JPS5836116Y2 - マグネトロン - Google Patents

マグネトロン

Info

Publication number
JPS5836116Y2
JPS5836116Y2 JP1975175207U JP17520775U JPS5836116Y2 JP S5836116 Y2 JPS5836116 Y2 JP S5836116Y2 JP 1975175207 U JP1975175207 U JP 1975175207U JP 17520775 U JP17520775 U JP 17520775U JP S5836116 Y2 JPS5836116 Y2 JP S5836116Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
magnetron
antenna
anode cylinder
exhaust pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1975175207U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5288963U (ja
Inventor
明一 原田
芳夫 石田
Original Assignee
株式会社日立製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所 filed Critical 株式会社日立製作所
Priority to JP1975175207U priority Critical patent/JPS5836116Y2/ja
Publication of JPS5288963U publication Critical patent/JPS5288963U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5836116Y2 publication Critical patent/JPS5836116Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として電子レンジ用に使用されるマグネトロ
ンの改良に関する。
従来電子レンジ用マグネトロンは電子を放射する陰極と
その周囲に位置し空胴を形成するベインおよびベインを
取付けられた陽極円筒と陽極円筒両端部に配置された磁
極とがあり、陽極円筒外部に配置した永久磁石より前記
磁極を通して陰極と前記ベイン間の作用空間に磁界が供
給される。
また永久磁石の外側には一般に磁路を形成するヨークが
放熱板を囲んで配置されている。
この従来のマグネI・ロンは永久磁石が陽極円筒外にあ
るため漏洩磁束が多く一般に磁気利用効率は2〜4%で
ありこのため永久磁石、ヨークが大きくなリマグネトロ
ンを高価にする。
これに対し近年、永久磁石を陽極円筒の内側に配置し陽
極円筒を強磁性体となし磁路を形成し従来あったヨーク
を廃止する構造が提案されている。
この種のマグネットロンは磁気利用効率が良いため永久
磁石が小形になり、陽極円筒が安価な鉄で構成でき、ヨ
ークが不要である等マグネトロンを小形にし安価にでき
る反面種々の欠点を有している。
本考案はこの種のマグネトロンの改良に関するもので以
下図面を用いて詳細に説明する。
第1図は従来提案されているマグネトロンで1は陰極、
2は陰極1を囲むベイン、3は陽極円筒、4゜5は永久
磁石、6は入力端子、7はアンテナであり、マグネトロ
ンが電子レンジに取付けられた際、電子レンジ側の導波
管内または加熱室内に突出し、この部分よりマイクロ波
が放射される。
8はベイン2とアンテナ7を結ぶ導電体で9は導電体8
と共に圧切された排気管であり、前記アンテナ7は排気
管9に圧入されている。
10は放熱板、11は電波漏洩を防止するフィルタであ
る。
また陽極円筒3は強磁性体よりなり磁路も形成する。
このような構成のマグネトロンは小形、偏平になる反面
導電体8の長さが短いため、アンテナ7と電子レンジ側
の導波管または加熱室とのマイクロ波的結合が悪化し十
分な出力が放射されず効率が低下する欠点を有していた
すなわち導電体8上には定在波が発生しているが、導電
体8の長さが構造上駒半波長の長さに制約されてしまう
ため定在波はアンテナ7の位置では電界が弱く、表面電
流が強い点にきてしまう。
このためアンテナ7からは十分なマイクロ波出力が放射
されなくなる。
本考案は以上の欠点を改良するためになされたもので以
下図面を用い詳細に説明する。
第2図は本考案によるマグネトロンの断面図で第3図は
出力部のみを斜視した図である。
第1図と同一部品には同一番号を付した。
12は本考案によるアンテナキャップで、13は端板、
14は排気管9と管球壁13を絶縁する絶縁体である。
アンテナキャップ12は排気管9に多大される円筒部1
5と帯状導体板16(以後導体板という)より構成され
る。
円筒部15と導体板16は一体または溶接等により接続
される。
導体板16は円筒部15および絶縁体14より一定距離
離れた後、導電体8と平行に伸び金属端板13に達しこ
れに接触させる。
本考案の特徴は導体板16を設けたことにあり、導体板
16と導電体8とを平行に配置させることにより、この
間に容量性の結合が生じ導電体8上の定在波が変化しア
ンテナキャップ12の先端部での電界が増す。
このためアンテナキャップ12からのマイクロ波放出が
良好となり、マグネトロンの動作効率を上げることがで
きる。
実験によるとマグネトロンの動作効率は55%から70
%に改善された。
なお第2図、第3図においては導体板16が片方向への
み出ている場合について述べたがアンテナキャップ12
の中心に対し180°間隔で両方向に出せば一層の効果
が得られる。
また導体板16は端板13に接触させた場合について述
べたが、接触させなくても同様の効果が得られる。
すなわち、第4図に示すように、導電体8と帯状導体板
16の平行部16 aが平行に配置されているので、こ
の間に容量性の結合が生じ、導電体8上の定在波の分布
が変化し、アンテナ12の先端部の電界を増す。
このとき第5図に示すように平行部16 aの先端を曲
げて平行部の長さを短かくすることによっても、定在波
の分布を変えることができ、したがって平行部分の長さ
を変えることにより、定在波の節と腹を変え、アンテナ
12の先端部の電界を増すことができる。
本考案のように導体板を設けることによりループアンテ
ナを形成することによりマグネトロンの効率が改善され
ると共に、排気管にアンテナキャップを圧入した後、ア
ンテナキャップの板状先端部を折り曲げ導電体と平行に
折り曲げることによりループの形成が容易で安価なマグ
ネトロンを製作できる長所を有する。
本考案は第2図の如く、磁石を真空中に配置した構造に
ついて説明したが、これに限定されることはなく、磁石
を大気中に配置した構造も同様に実施できることは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマグネトロンの一例を示す要部断面図、
第2図は本考案によるマグネトロンの一実施例を示す要
部断面図、第3図はアンテナキャップの要部拡大図、第
4図および第5図は本考案の他の実施例のアンテナ部分
を示す要部断面図である。 1・・・・・・陰極、2・・・・・・ベイン、3・・・
・・・陽極円筒、7・・・・・・アンテナ、8・・・・
・・導電体、12・・・・・・アンテナキャップ、14
・・・・・・絶縁体、13・・・・・・端板、16・・
・・・・帯状導体板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数枚のベインを陽極円筒内に放射状に配設し、空胴共
    振器を形成し、中心軸上に熱電子を放出する陰極と、前
    記ベインの特定の一部に植設する導電体と、前記陽極円
    筒の端部に封止される円板状の端板の一部に貫通孔を設
    け、円筒状の絶縁体を接続し、該絶縁体の外方の端部に
    は排気口を使用した後前記導電体を挟持する排気管と、
    該排気管に圧入するアンテナキャップを少なくとも有す
    るマグネトロンにおいて、前記アンテナキャップの先端
    より突出した帯状金属帯を設け、前記帯状金属帯の一部
    が、前記導電体と平行になるようにしたことを特徴とす
    るマグネトロン。
JP1975175207U 1975-12-26 1975-12-26 マグネトロン Expired JPS5836116Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975175207U JPS5836116Y2 (ja) 1975-12-26 1975-12-26 マグネトロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975175207U JPS5836116Y2 (ja) 1975-12-26 1975-12-26 マグネトロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5288963U JPS5288963U (ja) 1977-07-02
JPS5836116Y2 true JPS5836116Y2 (ja) 1983-08-15

Family

ID=28653554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1975175207U Expired JPS5836116Y2 (ja) 1975-12-26 1975-12-26 マグネトロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5836116Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51142957A (en) * 1975-06-04 1976-12-08 Hitachi Ltd Magnetron

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51142957A (en) * 1975-06-04 1976-12-08 Hitachi Ltd Magnetron

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5288963U (ja) 1977-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0264127B1 (en) Magnetron device
KR20040044707A (ko) 전자레인지용 마그네트론
JP2705886B2 (ja) マグネトロンの陰極支持構造体
JPS5836116Y2 (ja) マグネトロン
EP0862198B1 (en) A plate-type magnetron
JPH0559739U (ja) マグネトロンのアンテナ固定装置
JPS587221B2 (ja) マグネトロン
JPS6323868Y2 (ja)
JPS59688Y2 (ja) マクネトロン
JP2003059414A (ja) マグネトロン
US20020008479A1 (en) Double loop output system for magnetron
KR200165763Y1 (ko) 마그네트론의 하부 요오크구조
JPS6125166Y2 (ja)
KR100266604B1 (ko) 마그네트론의 고주파 누설 방지구조
KR0166875B1 (ko) 전자레인지용 마그네트론의 안테나 피더와 배기관구조
KR930003982Y1 (ko) 마그네트론의 출력부 구조
JPS5918610Y2 (ja) マグネトロン
KR940006869Y1 (ko) 전자레인지용 마그네트론
US3412283A (en) Coaxial magnetron in which the anode is welded to the body
JPS587581Y2 (ja) マグネトロンノ ジキヨクコウゾウ
JPS636725A (ja) ジヤイロトロン
JP2004071531A (ja) 電子レンジ用マグネトロン
JPS6214593Y2 (ja)
KR200152138Y1 (ko) 마그네트론
JPS6325656Y2 (ja)