JP2705886B2 - マグネトロンの陰極支持構造体 - Google Patents

マグネトロンの陰極支持構造体

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JP2705886B2
JP2705886B2 JP5186372A JP18637293A JP2705886B2 JP 2705886 B2 JP2705886 B2 JP 2705886B2 JP 5186372 A JP5186372 A JP 5186372A JP 18637293 A JP18637293 A JP 18637293A JP 2705886 B2 JP2705886 B2 JP 2705886B2
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J23/02Electrodes; Magnetic control means; Screens
    • H01J23/04Cathodes
    • H01J23/05Cathodes having a cylindrical emissive surface, e.g. cathodes for magnetrons

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子レンジなどのマ
イクロ波加熱器に用いられマグネトロンに関し、マグネ
トロンの陰極支持構造を改善したマグネトロンの陰極支
持構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マグネトロンの陰極部構造体と
しては、日本特開昭62−76241号がある。同公報
においては、製造能率と、信頼性の向上のため、絶縁体
の上部面を陰極支持用リード線との接合面に金属層を被
着させ、また、金属ダクトとの接合面を上記陰極支持用
リード線と接合される金属層より高さを低く形成すると
共にその上部に金属層を被着させた構造となっている。
【0003】ところで、上記のごとき構成のマグネトロ
ン陰極部構造体においては、マグネトロンの製造能率と
信頼性は向上できるが、陰極支持用リード線が長いた
め、高価のモリブデンにより製造コストを高め、さらに
冗長のため陰極部の振動が低減できない問題点があっ
た。このような問題点の解決のためのマグネトロン陰極
部の構造体として、図1に示すものがある。図1におい
て、トリウム,タングステンとからなる螺旋状フィラメ
ント1は、その両端部のモリブデン製のエンドハット
(end cap)2,3が固着され、上部エンドハッ
ト2にはフィラメントに非接触で貫通するモリブデン製
のリード線5が固着され、下部エンドハット3にはフィ
ラメント1を支持するリード線5と同様の材質のリード
線4が固着されている。これらのリード線4,5の他端
部は、マグネトロンの陰極支持構造体の絶縁体7に形成
された通孔を貫通してターミナル片8,9にブレージン
グされて電気的に接続されている。つまり、リード線
4,5の下側端部は、絶縁体7の外側面に被着された金
属層7Bに溶接固着されたターミナル片8,9にブレー
ジングされている。また、絶縁体7の開口部の外周縁部
7Dにも金属層が被着されている。この外周縁部7Dに
金属ダクト6が気密に溶着され、この金属ダクト6のフ
ランジ6aの上部位には図示のない磁極及び両極筒体が
気密に溶接されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
マグネトロンの陰極構造体においては、図1のごとく、
絶縁体7に挿入される一対のリード線4,5の棒着位置
から陰極部の上部エンドハット2に至る長さLが長いた
め、高価のモリブデンからなる、リード線が長いため、
製造コストが高まるのみならず、外部からの衝撃を受け
た場合、先端部、つまり、上部エンドハット2方に生じ
る振動の振幅が大きいため、衝撃に弱い陰極に損傷を与
えやすく、絶縁体7に挿入された一対のリード線4,5
を夫々のターミナル片8,9に組み立てる際、ターミナ
ル片が小さい上に、絶縁体7に形成された凹部7C内で
組み立てるため組み立てにくいと言う問題点があった。
【0005】さらに、陰極、つまりトリウム−タングス
テン合金製のフィラメント1の中心が、図示のない両極
筒体の中心から外れる場合、フィラメント1と両極ベイ
ンとが近接した部位へ発振が寄与できない損失電流の漏
れ電流が増え、マグネトロンの発振効率が低下され、フ
ィラメント1から生じた熱電子分布が均一でないため、
両極ベインの近接した部位に熱電子が集中するようにな
り、両極ベインの形成する夫々の共同共振器に不均一な
電気的エネルギーが加えられることにより、マイクロ波
出力が低下するみのならず、熱電子が、集中される部分
のフィラメント1の温度が局部的に急激に上昇し、熱電
子放射に要するフィラメント1内部のトリウムが急激に
蒸発されることにより、フィラメント1の熱電子放射能
力が急激に低下され、マグネトロンの寿命が急に短縮さ
れる問題点が生じるのみならず、マグネトロンでフィラ
メント1の位置を決める一対のリード線4,5中からフ
ィラメント1を貫通するリード線5を図1のごとく、2
カ所の位置、つまり地点Aと地点Bに折曲する過程で寸
法誤差が生じて陰極部を組み立てた場合、リード線5が
フィラメント1の中心から外れる問題が生じ、陰極部が
図示のない両極筒体の中心から偏位されるようになり、
マグネトロンの効率及び出力を低下させると共に、マグ
ネトロンの寿命も短縮される。
【0006】このような問題の解決のためには、陰極部
の組み立て後、上記リード線5の位置を調整すべきであ
るため、組み立て工程が追加され、製造コストを高める
という問題点があった。
【0007】
【発明の目的】従って、この発明は、上記の問題点に鑑
みてなされたものであって、この発明の目的は、高価の
モリブデン製のリード線を短縮させ、製造コストを低減
せしめ、陰極部を両極筒体の中心に精密に同軸的に配設
し、マグネトロンの発振効率を向上せしめ、陰極部の耐
振性を向上せしめ、また、マグネトロンの効率及び出力
を向上せしめ、製造コストを低減せしめ、さらに組み立
ての容易なマグネトロンの陰極支持構造体を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のごとき目的達成の
ためのこの発明によるマグネトロンの陰極支持構体は、
高周波を発振するマグネトロンにおいて、下部エンドハ
ット及び、フィラメントを非接触にて貫通させ、一端部
が上部エンドハットに固着された直線状の中央リード線
と、上記中央リード線から偏位されて平行に配設され下
記下部エンドハットを支持する外側リード線と、上記中
央及び外側リード線の他端部を支持するべく固定孔を夫
々形成された絶縁セラミックと、絶縁セラミックの上部
面から高さLだけ離れて上記中央リード線を上部で支持
すると共に、その基端部が絶縁セラミックの上部面に固
着されて第2の外部接続ターミナルに電気的に接続され
る動殿ターミナルと、上記絶縁セラミックの上部面に固
着され、上記外側リード線と第1外部接続ターミナルを
電気的に接続される金属板とからなることを特徴とす
る。
【0009】このように構成されると、フィラメントの
位置を決める高価のモリブデンからなる一対のリード線
を短縮でき、製造コストを低減せしめるのみならず、さ
らにリード線中の1つを絶縁セラミックから所定の高さ
Lをおいてクランプする構造であるため、フィラメント
を含む陰極部の振動を防止できるため耐振性が向上さ
れ、両極筒体の中心に陰極部を容易に一致させうるた
め、マグネトロンの効率及び出力低下を防止できる。
【0010】さらに、一対のリード線を相互平行なスト
レート状にしたため、従来のごとくリード線中一つのリ
ード線を2か所で折曲する必要がないため、陰極部の組
み立て後、リード線の調整を要しないため、製造コスト
の低減を図りうる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例について添付図に沿
って述べる。図1と同一部分に対しては、同一符号を付
して重なる説明は省く。
【0012】図2ないし図5において、銅板などにより
円筒状に形成された両極筒体12の内面には、複数の共
振空洞を形成する多数のベイン16が配設されており、
両極筒体12とベイン16により両極部を構成する。さ
らに、この両極筒体12の中心軸上の近傍には、上記複
数のベイン16の先端部により作用空間が形成され、こ
の作用空間内には、例えば、熱電子を放射するべく、ト
リウム−タングステン合金などを螺旋状に巻回したフィ
ラメント1が配置されている。このフィラメント1の両
端部には、発振に寄与できない損失電流の中心軸方向へ
の熱電子の放射を防止するべく上、下部エンドハット
2,3が固着され、下部エンドハット3の床面には、外
側支持体の外側リード線27が溶着され、中央支持体の
中央リード線35は、下部エンドハット3の中央部近傍
に形成された通孔を通して上部エンドハット2に溶着さ
れている。ここで、中央リード線35は下部エンドハッ
ト3及びフィラメント1と非接触貫通されており、この
リード線27,35はすべてストレート(一直線)に延
びたモリブデン製からなるものであって、フィラメント
1に動作電流を供給するものである。
【0013】さらに、上記両極筒体12の両側開口部に
固定され作用空間に均一に磁束を収束する磁路を形成す
る漏斗状の磁極(Pole Piece)13,14
は、両極筒体12の両端部内側の切欠いた位置に溶着さ
れ、残った両端部外側縁を折り曲げて固定したのち、気
密に溶着されている。上記漏斗状磁極13,14の上下
部には、両極筒体12の内部を真空密封するための金属
ダクト18,6が夫々磁極13,14の中間部或いは両
極筒体12の端部に夫々気密に溶着され、この金属ダク
ト18,6の外側面に所定の距離をおいてリング状の永
久磁石20,21が夫々配置されている。さらに、金属
ダクト18上部開口端部にはセラミック製の円筒状に形
成された出力側セラミックダクト36が溶接などにより
固接されており、この出力側セラミックダクト36の上
部側先端部には、銅にて作られた排気ダクト39が固着
され、排気ダクト39の内部中央部の近傍には共振空洞
内で発振され溶着されており、排気ダクト39の外側面
には排気ダクト39の溶着部を保護し、又電界集中によ
るスパーク防止、高周波アンテナの作用をすると共に、
高周波出力を外部へ引き出すアンテナキャップ37が覆
われている。
【0014】また、両極筒体12の外周面には、ダクト
の径方向へ延びた複数枚のアルミニウム放熱板15がヨ
ーク22a,23bに固定されたクランプ部材24によ
り結合配置され、この放熱板15は永久磁石20,21
と共にじろ形成用ヨーク22a,22bにより覆われて
いる。また、出力側の永久磁石20の上部側及びヨーク
22aの開口部の間には、金属綱などで形成され、高周
波の電波漏れを防止する第1ガスケット29が第2ガス
ケット38を介して配置されている。
【0015】一方、上記外側及び中央リード線27,3
5の下端部は、絶縁セラミック41に形成された金属板
32及び固定孔39,42に夫々挿入され固定されてこ
の絶縁セラミック41の上部面に被着された導電ターミ
ナル34に夫々接触して第1,2外部接続ターミナル3
0,31と電気的に夫々接続されている。
【0016】
【課題を解決するための手段】次に、この発明の要部の
絶縁セラミック41の構造について述べる。図3,5に
おいて、絶縁セラミック41は、円柱状であり、その上
部面には金属ダクト6と第1,第2外部接続ターミナル
30,31との間には電気的に絶縁が保たれるように、
絶縁セラミックス41の外側面から一定距離をおいて内
側にリング状の凹溝20が形成され、また、略中央部に
は、中央リード線35を固定する固定孔42と、上記固
定孔42と第1,2外部接続ターミナル30,31をつ
なぐ絶縁セラミックス41の径線から変位され、外側リ
ード線27を固定する固定孔39が夫々形成されてい
る。さらに、固定孔42の上部側には外側及び中央リー
ド線27,35同士の絶縁破壊の防止のため、固定孔4
2より大径凹溝42aが形成され、リング状の凹溝
と固定孔42上部に形成された大径の凹溝42aとの
間に図示のないモリブデン−マンガン製のペースト層を
介して第1外部接続ターミナル30と外側リード線27
を導通させるべく導電性の金属板32が平らに固定され
ており、これと反対側のリング状の凹溝20と固定孔4
2上部に形成された大径の凹溝42aとの間には、金属
板32から一定の距離が離れていると共に、絶縁セラミ
ックス41の上部面から一定高さLだけ離れて中央リー
ド線35を支持するよう通孔の形成された断面が階段状
の導電ターミナル34が図示のないモリブデンーマンガ
ン性のペースト層を介して第2外部接続ターミナル31
と中央リード線35を電気的に導通させるべく固定され
ている。そして、導電ターミナル34の基端部は、絶縁
セラミックス41の上部面に固着されている。さらに導
電ターミナル34の自由端部は、上記金属板32と非接
触状態とされている。詳しくは、導電ターミナル34は
陰極部の振動防止をするべく絶縁セラミックッス41の
上部面から高さLだけ離れて中央リード線35に電気的
に接続され、フィラメント1に動作電流を供給する。
【0017】上述において、固定孔42は、陰極部の振
動を防止するべく、固定孔39より深く形成され、固定
孔42及び39は第1,2外部接続ターミナル30,3
1挿入用通孔の間に、径線に中心をほとんど一致させて
形成されているため、第1外部接続ターミナル30、外
側リード線27、中央リード線35,第2外部接続ター
ミナル31は、第4図のごとく、左側から右側へ順次絶
縁セラミック41の径線上にその中心をおおむね一致さ
せ、直線に配列されている。さらに、金属ダクト6も図
示のないモリブデン−マンガン製のペースト層を介して
絶縁セラミック41の上部縁周に固着されるのはもちろ
んである。
【0018】次に、図6,7にそってこの発明の他実施
例について述べる。図6,7の実施例が、図2〜5の実
施例と異なる点は、凹溝42aとリング状凹溝20との
間に図示しないモリブデン−マンガン製のペースト層を
介して第1外部接続ターミナル30と外側リード線57
とを電気的に接続させるべく略半円状又は扇形状の金属
板52が平らに溶着され、外側リード線57を固定する
固定孔59を第1,2外部接続ターミナル30,31と
中央リード線35が一直線に配列された絶縁セラミック
51上部面の直径線上に一致させずに径線から偏位させ
て位置させた点と、導電ターミナル54の形状を変えた
点である。
【0019】このように、外側リード線57を径線から
偏位させて中央リード線35に並行に位置させると、組
み立てが容易であるのみならず、外側リード線57の位
置固定が自在になるため、作業がしやすく、組立作業の
能率を向上させ、両極筒体12の中心部に陰極部の位置
づけが容易であるため、マグネトロンの効率及び出力を
向上せしめ、製造コストのダウンを図りうる。
【0020】次に、マグネトロンの陰極支持構造体の動
作効果について述べる。外部ターミナル30,31を通
して電源が印加されると、第2外部接続ターミナル31
→導電ターミナル→中央リード線35→上部エンドハッ
ト2→フィラメント1→下部エンドハット3→外側リー
ド線57→金属板52→第1外部接続ターミナル30に
より閉回路が構成され、フィラメント1に動作電流が供
給されて加熱され、この際両極筒体12に所定の電圧が
供給されると、フィラメント1から熱電子が放射され
る。さらに、この熱電子が磁極13,14の磁界内で作
用して、高周波発振を行い、その高周波出力がアンテナ
17を通して排気ダクト39及びアンテナキャップ37
を介して電子レンジのオーブン内へ放射される。
【0021】ところで、この発明におけるマグネトロン
の陰極支持構造体は、固定孔59,42に下側部が挿入
されているため、中央リード線35の中央部近傍を2個
所で折り曲げを要せず、また、高価のモリブデンからな
る外側及び中央リード線57,35の長さが短縮でき、
陰極部の組立が容易で製造コストをダウンさせうるし、
また、これら外側及び中央リード線57,35の長さが
短く、固定孔42の深さを固定孔59より深く形成した
ため、中央リード線35が固定孔42に堅固に支持さ
れ、さらに絶縁セラミック51の上部面から一定高さL
だけ離されて導電ターミナル54に形成された通孔で半
田付けなどにより電気的に接続され、位置固定されてい
るため、耐振性が向上される。
【0022】また、直線状の中央リード線35の中央近
傍を2カ所で折り曲げる必要がないため、折り曲げの際
に生じる寸法誤差が防止でき、陰極部の組立後、中央リ
ード線35の調整が不必要であり、さらに、両極筒体1
2の中心に陰極部を位置させるため、マグネトロンの効
率及び出力を向上させうると共に、組立てが容易で、製
造コストを低減させうる。
【0023】
【発明の効果】上述のように、この発明によれば、絶縁
セラミックスの外側面から一定距離をおいて内側にリン
グ状の凹溝を形成し、略中央近傍に中央リード線の固定
用孔と、この孔から外側へ変位されて外側リード線の固
定用孔が夫々形成され、中央リード線の固定用孔上部に
絶縁破壊の防止のため、大径の凸溝を形成したのち、外
側リード線と外部接続ターミナルとを導通させるべく、
リング状凸溝と中央リード線固定用孔間の上部に金属板
を平らに被着させ、金属板の反対側のリング状凸溝と中
央リード線固定用孔間に、金属板から一定距離離れて、
一側が絶縁セラミック上部面に被着され、他端が絶縁セ
ラミックスの上部面から高さLだけ離れて中央リード線
導電セラミックスにより支持するとと共に、電極的に
接続され、中央と外側リード線を直線状に平に夫々の固
定孔内に挿入固定する構成となっているため、中央リー
ド線の中央近傍を従来のごとくおり曲げる必要がなく、
おり曲げる際に生じる寸法誤差の調整作業が夫必要であ
り、中央及び外側リード線を短縮でき、製造コストを低
減させ、陰極部を両極筒体の中心に位置させることがで
き、マグネトロンの効率と出力を向上せしめ、中央リー
ド線下部を絶縁セラミックの上部面から一定距離離れて
導電ターミナルにより、電気的に接続し、支持して陰極
部の耐振性も向上できる極めてすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のマグネトロンにおける陰極構造体の一部
破断面図である。
【図2】この発明の実施例によるマグネトロン陰極構造
体の一部破断面図である。
【図3】図2の陰極部の拡大断面図である。
【図4】導電ターミナルの拡大斜視図である。
【図5】図3の矢視IV−IVの断面図である。
【図6】この発明の他実施例を示すマグネトロンにおけ
る陰極支持構造体の断面図である。
【図7】図6の矢視VI−VI線の断面図である
【符号の説明】
1……フィラメント 2……上部エンドハット 3……下部エンドハット 4,5……リード線 6,18……ターミナル片 7……絶縁体 17……アンテナ 20……リング状溝 27,57……外側リード線 30,31……第1,2外部接続ターミナル 32,33……金属板 34……導電ターミナル 35……中央リード線 39,42……固定孔 41,51……絶縁セラミック

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波を発振するマグネトロンにおい
    て、下部エンドハット及びフィラメントを非接触にて貫
    通させ、一端部が上部エンドハットに固着された直線状
    の中央リード線と、上記中央リード線から偏位されて平
    行に配設され上記下部エンドハットを支持する外側リー
    ド線と、上記中央及び外側リード線の他端部を支持する
    べく、固定孔を夫々形成された絶縁セラミックと、絶縁
    セラミックの上部面から高さLだけ離れて上記中央リー
    ド線を上部で支持すると共に、その基端部が絶縁セラミ
    ックの上部面に固着されて第2外部接続ターミナルに電
    気的に接続される導電ターミナルと、上記絶縁セラミッ
    クの上部面に固着され、上記外側リード線と第1外部接
    続ターミナルを電気的に接続させる金属板とからなるこ
    とを特徴とするマグネトロンの陰極支持構造体。
  2. 【請求項2】 上記中央リード線及び外側リード線は、
    モリブデン材からなることを特徴とする請求項1に記載
    のマグネトロンの陰極支持構造体。
  3. 【請求項3】 上記中央リード線は、下部エンドハット
    及びフィラメントと非接触にて貫通し、上部エンドハッ
    トに固着されていることを特徴とする請求項1に記載の
    マグネトロンの陰極支持構造体。
  4. 【請求項4】 第1,2外部接続ターミナル間には、上
    記外側及び中央リード線が絶縁セラミックの直径線上に
    略中心が一致せられて一直線に配設されていることを特
    徴とする請求項1に記載のマグネトロンの陰極支持構造
    体。
  5. 【請求項5】 上記中央リード線を支持する固定孔は、
    上記外側リード線を支持する固定孔より深さが深く、上
    記絶縁セラミックの軸心に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のマグネトロンの陰極支持構造体。
  6. 【請求項6】 上記金属板は、リング状の溝と、上記中
    央リード線を支持する固定孔上部に形成された凹溝との
    間に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    マグネトロンの陰極支持構造体。
  7. 【請求項7】 上記導電ターミナルの上記基端部は、上
    記中央リード線を支持する固定孔の上部に形成された大
    径の凹溝と上記リング状の溝との間において、上記絶縁
    セラミックスの上記上部面に固着されると共に、上記導
    電ターミナルの自由端部は、上記金属板と非接触状態に
    配置されていることを特微とする請求項1に記載のマグ
    ネトロンの陰極支持構造体。
  8. 【請求項8】 上記導電ターミナルは、中央リード線を
    絶縁セラミックの上部面からLだけ離れて支持するよ
    う、上記中央リード線の通過する通孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンの陰極
    支持構造体。
  9. 【請求項9】 上記金属板は、半円状であることを特徴
    とする請求項1に記載のマグネトロンの陰極支持構造
    体。
  10. 【請求項10】 上記第1,2外部接続ターミナルと中
    央リード線は、絶縁セラミックの直径線上に配列固着さ
    れ、上記外側リード線は、上記直径線上から偏位されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のマグネトロンの
    陰極支持構造体。
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