させた折曲部の外周と前記サイドカバーの開口内
周との間に、後方を指向して開き前記サイドカバー内の
空気を後方へ排出する間隙を形成したことを特徴とする
スクータ型車輌の尾灯取付装置、により達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその一
部拡大断面図、第3図は尾灯付近の平面図、第4図は終
端板の固定構造を示す側断面図、第5図は終端板の支持
ブラケットを示す図、第6図は終端板の背面図である。
部拡大断面図、第3図は尾灯付近の平面図、第4図は終
端板の固定構造を示す側断面図、第5図は終端板の支持
ブラケットを示す図、第6図は終端板の背面図である。
第1図において符号10は車体フレームであり、操向軸
筒12から斜下後方へのびるメインチューブ14と、このメ
インチューブ14に前端が固着された左右一対のリヤチュ
ーブ16(一方のみ図示)とを有する。リヤチューブ16は
その中間付近で斜上後方へ折曲された後ほぼ水平に後方
へのびている。メインチューブ14下部とリヤチューブ16
前部との接続部分付近には水平な足置台18が設けられて
いる。足置台18の前端からは上方に起立するレッグシー
ルド20が形成され、このレッグシールド20内に操向軸筒
12が位置する。この操向軸筒12には前フォーク22が保持
され、その下端に操向前輪24が保持されている。26は操
向ハンドルである。
筒12から斜下後方へのびるメインチューブ14と、このメ
インチューブ14に前端が固着された左右一対のリヤチュ
ーブ16(一方のみ図示)とを有する。リヤチューブ16は
その中間付近で斜上後方へ折曲された後ほぼ水平に後方
へのびている。メインチューブ14下部とリヤチューブ16
前部との接続部分付近には水平な足置台18が設けられて
いる。足置台18の前端からは上方に起立するレッグシー
ルド20が形成され、このレッグシールド20内に操向軸筒
12が位置する。この操向軸筒12には前フォーク22が保持
され、その下端に操向前輪24が保持されている。26は操
向ハンドルである。
30は動力ユニットであり、強制空冷式2サイクル単気
筒エンジン32と、このエンジン32の一側から後方へのび
る伝動ケース34とを備え、伝動ケース34の後端に駆動後
輪36を保持したものである。伝動ケース34内にはVベル
ト無段変速機が収容され、エンジン32の出力はこの変速
機を介して後輪36に伝えられる。動力ユニット30は、エ
ンジン32のクランクケース上面がリンクを介してリヤチ
ューブ16のブラケット16aに軸支される一方、伝動ケー
ス34の後端がクッションユニット38により弾性的に支持
されている。
筒エンジン32と、このエンジン32の一側から後方へのび
る伝動ケース34とを備え、伝動ケース34の後端に駆動後
輪36を保持したものである。伝動ケース34内にはVベル
ト無段変速機が収容され、エンジン32の出力はこの変速
機を介して後輪36に伝えられる。動力ユニット30は、エ
ンジン32のクランクケース上面がリンクを介してリヤチ
ューブ16のブラケット16aに軸支される一方、伝動ケー
ス34の後端がクッションユニット38により弾性的に支持
されている。
40は荷物の収納箱であり、十分な強度を有するようポ
リプロピレン等の合成樹脂をガラス繊維で強化した材料
で作られている。この収納箱40はヘルメット42をその頂
部を下にして上から収納できるように作られ、その底部
内側には工具などの収納部44が、また底部外側には電池
収納部46がそれぞれ一体成形されている(第2図)。ま
た左右の壁の上縁は大きく切欠かれ、後記するサイドカ
バー70の横幅を減少させている。この収納箱40はその前
方寄りの底部と後部の開口縁部とで車体フレーム10に剛
長に固定される。すなわち収納箱40の前部は、左右のリ
ヤチューブ16に掛渡されたクロスメンバ48に当接して収
納箱40の内部から左右2個所でねじ止めされる。また収
納箱40の後部には略水平なシート荷重受部50が一体成形
され、この荷重受部50の下方には後方から見て略門型の
タワー52がリヤチューブ16に溶接され、荷重受部50はシ
ートロック54を挟んで2本の長ボルトによりタワー52に
固定される(第4図)。
リプロピレン等の合成樹脂をガラス繊維で強化した材料
で作られている。この収納箱40はヘルメット42をその頂
部を下にして上から収納できるように作られ、その底部
内側には工具などの収納部44が、また底部外側には電池
収納部46がそれぞれ一体成形されている(第2図)。ま
た左右の壁の上縁は大きく切欠かれ、後記するサイドカ
バー70の横幅を減少させている。この収納箱40はその前
方寄りの底部と後部の開口縁部とで車体フレーム10に剛
長に固定される。すなわち収納箱40の前部は、左右のリ
ヤチューブ16に掛渡されたクロスメンバ48に当接して収
納箱40の内部から左右2個所でねじ止めされる。また収
納箱40の後部には略水平なシート荷重受部50が一体成形
され、この荷重受部50の下方には後方から見て略門型の
タワー52がリヤチューブ16に溶接され、荷重受部50はシ
ートロック54を挟んで2本の長ボルトによりタワー52に
固定される(第4図)。
58は燃料タンクであり、このタンク58は第2図に示す
ようにその前部がタワー52の内側を通り収納箱40の平面
視円弧状の後壁に沿って膨出し、その容量増大が図られ
ている。このタンク58は板金プレス製の前後一対の半体
を接合したもので、その合面60は第2図のように斜めに
されてタンク58前部の膨出部の容量を最大限に増大可能
にする向きにプレスの型抜きを可能とする。この合面60
の上部はタワー52に成形した取付部62に2本のボルトで
固定され、また合面60の下部は左右のリヤチューブ16後
端をつなぐクロスメンバ64に左右2本のボルトで固定さ
れている(第4図参照)。
ようにその前部がタワー52の内側を通り収納箱40の平面
視円弧状の後壁に沿って膨出し、その容量増大が図られ
ている。このタンク58は板金プレス製の前後一対の半体
を接合したもので、その合面60は第2図のように斜めに
されてタンク58前部の膨出部の容量を最大限に増大可能
にする向きにプレスの型抜きを可能とする。この合面60
の上部はタワー52に成形した取付部62に2本のボルトで
固定され、また合面60の下部は左右のリヤチューブ16後
端をつなぐクロスメンバ64に左右2本のボルトで固定さ
れている(第4図参照)。
66はクロスメンバ64に固定されて起立するブラケット
であり、このブラケット66に後記の終端板98が固定され
る。この終端板固定用のブラケット66は第5図に示すよ
うに略三角形であり、その下辺の3点A、B、Cが前記
クロスメンバ64にねじ止めされる。なお中央のねじ孔B
は他のねじ孔A、よりも後方に位置することは第4図に
示すとおりである。またこのブラケット66の上端にはね
じ孔Dと、その下方に順次上向きの係合爪Eと、ランプ
孔Fとが形成されている。ねじ孔Dには荷台68の下取付
部68aが固定される。荷台68の左右一対の上取付部68b
は、第4図に示すように収納箱40の荷重受部50と共に長
ボルトに共締め固定される。
であり、このブラケット66に後記の終端板98が固定され
る。この終端板固定用のブラケット66は第5図に示すよ
うに略三角形であり、その下辺の3点A、B、Cが前記
クロスメンバ64にねじ止めされる。なお中央のねじ孔B
は他のねじ孔A、よりも後方に位置することは第4図に
示すとおりである。またこのブラケット66の上端にはね
じ孔Dと、その下方に順次上向きの係合爪Eと、ランプ
孔Fとが形成されている。ねじ孔Dには荷台68の下取付
部68aが固定される。荷台68の左右一対の上取付部68b
は、第4図に示すように収納箱40の荷重受部50と共に長
ボルトに共締め固定される。
70はサイドカバーである。このサイドカバー70は収納
箱40の周囲を囲むように合成樹脂で一体成形され、その
前部は足置台18に滑らかに連続する一方、その後部はそ
の上面が荷台68の前部下方すなわち後記する運転シート
84の後方で略水平となる平坦部72となって後方に向って
大きく開口しているいる。前記燃料タンク58の給油口58
aは、このサイドカバー70の平坦部72に設けた開口から
荷台68の積荷部分(すなわち起立するグリップ部68cの
後方)の前方下方に臨み、この給油口58aにはワンプッ
シュ装着式の燃料キャップ74が取付けられる。なお給油
口58aの周囲には平坦部72とタンク58との間に挟まれる
ように筒樹の耐油性シール材76が装着されている(第2
図)。このシール材76は給油時にこぼれる燃料がサイド
カバー70内に流入するのを防止する。
箱40の周囲を囲むように合成樹脂で一体成形され、その
前部は足置台18に滑らかに連続する一方、その後部はそ
の上面が荷台68の前部下方すなわち後記する運転シート
84の後方で略水平となる平坦部72となって後方に向って
大きく開口しているいる。前記燃料タンク58の給油口58
aは、このサイドカバー70の平坦部72に設けた開口から
荷台68の積荷部分(すなわち起立するグリップ部68cの
後方)の前方下方に臨み、この給油口58aにはワンプッ
シュ装着式の燃料キャップ74が取付けられる。なお給油
口58aの周囲には平坦部72とタンク58との間に挟まれる
ように筒樹の耐油性シール材76が装着されている(第2
図)。このシール材76は給油時にこぼれる燃料がサイド
カバー70内に流入するのを防止する。
84は運転シート、86はこの運転使途84のシート底板で
あり、シート底板86の前端下面は収納箱40前端に軸88に
より連結されている。シート底板86の後部には、前記収
納箱40のシート荷重受部50に当接する左右一対の着座部
90(第2図に一方のみ図示)が一体成形されている。ま
たシート底板86の両着座部90間からはU字型のフック92
が垂下し、このフック92は収納箱40の荷重受部50に設け
た窓を通りシートロック54に係脱するようになってい
る。シート底板86には前記サイドカバー70の左右上縁お
よび後上縁に対向するリブ94が下方に向けて突設され、
このリブ94に取付けられたゴム製の帯状のシール材96
は、運転シート84を閉じた時にサイドカバー70の上縁に
当接して収納箱40をシールする。
あり、シート底板86の前端下面は収納箱40前端に軸88に
より連結されている。シート底板86の後部には、前記収
納箱40のシート荷重受部50に当接する左右一対の着座部
90(第2図に一方のみ図示)が一体成形されている。ま
たシート底板86の両着座部90間からはU字型のフック92
が垂下し、このフック92は収納箱40の荷重受部50に設け
た窓を通りシートロック54に係脱するようになってい
る。シート底板86には前記サイドカバー70の左右上縁お
よび後上縁に対向するリブ94が下方に向けて突設され、
このリブ94に取付けられたゴム製の帯状のシール材96
は、運転シート84を閉じた時にサイドカバー70の上縁に
当接して収納箱40をシールする。
次に終端板98を説明する。この終端板98は、サイドカ
バー70後端の開口を塞ぐものであり、尾灯基板部98B
と、その上方へ起立する立壁部98Aとを一体成形したも
のである。なおこの実施例では尾灯基板部98Bの下方に
ライセンス板取付部98Cも一体成形されている。この終
端板98の左右および上部の周縁すなわちサイドカバー70
の開口70Aに対向する周縁部分は、前方へフランジ状に
折曲されて折曲部99となり、終端板98の剛性が増大され
ている。この終端板98の背面には、前記ブラケット66の
係合爪Eに係合する下向きの係合爪98Dと、それより下
方にあって前記クロスメンバ64にねじ止めされるように
突出する略有底円錐状のねじ止め座98E、98Eとが形成さ
れている。
バー70後端の開口を塞ぐものであり、尾灯基板部98B
と、その上方へ起立する立壁部98Aとを一体成形したも
のである。なおこの実施例では尾灯基板部98Bの下方に
ライセンス板取付部98Cも一体成形されている。この終
端板98の左右および上部の周縁すなわちサイドカバー70
の開口70Aに対向する周縁部分は、前方へフランジ状に
折曲されて折曲部99となり、終端板98の剛性が増大され
ている。この終端板98の背面には、前記ブラケット66の
係合爪Eに係合する下向きの係合爪98Dと、それより下
方にあって前記クロスメンバ64にねじ止めされるように
突出する略有底円錐状のねじ止め座98E、98Eとが形成さ
れている。
この終端板98は、係合爪98Dをブラケット66の係合爪
Eに上方から係合させ、ねじ止め座98Eをクロスメンバ6
4にねじ止めすることにより取付けられる。この状態で
は、終端板98はサイドカバー70の終端の開口内に入り、
終端板98の折曲部99の外周とサイドカバー70の開口70A
の内周との間に、後方を指向する間隙δが形成される
(第4、6図)。
Eに上方から係合させ、ねじ止め座98Eをクロスメンバ6
4にねじ止めすることにより取付けられる。この状態で
は、終端板98はサイドカバー70の終端の開口内に入り、
終端板98の折曲部99の外周とサイドカバー70の開口70A
の内周との間に、後方を指向する間隙δが形成される
(第4、6図)。
このため走行中においては、サイドカバー70内にこも
るエンジンの熱気は、サイドカバー70の後端の開口70A
の内周と、終端板98の折曲部99の外周との間に形成され
る間隙δから後方へ円滑に流出する。すなわちサイドカ
バー70の外面に沿って後方へ流れる走行風によって終端
板98の後方に負圧が発生しこの間隙δからサイドカバー
70内の熱気が円滑に流出する。ここに終端板98は尾灯基
板部98Bとその上方に起立する立壁部98Aとを持ち、その
面積が大きくなるので走行中にこの終端板98の後方に発
生する負圧が大きくなるばかりでなく、その外周の長さ
が長くなる。このため、間隙δの全長も十分に長くな
り、サイドカバー70内の熱気の排出作用は一層大きくな
る。
るエンジンの熱気は、サイドカバー70の後端の開口70A
の内周と、終端板98の折曲部99の外周との間に形成され
る間隙δから後方へ円滑に流出する。すなわちサイドカ
バー70の外面に沿って後方へ流れる走行風によって終端
板98の後方に負圧が発生しこの間隙δからサイドカバー
70内の熱気が円滑に流出する。ここに終端板98は尾灯基
板部98Bとその上方に起立する立壁部98Aとを持ち、その
面積が大きくなるので走行中にこの終端板98の後方に発
生する負圧が大きくなるばかりでなく、その外周の長さ
が長くなる。このため、間隙δの全長も十分に長くな
り、サイドカバー70内の熱気の排出作用は一層大きくな
る。
また走行中でない時には、間隙δはサイドカバー70に
おける高い位置に形成されているため、サイドカバー70
内を上昇するエンジンの熱気はこの間隙δから円滑に排
出される。さらにこの間隙δは、立壁部98Aを介して尾
灯の上方に離れて位置することになるから、尾灯付近に
エンジンの熱気や尾灯の熱気が集中せず、尾灯が熱的悪
影響を受けにくくなる。
おける高い位置に形成されているため、サイドカバー70
内を上昇するエンジンの熱気はこの間隙δから円滑に排
出される。さらにこの間隙δは、立壁部98Aを介して尾
灯の上方に離れて位置することになるから、尾灯付近に
エンジンの熱気や尾灯の熱気が集中せず、尾灯が熱的悪
影響を受けにくくなる。
なおこの実施例ではサイドカバー70の内側に大型の収
納箱40を持ち、この収納箱40は左右の壁の上端が大きく
切欠かれている。また運転シート84とサイドカバー70の
上縁との間がシール材96でシールされている。このため
収納箱40の内部はサイドカバー70の内側に連通すること
になり、前記間隙δはこの収納箱40内部の換気促進にも
寄与することができる。
納箱40を持ち、この収納箱40は左右の壁の上端が大きく
切欠かれている。また運転シート84とサイドカバー70の
上縁との間がシール材96でシールされている。このため
収納箱40の内部はサイドカバー70の内側に連通すること
になり、前記間隙δはこの収納箱40内部の換気促進にも
寄与することができる。
この実施例では、終端板98は係合爪98Dをブラケット6
6の係合爪Eに掛けて2本のねじで固定するだけである
から、取付が非常に簡単であるが、本発明はこれに限ら
れるものではない。
6の係合爪Eに掛けて2本のねじで固定するだけである
から、取付が非常に簡単であるが、本発明はこれに限ら
れるものではない。
(発明の効果) 本発明は以上のように、サイドカバー後端の開口を塞
ぐ終端板の周囲に後方に向う間隙を形成したものである
から、走行中にサイドカバー内の熱気はこの間隙から円
滑に流出する。特にこの終端板は尾灯基板部とその上方
に起立する立壁部とを持ち後方から見て尾灯よりも十分
に大きい面積となるため、この終端板の後方には走行風
による大きな負圧が発生する。また終端板が大きくなる
ためその外周に沿う間隙δの長さも長くなる。このため
サイドカバー内の換気効果は一層大きくなる。
ぐ終端板の周囲に後方に向う間隙を形成したものである
から、走行中にサイドカバー内の熱気はこの間隙から円
滑に流出する。特にこの終端板は尾灯基板部とその上方
に起立する立壁部とを持ち後方から見て尾灯よりも十分
に大きい面積となるため、この終端板の後方には走行風
による大きな負圧が発生する。また終端板が大きくなる
ためその外周に沿う間隙δの長さも長くなる。このため
サイドカバー内の換気効果は一層大きくなる。
ここに非走行中には、間隙δはサイドカバーの高い位
置に形成されているため、サイドカバー内のエンジンの
熱気がこの間隙δから円滑に外へ流出される。またこの
間隙δは尾灯より立壁部の高さ分離れているため、尾灯
付近の熱気が速やかに上昇して間隙δから外へ流出する
ことになる。このため尾灯付近に熱気が集中せず尾灯が
熱的悪影響を受けにくくなる。
置に形成されているため、サイドカバー内のエンジンの
熱気がこの間隙δから円滑に外へ流出される。またこの
間隙δは尾灯より立壁部の高さ分離れているため、尾灯
付近の熱気が速やかに上昇して間隙δから外へ流出する
ことになる。このため尾灯付近に熱気が集中せず尾灯が
熱的悪影響を受けにくくなる。
さらにこの終端板は尾灯の基板と立壁部とを一体に形
成して形成されるからそれぞれを別々の部材で形成する
場合に比べて、部品点数が減り取付構造が非常に単純に
なり、取付作業が簡単になる。また終端板の周縁を前方
へ折曲させたので、この折曲部により終端板の剛性を増
大させることができ、この折曲部の外周とサイドカバー
の開口内周との間隙δの寸法を正確に保持することが可
能になる。
成して形成されるからそれぞれを別々の部材で形成する
場合に比べて、部品点数が減り取付構造が非常に単純に
なり、取付作業が簡単になる。また終端板の周縁を前方
へ折曲させたので、この折曲部により終端板の剛性を増
大させることができ、この折曲部の外周とサイドカバー
の開口内周との間隙δの寸法を正確に保持することが可
能になる。
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその一部
拡大断面図、第3図は尾灯付近の平面図、第4図は終端
板の固定構造を示す側断面図、第5図は終端板の支持ブ
ラケットを示す図、第6図は終端板の背面図である。 36……後輪、70……サイドカバー、70A……開口、72…
…平坦部、84……運転シート、98……終端板、98A……
立壁部、98B……尾灯基板部、98C……ライセンス板取付
部、δ……間隙。
拡大断面図、第3図は尾灯付近の平面図、第4図は終端
板の固定構造を示す側断面図、第5図は終端板の支持ブ
ラケットを示す図、第6図は終端板の背面図である。 36……後輪、70……サイドカバー、70A……開口、72…
…平坦部、84……運転シート、98……終端板、98A……
立壁部、98B……尾灯基板部、98C……ライセンス板取付
部、δ……間隙。
Claims (1)
- 【請求項1】運転シートの下側方および後方をサイドカ
バーで覆ったスクータ型車両において、 前記サイドカバーの後部を前記運転シートの後方でほぼ
水平にのばし前記サイドカバーの後上端から下方を後方
に向って開口させ、この開口を尾灯基板とこの尾灯基板
に一体成形されかつ尾灯の上方へ延出する立壁とで形成
される終端板で塞ぐ一方、前記終端板の周縁を前方へ折
曲させた折曲部の外周と前記サイドカバーの開口内周と
の間に、後方を指向して開き前記サイドカバー内の空気
を後方へ排出する間隙を形成したことを特徴とするスク
ータ型車輌の尾灯取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63310048A JP2722088B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | スクータ型車輌の尾灯取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63310048A JP2722088B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | スクータ型車輌の尾灯取付装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1060841A Division JP2927442B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | スクータ型車輌の燃料タンク保護装置 |
JP6553189A Division JP2843352B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | スクータ型車両の燃料タンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02158467A JPH02158467A (ja) | 1990-06-18 |
JP2722088B2 true JP2722088B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=18000537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63310048A Expired - Lifetime JP2722088B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | スクータ型車輌の尾灯取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722088B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1235761C (zh) * | 2001-12-04 | 2006-01-11 | 本田技研工业株式会社 | 两轮车的后部构造 |
JP6132629B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-05-24 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両のキャリア締結構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943276U (ja) * | 1982-09-17 | 1984-03-21 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の尾灯組立体 |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP63310048A patent/JP2722088B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02158467A (ja) | 1990-06-18 |
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