JPS6214593Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6214593Y2 JPS6214593Y2 JP15931480U JP15931480U JPS6214593Y2 JP S6214593 Y2 JPS6214593 Y2 JP S6214593Y2 JP 15931480 U JP15931480 U JP 15931480U JP 15931480 U JP15931480 U JP 15931480U JP S6214593 Y2 JPS6214593 Y2 JP S6214593Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- anode cylinder
- magnetic pole
- sealing plate
- magnetron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 13
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は例えば電子レンジに使用して好適な
マグネトロンに関する。
マグネトロンに関する。
一般にマグネトロンは例えば電子レンジに多用
されている。この種のマグネトロンにおいては、
従来、作用空間から電子が正電位の磁極に逸脱す
るのを防ぐため、エンドハツトを必要とし、この
エンドハツトは螺旋状陰極の両端に固着されてい
る。ところが前記エンドハツトは、陰極にマイク
ロ波を誘起したり、作用空間端部の電界をゆがめ
るため、負荷安定度に悪影響を与えるという欠点
がある。
されている。この種のマグネトロンにおいては、
従来、作用空間から電子が正電位の磁極に逸脱す
るのを防ぐため、エンドハツトを必要とし、この
エンドハツトは螺旋状陰極の両端に固着されてい
る。ところが前記エンドハツトは、陰極にマイク
ロ波を誘起したり、作用空間端部の電界をゆがめ
るため、負荷安定度に悪影響を与えるという欠点
がある。
この考案は上記従来の欠点を除去したマグネト
ロンを提供することを目的とする。
ロンを提供することを目的とする。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を詳
細に説明する。この考案のマグネトロンは図示の
ように構成され、陽極円筒１の内側には複数のベ
イン２が放射状に配設され、複数の環状ストラツ
プ３により１つおきに連結されている。そして各
ベイン２の遊端間には、管軸に沿つて直熱型螺旋
状陰極４が配置されている。この陰極４の一端は
チツプ５に固着され、このチツプ５は管軸に沿つ
て延びる棒状の内側陰極支持体６に支持されてい
る。この内側陰極支持体６の外側には同軸的に筒
状の外側陰極支持体７が配設され、その一端に前
記陰極４の他端が固着されている。又、前記陽極
円筒１の外周には複数の板状冷却フインを圧入積
層してラジエータ８が設けられている。更に陽極
円筒１の一端には偏心した透孔９を有する封着板
１０が固着され、他端には筒部を有する封着板１
１が固着されて気密封止されている。そして上記
の陽極円筒１、ベイン２、ストラツプ３、陰極４
等によつて発振部が構成されている。そして、前
記陰極４の軸方向両側には皿状の浮遊電位磁極１
２，１３が対向して配設され、それぞれ作用空間
２４からみて影となる裏側のみで絶縁体１４，１
５を介して前記封着板１０，１１に固定されてい
る。この場合、一方の浮遊電位磁極１２には、後
述のアンテナ導体を通すための切欠き１６が設け
られている。又、前記封着板１０には、透孔９附
近に封着体１７を介して出力部１８が偏心して突
設され、前記ベイン２の１つから導出され切欠き
１６、透孔９を通つたアンテナ導体１９が出力部
１８内に位置している。この出力部１８に近接し
て円板状磁石２０が配設され、前記封着板１０に
固着されている。一方、前記封着板１１にはその
筒部に陰極ステム２１が突設され、この陰極ステ
ム２１内に前記内側及び外側陰極支持体６，７が
位置している。更に陰極ステム２１を取囲むよう
に環状磁石２２が配設され、前記封着板１１に固
着されている。そして各磁石２０，２２、前記陽
極円筒１、前記ラジエータ８を取囲むように、枠
状の磁性体ヨーク２３が配設されている。尚、磁
気回路は磁石２０，２２、ヨーク２３及び封着板
１０，１１とから形成され、電子作用空間２４に
磁気を与えている。
細に説明する。この考案のマグネトロンは図示の
ように構成され、陽極円筒１の内側には複数のベ
イン２が放射状に配設され、複数の環状ストラツ
プ３により１つおきに連結されている。そして各
ベイン２の遊端間には、管軸に沿つて直熱型螺旋
状陰極４が配置されている。この陰極４の一端は
チツプ５に固着され、このチツプ５は管軸に沿つ
て延びる棒状の内側陰極支持体６に支持されてい
る。この内側陰極支持体６の外側には同軸的に筒
状の外側陰極支持体７が配設され、その一端に前
記陰極４の他端が固着されている。又、前記陽極
円筒１の外周には複数の板状冷却フインを圧入積
層してラジエータ８が設けられている。更に陽極
円筒１の一端には偏心した透孔９を有する封着板
１０が固着され、他端には筒部を有する封着板１
１が固着されて気密封止されている。そして上記
の陽極円筒１、ベイン２、ストラツプ３、陰極４
等によつて発振部が構成されている。そして、前
記陰極４の軸方向両側には皿状の浮遊電位磁極１
２，１３が対向して配設され、それぞれ作用空間
２４からみて影となる裏側のみで絶縁体１４，１
５を介して前記封着板１０，１１に固定されてい
る。この場合、一方の浮遊電位磁極１２には、後
述のアンテナ導体を通すための切欠き１６が設け
られている。又、前記封着板１０には、透孔９附
近に封着体１７を介して出力部１８が偏心して突
設され、前記ベイン２の１つから導出され切欠き
１６、透孔９を通つたアンテナ導体１９が出力部
１８内に位置している。この出力部１８に近接し
て円板状磁石２０が配設され、前記封着板１０に
固着されている。一方、前記封着板１１にはその
筒部に陰極ステム２１が突設され、この陰極ステ
ム２１内に前記内側及び外側陰極支持体６，７が
位置している。更に陰極ステム２１を取囲むよう
に環状磁石２２が配設され、前記封着板１１に固
着されている。そして各磁石２０，２２、前記陽
極円筒１、前記ラジエータ８を取囲むように、枠
状の磁性体ヨーク２３が配設されている。尚、磁
気回路は磁石２０，２２、ヨーク２３及び封着板
１０，１１とから形成され、電子作用空間２４に
磁気を与えている。
この考案のマグネトロンは上記説明及び図示の
ように構成され、浮遊電位磁極１２，１３を設け
ているので、この浮遊電位磁極１２，１３に電子
が飛び込むと蓄積されて負電位になり、電子を作
用空間２４に閉じ込める。また磁極は作用空間か
らみてその裏側のみで絶縁体により封着板に固定
されているので、作用空間からの浮遊電子の一部
が絶縁体の表面に帯電して不所望な放電などを生
じるおそれがない。この結果、従来必要としたエ
ンドハツトを除去することも可能となり、それに
よれば負荷安定度が著しく向上し、安定動作を維
持できる。又、エンドハツトが作用空間２４の近
くで且つその径が大きいと、作用空間２４の端部
の電界分布が著しく乱れるが、この考案ではエン
ドハツトが除去されたので作用空間の端部におけ
る電界分布の乱れを防止して負荷安定度を向上す
ることができる。又、浮遊電位磁極１２，１３に
より動作中に作用空間に生ずるプラスイオンが捕
捉されるので、雑音低減の効果も得られる。
ように構成され、浮遊電位磁極１２，１３を設け
ているので、この浮遊電位磁極１２，１３に電子
が飛び込むと蓄積されて負電位になり、電子を作
用空間２４に閉じ込める。また磁極は作用空間か
らみてその裏側のみで絶縁体により封着板に固定
されているので、作用空間からの浮遊電子の一部
が絶縁体の表面に帯電して不所望な放電などを生
じるおそれがない。この結果、従来必要としたエ
ンドハツトを除去することも可能となり、それに
よれば負荷安定度が著しく向上し、安定動作を維
持できる。又、エンドハツトが作用空間２４の近
くで且つその径が大きいと、作用空間２４の端部
の電界分布が著しく乱れるが、この考案ではエン
ドハツトが除去されたので作用空間の端部におけ
る電界分布の乱れを防止して負荷安定度を向上す
ることができる。又、浮遊電位磁極１２，１３に
より動作中に作用空間に生ずるプラスイオンが捕
捉されるので、雑音低減の効果も得られる。
図はこの考案の一実施例に係るマグネトロンを
示す断面図である。 １……陽極円筒、２……ベイン、４……陰極、
５……チツプ、６……内側陰極支持体、７……外
側陰極支持体、１２，１３……浮遊電位磁極、２
４……作用空間。
示す断面図である。 １……陽極円筒、２……ベイン、４……陰極、
５……チツプ、６……内側陰極支持体、７……外
側陰極支持体、１２，１３……浮遊電位磁極、２
４……作用空間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 内側に複数のベイン２が放射状に配設された陽
極円筒１と、この陽極円筒の軸心部に設けられた
螺旋状陰極４と、上記ベインおよび陰極間の作用
空間２４の端部に近接して設けられた磁極１２，
１３と、上記陽極円筒の端部に固着されるととも
に上記磁極の裏面側を覆い一部に出力部１８、陰
極ステム２１が突設された封着板１０，１１と、
この封着板上に積重ねられた磁石２０，２２とを
具備してなるマグネトロンにおいて、 上記磁極は、作用空間からみてその裏側のみで
絶縁体１４，１５により上記封着板に機械的に支
持され且つ上記陽極円筒および陰極と電気的に絶
縁され浮遊電位に保たれるように設けられてなる
ことを特徴とするマグネトロン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15931480U JPS6214593Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15931480U JPS6214593Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5782046U JPS5782046U (ja) | 1982-05-20 |
| JPS6214593Y2 true JPS6214593Y2 (ja) | 1987-04-14 |
Family
ID=29518340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15931480U Expired JPS6214593Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6214593Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-11-07 JP JP15931480U patent/JPS6214593Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5782046U (ja) | 1982-05-20 |
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