JP2707213B2 - 磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Fe−Hfの2元素を
基本組成とする鉄系軟磁性薄膜合金及びその製造方法に
関するもので、特に磁気ヘッド用としてMHz帯域の高
周波領域で高飽和磁束密度と高透磁率特性を備え、耐熱
性に優れた軟磁気特性を有するFe−Hf−C−N系及
びFe−Hf−C−N−O系の鉄系軟磁性薄膜合金及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、オーディオテープレコーダ、VT
R等の磁気記録及び再生装置の分野において、記録信号
の高密度化及び高品質化の為の研究が活発に進行しつつ
ある。このような記録密度を高める方法として記録媒体
の高保磁力化と短波長記録が推進されているが、このよ
うな高記録密度化に対応するため、磁気ヘッド材料には
高い飽和磁束密度と共に短波長記録及び充実した記録信
号の再生のためのMHz周波数帯域の高周波領域での高
透磁率特性が必須的に要求されている。
【0003】又、ヘッド製造工程中にはヘッドの信頼性
確保のために磁気ヘッドギャップ部分を接着ガラス等で
堅固に接着する必要があるが、問題は接着強度の高い接
着ガラスが大体に高い融点を持つのに伴い、磁気ヘッド
用軟磁性合金に、高温でも軟磁性の劣化が発生しない熱
的安定性と高い耐熱性が要求される点である。従来の磁
気ヘッド用軟磁性材料にはFe−Al−Si系のセンダ
スト合金とNi−Fe系のパーマロイ(permalloy)合金
及びCo系非晶質合金等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら従来
の軟磁性材料の中でセンダスト合金とパーマロイ合金の
場合には、膜の内部凝集力が大きく、結晶粒が成長し易
いために、軟磁性特性の良好な薄膜の製造に困難があ
り、又、飽和磁束密度も10KG(Gauss)程度と低く、
両合金は高密度記録には不適合である。
【0005】そして、Co系非晶質合金では、軟磁性特
性が良好であるだけではなく飽和磁束密度も13KG程
度であり薄膜の製造が可能であるという利点があるには
あるが、450℃程度で結晶化し軟磁性特性の劣化が起
こるためにヘッド製造工程で接着ガラスの溶融接着が困
あり、充分な接合強度を必要とする磁気ヘッドの制
作には困難が伴うという問題点がある。
【0006】一方、最近開発された軟磁性材料として硝
化鉄が知られているが、この合金を製造するには、一般
に窒素を含む雰囲気中で鉄をターゲットにし、イオンビ
ーム蒸着又は反応性スパッタリング等の方法により薄膜
形態に形成し、必要に応じて熱処理を遂行する。しか
し、このような軟磁性薄膜では熱処理又は加熱により保
磁力が急激に上昇し、熱的安定性が不充分であるという
問題点を有している。
【0007】また、特開平2−275605号公報には
Fe−X−N(X=Zr,Hf,Ti等)が、そして特
開平3−20444号公報にはFe−M−C(M=T
i,Zr,Hf等)の組成の良好な軟磁性特性を表すも
のが記載されている。しかし、Fe−X−N系薄膜の場
合は、高周波中で高透磁率を表す組成領域での飽和磁束
密度が15KG程度で比較的低く、550℃以上では軟
磁性特性が劣化し熱的安定性が不十分であるという問題
点がある。
【0008】そして、Fe−M−C系薄膜では、耐熱温
度が650℃程度と高く、飽和磁束密度が16KG程度
でFe−X−N系に比べ良好だとの長所があるにはある
が、これまた17KGを超過する飽和磁束密度を有する
組成領域では良好な軟磁性特性が得られず、高周波での
透磁率もFe−X−N系かCo系非晶質合金に比べ低い
という短所を有している。
【0009】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、従来の磁気ヘッド用軟磁性薄膜材料が有
している諸般問題点を解決するための新しい軟磁性材料
としてFe−Hf2元系合金を基本とし、これにC,N
及びOを相互組み合わせ、合金化させることでMHz帯
域の高周波領域で高飽和磁束密度と高透磁率を有しなが
ら耐熱性に優れた鉄系軟磁性薄膜合金及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明にかかる磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金として、組
成式、 Fex Hfy z v w からなり、該各原子%x,y,z,v,wを、夫々、 となるようにした。
【0011】請求項2の発明にかかる磁気ヘッド用鉄系
軟磁性薄膜合金の製造方法では、純鉄、Fe−Hf合
金、Fe−Hf−C合金のうちいずれか1つを選択して
これをターゲットに用い、Hf、Hfの硝化物、Hfの
酸化物、Hfの炭化物又はCの小片のうちいずれか少な
くとも1つの小片を選択し、選択した小片を前記ターゲ
ット上に配置し、不活性スパッタリングガス又は不活性
スパッタリングガスにC、N、Oの少なくとも1つを選
択して含ませたガスを用いてスパッタリングすることに
より、請求項1記載の軟磁性薄膜合金の薄膜を形成する
工程であって、前記3つの選択は、Fe、Hf、C、N
を必須的に含み、Oを選択的に含める選択である薄膜形
成工程と、該薄膜形成工程の後、前記形成された薄膜合
金を所定雰囲気中で熱処理する熱処理工程と、を含んで
構成され、請求項1に記載の軟磁性薄膜合金を製造する
ようにした。
【0012】請求項3の発明にかかる磁気ヘッド用鉄系
軟磁性薄膜合金の製造方法では、Fe−Hf−C−N合
金、Fe−Hf−C−N−O合金のうちいずれか1つを
ターゲットに用い、不活性スパッタリングガス雰囲気下
でスパッタリングすることにより、請求項1に記載の軟
磁性薄膜合金の薄膜を形成する薄膜形成工程と、該薄膜
形成工程の後、前記形成された薄膜合金を所定雰囲気中
で熱処理する熱処理工程と、を含んで構成され、請求項
1記載の軟磁性薄膜合金を製造するようにした。
【0013】
【0014】
【作用】上記の構成によれば、請求項1の発明にかかる
磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金では、磁気ヘッド用鉄
系軟磁性薄膜合金の内部組織は超微細結晶によって構成
されるようになるために、この合金は、MHz帯域の高
周波領域で高飽和磁束密度と高透磁率を有しながら耐熱
性に優れた特性を有することになる。その反対に、前記
組成式及び成分限定範囲を離脱する場合は鉄系軟磁性薄
膜で要求される超微細結晶が形成されないため、高飽和
磁束密度と高透磁率及び耐熱性を同時に具備した鉄系軟
磁性薄膜合金を得ることができなくなる。
【0015】請求項2の発明にかかる磁気ヘッド用鉄系
軟磁性薄膜合金の製造方法では、薄膜形成工程におい
て、ターゲット、ターゲット表面に配置された小片及び
ガス中に、Fe、Hf、C、Nを必須的に、Oを選択的
に含ませてスパッタリングが行われる。したがって、こ
の工程で請求項1記載の軟磁性薄膜合金の薄膜が形成さ
れる。そしてその後の熱処理工程を経ることにより、請
求項1に記載の鉄系軟磁性薄膜合金を製造することが可
能となる。
【0016】請求項3の発明にかかる磁気ヘッド用鉄系
軟磁性薄膜合金の製造方法では、薄膜形成工程におい
て、ターゲット中にFe、Hf、C、Nが必須的に含ま
れ、Oが選択的に含まれているので、この工程で請求項
1記載の軟磁性薄膜合金の薄膜が形成される。そしてそ
の後の熱処理工程を経ることにより、請求項1に記載の
鉄系軟磁性薄膜合金を製造することが可能となる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て説明する。本発明の磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金
の組成式は次の通りである。 Fex Hfy z v からなり、該各原子%x,y,z,v,wを、夫々、 とする。
【0019】この磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金の内
部組織は超微細結晶からなっている。前記組成式及び成
分限定範囲を離脱する場合は高飽和磁束密度と高透磁率
及び耐熱性を同時に具備した鉄系軟磁性薄膜合金を得る
ことができなくなるが、その理由は前記組成範囲以外の
組成では鉄系軟磁性薄膜で要求される超微細結晶が形成
されないからである。
【0020】このFe−Hf−C−N系及びFe−Hf
−C−N−O系軟磁性薄膜合金は、スパッタリング方法
かそれ以外の物理的な気相蒸着法により製造されるが、
スパッタリング方法による製造工程を概略的に説明す
る。ターゲットとしてスパッタリング装置内部に純鉄、
Fe−Hf合金又はFe−Hf−C−N合金等を配設
し、この純鉄、Fe−Hf合金又はFe−Hf−C−N
合金等のターゲット上にHf、Hfの硝化物、Hfの酸
化物、Hfの炭化物又はCの小片を配置するか、あるい
はFe−Hf−C−N系及びFe−Hf−C−N−O系
合金等をターゲットとする。このターゲットを不活性ス
パッタリングガス中か、スパッタリングガス中にCかN
又はOを含有する雰囲気下でスパッタリングすることに
より、前記組成式の薄膜合金が形成される。この工程が
薄膜形成工程に相当する。
【0021】このようにスパッタリング方法により得ら
れたFe−Hf−C−N系及びFe−Hf−C−N−O
系軟磁性薄膜合金を、後続する熱処理工程において、真
空或いはArかN2 を含有した雰囲気中で熱処理を行う
か、磁気ヘッド供給時に熱を供給する工程で熱処理を行
うことで製造工程が完了する。このような製造過程を通
じて得られた本発明の鉄系軟磁性薄膜合金は、高飽和磁
束密度及びMHz帯域の高周波領域で高透磁率特性を保
有し、高記録密度及び充実した高性能な記録再生特性を
現すと同時に、優れた耐熱性、軟磁気特性を有するので
薄膜磁気ヘッド及びMIG(Metal in gap) ヘッド用に
は最適である。
【0022】次に、本発明の磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄
膜合金の製造方法、特性等を、実施例に基づいて説明す
る。まず、実施例1について説明する。実施例1では、
薄膜形成工程において、高周波2極マグネトロンスパッ
タリング装置により各種組成のFe−Hf−C−N薄膜
を1μmの厚さで製造した。そして薄膜の組成を変化さ
せる為にFeターゲット上にHf及びCの小片をピンホ
ール形に配置して各小片の個数を変化させて或いはFe
−Hf−C−N系合金をターゲットとしてArガスとN
2 ガスの混合ガス雰囲気中で各ガスの流量比を変化さ
せ、反応性スパッタリングを行った。この時の投入電力
は300W、混合ガスの総圧力は1mtorrであった。こ
の方法により製造した薄膜の磁気的特性は下の表1の通
りである。又、このFe−Hf−C−N系超微細結晶薄
膜合金の組成に伴う保磁力(Hc )の変化を図1に、実
効透磁率(μoff )の変化を図2に、飽和磁束密度(B
S )の変化性を図3に各々示した。尚、表1と図1及び
図3に示す保磁力と飽和磁束密度を振動試料形磁束計
(USM)で測定し、図2に示す実効透磁率を、フェラ
イトコア方法を利用したインピーダンス分析器で測定し
た。
【0023】
【表1】
【0024】次に実施例2について説明する。実施例2
では、薄膜形成工程において、高周波2極マグネットス
パッタリング装置により各種組成のFe−Hf−C−N
−O薄膜を1μm厚さで製造した。そして薄膜の組成を
変化させる為にFeターゲットの上にHf及びCの小片
をピンホール形で配置して各小片の個数を変化させ、A
rガスとN2 ガス及びO2 ガスの混合ガス雰囲気中で各
ガスの流量比を変化させ反応性スパッタリングを行っ
た。この時、投入電力は300W、混合ガスの総圧力は
1mtorrであった。この方法により製造した薄膜の磁気
的特性は下の表2の通りである。
【0025】
【表2】
【0026】前記実施例1と実施例2に提示された結果
によれば、飽和磁束密度17KG以上、1MHzでの実
効透磁率5000以上の高飽和磁束密度と高透磁率を有
しつつ、耐熱温度が650℃と高いFe−Hf−C−N
系及びFe−Hf−C−N−O系軟磁性薄膜合金が得ら
れるのが分かる。次に、比較例1〜比較例3について説
明する。
【0027】比較例1では、Fe−Hf合金ターゲット
を利用して窒素を含有したアルゴンガス雰囲気中で高周
波スパッタリングを利用したFe−Hf−N薄膜を製造
した(特開平2−275605号公報参照)。前記薄膜
の磁気的特性は下の表3の通りである。
【0028】
【表3】
【0029】比較例2では、窒素ガス及び酸素ガスを含
有したアルゴンガス雰囲気中でFe−Nb合金ターゲッ
トを利用してRFスパッタリングをし、Fe−Nb−N
−O薄膜を製造した(特開平3−232206号公
報)。前記の薄膜の磁気的特性は下の表4の通りであ
る。
【0030】
【表4】
【0031】比較例3では、Feターゲットの上にHf
とCの小片を配置するかFeターゲットの上にHfを配
置し、Ar+CH4 雰囲気中でスパッタリングをし、F
e−Hf−C薄膜を製造した(特開平3−20444号
公報)。その磁気的特性は下の表5の通りである。
【0032】
【表5】
【0033】以上の実施例及び比較例を通じて分かるよ
うに、本発明により製造した鉄系超微細結晶軟磁性薄膜
合金では、磁気的特性及び耐熱性が既存の軟磁性薄膜合
金に比べ、非常に優れていることを知ることが出来る。
尚、本発明を前記実施例により具体的に記述したが、本
発明はこのような実施例により制限されるものではな
く、特許請求範囲に記載された本発明の範囲内で薄膜材
料の組成と製造方法を多様に変更及び変化させることが
出来る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の本発明
にかかる磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金として、組成
式Fex Hfy z v w で現され、各原子%x,
y,z,v,wが、夫々、71≦x≦86,5.5≦y
≦10.5,1≦z≦13,1≦v≦13,0≦
3,7.5≦z+v+w≦18.5,(但し、x+y+
z+v+w=100)とした鉄系軟磁性薄膜合金を製造
することにより、MHz帯域の高周波領域での高飽和磁
束密度、高透磁率特性、耐熱性において、優れた特性を
得ることが出来る。したがって本発明の鉄系軟磁性薄膜
合金は、薄膜磁気ヘッド及びMIGヘッド用には最適で
ある。
【0035】請求項2の発明にかかる磁気ヘッド用鉄系
軟磁性薄膜合金の製造方法では、薄膜形成工程におい
て、ターゲット、ターゲット表面に配置する小片、及び
ガス中に、Fe、Hf、C、Nが必須的に、Oが選択的
に存在することになり、請求項1に記載の鉄系軟磁性薄
膜合金を製造することが出来る。請求項3の発明にかか
る磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合金の製造方法では、薄
膜形成工程において、ターゲット中にFe、Hf、C、
Nが必須的に、Oが選択的に含まれるので、請求項1に
記載の鉄系軟磁性薄膜合金を製造することが出来る。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFe−Hf−C−N系合金の組成に伴
う保磁力(HC)の変化を示したグラフ。
【図2】本発明のFe−Hf−C−N系合金の組成に伴
う実効透磁率(μof f )の変化を示したグラフ。
【図3】本発明のFe−Hf−C−N系合金の組成に伴
う飽和磁束密度(Bs)の変化を示したグラフ。
フロントページの続き (72)発明者 崔 丁 ▲おぐ▼ 大韓民国ソウル特別市松坡区可樂洞479 (56)参考文献 特開 平5−90027(JP,A) 特開 平6−10122(JP,A) 特開 平4−252006(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成式、 Fex Hfy z v w からなり、該各原子%x,y,z,v,wを、夫々、 とすることを特徴とする磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合
    金。
  2. 【請求項2】純鉄、Fe−Hf合金、Fe−Hf−C合
    金のうちいずれか1つを選択してこれをターゲットに用
    い、Hf、Hfの硝化物、Hfの酸化物、Hfの炭化物
    又はCの小片のうちいずれか少なくとも1つの小片を選
    択し、選択した小片を前記ターゲット上に配置し、不活
    性スパッタリングガス又は不活性スパッタリングガスに
    C、N、Oの少なくとも1つを選択して含ませたガスを
    用いてスパッタリングすることにより、請求項1記載の
    軟磁性薄膜合金の薄膜を形成する工程であって、前記3
    つの選択は、Fe、Hf、C、Nを必須的に含み、Oを
    選択的に含める選択である薄膜形成工程と、 該薄膜形成工程の後、前記形成された薄膜合金を所定雰
    囲気中で熱処理する熱処理工程と、 を含んで構成され、請求項1に記載の軟磁性薄膜合金を
    製造することを特徴とする磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜
    合金の製造方法。
  3. 【請求項3】Fe−Hf−C−N合金、Fe−Hf−C
    −N−O合金のうちいずれか1つをターゲットに用い、
    不活性スパッタリングガス雰囲気下でスパッタリングす
    ることにより、請求項1に記載の軟磁性薄膜合金の薄膜
    を形成する薄膜形成工程と、 該薄膜形成工程の後、前記形成された薄膜合金を所定雰
    囲気中で熱処理する熱処理工程と、 を含んで構成され、請求項1記載の軟磁性薄膜合金を製
    造することを特徴とする磁気ヘッド用鉄系軟磁性薄膜合
    金の製造方法。
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