JPS587221B2 - マグネトロン - Google Patents
マグネトロンInfo
- Publication number
- JPS587221B2 JPS587221B2 JP6652175A JP6652175A JPS587221B2 JP S587221 B2 JPS587221 B2 JP S587221B2 JP 6652175 A JP6652175 A JP 6652175A JP 6652175 A JP6652175 A JP 6652175A JP S587221 B2 JPS587221 B2 JP S587221B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- magnetron
- anode cylinder
- conductor
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として電子レンジ用に使用されるマグネトロ
ンの改良に関する。
ンの改良に関する。
従来電子レンジ用マグネトロンは、電子を放射する陰極
とその周囲に位置して空胴を形成する陽極円筒と、この
陽極円筒の内壁に固定されたべインと、陽極円筒両端部
に配置された磁極とから構成されており、陽極円筒外部
に配置した永久磁石により前記磁極を通して陰極を前記
ベイン内の作用空間に磁界が供給される。
とその周囲に位置して空胴を形成する陽極円筒と、この
陽極円筒の内壁に固定されたべインと、陽極円筒両端部
に配置された磁極とから構成されており、陽極円筒外部
に配置した永久磁石により前記磁極を通して陰極を前記
ベイン内の作用空間に磁界が供給される。
また永久磁石の外側には一般に磁路を形成するヨークが
放熱板を囲んで配置されている。
放熱板を囲んで配置されている。
このような従来のマグネトロンは、永久磁石が陽極円筒
外にあるため、漏洩磁束が多く一般に磁気利用効率は2
〜4係であり、このため永久磁石とヨークが大きくなっ
てマグネトロンが高価になる。
外にあるため、漏洩磁束が多く一般に磁気利用効率は2
〜4係であり、このため永久磁石とヨークが大きくなっ
てマグネトロンが高価になる。
これに対し近年、永久磁石を陽極円筒の内側に配置する
とともに陽極円筒を強磁性体として磁路を形成し、従来
あったヨークを廃止する構造が提案されている。
とともに陽極円筒を強磁性体として磁路を形成し、従来
あったヨークを廃止する構造が提案されている。
この種のマグネトロンは、磁気利用効率が良いため永久
磁石が小形になり、陽極円筒が安価な鉄で構成でき、ヨ
ークが不要である等のようにマグネトロンの小形化およ
び安価に種種優れた特長を有する反面、次のような欠点
を有している。
磁石が小形になり、陽極円筒が安価な鉄で構成でき、ヨ
ークが不要である等のようにマグネトロンの小形化およ
び安価に種種優れた特長を有する反面、次のような欠点
を有している。
第1図は従来提案されているマグネトロンで、1は陰極
、2は陰極1を囲むベイン、3は陽極円筒、4,5は永
久磁石、6は入力端子、7はアンテナでありマグネトロ
ンが電子レンジに取付けられた際に電子レンジ側の導波
管内または加熱室内に突出し、この部分よりマイクロ波
が放射される。
、2は陰極1を囲むベイン、3は陽極円筒、4,5は永
久磁石、6は入力端子、7はアンテナでありマグネトロ
ンが電子レンジに取付けられた際に電子レンジ側の導波
管内または加熱室内に突出し、この部分よりマイクロ波
が放射される。
8はベイン2とアンテナ7を結ぶ導電体で、9は導電体
8と共に圧切された排気管であり、前記アンテナ7は排
気管9に圧入されている。
8と共に圧切された排気管であり、前記アンテナ7は排
気管9に圧入されている。
10は放熱板、11は電波漏洩を防止するフィルタであ
る。
る。
また陽極円筒3は強磁性体により構成されて磁路を形成
する。
する。
このような構造のマグネトロンは、偏平で小形になる反
面、導磁体8の長さが短いためにアンテナ7と電子レン
ジ側の導波管または加熱室とのマイクロ波的結合が悪化
し、十分な出力が放射されず効率が低下する欠点を有し
ていた。
面、導磁体8の長さが短いためにアンテナ7と電子レン
ジ側の導波管または加熱室とのマイクロ波的結合が悪化
し、十分な出力が放射されず効率が低下する欠点を有し
ていた。
すなわち導電体8上には定在波が発生しているが、導電
体8の長さが構造上約1/4波長の長さに制約されてし
まうため、アンテナ7での電界は最も弱く、表面電流が
最も強い点に来てしまう。
体8の長さが構造上約1/4波長の長さに制約されてし
まうため、アンテナ7での電界は最も弱く、表面電流が
最も強い点に来てしまう。
このためアンテナ7からは十分な出力が放射されなくな
る。
る。
本発明は以上の欠点を改良するためになされたもので以
下図面を用い詳細に説明する。
下図面を用い詳細に説明する。
第2図は本発明によるマグネトロンの−実施例を示し、
第1図と同一部分には同一番号を付してある。
第1図と同一部分には同一番号を付してある。
同図において12は本発明によるアンテナで、13は管
球壁、14は管球壁13にろう付等により取付けられた
舌状片である。
球壁、14は管球壁13にろう付等により取付けられた
舌状片である。
アンテナ12は排気管9に圧入される円筒部15と板状
帯16より構成されている。
帯16より構成されている。
板状帯16と舌状片14はその先端部17で接触し、こ
の部分で溶接により接続されている。
の部分で溶接により接続されている。
本発明の特徴は、アンテナ12がループを構成している
ことである。
ことである。
このため導電体8の長さが短くなり、アンテナ12の電
界が最小点に来ても逆に表面電流が最犬になっており、
これによって電流ループが形成されるためアンテナ12
からは良好なマイクロ波の放射が得られる。
界が最小点に来ても逆に表面電流が最犬になっており、
これによって電流ループが形成されるためアンテナ12
からは良好なマイクロ波の放射が得られる。
このため、マグネトロンの効率が改善され、実験によれ
ば効率が55%から65係に改善された。
ば効率が55%から65係に改善された。
なおアンテナ12の表面電流が大きい所および舌状片1
4は銅メッキを行うとよい。
4は銅メッキを行うとよい。
第3図はアンテナ12の構造をより詳細に示した斜視図
である,第4図は本発明の他の実施例を示すもので、1
8はアンテナ、19は管球壁13に取付けられた接続板
である。
である,第4図は本発明の他の実施例を示すもので、1
8はアンテナ、19は管球壁13に取付けられた接続板
である。
本実施例においてはアンテナは排気管9の両側でループ
を形成し、接続板19とはかしめにより固定されている
。
を形成し、接続板19とはかしめにより固定されている
。
本発明のようにアンテナでループを形成することにより
マグネトロンの効率が改善されると共に、排気管にアン
テナを圧大した後、アンテナの板状先端部を管球壁に取
付けた舌状片と溶接またはかしめにより接続するため、
ループの形成が容易で安価にマグネトロンを製作するこ
とが出来る等の種々優れた効果を有する。
マグネトロンの効率が改善されると共に、排気管にアン
テナを圧大した後、アンテナの板状先端部を管球壁に取
付けた舌状片と溶接またはかしめにより接続するため、
ループの形成が容易で安価にマグネトロンを製作するこ
とが出来る等の種々優れた効果を有する。
第1図は従来のマグネトロンの一例を示す要部断面図、
第2図は本発明によるマグネトロンの一実施例を示す要
部断面図、第3図はアンテナの要部拡大図、第4図は本
発明によるマグネトロンの他の実施例を示す要部断面図
である。 1……陰極、2……ベイン、3……陽極円筒、4,5…
…永久磁石、6……入力端子、7……アンテナ、8……
導電体、9…笥排気管、10……放熱板、11……フィ
ルタ、12……アンテナ、13……管球壁、14……舌
状片、15……円筒部、16……板状帯、17……先端
部、18……アンデナ、19……接続板。
第2図は本発明によるマグネトロンの一実施例を示す要
部断面図、第3図はアンテナの要部拡大図、第4図は本
発明によるマグネトロンの他の実施例を示す要部断面図
である。 1……陰極、2……ベイン、3……陽極円筒、4,5…
…永久磁石、6……入力端子、7……アンテナ、8……
導電体、9…笥排気管、10……放熱板、11……フィ
ルタ、12……アンテナ、13……管球壁、14……舌
状片、15……円筒部、16……板状帯、17……先端
部、18……アンデナ、19……接続板。
Claims (1)
- 1 複数枚のべインと、陽極円筒と、前記ベインと導体
間で接続されたアンテナと、前記陽極円筒の内側におい
て前記ベインの両端部に配置した一対の永久磁石とを備
え、前記陽極円筒の少なくとも一部を強磁性体として磁
気回路を構成したマグネトロンにおいて、前記アンテナ
をループ構造としたことを特徴とするマグネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6652175A JPS587221B2 (ja) | 1975-06-04 | 1975-06-04 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6652175A JPS587221B2 (ja) | 1975-06-04 | 1975-06-04 | マグネトロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51142957A JPS51142957A (en) | 1976-12-08 |
JPS587221B2 true JPS587221B2 (ja) | 1983-02-08 |
Family
ID=13318242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6652175A Expired JPS587221B2 (ja) | 1975-06-04 | 1975-06-04 | マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587221B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836116Y2 (ja) * | 1975-12-26 | 1983-08-15 | 株式会社日立製作所 | マグネトロン |
JPS5935949Y2 (ja) * | 1976-12-15 | 1984-10-04 | 株式会社日立製作所 | マグネトロン |
-
1975
- 1975-06-04 JP JP6652175A patent/JPS587221B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51142957A (en) | 1976-12-08 |
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