JP2710010B2 - 温度ヒューズ - Google Patents

温度ヒューズ

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JP2710010B2
JP2710010B2 JP6037926A JP3792694A JP2710010B2 JP 2710010 B2 JP2710010 B2 JP 2710010B2 JP 6037926 A JP6037926 A JP 6037926A JP 3792694 A JP3792694 A JP 3792694A JP 2710010 B2 JP2710010 B2 JP 2710010B2
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JP
Japan
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thermal fuse
wire
case
fuse
fusible alloy
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JP6037926A
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良樹 砂岡
憲幸 勝本
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Tamura Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は民生及び産機用の小型
トランスや電源回路内に組み込まれるヒートシンク、ダ
イオード、パワートランジスター、IC等、電子部品へ
直接取付けセット及び部品の過熱保護を目的とする無復
帰型の温度ヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温度ヒューズは、図5に
示すように、温度ヒューズ1′の両端からそれぞれリー
ド線4′が引き出された構造となっている。そして、組
立てにあたり、一般に自動はんだ付け工程から切り離
し、別工程ではんだゴテによるあと付けの使用方法が一
般的で、温度管理が非常に難しく、かつ作業効率が非常
に悪かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記した従
来の温度ヒューズ1′では、リード線4′に軟銅線を使
用しているため、熱伝導が良過ぎ、温度ヒューズを小型
トランスやプリント基板に搭載し、かつはんだ付けする
際に、その熱がリード線4′を介し温度ヒューズ本体内
の可溶合金に伝わり、溶断してしまうおそれがあるとい
う問題があった。そのため、温度ヒューズ1’が使用さ
れる民生及び産機用の小型トランスや電源回路上の基板
に温度ヒューズを実装し自動はんだ付けする分野におい
て自動化が進まなかった。
【0004】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、自動はんだ付け工程の
際、可溶合金の溶断を防止し、自動化に対応した温度ヒ
ューズを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる温度ヒ
ューズは、フェノール樹脂またはセラミック製の両端が
開口した筒状または有底筒状のケース5、5A内に、ロ
ジン系のフラックス2が塗布された可溶合金3からなる
ヒューズ素体を収納し、かつ前記ケース5の開口部をエ
ポキシ系の合成樹脂6により封止し、かつ前記可溶合金
3に接続するリード線4の主素材は鉄線4aからなり、
この鉄線4aの周囲は銅メッキ4b、錫メッキ4cが施
された構成となっている。
【0006】
【作用】本発明では上記のように、リード線4の主材料
を熱伝導が極めて良好な軟銅線から、それより熱伝導は
劣るが実用上支障のない鉄線4aとし、かつ2重のメッ
キ構造とし、自動はんだ付け工程での可溶合金3の溶断
を防止し、かつはんだ付けを容易としている。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例にかかる温度ヒュ
ーズの内部構造を示した部分断面図、図2は図1中A−
A線断面を示す。
【0008】しかして、図1に示すように、この温度ヒ
ューズ1は、周囲に過熱検知時に溶断を促がすためのロ
ジン系のフラックス2が塗布された可溶合金3の両端に
それぞれリード線4を接続してなるヒューズ素体をフェ
ノール樹脂またはセラミック製の両端が開口した筒状の
ケース5内に収納し、かつケース5の両端の開口部をエ
ポキシ系の合成樹脂6により封止して構成されている。
【0009】なお、リード線4は、図2に示すように、
いわゆる芯線として鉄線4aが用いられ、その周囲には
導電性を良好にするために薄い銅メッキ4bが施され、
かつその外周にはんだ付けを良好とするために更に薄い
錫メッキ4cが施された構成となっている。
【0010】この鉄線4aの熱伝導率は75であり、従
来用いていた軟銅線の熱伝導率100よりも低いため、
小型トランスや電源回路の電子部品内に組み込み、プリ
ント基板へ実装し、自動はんだ付けする際に、その熱が
リード線4を介して可溶合金3に伝わり可溶合金3を溶
断させてしまうことはない。
【0011】図3は本発明の第2実施例を示す。この例
ではヒューズ素体を箱型のケース5A内に収納したタイ
プである点に特徴を有している。
【0012】すなわち、ケース5Aは断面ほぼU字状を
なす有底筒状をなしている。そして、このケース5Aは
フェノール樹脂やセラミック等からなり、内側の底部に
可溶合金3が収納されている。この可溶合金3の両端に
はリード線4の一端がそれぞれ接続され、これらのリー
ド線4の他端は必要に応じ適宜屈曲されケース5Aの開
口部5aから外部に引き出されている。
【0013】そして、ヒューズ素体3の周囲には、上述
の実施例と同様、フラックス2が設けられている。ま
た、ケース5Aの開口部5aはエポキシ系の如き合成樹
脂6によって塞がれている。
【0014】しかして、このリード線4も、図4に示す
ように、主素材が鉄線4aからなり、その外周に薄い銅
メッキ4bが設けられ、かつその外周に錫メッキ4cが
設けられた構成となっている。
【0015】なお、上記の説明では小型トランスや電源
回路に組み込んだ場合について説明したが、他の電子部
品にも適用できることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リード線
4の主材料が鉄線4aであって、かつ2重メッキ構造
より構成されているため、自動はんだ付け工程において
リード線4と接続された可溶合金3が溶断することはな
く、かつはんだ付けも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内部構造を示した側断面
図。
【図2】図中1中A−A線断面で、本発明のリード線の
内部構造を示す。
【図3】本発明の第2実施例。
【図4】図3中AーA線断面図。
【図5】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 温度ヒューズ 2 フラックス 3 可溶合金 4 リード線 4a 鉄線 4b 銅メッキ 4c 錫メッキ 5、5A ケース 6 合成樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−109331(JP,A) 特開 平4−165096(JP,A) 実開 平2−50932(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール樹脂またはセラミック製の両
    端が開口した筒状または有底筒状のケース(5)、(5
    A)内に、ロジン系のフラックス(2)が塗布された可
    溶合金(3)からなるヒューズを素体を収納し、かつ前
    記ケース(5)の開口部をエポキシ系の合成樹脂(6)
    により封止し、かつ前記可溶合金(3)に接続するリー
    ド線(4)の主素材は鉄線(4a)からなり、この鉄線
    (4a)の周囲は銅メッキ(4b)、錫メッキ(4c)
    が施されたことを特徴とする温度ヒューズ。
JP6037926A 1994-02-03 1994-02-09 温度ヒューズ Expired - Lifetime JP2710010B2 (ja)

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JP6037926A JP2710010B2 (ja) 1994-02-09 1994-02-09 温度ヒューズ
TW84106642A TW269064B (en) 1994-02-03 1995-06-28 Temperature fuse

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JP6037926A JP2710010B2 (ja) 1994-02-09 1994-02-09 温度ヒューズ

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JPS593016B2 (ja) * 1979-02-15 1984-01-21 内橋金属工業株式会社 温度ヒユ−ズ
JPH0613039U (ja) * 1992-07-17 1994-02-18 ミクロン電気株式会社 温度ヒューズ

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