JP2706024B2 - 型抜きシートの剥離装置 - Google Patents

型抜きシートの剥離装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、プラテン打
抜機のようなラベル打ち抜き機により断続的の切り込み
加工を施した型抜きシートから断続的切り込みに囲まれ
た部分を剥離するための剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、表面に断続的に印刷を施した
ラベル原紙からラベルを打ち抜き成形するには、表面に
断続的に印刷を施したラベル原紙を、打抜機の抜き刃板
と受け板との間に置き、抜き刃板を受け板に押し付ける
ことで、表面に断続的に印刷を施したラベル原紙の各ラ
ベル部分を囲む断続的の切り込みを形成し、この打抜機
から取り出したラベル部分を囲む断続的の切り込みを設
けたラベル原紙を、多数枚積層し、積層したラベル原紙
をハンマー等を用いた手動作業によるか、またはラベル
部分に対応した押圧板を設けた押圧装置で、ラベル部分
をラベル原紙から打ち抜くことによりラベル部分をラベ
ル原紙から分離するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラベル原紙の打ち抜き
ラベル部分をラベル原紙から分離するには、ラベル打ち
抜き機で切り込み加工を施したラベル原紙を、ラベル打
ち抜き機から取り出して積層する手段と積層したラベル
原紙の打ち抜きラベル部分を手動または機械的な手段で
押圧する手段を必要とする。すなわち、打ち抜きラベル
部分をラベル原紙から分離するには、打抜機から取り出
してラベル原紙を多数枚積層する工程と、積層したラベ
ル原紙からラベル部分を分離する工程との2つの独立し
た工程を必要とする。このように、2つの工程でラベル
原紙の打ち抜きラベル部分をラベル原紙から分離する場
合に、ラベル原紙から分離するラベル部分の大きさ、形
状および配置が多数枚同じものであれば、ラベル部分に
対応した押圧板を設けた押圧装置を多数枚積層したラベ
ル原紙に隣接配置することで、2つの工程を連続して行
なうことが可能であるが、ラベル原紙から打ち抜かれる
ラベル部分の大きさ、形状および配置が変わる多品種少
量の場合には、積層されるラベル原紙は打ち抜きラベル
部分の大きさ、形状および配置に応じて、これら積層さ
れるラベル原紙のラベル部分の大きさ形状および配置に
対応した異なる形態の押圧板を、積層されるラベル原紙
に応じて交換する作業を必要とし、2つの工程を連続し
て行なうことができない。
【0004】そこで、型抜きシートを送るための送りロ
ーラの上方に接離自在に押えローラを配置し、この押え
ローラと送りローラの間に送り込まれる型抜きシートを
押えローラと送りローラで挟持し、押えローラを送りロ
ーラの外周面に沿って動かすことで、型抜きシートから
切り込みに囲まれた部分を剥離するようにした型抜きシ
ートの剥離装置が本出願人により開発された。
【0005】しかし、この型抜きシートの剥離装置は、
型抜きシートに設けた打ち抜き部分の大きさおよび配置
に関係なく、打抜機から取り出しされる型抜きシートか
ら打ち抜き部分を自動的かつ確実に分離することはでき
るものの、押えローラは送りローラに対して回転運動で
はなく往復運動であり、しかも、押えローラを送りロー
ラに押圧する装置を必要とし、型抜きシートから打ち抜
き部分を剥離するのに複数の工程を有するため、型抜き
シートから打ち抜き部分を分離する速度に限界がある。
【0006】また、上記形式の型抜きシートの剥離装置
では、型抜きシートの打ち抜き部分の外側に位置するス
クラップ部分、すなわち、型抜きシートの窓枠状部分
(型抜きシートの打ち抜き部分を分離したスクラップ部
分)の幅が広いと、型抜きシートの窓枠状部分の柔軟性
に欠け、型抜きシートを剥離する際に型抜きシートの窓
枠状部分が送りローラに沿って移行せず、送りローラが
空回り状態となり、送り方向後側に位置するスクラップ
部分が送りローラと押えローラの間を通って送り出され
ないことがある。
【0007】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、型抜きシートの打ち抜き部分の大きさ、形状および
配置に関係なく、打抜機から取り出しされる型抜きシー
トから打ち抜き部分を高速度で分離することを可能にし
た型抜きシートの剥離装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の型抜きシートの
剥離装置は、型抜きシートを送るための送りローラと、
この送りローラに近接して配置され送りローラとの間に
送り込まれる型抜きシートの先端部を弾性的に挟持する
押えローラと、押えローラと送りローラを同一表面速度
で回転させる歯車装置と、押えローラを送りローラの外
周面に沿って型抜きシートと同じ速度で動かし型抜きシ
ートから切り込みに囲まれた部分を剥離するための作動
装置とから構成される。
【0009】本考案の型抜きシートの剥離装置は、型抜
きシートを送るための送りローラと、この送りローラの
両側に配置された回転支持板と、回転支持板に角度的に
等間隔を置いて軸支された複数の押えローラと、回転支
持板に連結され押えローラが送りローラの外周面に沿っ
て型抜きシートと同じ速度で動くように回転支持板を回
動させる作動装置と、押さえローラと送りローラとの間
に送り込まれる型抜きシートの先端位置および型抜きシ
ートの終端側スクラップ部分位置を検出するセンサ装置
と、センサ装置の信号を受けて作動装置を作動させる制
御装置とから構成される。
【0010】
【作用】本考案の型抜きシートの剥離装置では、送りロ
ーラに送り込まれる型抜きシートの先端部を、送りロー
ラと押えローラの間で挟持し、ローラ間で挟持された型
抜きシートを、押えローラを送りローラの外面に沿って
型抜きシートと同じ速度で動かすことで、型抜きシート
から型抜き部分を分離し、分離した型抜き部分を一方向
に送るとともに、型抜きシートのスクラップ部分を別の
方向に送る。
【0011】本考案の型抜きシートの剥離装置では、複
数の押えローラを送りローラに対して角度的に等間隔を
置いて配置し、送りローラに送り込まれる型抜きシート
の先端部を押えローラと送りローラの間で挟持し、型抜
きシートの先端位置を制御装置が検出したら作動装置を
作動させて複数の押えローラを送りローラの外面に沿っ
て動かし、型抜きシートから型抜き部分を分離し、分離
した型抜き部分を一方向に送るとともに、型抜きシート
のスクラップ部分を分離した型抜き部分と別の方向に送
り、さらに、型抜きシートの終端側スクラップ部分を制
御装置が検出したら、作動装置を作動させることで複数
の押えローラを送りローラの外面に沿ってさらに動か
し、別の押えローラを送りローラに対する初期の位置に
置き、この押えローラの回動途中において、型抜きシー
トの終端側スクラップ部分の進行方向を変えることで、
型抜きシートのスクラップ部分の送りローラによる空回
りを防ぎ、型抜きシートのスクラップ部分の送りを確実
とし、かつ、複数の押えローラを送りローラに対して同
方向に回動させることでより高速運転を可能にする。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面につき説明す
る。
【0013】図1において符号1は、型抜きシートの剥
離装置の回転ローラ(送りローラ)を示し、この回転ロ
ーラ1は機械本体に回転自在に軸支されている。この回
転ローラ1は、図示しないモータにより矢印Aの方向に
常時回転するようになっている。この回転ローラ1の外
周面には、たとえばタングステン粉末のような金属粉末
が溶着され、送り込まれる型抜きシート2を確実に送り
出すようにしている。また、この回転ローラ1の上流側
に配置された送り台3には、送りローラ4および押え板
5が設けられており、処理しようとする型抜きシート2
を、送りローラ4と送り台3の間を通り押え板5に強制
されながら送り台3に沿って回転ローラ1に送り込むよ
うにしている。上記押え板5は、送り方向上流側をピン
5aにより上下方向に回動自在に支持されている。
【0014】一方、上記回転ローラ1の上方には、押え
ローラ6が配置されている。この押えローラ6の外周面
にも、回転ローラ1と同様にタングステン粉末のような
金属粉末が溶着されている。回転ローラ1と押えローラ
6は同一表面速度で回転するように歯車装置により作動
連結されている。この場合、押えローラ6と対称位置に
同じ重さのバランサ17を配置することが好ましい。上
記押えローラ6は、図2および図3に示すように、回転
ローラ1と同軸に支持された回転支持板7に設けた支持
体8に軸支されている。上記支持体8は全体形状をL形
とし、中間位置をピン9を介して回転支持板7に枢着さ
れ、一端側に押えローラ6のための軸受部が形成され、
他端側に凹部10が形成されている。この凹部10には
コイルばね11が配置され、このコイルばね11の端部
を支持体8に隣接配置された係止部12に弾性的に当接
することで、支持体8をピン9を中心にして反時計方向
に押圧し、これにより、支持体8に軸支された押えロー
ラ6は、回転ローラ1に当接する方向に常時押圧されて
いる。また、回転支持板7の外面には、型抜きシート2
を案内する案内装置13が取付けられている。この案内
装置13は、押えローラ6と回転ローラ1との間に送り
込まれる型抜きシート2を、押えローラ6を回転ローラ
1の外周面に沿って90度動かした際に、押えローラ6
の上側に水平方向に延びるように位置し、型抜きシート
2から剥離された切り込みに囲まれた型抜き部分2aを
水平方向に送り出すようにしている。型抜きシート2の
残りのスクラップ部分2bは、回転ローラ1と押えロー
ラ6に挟持されているので、回転ローラ1と押えローラ
6の回転により回転ローラ1の下方に落下する。
【0015】他方、回転支持板7の外面には歯車14が
取付けられている。この歯車14は、図示しないタイミ
ングベルトを介して作動装置(駆動モータ)に連結さ
れ、駆動モータにより回転支持板7を型抜きシート2の
送り速度と同じ速度で回動させる。すなわち、駆動モー
タは、制御装置15により型抜きシート2が押えローラ
6と回転ローラ1との間の挟持された時点で起動し回転
支持板7が型抜きシート2の送り速度と同じ速度で90
度回動した点で終了し、1枚の型抜きシート2の剥離が
完了したら再度作動し押えローラ6が初期の位置に戻る
ように制御される。この制御装置15に検出信号を送る
センサ装置16が、押えローラ6と回転ローラ1のニッ
プ点nから距離L離れた位置に配置されている。このセ
ンサ装置16は、押えローラ6と回転ローラ1との間に
送り込まれる型抜きシート2の先端位置を検出する。セ
ンサ装置16の検出信号を受けた制御装置15は、型抜
きシート2の速度とこの距離Lによりセンサ装置16の
検出信号から型抜きシート2のセンサ装置16から押え
ローラ6と回転ローラ1との間に挟持されるまでの時間
を演算し、制御装置15より発する制御信号で押えロー
ラ6と回転ローラ1との間に型抜きシート2が挟持され
た時点で駆動モータを作動させる。この駆動モータによ
り回転支持板7に設けた押えローラ6は型抜きシート2
の送り速度と同じ速度で回転ローラ1の外面に沿って9
0度回動する。このセンサ装置16は、タイマー装置で
あってもよい。
【0016】つぎに作用を説明する。
【0017】型抜きシート2から切り込みに囲まれた型
抜き部分2aを剥離するには、型抜きシート2を、送り
ローラ4および押え板5を通して送り台3の上を回転ロ
ーラ1に向けて送り込むが、作動開始時においては、図
4に示すように、押えローラ6は回転ローラ1の直上に
位置し、支持体8に軸支された押えローラ6は、コイル
ばね11により回転ローラ1の方向に押圧されている。
【0018】型抜きシート2を、送りローラ4および押
え板5により送り台3の上を回転ローラ1に向けて送り
込むと、型抜きシート2の先端位置は送り台3と回転ロ
ーラ1の間(回転ローラ1の上流側)に設けたセンサ装
置16により検出され、センサ装置16による検出信号
は制御装置15に送られる。この制御装置15は、型抜
きシート2の先端位置がセンサ装置16から押えローラ
6と回転ローラ1との間の挟持されるまでの時間を演算
し、その演算時間が経過したら制御信号を作動装置に発
する。
【0019】送り台3の上を移動する型抜きシート2が
さらに進むと、型抜きシート2の先端が押えローラ6と
回転ローラ1とのニップ点nに到着し、型抜きシート2
の先端が押えローラ6と回転ローラ1と間に挟持され
る。この押えローラ6と回転ローラ1の型抜きシート2
への挟持される部分は、型抜きシート2の枠部分(スク
ラップ部分2b)に相当するスクラップ部分2bであ
り、このスクラップ部分2bの厚さに応じて、支持体8
に軸支された押えローラ6は、コイルばね11の力に抗
して回転ローラ1から離れる方向に動き、押えローラ6
と回転ローラ1と間でスクラップ部分2bを確実に挟持
する。
【0020】回転ローラ1に送り込まれた型抜きシート
2の枠部分2bが、押えローラ6と回転ローラ1により
挟持されると同時に制御装置15から発する制御信号に
より、図示しない作動装置が作動し、回転支持板7を型
抜きシート2の送り速度と同じ速度で90度回動させ
る。回転支持板7に設けた支持体8も同様に回動するの
で、押えローラ6は、回転ローラ1の外周面に沿って同
じように90度回動する(図5)。これにより、押えロ
ーラ6と回転ローラ1により挟持された型抜きシート2
の枠部分2bは、押えローラ6とともに下方に送られ
る。この型抜きシート2の枠部分2bを下方に送る際の
型抜きシート2の回転ローラ1の外面に沿った曲げによ
り、型抜きシート2から型抜き部分2aが剥離され、こ
の剥離された型抜き部分2aは、回転ローラ1の回転力
により水平方向に送り出され、分類と整理を兼ねる収容
機に収納される。
【0021】1枚目の型抜きシート2の型抜き部分2a
の剥離が終了したら、図示しない作動装置が作動し、回
転支持板7は、さらに回動して初期の位置に戻され、2
枚目の型抜きシート2を同様な手順で処理することにな
る。
【0022】図6ないし図8は本発明の他の実施例を示
し、この実施例においては、回転支持板7に一対の支持
体8a、8bが配置されている。一対の支持体8a、8
bは、上記支持体8と同様な構造であり、支持体の一端
側に押えローラ6a、6bがそれぞれ配置されている。
そして、一対の支持体8a、8bは、ピン9を回転ロー
ラ1の中心を通る直径線上に固定することで回転支持板
7に枢着される。したがって、押えローラ6a、6bも
回転ローラ1の中心を通る直径線上に位置する。すなわ
ち、運転開始時においては、回転支持板7に設けた一対
の押えローラ6a,6bのうちの一方の押えローラ6a
が回転ローラ1の直上に位置し、他方の押えローラ6b
が回転ローラ1の直下に位置する。また、回転ローラ1
の上流側に設けたセンサ装置16は、押えローラ6aと
回転ローラ1との間に送り込まれる型抜きシートの先端
位置および型抜きシートの終端側スクラップ部分位置を
検出するように設定されている。センサ装置16の検出
信号を受けた制御装置15の発する制御信号で作動装置
が動き、回転支持板7を回転ローラ1の回りを90度づ
づ回動させる。これは、2つの押えローラが180度の
角度間隔を置いて配置され、2度の回動で1つの押えロ
ーラを初期の位置に戻すためである。
【0023】しかして、型抜きシート2の先端部を一方
の押えローラ6aと回転ローラ1の間で挟持したら、型
抜きシートの先端位置を検出したセンサ装置16からの
信号を受けた制御装置から発する制御信号で図示しない
作動装置を作動させて、回転支持板7を型抜きシート2
と同じ速度で回転ローラの外面に沿って図6の位置から
90度動かす(図7)。これにより、一対の押えローラ
6a、6bも同時に回転ローラ1の外面に沿って90度
動かされ、押えローラ6aと回転ローラ1により挟持さ
れた型抜きシート2の枠部分2bは、押えローラ6aと
ともに下方に送られる。この型抜きシート2の枠部分2
bを下方に送る際の型抜きシート2の回転ローラ1の外
面に沿った曲げにより、型抜きシート2から型抜き部分
2aが剥離され、この剥離された型抜き部分2aは、回
転ローラ1の回転力により水平方向に送り出され、分類
と整理を兼ねる収容機に収納され、型抜きシートのスク
ラップ部分2bは回転ローラ1の下方に落下される。
【0024】ついで、型抜きシート2の終端側スクラッ
プ部分をセンサ装置16が検出したら、センサ装置16
からの信号を受けた制御装置から発する制御信号で図示
しない作動装置を作動させて、回転支持板7を型抜きシ
ート2と同じ速度で回転ローラ1の外面に沿ってさらに
90度動かす。回転支持板7に設けた一対の押えローラ
6a、6bも同時に回転ローラ1の外面に沿って90度
動かされるので、他方の押えローラ6bが回転ローラ1
に対する初期の位置に配置されることになる。この押え
ローラ6bの回動途中(図8)において、型抜きシート
2の終端側スクラップ部分が送り台3と回転ローラ1の
間に橋絡した状態にあり、型抜きシート2のスクラップ
部分2bが回転ローラによに送り出されない状態にあっ
ても、他方の押えローラ6bが回転ローラ1に対する初
期の位置に配置する回動運動により型抜きシート2の終
端側スクラップ部分(橋絡部分)を上方に跳ね上げるこ
とで押え板5がピン5aを中心に上方に動き、型抜きシ
ート2のスクラップ部分が回転ローラ1による空回り状
態になることはなく、型抜きシート2のスクラップ部分
は回転ローラ1の下方への落下を確実とする。また、一
対の押えローラ6a,6bを回転ローラ1に対して同方
向に回動させることで装置の高速運転が可能になる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、押え
ローラを送りローラの外周面に沿って動かし型抜きシー
トから切り込みに囲まれた部分を剥離するので、型抜き
シートに設けた打ち抜き部分の大きさ、形状および配置
に関係なく、打抜機から取り出される型抜きシートから
打ち抜き部分を自動的かつ確実に分離することができ、
また、複数の押えローラを送りローラに対して角度的に
等間隔を置いて配置し、押えローラを押さえローラと送
りローラとの間に送り込まれる型抜きシートの先端位置
および型抜きシートの終端側スクラップ部分を検出して
回動することで、押えローラの回動途中において、型抜
きシートの終端側スクラップ部分の進行方向を変えるこ
とで、型抜きシートのスクラップ部分の送りを確実とし
かつ複数の押えローラを送りローラに対して同じ方向に
回動させることで高速運転を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による型抜きシートの剥離装置の概略
図。
【図2】本発明による型抜きシートの剥離装置の要部を
示す図。
【図3】本発明による型抜きシートの剥離装置の運転開
始時の押えローラと回転ローラの位置を示す図。
【図4】押えローラの送りローラに対する初期の位置を
示す図。
【図5】押えローラの送りローラに対する終期の位置を
示す図。
【図6】本発明による型抜きシートの剥離装置の他の実
施例における押えローラの送りローラに対する初期の位
置を示す図。
【図7】押えローラの送りローラに対する終期の位置を
示す図。
【図8】押えローラの送りローラに対する初期の位置に
配置する途中を示す図。
【符号の説明】
1 送りローラ 2 型抜きシート 2a 型抜き部分 2b スクラップ部分 6 押えローラ 6a,6b 押えローラ7 7 回転支持板 8 支持体 9 ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型抜きシートを送るための送りローラと、
    この送りローラに近接して配置され送りローラとの間に
    送り込まれる型抜きシートの先端部を弾性的に挟持する
    押えローラと、押えローラと送りローラを同一表面速度
    で回転させる歯車装置と、押えローラを送りローラの外
    周面に沿って型抜きシートと同じ速度で動かし型抜きシ
    ートから切り込みに囲まれた部分を剥離するための作動
    装置とを有する型抜きシートの剥離装置。
  2. 【請求項2】型抜きシートを送るための送りローラと、
    この送りローラの両側に配置された回転支持板と、回転
    支持板に角度的に等間隔を置いて軸支された複数の押え
    ローラと、回転支持板に連結され押えローラが送りロー
    ラの外周面に沿って型抜きシートと同じ速度で動くよう
    に回転支持板を一方向に回動させる作動装置と、押さえ
    ローラと送りローラとの間に送り込まれる型抜きシート
    の先端位置および型抜きシートの終端側スクラップ部分
    位置を検出するセンサ装置と、センサ装置の信号を受け
    て作動装置を作動させる制御装置とを有する型抜きシー
    トの剥離装置。
JP27625692A 1992-10-14 1992-10-14 型抜きシートの剥離装置 Expired - Lifetime JP2706024B2 (ja)

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US08/134,303 US5470004A (en) 1992-10-14 1993-10-08 Separating apparatus for a punched sheet
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EP19930116406 EP0592976B1 (en) 1992-10-14 1993-10-11 Separating apparatus for a punched sheet
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