JP6118984B2 - マグネトロンおよびマイクロ波利用機器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波利用機器等のマイクロ波発振装置に用いて好適なマグネトロンに関するものである。
マグネトロンは、内壁面に複数のベインが放射状に配設された陽極筒体と前記陽極筒体の中心軸上に配設された陰極構体を有する入力部と高周波出力部とを有する真空管部分と、永久磁石と磁気回路を構成する磁気継鉄と冷却部とを有する外装部分に大別される。
真空管部分の入力部には、陰極フィラメントの保持および電力供給のためのリード線が真空管内部に配設され、一方で、マグネトロンで発生した高周波雑音がリード線を介して外部へ漏出するのを防止するためのチョークコイルとコンデンサで構成されるLCフィルタ回路に接続する接続端子が真空管外部に配設されている。
例えば、特許文献1で開示されたマグネトロン用陰極構体では、図3に示すように、マグネトロンの陰極構体3のリード線と接続端子31を一体に成形(図示せず)し、かつ、チョークコイル32との接続を良好にするために、接続端子部を平板U字状に成形している。
チョークコイル32の線を接続端子31の平板U字部分に引っかけてTig溶接などで溶接し接続されている。
しかしながら、リード線と接続端子を一体に成形すると、接続端子に外部からの荷重あるいは衝撃等が加わった場合、陰極フィラメントの断線や陽極との相対位置の乱れ等が容易に発生してしまうため、近年ではリード線と接続端子は別々に成形していることが多い。
特開平1−187738号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、接続端子部を平板U字状に成形するため、マグネトロンを製造する際、U字形状がフックのような役目をしてしまうため、設備や作業手袋等、あらゆるところに引っかかりやすい。
また、U字形状では、チョークコイルの線と溶接する際、開放端方向に対しては位置決めとして機能しない。
そのため、引っかかることによる衝撃で端子変形やフィラメント断線などを引き起こし、チョークコイルとの溶接位置も安定しないため、生産性を悪くする。
近年では、これらの課題を解決するために、図4の他の従来例におけるマグネトロンの陰極構体4の正面図に示すように、丸棒状の接続端子41の先端を曲げて丸めた構成をしているマグネトロンも存在している。
しかしながら、図4の構成においては、チョークコイルと接続するために、チョークコイルの線42を接続端子41の丸めた部分に挿入して溶接等を行う必要がある。
チョークコイルはあらかじめ成形されたものを使用することが一般的であるため、接続端子41の丸めた部分に挿入する際、変形させる可能性が高い。
チョークコイルはマグネトロンの電気特性に大きく影響するため、変形を起こすと特性不良や短寿命などを引き起こす可能性があった。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、接続端子の引っかかりを防止し、かつチョークコイルの位置決めおよび変形の抑制をした、生産性の高い安定した性能のマグネトロンを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のマグネトロンは、陽極構体と、陰極構体と、チョークコイルと、前記陰極構体と前記チョークコイルを接続する接続端子とを備え、前記接続端子は前記陰極構体から延びる直線部と、前記直線部から延びて前記チョークコイルと接触するように屈曲した屈曲部を有し、前記屈曲部は、前記チョークコイルをマグネトロンの中心軸方向に対して抱え込むように屈曲しており、前記接続端子における前記直線部と前記屈曲部の先端との間には、前記チョークコイルの線の線径と同等かあるいは大きい空隙が存在している
これによって、屈曲角度の合計が180度より大きい、つまり接続端子の先端が接続端子自身の方向を向いているため、設備や作業手袋等に引っかかる心配がない。
前記接続端子の先端と接続端子自身との間にチョークコイルの線径以上の空隙を有しているため、チョークコイルの線を挿入する必要がなく、前記チョークコイルの線を空隙に沿って移動させることで溶接位置に配置することが可能であるため、チョークコイルの位置が決まりやすくかつ変形させる心配がない。
本発明に係るマグネトロンおよびマイクロ波利用機器によれば、マグネトロンの生産の際、設備や作業手袋等に引っかかることなく、生産性を向上させることができ、チョークコイルを変形させることなく、特性、品質の安定したマグネトロンを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1におけるマグネトロンの陰極構体の正面図 本発明の実施の形態1におけるマグネトロンの接続端子の正面図 従来のマグネトロンの陰極構体の斜視図 従来のマグネトロンの第2の陰極構体の正面図
第1の発明は、陽極構体と、陰極構体と、チョークコイルと、前記陰極構体と前記チョークコイルを接続する接続端子とを備え、前記接続端子は前記陰極構体から延びる直線部と、前記直線部から延びて前記チョークコイルと接触するように屈曲した屈曲部を有し、前記屈曲部は、前記チョークコイルをマグネトロンの中心軸方向に対して抱え込むように屈曲しており、前記接続端子における前記直線部と前記屈曲部の先端との間には、前記チョークコイルの線の線径と同等かあるいは大きい空隙が存在することにより、接続端子の先端が接続端子自身の方向を向くため、設備や作業手袋等に引っかかりにくくなり、チョークコイルの線を挿入する必要がなく、前記チョークコイルの線を空隙に沿って移動させることで溶接位置に配置することが可能であるため、チョークコイルの位置が決まりやすくかつ変形させる心配がない。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記接続端子は正面視略P字形状であり、前記屈曲部はU字形状で構成された第1の屈曲部と、略90度で構成された第2の屈曲部を有し、前記屈曲部内側に形成された空隙の径が前記チョークコイルの線径と同等以上であることにより、接続端子の先端が接続端子自身と対向するため、設備や作業手袋等に引っかかる心配がなく、チョークコイルの線を挿入する必要がなく、前記チョークコイルの線を空隙に沿って移動させることで容易に溶接位置に配置することが可能であるため、
チョークコイルの位置が決まりやすくかつ変形させる心配がない。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のマグネトロンをマイクロ波利用機器に備えることで、性能の安定化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるマグネトロンの陰極構体の正面図、図2は、本発明の第1の実施の形態におけるマグネトロンの接続端子の正面図を示すものである。
図1において、マグネトロンの陰極構体1は、陰極支持構体14とステムセラミック13と接続端子11と陰極フィラメントへ電力供給するためのリード線(図示せず)とがロー付けにより接合されて構成されている。
接続端子11と陰極フィラメントへ電力供給するためのリード線(図示せず)とは別々に成形されている。
接続端子11は、マグネトロンで発生した高周波雑音がリード線を介して外部へ漏出するのを防止するためのチョークコイルとコンデンサで構成されるLCフィルタ回路(図示せず)にチョークコイルの線12を介して、Tig溶接により接合される。
ここで、図2に示すように、接続端子11は、円形断面を有する鋼線で構成され、先端部にU字状の第1の屈曲部111を有し、同一面かつ同方向におよそ90度の第2の屈曲部112を有している。
第1の屈曲部111と第2の屈曲部112で構成された内側の空隙113は、チョーク
コイルの線12の直径よりも大きくなっている。
以上のように構成されたマグネトロンについて、以下にその作用を説明する。
まず、接続端子11の先端が空隙113を介して接続端子11自身と対向するため、接続端子11の先端が設備や作業手袋等に引っかかる心配がなくなり、接続端子の変形やフィラメントの断線等を防止できる。
次に、第1の屈曲部と第2の屈曲部で構成された内側の空隙がチョークコイルの線の直径よりも大きいため、チョークコイルの線を挿入する必要がなく、チョークコイルの線を空隙に沿って移動させることで容易に溶接位置に配置することが可能である。
そのため、チョークコイルの位置が決まりやすくかつ変形させる心配がなく、特性不良や短寿命などの不具合を防止できる。
なお、接続端子は、円形断面形状でなくてもよく、鋼線でなくてもよい。また、屈曲部は、1つあるいは複数あってもよく、同一面上になくてもよく、曲線でなくてもよい。
以上のように、本発明に係るマグネトロンおよびマイクロ波利用機器によれば、マグネトロンの生産の際、設備や作業手袋等に引っかかることなく、生産性を向上させることができ、チョークコイルを変形させることなく、特性、品質の安定化が可能となるので、マグネトロンの用途に有効である。
1 マグネトロンの陰極構体
11 接続端子
12 チョークコイルの線
13 ステムセラミック
14 陰極支持構体
111 第1の屈曲部
112 第2の屈曲部
113 空隙
3 マグネトロンの陰極構体
31 接続端子
32 チョークコイル
4 マグネトロンの陰極構体
41 接続端子
42 チョークコイルの線

Claims (3)

  1. 陽極構体と、陰極構体と、チョークコイルと、前記陰極構体と前記チョークコイルを接続する接続端子とを備え、
    前記接続端子は前記陰極構体から延びる直線部と、前記直線部から延びて前記チョークコイルと接触するように屈曲した屈曲部を有し、
    前記屈曲部は、前記チョークコイルをマグネトロンの中心軸方向に対して抱え込むように屈曲しており、
    前記接続端子における前記直線部と前記屈曲部の先端との間には、前記チョークコイルの線の線径と同等かあるいは大きい空隙が存在するマグネトロン。
  2. 前記接続端子は正面視略P字形状であり前記屈曲部はU字形状で構成された第1の屈曲部と、略90度で構成された第2の屈曲部を有し、
    記屈曲部の内側に形成された空隙の前記チョークコイルの線径と同等以上である請求項1に記載のマグネトロン。
  3. 請求項1または2に記載のマグネトロンを備えたマイクロ波利用機器。
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