JP7356265B2 - 蓋付き断熱カバー - Google Patents
蓋付き断熱カバー Download PDFInfo
- Publication number
- JP7356265B2 JP7356265B2 JP2019106133A JP2019106133A JP7356265B2 JP 7356265 B2 JP7356265 B2 JP 7356265B2 JP 2019106133 A JP2019106133 A JP 2019106133A JP 2019106133 A JP2019106133 A JP 2019106133A JP 7356265 B2 JP7356265 B2 JP 7356265B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- heat insulating
- inner space
- wall portion
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
Description
断熱壁部で囲まれた内側空間に断熱対象物を収容可能な箱状部と、前記箱状部に設けられて前記内側空間の上部を覆うように開閉可能な蓋部とを備えた蓋付き断熱カバーであって、
前記箱状部の断熱壁部は、
断熱性を有する肉厚壁部と、
前記肉厚壁部より厚みの薄い肉薄壁部と、
前記肉薄壁部の前記内側空間側に位置するよう設けられた凹状部と、
前記凹状部の上部側に設けられて前記内側空間側に突出する抜け止め部とを備え、
前記蓋部は、
前記箱状部の内側空間に挿入可能な延出部と、
前記延出部に設けられて当該延出部を前記内側空間に挿入した状態で前記断熱壁部と対向する面側に位置し、厚み方向に弾性変形可能な断熱性を有する凸状部とを備え、
前記延出部を前記内側空間に挿入するよう前記蓋部を閉じた状態で、前記凸状部が前記凹状部に嵌まり込むと共に、当該凸状部が前記抜け止め部により抜け止めされるよう構成されていることを要旨とする。
このように、蓋部の延出部を箱状部の内側空間に挿入するよう閉じた状態で、蓋部の凸状部が箱状部の凹状部に嵌まり込んで抜け止め部により抜け止めされるから、蓋部を閉じた状態で保持するための部材を別途設ける必要がなく、蓋付きの断熱カバーの製造工数を簡略化することができる。また、箱状部の断熱壁部に開口を形成することなく蓋部を閉じた状態に保持できるから、優れた断熱性能を実現できる。更に、断熱性を有する凸状部が箱状部の凹状部に嵌まり込むことで、凹状部の形成により箱状部側の断熱性能が低下した場合でも断熱カバー全体としての断熱性能を損なうのを防止できる。
前記延出部は、前記蓋部における開閉の基端となる縁部と反対側に位置する開閉の先端側の縁部に設けられ、
前記蓋部を閉じた状態で前記蓋部の先端側の縁部が近接する断熱壁部に前記凹状部が形成されていることを要旨とする。
このように、蓋部における開閉の基端となる縁部と反対側に位置する開閉の先端側の縁部に凸状部を形成した延出部を設けるようにすることで、蓋部を閉じた状態に安定して保持することができると共に、内側空間内への凸状部の挿脱作業性を高めて、蓋部の開閉を容易に行うことができる。
前記延出部は、前記蓋部における開閉の基端となる縁部に連なる両側縁部から延出するよう設けられ、
前記蓋部を閉じた状態で前記蓋部の両側縁部が近接する断熱壁部に前記凹状部が形成されていることを要旨とする。
このように、蓋部における開閉の基端となる縁部に連なる両側縁部に凸状部を形成した延出部を設けるようにすることで、蓋部の両側部に位置する凸状部が箱状部の凹状部に係合して蓋部を閉じた状態に安定して保持することができる。
前記蓋部は、前記延出部が連なる位置よりも先端側に、当該蓋部の折り曲げ変位を許容する折曲部許容部が形成されていることを要旨とする。
このように、延出部が連なる位置よりも先端側に蓋部の折り曲げ変位を許容する折り曲げ部を設けることで、蓋部を閉じた状態で部分的に開閉することができる。これにより、断熱対象物の上面側を断熱した状態のまま断熱対象物に対する作業が可能になる。すなわち断熱対象物がバッテリーのような構成物である場合には、その配線接続作業やバッテリー液の補充作業等を、バッテリーの上面を断熱したまま行うことができる。
前記箱状部の断熱壁部には、前記蓋部を前記内側空間と反対側に折り返した際に前記凸状部と対応する位置に、当該凸状部を収容可能な退避部が形成されていることを要旨とする。
このように、蓋部を内側空間と反対側に折り返した際に、当該蓋部の凸状部を箱状部の断熱壁部に形成した収容凹部に収容されるようにすることで、凸状部により蓋部の全体的な厚みが嵩高くなった状態でも、断熱カバーをコンパクトに折り畳むことができる。
前記凹状部に嵌まり込んだ前記凸状部の突出端が、前記肉薄壁部の壁面に接するよう構成されていることを要旨とする。
このように、凸状部の突出端を肉薄壁部の壁面に接するようすることで、箱状部の断熱性を高めることができる。
前述した実施例の構成に限定されず、例えば以下のように変更することができる。
(1) 実施例では、バッテリーBの四方の側面の内で、幅広になっている側面(長手面)のを覆う断熱壁部14(第1の長手壁部14A)の上端部に蓋部30が連なるよう設けたが、側面の内で幅の狭い側面(短手面)を覆う断熱壁部14(短手壁部14C)の上端部に蓋部30が連なるよう設けても良い。
(2) 実施例では、蓋部30の先端側の縁部に第1の延出部36を設けると共に、当該蓋部30の両側縁部に第2の延出部38を設けるようにしたが、これに限られるものではなく、第1の延出部36および第2の延出部38の一方のみを設けるようにしてもよい。
(3) 実施例では、蓋部30の1つの縁部に延出部を1つ設けるようにしたが、複数の延出部を同じ縁部に設けるようにしてもよい。すなわち、断熱対象物の大きさや形状等に応じて延出部の形成数を適宜に決定することが得きる。
(4) また1つの延出部に対する凸状部の形成数に関しても同様に、複数の凸状部を同じ延出部に設けるようにしてもよい。
18 肉薄壁部,20 凹状部,22 抜け止め部,30蓋部,
36 第1の延出部(延出部),38 第2の延出部(延出部)
40 凸状部 ,L 折曲許容部
Claims (7)
- 断熱壁部で囲まれた内側空間に断熱対象物を収容可能な箱状部と、前記箱状部に設けられて前記内側空間の上部を覆うように開閉可能な蓋部とを備えた蓋付き断熱カバーであって、
前記箱状部の断熱壁部は、
断熱性を有する肉厚壁部と、
前記肉厚壁部より厚みの薄い肉薄壁部と、
前記肉薄壁部の前記内側空間側に位置するよう設けられた凹状部と、
前記凹状部の上部側に設けられて前記内側空間側に突出する抜け止め部とを備え、
前記蓋部は、
前記箱状部の内側空間に挿入可能な延出部と、
前記延出部に設けられて当該延出部を前記内側空間に挿入した状態で前記断熱壁部と対向する面側に位置し、厚み方向に弾性変形可能な断熱性を有する凸状部とを備え、
前記延出部を前記内側空間に挿入するよう前記蓋部を閉じた状態で、前記凸状部が前記凹状部に嵌まり込むと共に、当該凸状部が前記抜け止め部により抜け止めされるよう構成されている
ことを特徴とする蓋付き断熱カバー。 - 前記延出部は、前記蓋部における開閉の基端となる縁部と反対側に位置する開閉の先端側の縁部に設けられ、
前記蓋部を閉じた状態で前記蓋部の先端側の縁部が近接する断熱壁部に前記凹状部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋付き断熱カバー。 - 前記延出部は、前記蓋部における開閉の基端となる縁部に連なる両側縁部から延出するよう設けられ、
前記蓋部を閉じた状態で前記蓋部の両側縁部が近接する断熱壁部に前記凹状部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋付き断熱カバー。 - 前記蓋部は、前記延出部が連なる位置よりも先端側に、当該蓋部の折り曲げ変位を許容する折曲許容部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の蓋付き断熱カバー。
- 前記箱状部の断熱壁部には、前記蓋部を前記内側空間と反対側に折り返すと共に前記延出部を側方の断熱壁部に沿うように折り曲げた際に前記凸状部と対応する位置に、当該凸状部を収容可能な退避部が形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の蓋付き断熱カバー。
- 前記蓋部は、
蓋部肉厚壁部と、
蓋部肉薄壁部で連設された前記延出部と、を備え、
前記蓋部肉厚壁部は前記蓋部肉薄壁部に対し前記内側空間側に膨出し、前記凸状部は前記蓋部肉薄壁部に対し内側空間側の外側に膨出している請求項1~5の何れか一項に記載の蓋付き断熱カバー。 - 断熱壁部で囲まれた内側空間に断熱対象物を収容可能な箱状部と、前記箱状部に設けられて前記内側空間の上部を覆うように開閉可能な蓋部とを備えた蓋付き断熱カバーであって、
前記箱状部の断熱壁部は、
断熱性を有する肉厚壁部と、
前記肉厚壁部より厚みの薄い肉薄壁部と、
前記肉薄壁部の前記内側空間側に位置するよう設けられた凹状部と、
前記凹状部の上部側に設けられて前記内側空間側に突出する抜け止め部とを備え、
前記蓋部は、
前記箱状部の内側空間に挿入可能な延出部と、
前記延出部に設けられて当該延出部を前記内側空間に挿入した状態で前記断熱壁部と対向する面側に位置し、厚み方向に弾性変形可能な断熱性を有する凸状部とを備え、
前記延出部を前記内側空間に挿入するよう前記蓋部を閉じた状態で、前記凸状部が前記凹状部に嵌まり込むと共に、当該凸状部が前記抜け止め部により抜け止めされるよう構成されていると共に、
前記延出部は、前記蓋部における開閉の基端となる縁部と反対側に位置する開閉の先端側の縁部に設けられ、
前記蓋部を閉じた状態で前記蓋部の先端側の縁部が近接する断熱壁部に前記凹状部が形成されており、
前記箱状部の断熱壁部には、前記蓋部を前記内側空間と反対側に折り返した際に前記凸状部と対応する位置に、当該凸状部を収容可能な退避部が形成されている
ことを特徴とする蓋付き断熱カバー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019106133A JP7356265B2 (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 蓋付き断熱カバー |
JP2023158210A JP2023175850A (ja) | 2019-06-06 | 2023-09-22 | 蓋付き断熱カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019106133A JP7356265B2 (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 蓋付き断熱カバー |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023158210A Division JP2023175850A (ja) | 2019-06-06 | 2023-09-22 | 蓋付き断熱カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020200050A JP2020200050A (ja) | 2020-12-17 |
JP7356265B2 true JP7356265B2 (ja) | 2023-10-04 |
Family
ID=73743192
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019106133A Active JP7356265B2 (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 蓋付き断熱カバー |
JP2023158210A Pending JP2023175850A (ja) | 2019-06-06 | 2023-09-22 | 蓋付き断熱カバー |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023158210A Pending JP2023175850A (ja) | 2019-06-06 | 2023-09-22 | 蓋付き断熱カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7356265B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005206246A (ja) | 2003-12-26 | 2005-08-04 | Hane:Kk | 発泡合成樹脂容器 |
JP2014231885A (ja) | 2013-05-29 | 2014-12-11 | 株式会社イノアックコーポレーション | 断熱カバーおよびその製造方法 |
JP2017527488A (ja) | 2014-08-29 | 2017-09-21 | フェデラル−モーグル・パワートレイン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーFederal−Mogul Powertrain Llc | 一体型の蓋を備えた可撓性バッテリカバー、そのバッテリカバーの製造方法、およびそのバッテリをバッテリカバーで囲む方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4255502A (en) * | 1979-09-07 | 1981-03-10 | Michael D. Taylor | Cover for automobile batteries |
JP2704119B2 (ja) * | 1994-08-11 | 1998-01-26 | 東北資材工業株式会社 | 断熱容器 |
US6010804A (en) * | 1998-04-30 | 2000-01-04 | Barksdale; Henry R. | Protective cover and connection device for batteries |
-
2019
- 2019-06-06 JP JP2019106133A patent/JP7356265B2/ja active Active
-
2023
- 2023-09-22 JP JP2023158210A patent/JP2023175850A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005206246A (ja) | 2003-12-26 | 2005-08-04 | Hane:Kk | 発泡合成樹脂容器 |
JP2014231885A (ja) | 2013-05-29 | 2014-12-11 | 株式会社イノアックコーポレーション | 断熱カバーおよびその製造方法 |
JP2017527488A (ja) | 2014-08-29 | 2017-09-21 | フェデラル−モーグル・パワートレイン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーFederal−Mogul Powertrain Llc | 一体型の蓋を備えた可撓性バッテリカバー、そのバッテリカバーの製造方法、およびそのバッテリをバッテリカバーで囲む方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020200050A (ja) | 2020-12-17 |
JP2023175850A (ja) | 2023-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10109896B2 (en) | Heat insulating member and battery cover | |
JP5595720B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
US20160156165A1 (en) | Protector and wiring harness with protector | |
CN104821378B (zh) | 可弯曲折叠式电池盖和其产生方法 | |
JP7356265B2 (ja) | 蓋付き断熱カバー | |
JP2014126219A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3794421B2 (ja) | 折り畳み式断熱容器 | |
JP6063819B2 (ja) | 断熱カバーおよびその製造方法 | |
CN201167102Y (zh) | 汽车蓄电池隔温保护罩 | |
JP6173685B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
EP3039992B1 (en) | Method and apparatus for welding 3d bellows, and bellows | |
JP5092595B2 (ja) | 自動販売機の庫内仕切板 | |
JP7380852B2 (ja) | 樹脂成形用金型及び貯湯タンクユニットの製造方法 | |
JP2008196572A (ja) | 真空断熱材と冷蔵庫 | |
KR200325036Y1 (ko) | 에어 골조 매트 | |
JP2017053483A (ja) | 複合断熱材の製造方法、給湯機の製造方法および複合断熱材 | |
JP5201197B2 (ja) | 断熱部材及びこれを備えた貯湯ユニット | |
JP2007210664A (ja) | 展開容器 | |
JP7311483B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP7485198B2 (ja) | 貯湯式給湯機及びその生産方法 | |
JP6244166B2 (ja) | 積層部材およびその製造方法 | |
JP3093942B2 (ja) | 断熱箱体及びその製造方法 | |
JP3121416U (ja) | 保温浴槽蓋 | |
JP5998683B2 (ja) | 蓄熱機能を有するフローリング | |
JP2010230054A (ja) | 断熱ボード及びその成形金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230404 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7356265 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |