JP2704119B2 - 断熱容器 - Google Patents

断熱容器

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JP2704119B2
JP2704119B2 JP6189712A JP18971294A JP2704119B2 JP 2704119 B2 JP2704119 B2 JP 2704119B2 JP 6189712 A JP6189712 A JP 6189712A JP 18971294 A JP18971294 A JP 18971294A JP 2704119 B2 JP2704119 B2 JP 2704119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば野菜や果物、
魚、肉、或いはアイスクリーム等のような各種食品を冷
蔵保存したり、冷蔵状態で輸送するような場合に使用し
て最適な断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記断熱容器としては、例えば共に発泡
スチロール等の断熱性の高い断熱材で構成された容器本
体と蓋体とを備え、前記容器本体の上端開口部を蓋体で
開閉自在に閉塞するようにしたものが広く使用されてい
る。
【0003】ここに、前記断熱容器としては、この内部
と外気とをより完全に遮断して、断熱効果を高めるため
に、蓋体の容器本体の周壁の上端部に対応する位置に係
合部を設け、断熱材の有する弾性力を利用して、前記周
壁の上端部を蓋体の係合部に密着して係合させるように
した、いわゆる気密構造を採用したものが開発され使用
されている。
【0004】そして、例えば鮮魚の保存や輸送において
は、容器本体の内部に氷と鮮魚を、またアイスクリーム
の持ち帰りの時には、容器本体の内部にアイスクリーム
とドライアイス等の蓄冷材をそれぞれ収容し、この上端
開口部を蓋体で閉塞して使用することが広く行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の断熱容器において、容器本体自在の断熱性能を高
めるためには、この肉厚をより厚くする必要があり、そ
の分、材料費が嵩んでしまうばかりでなく、気密構造を
採用したとしても、この気密構造は、一重に構成されて
いるため、比較的容易に壊れ易く、気密性がそれ程高い
ものではないといった問題点があった。
【0006】本発明は上記に鑑み、材料費の削減を図り
つつ高い気密性を有して断熱性能に優れ、しかも比較的
容易に製造できるようにしたものを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る冷蔵食品用断熱容器は、共に断熱材か
ら構成された容器本体と、この容器本体の上端開口部を
着脱自在に閉塞する蓋体とを備えた断熱容器において、
前記容器本体の上端開口部を前記蓋体で閉塞した時にこ
の容器本体の側壁の周囲に、密封された空気層ができる
ようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、容器本
体の側壁と蓋体の側壁との間に密封された空気層を形成
することにより、この空気層を挟んで二重に密封して包
囲した二重構造となして気密性を高めるとともに、この
空気層を断熱層としての役割を果たさせて材料費を削減
しつつ断熱性能を高めることができる。しかも、上記容
器本体と蓋体とは、例えば型内成形等によって容易に製
造することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、第1の実施例を示すもので、同図におい
て、付番1は、上方に開口する有底円筒状の容器本体
で、この容器本体1は、例えば発泡ポリスチレン、発泡
ポリウレタン、発泡ポリ塩化ビニルまたは発泡ポリオレ
フィン等のような合成樹脂発泡体を発泡させて形成した
断熱性能に優れた断熱材により構成されている。この発
泡倍率は、例えば5〜100倍、好ましくは、20〜8
0倍、更に好ましくは、30〜70倍程度である。
【0010】前記容器本体1の円板状の底壁2の周縁部
には、この周縁部よりやや内方の位置から垂直に立ち上
がる側壁3が立設されている。一方、前記容器本体1と
同じ断熱材から構成され、容器本体1の上端開口部を開
閉自在に閉塞する蓋体4が備えられている。この蓋体4
は、円板状の天壁と、この天壁から一体に垂下して形成
された環状の側壁8とを備えている。この蓋体4の前記
容器本体1の側壁3と対応する位置には、この上端部と
密着して係合する係合部5が設けられているとともに、
この係合部5から所定間隔離間した内方には、横断面矩
形状でリング状に連続するガイド6が下方に突出して形
成されている。
【0011】即ち、前記側壁3の上端の外側面には、凸
部3aと凹部3bとが、前記係合部5には、凹部5aと
凸部5bがそれぞれ上下に連続して設けられ、この側壁
3の凸部3aと係合部5の凹部5aとが、側壁3の凹部
3bと係合部5の凸部5bとが互いにその弾性力を介し
て圧接した状態で係合し、これによって、ここを気密的
にシールするよう構成されている。
【0012】ここに、前述のように、ガイド6を設ける
ことにより、前記係合部5とこのガイド6によって形成
された凹条部7内に側壁3の上端部を嵌入させて、前記
係合が確実に行われるようになっている。
【0013】そして、前記蓋体4の周辺の前記凹条部7
の外方位置には、下方に突出して、蓋体4で容器本体1
の上端開口部を閉塞した時に、この自由端(下端)が容
器本体1の底壁2の上面下方に達する側壁8が一体に形
成されており、この側壁8は仕切り壁として機能してい
る。
【0014】一方、前記容器本体1の底壁2の上面の前
記蓋体4に設けた側壁8と対応する位置には、この側壁
8の自由端と密着して係合する係合部9が設けられてい
る。
【0015】即ち、前記とほぼ同様に、前記側壁8の下
端の外側面には、凹部8aと凸部8bとが、係合部9に
は、凸部9aと凹部9bとがぞれぞれ上下に連続して設
けられ、この側壁8の凹部8aと係合部9の凸部9aと
が、側壁8の凸部8bと係合部9の凹部9bとが互いに
その弾性力を介して圧接した状態で係合し、これによっ
て、ここを気密的にシールするよう構成されている。
【0016】また、前述とほぼ同様に、側壁8の自由端
は、係合部9とガイド面10との間に形成された凹条部
11内に嵌入して、前記係合が確実に行われるようにな
っている。
【0017】これによって、容器本体1の上端開口部を
蓋体4で閉塞した時、側壁3と側壁8との間に密封され
た空気層12が形成され、この空気層12を挟んで二重
に密封して包囲した二重構造となして気密性を高めると
ともに、この空気層12を断熱層としての役割を果たさ
せて材料費を削減しつつ断熱性能を高めることができ
る。しかも、空気層12が容器本体1と蓋体4とを組み
合わせた時にできるようにして、この容器本体1と蓋体
4とを型内形成等によって容易に製造できるようになっ
ている。
【0018】図2及び図3は、第2の実施例を示すもの
で、この実施例は、容器本体21を有底四角筒状の断熱
材で構成し、この容器本体21の底壁22の4辺に立設
した第1の側壁23の内方に、所定間隔離間させて、同
一高さの第2の側壁24を立設し、同じく断熱材で構成
された蓋体25の前記第1の側壁23及び第2の側壁
4の各上端部と対応する位置に、これと密着して係合す
る係合部26,27をそれぞれ設けたものである。
【0019】ここに、前記係合部26,27は、蓋体2
5の裏面に突設した凸条部28の外側面及び内側面に形
成され、この凸条部28と所定間隔離間した内方には、
ガイド29が設けられている。
【0020】更に、前記第1の側壁23と第2の側壁
4とは、高さ方向に沿って延びる複数条の補強リブ30
によって補強されている。この実施例は、第1の側壁
3と第2の側壁24との間に、この上方から蓋体25の
凸条部28を挿入することにより、第1の側壁23の上
端部と凸条部28の外側面に設けた係合部26とが、
2の側壁24の上端部と凸条部28の内側面に設けた係
合部27とがそれぞれ前記第1の実施例とほぼ同様に凹
凸係合し、これによって、第1の側壁23と第2の側壁
24との間に密封された空気層31が形成されるように
なっている。
【0021】図4は、第3の実施例を示すもので、この
実施例の前記第2の実施例と異なる点は、蓋体25のほ
ぼ中央に、ドライアイス等の蓄冷材を収容する蓄冷材収
容部40を形成するとともに、ガイド29を省略した点
にある。
【0022】この第3の実施例の場合、特にアイスクリ
ーム等の冷凍食品の貯蔵や運搬に最適である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
容器本体の周囲を断熱材で二重に包囲するとともに、こ
の断熱材の間に密封した空気層を形成することができ、
これによって、容器本体と蓋体との間を二重にシールし
て断熱容器としての気密性を高めるとともに、上記空気
層を断熱材としたの役割を果たさせて、材料費の削減を
図りつつ断熱性能を高めることができる。
【0024】しかも、上記空気層を容器本体と蓋体との
組み合わせてによって形成するようにすることにより、
容器本体と蓋体とを、例えば型内形成等によって容易に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を要部を示す縦断面図。
【図2】第2の実施例を示す縦断面図。
【図3】同じく、容器本体の平面図。
【図4】第3の実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1,21 容器本体3 側壁 4,25 蓋体 5,9,26,27 係合部 7,11 凹条部8 側壁 12,31 空気層23 第1の側壁 24 第2の側壁 28 凸条部29 ガイド 40 蓄冷材収容部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材から構成された容器本体と、この
    容器本体の上端開口部を着脱自在に閉塞する断熱材から
    構成された蓋体とを備えた断熱容器において、 前記容器本体は、底壁とこの底壁の外縁部よりやや内方
    の位置から立設された側壁とを備えるとともに、この側
    壁の自由端部に前記蓋体を密着係合するための係合部が
    形成されており、 前記蓋体は、前記容器本体の上端開口部を覆う天壁とこ
    の天壁から一体に垂下して形成された側壁とを備えると
    ともに、この側壁の自由端部に前記容器本体の底壁を密
    着係合するための係合部が形成されており、 前記容器本体に前記蓋体を装着して前記上端開口部が前
    記天壁で閉塞される時に、前記容器本体と前記蓋体とが
    前記係合部により一体的に嵌合され、前記容器本体の側
    壁と前記蓋体の側壁との間に密封された空気層が形成さ
    れることを特徴とする断熱容器。
  2. 【請求項2】 断熱材から構成された容器本体と、この
    容器本体の上端開口部を着脱自在に閉塞する断熱材から
    構成された蓋体とを備えた断熱容器において、 前記容
    器本体は、底壁とこの底壁の外縁部から立設した第1の
    側壁と、この第1の側壁の内方側に所定間隔離間させ対
    峙するように立設した第2の側壁とを備えるとともに、
    これら第1、第2の側壁の自由端部に前記蓋体を密着係
    合するための係合部が形成されており、 前記蓋体は、前記上端開口部に当接して配置される天壁
    を有するとともに、この天壁に、前記容器本体の第1、
    第2の側壁との間に挿入されて、ここに密封された空気
    層を形成する係合部が形成されており、 前記容器本体に前記蓋体を装着して前記上端開口部が前
    記天壁で閉塞される時に、前記容器本体と前記蓋体とが
    前記係合部により一体的に嵌合され、前記容器本体の第
    1、第2の側壁と前記蓋体の前記天壁との間に密封され
    た空気層が形成されることを特徴とする断熱容器。
  3. 【請求項3】 前記天壁には、前記容器本体の第2の側
    の内面に当接して位置決めするガイドが形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の断熱容器。
  4. 【請求項4】 前記天壁には、蓄冷材を収容する蓄冷材
    収容部が形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の断熱容器。
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