JP2706038B2 - 型抜きシートの剥離装置 - Google Patents

型抜きシートの剥離装置

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JP2706038B2
JP2706038B2 JP21746593A JP21746593A JP2706038B2 JP 2706038 B2 JP2706038 B2 JP 2706038B2 JP 21746593 A JP21746593 A JP 21746593A JP 21746593 A JP21746593 A JP 21746593A JP 2706038 B2 JP2706038 B2 JP 2706038B2
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木 良 八 峯
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峯木 隆良
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、プラテン打
抜機のようなラベル打ち抜き機により断続的の切り込み
加工を施した型抜きシートから断続的切り込みに囲まれ
た部分を剥離するための型抜きシートの剥離装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、表面に断続的に印刷を施した
ラベル原紙からラベルを打ち抜き成形するには、表面に
断続的に印刷を施したラベル原紙を、打抜機の抜き刃板
と受け板との間に置き、抜き刃板を受け板に押し付ける
ことで、表面に断続的に印刷を施したラベル原紙の各ラ
ベル部分を囲む断続的の切り込みを形成し、この打抜機
から取り出したラベル部分を囲む断続的の切り込みを設
けたラベル原紙を、多数枚積層し、積層したラベル原紙
をハンマー等を用いた手動作業によるか、またはラベル
部分に対応した押圧板を設けた押圧装置で、ラベル部分
をラベル原紙から打ち抜くことによりラベル部分をラベ
ル原紙から分離するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラベル原紙の打ち抜き
ラベル部分をラベル原紙から分離するには、ラベル打ち
抜き機で切り込み加工を施したラベル原紙を、ラベル打
ち抜き機から取り出して積層する手段と積層したラベル
原紙の打ち抜きラベル部分を手動または機械的な手段で
押圧する手段を必要とする。すなわち、打ち抜きラベル
部分をラベル原紙から分離するには、打抜機から取り出
してラベル原紙を多数枚積層する工程と、積層したラベ
ル原紙からラベル部分を分離する工程との2つの独立し
た工程を必要とする。このように、2つの工程でラベル
原紙の打ち抜きラベル部分をラベル原紙から分離する場
合に、ラベル原紙から分離するラベル部分の大きさ、形
状および配置が多数枚同じものであれば、ラベル部分に
対応した押圧板を設けた押圧装置を多数枚積層したラベ
ル原紙に隣接配置することで、2つの工程を連続して行
なうことが可能であるが、ラベル原紙から打ち抜かれる
ラベル部分の大きさ、形状および配置が変わる多品種少
量の場合には、積層されるラベル原紙は打ち抜きラベル
部分の大きさ、形状および配置に応じて、押圧板の位置
調整をしたり、積層されるラベル原紙のラベル部分の大
きさ形状および配置に対応した異なる形態の押圧板を積
層されるラベル原紙に応じて交換したりする作業を必要
とし、2つの工程を連続して行なうことができない。
【0004】そこで、型抜きシートを送るための送りロ
ーラの上方に接離自在な押えローラを配置し、この押え
ローラと送りローラの間に送り込まれる型抜きシートを
押えローラと送りローラで挟持し、押えローラを送りロ
ーラの外周面に沿って動かすことで、型抜きシートから
切り込みに囲まれた部分を剥離するようにした型抜きシ
ートの剥離装置を本発明者が既に開発している。
【0005】しかし、この型抜きシートの剥離装置は、
型抜きシートに設けた打ち抜き部分の大きさおよび配置
に関係なく、打抜機から取り出しされる型抜きシートか
ら打ち抜き部分を自動的かつ確実に分離することはでき
るものの、押えローラは送りローラに対して回転運動で
はなく往復運動であり、しかも、押えローラを送りロー
ラに押圧する装置を必要とし、型抜きシートから打ち抜
き部分を剥離するのに複数の工程を有するため、型抜き
シートから打ち抜き部分を分離する速度に限界がある。
【0006】また、上記形式の型抜きシートの剥離装置
では、型抜きシートの打ち抜き部分の外側に位置するス
クラップ部分、すなわち、型抜きシートの窓枠状部分
(型抜きシートの打ち抜き部分を分離したスクラップ部
分)の幅が広いと、型抜きシートの窓枠状部分の柔軟性
に欠け、型抜きシートを剥離する際に型抜きシートの窓
枠状部分が送りローラに沿って移行せず、送りローラが
空回り状態となり、送り方向後側に位置するスクラップ
部分が送りローラと押えローラの間を通って送り出され
ないことがある。
【0007】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、型抜きシートの打ち抜き部分の大きさ、形状および
配置に関係なく、打抜機から取り出しされる型抜きシー
トから打ち抜き部分を高速度で、かつ型抜きシートの打
ち抜き部分の長さが短いものでも分離することを可能に
した型抜きシートの剥離装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の型抜きシートの
剥離装置は、型抜きシートを送るための送りローラと、
この送りローラに近接して配置され送りローラとの間に
送り込まれる型抜きシートの先端部を弾性的に挟持する
押えローラと、この送りローラの押えローラより送り方
向上流側に隣接配置され押えローラと共働して型抜きシ
ートから切り込みに囲まれた部分の剥離を補助する剥離
補助装置と、押えローラと送りローラを同一表面速度で
回転させる歯車装置と、押えローラおよび剥離補助装置
を送りローラの外周面に沿って型抜きシートと同じ速度
で動かし型抜きシートから切り込みに囲まれた部分を剥
離し、切り込みに囲まれた部分を剥離補助装置を案内と
して一方向に送り出すとともに、切り込みに囲まれた部
分を剥離した型抜きシートを別の方向に送り出す作動装
置とから構成される。
【0009】本発明の型抜きシートの剥離装置は、型抜
きシートを送るための送りローラと、この送りローラの
外周面の一部を除いて送りローラを囲むように配置され
た剥離補助装置と、送りローラの両側に配置された回転
支持板と、この回転支持板に角度間隔を置きかつ送りロ
ーラの剥離補助装置に囲まれていない部分に対応して軸
支された複数の押えローラと、回転支持板に連結され複
数の押えローラを送りローラの外周面に沿って型抜きシ
ートと同じ速度で動くように回転支持板および剥離補助
装置を回動させる作動装置と、押さえローラと送りロー
ラとの間に送り込まれる型抜きシートの先端位置および
型抜きシートの終端部を検出するセンサ装置と、センサ
装置の信号を受けて作動装置を作動させる制御装置とか
ら構成される。
【0010】
【作用】本発明の型抜きシートの剥離装置では、送りロ
ーラに送り込まれる型抜きシートの先端部を、送りロー
ラと押えローラの間で挟持し、ローラ間で挟持された型
抜きシートを、押えローラおよび剥離補助装置を送りロ
ーラの外面に沿って型抜きシートと同じ速度で動かすこ
とで、型抜きシートから型抜き部分を分離し、分離した
型抜き部分を剥離補助装置を案内として一方向に送ると
ともに、型抜きシートのスクラップ部分を別の方向に送
る。この場合、剥離補助装置を設けたことで型抜きシー
トの打ち抜き部分の長さが短いものでも確実に分離でき
る。
【0011】本発明の型抜きシートの剥離装置では、複
数の押えローラを送りローラに対して角度間隔を置いて
配置し、送りローラに送り込まれる型抜きシートの先端
部を押えローラと送りローラの間で挟持し、型抜きシー
トの先端位置を制御装置が検出したら作動装置を作動さ
せて複数の押えローラおよび剥離補助装置を送りローラ
の外面に沿って動かし、型抜きシートから型抜き部分を
分離し、分離した型抜き部分を一方向に送るとともに、
型抜きシートのスクラップ部分を別の方向に送り、さら
に、型抜きシートの終端部を制御装置が検出したら、作
動装置を作動させることで複数の押えローラおよび剥離
補助装置を送りローラの外面に沿ってさらに動かし、つ
ぎに続く押えローラを送りローラに対する初期の位置に
置き、この押えローラの回動途中において、型抜きシー
トの終端側スクラップ部分の進行の姿勢を変えること
で、型抜きシートのスクラップ部分の送りローラによる
空回りを防ぎ、型抜きシートのスクラップ部分の送りを
確実とし、複数の押えローラを送りローラに対して同方
向に回動させることで高速運転を可能にする。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面につき説明す
る。図1は本発明による型抜きシートの剥離装置の概略
図を示し、型抜きシートの剥離装置の回転ローラ(送り
ローラ)1は、図示しない機械本体に回転自在に軸支さ
れ、たとえばインバータ型モータに連結され矢印Aの方
向に常時回転するようになっている。上記回転ローラ1
の外周面には、必要に応じて、たとえばタングステン粉
末のような金属粉末が溶着され、摩擦力を大きくするこ
とにより送り込まれる型抜きシート2を確実に送り出す
ようにしている。また、この回転ローラ1の型抜きシー
ト2の送り方向上流側に配置された送り台3には、送り
ローラ4および押え板5が設けられており、処理しよう
とする型抜きシート2を、送りローラ4と送り台3の間
を通り押え板5に強制されながら送り台3に沿って回転
ローラ1に送り込むようにしている。上記押え板5は、
送り方向上流側をピン5aにより上下方向に回動自在に
支持されている。
【0013】一方、上記回転ローラ1の上方には押えロ
ーラ6が配置されている。この押えローラ6の外周面に
も、必要に応じて、タングステン粉末のような金属粉末
が溶着することで摩擦力を大きくすることができる。ま
た、回転ローラ1の押えローラ6より手前側すなわち型
抜きシートの送り方向上流側に隣接して剥離補助板7が
配置されている。この剥離補助板7は押えローラ6と共
働して型抜きシート2から切り込みに囲まれた部分2a
の剥離を補助する。剥離補助板7は、円弧部分7aと平
板部分7bから形成され、回転ローラ1の全周の約1/
3程度を覆う寸法である。この剥離補助板7は、押えロ
ーラ6が回転ローラ1の上ある時には、円弧部分7aの
先端が送り台3の端面より上に出ないでかつ押えローラ
6とともに回転ローラ1の回りを90度程度回動した時
に平板部分7bが水平になる。回転ローラ1と押えロー
ラ6は、図2に示すように、同一表面速度で回転するよ
うに歯車8a,8bにより作動連結されている。
【0014】上記押えローラ6は、図2および図3に示
すように、全体形状を略円弧形とした支持体9の中間位
置に軸支されている。この支持体9の一端側は、回転ロ
ーラ1と同軸に支持された回転支持板10にピン11を
介して枢着されている。上記支持体9の他端側には凹部
12が形成されていて、この凹部12にはコイルばね1
3が配置されている。このコイルばね13の上端は支持
体9に隣接配置された係止部14に弾性的に当接され、
支持体9をピン11を中心に軸支された押えローラ6を
回転ローラ1の方向に常時押圧する。また、剥離補助板
7は、適当な固定手段により回転支持板10に固定され
ている。この剥離補助板7は、押えローラ6と回転ロー
ラ1との間に送り込まれる型抜きシート2を、押えロー
ラ6を回転ローラ1の外周面に沿って所定角度、たとえ
ば90度動かした際に、回転ローラ1の上側に平板部分
7bが水平方向に位置し、型抜きシート2から剥離され
た切り込みに囲まれた型抜き部分2aを水平方向に送り
出すようにしている。型抜きシート2の残りのスクラッ
プ部分2bは、回転ローラ1と押えローラ6に挟持され
ているので、回転ローラ1と押えローラ6の回転により
回転ローラ1の下方に落下する。この場合、押えローラ
6の中心と回転支持板10の中心を結ぶ線上で押えロー
ラ6の対称位置に押えローラ6と同じ重さのバランサを
配置することが好ましい。
【0015】他方、回転支持板10の外面には歯車15
が取付けられている。この歯車15は、図示しないタイ
ミングベルトまたは歯車を介して作動装置(駆動モー
タ)に連結され、駆動モータにより回転支持板10を型
抜きシート2の送り速度と同じ速度で回動させる。すな
わち、駆動モータは、制御装置16により型抜きシート
2が押えローラ6と回転ローラ1との間の挟持された時
点で起動し回転支持板10が型抜きシート2の送り速度
と同じ速度で所定角度、たとえば90度回動した点で終
了し、1枚の型抜きシート2の剥離が完了したら再度作
動し押えローラ6が初期の位置に戻るように制御する。
この制御装置16に検出信号を送るセンサ装置17が、
押えローラ6と回転ローラ1のニップ点nから距離L離
れた位置に配置されている。このセンサ装置17は、押
えローラ6と回転ローラ1との間に送り込まれる型抜き
シート2の先端位置を検出する。センサ装置17の検出
信号を受けた制御装置16は、型抜きシート2の速度と
この距離Lによりセンサ装置17の検出信号から型抜き
シート2のセンサ装置17から押えローラ6と回転ロー
ラ1との間に挟持されるまでの時間を演算し、制御装置
16より発する制御信号で押えローラ6と回転ローラ1
との間に型抜きシート2が挟持された時点で駆動モータ
を作動させる。この駆動モータにより回転支持板10に
設けた押えローラ6および剥離補助板7は型抜きシート
2の送り速度と同じ速度で回転ローラ1の外面に沿って
所定角度、たとえば90度回動する。このセンサ装置1
7はタイマー装置であってもよい。上記回転ローラ1の
軸にロータリエンコーダを設けて、このロータリエンコ
ーダにより回転ローラ1を初期の位置に戻すこともでき
る。
【0016】つぎに作用を説明する。作動開始前の段階
においては、押えローラ6は、図3に示すように、回転
ローラ1の回転中心を通る垂直線上より回転ローラ1の
回転方向約10度後方の位置にある。この段階では、押
えローラ6は、コイルばね13により回転ローラ1の方
向に押圧されている。また、図3に示す位置では、押え
ローラ6を軸支する支持体9は、回転ローラ1の側方に
位置するピン11を中心に回動するので、押えローラ6
は自重により回転ローラ1の方向に付加的に押圧され
る。
【0017】型抜きシート2の剥離を行なうために、型
抜きシート2を送りローラ4および押え板5により送り
台3の上を回転ローラ1に向けて送り込むと、型抜きシ
ート2の先端位置が送り台3と回転ローラ1の間(回転
ローラ1の上流側)に設けたセンサ装置17により検出
される。このセンサ装置17による検出信号が制御装置
16に送られると、制御装置16は、型抜きシート2の
先端位置がセンサ装置17から押えローラ6と回転ロー
ラ1との間の挟持されるまでの時間を演算し、その演算
時間が経過したら制御信号を作動装置に発する。
【0018】送り台3の上を移動する型抜きシート2が
さらに進むと、型抜きシート2の先端が、押えローラ6
と回転ローラ1とのニップ点nに到着し、型抜きシート
2の先端が押えローラ6と回転ローラ1と間に挟持され
る。この押えローラ6と回転ローラ1への型抜きシート
2の挟持部分は、型抜きシート2の枠部分に相当するス
クラップ部分2bであり、このスクラップ部分2bの厚
さに応じて、支持体9に軸支された押えローラ6は、コ
イルばね13の力に抗して回転ローラ1から離れる方向
に動くことで、スクラップ部分2bは、押えローラ6と
回転ローラ1と間で確実に挟持される。
【0019】回転ローラ1に送り込まれる型抜きシート
2の枠部分2bが、押えローラ6と回転ローラ1の間で
挟持されると、これと同時に、制御装置16から発する
制御信号により、図示しない作動装置が作動し、回転支
持板10が型抜きシート2の送り速度と同じ速度で回動
する。この回転支持板10には、支持体9および剥離補
助板7が固定されているので、支持体9に軸支された押
えローラ6と剥離補助板7は、回転ローラ1の外周面に
沿って回動する。
【0020】図4は、押えローラ6と剥離補助板7が回
転ローラ1の外周面に沿って回動を開始した段階を示
し、この段階では、押えローラ6は回転ローラ1の直上
に位置している。この段階では、先端を押えローラ6と
回転ローラ1と間で挟持された型抜きシート2は、剥離
補助板7の先端部によっても支持されている。
【0021】図5は、押えローラ6と剥離補助板7が回
転ローラ1の外周面に沿って初期の段階より100度以
上、好ましくは115度程度回動した状態を示す。この
状態では、剥離補助板7の円弧部分7aは、回転ローラ
1の回転中心を通る垂直線より前方に位置しているの
で、型抜きシート2の第2列以降の剥離開始点と押えロ
ーラ6と回転ローラ1のニップ点との距離は短くなり、
これにより、長さの短いものの剥離を確実に行なうこと
ができる。
【0022】型抜きシート2は、押えローラ6と剥離補
助板7が図4から図5に移動する間に、型抜きシート2
を回転ローラ1の外面に沿う方向に曲げることにより、
型抜き部分2aが剥離される。この場合、型抜きシート
2の枠部分2bは、押えローラ6と回転ローラ1により
挟持されているので、図1で矢印Bで示す回転ローラ1
の下側の方向に送られる。また、型抜きシート2から剥
離される型抜きシート2の型抜き部分2aは、剥離補助
板7の平板部分7bが、図5に示すように水平状態に位
置しているので、回転ローラ1の回転力により剥離補助
板7から水平方向に図1で矢印Cで示す方向に送り出さ
れ、分類と整理を兼ねる収容機に収納される。
【0023】1枚目の型抜きシート2の型抜き部分2a
の剥離が終了したら、図示しない作動装置が作動し、回
転支持板10は、初期の位置に戻るように回動し、押え
ローラ6と剥離補助板7は図3に示す待機位置に配置さ
れ、2枚目の型抜きシート2が同様な手順で処理される
ことになる。この戻り作用時においては、支持体9に設
けた押えローラ6は、押えローラ6の自重が回転ローラ
1から離れる方向に作用することで、押えローラ6と回
転ローラ1との間の摩擦が小さくなる。
【0024】図6ないし図8は本発明の他の実施例を示
し、図6および図7に示す実施例においては、回転支持
板10に一対の支持体9a、9bが配置されている。一
対の支持体9a、9bは、上記支持体9と同様な構造で
あり、支持体9aには押えローラ6a、支持体9bには
押えローラ6bが配置されている。そして、一対の支持
体9a、9bは、回転支持板10の回転ローラ1の中心
を通る直径線上にピン11を介して枢着される。支持体
9aに設けた押えローラ6aおよび支持体9bに設けた
押えローラ6bにはそれぞれ剥離補助板7が付設され
る。この剥離補助板7は図3に示す剥離補助板7と同一
構造である。押えローラ6a、6bは、回転ローラ1の
中心を通る直径線上に位置するので、運転開始時におい
ては、回転支持板10に設けた一対の押えローラ6a,
6bのうちの一方の押えローラ6aが回転ローラ1の直
上またはその近くに位置し、他方の押えローラ6bが回
転ローラ1の直下またはその近くに位置し、回転ローラ
1の直下またはその近くに位置する押えローラ6bは休
止位置にある。
【0025】図6および図7に示す実施例においては、
回転ローラ1の上流側に設けたセンサ装置17は、押え
ローラ6aと回転ローラ1との間に送り込まれる型抜き
シート2の先端位置を検出する。また、型抜きシートの
最終列の型抜き部分2aの後端位置をたとえば回転ロー
ラ1に設けたロータリエンコーダにより検出する。セン
サ装置17およびロータリエンコーダの検出信号を受け
た制御装置16の発する制御信号で作動装置が動き、回
転支持板10を回転ローラ1の回りを90度づづ回動さ
せる。これは、2つの押えローラが180度の角度間隔
を置いて配置され、2度の回動で1つの押えローラを初
期の位置に戻すためである。
【0026】図8に示す実施例においては、回転ローラ
1を囲むように剥離補助装置20が配置されている。こ
の剥離補助装置20は、断面略コ字状をなす2つの半体
21,21を組み合わせることで形成される。これら半
体21,21は組み合わせることで正四角形筒体とな
り、各辺に開口部22が形成される。この剥離補助装置
20は、図3に示す1つの押えローラ6に対しては1つ
の開口部を使用し、図6に示す2つの押えローラ6に対
しては2つの開口部を使用する。
【0027】しかして、型抜きシート2の先端部を一方
の押えローラ6aと回転ローラ1の間で挟持したら、型
抜きシート2の先端位置を検出したセンサ装置17から
の信号を受けた制御装置16から発する制御信号で図示
しない作動装置を作動させて、回転支持板10を型抜き
シート2と同じ速度で回転ローラ1の外面に沿って図9
の位置から図10の位置に動かす。これにより、一対の
押えローラ6a、6bおよび剥離補助板7,7は、同時
に回転ローラ1の外面に沿って動かされ、押えローラ6
aと回転ローラ1により挟持された型抜きシート2の枠
部分2bは、押えローラ6aとともに下方に送られる。
この型抜きシート2の枠部分2bを下方に送る際の型抜
きシート2の回転ローラ1の外面に沿った曲げにより、
型抜きシート2から型抜き部分2aが剥離され、この剥
離された型抜き部分2aは、回転ローラ1の回転力およ
び剥離補助板7により水平方向に送り出され、分類と整
理を兼ねる収容機に収納され、型抜きシートのスクラッ
プ部分2bは回転ローラ1の下方に落下される。
【0028】ついで、型抜きシート2の最終列の型抜き
部分2aの後端位置をセンサ装置17が検出したら、セ
ンサ装置17からの信号を受けた制御装置16から発す
る制御信号で図示しない作動装置が作動し、回転支持板
10を型抜きシート2と同じ速度で回転ローラ1の外面
に沿ってさらに動かす。回転支持板10に設けた一対の
押えローラ6a、6bおよび剥離補助板7,7も同時に
回転ローラ1の外面に沿って動かされ、他方の押えロー
ラ6bが回転ローラ1に対する初期の位置に配置され
る。そのため、型抜きシート2の終端側スクラップ部分
が、送り台3と回転ローラ1の間に橋絡した状態で、回
転ローラ1により送り出されない状態にあっても、他方
の押えローラ6bが回転ローラ1に対する初期の位置に
回動することで、押え板5をピン5aを中心に上方に動
かし、型抜きシート2の終端側スクラップ部分(橋絡部
分)を上方に跳ね上げ、型抜きシート2のスクラップ部
分は回転ローラ1の下方へ確実に落下する。このよう
に、一対の押えローラ6a,6bを回転ローラ1に対し
て同方向に回動させることで装置の高速運転が可能にな
る。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、押え
ローラおよび剥離補助板を送りローラの外周面に沿って
動かし型抜きシートから切り込みに囲まれた部分を剥離
するので、型抜きシートに設けた打ち抜き部分の大き
さ、形状および配置に関係なく、打抜機から取り出され
る型抜きシートから打ち抜き部分を自動的かつ確実に分
離することができる。また、複数の押えローラを送りロ
ーラに対して角度間隔を置いて配置し、押えローラを押
さえローラと送りローラとの間に送り込まれる型抜きシ
ートの先端位置および型抜きシートの終端部を検出して
回動することで、押えローラの回動途中において、型抜
きシートの終端側スクラップ部分の進行方向を変えるこ
とができ、型抜きシートのスクラップ部分の送りを確実
とし、かつ、複数の押えローラを送りローラに対して同
方向に回動させることで高速運転を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による型抜きシートの剥離装置の概略
図。
【図2】本発明による型抜きシートの剥離装置の要部を
示す図。
【図3】本発明による型抜きシートの剥離装置の運転開
始前の段階における押えローラと回転ローラの位置を示
す図。
【図4】押えローラの送りローラに対する初期の位置を
示す図。
【図5】押えローラの送りローラに対する終期の位置を
示す図。
【図6】本発明による型抜きシートの剥離装置の他の実
施例を示す図。
【図7】図6に示す型抜きシートの剥離装置の運転開始
前の段階における押えローラと回転ローラの位置を示す
図。
【図8】本発明による型抜きシートの剥離装置の他の実
施例を示す図。
【図9】図6に示す型抜きシートの剥離装置の押えロー
ラの送りローラに対する初期の位置を示す図。
【図10】図6に示す型抜きシートの剥離装置の押えロ
ーラの送りローラに対する終期の位置を示す図。
【符号の説明】
1 送りローラ 2 型抜きシート 2a 型抜き部分 2b スクラップ部分 6 押えローラ 6a,6b 押えローラ 7 剥離補助板 9 支持体 10 回転支持板 11 ピン 16 制御装置 17 センサ装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型抜きシートを送るための送りローラと、
    この送りローラに近接して配置され送りローラとの間に
    送り込まれる型抜きシートの先端部を弾性的に挟持する
    押えローラと、この送りローラの押えローラより送り方
    向上流側に隣接配置され押えローラと共働して型抜きシ
    ートから切り込みに囲まれた部分の剥離を補助する剥離
    補助装置と、押えローラと送りローラを同一表面速度で
    回転させる歯車装置と、押えローラおよび剥離補助装置
    を送りローラの外周面に沿って型抜きシートと同じ速度
    で動かし型抜きシートから切り込みに囲まれた部分を剥
    離し、切り込みに囲まれた部分を剥離補助装置を案内と
    して一方向に送り出すとともに、切り込みに囲まれた部
    分を剥離した型抜きシートを別の方向に送り出す作動装
    置とを有する型抜きシートの剥離装置。
  2. 【請求項2】型抜きシートを送るための送りローラと、
    この送りローラの外周面の一部を除いて送りローラを囲
    むように配置された剥離補助装置と、送りローラの両側
    に配置された回転支持板と、この回転支持板に角度間隔
    を置きかつ送りローラの剥離補助装置に囲まれていない
    部分に対応して軸支された複数の押えローラと、回転支
    持板に連結され複数の押えローラを送りローラの外周面
    に沿って型抜きシートと同じ速度で動くように回転支持
    板および剥離補助装置を回動させる作動装置と、押さえ
    ローラと送りローラとの間に送り込まれる型抜きシート
    の先端位置および型抜きシートの終端部を検出するセン
    サ装置と、センサ装置の信号を受けて作動装置を作動さ
    せる制御装置とを有する型抜きシートの剥離装置。
JP21746593A 1992-10-14 1993-09-01 型抜きシートの剥離装置 Expired - Lifetime JP2706038B2 (ja)

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