JPH06276241A - デジタル復調装置 - Google Patents

デジタル復調装置

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JPH06276241A
JPH06276241A JP8559293A JP8559293A JPH06276241A JP H06276241 A JPH06276241 A JP H06276241A JP 8559293 A JP8559293 A JP 8559293A JP 8559293 A JP8559293 A JP 8559293A JP H06276241 A JPH06276241 A JP H06276241A
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JP
Japan
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signal
intermediate frequency
potential
duty ratio
comparator
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Application number
JP8559293A
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English (en)
Inventor
Atsushi Koshima
淳 越馬
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 IFリミッタの歪みなどにより生じたデジタ
ル復調部入力信号のデューティー比のずれを補正しデジ
タル復調装置の特性の劣化を防ぐ。 【構成】 受信IF信号は、LPF401によって得ら
れたIF信号自身の直流成分を基準としてコンパレータ
402にて電位の大小が比較され、矩形波信号としてデ
ジタル復調部300へ入力される。デジタル復調部30
0では、その矩形波信号から位相情報をサンプリング
し、遅延検波により復調データを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無線通信方式の分野に
おけるデジタル復調装置に関し、特に受信した中間周波
数信号の立ち上がり及び立ち下がり双方で位相情報のサ
ンプリングを行う位相検波回路を備えたデジタル復調装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル復調装置は受信した中間
周波数(以下IFと言う)信号の立ち上がりのみで位相
情報のサンプリングを行っており、またIF信号の周波
数が十分に低く、デジタル復調部入力信号のデューティ
ー比が50%に近かった等の理由により、デューティー
比補正回路を持たなかった。以下、図を用いて従来技術
の説明を行う。
【0003】図4は従来のデジタル復調装置の概略構成
を示すブロック図である。このデジタル復調装置は、ミ
キサ101とIFアンプ102とIFリミッタ103を
備えたIF処理部100と、コンデンサ201とリミッ
タ202を備えたIFリミッタ部200と、デジタル位
相検波回路301とベースバンドデジタル遅延検波回路
302を備えたデジタル復調部300とを有する。
【0004】次に動作について説明する。位相変調され
た受信信号はIF処理部100内のミキサ101でロー
カル周波数信号とミキシングされてIF信号となり、I
Fアンプ102に与えられ、増幅され、更にIFリミッ
タ103で振幅が一定レベルに制限されて次段のIFリ
ミッタ部200へ送られる。IFリミッタ部200内で
は、コンデンサ201により上記IFリミッタ103の
出力であるIF信号の直流成分を取り除き、リミッタ2
02で例えば電位2.5Vを中心とし、振幅が電圧5V
の矩形波信号を作成し、次段のデジタル復調部300へ
送る。デジタル復調部300では、デジタル位相検波回
路301にて上記矩形波信号から位相情報をサンプリン
グし、ベースバンドデジタル遅延検波回路302にて復
調データを求める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のデ
ジタル復調装置では、伝送速度を速くするためIF周波
数を高くしてIF周波数が高くなり、その周期が短かく
なるとIFリミッタ103の歪みの影響が無視できなく
なり、IFリミッタ部200の出力であるIF信号の矩
形波のデューティー比が50%からずれる。このように
デューティー比が50%からずれたIF信号の立ち上が
りのみで位相情報をデジタル位相検波回路301にてサ
ンプリングする場合、このデューティー比のずれはBE
R(BitError Rate、データを復調する際
にMビット中にNビットの誤りがあった場合はBER=
N/Mとなる)に影響しないものの位相の分解能は低下
するため結局復調装置としての特性が劣化することにな
る。つまり、IF信号の立ち上がり及び立ち下がりの双
方で位相情報をサンプリングすれば、位相の分解能が向
上するが、この場合はデジタル復調部300への入力信
号(IF信号の矩形波)のデューティー比を約50%に
保つことが必要条件になる。なお、デューティー比を補
正する従来の回路として例えば特公昭49−32461
号のものが知られているが、これは積分回路と比較回路
の2段で構成されているため、回路が複雑になる欠点が
あった。
【0006】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたもので、前段のIFリミッタの歪みにより生
じたデジタル復調部への入力信号のデューティー比のず
れを補正し50%に近づけるデューティー比補正回路を
備えたデジタル復調装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、IF処理
部100からのIF信号を入力し、そのIF信号の直流
成分を取り出すLPF401と、その直流成分の電位を
基準電位とし該基準電位と上記IF信号の電位との大小
を比較し矩形波信号としてデジタル復調部300に与え
るコンパレータ402とを備えたデューティー比補正回
路400をデジタル復調装置に設けたものである。
【0008】第2の発明は、IF処理部100からのI
F信号を入力し、そのIF信号と与えられた基準電位と
の電位の大小を比較し矩形波信号としてデジタル復調部
300に与えるコンパレータ402と、その基準電位を
調整できるようにする調整回路403とを備えたデュー
ティー比補正回路400をデジタル復調装置に設けたも
のである。
【0009】
【作用】第1の発明において、IF処理部100からの
IF信号はLPF401で直流成分が取り出されてコン
パレータ402に与えられ、コンパレータ402はその
直流成分の電位を基準電位とし、この基準電位と上記I
F信号の電位との大小を比較して矩形波信号をデジタル
復調部300に与えるので、その矩形波信号のデューテ
ィー比は50%に近いものとなり、デジタル復調部30
0の位相の分解能が高まる。
【0010】第2の発明において、コンパレータ402
は調整回路403で調整された最適値の基準電位と、I
F処理部100からのIF信号との電位の大小を比較
し、矩形波信号をデジタル復調部300に与えるのでそ
の矩形波信号のデューティー比を50%に近い値に調整
することが可能となり、デジタル復調部300の位相の
分解能が高まる。
【0011】
【実施例】実施例1(請求項1対応).図1は本発明の
実施例1によるデジタル復調装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図1において、図4に示す構成要素に対
応するものには同一の符号を付し、その説明は省略す
る。図1において、デューティー比補正回路400は、
IF処理部100からのIF信号を入力し、そのIF信
号の直流成分を取り出すLPF(ローパスフィルタ)4
01と、その直流成分の電位を基準電位とし該基準電位
と上記IF信号の電位との大小を比較し矩形波信号とし
てデジタル復調部300に与えるコンパレータ402と
から成る。
【0012】次に動作について説明する。IF処理部1
00およびデジタル復調部300の動作については従来
例で説明したので、ここでは省略する。IF処理部10
0からのIF信号はデューティー比補正回路400に入
力される。IF信号の周波数は、例えば1〜30MHz
程度であり、IF信号の周波数が高い場合、IF処理部
100内のIFリミッタ103の歪みの影響によりIF
信号は、例えば図2(a)のような歪みを持った三角波
となる。この三角波のIF信号をデューティー比補正回
路400内のLPF401に通して得られる直流成分に
よる電位が図2(b)に示すようになる。この直流成分
の電位を基準電位とし、この基準電位と図2(a)に示
すようなIF信号との電位の大小をコンパレータ402
において比較して得られる出力が図2(c)に示すよう
な矩形波信号となる。この矩形波信号のデューティー比
は約50%になっているが、従来例の場合、デジタル復
調部入力信号は図2(d)に示すようにデューティー比
が50%からずれている。
【0013】したがって、この実施例1ではデューティ
ー比が約50%の矩形波信号がデジタル復調部300に
与えられるので、デジタル復調部300はIF信号の立
ち上がり及び立ち下がり、即ち、図2(c)に示すよう
な矩形波信号の立ち上がり及び立ち下がりの双方で位相
情報のサンプリングをデジタル位相検波回路301にて
行なえば、位相の分解能がかなり向上し、ベースバンド
デジタル遅延検波回路302にて求められる復調データ
が精度の高いものとなる。なお、IF信号の周波数が低
い場合も同様な動作をし、同様な効果があることは言う
までもない。
【0014】実施例2(請求項2対応).図3は本発明
の実施例2によるデジタル復調装置の概略構成を示すブ
ロック図である。この実施例2では、IF処理部100
からのIF信号を入力し、そのIF信号と与えられた基
準電位との電位の大小を比較し矩形波信号としてデジタ
ル復調部300に与えるコンパレータ402と、その基
準電位を調整できるようにする調整回路403とを備え
たデューティー比較補正回路400が設けられている。
【0015】次に動作について説明する。デューティー
比補正回路400では、コンパレータ402への基準電
位となる電位が調整回路403内の抵抗R1及び可変抵
抗R2の分圧により作成される。その基準電位は図示し
ない測定器等を見て可変抵抗R2を手動で調整すること
により最適値に設定できる。この最適値とは、IF処理
部100からのIF信号をコンパレータ402に与え、
コンパレータ402の出力がデューティー比50%位に
なるような基準電位を言う。したがって、IF信号の周
波数あるいはIF信号レベルによって、最適値が異なる
ので、周波数等に応じた最適値になるように可変抵抗R
2を調整する。
【0016】なお、実施例に示すデューティー比の補正
方法では、IF信号の平均値を検出するためにLPFを
用いているので、遅れがあり、信号が入力し始めても直
ちには定常的な動作に入れないという問題がある。そこ
で本実施例2ではIF信号の平均値を検出して用いる代
わりに、この平均値があらかじめ予測できる場合には、
この平均値に相当する信号を作って与えておけばよい。
この平均値に相当する信号をコンパレータ402に与え
ることにより、上記最適値を選ぶとよい。
【0017】このようにして基準電位が設定されたデュ
ーティー比補正回路400にIF処理部100からのI
F信号が与えられると、上記実施例1と同様な動作がコ
ンパレータ402で行なわれ、デューティー比が約50
%の矩形波信号がコンパレータ402から出力される。
したがって、デジタル復調部300では実施例1と同
様、精度の高い復調データが得られる。
【0018】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、中間
周波数処理部からの中間周波数信号の直流成分を取り出
すローパスフィルタと、その直流成分の電位を基準電位
として上記中間周波数信号の電位との大小を比較し矩形
波信号としてデジタル復調部に与えるコンパレータとを
備えたデューティー比補正回路を設けたので、デジタル
復調部への入力信号のデューティー比のずれを補正しデ
ューティー比を50%に近づけることができ、したがっ
て中間周波数信号のデューティー比の歪みによるデジタ
ル復調装置の特性の劣化を防ぐことができ、精度の高い
復調データが得られるという効果がある。
【0019】また、第2の発明によれば、中間周波数処
理部からの中間周波数信号と調整によって設定した基準
電位との電位の大小を比較し矩形波信号としてデジタル
復調部に与えるコンパレータと、その基準電位を調整で
きるようにする調整回路とを備えたデューティー比補正
回路を設けたので、基準電位を最適値に設定すれば、上
記と同様な効果が得られように動作に遅れが生じないと
言う効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるデジタル復調装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】実施例1のデューティー比補正回路の動作を示
す信号波形図である。
【図3】本発明の実施例2によるデジタル復調装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図4】従来のデジタル復調装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
100 IF(中間周波数)処理部 101 ミキサ 102 IFアンプ 103 IFリミッタ 200 IFリミッタ部 201 コンデンサ 202 リミッタ 300 デジタル復調部 301 デジタル位相検波回路 302 ベースバンドデジタル遅延検波回路 400 デューティー比補正回路 401 LPF(ローパスフィルタ) 402 コンパレータ 403 調整回路
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】第1の発明において、IF処理部100からの
IF信号はLPF401で直流成分が取り出されてコン
パレータ402に与えられ、コンパレータ402はその
直流成分の電位を基準電位とし、この基準電位と上記I
F信号の電位との大小を比較して矩形波信号をデジタル
復調部300に与えるので、その矩形波信号のデューテ
ィー比は50%に近いものとなり、デジタル復調部30
0では、精度の高い復調データが得られる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第2の発明において、コンパレータ402
は調整回路403で調整された最適値の基準電位と、I
F処理部100からのIF信号との電位の大小を比較
し、矩形波信号をデジタル復調部300に与えるのでそ
の矩形波信号のデューティー比を50%に近い値に調整
することが可能となり、デジタル復調部300では、精
度の高い復調データが得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相変調された受信信号を中間周波数信
    号として出力する中間周波数処理部と、この中間周波数
    処理部からの中間周波数信号の位相情報をサンプリング
    して復調データを求めるデジタル復調部とを備えたデジ
    タル復調装置において、上記中間周波数処理部からの中
    間周波数信号を入力しその中間周波数信号の直流成分を
    取り出すローパスフィルタと、その直流成分の電位を基
    準電位とし該基準電位と上記中間周波数信号との電位の
    大小を比較し矩形波信号として上記デジタル復調部に与
    えるコンパレータとを備えたデューティー比補正回路を
    設けたことを特徴とするデジタル復調装置。
  2. 【請求項2】 位相変調された受信信号を中間周波数信
    号として出力する中間周波数処理部と、この中間周波数
    処理部からの中間周波数信号の位相情報をサンプリング
    して復調データを求めるデジタル復調部とを備えたデジ
    タル復調装置において、上記中間周波数処理部からの中
    間周波数信号を入力しその中間周波数信号と与えられた
    基準電位との電位の大小を比較し矩形波信号として上記
    デジタル復調部に与えるコンパレータと、その基準電位
    を調整できるようにする調整回路とを備えたデューティ
    ー比補正回路を設けたことを特徴とするデジタル復調装
    置。
JP8559293A 1993-03-19 1993-03-19 デジタル復調装置 Pending JPH06276241A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4325340A1 (de) * 1992-07-28 1994-02-03 Samsung Electronics Co Ltd Kathodenabstützeinrichtung für ein Magnetron

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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